JPH07287892A - カメラ一体型映像記録装置 - Google Patents

カメラ一体型映像記録装置

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JPH07287892A
JPH07287892A JP6076133A JP7613394A JPH07287892A JP H07287892 A JPH07287892 A JP H07287892A JP 6076133 A JP6076133 A JP 6076133A JP 7613394 A JP7613394 A JP 7613394A JP H07287892 A JPH07287892 A JP H07287892A
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JP
Japan
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power supply
switch
terminal
video
battery
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JP6076133A
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English (en)
Inventor
Takashi Nezu
崇史 根津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カメラ一体型映像記録装置のモード移行により
負荷電流が変化した場合に、カメラ一体型映像記録装置
と前記他の映像記録装置間のリターンインピーダンスが
上昇するのを防止する。 【構成】マイクロコンピュータ12は、負荷電流変動を
生じるモード移行命令を認識したら、スイッチ13を閉
じてから、スイッチ14を入力端子A2から入力端子A
1に切換え、その後再びスイッチ13を開放し、所定の
モード移行に関する制御命令を内部回路に発し、所定の
モード移行が完了したことを確認したら、再び前記とは
逆の順序で切り換えを行う。これにより、カメラ一体型
映像記録装置のモード移行により負荷電流が変化した場
合に、カメラ一体型映像記録装置と前記他の映像記録装
置間のリターンインピーダンスが上昇するのを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラと映像記録装置と
を一体構成としたカメラ一体型映像記録装置に係り、特
に他の機器からの映像信号との編集を容易にできるよう
にしたカメラ一体型映像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外または室内で様々な目的のビ
デオ撮影が行われている。このようなビデオ撮影行うビ
デオカメラとしては、スタジオ,放送局で使用される画
質優先の大型のビデオカメラと、取材用や一般家庭向け
の機動性を重視したポータブルタイプのビデオカメラと
に分けられている。さらにポータブルタイプのビデオカ
メラは、ビデオカメラとビデオテープレコーダ(以下V
TRと呼ぶ)とをケーブルで接続するタイプと、小型の
ビデオカメラとVTRとを1つのキャビネットに収納す
るビデオカメラ一体型VTRとがある。近年では、ビデ
オカメラとVTRの小型化が可能となり、ビデオカメラ
一体型VTRがポータブルタイプのビデオカメラの主流
になりつつある。
【0003】このようなビデオカメラを用いた実際の撮
影記録において、特に繰り返して撮影ができない場合、
VTRの機構部のトラブルやビデオヘッドの目づまり等
を考慮して、VTRを二つ用意し、両方のVTRに同一
のビデオカメラの出力信号を供給して記録させることで
相互にバックアップする手法がしばしば採られる。この
ような手法を用いる場合の前記ポータブルタイプのビデ
オ機器を使用したシステムとしての代表的な構成例は、
ひとつのビデオカメラと2台のホータブルタイプのVT
Rの組合わせでたものがある。この場合の2台のポータ
ブルVTRには、通常双方に各々マルチピンコネクタが
設けられており、相互にケーブルで接続して、両者間の
信号入力、電源供給を行う。さらに詳しく説明すると、
この場合は、ビデオカメラのマルチピンコネクタと第1
のポータブルVTRを接続し、第2のポータブルVTR
の信号入力源はビデオカメラのマルチピンコネクタ以外
(映像出力端子及び音声出力端子)の信号出力、また
は、第1のポータブルVTRのマルチピンコネクタ以外
の信号出力のどちらかを用いる。このときのビデオカメ
ラの電源は、第1のホータブルVTRから接続ケーブル
を介してマルチピンコネクタに入力される。このシステ
ムでは、第1のポータブルVTRはマルチピンコネクタ
で接続されるビデオカメラの制御信号で記録スタート・
ストップが制御されるが、第2のポータブルVTRは制
御信号入力がないために直接、独立に操作して記録スタ
ート・ストップの制御を行うか、または記録状態にして
ビデオカメラの信号を常時記録し続けることになる。こ
のため、操作性が悪くなったり、ビデオテープを余分に
使用することになっていた。
【0004】こうした実用上の不都合を解消できるもの
として、前記マルチピンコネクタを備えたビデオカメラ
一体型VTRを用いた方法が考えられる。
【0005】この方法の場合、まず、ビデオカメラ一体
型VTRのマルチピンコネクタとホータブルVTRのマ
ルチピンコネクタを接続する。
【0006】これにより、ビデオカメラ一体型VTR
は、マルチピンコネクタを介してビデオ信号、オーディ
オ信号、ポータブルVTRを制御する制御信号をポータ
ブルVTRに供給し、ポータブルVTRは、電源、動作
状態に関する情報を表す信号をビデオカメラ一体型VT
Rに供給する。これによって、ビデオカメラ一体型VT
Rは、該ビデオカメラ一体型VTRに対する記録スター
トストップ操作に同期してそのVTR部を制御すると同
時に、マルチピンコネクタからこのような操作に同期し
た制御信号を出力して、ポータブルVTRの記録スター
ト・ストップを制御できるので、同一の記録内容のバッ
クアップを作成でき、かつ機器の台数も2台に減らすこ
とができる。
【0007】このシステムの場合、通常ポータブルVT
RにはACアダプタまたはバッテリーが接続されて電源
が供給され、さらにこの電源がポータブルVTR、ケー
ブルを介してビデオカメラ一体型VTRのマルチピンコ
ネクタに電源供給される。
【0008】このようなマルチピンコネクタを有するビ
デオカメラ一体型VTRと組合わせられるポータブルV
TRは、マルチピンコネクタの仕様が一致する限りにお
いて任意であるし、ポータブルVTRと接続するケーブ
ルの長さも自由である。しかしながら、ポータブルVT
Rの電源回路の構成と性能、マルチピンコネクタから出
力する電源供給能力、および接続するケーブルの長さ・
インピーダンスなどの使用条件によっては、ビデオカメ
ラ一体型VTRの入力端子での電圧降下や電源出力イン
ピーダンスの影響が無視できなくなる。
【0009】ビデオカメラ一体型VTRはバッテリーで
駆動されることを想定して構成されており、入力電源電
圧のある程度の低下した場合にも、定常動作モードで負
荷電流が一定な範囲では影響がないように構成されてい
る。しかしながら、モード移行などで負荷電流が変化す
ると、ビデオカメラ一体型VTRとポータブルVTR間
の電源端子と電源用GND端子のリターンインピーダン
スが高くなるために、ポータブルVTRの内部の信号処
理回路の電源にリップルが発生することになり、ポータ
ブルVTRで記録している映像・音声信号の乱れを発生
させる場合がある。
【0010】こうした現象を回避する方法として、ビデ
オカメラ一体型VTRの電源を、マルチピンコネクタか
ら入力するポータブルVTRからの電源でなく、直接ビ
デオカメラ一体型VTR自身に供給する方法が考えられ
る。つまり、バッテリーまたはACアダプタを接続する
のである。しかしバッテリーの場合、前記の現象は回避
できるが、バッテリーの消耗に常に気をつける必要があ
るし、ACアダプタの場合、同じく前記の現象は回避で
きるが機器を一つ増やすこととなり、撮影システムが拡
大して、機動性が乏しくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のカメラ
一体型映像記録装置では、他の映像記録装置から電源が
供給される状態で、カメラ一体型映像記録装置のモード
移行などで負荷電流が変化すると、カメラ一体型映像記
録装置と前記他の映像記録装置間のリターンインピーダ
ンスが高くなるために、前記他の映像記録装置の内部の
信号処理回路の電源にリップルが発生することになり、
他の映像記録装置で記録している映像・音声信号の乱れ
を発生させる場合がある。
【0012】そこで本発明は、カメラ一体型映像記録装
置のモード移行により負荷電流が変化した場合に、カメ
ラ一体型映像記録装置と前記他の映像記録装置間のリタ
ーンインピーダンスが上昇するのを防止できるカメラ一
体型映像記録装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ一体型映
像記録装置は、カメラ部と、このカメラ部が撮像する映
像信号をビデオテープに記録する映像記録部とを一体構
成としたカメラ一体型映像記録装置であって、バッテリ
からの電源電圧が供給される第1の電源端子と、他の映
像記録装置からの電源電圧が供給される第2の電源端子
と、これら第1及び第2の電源端子からの電源電圧に所
定の処理を行い前記カメラ部及び映像記録部に供給する
電源回路ブロックと、前記第1及び第2の電源端子から
前記電源回路ブロックに電源電圧を供給する経路に設け
られ、前記第1及び第2の電源端子から電源電圧のうち
一方または両方を選択して前記電源回路ブロックに導く
スイッチ回路と、前記カメラ部及び映像記録部のうち少
なくとも一方が負荷電流に変動か生じるモードに切換え
られる場合に前記スイッチ回路に第1の電源端子から電
源電圧を選択させる制御回路とを具備したことを特徴と
する。
【0014】
【作用】このような構成によれば、カメラ部及び映像記
録部のうち少なくとも一方が負荷電流に変動か生じるモ
ードに切換えられる場合に、制御回路が前記スイッチ回
路に第1の電源端子から電源電圧を選択させるので、他
の映像記録装置から電源回路ブロックへは電源電圧が供
給されない状態となり、カメラ一体型映像記録装置のモ
ード移行により負荷電流が変化した場合に、カメラ一体
型映像記録装置と前記他の映像記録装置間のリターンイ
ンピーダンスが上昇するのを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0016】図1は本発明に係るカメラ一体型映像記録
装置の一実施例をビデオカメラ一体型VTRに適用した
場合を示す電源回路系統のブロック図である。
【0017】図1において、符号1は、ビデオカメラ部
(カメラ部)と、このビデオカメラ部が撮像する映像信
号をビデオテープに記録するVTR部とを一体構成とし
たビデオカメラ一体型VTRである。ビデオカメラ一体
型VTR1には、バッテリ5がビデオカメラ一体型VT
R1に装着されているか否か無を検出する機械式のスイ
ッチ11が設けられている。
【0018】スイッチ11は、一方の端子が基準電位点
に接続され、他方の端子がマイクロコンピュータ12の
第1の入力端子に接続される。これにより、バッテリ5
が装着されている場合には、スイッチ11のスイッチ接
片が押されて、マイクロコンピュータ12の第1の入力
端子が基準電位点に接続される。バッテリ5が装着され
ていない場合には、マイクロコンピュータ12の第1の
入力端子が基準電位点に接続されなくなる。
【0019】バッテリ5は、正極の電源出力端子51が
内部の電池53の正極端子に接続し、負極の電源出力端
子52が内部の電池53の負極端子に接続した構造にな
っている。
【0020】バッテリ電源端子3は、バッテリ5が取付
けられた状態で、正極の電源入力端子31がバッテリ5
の正極の電源出力端子51と接続し、負極の電源入力端
子52がバッテリ5の負極の電源出力端子32と接続す
る。また、バッテリ電源端子3は、負極の電源入力端子
32が基準電位点と接続され、正極の電源入力端子31
がダイオードD1のアノード・カソード路を介してスイ
ッチ13の一方の端子に接続される。また、正極の電源
入力端子31は、スイッチ14の第1の入力端子A1及
びマイクロコンピュータ12の第2の入力端子に接続さ
れる。
【0021】外部電源端子4は、ビデオカメラ一体型V
TR1の筐体に設けられたマルチピンコネクタの電源入
力端子41と接地端子42とから成るものであり、接地
端子42は基準電位点と接続され、電源入力端子41
は、マイクロコンピュータの第3の入力端子及びスイッ
チ14の第2の入力端子A2に接続されるとともに、ダ
イオードD2のアノード・カソード路を介してスイッチ
13の一方の端子に接続される。
【0022】これにより、バッテリ電源端子3及び外部
電源端子4に入力される電源電圧はダイオードD1,D
2で加算されて、スイッチ13の一方の端子に導かれ
る。
【0023】スイッチ13の他方の端子及びスイッチ1
4のコモン端子Cは、電源回路ブロック15の電源入力
端子に接続される。
【0024】スイッチ16は、手動によりオン操作され
る機械式スイッチである。このスイッチ16は、一方の
端子が基準電位点に接続され、他方の端子が操作読込み
回路17の入力端子に接続される。操作読込み回路17
は、入力端子に電流が流れるか否かを検出することによ
り、スイッチ16がオン操作されたか否か判定し、この
判定結果を示す操作データ信号a1をマイクロコンピュ
ータ12の第4の入力端子に供給する。
【0025】マイクロコンピュータ12は、第1及び第
4の入力端子の電圧を検出することにより、スイッチ1
1,16がオンされているかを検出するとともに、第2
及び第3の入力端子の電圧を検出することにより、バッ
テリ電源端子3及び外部電源端子4に供給される電源電
圧を常に検出し、これらに検出結果に基づいて制御信号
b1、c1及び電源制御信号d1を作成してそれぞれス
イッチ13,14の制御信号入力端子及び電源回路ブロ
ック15の制御信号入力端子に供給する。またマイクロ
コンピュータ12は、バッテリ電源端子3に供給される
電源電圧を常に検出することにより、装着されたバッテ
リ5の残留容量が充分かどうか判定し、バッテリー残留
容量が少ないと判定した場合は、使用者にこれが分かる
ように警告を発する。さらに、マイクロコンピュータ1
2は、外部電源端子4に供給される電源電圧を常に検出
することにより、外部ポータブルVTRの接続による電
源入力があるかどうか判定する。
【0026】スイッチ13は、ノーマリークローズタイ
プのリレーであり、マイクロコンピュータ12からの制
御信号b1が供給されるときのみオン制御される。
【0027】スイッチ14は、マイクロコンピュータ1
2からの制御信号c1により入力端子A1,A2の内一
方を選択してコモン端子Cに接続する。
【0028】電源回路ブロック15は、マイクロコンピ
ュータ12からの電源制御信号d1に基づいて、電源入
力端子に導かれる電源電圧を分圧や昇圧等を行って、ビ
デオカメラ部やVTR部等の各内部回路に配分する。こ
こで、バッテリ電源端子3及び外部電源端子4の一方ま
たは両方に電源供給があれば、スイッチ13は閉じてい
るので、電源回路ブロック15を介して内部回路に電源
が分配供給され、マイクロコンピュータ12が動作状態
となる。
【0029】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。
【0030】第1の状態、即ち、バッテリ5だけが装着
されている場合には、バッテリ5からの電源電圧がバッ
テリ電源端子3、ダイオードD1、オンしているスイッ
チ13を介して電源回路ブロック15に導かれ、電源回
路ブロック15の出力でマイクロコンピュータ12が動
作して、マイクロコンピュータ12がスイッチ11によ
りバッテリ5有りを認識して、バッテリ電源端子3の電
圧監視を行うとともに、外部電源端子4に電源供給がさ
れていないことを認識して、バッテリ5からの電源によ
り各回路を駆動させるバッテリ駆動モードで動作する。
【0031】第2の状態、即ち、ポータブルVTRから
のマルチピンコネクタが外部電源端子4に接続されただ
けの場合には、ポータブルVTRからの電源電圧が外部
電源端子4、ダイオードD2、オンしているスイッチ1
3を介して電源回路ブロック15に導かれ、電源回路ブ
ロック15の出力でマイクロコンピュータ12が動作し
て、マイクロコンピュータ12がスイッチ11によりバ
ッテリ5無しを認識して、バッテリ電源端子3の電圧監
視を行なわず、外部電源端子4に電源電圧が供給されて
いることを認識して、外部電源端子4からの電源により
各回路を駆動させる外部電源駆動モードで動作する。
【0032】第3の状態、即ち、バッテリ5が装着され
るとともに、ポータブルVTRに接続されたマルチピン
コネクタが外部電源端子4に接続された場合には、前記
2つの場合と同様に、バッテリ5からの電源電圧がバッ
テリ電源端子3、ダイオードD1、オンしているスイッ
チ13を介して電源回路ブロック15に導かれるととも
に、ポータブルVTRからの電源電圧が外部電源端子
4、ダイオードD2、オンしているスイッチ13を介し
て電源回路ブロック15に導かれ、電源回路ブロック1
5の出力でマイクロコンピュータ12が動作して、マイ
クロコンピュータ12がスイッチ11によりバッテリ5
有りを認識して、バッテリ電源端子3の電圧監視を行う
とともに、外部電源端子4に電源電圧が供給されている
ことを認識して、両方の電源供給を知る。このとき、マ
イクロコンピュータ12は、バッテリ5の消耗を避ける
べくスイッチ14に第2の入力端子A2を選択させ、こ
の後、スイッチ13をオフ制御する。これによって、ビ
デオカメラ一体型VTR1は、バッテリ5の接続を知り
つつ、外部電源端子4からの電源を消費する。
【0033】この状態で動作しているときに、使用者が
スイッチ16の操作を行いモード移行が行われる場合、
マイクロコンピュータ12は、操作読込み回路17を介
して使用者のモード移行命令を認識して、そのモード移
行命令がプログラム内部に登録されている内部回路の負
荷電流変動を生じるモード移行であるかを参照して、こ
れに該当するならば、次のようなスイッチ13,14の
切換えを行い、外部電源端子4に接続されているポータ
ブルVTRに変動の影響が及ばないように動作する。
【0034】即ち、マイクロコンピュータ12は、負荷
電流変動を生じるモード移行命令を認識したら、開放し
ているスイッチ13を閉じてから、スイッチ14を第2
の入力端子A2から第1の入力端子A1に切換え、その
後再びスイッチ13を開放する。この一連の切換えで電
源はポータブルVTRからバッテリ5に切り換わる。こ
うしてから、マイクロコンピュータ12は所定のモード
移行に関する制御命令を内部回路に発する。マイクロコ
ンピュータ12が所定のモード移行が完了したことを確
認したら、再び前記とは逆の順序で電源をバッテリから
ポータブルVTRに切り換える。つまり、まずスイッチ
13を一度閉じて、スイッチ14を第1の入力端子A1
から第2の入力端子A2に切換え、再度スイッチ13を
開放する。
【0035】ここで、マイクロコンピュータ12は、電
源供給がいずれから行われているかによらず、バッテリ
5の電圧監視をしており、充分な電源供給量がないと判
定される場合には、使用者に対して警告を発するととも
に、上記のスイッチ13,14の切換え動作は行わな
い。
【0036】図2はこのような負荷電流変動を生じるモ
ード移行の動作を示すタイミングチャートであり、図2
(a)は操作データ信号a1を示し、図2(b)はスイ
ッチ13の状態を示し、図2(c)はスイッチ14の状
態を示し、図2(d)は電源回路ブロック15に供給さ
れる電源電圧の電源を示し、図2(e)はマイクロコン
ピュータ12のモード移行制御命令を示している。
【0037】使用者の操作によりスイッチ16がオンさ
れる以前においては、図2(a)に示す操作読込み回路
17からの操作データ信号a1がローレベル(L)とな
り、図2(b)に示すスイッチ13の状態は開放状態
(OPEN)となり、図2(c)に示すスイッチ14は
第2の入力端子A2を選択し、図2(d)に示す電源回
路ブロック15に供給される電源電圧は外部電源端子4
のものとなり、図2(e)に示すマイクロコンピュータ
12のモード移行制御命令を停止した状態になってい
る。
【0038】使用者の操作によりスイッチ16がオンさ
れ、図2(a)に示す操作データ信号a1がローレベル
(L)からハイレベル(H)に立上がる。これによりマ
イクロコンピュータ12は、モード移行命令を認識し、
所定のタイムラグを経て、図2(b)に示すように、ス
イッチ13をオンして閉状態(CLOSE)にする。こ
れにより、図2(d)に示す電源回路ブロック15に供
給される電源電圧は、外部電源端子4のものとバッテリ
電源端子3からのものとなる。この状態で所定期間経過
してから、図2(c)に示すようスイッチ14を第2の
入力端子A2から第1の入力端子A1に切換える。この
後、所定期間経過すると、図2(b)に示すように、ス
イッチ13をオフして開状態(OPEN)にする。これ
により、図2(d)に示す電源回路ブロック15に供給
される電源電圧はバッテリ電源端子3からのもののみと
なる。この状態で、所定期間経過すると、マイクロコン
ピュータ12は図2(e)に示すモード移行制御命令を
発する。この後、マイクロコンピュータ12のモード移
行制御命令が終了し、さらに所定期間経過してから、図
2(b)に示すように、マイクロコンピュータ12はス
イッチ13をオンして閉状態(CLOSE)にする。こ
れにより、図2(d)に示す電源回路ブロック15に供
給される電源電圧は外部電源端子4のものとバッテリ電
源端子3からのものとなる。この後、所定時間経過する
と、マイクロコンピュータ12は図2(c)に示すよう
スイッチ14を第1の入力端子A1から第2の入力端子
A2に切換え、さらに所定期間経過してから、スイッチ
13をオフして開状態(OPEN)にする。これによ
り、図2(d)に示す電源回路ブロック15に供給され
る電源電圧は外部電源端子4のもののみとなる。これに
より元の状態に復帰する。
【0039】このような動作において、モード移行制御
命令の前と後で、それぞれスイッチ13,14の切換え
制御を行い、どちらの場合も、まずスイッチ13を一度
閉じて両方の電源を接続してから、スイッチ13,14
の切換え制御を行い、スイッチ13に第1の入力端子A
1または第2の入力端子A2を選択させる。これは、ス
イッチ14のみの切換えの場合に発生するSW2のスイ
ッチ14による瞬時的電源電圧低下を避けるためであ
る。
【0040】以上このような実施例によれば、ビデオカ
メラ一体型VTRが、マルチピンコネクタを有するケー
ブルで外部ポータブルVTRと接続して使用される場合
に、充電されたバッテリーを装着して、バッテリー消費
を抑えつつ、接続したポータブルVTRの影響が懸念さ
れるモード移行操作が行われたときだけ、バッテリーを
電源とするように切換わるので、接続されるケーブルの
長さやポータブルVTRの内部設計、性能に関係なく、
接続されたポータブルVTRの信号処理、記録に乱れを
生じなくさせるとともに、撮影時の注意を払うべき対象
やシステム構成機器数を増やさずに、軽快かつ確実な撮
影を行うことができる。
【0041】尚、図1の実施例では、前記バッテリ電源
端子3及び外部電源端子4から電源電圧のうち一方また
は両方を選択して前記電源回路ブロック15に導くスイ
ッチ回路として、オン・オフ用のスイッチ13と入力端
子切換え用のスイッチ13を設けたが、他のスイッチ、
例えば、前記バッテリ電源端子3及び外部電源端子4か
らの電源電圧を個別にオン・オフする2つのスイッチを
設ける等、他のスイッチを設けてもよい。また、図1の
実施例では、本発明に係るカメラ一体型映像記録装置を
ビデオカメラ一体型VTRに適用し、記録媒体としてビ
デオテープを用い、映像記録部としてVTR部を用いた
が、この組合わせにかぎらず、別の組合わせ、例えばカ
メラ一体型映像記録装置をビデオカメラ一体型光磁気記
録円盤記録再生装置に適用し、記録媒体として光磁気記
録円盤を用い、映像記録部として光磁気記録円盤記録部
を用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
メラ一体型映像記録装置のモード移行により負荷電流が
変化した場合に、カメラ一体型映像記録装置と前記他の
映像記録装置間のリターンインピーダンスが上昇するの
を防止できるので、接続されるケーブルの長さや映像記
録装置の内部設計、性能によらずに、接続された映像記
録装置の信号処理、記録に乱れを生じなくさせるととも
に、同時に撮影時の注意を払うべき対象やシステム構成
機器数を増やさずに、軽快かつ確実な撮影を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ一体型映像記録装置の一実
施例を示すブロック図。
【図2】図1の本実施例の動作を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ一体型VTR 3 バッテリ電源端子 4 外部電源端子4 5 バッテリ 12 マイクロコンピュータ 13,14 スイッチ 15 電源回路ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ部と、このカメラ部が撮像する映
    像信号を記録媒体に記録する映像記録部とを一体構成と
    したカメラ一体型映像記録装置であって、 バッテリからの電源電圧が供給される第1の電源端子
    と、 他の映像記録装置からの電源電圧が供給される第2の電
    源端子と、 これら第1及び第2の電源端子からの電源電圧に所定の
    処理を行い前記カメラ部及び映像記録部に供給する電源
    回路ブロックと、 前記第1及び第2の電源端子から前記電源回路ブロック
    に電源電圧を供給する経路に設けられ、前記第1及び第
    2の電源端子から電源電圧のうち一方または両方を選択
    して前記電源回路ブロックに導くスイッチ回路と、 前記カメラ部及び映像記録部のうち少なくとも一方が負
    荷電流に変動か生じるモードに切換えられる場合に前記
    スイッチ回路に第1の電源端子から電源電圧を選択させ
    る制御回路とを具備したことを特徴とするカメラ一体型
    映像記録装置。
JP6076133A 1994-04-14 1994-04-14 カメラ一体型映像記録装置 Pending JPH07287892A (ja)

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JP6076133A JPH07287892A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 カメラ一体型映像記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282342A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Canon Inc 電子機器及び電子機器の制御方法

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