JP3135787B2 - 可搬型電源装置 - Google Patents

可搬型電源装置

Info

Publication number
JP3135787B2
JP3135787B2 JP06101871A JP10187194A JP3135787B2 JP 3135787 B2 JP3135787 B2 JP 3135787B2 JP 06101871 A JP06101871 A JP 06101871A JP 10187194 A JP10187194 A JP 10187194A JP 3135787 B2 JP3135787 B2 JP 3135787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
core
leakage current
overcurrent
output line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06101871A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07288924A (ja
Inventor
勉 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP06101871A priority Critical patent/JP3135787B2/ja
Publication of JPH07288924A publication Critical patent/JPH07288924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3135787B2 publication Critical patent/JP3135787B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外の携帯電源や非常
用電源として使用されるエンジン発電機等の可搬型電源
装置に関し、特に、接地して使用するためのアース端子
を備えた可搬型電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設置場所や負荷の種別等に応じ
て、必要により接地して使用するためのアース端子を備
えた可搬型電源装置が提案されている。そして、かかる
可搬型電源装置を実際に接地して使用する場合には、高
価な漏電遮断器を取り付ける必要が生じる場合も多い。
【0003】これに対し、この種の電源装置は、通常、
負荷側がショートしたり過負荷となった場合のために過
電流遮断器を備えていることに着目して、例えば、実公
昭58−365号公報に記載の回路遮断器のように、過
電流を検出するとともに漏電をも検出して、いずれの状
態でも出力を遮断し保護する両者兼用の回路遮断器を予
め設けておくことも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の可搬型電源装置では、電源装置を接地する必要のな
い場合や漏電遮断器の必要のない場合であっても、両者
の機能を備えた回路遮断器を備えるために、コストの上
昇等、非常にむだの多い装置になる。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、コストを低減してむだを省くことが可能な可搬型電
源装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、負荷へ電力を供給する出力ラインに流れる負
荷電流が過大になったことを検出する過電流検出器と、
これによって駆動されて負荷への電力供給を遮断する遮
断回路とにより一体に構成された過電流検出保護ユニッ
トを備えたアース端子付の可搬型電源装置において、
記遮断回路を駆動する信号を入力するライン上の露出入
力端子を前記過電流検出保護ユニット上に形成し、前記
露出入力端子は、前記過電流検出保護ユニットとは別体
に着脱自在に形成した漏電電流を検出するための漏電電
流検出ユニットの出力線を接続可能に構成し、前記漏電
電流検出ユニットの出力線を接続している状態では、前
記漏電電流検出ユニットからの漏電電流検出信号によっ
ても前記遮断回路を駆動して前記出力ラインから負荷へ
供給される電力を遮断するように構成し、前記遮断回路
は、出力ライン中に設けた遮断用のスイッチと、前記出
力ラインを巻装して構成する過電流検出コイルと、前記
露出入力端子から入力されるラインを巻装して構成する
引きはずしコイルとを設けることによって、前記出力ラ
インの過電流検出信号および前記露出入力端子から入力
される漏電電流検出信号のいずれによっても前記スイッ
を駆動して負荷へ供給される電力を遮断するように構
成し、前記過電流検出コイルおよび前記引きはずしコイ
ルが巻装されたコア内で、前記引きはずしコイルが巻装
されている部分には固定鉄心を設けると共に、前記引き
はずしコイルに隣接する前記過電流検出コイルが巻装さ
れた部分には摺動自在のプランジャ型鉄心を設け、前記
プランジャ型鉄心はスプリングにより前記固定鉄心から
離れる方向に付勢されるように構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【0008】
【0009】また、好ましくは、前記漏電電流検出ユニ
ットは、発振コイルを巻装したコアと検出コイルを巻装
したコアとを一対にしてこれに前記出力ラインを挿通し
て構成される検出部と、前記検出部の出力信号を増幅し
て前記露出入力端子へ供給する増幅回路とにより構成し
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明に依れば、漏電電流を検出
して出力を遮断する必要がある場合には、遮断回路を駆
動する信号を入力するライン上で過電流検出保護ユニッ
ト上に形成された露出入力端子に、過電流検出保護ユニ
ットとは別体の漏電電流検出ユニットの出力線を接続
し、漏電電流検出ユニットの出力線を接続している状態
では、漏電電流検出ユニットからの漏電電流検出信号に
より過電流検出保護ユニットの遮断回路を駆動して出力
ラインから負荷へ供給される電力を遮断し、出力ライン
の過電流検出信号または露出入力端子から入力される漏
電電流検出信号のいずれかが生じると、遮断回路は、
イッチを駆動して出力ラインから負荷へ供給される電力
を遮断し、また、過電流検出コイルおよび引きはずしコ
イルが巻装されたコア内で、引きはずしコイルが巻装さ
れている部分には固定鉄心を設けると共に、該引きはず
しコイルに隣接する前記過電流検出コイルが巻装された
部分には摺動自在のプランジャ型鉄心を設け、該プラン
ジャ型鉄心はスプリングにより固定鉄心から離れる方向
に付勢されるようにしたので、別体に着脱自在な漏電電
流検出ユニットを使用環境に応じて取り付けることによ
コストを低減してむだを省くことができ、且つ過電流
が検出された場合には過電流の大きさの程度に応じて、
通常の遮断器と同じ遅延動作をもたせることができると
共に、漏電電流検出の場合はただちに遮断動作を行わせ
ることができる。
【0011】
【0012】
【0013】請求項2記載の発明に依れば、漏電電流検
出ユニットは、出力ラインの接地側、非接地側に拘らず
漏電が発生するとその検出部の出力信号は増幅回路によ
り増幅されて露出入力端子へ供給される。従って、いわ
ゆる二重地絡をも簡単に防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る可搬型電
源装置の概略構成を示す図であり、同図において、本実
施例の可搬型電源装置は、図示しないエンジンで駆動さ
れるエンジン駆動型の発電機1と、該発電機1から過電
流が供給されたときにその供給を停止するための過電流
検出保護ユニット2と、漏電を検出するための漏電電流
検出ユニット3と、2つの出力電圧、例えば120Vの
出力コンセント4,5および240Vの出力コンセント
6とにより構成されている。そして、漏電電流検出ユニ
ット3は、電源装置本体に対し着脱可能な別体で形成さ
れている。
【0016】前記発電機1は、図示しない固定子に巻装
された出力巻線11と、該出力巻線11に対して電気的に
90゜の位相差を有するように、前記固定子に巻装され
た励磁巻線12と、界磁巻線13が巻装された回転子14
と、整流器15とにより主として構成されている。励磁
巻線12は、整流器15に接続され、整流器15は、スリ
ップリング16,17を介して界磁巻線13に接続されて
いる。また、出力巻線11には、その両端に端子A,B
が設けられ、その中間点に端子Nが設けられており、こ
の端子Nはアース端子Eに接続され、作業形態に応じて
接地配線可能に構成されている。なお、本実施例で用い
た発電機1は周知の構成から成るものであり、また、実
際には図示されていない他の構成要素を有しているが、
本発明の特徴部分ではないため、その図示および説明を
省略する。
【0017】前記過電流検出保護ユニット2は、過電流
を検出する過電流検出コイル21,22と、発電機1から
供給される電流によって発生する過電流検出コイル
1,22の起磁力に応じて発電機1からの電力供給をオ
ン/オフ制御するためのスイッチ23,24と、前記過電
流検出コイル21に磁束を誘起することにより発生する
起磁力に応じて前記スイッチ23をオン/オフ制御する
ための引きはずしコイル25とにより構成されている。
そして、前記出力巻線11の端子A,Bは、それぞれ過
電流検出保護ユニット2の入力端子A′,B′に接続さ
れ、引きはずしコイル25の両端は、端子C,Dを介し
て前記漏電電流検出ユニット3の端子C′,D′に接続
されている。なお、スイッチ23,24は連動して働くよ
うに構成され、例えば、過電流が過電流検出コイル21
のみから検出され、スイッチ23がオフされたときに
は、同時にスイッチ24もオフされる。
【0018】図2は、前記スイッチ23、過電流検出コ
イル21および引きはずしコイル25から成るブレーカ2
6の構造を示す断面図である。
【0019】同図に示すように、ブレーカ26は、共通
コア27に前記過電流検出コイル21および引きはずしコ
イル25が巻装されており、共通コア27は、引きはずし
コイル25が巻装されている開口側部分に嵌合固着され
た固定鉄心210と、その内部に摺動自在に嵌装されてい
るプランジャ(プランジャ型鉄心)28とで構成されて
おり、このプランジャ28は、スプリング29により固定
鉄心2010から離れる方向に付勢されている。211は、
共通コア27の励磁によって吸着自在な可動片であり、
吸着が発生しない常時はスプリング(図示せず)によっ
て図示位置へ付勢されていて、スイッチ23をオン状態
に維持するように構成されている。そして、スイッチ2
3は、過電流検出コイル21に過電流が流れたとき、また
は、引きはずしコイル25に電流が供給されたときに、
可動片211がコイル21または25の起磁力によりスプリ
ングの付勢力に抗して吸着されたときにスイッチ23
オフ状態になり、前記発電機1からの電力供給が遮断さ
れ、かつリセット操作が行われるまでオフ状態が継続さ
れるように構成されている。
【0020】次に、スイッチ23がオフされるまでの動
作を詳述すると、過電流検出コイル21に過電流が流れ
たとき、これが定格を少し上回る、例えば定格の約1.
5倍程度の電流である場合には、プランジャ28がスプ
リング29の付勢力に抗して下方向に引き寄せられると
ともにこのプランジャ28の移動によって空心状態が徐
々に解消されて磁力が増して、約20秒後に可動片211
を吸着して上述のようにスイッチ23をオフにする。
【0021】過電流検出コイル21を流れる過電流が、
例えば定格の約20倍程度の大電流であるときには、空
心コイル状態であるにも拘らず、大電流による強い磁力
によって直ちに可動片211を吸着して、約0.02秒程
度でスイッチ23をオフにする。
【0022】また、引きはずしコイル25に漏電検出に
よる電流が供給されたときには、固定鉄心210の存在に
より強い磁力が発生して直ちに可動片211を吸着してス
イッチ23をオフにする。
【0023】なお、図1において、スイッチ24および
過電流検出コイル22から成るブレーカ27は、上記ブレ
ーカ26から引きはずしコイル25を除いた点が異なるの
みであるため、その構造の説明を省略する。
【0024】前記漏電電流検出ユニット3は、前記出力
巻線11の各端子A,B,Nからの3本の出力線を挿通
するコア31,32と、コア31に巻装され、該コア31
に磁束を誘起させるための発振コイル33と、コア32
巻装され、該コア32内に誘起された磁束を検出するた
めの検出コイル34と、コア32内に磁束を誘起させ、漏
電電流検出ユニット3が正しく動作するか否かを確認す
るためのテスト用コイル35と、このテストを行うため
のテストボタン36と、漏電電流が検出され、電力の供
給が遮断されたことをユーザに知らせるための漏電表示
ボタン37と、前記発振コイル33に発振電流を供給した
り、前記コア32に誘起された磁束を検出したりするた
めの制御部38とにより構成されている。そして、制御
部38には、端子A″,N′を介して、前記発電機1の
端子A,Nから120Vの電圧が供給され、制御部38
は、端子C′,D′を介して前述した過電流検出保護ユ
ニット2の端子C,Dに接続されている。上述のように
構成されている漏電電流検出ユニット3は、端子C′,
D′を介して過電流検出保護ユニット2の入力端子C,
D(露出入力端子)に着脱自在に接続されている。
【0025】図3は、漏電電流検出ユニット3の詳細な
構成を示す電気回路図である。
【0026】同図において、端子N′はソレノイド10
を介して、また、端子A″は直接、整流器11に接続さ
れ、さらに、整流器11は、サイリスタ12や電圧供給
回路13等を介してICから成る漏電検出回路(以下、
「IC」という)14に接続されている。そして、ソレ
ノイド10の両端は、前記端子C′,D′に接続され、
サイリスタ12のゲートは、IC14に接続されてい
る。ここで、サイリスタ12は、漏電電流が検出された
とき、即ち、IC14によりゲートをオン状態にする電
圧が供給されたときに、整流器11からの半波整流出力
をソレノイド10に供給するとともに端子C′,D′を
介して前記図1の引きはずしコイル25に供給するため
のものである。また、ソレノイド10は、前記漏電表示
ボタン37を制御するためのもので、上述のように漏電
電流が検出されるとソレノイド10に半波整流電流が供
給されて磁束が発生し、その起磁力により漏電表示ボタ
ン37が飛び出して漏電検出によるスイッチオフが表示
されるように構成されている。
【0027】また、IC14には、前記発振コイル33
および検出コイル34が接続され、IC14は、発振コ
イル33に発振電流を供給するとともに検出コイル34
励起される磁束を検出する。
【0028】さらに、前記テスト用コイル35は、テス
トボタン36を介して端子N′,A″に接続され、テス
トボタン36をオンすると、テスト用コイル35に120
Vの交流電圧が供給され、前記コア32に磁束が励起さ
れるように構成されている。
【0029】なお、図3には、上述した構成要素の他に
もコンデンサ、抵抗等の構成要素が図示されているが、
本発明の特徴部分ではないので、その説明を省略する。
【0030】図1に戻り、出力コンセント4は、出力巻
線11の端子A,Nに接続され、出力コンセント5は、
出力巻線11の端子N,Bに接続され、さらに、出力コ
ンセント6は、出力巻線11の端子A,Bに接続され、
各出力コンセント4〜6にはそれぞれ所定の電圧が供給
される。
【0031】以上のように構成された可搬型電源装置の
制御動作を、図4に基づいて説明する。
【0032】図4は、本実施例のエンジン駆動型の発電
機のアース端子を接地して使用している状態において、
接地側の電路が地絡した場合になされる制御動作を説明
するための図であり、本実施例のエンジン駆動型の発電
機にコードリール等の長い電路21を介して、例えば、
負荷である電動工具22を接続したときに、接地側の電
路が地絡した場合を示している。
【0033】同図において、接地側が地絡しただけなの
で漏電電流は流れない。したがって、コア31,32を挿
通する部分の出力ライン23には、地絡していない場合
と同一の電流が流れ、その出力ラインに流れる往路およ
び復路の電流の大きさを単純に比較するのみでは、漏電
電流が流れているか否かの判別をすることはできない。
しかし、制御部38により発振コイル33に発振電流が供
給されて、コア31に磁束φ1が発生され、これにより微
小な電流がループbのように流れる。この微小な電流に
よりコア32に磁束φ2が発生し、検出コイル34に電圧
が誘起され、制御部38に供給される。制御部38は、こ
の電圧を検出すると、前記サイリスタ12にゲート信号
を供給してオン状態とし、これにより引きはずしコイル
5に電流が供給され、スイッチ23がオフされ、漏電状
態の出力は遮断される。
【0034】以上説明したように、本実施例に依れば、
電源装置を接地して使用せず且つ地絡が起こらないよう
な環境で使用するような場合には、漏電電流検出ユニッ
ト3を取り付けずに発電機1および過電流検出保護ユニ
ット2のみで可搬型電源装置を構成し、一方、電源装置
を接地して使用する場合には、適宜本実施例のように漏
電電流検出ユニット3を取り付けて可搬型電源装置を構
成することができるので、コストを低減してむだを省く
ことが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
負荷へ電力を供給する出力ラインに流れる負荷電流が過
大になったことを検出する過電流検出器と、これによっ
て駆動されて負荷への電力供給を遮断する遮断回路とに
より一体に構成された過電流検出保護ユニットを備えた
アース端子付の可搬型電源装置において、遮断回路を駆
動する信号を入力するライン上の露出入力端子を過電流
検出保護ユニット上に形成し、露出入力端子は、過電流
検出保護ユニットとは別体に着脱自在に形成した漏電電
流を検出するための漏電電流検出ユニットの出力線を接
続可能に構成し、漏電電流検出ユニットの出力線を接続
している状態では、漏電電流検出ユニットからの漏電電
流検出信号によっても遮断回路を駆動して出力ラインか
ら負荷へ供給される電力を遮断するように構成し、遮断
回路は、出力ライン中に設けた遮断用のスイッチと、出
力ラインを巻装して構成する過電流検出コイルと、露出
入力端子から入力されるラインを巻装して構成する引き
はずしコイルとを設けることによって、出力ラインの過
電流検出信号および露出入力端子から入力される漏電電
流検出信号のいずれによってもスイッチを駆動して負荷
へ供給される電力を遮断するように構成し、過電流検出
コイルおよび引きはずしコイルが巻装されたコア内で、
引きはずしコイルが巻装されている部分には固定鉄心を
設けると共に、引きはずしコイルに隣接する過電流検出
コイルが巻装された部分には摺動自在のプランジャ型鉄
心を設け、プランジャ型鉄心はスプリングにより固定鉄
心から離れる方向に付勢されるように構成したので、
体に着脱自在な漏電電流検出ユニットを使用環境に応じ
て取り付けることによりコストを低減してむだを省くこ
とができ、且つ過電流が検出された場合には過電流の大
きさの程度に応じて、通常の遮断器と同じ遅延動作をも
たせることができると共に、漏電電流検出の場合にはた
だちに遮断動作を行わせることができる。
【0036】
【0037】また、さらに、好ましくは、前記漏電電流
検出ユニットは、発振コイルを巻装したコアと検出コイ
ルを巻装したコアとを一対にしてこれに前記出力ライン
を挿通して構成される検出部と、この検出部の出力信号
を増幅して前記露出入力端子へ供給する増幅回路とによ
り構成したので、いわゆる二重地絡をも簡単に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可搬型電源装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1のブレーカ26の構造を示す断面図であ
る。
【図3】図1の漏電電流検出ユニット3の詳細な構成を
示す電気回路図である。
【図4】本実施例に係る可搬型電源装置の制御動作を説
明するための図である。
【符号の説明】
2 過電流検出保護ユニット 21,22 過電流検出コイル(過電流検出器、過電流検
出時の引きはずしコイル) 23,24 スイッチ(スイッチ部) 25 引きはずしコイル 3 漏電電流検出ユニット 31,32 コア 33 発振コイル 34 検出コイル 38 制御部(増幅回路) C,D 端子(露出入力端子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/16 H02H 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷へ電力を供給する出力ラインに流れ
    る負荷電流が過大になったことを検出する過電流検出器
    と、これによって駆動されて負荷への電力供給を遮断す
    る遮断回路とにより一体に構成された過電流検出保護ユ
    ニットを備えたアース端子付の可搬型電源装置におい
    て、前記遮断回路を駆動する信号を入力するライン上の露出
    入力端子を前記過電流検出保護ユニット上に形成し、 前記露出入力端子は、 前記過電流検出保護ユニットとは
    別体に着脱自在に形成した漏電電流を検出するための漏
    電電流検出ユニットの出力線を接続可能に構成し、前記
    漏電電流検出ユニットの出力線を接続している状態で
    は、前記漏電電流検出ユニットからの漏電電流検出信号
    によっても前記遮断回路を駆動して前記出力ラインから
    負荷へ供給される電力を遮断するように構成し、 前記遮断回路は、出力ライン中に設けた遮断用のスイッ
    チと、前記出力ラインを巻装して構成する過電流検出コ
    イルと、前記露出入力端子から入力されるラインを巻装
    して構成する引きはずしコイルとを設けることによっ
    て、前記出力ラインの過電流検出信号および前記露出入
    力端子から入力される漏電電流検出信号のいずれによっ
    ても前記スイッチを駆動して負荷へ供給される電力を遮
    断するように構成し、前記過電流検出コイルおよび前記引きはずしコイルが巻
    装されたコア内で、前記引きはずしコイルが巻装されて
    いる部分には固定鉄心を設けると共に、前記引きはずし
    コイルに隣接する前記過電流検出コイルが巻装された部
    分には摺動自在のプランジャ型鉄心を設け 、前記プラン
    ジャ型鉄心はスプリングにより前記固定鉄心から離れる
    方向に付勢されるように構成したことを特徴とする可搬
    型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記漏電電流検出ユニットは、発振コイ
    ルを巻装したコアと検出コイルを巻装したコアとを一対
    にしてこれに前記出力ラインを挿通して構成される検出
    部と、 前記検出部の出力信号を増幅して前記露出入力端子へ供
    給する増幅回路とにより構成したことを特徴とする請求
    項1記載の可搬型電源装置。
JP06101871A 1994-04-15 1994-04-15 可搬型電源装置 Expired - Lifetime JP3135787B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06101871A JP3135787B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 可搬型電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06101871A JP3135787B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 可搬型電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07288924A JPH07288924A (ja) 1995-10-31
JP3135787B2 true JP3135787B2 (ja) 2001-02-19

Family

ID=14312050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06101871A Expired - Lifetime JP3135787B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 可搬型電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3135787B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7679868B2 (en) 2003-12-17 2010-03-16 Honda Motor Co., Ltd. Power supply apparatus

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4430501B2 (ja) 2004-09-29 2010-03-10 トヨタ自動車株式会社 動力出力装置およびそれを備えた車両
FR2987515B1 (fr) * 2012-02-29 2015-01-23 Valeo Sys Controle Moteur Sas Dispositif de detection d'un courant de fuite comprenant une composante continue, embarque dans un vehicule, et applications dudit dispositif

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7679868B2 (en) 2003-12-17 2010-03-16 Honda Motor Co., Ltd. Power supply apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07288924A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9244110B2 (en) Leakage current detector for AC and DC systems
CN101467322B (zh) 具有电压相关和电压无关工作模式的漏电保护设备
JP2003536353A (ja) アーク故障検出回路遮断器システム
JP4683950B2 (ja) スイッチ装置及び電気機器
JP3135787B2 (ja) 可搬型電源装置
KR100501419B1 (ko) 동작테스트 기능을 갖는 저압 1상용 과전압 누전차단기
CA1104243A (en) Ground fault circuit interrupter module
KR200440531Y1 (ko) 누전 차단기
KR100836779B1 (ko) 아크 결함 차단기
JP3554675B2 (ja) 漏電警報機能付回路遮断器及び漏電遮断器
CN102570384B (zh) 通地泄漏断路器
JP3157386B2 (ja) 地絡検出装置
KR101183923B1 (ko) 누전 차단장치
KR100268016B1 (ko) 누전차단기의 누전전류 표시장치 및 방법
JPH1014094A (ja) 配線用遮断器
JP4172634B2 (ja) 3相3線式欠相保護付き回路遮断器
JPH0589764A (ja) 予告警報機能付電磁式回路遮断器
KR100460906B1 (ko) 전기 차량용 충전 시스템 제어장치
JP3292359B2 (ja) 単相3線式回路遮断器
KR200188852Y1 (ko) 누전 차단 장치
JP3375800B2 (ja) 漏電遮断器
KR200355725Y1 (ko) 낙뢰로부터 보호할 수 있는 차단기
KR100469370B1 (ko) 누전 차단기
JP2004354173A (ja) 漏電検出装置
GB2366676A (en) Residual current device

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term