JPH07288880A - コードレスリモートコントロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線通信のやりとりが行なわれたことを表示
し確認する。 【構成】 本体機器へ送信手段２により運転信号を送信
時、送信表示手段５にて送信表示マークを表示させる。
また本体機器より受信手段３にて運転信号を受信時、受
信表示手段６に受信表示マークを表示し、送信表示マー
ク及び受信表示マークを表示タイマー手段７にて一定時
間表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、本体機器とリモートコ
ントロール装置（以下リモコンと称する）との間の操作
信号や運転状態等の運転信号を無線通信によって送受信
するコードレスリモコンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、図５に示すように本体機器２１と
リモコン２２、２３間の運転信号のやりとりは２芯のケ
ーブル２４により行われていた。２芯ケーブル２４上で
の運転信号のやりとりは、本体機器２１及び本体機器２
１に接続されているリモコン２２、２３間のみで行われ
るため運転信号の衝突が少ない。

【０００３】しかしながら、図２に示す様に本体機器１
０とリモコン１１間の通信を無線通信により行った場
合、同じ周波数で他のシステム（図示はしていない）の
電波も空中を飛んでいるため他のシステムの電波と本体
機器１０とリモコン１１間の通信電波とが衝突する場合
がある。その結果例えばリモコン１１から本体機器１０
への運転信号が送信のタイミングで送信出来ないことに
なる。送信出来ないと、リモコン１１は送信を繰り返し
実行し、電波の衝突が解除された時点で送信が完了す
る。以上のような場合、リモコン１１の表示はリモコン
１１の操作と同時に操作内容を表示するが、本体機器１
０の運転状態は送信が完了した時点で初めてリモコン１
１側に表示されて運転状態となる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、本体機器とリモコン間の無線通信に
て、リモコンでスイッチ操作した運転信号が正常に送信
完了しているか、あるいは電波の衝突にて運転信号が送
信完了されていないか、また、本体機器の運転状態の変
化があったとき本体機器からリモコンへの運転信号をリ
モコンが正常に受信しているかどうか等を確認すること
ができず、すなわち、正常に運転信号のやりとりが行わ
れているかどうかを確認することができなかった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコードレスリモコン装置の第一の手段は、本
体機器へ運転信号を送信する送信手段と、本体機器より
運転信号を受信する受信手段と、本体機器の運転状態を
表示する状態表示装置と送信したことを確認する送信マ
ークを表示する送信表示手段と受信したことを確認する
受信マークを表示する受信表示手段とを備えたものであ
る。

【０００６】また本発明の第二の手段は送信手段に表示
する送信マークまたは、受信手段に表示する受信マーク
の表示時間をはかる表示タイマカウント手段を備えたも
のである。

【０００７】また第三の手段は、表示タイマカウント手
段にてカウントするタイマ時間をセットする表示タイマ
セット手段を備えたものである。

【０００８】

【作用】上記手段により本発明のリモートコントロール
装置は請求項１によりリモコンのスイッチ操作により本
体機器へ運転信号を送信する際に送信表示手段により送
信表示マークを表示開始する。または本体機器の運転状
態に変化があった場合には本機器よりリモコンへ変化後
の運転信号を送信する。前期信号をリモコンが受信した
際に受信表示手段に受信マークを表示開始する。

【０００９】請求項２により送信マークまたは受信マー
クが表示されていることを使用者が確認しやすくするた
め表示タイマセット手段に表示時間を実際の送信または
受信が行われている時間よりも長い時間をセットし、表
示タイマカウント手段により送信、または受信開始から
時間をはかりタイマがオーバーした時点で表示を消灯す
ることができる。従って図４に示す様に実際の受信時間
よりも長く表示することができる。このため本体機器と
リモコン間の運転信号のやりとりを行っているかどうか
を視覚的に確認することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図１において１はリモコン２は本体機器へ運転信
号を送信する送信手段、３は本体機器より運転信号を受
信する受信手段、４は本体機器の運転状態を表示する状
態表示手段（以下、リモコン表示部と呼ぶ）５は送信マ
ークを表示する送信表示手段、６は受信マークを表示す
る受信表示手段、７は送信マーク及び受信マークの表示
時間をはかる表示タイマカウント手段、８はリモコンに
て運転状態を指示する操作手段、９は表示タイマカウン
ト手段７にタイマをセットする表示タイマセット手段で
ある。

【００１１】上記の構成によりリモコン１にて操作手段
８により運転状態の指示をし、本体機器へ送信手段２に
て運転信号を送信する。この時送信表示手段５により図
３の表示マーク１２を表示開始し、表示タイマセット手
段９によりセットしたタイマを表示タイマカウント手段
７によりタイマーを動作しタイマーがオーバーするまで
前期送信マークを表示させる。

【００１２】また、本体機器へ正常に運転信号が送信さ
れた場合は本体機器より運転信号を含んだ正常受信信号
が送信されるシステムとなっているためリモコン１はこ
の正常受信信号を受信手段３により正常に受信すると受
信表示手段６により図３の受信表示マーク１３を表示開
始し表示タイマセット手段９によりセットしたタイマを
表示タイマカウント手段７によりタイマーを動作しタイ
マーがオーバーするまで前期受信マークを表示する。

【００１３】

【発明の効果】以上のように本発明の請求項１によれ
ば、リモコンでのスイッチ操作の運転信号が本体機器へ
送信されているか、または本体機器より運転状態信号を
受信しているかを表示させることができる。

【００１４】また請求項２によれば請求項１により表示
させた送信マーク及び受信マークを一定の時間表示させ
ることができる。

【００１５】また請求項３によれば、請求項２により一
定時間表示させていた時間の設定をすることができるた
め、実際の電波の送信または受信の時間よりも長く表示
させ目視で確認しやすくできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のコードレスリモコン装置の
制御ブロック図

【図２】同装置のリモコンと本体機器との関係を示した
図

【図３】同装置のリモコン表示部を示す図

【図４】同装置の通信タイミングを示した図

【図５】従来のリモコンと本体機器との関係を示す構成
図

【符号の説明】

１ リモコン ２ 送信手段 ３ 受信手段 ４ リモコン表示部 ５ 送信表示手段 ６ 受信表示手段 ７ 表示タイマ手段 ８ 操作手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 欣弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体機器へ運転信号を送信する送信手
   段、前記本体機器からの運転信号を受信する受信手段及
   び前記本体機器の運転状態を表示する状態表示手段を有
   するリモコンと、このリモコンからの運転信号を受信す
   る受信手段及び前記リモコンへ運転信号を送信する送信
   手段を有する本体機器とで構成される無線通信システム
   に於いて、前記リモコンから前記本体機器へ運転信号を
   送信時に前記状態表示手段に送信マークを表示する送信
   表示手段と、前記本体機器からの運転信号を前記リモコ
   ンが受信時に前記状態表示手段に受信マークを表示する
   受信表示手段とを備えたコードレスリモートコントロー
   ル装置。
2. 【請求項２】 送信手段に表示する送信マーク、または
   受信手段に表示する受信マークを一定時間表示させるタ
   イマを備えた表示タイマカウント手段を設けた請求項１
   記載のコードレスリモートコントロール装置。
3. 【請求項３】 表示タイマカウント手段にてカウントす
   る時間をセットする表示タイマセット手段を設け、リモ
   コンが運転信号を送信または受信実行中の時間よりも長
   い時間表示させる請求項２記載のコードレスリモートコ
   ントロール装置。