JPH07288072A - ガス遮断器 - Google Patents

ガス遮断器

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JPH07288072A
JPH07288072A JP8212494A JP8212494A JPH07288072A JP H07288072 A JPH07288072 A JP H07288072A JP 8212494 A JP8212494 A JP 8212494A JP 8212494 A JP8212494 A JP 8212494A JP H07288072 A JPH07288072 A JP H07288072A
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JP
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arc
pressure vessel
cylindrical pressure
contactor
contact
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JP8212494A
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Inventor
Tadashi Mori
正 森
Katsumi Suzuki
克巳 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アークの熱エネルギーによって消弧性能を十
分に向上可能であり、投入動作時における接触子間の衝
撃力をできる限り低減可能な、小型で遮断性能に優れ
た、信頼性の高いガス遮断器を提供する。 【構成】 固定側アーク接触子1と円筒状圧力容器2を
一体的に接続し、支持導体6に対して移動可能に構成す
る。円筒状圧力容器2内に接離可能な一対の補助アーク
接触子3,4を対向して配置し、可動補助アーク接触子
3を円筒状圧力容器2の導体部分2aに固定し、固定補
助アーク接触子4を支持導体6に固定する。投入動作時
には押込用絶縁部材11によって円筒状圧力容器2を押
圧することにより補助アーク接触子3,4を接触させ
る。遮断動作時にはバネ8によって円筒状圧力容器2を
押し戻すことにより補助アーク接触子3,4を開離させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス遮断器に関するもの
であり、特に、アークの熱エネルギーを利用してアーク
を消弧するように構成したガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧ガス遮断器においては、接触子間
に発生するアークを消弧して遮断性能を向上するため
に、接触子を高速遮断動作させる高速遮断方式、あるい
は、接触子部にガス圧縮室を設け、接触子の高速遮断動
作によりガス圧縮室内のガスを圧縮して高速ガス流と
し、アークに吹き付けるパッファ方式などの消弧方式が
採用されている。しかしながら、これらの方式において
は、いずれも、可動部の高速動作が要求されるため、大
きな機械的駆動力を必要とし、その結果、ガス遮断器全
体が大型化する問題がある。
【0003】そのため、ガス遮断器の機械的駆動力を低
減してガス遮断器の小型化を図りながら高い遮断性能を
確保するために、図7および図8に示すようなアークの
熱エネルギーを利用するガス遮断器が提案されており、
このようなガス遮断器は、例えば、特公昭61−135
017において開示されている。なお、図7はガス遮断
器の消弧室の投入状態を示す断面図であり、図8は遮断
動作途中の状態を示す断面図である。すなわち、図7に
示すように、図示していない容器内には、絶縁ガスが充
填されており、固定電極部Aと可動電極部Bが同軸状に
対向配置されている。このうち、可動電極部Bは、図示
していない操作機構に接続され、この操作機構の駆動力
により動作してこれらの電極部A,B間を開閉するよう
に構成されている。
【0004】まず、固定電極部Aは、第1、第2の外部
シリンダ31,32、絶縁リング33、端板34、固定
側アーク接触子35、内部シリンダ36、中間電極3
7、スプリング38、接触子39、絶縁ノズル40、お
よび固定側通電接触子41によって構成されている。す
なわち、第1、第2の外部シリンダ31,32が軸方向
に直列に配置され、それぞれのフランジ部31a,32
aで互いに接続されている。このフランジ部31a,3
2aの内側には、第1、第2の外部シリンダ31,32
内の空間を連通孔33aを介して連通する絶縁リング3
3が固着されている。第1のシリンダ31の他端すなわ
ち図中下端部は端板34によって封止され、この端板3
4における第1のシリンダ31側のほぼ中央には、筒状
の固定側アーク接触子35が第1のシリンダ31と同軸
状に配置され、端板34に固着されている。
【0005】また、第1、第2のシリンダ31,32の
内部には、絶縁リング33の内側を挿通する内部シリン
ダ36が、第1、第2のシリンダ31,32および固定
側アーク接触子35と同軸状に配置され、絶縁リング3
3に固着されている。この内部シリンダ36の第1のシ
リンダ31側の端部36aの内径は、他の部分よりも小
径とされている。
【0006】そして、この内部シリンダ36内には、中
間電極37が挿入され、この内部シリンダ37および固
定アーク接触子35と同軸状に配置されている。この中
間電極37は、その軸方向中間部に設けられた摺動用の
凸部37aと、内部シリンダ36の端部36aの小径端
部の内面に設けられた摺動接触子36bとによって、内
部シリンダ36内を軸方向に摺動するように構成されて
いる。さらに、中間電極37の凸部37aと内部シリン
ダ36の固定側アーク接触子35側端部との間にはスプ
リング38が挿入されている。このスプリング38は中
間電極37を常に固定側アーク接触子35と反対側に押
圧している。すなわち、中間電極37の固定側アーク接
触子35側の端部は、投入動作時には、スプリング38
を圧縮する形で固定側アーク接触子35内に嵌合するよ
うになっている。
【0007】一方、内部シリンダ36の固定側アーク接
触子35と反対側の端部には、中間電極37の固定側ア
ーク接触子35からの開離時に中間電極37の凸部37
aと当接し、その移動を停止させるストッパ36cが固
着されており、さらにこのストッパ36cを介して筒状
の接触子39が固着されている。この接触子39は、固
定アーク接触子35と反対側に伸びるようにして、中間
電極37と同軸状に配置されている。この場合、中間電
極37は、接触子39の内側に挿通されており、中間電
極37の接触子39側の端部は、ガス遮断器の投入動作
時にストッパ36c近傍に位置し、遮断動作時に接触子
39から突出するようになっている。
【0008】また、第2のシリンダ32の第1のシリン
ダ31と反対側の端部には、接触子39の外側に筒状の
絶縁ノズル40がこの接触子39と同軸状に配置され、
第2のシリンダ32に固着されている。この絶縁ノズル
40は、接触子39との間にガス流路を形成するととも
に、その端部に内径が最小となるスロート部を備えてお
り、このスロート部の径は接触子39の内径より僅かに
大きくされている。
【0009】さらに、第2のシリンダ32における絶縁
ノズル40側の端部には、絶縁ノズル40の固着部の外
側に、固定側通電接触子41が絶縁ノズル40および第
2のシリンダ32と同軸状に配置され、第2のシリンダ
32に固着されている。この固定側通電接触子41は、
絶縁ノズル40をこの第2のシリンダ32に固着すると
ともに、第2のシリンダ32と導通している。
【0010】次に、可動電極部Bは、可動側アーク接触
子42、可動側通電接触子43、および支持部材44に
よって構成されている。すなわち、中間電極37の固定
側アーク接触子35と反対側には、可動側アーク接触子
42が、接触子39と同軸状に配置され、この接触子3
9と接離自在に構成されている。この可動側アーク接触
子42は、図示しない操作機構に接続されており、投入
動作時には、この操作機構の駆動力により、中間電極3
7を押圧しながら接触子39内に嵌合するようになって
いる。また、この可動側アーク接触子42は、遮断動作
時には接触子39から離れ、絶縁ノズル40の外方に位
置するようになっている。
【0011】さらに、この可動側アーク接触子42の外
側には、筒状の可動側通電接触子43がこの可動側アー
ク接触子42と同軸状に配置されており、この可動側通
電接触子43は、支持部材44を介して可動側アーク接
触子42と一体的に固着されている。この可動側通電接
触子43は、可動側アーク接触子42と一体的に動作し
て、中間電極37と可動側アーク接触子42の接離に引
き続いて固定側通電接触子41と接離するようになって
いる。
【0012】以上のような構成を有する図7および図8
のガス遮断器の動作は次の通りである。すなわち、ガス
遮断器の投入動作時において、投入指令が与えられる
と、図示してしない操作機構により可動側アーク接触子
42および可動側通電接触子43が中間電極37および
固定側通電接触子41側に向かって移動する。そして、
可動側アーク接触子42が中間電極37に当接すると、
この後、可動側アーク接触子42は中間電極37を固定
側アーク接触子35側に向かって押圧する形で移動させ
る。すなわち、中間電極37は、可動側アーク接触子4
2の押圧力によりスプリング38を圧縮しながら固定側
アーク接触子35側に移動し、最終的には図7に示すよ
うに固定側アーク接触子35内に嵌合する。この時点
で、可動側アーク接触子42は接触子39内に嵌合し、
可動側通電接触子43は固定側通電接触子41外に嵌合
している。
【0013】この投入状態において、主電流は、端板3
4、第1と第2のシリンダ31,32、固定側通電接触
子41、可動側通電接触子43、および支持部材44を
介して流れる。残りの電流は、端板34、固定側アーク
接触子35、中間電極37、および可動側アーク接触子
42を介して流れるか、または、中間電極37から摺動
接触子36a、内部シリンダ36、ストッパ36c、接
触子39、および可動側アーク接触子42を介して流れ
る。
【0014】一方、ガス遮断器の遮断動作時において
は、図7に示すような投入状態から遮断指令が与えられ
ると、図示していない操作機構により可動側アーク接触
子42および可動側通電接触子43が中間電極37およ
び固定側通電接触子41と逆方向に向かって移動する。
そして、最初に可動側通電接触子43が固定側通電接触
子41から開離し、電流は全て可動側アーク接触子42
を介して流れる。この場合、中間電極37は、スプリン
グ38の伸長力により可動側アーク接触子42に追従し
て同方向に移動する。そのため、図8に示すように、可
動側通電接触子43と固定側通電接触子41の開離に続
いて中間電極37が固定側アーク接触子35から開離
し、中間電極37と固定側アーク接触子35との間にア
ーク51が発生する。このアーク51の発生により、第
1のシリンダ31内の絶縁ガスは熱膨張し高圧力とな
る。したがって、この時点で固定側通電接触子41およ
び可動側通電接触子43間にアークが発生することはな
い。
【0015】そして、このように中間電極37と固定側
アーク接触子35が開離した後に、引き続き可動側アー
ク接触子42が移動すると、この可動側アーク接触子4
2は、接触子39から開離する。この時点において、可
動側アーク接触子42は依然として中間電極37に当接
している。したがって、このように可動側アーク接触子
42が接触子39から開離した時点で、それまで、摺動
接触子36a、内部シリンダ36、および接触子39を
介して流れていた電流は、全て、中間電極37および可
動側アーク接触子42に転流する。
【0016】この後、さらに可動側アーク接触子42が
移動すると、中間電極37の凸部37aがストッパ36
cに当接し、中間電極37は停止する。そのため、図8
に示すように、移動を続けている可動側アーク接触子4
2は中間電極37から開離し、可動側アーク接触子42
と中間電極37との間にアーク52が発生する。このア
ーク52の発生により、第2のシリンダ32内の絶縁ガ
スは熱膨張し高圧力となる。
【0017】以上のように、固定側アーク接触子35と
中間電極37との間、および中間電極37と可動側アー
ク接触子42との間にそれぞれ発生するアーク51,5
2により、第1と第2のシリンダ31,32内の絶縁ガ
スはともに高圧力となる。これに対して、絶縁ノズル4
0のスロート部の径は可動側アーク接触子42の径より
僅かに大きくされているため、第1と第2のシリンダ3
1,32内は、可動側アーク接触子42が絶縁ノズル4
0のスロート部から抜け出すまでほぼ密封された状態と
なる。したがって、可動側アーク接触子42が絶縁ノズ
ル40のスロート部から抜け出した直後に、中間電極3
7と可動側アーク接触子42間に発生したアーク52に
対して、第1と第2のシリンダ31,32内の高圧力の
絶縁ガスが吹き付けられてこのアーク52が消弧され、
遮断動作が完了する。
【0018】このように、この図7および図8に示すガ
ス遮断器においては、第1と第2のシリンダ31,32
を区分する絶縁リング33を設け、この絶縁リング33
に内部シリンダ36を固着し、この内部シリンダ36内
に中間電極37を摺動自在に配置するとともに、内部シ
リンダ36の遮断側端部には接触子39を固着してい
る。そのため、遮断動作時において操作機構により駆動
するのは、可動側アーク接触子42および可動側通電接
触子43のみであり、機械的駆動力を小さくすることが
できる。また、固定側アーク接触子35と中間電極37
の開離によって発生するアーク51の熱により第1のシ
リンダ31内の絶縁ガスは高圧となり、中間電極37と
可動側アーク接触子42との開離によって発生するアー
ク52の熱により第2のシリンダ18内の絶縁ガスは高
圧となる。そのため、可動側アーク接触子42が絶縁ノ
ズル40のスロート部から抜け出した時点で、これらの
高圧の絶縁ガスを絶縁ノズル40をガイドとしてアーク
52に高速で吹き付けて消弧することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のガス遮断器では、中間電極37を固定側ア
ーク接触子35に対して摺動させる構造であるために、
遮断動作時において中間電極37が移動を始めてから固
定側アーク接触子35と開離してアーク51が発生する
までに中間電極37が移動しなければならない距離が長
くなる。そのため、可動側アーク接触子42を駆動する
距離も長くなってしまい、ガス遮断器全体が大きくなっ
てしまう。また、従来のガス遮断器で生成される圧力上
昇用アークは短く、細いために、熱エネルギーが一点に
集中してしまい、圧力が十分上昇しない。そのため、ア
ークの熱エネルギーによって消弧性能を十分に向上する
ことができず、結果として機械的駆動力をあまり低減で
きなくなってしまう。さらに、投入動作時には、可動側
アーク接触子42と中間電極37、および中間電極37
と固定側アーク接触子35が、それぞれ高速で衝突する
ため、これらの導体の損傷、変形が起き易いという問題
もある。
【0020】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
可動部の移動距離をできる限り短縮しながら、しかも、
アークの熱エネルギーによって消弧性能を十分に向上可
能であり、投入動作時における接触子間の衝撃力をでき
る限り低減可能な、小型で遮断性能に優れた、信頼性の
高いガス遮断器を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のガス遮断器は、
円筒状圧力容器を移動可能とし、この円筒状圧力容器内
に一対の補助アーク接触子を設けるとともに、円筒状圧
力容器を押圧する押込手段と円筒状圧力容器を押し戻す
押戻手段を設けたものである。そして、投入動作時には
円筒状圧力容器を押圧することにより一対の補助アーク
接触子を接触させ、遮断動作時には円筒状圧力容器を押
戻すことにより一対の補助アーク接触子を開離させるよ
うに構成したものである。
【0022】すなわち、本発明のガス遮断器は、絶縁ガ
スが充填された容器内に接離可能な第1と第2のアーク
接触子が同軸状に対向して配置され、第2のアーク接触
子の動作によりこの第1と第2のアーク接触子間を開閉
するように構成され、かつ、前記第1のアーク接触子に
は、遮断動作時に発生するアークの熱エネルギーを利用
してガス圧力を上昇させる円筒状圧力容器が設けられ、
遮断動作時に、第1のアーク接触子と第2のアーク接触
子との間に発生するアークに円筒状圧力容器内の高圧力
ガスを吹き付けて消弧するように構成したガス遮断器に
おいて、第1と第2のアーク接触子および円筒状圧力容
器が次のように構成されたことを特徴としている。
【0023】請求項1記載のガス遮断器は、次のような
特徴を有する。すなわち、請求項1記載のガス遮断器に
おいて、第1のアーク接触子は、第2のアーク接触子を
挿入する中空部を有する。そして、この第1のアーク接
触子の第2のアーク接触子と対向する側と反対側に、円
筒状圧力容器がこれらの接触子と同軸状に配置され、こ
の円筒状圧力容器は、その軸方向の一方の端面で第1の
アーク接触子と接続され、かつ、この端面における第1
のアーク接触子の内周側または外周側に、この円筒状圧
力容器の内部空間を外部空間と連通する孔が設けられ
る。この円筒状圧力容器は、第1のアーク接触子と接続
される導体部分と、第1のアーク接触子と反対側に形成
された絶縁体部分とを備える。また、円筒状圧力容器の
絶縁体部分には、この絶縁体部分を貫通して円筒状圧力
容器を軸方向に移動可能に支持する支持導体が配置さ
れ、この支持導体は外部導体に接続される。さらに、円
筒状圧力容器は、支持導体に対して、前記第2のアーク
接触子と反対側の第1の動作位置と、第2のアーク接触
子に近接する第2の動作位置との間を移動するように構
成される。
【0024】一方、円筒状圧力容器内に、接離可能な第
1と第2の補助アーク接触子がこの円筒状圧力容器の軸
方向に対向して配置され、第1の補助アーク接触子は円
筒状圧力容器の導体部分に接続され、第2の補助アーク
接触子は支持導体に接続され、かつ、これらの第1と第
2の補助アーク接触子の少なくとも一方にコイルが設け
られる。そして、第1と第2のアーク接触子は、円筒状
圧力容器が第1の動作位置にある場合に、第1の補助ア
ーク接触子が第2の補助アーク接触子と接触し、円筒状
圧力容器が前記第2の動作位置にある場合に、第1の補
助アーク接触子が第2の補助アーク接触子から開離する
ように構成される。また、第2のアーク接触子側または
第1のアーク接触子側には、投入動作時に第2のアーク
接触子の動作を利用して円筒状圧力容器を第1の動作位
置側に押圧し、かつ、遮断動作時に第2のアーク接触子
の動作に伴って円筒状圧力容器の押圧を解除する押込手
段が設けられる。さらに、円筒状圧力容器の絶縁体部分
の外面には、遮断動作時に押込手段による円筒状圧力容
器の押圧が解除された際に、この円筒状圧力容器を第2
の動作位置側に押し戻す押戻手段が設けられる。
【0025】請求項2記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項2記載のガス遮断器において、第1と第
2の補助アーク接触子は、平板状に形成される。
【0026】請求項3記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項3記載のガス遮断器において、第1と第
2のアーク接触子の接触部分、および第1と第2の補助
アーク接触子の接触部分は、耐アーク性の材料で構成さ
れる。
【0027】請求項4記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項4記載のガス遮断器において、押戻手段
は、円筒状圧力容器の絶縁体部分の外面に配置されたバ
ネであることを特徴としている。
【0028】請求項5記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項5記載のガス遮断器において、押戻手段
は、円筒状圧力容器の外側に設けられてこの円筒状圧力
容器を収納する支持容器と、この支持容器の内部に封入
されて円筒状圧力容器を支持する圧縮性の流体であるこ
とを特徴としている。
【0029】請求項6記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項6記載のガス遮断器において、押込手段
は、第2のアーク接触子の外周に配置されてこの第2の
アーク接触子と接続された押込用絶縁部材であることを
特徴としている。
【0030】請求項7記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項7記載のガス遮断器において、押込手段
は、円筒状圧力容器の内部における前記第1のアーク接
触子の内側部分に配置されて円筒状圧力容器と接続され
た押込用絶縁部材であり、この押込用絶縁部材は、第2
のアーク接触子の投入動作時にこの第2のアーク接触子
と当接して押圧されるように構成される。
【0031】請求項8記載のガス遮断器は、請求項1記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項8記載のガス遮断器は、第1のアーク接
触子の外周に配置されて円筒状圧力容器に接続された絶
縁ノズルを備える。そして、この絶縁ノズルは、その先
端部および最小内径部が第1のアーク接触子の先端部よ
りも突出するように構成される。
【0032】請求項9記載のガス遮断器は、請求項8記
載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。す
なわち、請求項9記載のガス遮断器において、絶縁ノズ
ルは、第1のアーク接触子の外周に、この第1のアーク
接触子との間に空間を形成するようにして接続される。
そして、円筒状圧力容器の端面には、第1のアーク接触
子と絶縁ノズルとの間の空間を介して、この円筒状圧力
容器の内部空間を外部空間と連通する孔が設けられる。
【0033】請求項10記載のガス遮断器は、請求項1
記載の構成に加えて、さらに次のような特徴を有する。
すなわち、請求項10記載のガス遮断器において、円筒
状圧力容器は、絶縁体から構成され、その第1のアーク
接触子側の端面の中央部に第1のアーク接触子が固定さ
れる。
【0034】
【作用】以上のような構成を有する本発明のガス遮断器
の作用は次の通りである。まず、請求項1記載のガス遮
断器の作用は次の通りである。すなわち、投入状態にお
いて、第1と第2のアーク接触子が接触状態にあり、押
込手段が円筒状圧力容器を押圧し、第1の動作位置に保
持しているため、この円筒状圧力容器内の第1と第2の
補助アーク接触子も接触状態にある。
【0035】そして、このような投入状態からの遮断動
作時には、第2のアーク接触子が第1のアーク接触子か
ら開離する方向に移動し、この移動に伴って押込手段が
円筒状圧力容器の押圧を解除し、押戻手段が円筒状圧力
容器を第2の動作位置側に押し戻す。これに伴い、円筒
状圧力容器と接続された第1の補助アーク接触子が第2
の補助アーク接触子と開離して、これらの補助アーク接
触子間にアークが発生し、このアークによって円筒状圧
力容器内の圧力が上昇する。このアークは、いずれか一
方の補助アーク接触子に設けたコイルによって発生する
磁界により回転するため、そのエネルギーは、円筒状圧
力容器の内部に拡散され、圧力が効率よく上昇する。そ
のため、この後、第1と第2のアーク接触子が開離して
これらのアーク接触子間にアークが発生した場合に、こ
のアークに、円筒状圧力容器内の高圧力ガスを吹き付け
て消弧し、電流を遮断することができる。
【0036】また、遮断状態からの投入動作時には、第
2のアーク接触子が第1のアーク接触子側に向かって移
動し、この移動に伴って押込手段が円筒状圧力容器を押
圧し、第1の動作位置に移動させる。
【0037】次に、請求項2記載のガス遮断器は、第1
と第2の補助アーク接触子を平板状に形成したことによ
り、遮断動作時には、これらの補助アーク接触子間に太
いアークを発生させることができる。したがって、アー
クの熱エネルギーの拡散をより促進して、圧力をより効
率よく上昇させることができる。また、このように、第
1と第2の補助アーク接触子を平板状に形成したことに
より、遮断動作時には、円筒状圧力容器の僅かな距離の
移動によってこれらの補助アーク接触子間を開離させる
ことができる。すなわち、このように第1と第2の補助
アーク接触子を平板状とした場合、これらの補助アーク
接触子間を開離させるために円筒状圧力容器に要求され
る移動距離は、第1と第2の補助アーク接触子を摺動構
造とした場合に比べて格段に短縮される。
【0038】また、請求項3記載のガス遮断器は、第1
と第2のアーク接触子の接触部分、および第1と第2の
補助アーク接触子の接触部分を、耐アーク性の材料で構
成したことにより、これらの接触子の耐アーク性を向上
することができる。
【0039】続いて、請求項4記載のガス遮断器におい
ては、押戻手段としてバネを使用しているため、遮断動
作時には、このバネの伸張力を利用して円筒状圧力容器
を容易に押し戻すことができる。そして、投入動作時に
は、接触子間の衝突によって発生する衝撃力をこのバネ
の圧縮により吸収することができる。また、請求項5記
載のガス遮断器においては、押戻手段として圧縮性の流
体を使用しているため、遮断動作時には、この圧縮性の
流体の膨脹力を利用して円筒状圧力容器を容易に押し戻
すことができる。そして、投入動作時には、接触子間の
衝突によって発生する衝撃力を、この流体の圧縮により
円筒状圧力容器と流体との接触面全体に渡って吸収する
ことができる。
【0040】一方、請求項6記載のガス遮断器において
は、第2のアーク接触子と接続した押込用絶縁部材を押
込手段として使用しているため、第2のアーク接触子の
投入動作時には、この動作に伴って押込用絶縁部材が一
体的に移動する。また、請求項7記載のガス遮断器にお
いては、円筒状圧力容器と接続した押込用絶縁部材を押
込手段として使用しているため、第2のアーク接触子の
投入動作時に、この第2のアーク接触子がこの押込用絶
縁部材と当接し、これを押圧することにより、この押込
用絶縁部材と円筒状圧力容器が一体的に移動する。した
がって、請求項6,7記載のガス遮断器においては、押
込用絶縁部材によって第2のアーク接触子と円筒状圧力
容器を確実に連動させ、円筒状圧力容器を第1の動作位
置に移動させることができる。また、このように、押込
用絶縁部材によって円筒状圧力容器を押圧する場合に
は、金属部材を使用した場合に比べて円筒状圧力容器と
の衝突時における衝撃力を低減できる。
【0041】さらに、請求項8記載のガス遮断器におい
ては、第1のアーク接触子の外周に絶縁ノズルを配置し
て、円筒状圧力容器から高圧力ガスを吹き出すガス流路
の長さを長くできる。したがって、遮断動作時には、第
1と第2のアーク接触子間に発生したアークに対し、こ
の絶縁ノズル内のガス流路を介して高速ガス流を吹き付
けることができるため、より効率よく消弧できる。ま
た、請求項9記載のガス遮断器においては、第1のアー
ク接触子と絶縁ノズルとの間に、より長いガス流路を形
成できる。したがって、遮断動作時には、第1と第2の
アーク接触子間に発生したアークに対し、この絶縁ノズ
ル内の長いガス流路を介してある程度冷却された高速ガ
ス流を吹き付けることができるため、一層効率よく消弧
できる。
【0042】そしてまた、請求項10記載のガス遮断器
においては、円筒状圧力容器を絶縁体から構成したこと
により、絶縁体で構成された円筒状圧力容器を押込手段
によって押圧することになるため、円筒状圧力容器の被
押圧部分を金属で構成した場合に比べて押圧手段との衝
突時における衝撃力を低減できる。
【0043】
【実施例】以下には、本発明によるガス遮断器の実施例
を、図1〜図6を参照して具体的に説明する。
【0044】[1]第1実施例…図1、図2 [1−1]実施例の構成 図1は、本発明によるガス遮断器の第1実施例を示す図
であり、特に、その投入状態を示している。すなわち、
絶縁ガスが充填された図示していない容器内に、固定電
極部Aと可動電極部Bが同軸状に対向配置されている。
このうち、可動電極部Bは、図示していない操作機構に
接続され、この操作機構の駆動力により動作してこれら
の電極部A,B間を開閉するように構成されている。
【0045】まず、固定電極部Aは、中空部を有する固
定側アーク接触子1と円筒状圧力容器2を備えている。
この場合、円筒状圧力容器2は、固定側アーク接触子1
の可動電極部Bと反対側に同軸状に配置されており、固
定側アーク接触子1側のほぼ半分の部分は、導体部分2
aとして構成され、残りのほぼ半分の部分は絶縁体部分
2bとして構成されている。そして、この導体部分2a
の軸方向端面に設けられた孔2cの内周面に、耐アーク
性の材料で形成された固定側アーク接触子1が一体的に
固定されている。すなわち、この円筒状圧力容器2の内
部空間は、固定側アーク接触子1の中空部を介して外部
空間と連通している。
【0046】また、円筒状圧力容器2内には、接離可能
な可動補助アーク接触子3と固定補助アーク接触子4
が、円筒状圧力容器2と同軸方向に対向して配置されて
いる。これらの補助アーク接触子3,4は耐アーク性の
材料で平板状に形成されており、その対向面と反対側の
背面には、コイル5がそれぞれ設けられている。そし
て、可動補助アーク接触子3は、円筒状圧力容器2の導
体部分2aから容器内部に延設された延設部2dに一体
的に固定されており、固定補助アーク接触子4は、支持
導体6の一端に固定されている。この支持導体6は、円
筒状圧力容器2の絶縁体部分2bに、この絶縁体部分2
bを貫通する形で円筒状圧力容器2と同軸状に配置され
ており、円筒状圧力容器2を軸方向に移動可能に支持し
ている。また、円筒状圧力容器2の絶縁体部分2bの軸
方向端面と対向する位置には、固定側支持部材7が配置
されており、この固定側支持部材7に支持導体6の他端
が固定されている。この固定側支持部材7は、図示して
いない外部導体に接続されている。
【0047】一方、円筒状圧力容器2の絶縁体部分2b
と固定側支持部材7との間には、バネ8が挿入されてお
り、固定側支持部材7に対して円筒状圧力容器2を可動
電極部B側に付勢している。すなわち、このバネ8は、
本発明の押戻手段に相当する。そして、円筒状圧力容器
2は、図1に示すように、このバネ8を圧縮した状態で
固定側支持部材7に近接する第1の動作位置と、図2に
示すように、バネ8によって押し戻された状態で可動電
極部Bに近接する第2の動作位置との間を移動するよう
に構成されている。さらに、円筒状圧力容器2の外周に
は、固定側通電接触子9がこの円筒状圧力容器2との間
に空間を形成するようにして同軸状に配置されており、
この固定側通電接触子9もまた、固定側支持部材7に固
定されている。
【0048】次に、可動電極部Bは、固定側アーク接触
子1に対向して同軸状に配置された可動側アーク接触子
10と、その外周部に順次設けられた押込用絶縁部材1
1および可動側通電接触子12を備えている。この場
合、可動側アーク接触子10は、耐アーク性の材料で形
成されている。また、内外に配置された押込用絶縁部材
11および可動側通電接触子12は、互いに密接接合さ
れており、押込用絶縁部材11の先端部は可動側通電接
触子12よりも突出している。そして、この押込用絶縁
部材11の内径は、固定側アーク接触子10の外径より
も大きくされており、押込用絶縁部材11の先端部によ
って、円筒状圧力容器2の端面における固定側アーク接
触子10の外周部を押圧するようになっている。また、
可動側通電接触子12の外径は、可動側通電接触子9の
先端部の最小内径よりもわずかに大きくされ、可動側通
電接触子12の外周面と可動側通電接触子9の先端部の
内周面とが摺動接触するようになっている。なお、この
ように一体化された押込用絶縁部材11と可動側通電接
触子12は、可動側アーク接触子10とともに可動側支
持部材13に固定されている。
【0049】[1−2]実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
ある。まず、図1に示すような投入状態において、固定
側アーク接触子1と可動側アーク接触子10が接触状態
にあり、押込用絶縁部材11は、円筒状圧力容器2を押
圧し、バネ8を圧縮する形でこの円筒状圧力容器2を固
定側支持部材7に近接する第1の動作位置に保持してい
る。そのため、この円筒状圧力容器2内の一対の補助ア
ーク接触子3,4も接触状態にある。
【0050】そして、このような投入状態からの遮断動
作時には、可動側アーク接触子10が固定側アーク接触
子1から開離する方向に移動する。この移動に伴って押
込用絶縁部材11が円筒状圧力容器2の押圧を解除し、
圧縮されていたバネ8はその伸張力により円筒状圧力容
器2を可動電極部Bに近接する第2の動作位置側に押し
戻す。これに伴い、図2に示すように、円筒状圧力容器
2と一体的に固定された可動補助アーク接触子3が固定
補助アーク接触子4と開離して、これらの補助アーク接
触子3,4間にアーク21が発生し、このアーク21に
よって円筒状圧力容器2内の圧力が上昇する。
【0051】この場合、アーク21は、これらの補助ア
ーク接触子3,4に設けたコイル5によって発生する磁
界により回転するため、そのエネルギーは、円筒状圧力
容器2の内部に拡散され、圧力が効率よく上昇する。特
に、本実施例においては、一対の補助アーク接触子3,
4を平板状に形成しているため、これらの補助アーク接
触子3,4間に太いアーク21を発生させることができ
る。したがって、アークの熱エネルギーの拡散をより促
進して、圧力をより効率よく上昇させることができる。
そのため、この後、固定側と可動側のアーク接触子1,
10が開離してこれらのアーク接触子1,10間にアー
ク22が発生した場合に、このアーク22に、円筒状圧
力容器2内の高圧力ガスを吹き付けて消弧し、電流を遮
断することができる。
【0052】また、本実施例においては、一対の補助ア
ーク接触子3,4を平板状としているため、以上のよう
な遮断動作時には、円筒状圧力容器2の僅かな距離の移
動によって一対の補助アーク接触子3,4間を開離させ
ることができる。すなわち、このように平板状とされた
一対の補助アーク接触子3,4間を開離させるために円
筒状圧力容器2に要求される移動距離は、前述の従来例
において摺動構造の中間電極37に要求される移動距離
に比べて、格段に短縮されている。さらに、本実施例に
おいては、固定側と可動側のアーク接触子1,10、お
よび一対の補助アーク接触子3,4を全て耐アーク性の
材料で構成しているため、アーク21,22による接触
子の劣化を防止できる。
【0053】一方、遮断状態からの投入動作時には、可
動側アーク接触子10が固定側アーク接触子1側に向か
って移動し、この移動に伴って押込用絶縁部材11が円
筒状圧力容器2を押圧し、固定側支持部材7に近接する
第1の動作位置に移動させ、図1の投入状態になる。特
に、本実施例においては、可動側アーク接触子10と一
体的に固定した押込用絶縁部材11を押込手段として使
用しているため、この押込用絶縁部材11によって可動
側アーク接触子10と円筒状圧力容器2を確実に連動さ
せ、円筒状圧力容器2を第1の動作位置に移動させるこ
とができる。また、このように、押込用絶縁部材11に
よって円筒状圧力容器2を押圧する場合には、金属部材
を使用した場合に比べて円筒状圧力容器2との衝突時に
おける衝撃力を低減できる。さらに、本実施例において
は、押戻手段としてバネ8を使用しているため、投入動
作時に固定側アーク接触子1と可動側アーク接触子10
の間、および一対の補助アーク接触子3,4間の衝突に
よって発生する衝撃力をこのバネ8の圧縮により吸収す
ることができる。
【0054】[1−3]実施例の効果 以上のように、本実施例によれば、固定電極部Aに可動
の円筒状圧力容器2を設けてこの円筒状圧力容器2に固
定側アーク接触子1を接続するとともに、この円筒状圧
力容器2の内部に平板状の一対の補助アーク接触子3,
4を接離可能に設け、円筒状圧力容器2の移動に伴って
開閉させるように構成したことにより、円筒状圧力容器
2の僅かな距離の移動によって一対の補助アーク接触子
3,4間を開閉させることができる。したがって、この
円筒状圧力容器2を駆動する可動電極部Bの移動距離を
できる限り短縮することができるため、遮断器全体を小
型化することができる。
【0055】また、本実施例においては、一対の補助ア
ーク接触子3,4にコイル5を設けたことにより、これ
らの補助アーク接触子3,4間に発生するアーク21
を、コイル5によって発生する磁界により回転させてそ
のエネルギーを円筒状圧力容器2の内部に拡散すること
ができるため、圧力を効率よく十分に上昇させることが
できる。その上、一対の補助アーク接触子3,4を平板
状に形成したことにより、これらの補助アーク接触子
3,4間に太いアーク21を発生させてアーク21の熱
エネルギーの拡散をより促進することができるため、圧
力をより効率よく上昇させることができる。したがっ
て、アークの熱エネルギーによって消弧性能を十分に向
上させることができ、ガス遮断器全体の遮断性能を向上
させることができる。また、このようにアークの熱エネ
ルギーによって消弧性能を十分に向上できることから、
その分だけ機械的駆動力を低減してガス遮断器全体を小
型化することができる。
【0056】さらに、本実施例においては、押込用絶縁
部材11によって円筒状圧力容器2を押圧するように構
成したことにより、金属部材を使用した場合に比べて円
筒状圧力容器2との衝突時における衝撃力を低減でき
る。その上、バネ8によって円筒状圧力容器2を押し戻
すように構成したことにより、投入動作時に固定側と可
動側のアーク接触子1,10間、および一対の補助アー
ク接触子3,4間の衝突によって発生する衝撃力をバネ
8の圧縮によって吸収することができる。したがって、
これらの接触子間の衝撃力に起因する損傷、変形を防止
することができ、接触子の信頼性を向上できる。また、
これらの接触子を耐アーク性の材料で構成したことによ
り、アークによる接触子の劣化を防止できるため、この
点からも接触子の信頼性を向上できる。
【0057】[2]第2実施例…図3 図3は、本発明によるガス遮断器の第2実施例を示す図
であり、特にその遮断動作途中の状態を示している。本
実施例は、前記第1実施例の変形例であり、押戻手段と
してバネ8を使用する代わりに圧縮性の流体15を使用
したものである。すなわち、図3に示すように、固定側
支持部材7とこれに支持された筒状の固定側通電接触子
9とによって形成された支持容器14内の、円筒状圧力
容器2の絶縁体部分2bの外面に形成される空間に圧縮
性の流体15が充填され、密封栓16によって密封され
ている。この場合、圧縮性の流体15は、圧縮性の気体
または圧縮性の液体である。なお、他の部分について
は、前記第1実施例と全く同様に構成されている。
【0058】このような構成を有する本実施例の作用は
次の通りである。すなわち、遮断動作時には、可動側ア
ーク接触子10が固定側アーク接触子1から開離する方
向に移動し、この移動に伴って押込用絶縁部材11が円
筒状圧力容器2の押圧を解除すると、圧縮性の流体15
が膨脹して、円筒状圧力容器2を第2の動作位置側に押
し戻す。また、投入動作時には、接触子間の衝突によっ
て発生する衝撃力を、この圧縮性の流体15の圧縮によ
り、この流体15と円筒状圧力容器2との接触面全体に
渡って吸収することができる。なお、このような押戻手
段以外の作用は、前記第1実施例と同様である。したが
って、本実施例においても、前記第1実施例と同様の優
れた効果を得ることができる。
【0059】[3]第3実施例…図4 図4は、本発明によるガス遮断器の第3実施例を示す図
であり、特にその投入状態を示している。本実施例は、
前記第1実施例の変形例であり、押込手段として可動電
極部Bに押込用絶縁部材11を設ける代わりに、固定電
極部Aに押込用絶縁部材17を設けたものである。すな
わち、図4に示すように、円筒状圧力容器2の内部にお
ける固定側アーク接触子1の内側部分に、押込用絶縁部
材17が配置されており、円筒状圧力容器2の導体部分
2aの延設部2dに一体的に固定されている。なお、他
の部分については、前記第1実施例と全く同様に構成さ
れている。
【0060】このような構成を有する本実施例の作用は
次の通りである。すなわち、投入動作時には、可動側ア
ーク接触子10がこの押込用絶縁部材17と当接し、こ
れを押圧することにより、この押込用絶縁部材17によ
って可動側アーク接触子10と円筒状圧力容器2を確実
に連動させ、円筒状圧力容器2を第1の動作位置に移動
させることができる。また、可動側アーク接触子10に
よって押込用絶縁部材17を押圧する構成であるため、
押込用の部材として金属部材を使用した場合に比べて衝
突時における衝撃力を低減できる。なお、このような押
込手段以外の作用は、前記第1実施例と同様である。し
たがって、本実施例においても、前記第1実施例と同様
の優れた効果を得ることができる。また、本実施例にお
いては、可動電極部Bの押込用絶縁部材11を省略した
分だけ可動電極部Bの部品点数を削減し、可動電極部B
を軽量化できるため、その分だけ機械的駆動力を低減で
きるという効果も得られる。
【0061】[4]第4実施例…図5 図5は、本発明によるガス遮断器の第4実施例を示す図
であり、特にその遮断動作途中の状態を示している。本
実施例は、前記第1実施例の変形例であり、固定側アー
ク接触子1の外周に絶縁ノズル18を設けたものであ
る。すなわち、図5に示すように、固定側アーク接触子
1の外周には、この固定側アーク接触子1を取り囲むよ
うにして絶縁ノズル18が同軸状に配置され、円筒状圧
力容器2に固定されている。そして、この絶縁ノズル1
8の先端および最小内径部は、固定側アーク接触子1の
先端部よりも可動側アーク接触子9側に突出している。
なお、他の部分については、前記第1実施例と全く同様
に構成されている。
【0062】このような構成を有する本実施例の作用は
次の通りである。すなわち、固定側アーク接触子1の外
周に、この固定側アーク接触子1の先端部よりも突出す
る絶縁ノズル18を配置しているため、この絶縁ノズル
18により、円筒状圧力容器2から高圧力ガスを吹き出
すガス流路の長さを長くできる。したがって、遮断動作
時には、円筒状圧力容器2内の高圧力ガスを、この絶縁
ノズル18内のガス流路によって高速ガス流とし、この
高速ガス流を固定側アーク接触子1と可動側アーク接触
子10との間に発生するアーク22に吹き付けることが
できるため、アーク22をより効率よく消弧できる。な
お、このような絶縁ノズル18以外の作用は、前記第1
実施例と同様である。したがって、本実施例において
は、前記第1実施例に比べて消弧性能をさらに向上させ
ることができ、ガス遮断器全体の遮断性能をさらに向上
させることができる。また、このように消弧性能を向上
できることから、その分だけ機械的駆動力をさらに低減
して、ガス遮断器全体をさらに小型化することができ
る。
【0063】[5]第5実施例…図6 図6は、本発明によるガス遮断器の第5実施例を示す図
であり、特にその遮断動作途中の状態を示している。本
実施例は、前記第1実施例の変形例であり、円筒状圧力
容器2の本体部分を絶縁体によって構成するとともに、
固定側アーク接触子1と絶縁ノズル18の間にガス流路
を形成したものである。すなわち、図6に示すように、
円筒状圧力容器2の可動電極部B側の端面に設けられた
孔2cの内周面に、耐アーク性の材料で形成された固定
側アーク接触子1が一体的に固定されている。この固定
側アーク接触子1は、同軸状に配置された導体部分2a
を介して可動補助アーク接触子3と一体的に固定されて
いる。また、固定側アーク接触子1の外周には、この固
定側アーク接触子1との間に空間を形成するようにして
絶縁ノズル18が配置され、円筒状圧力容器2に固定さ
れている。この円筒状圧力容器2の固定側アーク接触子
1と絶縁ノズル18を固定した端面には、円筒状圧力容
器2の内部空間と、固定側アーク接触子1と絶縁ノズル
18との間の空間とを連通する孔2eが設けられてい
る。なお、他の部分については、前記第1実施例と全く
同様に構成されている。
【0064】このような構成を有する本実施例の作用は
次の通りである。すなわち、押込用絶縁部材11によっ
て絶縁体で構成された円筒状圧力容器2を押圧するた
め、円筒状圧力容器2の被押圧部分を金属で構成した場
合に比べて衝突時における衝撃力を低減できる。また、
固定側アーク接触子1と絶縁ノズル18との間にガス流
路を設けているため、円筒状圧力容器2から高圧力ガス
を吹き出すガス流路の長さを、前記第4実施例よりもさ
らに長くすることができる。したがって、遮断動作時に
は、円筒状圧力容器2内の高圧力ガスを、この絶縁ノズ
ル18内の長いガス流路によって高速ガス流とするとと
もにある程度冷却して、この冷却された高速ガス流を固
定側アーク接触子1と可動側アーク接触子10との間に
発生するアーク22に吹き付けることができるため、ア
ーク22をより効率よく消弧できる。
【0065】したがって、本実施例においては、円筒状
圧力容器2の本体部分を絶縁体としたことにより、前記
第1〜第4実施例に比べて機械的信頼性を向上できると
ともに、固定側アーク接触子1と絶縁ノズル18の間に
長いガス流路を形成したことにより、前記第4実施例に
比べて消弧性能をさらに向上させることができ、ガス遮
断器全体の遮断性能をさらに向上させることができる。
また、このように消弧性能を向上できることから、その
分だけ機械的駆動力をさらに低減して、ガス遮断器全体
をさらに小型化することができる。
【0066】[6]他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、円筒状圧力容器の具体的な構成は適宜変更
可能であり、この円筒状圧力容器と固定側アーク接触子
との接続構成や可動補助アーク接触子との接続構成は適
宜変更可能である。また、一対の補助アーク接触子を平
板状とせず、摺動構造とすることも可能である。この場
合には、円筒状圧力容器の移動距離が前記各実施例より
も長くなるが、補助アーク接触子に設けたコイルによ
り、アークの熱エネルギーを効率よく拡散して、円筒状
圧力容器内の圧力を十分に上昇させることができるた
め、図7および図8に示す従来例に比べれば、機械的駆
動力を低減してガス遮断器全体を小型化することができ
る。そしてまた、いずれか一方の補助アーク接触子だけ
にコイルを設ける構成も可能である。さらに、押込手段
や押戻手段の具体的な構成も適宜変更可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、円筒状圧力容器を移動可能としてこの円筒状圧力容
器内に一対の補助アーク接触子を設け、投入動作時には
押込手段によって円筒状圧力容器を押圧することにより
一対の補助アーク接触子を接触させ、遮断動作時には押
戻手段によって円筒状圧力容器を押し戻すことにより一
対の補助アーク接触子を開離させるように構成したた
め、可動部の移動距離をできる限り短縮しながら、しか
も、アークの熱エネルギーによって消弧性能を十分に向
上可能であり、投入動作時における接触子間の衝撃力を
できる限り低減可能な、小型で遮断性能に優れた、信頼
性の高いガス遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のガス遮断器の投入状
態を示す断面図。
【図2】図1のガス遮断器の遮断動作途中状態を示す断
面図。
【図3】本発明による第2実施例のガス遮断器の遮断動
作途中状態を示す断面図。
【図4】本発明による第3実施例のガス遮断器の投入状
態を示す断面図。
【図5】本発明による第4実施例のガス遮断器の遮断動
作途中状態を示す断面図。
【図6】本発明による第5実施例のガス遮断器の遮断動
作途中状態を示す断面図。
【図7】従来のガス遮断器の投入状態を示す断面図。
【図8】図7のガス遮断器の遮断動作途中状態を示す断
面図。
【符号の説明】
A…固定電極部 B…可動電極部 1…固定側アーク接触子 2…円筒状圧力容器 3…可動補助アーク接触子 4…固定補助アーク接触子 5…コイル 6…支持導体 7…固定側支持部材 8…バネ 9…固定側通電接触子 10…可動側アーク接触子 11…押込用絶縁部材 12…可動側通電接触子 13…可動側支持部材 14…支持容器 15…圧縮性の流体 16…密封栓 17…押込用絶縁部材 18…絶縁ノズル 21,22…アーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが充填された容器内に接離可能
    な第1と第2のアーク接触子が同軸状に対向して配置さ
    れ、第2のアーク接触子の動作によりこの第1と第2の
    アーク接触子間を開閉するように構成され、かつ、前記
    第1のアーク接触子には、遮断動作時に発生するアーク
    の熱エネルギーを利用してガス圧力を上昇させる円筒状
    圧力容器が設けられ、遮断動作時に、第1のアーク接触
    子と第2のアーク接触子との間に発生するアークに円筒
    状圧力容器内の高圧力ガスを吹き付けて消弧するように
    構成したガス遮断器において、 前記第1のアーク接触子は、前記第2のアーク接触子を
    挿入する中空部を有し、 前記第1のアーク接触子の前記第2のアーク接触子と対
    向する側と反対側に、前記円筒状圧力容器がこれらの接
    触子と同軸状に配置され、この円筒状圧力容器は、その
    軸方向の一方の端面で前記第1のアーク接触子と接続さ
    れ、かつ、この端面における第1のアーク接触子の内周
    側または外周側に、この円筒状圧力容器の内部空間を外
    部空間と連通する孔が設けられ、 前記円筒状圧力容器は、前記第1のアーク接触子と接続
    される導体部分と、第1のアーク接触子と反対側に形成
    された絶縁体部分とを備え、 前記円筒状圧力容器の前記絶縁体部分には、この絶縁体
    部分を貫通して円筒状圧力容器を軸方向に移動可能に支
    持する支持導体が配置され、この支持導体は外部導体に
    接続され、 前記円筒状圧力容器は、前記支持導体に対して、前記第
    2のアーク接触子と反対側の第1の動作位置と、前記第
    2のアーク接触子に近接する第2の動作位置との間を移
    動するように構成され、 前記円筒状圧力容器内に、接離可能な第1と第2の補助
    アーク接触子がこの円筒状圧力容器の軸方向に対向して
    配置され、第1の補助アーク接触子は円筒状圧力容器の
    導体部分に接続され、第2の補助アーク接触子は前記支
    持導体に接続され、かつ、これらの第1と第2の補助ア
    ーク接触子の少なくとも一方にコイルが設けられ、 前記第1と第2のアーク接触子は、前記円筒状圧力容器
    が前記第1の動作位置にある場合に、第1の補助アーク
    接触子が第2の補助アーク接触子と接触し、円筒状圧力
    容器が前記第2の動作位置にある場合に、第1の補助ア
    ーク接触子が第2の補助アーク接触子から開離するよう
    に構成され、 前記第2のアーク接触子側または前記第1のアーク接触
    子側には、投入動作時に第2のアーク接触子の動作を利
    用して前記円筒状圧力容器を前記第1の動作位置側に押
    圧し、かつ、遮断動作時に第2のアーク接触子の動作に
    伴って前記円筒状圧力容器の押圧を解除する押込手段が
    設けられ、 前記円筒状圧力容器の前記絶縁体部分の外面には、遮断
    動作時に前記押込手段による円筒状圧力容器の押圧が解
    除された際に、この円筒状圧力容器を前記第2の動作位
    置側に押し戻す押戻手段が設けられたことを特徴とする
    ガス遮断器。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2の補助アーク接触子は、
    平板状に形成されたことを特徴とする請求項1記載のガ
    ス遮断器。
  3. 【請求項3】 前記第1と第2のアーク接触子の接触部
    分、および前記第1と第2の補助アーク接触子の接触部
    分は、耐アーク性の材料で構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のガス遮断器。
  4. 【請求項4】 前記押戻手段は、前記円筒状圧力容器の
    前記絶縁体部分の外面に配置されたバネであることを特
    徴とする請求項1記載のガス遮断器。
  5. 【請求項5】 前記押戻手段は、前記円筒状圧力容器の
    外側に設けられてこの円筒状圧力容器を収納する支持容
    器と、この支持容器の内部に封入されて円筒状圧力容器
    を支持する圧縮性の流体であることを特徴とする請求項
    1記載のガス遮断器。
  6. 【請求項6】 前記押込手段は、前記第2のアーク接触
    子の外周に配置されてこの第2のアーク接触子と接続さ
    れた押込用絶縁部材であることを特徴とする請求項1記
    載のガス遮断器。
  7. 【請求項7】 前記押込手段は、前記円筒状圧力容器の
    内部における前記第1のアーク接触子の内側部分に配置
    されて円筒状圧力容器と接続された押込用絶縁部材であ
    り、この押込用絶縁部材は、前記第2のアーク接触子の
    投入動作時にこの第2のアーク接触子と当接して押圧さ
    れるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    ガス遮断器。
  8. 【請求項8】 前記第1のアーク接触子の外周に配置さ
    れて前記円筒状圧力容器に固定された絶縁ノズルを備
    え、この絶縁ノズルは、その先端部および最小内径部が
    第1のアーク接触子の先端部よりも突出するように構成
    されたことを特徴とする請求項1記載のガス遮断器。
  9. 【請求項9】 前記絶縁ノズルは、第1のアーク接触子
    の外周に、この第1のアーク接触子との間に空間を形成
    するようにして接続され、 前記円筒状圧力容器の前記端面には、前記第1のアーク
    接触子と前記絶縁ノズルとの間の空間を介して、この円
    筒状圧力容器の内部空間を外部空間と連通する孔が設け
    られたことを特徴とする請求項8記載のガス遮断器。
  10. 【請求項10】 前記円筒状圧力容器は、絶縁体から構
    成され、その前記第1のアーク接触子側の端面の中央部
    に第1のアーク接触子が接続されたことを特徴とする請
    求項1記載のガス遮断器。
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