JPH072881A - リン酸ジ(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)並びに関連する製造方法 - Google Patents

リン酸ジ(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)並びに関連する製造方法

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JPH072881A
JPH072881A JP6094635A JP9463594A JPH072881A JP H072881 A JPH072881 A JP H072881A JP 6094635 A JP6094635 A JP 6094635A JP 9463594 A JP9463594 A JP 9463594A JP H072881 A JPH072881 A JP H072881A
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deuterated
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drying
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Richard I Larson
リチャード・イングワルド・ラーソン
Woodfin V Ligon
ウッドフィン・ボーン・リゴン
Richard L Fox
リチャード・リン・フォックス
Hans Grade
ハンス・グレイド
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/11Esters of phosphoric acids with hydroxyalkyl compounds without further substituents on alkyl

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶媒抽出に使用される溶媒中のリン酸トリブ
チルの分解生成物の濃度測定に使用される改良された内
標準を提供する。 【構成】 改良された内標準は、測定されるべき分解生
成物の重水素化異形体、例えば、リン酸ジ(重水素化ブ
チル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)を含む。リン
酸ジ(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチ
ル)を使用すれば、毒性があって爆発性であるジアゾメ
タンの使用が排除され、それにより、工業生産での溶媒
抽出工程を監視するのに要求される日常の分析用のより
安全な実験室技術が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶媒中の関連した化合
物の濃度測定用のガスクロマトグラフィー/マススペク
トロメトリーに於ける内標準(internal standard) とし
て有用な化合物に関する。特に、本発明は、廃物或いは
使用済み原料からウラニウムを回収するための溶媒抽出
工程中で形成されたリン酸トリブチルの分解生成物の濃
度測定に有用な化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】ウラニウムを回収するための溶媒抽出工
程は、廃物或いは使用済み燃料に実施される一連の化学
的工程または操作から成る。最初、ウラニウム化合物を
含有する廃物または使用済み燃料は、硝酸(HNO3
の水溶液で処理され、ウラニウムは溶解して硝酸ウラニ
ル(UO2 (NO3 2 )及び他の酸可溶性成分を水相
中に形成する。この水相を溶媒抽出塔の中を降下させ、
一方、ドデカンのようなパラフィン系混合物の有機希釈
剤に溶解したリン酸トリ−n−ブチル(”TBP”)の
有機相を水相と対向流をなして溶媒抽出塔の中を上昇さ
せる。水相の可溶性ウラニウム化合物は、有機相によっ
て抽出されてTBPと合体させられる。こうして、ウラ
ニウムは、水相に残留している酸可溶性ラフィネートで
ある汚染物質から分離され、有機相によって抽出塔から
運び出される。水相と有機相は、抽出塔の対向する端か
ら出る。
【0003】抽出塔からの有機相流出物は、次にストリ
ップ塔の中を上昇させ、一方、水を有機相と対向流をな
してストリップ塔の中を降下させる。水は、有機相のT
BPからウラニウムを放出させ、ウラニウムは水相に移
送され水相に含まれて送られる。水相と有機相は、スト
リップ塔の対向する端から出るが、その際に水相は汚染
物質から分離された回収ウラニウム化合物を含有する。
有機相は、その後、抽出塔を通して再循環される。代表
的には、その手順は、抽出塔とストリップ塔から成るシ
ステムを通して全成分を連続して流すことによって実施
される。溶媒抽出工程の所望の生成物は、そのシステム
に供給された最初の廃物の内の事実上全てのウラニウム
を含有する高純度水相流出物である。
【0004】電離性放射線、昇温及び酸は、ウラニウ
ム、プルトニウム、トリウム及びガドリニウムのような
重金属を分離する溶媒抽出工程の全てでTBPの分解を
発生させる。分解生成物は、ガドリニウム、ジルコニウ
ム及び核分裂生成物のような不必要な廃物から、求めら
れる生成物たるウラニウムとプルトニウムの分離を妨害
する。
【0005】溶媒抽出への酸の供給は、リン酸ジブチル
(DBP)及びリン酸モノブチル(MBP)、リン酸及
びブチルアルコールを形成して、脱エステル化(脱アル
キルと加水分解)反応を必然的に伴う。一連の脱エステ
ル化反応は、以下のように要約される: リン酸ジブチル(DBP)は、ウラニウム、ジルコニウ
ム及びガドリニウムと錯体化し、TBP及びその炭化水
素系希釈剤(ドデカンまたはケロシン)溶液に可溶性の
化合物を形成する。このため、ガドリニウム或いはジル
コニウム除染係数が低下し、溶剤抽出工程で形成された
ラフィネート、つまり水性廃物へのウラニウム喪失が増
加する。
【0006】ガスクロマトグラフィーは、TBP及びT
BP−希釈剤溶液中のDBP及びMBPの少量を測定す
るための標準的分析方法である。これらの分解生成物を
測定するために、DBP及びMBPは、より揮発性であ
るメチルエステル、即ちCH 3 DBP及(CH3 2
BPに変換される。メチル化は、ガスクロマトグラフ用
の充填塔を通しての低揮発性酸の移動問題及び塔内での
その解離問題を防止する。一般に使用されるメチル化剤
は、爆発性でもあり毒性でもあるジアゾメタン(CH2
2 )である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、溶媒
抽出に使用された溶媒中のリン酸トリブチルの分解生成
物の濃度測定に使用される改良された内標準を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供される
改良された内標準は、測定されるべき分解生成物の重水
素化異形体、例えば、リン酸ジ(重水素化ブチル)及び
リン酸モノ(重水素化ブチル)を含む。リン酸ジ(重水
素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)を使用
すると、毒性で爆発性があるジアゾメタンの使用が排除
され、それによって、工業生産での溶媒抽出工程を監視
するのに要求される日常の分析用のより安全な実験室技
術が提供される。
【0009】本発明の重水素化化合物は、ガスクロマト
グラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)に
於ける内標準として使用され得る。分析されるべき溶媒
サンプルは、質量で標識したリン酸ジ(重水素化ブチ
ル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)でスパイクされ
る。シリル化剤、ビストリメチルシリルトリフルオロア
セトアミド(BSTFA)、の添加後、サンプルは、ガ
スクロマトグラフ/マススペクトロメーターに注入さ
れ、標識内標準と自然発生物質間の比率を測定して定量
的な結果を得る。検討対象である分解生成物の濃度は、
この定量的結果と検量線を用いて測定される。
【0010】本発明の方法は、リン酸ジ(重水素化ブチ
ル)(d−DBP)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)
(d−MBP)を製造するために使用され得る。重水素
化内標準の合成における第一の工程は、塩化メチレン
(CH2 Cl2 )とピリジンの存在下で重水素化ブタノ
ール(C4 9 OH)とオキシ塩化リン(POCl3
を結合することである。重水素化ブタノールは、オキシ
塩化リン及び水と反応してd−MBPとd−DBPを生
成する。
【0011】
【実施例】本発明の方法に従った重水素化化合物が、溶
媒中に存在するTBPの分解生成物の量を測定するため
の質量で標識した内標準として使用される。リン酸ジ
(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)
は、測定中のTBP−ドデカンのサンプルに添加され
る。次に、大部分のTBPとドデカンを除いて、重水素
化及び非重水素化双方のリン酸ジブチル及びモノブチル
が水で抽出される。乾燥後、固体残渣はシリル化剤、例
えば、BSTFAで処理される。この混合物は、次い
で、ガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー
(GC/MS)を用いて分析される。
【0012】BSTFAによる処理は、酸であるリン酸
エステルを下記の反応に従ってトリメチルシリルエステ
ルに変換する: それから、誘導体にされた溶液の分別部分をガスクロマ
トグラフ/マススペクトロメーターに注入する。図1
は、これらのサンプルで得られたクロマトグラムの例を
示す。図2は、代表的なリン酸ブチルエステル分析の検
量線プロット及び相当するデータ点を示す:(□)デー
タ、(+)線形回帰、(o)リラン(rerun) 。
【0013】上記した分析手法は、重水素化内標準を必
要とし、それを合成しなければならない。本発明の方法
に従った重水素化内標準合成の第一工程は、塩化メチレ
ン(CH2 Cl2 )とピリジンの存在下で重水素化ブタ
ノール(C4 9 OH)とオキシ塩化リン(POC
3 )を結合することである。重水素化ブタノールは、
オキシ塩化リン及び水と反応して、次の反応に従って重
水素化MBP(d−MBP)、重水素化DBP(d−D
BP)及び重水素化TBPを生成する: 反応物は、小さな分液漏斗に以下の順に配合された:
(1)塩化メチレン12.5ml、(2)重水素化ブタ
ノール625μl、(3)ピリジン1900μl、
(4)オキシ塩化リン625μl、添加時に1−ml注
射器を使用。この配合物は、渦巻き状に震盪してから1
0分間放置した。
【0014】本発明の方法によれば、反応は下記の順の
工程を用いて行われた:(1)水12.5mlを添加す
る、(2)分液漏斗に栓をし、頻繁に漏斗内部の圧を抜
くことに注意して、漏斗を2−3分間激しく震盪する、
(3)分液漏斗内の層を分離させる、(4)塩化メチレ
ン(底)層を注意深く別離する、(5)新しい塩化メチ
レン12.5mlを分液漏斗に添加し、再び漏斗を激し
く震盪する、(6)再び分液漏斗内の層を分離させる、
(7)再び塩化メチレン(底)層を別離し、最初の底部
層と一緒にする、(8)乾燥窒素ガスの遅い速度の気流
を用いて、一緒にまとめられた底部層を蒸発乾燥する、
(9)工程(8)からの残渣をジエチルエーテル50m
lで処理する(注:残渣の一部分しか溶解しないであろ
う)、(10)エーテル溶液をデカントし、残渣を第二
のジエチルエーテル50mlで処理する、(11)第二
のエーテル溶液をデカントし、最初のエーテル溶液と一
緒にする、(12)乾燥窒素ガスの気流を用いて、一緒
にまとめられたエーテル溶液を蒸発乾燥する。
【0015】この手順で生じたd−MBPとd−DBP
は、TBP或いはTBP−希釈剤溶液中のMBP及びD
BPの量を測定するのに使用され得る。GC/MS分析
用のリン酸トリブチルのサンプル調製方法は次の工程か
ら成る。 (1)d−DBP濃度7.5μg/μlとd−MBP濃
度9.8μg/μlを持つ内標準溶液10μlを1ml
コニカルビンに注入する。
【0016】(2)内標準溶液からの溶媒(塩化メチレ
ン)を窒素で蒸発させる。 (3)水150μlをコニカルビンに加え、渦ミキサー
を使用して完全に30秒間混合する。 (4)TBPサンプル約350mgを前記のビンに計り
取り、生じる二相溶液を渦ミキサーを使用して1.5分
間震盪する。
【0017】(5)注射器を用いて、水(底)層を第二
のコニカルビンに移す。上層が採取されないように注意
する。 (6)水層を含んでいる上記の第二のビンにヘキサン約
0.5mlを加え、この二相系を渦ミキサーを使用して
30秒間震盪する。 (7)注射器を用いて、水(底)層を第三のビンに移
す。
【0018】(8)乾燥窒素ガスの低速気流を使用して
水を上記第三のビンから除去する。 (9)乾燥後、工程(8)で形成された乾燥残渣にアン
プルからBSTFA100μlを加える。この混合物
は、分析前に、室温で30分間放置する。 (10)工程(9)で生じた溶液をジェイ・アンド・ダ
ブリュー・サイエンティヒック(J&W Scient
ific)社のDB−1型キャピラリーカラムアイソサ
ーマルを使用して90℃で1.5分間GC/MS分析さ
れ、その後は90℃から270℃まで速度8℃/分の昇
温をプログラムされる。インジェクターポートの温度は
195℃であった。図1に示されるようにマススペクト
ルが得られ、図2の検量線プロットを用いて定量され
た。
【0019】上記の例では、TBP350mgが使用さ
れたが、TBP量は、使用されるガスクロマトグラフ/
マススペクトロメーターの感度に依存する。例えば、も
し更によい感度の装置が使用されれば、TBP量は例え
ば10のファクターで減少され得る。装置を検定するた
めの分析上の方法を、図3の検量線プロットを参照して
以下に詳述する。滴定による97.6%のリン酸ジブチ
ルの各種の容量を、質量で標識した、完全に重水素化さ
れたリン酸ジブチルと共に導入して、図3の検量線を提
供する。二種の標準溶液、即ち、非標識の0−標準及び
質量で標識したD−標準、を以下に概要を示す方法によ
って調製する。
【0020】リン酸ジブチル(97.6%)非標識溶液
を、約0.1mg/mlの濃度の塩化メチレン溶媒の溶
液として調製する。質量で標識した、リン酸ジ(重水素
化ブチル)を、0.3乃至3.0mg/mlの濃度で塩
化メチレン溶媒と混合する。上記の0−標準及びD−標
準溶液の調製後に、各種の容量の出発溶液を表1に示す
ように調製する。
【0021】
【表1】 表 1 ビンNo. 0−標準(μl) D−標準(μl) 1 10 10 2 30 10 3 50 10 4 80 10 5 100 10 6 120 10 塩化メチレンを蒸発させてから、過剰のBSTFA約1
00μlを添加する。表2は、検定に使用される得られ
た濃度を示す。
【0022】
【表2】 表 2 ビンNo. DBP濃度(ng/μl) d−DBP濃度(ng/(μl) 1 10 10 2 30 10 3 50 10 4 80 10 5 100 10 6 120 10 質量標識化合物及び非標識化合物をクロマトグラフ的に
分離するのが困難なために、DBP及びd−DBP、質
量171及び174、用に改造イオンクロマトグラムを
検定に使用した。質量243及び245はMBP及びd
−MBPに相当する。
【0023】サンプル中のDBPの量は、DBP及びd
−DBPのピーク面積比から決定される。サンプル中の
DBPの重量を知り、図3の検量線を使用して、サンプ
ル中のDBP濃度を決定し得る。同様に、サンプル中の
MBP濃度は、サンプル中のMBPの重量と適当な検量
線(図2を参照)から決定し得る。ジアゾメタンとGC
の使用を含む標準的な測定法を重水素化内標準に基づく
分析技術と比較するために、4個のサンプルを用意し
た。DBPとMBPの既知量をサンプルNo.2とN
o.4に加えた。サンプルNo.1とNo.3は、未知
水準の汚染物質を含有していた。表3は、夫々の方法の
結果を比較する。
【0024】
【表3】 表 3 標準法 新分析法 サンプル DBP MBP DBP MBP No. (ppm) (ppm) (ppm) (ppm) 1 <5 <5 7 検出されず 7 0.2 2 90 120 94 112 94 118 99 118 96 101 90 94 3 <5 <5 7 0.3 4 100 110 98 132 92 118 二つの技術間に良好な一致が認められる。従って、リン
酸ジ(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチ
ル)は、工業生産での溶媒抽出システムの作業性能を決
定する安全な分析法を提供する上で有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に従った誘導体化溶液のサンプル
の例示的なクロマトグラムである。
【図2】本発明の方法に従ったリン酸ジブチル分析用に
実験的に得られた検量線プロット及びリン酸モノブチル
分析用に計算から得られた検量線プロットを示すグラフ
である。
【図3】本発明の方法に従って得られたリン酸ジブチル
分析用検量線プロットを示すグラフである。
【符号の説明】 □ データ + 線形回帰 o リラン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウッドフィン・ボーン・リゴン アメリカ合衆国、スケネクタデイ、バン・ アントワープ・ロード、2251番 (72)発明者 リチャード・リン・フォックス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ワインディングウッド・ レーン、6618番 (72)発明者 ハンス・グレイド アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケネ クタデイ、メドウ・レーン、937番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学式(C4 9 O)PO3 2 で特徴
    づけられる重水素化化合物。
  2. 【請求項2】 化学式(C4 9 O)2 PO2 Hで特徴
    づけられる重水素化化合物。
  3. 【請求項3】 重水素化ブタノールをオキシ塩化リン及
    び水と反応させる工程で特徴づけられるリン酸モノ(重
    水素化ブチル)及びジブチルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記の重水素化ブタノールをオキシ塩化
    リン及び水と反応させる工程が塩化メチレンを含んで成
    る溶液中で実施されることを特徴とする請求項3記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記の溶液が更にピリジンを含有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記の反応物が容器の中で下記の順に配
    合されることを特徴とする請求項5記載の方法: (1)塩化メチレン、 (2)重水素化ブタノール、 (3)ピリジン、 (4)オキシ塩化リン。
  7. 【請求項7】 更に下記の工程、即ち、前記の配合され
    た反応物に水を添加する工程、容器を震盪して反応物を
    混合させる工程、容器内の層を分離させる工程、蒸発乾
    燥操作に先立って塩化メチレン(底)層を別離する工
    程、別離された層の物質を蒸発乾燥して第一乾燥残渣を
    形成する工程、第一乾燥残渣をジエチルエーテルで処理
    してエーテル溶液を形成する工程、及び、エーテル溶液
    を蒸発乾燥して第二乾燥残渣を形成する工程を含む請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の容器が分液漏斗であることを特徴
    とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記一連の工程が、蒸発乾燥操作を実施
    する前に、容器を震盪し、容器内の層を分離させ、次い
    で塩化メチレン(底)層を別離する工程を二度含み、上
    記の連続した工程が二度目に実施される前に新しい塩化
    メチレンが容器に添加されることを特徴とする請求項7
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記の蒸発乾燥工程が乾燥した窒素ガ
    ス流を使用して実施されることを特徴とする請求項7記
    載の方法。
JP6094635A 1993-05-10 1994-05-09 リン酸ジ(重水素化ブチル)及びリン酸モノ(重水素化ブチル)並びに関連する製造方法 Pending JPH072881A (ja)

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US08/058,180 US5302758A (en) 1993-05-10 1993-05-10 Deuterated dibutyl and monobutyl phosphates
US058180 1993-05-10

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