JPH07288866A - 移動体通信端末の正当性判断方法 - Google Patents
移動体通信端末の正当性判断方法Info
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- JPH07288866A JPH07288866A JP6077291A JP7729194A JPH07288866A JP H07288866 A JPH07288866 A JP H07288866A JP 6077291 A JP6077291 A JP 6077291A JP 7729194 A JP7729194 A JP 7729194A JP H07288866 A JPH07288866 A JP H07288866A
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- communication terminal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】製品番号が複写された不正な移動体通信端末の
使用を防止する。 【構成】移動体通信端末は、無線基地局から送信され自
身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用して、
自身の製品番号を暗号化し、該暗号化した製品番号を移
動体交換機に送信する。移動体交換機は、自身の記憶装
置に記憶しているエリアデータを利用して、暗号化され
た製品番号を復号化し、その正当性を判断する。なお、
移動体交換機は、移動体通信端末が記憶装置に記憶して
いるエリアデータと同じエリアデータを記憶することが
できるようになっている。
使用を防止する。 【構成】移動体通信端末は、無線基地局から送信され自
身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用して、
自身の製品番号を暗号化し、該暗号化した製品番号を移
動体交換機に送信する。移動体交換機は、自身の記憶装
置に記憶しているエリアデータを利用して、暗号化され
た製品番号を復号化し、その正当性を判断する。なお、
移動体交換機は、移動体通信端末が記憶装置に記憶して
いるエリアデータと同じエリアデータを記憶することが
できるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信端末に固有
に付与されている番号(例えば、製品番号)が複写され
た不正な移動体通信端末の使用を防止するための、移動
体通信端末の正当性を判断する方法に関する。
に付与されている番号(例えば、製品番号)が複写され
た不正な移動体通信端末の使用を防止するための、移動
体通信端末の正当性を判断する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、欧米においては、移動体通信端末
が売り切り制になるのに伴い、無料で移動体通信端末を
使用する不正使用の問題が発生している。
が売り切り制になるのに伴い、無料で移動体通信端末を
使用する不正使用の問題が発生している。
【0003】例えば、平成4年7月20日,日経コミュ
ニケーション社発行の「日経コミュニケーション」58
頁に記載されているように、米国の移動体通信端末に
は、電話番号のほかに、製品番号が与えられているが、
使用する度に製品番号を書き替える移動体通信端末によ
る不正使用が発生した。そこで、移動体通信端末が、移
動体交換機に対して送信する信号に、自身の製品番号を
含ませるようにし、移動体交換機が、移動体通信端末か
ら送信された信号に含まれている製品番号をリアルタイ
ムでチェックするようにすることにより、対策を講じる
こととなった。
ニケーション社発行の「日経コミュニケーション」58
頁に記載されているように、米国の移動体通信端末に
は、電話番号のほかに、製品番号が与えられているが、
使用する度に製品番号を書き替える移動体通信端末によ
る不正使用が発生した。そこで、移動体通信端末が、移
動体交換機に対して送信する信号に、自身の製品番号を
含ませるようにし、移動体交換機が、移動体通信端末か
ら送信された信号に含まれている製品番号をリアルタイ
ムでチェックするようにすることにより、対策を講じる
こととなった。
【0004】ところが、実在する移動体通信端末の製品
番号を複写した不正な移動体通信端末(いわゆる、「ク
ローン」と呼ばれる。)については、製品番号そのもの
が正規に存在するので、その使用を防ぐことがほとんど
不可能な状況である。
番号を複写した不正な移動体通信端末(いわゆる、「ク
ローン」と呼ばれる。)については、製品番号そのもの
が正規に存在するので、その使用を防ぐことがほとんど
不可能な状況である。
【0005】実在する移動体通信端末の製品番号を取得
する方法は、移動体通信端末から送信される信号を傍受
したり、ディーラから不正入手するなど、様々な方法が
ある。
する方法は、移動体通信端末から送信される信号を傍受
したり、ディーラから不正入手するなど、様々な方法が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術では、移動体通信端末の製品番号が予め登録されて
いる製品番号であるか否かをチェックすることにより、
移動体通信端末の正当性を判断しているので、製品番号
が複写された不正な移動体通信端末の使用を禁止するこ
とができなかった。
技術では、移動体通信端末の製品番号が予め登録されて
いる製品番号であるか否かをチェックすることにより、
移動体通信端末の正当性を判断しているので、製品番号
が複写された不正な移動体通信端末の使用を禁止するこ
とができなかった。
【0007】本発明の目的は、移動体通信端末に固有に
付与されている番号が複写された不正な移動体通信端末
の使用を防止するための、移動体通信端末の正当性を判
断する方法を提供することにある。
付与されている番号が複写された不正な移動体通信端末
の使用を防止するための、移動体通信端末の正当性を判
断する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、移動体通信端末が、自身に固有に付与さ
れた番号(例えば、製品番号)を暗号化して移動体交換
機に送信するようにし、移動体交換機が、該暗号化され
た製品番号を復号化した後、その正当性を判断するよう
にしている。なお、移動体通信端末が自身の製品番号を
暗号化する際、および、移動体交換機が暗号化された製
品番号を復号化する際には、移動体通信端末が位置する
エリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理に
用いられるエリアデータを利用するようにしている。
に、本発明は、移動体通信端末が、自身に固有に付与さ
れた番号(例えば、製品番号)を暗号化して移動体交換
機に送信するようにし、移動体交換機が、該暗号化され
た製品番号を復号化した後、その正当性を判断するよう
にしている。なお、移動体通信端末が自身の製品番号を
暗号化する際、および、移動体交換機が暗号化された製
品番号を復号化する際には、移動体通信端末が位置する
エリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理に
用いられるエリアデータを利用するようにしている。
【0009】具体的には、本発明は、複数の移動体通信
端末と、これらの移動体通信端末との間で無線通信を行
う複数の無線基地局と、これらの無線基地局との間で通
信を行う移動体交換機とを備え、無線基地局は、それぞ
れ、自身の通信圏であるエリアを示すエリアデータを送
信し、移動体通信端末は、それぞれ、自身が位置するエ
リアに対応する無線基地局から送信されるエリアデータ
を自身の記憶装置に記憶している移動体通信網におい
て、移動体通信端末のそれぞれが、自身の記憶装置に記
憶しているエリアデータを利用して、自身に固有に付与
されている番号(例えば、製品番号)を暗号化し、移動
体交換機との間で無線基地局を介して信号をやり取りす
る際に移動体交換機に送信する最初の信号に、該暗号化
した製品番号を含ませるようにし、また、移動体交換機
が、移動体通信端末ごとに、該移動体通信端の製品番
号、および、該移動体通信端末が記憶しているエリアデ
ータと同一のエリアデータを自身の記憶装置に記憶し、
自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用し
て、移動体通信端末から無線基地局を介して送信された
信号に含まれている暗号化された製品番号を復号化した
後、自身の記憶装置に記憶している製品番号と照合する
ことにより、該移動体通信端末の正当性を判断するよう
にしている。
端末と、これらの移動体通信端末との間で無線通信を行
う複数の無線基地局と、これらの無線基地局との間で通
信を行う移動体交換機とを備え、無線基地局は、それぞ
れ、自身の通信圏であるエリアを示すエリアデータを送
信し、移動体通信端末は、それぞれ、自身が位置するエ
リアに対応する無線基地局から送信されるエリアデータ
を自身の記憶装置に記憶している移動体通信網におい
て、移動体通信端末のそれぞれが、自身の記憶装置に記
憶しているエリアデータを利用して、自身に固有に付与
されている番号(例えば、製品番号)を暗号化し、移動
体交換機との間で無線基地局を介して信号をやり取りす
る際に移動体交換機に送信する最初の信号に、該暗号化
した製品番号を含ませるようにし、また、移動体交換機
が、移動体通信端末ごとに、該移動体通信端の製品番
号、および、該移動体通信端末が記憶しているエリアデ
ータと同一のエリアデータを自身の記憶装置に記憶し、
自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用し
て、移動体通信端末から無線基地局を介して送信された
信号に含まれている暗号化された製品番号を復号化した
後、自身の記憶装置に記憶している製品番号と照合する
ことにより、該移動体通信端末の正当性を判断するよう
にしている。
【0010】移動体通信端末は、例えば、自身の製品番
号と自身の記憶装置に記憶しているエリアデータとの間
で排他的論理和(EOR)処理を行うことにより、該製
品番号を暗号化することができる。なお、製品番号のデ
ータ長とエリアデータのデータ長とが異なる場合には、
両者を予め決められた個数のブロックに分割し、データ
長が短い方の各ブロックに、両方のブロックが同じデー
タ長になるよう、予め決められた値のデータを付加して
から、EOR処理を行うようにすればよい。
号と自身の記憶装置に記憶しているエリアデータとの間
で排他的論理和(EOR)処理を行うことにより、該製
品番号を暗号化することができる。なお、製品番号のデ
ータ長とエリアデータのデータ長とが異なる場合には、
両者を予め決められた個数のブロックに分割し、データ
長が短い方の各ブロックに、両方のブロックが同じデー
タ長になるよう、予め決められた値のデータを付加して
から、EOR処理を行うようにすればよい。
【0011】また、移動体通信端末が暗号化した製品番
号を含ませる信号は、例えば、移動体通信端末が位置す
るエリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理
時に送信する位置登録信号,移動体通信端末から発信す
るための発信処理時に送信する発信信号,移動体通信端
末に着信するための着信処理時に送信する応答信号であ
るようにすることができる。これにより、移動体交換機
は、正当な移動体通信端末であると判断した場合にの
み、該移動体通信端末についての位置登録処理,発信処
理,着信処理を継続するようにすることができる。
号を含ませる信号は、例えば、移動体通信端末が位置す
るエリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理
時に送信する位置登録信号,移動体通信端末から発信す
るための発信処理時に送信する発信信号,移動体通信端
末に着信するための着信処理時に送信する応答信号であ
るようにすることができる。これにより、移動体交換機
は、正当な移動体通信端末であると判断した場合にの
み、該移動体通信端末についての位置登録処理,発信処
理,着信処理を継続するようにすることができる。
【0012】なお、移動体交換機が、移動体通信端末の
記憶装置に記憶されているエリアデータと同一のエリア
データを自身の記憶装置に記憶することができるように
するためには、例えば、移動体通信端末が位置するエリ
アを移動体交換機が把握するための位置登録処理時に、
移動体通信端末から送信された位置登録信号を中継した
無縁基地局がその時点で送信しているエリアデータを求
めるようにすればよい。
記憶装置に記憶されているエリアデータと同一のエリア
データを自身の記憶装置に記憶することができるように
するためには、例えば、移動体通信端末が位置するエリ
アを移動体交換機が把握するための位置登録処理時に、
移動体通信端末から送信された位置登録信号を中継した
無縁基地局がその時点で送信しているエリアデータを求
めるようにすればよい。
【0013】また、無線基地局が送信するエリアデータ
の値が、予め決められた時間ごとに変更するようになっ
ている場合は、本発明はさらに有効なものとなる。
の値が、予め決められた時間ごとに変更するようになっ
ている場合は、本発明はさらに有効なものとなる。
【0014】
【作用】移動体通信端末は、無線基地局から送信されて
いるエリアデータと自身の記憶装置に記憶しているエリ
アデータとが異なることで、位置登録処理の必要性を検
出する。この検出方法の詳細については、例えば、スペ
ック(EIA/TIA−553 2.6.2.1 RESPONSE
TO OVERHEAD INFORMATION 4.Registration ID Message
p2−12)に定義されている。
いるエリアデータと自身の記憶装置に記憶しているエリ
アデータとが異なることで、位置登録処理の必要性を検
出する。この検出方法の詳細については、例えば、スペ
ック(EIA/TIA−553 2.6.2.1 RESPONSE
TO OVERHEAD INFORMATION 4.Registration ID Message
p2−12)に定義されている。
【0015】そして、移動体交換機が位置登録処理の必
要性を検出すると、移動体通信端末と移動体交換機との
間で、移動体通信端末が位置するエリアを移動体交換機
が把握するための位置登録処理が行われる。位置登録処
理の詳細については、例えば、スペック(EIA/TI
A−553 Regitration p1−4)に定義されてい
る。
要性を検出すると、移動体通信端末と移動体交換機との
間で、移動体通信端末が位置するエリアを移動体交換機
が把握するための位置登録処理が行われる。位置登録処
理の詳細については、例えば、スペック(EIA/TI
A−553 Regitration p1−4)に定義されてい
る。
【0016】位置登録処理は、従来は、移動体通信端末
が、自身の電話番号を含む位置登録信号を無線基地局を
介して移動体交換機に送信すると共に、自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータを、無線基地局から送信さ
れたエリアデータに更新し、移動体交換機が、位置登録
信号に含まれている移動体通信端末の電話番号と位置登
録信号を中継した無線基地局の識別番号とを対応付けて
記憶するようになっている。
が、自身の電話番号を含む位置登録信号を無線基地局を
介して移動体交換機に送信すると共に、自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータを、無線基地局から送信さ
れたエリアデータに更新し、移動体交換機が、位置登録
信号に含まれている移動体通信端末の電話番号と位置登
録信号を中継した無線基地局の識別番号とを対応付けて
記憶するようになっている。
【0017】ところが、本発明においては、移動体通信
端末が、移動体交換機に送信する位置登録信号に、自身
の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用して暗号
化した製品番号を含ませるようにし、移動体交換機が、
自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用し
て、位置登録信号に含まれている暗号化された製品番号
を復号化した後、その正当性を判断し、正当な製品番号
であると判断した場合にのみ、位置登録処理を継続する
ようにしている。
端末が、移動体交換機に送信する位置登録信号に、自身
の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用して暗号
化した製品番号を含ませるようにし、移動体交換機が、
自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用し
て、位置登録信号に含まれている暗号化された製品番号
を復号化した後、その正当性を判断し、正当な製品番号
であると判断した場合にのみ、位置登録処理を継続する
ようにしている。
【0018】移動体交換機の記憶装置には、移動体通信
端末の記憶装置に記憶されているエリアデータと同一の
エリアデータが記憶されているので、暗号化された製品
番号を、暗号化される前の製品番号と同じ製品番号に復
号化することが可能となる。
端末の記憶装置に記憶されているエリアデータと同一の
エリアデータが記憶されているので、暗号化された製品
番号を、暗号化される前の製品番号と同じ製品番号に復
号化することが可能となる。
【0019】また、本発明においては、移動体通信端末
が、移動体通信端末から発信するための発信処理時に移
動体交換機に送信する発信信号に、自身の記憶装置に記
憶しているエリアデータを利用して暗号化した製品番号
を含ませるようにし、移動体交換機が、自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータを利用して、発信信号に含
まれている暗号化された製品番号を復号化した後、その
正当性を判断し、正当な製品番号であると判断した場合
にのみ、発信処理を継続するようにしている。
が、移動体通信端末から発信するための発信処理時に移
動体交換機に送信する発信信号に、自身の記憶装置に記
憶しているエリアデータを利用して暗号化した製品番号
を含ませるようにし、移動体交換機が、自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータを利用して、発信信号に含
まれている暗号化された製品番号を復号化した後、その
正当性を判断し、正当な製品番号であると判断した場合
にのみ、発信処理を継続するようにしている。
【0020】さらに、本発明においては、移動体通信端
末が、移動体通信端末に着信するための着信処理時に移
動体交換機から送信された呼出信号に対する応答として
移動体交換機に送信する応答信号に、自身の記憶装置に
記憶しているエリアデータを利用して暗号化した製品番
号を含ませるようにし、移動体交換機が、自身の記憶装
置に記憶いているエリアデータを利用して、応答信号に
含まれている暗号化された製品番号を復号化した後、そ
の正当性を判断し、正当な製品番号であると判断した場
合にのみ、着信処理を継続するようにしている。
末が、移動体通信端末に着信するための着信処理時に移
動体交換機から送信された呼出信号に対する応答として
移動体交換機に送信する応答信号に、自身の記憶装置に
記憶しているエリアデータを利用して暗号化した製品番
号を含ませるようにし、移動体交換機が、自身の記憶装
置に記憶いているエリアデータを利用して、応答信号に
含まれている暗号化された製品番号を復号化した後、そ
の正当性を判断し、正当な製品番号であると判断した場
合にのみ、着信処理を継続するようにしている。
【0021】そこで、不正使用者が、移動体通信端末の
製品番号を入手し、該製品番号を不正に複写した移動体
通信端末を使用しても、移動体交換機は、不正な移動体
通信端末から送信された位置登録信号(または、発呼信
号や応答信号)を受信した場合に、該位置登録信号(ま
たは、発呼信号や応答信号)に含まれている暗号化され
た製品番号を復号化する際に、正当な製品番号に復号化
することができないので、不正な移動体通信端末である
とみなすことができ、その使用を禁止することが可能と
なる。
製品番号を入手し、該製品番号を不正に複写した移動体
通信端末を使用しても、移動体交換機は、不正な移動体
通信端末から送信された位置登録信号(または、発呼信
号や応答信号)を受信した場合に、該位置登録信号(ま
たは、発呼信号や応答信号)に含まれている暗号化され
た製品番号を復号化する際に、正当な製品番号に復号化
することができないので、不正な移動体通信端末である
とみなすことができ、その使用を禁止することが可能と
なる。
【0022】また、不正使用者が、移動体通信端末から
送信された位置登録信号(または、発呼信号や応答信
号)を取得し、該位置登録信号(または、発呼信号や応
答信号)に含まれている製品番号を不正に複写した移動
体通信端末を使用しても、位置登録信号(または、発呼
信号や応答信号)に含まれている製品番号は暗号化され
ているので、複写された製品番号は意味をなさず、移動
体交換機は、同様に、不正な移動体通信端末であるとみ
なすことができ、その使用を禁止することが可能とな
る。
送信された位置登録信号(または、発呼信号や応答信
号)を取得し、該位置登録信号(または、発呼信号や応
答信号)に含まれている製品番号を不正に複写した移動
体通信端末を使用しても、位置登録信号(または、発呼
信号や応答信号)に含まれている製品番号は暗号化され
ているので、複写された製品番号は意味をなさず、移動
体交換機は、同様に、不正な移動体通信端末であるとみ
なすことができ、その使用を禁止することが可能とな
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0024】本実施例は、移動体通信網において、移動
体通信端末の製品番号が複写された不正な移動体通信端
末による使用を防止するために、移動体通信端末が、自
身の製品番号を暗号化して送信するようにし、移動体交
換機が、該暗号化された製品番号を復号化した後、その
正当性を判断するようにしたものである。
体通信端末の製品番号が複写された不正な移動体通信端
末による使用を防止するために、移動体通信端末が、自
身の製品番号を暗号化して送信するようにし、移動体交
換機が、該暗号化された製品番号を復号化した後、その
正当性を判断するようにしたものである。
【0025】そして、本実施例においては、移動体通信
端末の製品番号を暗号化する際、および、暗号化された
製品番号を復号化する際に、移動体通信端末が位置する
エリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理に
用いられるエリアデータを利用するようにしている。
端末の製品番号を暗号化する際、および、暗号化された
製品番号を復号化する際に、移動体通信端末が位置する
エリアを移動体交換機が把握するための位置登録処理に
用いられるエリアデータを利用するようにしている。
【0026】ここで、従来の位置登録処理について説明
する。
する。
【0027】図2に示すように、移動体通信網において
は、無線基地局は、常時、自身の通信圏であるエリアを
示すエリアデータを含む報知情報201を送信している
(S202)。
は、無線基地局は、常時、自身の通信圏であるエリアを
示すエリアデータを含む報知情報201を送信している
(S202)。
【0028】なお、無線基地局は、移動体交換機から予
め決められた時間ごとに送信される指示に従って、エリ
アデータの値を変更するようになっている。すなわち、
移動体交換機は、図3(a)に示すように、無線基地局
の識別番号と該無線基地局が送信するエリアデータとを
対応付けて自身の記憶装置に記憶しており、予め決めら
れた時間ごとに、各無線基地局に対して、変更後のエリ
アデータの値を送信することにより、エリアデータの値
を変更するよう指示する。
め決められた時間ごとに送信される指示に従って、エリ
アデータの値を変更するようになっている。すなわち、
移動体交換機は、図3(a)に示すように、無線基地局
の識別番号と該無線基地局が送信するエリアデータとを
対応付けて自身の記憶装置に記憶しており、予め決めら
れた時間ごとに、各無線基地局に対して、変更後のエリ
アデータの値を送信することにより、エリアデータの値
を変更するよう指示する。
【0029】移動体通信端末は、無線基地局から送信さ
れた報知情報201を受信すると(S203)、報知情
報201に含まれているエリアデータと自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータ(前回の位置登録処理時に
更新したエリアデータ)とを比較し(S204)、両者
が異なる場合は、エリアを移動したことを検出するの
で、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを、報
知情報201に含まれているエリアデータに更新すると
共に(S205)、自身の電話番号を含む位置登録信号
206を無線基地局に送信する(S207)。
れた報知情報201を受信すると(S203)、報知情
報201に含まれているエリアデータと自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータ(前回の位置登録処理時に
更新したエリアデータ)とを比較し(S204)、両者
が異なる場合は、エリアを移動したことを検出するの
で、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを、報
知情報201に含まれているエリアデータに更新すると
共に(S205)、自身の電話番号を含む位置登録信号
206を無線基地局に送信する(S207)。
【0030】無線基地局は、移動体通信端末から送信さ
れた位置登録信号206を受信すると(S208)、位
置登録信号206を移動体交換機に送信する(S20
9)。
れた位置登録信号206を受信すると(S208)、位
置登録信号206を移動体交換機に送信する(S20
9)。
【0031】移動体交換機は、図3(b)に示すよう
に、移動体通信端末の電話番号と該移動体通信端末が位
置しているエリアに対応する無線基地局の識別番号とを
対応付けて自身の記憶装置に記憶しており、無線基地局
から送信された位置登録信号206を受信すると(S2
10)、図3(b)に示した記憶内容において、位置登
録信号206に含まれている移動体通信端末の電話番号
に対応付けて記憶している無線基地局の識別番号を、位
置登録信号206の送信元の無線基地局の識別番号に更
新すると共に(S211)、送信元の無線基地局に確認
信号212を送信する(S213)。
に、移動体通信端末の電話番号と該移動体通信端末が位
置しているエリアに対応する無線基地局の識別番号とを
対応付けて自身の記憶装置に記憶しており、無線基地局
から送信された位置登録信号206を受信すると(S2
10)、図3(b)に示した記憶内容において、位置登
録信号206に含まれている移動体通信端末の電話番号
に対応付けて記憶している無線基地局の識別番号を、位
置登録信号206の送信元の無線基地局の識別番号に更
新すると共に(S211)、送信元の無線基地局に確認
信号212を送信する(S213)。
【0032】無線基地局は、移動体交換機から送信され
た確認信号212を受信すると(S214)、確認信号
212を移動体通信端末に送信する(S215)。
た確認信号212を受信すると(S214)、確認信号
212を移動体通信端末に送信する(S215)。
【0033】これにより、移動体交換機は、図3(b)
に示した記憶内容を参照することにより、移動体通信端
末がどの無線基地局のエリアに位置しているかを把握す
ることができるので、移動体通信端末に着信があった場
合に、対応する無線基地局に着信信号を送信することが
可能となる。
に示した記憶内容を参照することにより、移動体通信端
末がどの無線基地局のエリアに位置しているかを把握す
ることができるので、移動体通信端末に着信があった場
合に、対応する無線基地局に着信信号を送信することが
可能となる。
【0034】ここで、移動体交換機が、移動体通信端末
の電話番号と該移動体通信端末の記憶装置に記憶されて
いるエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記憶
するようにすると、移動体通信端末および移動体交換機
の双方に、同一の値のエリアデータが記憶されることに
なり、以下に説明するように、このエリアデータを暗号
化時および復号化時に利用することが可能となる。
の電話番号と該移動体通信端末の記憶装置に記憶されて
いるエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記憶
するようにすると、移動体通信端末および移動体交換機
の双方に、同一の値のエリアデータが記憶されることに
なり、以下に説明するように、このエリアデータを暗号
化時および復号化時に利用することが可能となる。
【0035】次に、エリアデータを利用して移動体通信
端末の製品番号を暗号化する方法および復号化する方法
について説明する。
端末の製品番号を暗号化する方法および復号化する方法
について説明する。
【0036】例えば、製品番号が32ビットからなり、
エリアデータが20ビットからなる場合を考える。
エリアデータが20ビットからなる場合を考える。
【0037】図4(a)に示すように、製品番号を暗号
化する際には、製品番号を8ビット単位で4つのブロッ
クに分け、エリアデータを5ビット単位で4つのブロッ
クに分け、「製品番号の各ブロック」EOR「000+
エリアデータの各ブロック」を、暗号化した製品番号と
する。ここで、「000」は、製品番号のブロックのビ
ット数とエリアデータのブロックのビット数との差分を
なくすために加えるビットであり、「1」であってもよ
い。また、図4(b)に示すように、暗号化された製品
番号を復号化する際には、暗号化する際と逆の処理を行
えばよい。
化する際には、製品番号を8ビット単位で4つのブロッ
クに分け、エリアデータを5ビット単位で4つのブロッ
クに分け、「製品番号の各ブロック」EOR「000+
エリアデータの各ブロック」を、暗号化した製品番号と
する。ここで、「000」は、製品番号のブロックのビ
ット数とエリアデータのブロックのビット数との差分を
なくすために加えるビットであり、「1」であってもよ
い。また、図4(b)に示すように、暗号化された製品
番号を復号化する際には、暗号化する際と逆の処理を行
えばよい。
【0038】さて、暗号化された製品番号は、上述した
位置登録処理,移動体通信端末から発信するための発信
処理,移動体通信端末に着信するための着信処理を行う
際に、これらの処理に先立って、移動体通信端末から無
線基地局を介して移動体交換機に送信される信号に含ま
れて送信され、移動体交換機において、復号化された
後、予め登録されている製品番号と一致するか否かがチ
ェックされる。
位置登録処理,移動体通信端末から発信するための発信
処理,移動体通信端末に着信するための着信処理を行う
際に、これらの処理に先立って、移動体通信端末から無
線基地局を介して移動体交換機に送信される信号に含ま
れて送信され、移動体交換機において、復号化された
後、予め登録されている製品番号と一致するか否かがチ
ェックされる。
【0039】まず、本実施例における位置登録処理につ
いて説明する。
いて説明する。
【0040】図1に示すように、移動体通信網において
は、上述と同様に、無線基地局は、常時、自身の通信圏
であるエリアを示すエリアデータを含む報知情報101
を送信している(S102)。
は、上述と同様に、無線基地局は、常時、自身の通信圏
であるエリアを示すエリアデータを含む報知情報101
を送信している(S102)。
【0041】なお、本実施例においても、無線基地局
は、移動体交換機から予め決められた時間ごとに送信さ
れる指示に従って、エリアデータの値を変更するように
なっている。すなわち、移動体交換機は、図3(a)に
示すように、無線基地局の識別番号と該無線基地局が送
信するエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記
憶しており、予め決められた時間ごとに、各無線基地局
に対して、変更後のエリアデータの値を送信することに
より、エリアデータの値を変更するよう指示する。
は、移動体交換機から予め決められた時間ごとに送信さ
れる指示に従って、エリアデータの値を変更するように
なっている。すなわち、移動体交換機は、図3(a)に
示すように、無線基地局の識別番号と該無線基地局が送
信するエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記
憶しており、予め決められた時間ごとに、各無線基地局
に対して、変更後のエリアデータの値を送信することに
より、エリアデータの値を変更するよう指示する。
【0042】移動体通信端末は、無線基地局から送信さ
れた報知情報101を受信すると(S103)、報知情
報101に含まれているエリアデータと自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータ(前回の位置登録処理時に
更新したエリアデータ)とを比較し(S104)、両者
が異なる場合は、エリアを移動したことを検出するの
で、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用
して製品番号を暗号化した後(S105)、自身の記憶
装置に記憶しているエリアデータを、報知情報101に
含まれているエリアデータに更新すると共に(S10
6)、自身の電話番号および暗号化した製品番号を含む
位置登録信号107を無線基地局に送信する(S10
8)。
れた報知情報101を受信すると(S103)、報知情
報101に含まれているエリアデータと自身の記憶装置
に記憶しているエリアデータ(前回の位置登録処理時に
更新したエリアデータ)とを比較し(S104)、両者
が異なる場合は、エリアを移動したことを検出するの
で、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータを利用
して製品番号を暗号化した後(S105)、自身の記憶
装置に記憶しているエリアデータを、報知情報101に
含まれているエリアデータに更新すると共に(S10
6)、自身の電話番号および暗号化した製品番号を含む
位置登録信号107を無線基地局に送信する(S10
8)。
【0043】なお、移動体通信端末が初めて位置登録処
理を行う場合は、自身の記憶装置に記憶しているエリア
データが「0」であるので、暗号化した製品暗号は、元
の製品番号のままである。
理を行う場合は、自身の記憶装置に記憶しているエリア
データが「0」であるので、暗号化した製品暗号は、元
の製品番号のままである。
【0044】無線基地局は、移動体通信端末から送信さ
れた位置登録信号107を受信すると(S109)、位
置登録信号107を移動体交換機に送信する(S11
0)。
れた位置登録信号107を受信すると(S109)、位
置登録信号107を移動体交換機に送信する(S11
0)。
【0045】本実施例においても、移動体交換機は、図
3(b)に示すように、移動体通信端末の電話番号と該
移動体通信端末が位置しているエリアに対応する無線基
地局の識別番号とを対応付けて自身の記憶装置に記憶し
ている。
3(b)に示すように、移動体通信端末の電話番号と該
移動体通信端末が位置しているエリアに対応する無線基
地局の識別番号とを対応付けて自身の記憶装置に記憶し
ている。
【0046】また、本実施例においては、移動体交換機
は、さらに、図3(c)に示すように、移動体通信端末
の電話番号と該移動体通信端末の記憶装置に記憶されて
いるエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記憶
している。なお、移動体交換機は、無線基地局から送信
された位置登録信号107を受信したときに、図3
(b)に示した記憶内容を参照し、位置登録信号107
の送信元の無線基地局の識別番号に対応付けて記憶して
いるエリアデータ(位置登録信号107を受信した時点
で、位置登録信号107の送信元の無線基地局が送信し
ているエリアデータ)を求めることにより、移動体通信
端末の記憶装置に記憶されているエリアデータ求めるこ
とができる。
は、さらに、図3(c)に示すように、移動体通信端末
の電話番号と該移動体通信端末の記憶装置に記憶されて
いるエリアデータとを対応付けて自身の記憶装置に記憶
している。なお、移動体交換機は、無線基地局から送信
された位置登録信号107を受信したときに、図3
(b)に示した記憶内容を参照し、位置登録信号107
の送信元の無線基地局の識別番号に対応付けて記憶して
いるエリアデータ(位置登録信号107を受信した時点
で、位置登録信号107の送信元の無線基地局が送信し
ているエリアデータ)を求めることにより、移動体通信
端末の記憶装置に記憶されているエリアデータ求めるこ
とができる。
【0047】そして、移動体交換機は、無線基地局から
送信された位置登録信号107を受信すると(S11
1)、位置登録信号107に含まれている移動体通信端
末の電話番号および暗号化された製品番号を抽出し(S
112)、図3(c)に示した記憶内容を参照し、抽出
した移動体通信端末の電話番号に対応付けて記憶してい
るエリアデータ(該移動体通信端末の記憶装置に記憶さ
れているエリアデータ)を求め(S113)、求めたエ
リアデータに基づいて、抽出した製品番号を復号化する
(S114)。続いて、復号化した製品番号の正当性を
判定し(S115)、正当な製品番号である場合は、図
3(b)の記憶内容において、抽出した電話番号に対応
付けて記憶している無線基地局の識別番号を、位置登録
信号107の送信元の無線基地局の識別番号に更新した
後(S116)、確認信号117を送信する(S11
8)。
送信された位置登録信号107を受信すると(S11
1)、位置登録信号107に含まれている移動体通信端
末の電話番号および暗号化された製品番号を抽出し(S
112)、図3(c)に示した記憶内容を参照し、抽出
した移動体通信端末の電話番号に対応付けて記憶してい
るエリアデータ(該移動体通信端末の記憶装置に記憶さ
れているエリアデータ)を求め(S113)、求めたエ
リアデータに基づいて、抽出した製品番号を復号化する
(S114)。続いて、復号化した製品番号の正当性を
判定し(S115)、正当な製品番号である場合は、図
3(b)の記憶内容において、抽出した電話番号に対応
付けて記憶している無線基地局の識別番号を、位置登録
信号107の送信元の無線基地局の識別番号に更新した
後(S116)、確認信号117を送信する(S11
8)。
【0048】なお、製品番号の正当性を判定するため
に、本実施例においては、移動体交換機は、図3(d)
に示すように、移動体通信端末の電話番号と該移動体通
信端末の製品番号とを対応付けて自身の記憶装置に記憶
している。
に、本実施例においては、移動体交換機は、図3(d)
に示すように、移動体通信端末の電話番号と該移動体通
信端末の製品番号とを対応付けて自身の記憶装置に記憶
している。
【0049】無線基地局は、移動体交換機から送信され
た確認信号117を受信すると(S119)、確認信号
117を移動体通信端末に送信する(S120)。
た確認信号117を受信すると(S119)、確認信号
117を移動体通信端末に送信する(S120)。
【0050】次に、本実施例における発信処理について
説明する。
説明する。
【0051】図5に示すように、移動体通信端末は、発
信操作があると(S501)、通話チャネルを捕捉し
(S502)、自身の記憶装置に記憶しているエリアデ
ータ(最新の位置登録処理時に更新したエリアデータ)
を利用して製品番号を暗号化した後(S503)、発信
先の電話番号,自身の電話番号,暗号化した製品番号を
含む発信信号504を無線基地局に送信する(S50
5)。
信操作があると(S501)、通話チャネルを捕捉し
(S502)、自身の記憶装置に記憶しているエリアデ
ータ(最新の位置登録処理時に更新したエリアデータ)
を利用して製品番号を暗号化した後(S503)、発信
先の電話番号,自身の電話番号,暗号化した製品番号を
含む発信信号504を無線基地局に送信する(S50
5)。
【0052】なお、無線基地局から送信される報知情報
には、エリアデータのほかにも、捕捉可能な通話チャネ
ルのチャネル番号が含まれており、移動体通信端末は、
報知情報に含まれているチャネル番号が示す通話チャネ
ルを捕捉する。
には、エリアデータのほかにも、捕捉可能な通話チャネ
ルのチャネル番号が含まれており、移動体通信端末は、
報知情報に含まれているチャネル番号が示す通話チャネ
ルを捕捉する。
【0053】無線基地局は、移動体通信端末から送信さ
れた発信信号504を受信すると(S506)、発信信
号504を移動体交換機に送信する(S507)。
れた発信信号504を受信すると(S506)、発信信
号504を移動体交換機に送信する(S507)。
【0054】移動体交換機は、無線基地局から送信され
た発信信号504を受信すると(S508)、発信信号
504に含まれている移動体通信端末の電話番号および
暗号化された製品番号を抽出し(S509)、図3
(c)に示した記憶内容を参照し、抽出した移動体通信
端末の電話番号に対応付けて記憶しているエリアデータ
(該移動体通信端末の記憶装置に記憶されているエリア
データ)を求め(S510)、求めたエリアデータに基
づいて、抽出した製品番号を復号化する(S511)。
続いて、図3(d)に示した記憶内容を参照し、復号化
した製品番号の正当性を判定し(S512)、正当な製
品番号である場合は、発信処理を継続する(S51
3)。
た発信信号504を受信すると(S508)、発信信号
504に含まれている移動体通信端末の電話番号および
暗号化された製品番号を抽出し(S509)、図3
(c)に示した記憶内容を参照し、抽出した移動体通信
端末の電話番号に対応付けて記憶しているエリアデータ
(該移動体通信端末の記憶装置に記憶されているエリア
データ)を求め(S510)、求めたエリアデータに基
づいて、抽出した製品番号を復号化する(S511)。
続いて、図3(d)に示した記憶内容を参照し、復号化
した製品番号の正当性を判定し(S512)、正当な製
品番号である場合は、発信処理を継続する(S51
3)。
【0055】次に、本実施例における着信処理について
説明する。
説明する。
【0056】図6に示すように、移動体交換機は、移動
体通信端末に対する着信があると(S601)、図3
(b)に示した記憶内容を参照し、該移動体通信端末の
電話番号に対応付けて記憶している無線基地局の識別番
号を求め(S602)、該移動体通信端末の電話番号を
含む着信信号603を、求めた無線基地局の識別番号に
対応する無線基地局に送信する(S604)。
体通信端末に対する着信があると(S601)、図3
(b)に示した記憶内容を参照し、該移動体通信端末の
電話番号に対応付けて記憶している無線基地局の識別番
号を求め(S602)、該移動体通信端末の電話番号を
含む着信信号603を、求めた無線基地局の識別番号に
対応する無線基地局に送信する(S604)。
【0057】無線基地局は、移動体交換機から送信され
た着信信号603を受信すると(S605)、着信信号
603を送信する(S606)。
た着信信号603を受信すると(S605)、着信信号
603を送信する(S606)。
【0058】移動体通信端末は、無線基地局から送信さ
れた着信信号603を受信すると(S607)、着信信
号603に含まれている移動体通信端末の電話番号と自
身の電話番号とを比較し(S608)、両者が一致した
場合に、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータ
(最新の位置登録処理時に更新したエリアデータ)を利
用して製品番号を暗号化した後(S609)、自身の電
話番号および暗号化した製品番号を含む応答信号610
を無線基地局に送信する(S611)。
れた着信信号603を受信すると(S607)、着信信
号603に含まれている移動体通信端末の電話番号と自
身の電話番号とを比較し(S608)、両者が一致した
場合に、自身の記憶装置に記憶しているエリアデータ
(最新の位置登録処理時に更新したエリアデータ)を利
用して製品番号を暗号化した後(S609)、自身の電
話番号および暗号化した製品番号を含む応答信号610
を無線基地局に送信する(S611)。
【0059】無線基地局は、移動体通信端末から送信さ
れた応答信号610を受信すると(S612)、応答信
号610を移動体交換機に送信する(S613)。
れた応答信号610を受信すると(S612)、応答信
号610を移動体交換機に送信する(S613)。
【0060】移動体交換機は、無線基地局から送信され
た応答信号610を受信すると(S614)、応答信号
610に含まれている移動体通信端末の電話番号および
暗号化された製品番号を抽出し(S615)、図3
(c)に示した記憶内容を参照し、抽出した移動体通信
端末の電話番号に対応付けて記憶しているエリアデータ
(該移動体通信端末の記憶装置に記憶されているエリア
データ)を求め(S616)、求めたエリアデータに基
づいて、抽出した製品番号を復号化する(S617)。
続いて、図3(d)に示した記憶内容を参照し、復号化
した製品番号の正当性を判定し(S618)、正当な製
品番号である場合は、着信処理を継続する(S61
9)。
た応答信号610を受信すると(S614)、応答信号
610に含まれている移動体通信端末の電話番号および
暗号化された製品番号を抽出し(S615)、図3
(c)に示した記憶内容を参照し、抽出した移動体通信
端末の電話番号に対応付けて記憶しているエリアデータ
(該移動体通信端末の記憶装置に記憶されているエリア
データ)を求め(S616)、求めたエリアデータに基
づいて、抽出した製品番号を復号化する(S617)。
続いて、図3(d)に示した記憶内容を参照し、復号化
した製品番号の正当性を判定し(S618)、正当な製
品番号である場合は、着信処理を継続する(S61
9)。
【0061】上述したように、本実施例においては、移
動体通信端末が、エリアデータを利用して暗号化した自
身の製品番号を含む位置登録信号(または、発信信号や
応答信号)を、無線基地局を介して移動体交換機に送信
し、移動体交換機が、位置登録信号(または、発信信号
や応答信号)に含まれている暗号化された製品番号をエ
リアデータを利用して復号化した後、復号化した製品番
号の正当性を判断するようにしている。
動体通信端末が、エリアデータを利用して暗号化した自
身の製品番号を含む位置登録信号(または、発信信号や
応答信号)を、無線基地局を介して移動体交換機に送信
し、移動体交換機が、位置登録信号(または、発信信号
や応答信号)に含まれている暗号化された製品番号をエ
リアデータを利用して復号化した後、復号化した製品番
号の正当性を判断するようにしている。
【0062】そこで、不正使用者が、移動体通信端末の
製品番号を入手し、該製品番号を不正に複写した移動体
通信端末を使用しても、移動体交換機は、不正な移動体
通信端末から送信された位置登録信号(または、発信信
号や応答信号)を受信した場合に、該位置登録信号(ま
たは、発信信号や応答信号)に含まれている暗号化され
た製品番号をエリアデータを利用して復号化する際に、
正当な製品番号に復号化することができないので、不正
な移動体通信端末であるとみなすことができ、その使用
を禁止することが可能となる。
製品番号を入手し、該製品番号を不正に複写した移動体
通信端末を使用しても、移動体交換機は、不正な移動体
通信端末から送信された位置登録信号(または、発信信
号や応答信号)を受信した場合に、該位置登録信号(ま
たは、発信信号や応答信号)に含まれている暗号化され
た製品番号をエリアデータを利用して復号化する際に、
正当な製品番号に復号化することができないので、不正
な移動体通信端末であるとみなすことができ、その使用
を禁止することが可能となる。
【0063】また、不正使用者が、移動体通信端末から
送信された位置登録信号(または、発信信号や応答信
号)を取得し、該位置登録信号(または、発信信号や応
答信号)に含まれている製品番号を不正に複写した移動
体通信端末を使用しても、位置登録信号(または、発信
信号や応答信号)に含まれている製品番号は暗号化され
ているので、複写元の正当な移動体通信端末が位置する
エリアのエリアデータが分からない限り、複写された製
品番号は意味をなさず、移動体交換機は、同様に、不正
な移動体通信端末であるとみなすことができ、その使用
を禁止することが可能となる。
送信された位置登録信号(または、発信信号や応答信
号)を取得し、該位置登録信号(または、発信信号や応
答信号)に含まれている製品番号を不正に複写した移動
体通信端末を使用しても、位置登録信号(または、発信
信号や応答信号)に含まれている製品番号は暗号化され
ているので、複写元の正当な移動体通信端末が位置する
エリアのエリアデータが分からない限り、複写された製
品番号は意味をなさず、移動体交換機は、同様に、不正
な移動体通信端末であるとみなすことができ、その使用
を禁止することが可能となる。
【0064】なお、移動体通信端末が自身の記憶装置に
記憶しているエリアデータは、移動体通信端末がエリア
を移動する度に、その値が更新され、また、移動体通信
端末が同一のエリアに位置していても、予め決められた
時間が経過する度、その値が更新されるので、使用者の
操作を一切必要としないで、製品番号を暗号化すること
ができる。
記憶しているエリアデータは、移動体通信端末がエリア
を移動する度に、その値が更新され、また、移動体通信
端末が同一のエリアに位置していても、予め決められた
時間が経過する度、その値が更新されるので、使用者の
操作を一切必要としないで、製品番号を暗号化すること
ができる。
【0065】また、移動体交換機から移動体通信端末に
対して最初に送信する信号が着信信号以外であるような
場合があっても、移動体通信端末は、この信号に対する
応答信号に、上述と同様に、暗号化した製品番号を含ま
せるようにすればよい。
対して最初に送信する信号が着信信号以外であるような
場合があっても、移動体通信端末は、この信号に対する
応答信号に、上述と同様に、暗号化した製品番号を含ま
せるようにすればよい。
【0066】また、本明細書においては、移動体通信端
末の正当性を判断する方法についてのみ説明している
が、移動体通信端末以外の製品についても、該製品およ
び該製品の正当性を判断する装置の両方に、該製品の使
用状態に応じてその値が変化する特定のデータを記憶す
るようにすれば、該製品の製品番号の正当性を判断する
ことが可能である。
末の正当性を判断する方法についてのみ説明している
が、移動体通信端末以外の製品についても、該製品およ
び該製品の正当性を判断する装置の両方に、該製品の使
用状態に応じてその値が変化する特定のデータを記憶す
るようにすれば、該製品の製品番号の正当性を判断する
ことが可能である。
【0067】例えば、現在使用されているキャッシュカ
ードをICカードで構成するようにした場合には、エリ
アデータの代わりに、該カードを使用した現金預払機を
示す識別データを利用して該カードの製品番号を暗号化
/復号化するようにすることができる。
ードをICカードで構成するようにした場合には、エリ
アデータの代わりに、該カードを使用した現金預払機を
示す識別データを利用して該カードの製品番号を暗号化
/復号化するようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体通信端末に固有に付与された番号(例えば、製品
番号)が複写された不正な移動体通信端末による使用を
防止することが可能となるという効果がある。
移動体通信端末に固有に付与された番号(例えば、製品
番号)が複写された不正な移動体通信端末による使用を
防止することが可能となるという効果がある。
【図1】本実施例における位置登録処理のシーケンス
図。
図。
【図2】従来の位置登録処理のシーケンス図。
【図3】移動体交換機の記憶装置の記憶内容を示す説明
図。
図。
【図4】移動体通信端末の製品番号を暗号化および復号
化する処理を示す説明図。
化する処理を示す説明図。
【図5】本実施例における発信処理のシーケンス図。
【図6】本実施例における着信処理のシーケンス図。
S105…製品番号を暗号化するステップ S114…製品番号を復号化するステップ S115…正当性を判定するステップ
Claims (7)
- 【請求項1】複数の移動体通信端末と、これらの移動体
通信端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、
これらの無線基地局との間で通信を行う移動体交換機と
を備え、上記無線基地局は、それぞれ、自身の通信圏で
あるエリアを示すエリアデータを送信し、上記移動体通
信端末は、それぞれ、自身が位置するエリアに対応する
無線基地局から送信されるエリアデータを自身の記憶装
置に記憶している移動体通信網において、上記移動体交
換機が上記移動体通信端末の正当性を判断する方法であ
って、 上記移動体通信端末は、それぞれ、自身の記憶装置に記
憶しているエリアデータを利用して、自身に固有に付与
された番号(以下、固有番号と称す。)を暗号化し、上
記移動体交換機との間で上記無線基地局を介して信号を
やり取りする際に上記移動体交換機に送信する最初の信
号に、該暗号化した固有番号を含ませ、 上記移動体交換機は、上記移動体通信端末ごとに、該移
動体通信端末の固有番号、および、該移動体通信端末が
記憶しているエリアデータと同一のエリアデータを自身
の記憶装置に記憶し、自身の記憶装置に記憶しているエ
リアデータを利用して、上記移動体通信端末から上記無
線基地局を介して送信された信号に含まれている暗号化
された固有番号を復号化した後、自身の記憶装置に記憶
している固有番号と照合することにより、該移動体通信
端末の正当性を判断することを特徴とする移動体通信端
末の正当性判断方法。 - 【請求項2】請求項1記載の移動体通信端末の正当性判
断方法において、 上記移動体通信端末は、自身の固有番号と自身の記憶装
置に記憶しているエリアデータとの間で排他的論理和処
理を行うことにより、該固有番号を暗号化することを特
徴とする移動体通信端末の正当性判断方法。 - 【請求項3】請求項2記載の移動体通信端末の正当性判
断方法において、 上記移動体通信端末は、自身の固有番号のデータ長と自
身の記憶装置に記憶しているエリアデータのデータ長と
が異なる場合に、両者を予め決められた個数のブロック
に分割し、データ長が短い方の各ブロックに、両方のブ
ロックが同じデータ長になるよう、予め決められた値の
データを付加してから、排他的論理和処理を行うことを
特徴とする移動体通信端末の正当性判断方法。 - 【請求項4】請求項1,2または3記載の移動体通信端
末の正当性判断方法において、 上記移動体通信端末が暗号化した固有番号を含ませる信
号は、上記移動体通信端末が位置するエリアを上記移動
体交換機が把握するための位置登録処理時に送信する位
置登録信号,上記移動体通信端末から発信するための発
信処理時に送信する発信信号,上記移動体通信端末に着
信するための着信処理時に送信する応答信号であること
を特徴とする移動体通信端末の正当性判断方法。 - 【請求項5】請求項1,2,3または4記載の移動体通
信端末の正当性判断方法において、 上記移動体交換機は、上記移動体通信端末が位置するエ
リアを上記移動体交換機が把握するための位置登録処理
時に、上記移動体通信端末から送信された位置登録信号
を中継した無縁基地局がその時点で送信しているエリア
データを求めることにより、該移動体通信端末の記憶装
置に記憶されているエリアデータと同一のエリアデータ
を求めることを特徴とする移動体通信端末の正当性判断
方法。 - 【請求項6】請求項1,2,3,4または5記載の移動
体通信端末の正当性判断方法において、 上記固有番号は移動体通信端の製品番号であることを特
徴とする移動体通信端末の正当性判断方法。 - 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
移動体通信端末の正当性判断方法において、 上記無線基地局が送信するエリアデータの値は、予め決
められた時間ごとに変更することを特徴とする移動体通
信端末の正当性判断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077291A JPH07288866A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 移動体通信端末の正当性判断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077291A JPH07288866A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 移動体通信端末の正当性判断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288866A true JPH07288866A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13629780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6077291A Pending JPH07288866A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 移動体通信端末の正当性判断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07288866A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5940512A (en) * | 1996-06-21 | 1999-08-17 | Nec Corporation | Roaming method capable of improving roaming registration procedure |
KR100343659B1 (ko) * | 2000-09-30 | 2002-07-11 | 조정남 | 불법사용 관리 시스템에서 속도불가능 검색의 오류 검출방법 |
KR100469713B1 (ko) * | 2002-06-14 | 2005-02-02 | 삼성전자주식회사 | 네트워크 시스템에 있어서의 인증 장치 및 인증 방법 |
US7610039B2 (en) | 2004-03-05 | 2009-10-27 | Lg Electronics Inc. | Coding method of mobile user equipment |
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1994
- 1994-04-15 JP JP6077291A patent/JPH07288866A/ja active Pending
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