JPH0728860Y2 - ▲ろ▼過器 - Google Patents
▲ろ▼過器Info
- Publication number
- JPH0728860Y2 JPH0728860Y2 JP10403689U JP10403689U JPH0728860Y2 JP H0728860 Y2 JPH0728860 Y2 JP H0728860Y2 JP 10403689 U JP10403689 U JP 10403689U JP 10403689 U JP10403689 U JP 10403689U JP H0728860 Y2 JPH0728860 Y2 JP H0728860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- evaporation chamber
- cylindrical body
- tubular body
- water tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水槽等に用いる過器に関するものであ
る。
る。
通常、水槽で魚を飼育しようとする場合、炭酸ガス等の
代謝物質を追い出し、酸素を補給してやる曝気具(魚の
排泄物の有機成分を微生物の働きによって無害なものに
変えてやる材の内蔵過器)が必要となる。
代謝物質を追い出し、酸素を補給してやる曝気具(魚の
排泄物の有機成分を微生物の働きによって無害なものに
変えてやる材の内蔵過器)が必要となる。
上記の過器は、材の充填エアストーン付の器体を水
中につけ、上記のエアストーンとエアポンプの吐出口と
は、ビニルチューブを介し接続し、エアポンプの運転に
よりエアストーンから出る細かい空気の泡が水中に拡が
り、酸素を補給するようになっている。
中につけ、上記のエアストーンとエアポンプの吐出口と
は、ビニルチューブを介し接続し、エアポンプの運転に
よりエアストーンから出る細かい空気の泡が水中に拡が
り、酸素を補給するようになっている。
バイブレータ式のポンプを用いるので、振動音が気にな
り、特に物音のとだえた夜間になると音が大きく響くの
で、嫌がられ、ポンプの運転を停止させる人もある。
り、特に物音のとだえた夜間になると音が大きく響くの
で、嫌がられ、ポンプの運転を停止させる人もある。
しかし、これでは酸素不足により魚が窒息死したり、せ
っかくの過バクテリアの活動も阻害されてしまう問題
があった。
っかくの過バクテリアの活動も阻害されてしまう問題
があった。
そこで、この考案はポンプによる酸素の強制補給を行わ
ないで水中に酸素を補給すると共に、過するようにし
た過器を提供することを目的とする。
ないで水中に酸素を補給すると共に、過するようにし
た過器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この考案は周壁の上部に
水槽の水が流入する流入口を、かつ水槽の底側に位置す
る下端に排出口を有する筒状体と、この筒状体内に充填
した過材と、上記筒状体の上端に底を連通させて水面
外に位置させると共に、大気と連通する多数の透孔を有
する蒸発室と、この蒸発室内に充填させて前記流入口か
ら筒状体内に流入した水を強制的に上昇させる水吸い上
げ部材とで構成したものである。
水槽の水が流入する流入口を、かつ水槽の底側に位置す
る下端に排出口を有する筒状体と、この筒状体内に充填
した過材と、上記筒状体の上端に底を連通させて水面
外に位置させると共に、大気と連通する多数の透孔を有
する蒸発室と、この蒸発室内に充填させて前記流入口か
ら筒状体内に流入した水を強制的に上昇させる水吸い上
げ部材とで構成したものである。
本考案は自然対流(海水等の対流)の応用である。
水は上部で冷すと下降し、下部で温めると上昇する。
本装置はこの水の流れを水槽内で起こす物で或る。
流入口から筒状体内に流入した水面近くの水は、水吸い
上げ部材により蒸発室内に向け上昇する。
上げ部材により蒸発室内に向け上昇する。
蒸発室内に吸い上げられた水は、大気と連通する各透孔
の部分で蒸発する時に熱を奪う。
の部分で蒸発する時に熱を奪う。
気化熱により蒸発室内は勿論、筒状体内の流入口近くの
水温が水面近くの水温よりも低下する。
水温が水面近くの水温よりも低下する。
筒状体内の流入口近くの水温が低下すると、水面の水が
冷えて比重が重くなり下降する。
冷えて比重が重くなり下降する。
水が下降すると水面の水が流入口をへて筒状体内に吸い
込まれる。
込まれる。
吸い込まれた水は又冷えて下降す。
その結果排出口から水槽に排出される。
水が下降する時に濾過材により濾過される。
図において、1は水槽2に上部を除く以外を没入させた
長さ380mm、内径20mmの筒状体で、この筒状体1の周壁
の上部には、水面近くの28.2℃(室温と同じ温度)の水
が流入する横2mm、縦8mmの縦長な流入口3が、また筒状
体1の水槽2の底側に位置する下端には、直径8mmの排
出口4が設けられている。
長さ380mm、内径20mmの筒状体で、この筒状体1の周壁
の上部には、水面近くの28.2℃(室温と同じ温度)の水
が流入する横2mm、縦8mmの縦長な流入口3が、また筒状
体1の水槽2の底側に位置する下端には、直径8mmの排
出口4が設けられている。
5は筒状体1内に充填したアクリル樹脂繊維製の過材
で、この過材5により流入口3から筒状体1内に流入
し、そして排出口4から水槽2に排出する水を過す
る。
で、この過材5により流入口3から筒状体1内に流入
し、そして排出口4から水槽2に排出する水を過す
る。
なお、過材5に付着している過バクテリア(過細
菌)の助けを借りて魚に有害なアンモニアを亜硝酸塩や
硝酸塩(無害な物質)に変える。
菌)の助けを借りて魚に有害なアンモニアを亜硝酸塩や
硝酸塩(無害な物質)に変える。
6は筒状体1の上端に底を連通させて水面外に位置させ
ると共に、大気と連通する多数の直径10mmの透孔7を有
する内側高さ18mm、内径80mmの蒸発室で、この蒸発室6
内には、流入口3から筒状体1内に流入した水を上記蒸
発室6内の透孔7の部分に強制的に上昇させる吸取紙製
の水吸い上げ部材8が充填されている。
ると共に、大気と連通する多数の直径10mmの透孔7を有
する内側高さ18mm、内径80mmの蒸発室で、この蒸発室6
内には、流入口3から筒状体1内に流入した水を上記蒸
発室6内の透孔7の部分に強制的に上昇させる吸取紙製
の水吸い上げ部材8が充填されている。
上記のように構成すると、筒状体1内の水が水吸い上げ
部材8により吸い上げられて蒸発室6内に流入すると、
各透孔7内で大気と接触するので、蒸発する。
部材8により吸い上げられて蒸発室6内に流入すると、
各透孔7内で大気と接触するので、蒸発する。
蒸発すると、気化熱により蒸発室6内の温度が25.8℃に
下がるので、筒状体1内の流入口3近くの水温が水槽2
の水面温度28.2℃よりも低くなって27.9℃になる。
下がるので、筒状体1内の流入口3近くの水温が水槽2
の水面温度28.2℃よりも低くなって27.9℃になる。
その結果、水面近くの温度と筒状体1内の流入口3近く
の温度との差により水槽2の水が流入口3をへて筒状体
1内に毎時25cc吸い込まれるので、筒状体1内の水が下
方に流れ、排出口4をへて水槽2の底部(水温28℃)に
排出される。
の温度との差により水槽2の水が流入口3をへて筒状体
1内に毎時25cc吸い込まれるので、筒状体1内の水が下
方に流れ、排出口4をへて水槽2の底部(水温28℃)に
排出される。
このとき、過材5により過されると共に、対流によ
り酸素が補給される。
り酸素が補給される。
なお、透孔7は、蒸発室6の頂壁及び周壁にも多数設け
られ、図示のように大型化しておくと、蒸発量を増大さ
せて水温を低下させる有効な気化熱を得ることができ
る。
られ、図示のように大型化しておくと、蒸発量を増大さ
せて水温を低下させる有効な気化熱を得ることができ
る。
また、筒状体1内の流入口3付近の温度が水槽2内の水
温の影響を受けないよう適宜の方法で上記筒状体1に断
熱性を付与しておくとよい。
温の影響を受けないよう適宜の方法で上記筒状体1に断
熱性を付与しておくとよい。
この装置の基本原理は自然対流の応用です。
寒流の魚等はかなり深い海の底まで住むことが出来ます
が、暖流の魚等は水面近くにしか住むことが出来ませ
ん。
が、暖流の魚等は水面近くにしか住むことが出来ませ
ん。
寒流では氷山、冷たい風、等のため水面の水が冷えて比
重が重くなり下降し、対流が起り酸素が底迄入ります。
重が重くなり下降し、対流が起り酸素が底迄入ります。
暖流では水面が暖かく比重が軽く、底の水の方が冷たく
比重が重いため、対流はおこらないので余り深い所には
住めません。
比重が重いため、対流はおこらないので余り深い所には
住めません。
蒸発室は水を吸い上げるのが目的でなく、水面の水を気
化熱を利用して冷やし比重を重くするのが目的です。
化熱を利用して冷やし比重を重くするのが目的です。
流入口横幅数ミリ、縦幅は水が蒸発して水面が下がって
も良いように、数ミリから数センチ、余り大きくなく、
外部と内部の温度差が維持できる大きさです。
も良いように、数ミリから数センチ、余り大きくなく、
外部と内部の温度差が維持できる大きさです。
水は上面か藻類からしか酸素は入りませんから、対流が
無ければある程度深い所の水は酸欠になります。
無ければある程度深い所の水は酸欠になります。
この装置で上部の水を下方に降ろすのです。その時に濾
材のバクテリア、等でアンモニア、等も分解出来ます。
材のバクテリア、等でアンモニア、等も分解出来ます。
本装置はあくまでも簡易濾過器ですから、従来の濾過器
のようにたくさんの魚は飼えません。
のようにたくさんの魚は飼えません。
水が腐らないようにするのが目的で魚も飼えますが、沢
山魚を飼うのが目的では有りません。
山魚を飼うのが目的では有りません。
本考案を花瓶に使用すると、匂いも無く真夏でもかなり
長持ちします。
長持ちします。
対流は温度差で起りますから、ポンプ等を使用しないで
水を動かし、酸素を補給します。
水を動かし、酸素を補給します。
第1図はこの考案に係る過器の縦断正面図、第2図は
同上の平面図である。 1……筒状体、2……水槽、3……流入口、4……排出
口、5……過材、6……蒸発室、7……透孔、8……
吸い上げ部材。
同上の平面図である。 1……筒状体、2……水槽、3……流入口、4……排出
口、5……過材、6……蒸発室、7……透孔、8……
吸い上げ部材。
Claims (1)
- 【請求項1】周壁の上部に水槽の水が流入する流入口
を、かつ水槽の底側に位置する下端に排出口を有する筒
状体と、この筒状体内に充填した過材と、上記筒状体
の上端に底を連通させて水面外に位置させると共に、大
気と連通する多数の透孔を有する蒸発室と、この蒸発室
内に充填させて前記流入口から筒状体内に流入した水を
強制的に上昇させる水吸い上げ部材とから成る過器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10403689U JPH0728860Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ▲ろ▼過器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10403689U JPH0728860Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ▲ろ▼過器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343308U JPH0343308U (ja) | 1991-04-23 |
JPH0728860Y2 true JPH0728860Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31652846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10403689U Expired - Lifetime JPH0728860Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ▲ろ▼過器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728860Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9217854U1 (de) * | 1992-12-30 | 1993-03-04 | Wacker-Werke Gmbh & Co Kg, 8077 Reichertshofen | Von einem Umformer gespeister Innenrüttler |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP10403689U patent/JPH0728860Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343308U (ja) | 1991-04-23 |
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