JPH0728740U - 自動車用曇り止め機能付ミラー - Google Patents

自動車用曇り止め機能付ミラー

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JPH0728740U
JPH0728740U JP6008093U JP6008093U JPH0728740U JP H0728740 U JPH0728740 U JP H0728740U JP 6008093 U JP6008093 U JP 6008093U JP 6008093 U JP6008093 U JP 6008093U JP H0728740 U JPH0728740 U JP H0728740U
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JP
Japan
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mirror
heater
planar heater
fog
temperature
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Pending
Application number
JP6008093U
Other languages
English (en)
Inventor
岑俊 米津
Original Assignee
タムステクノロジー株式会社
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Publication date
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Priority to JP6008093U priority Critical patent/JPH0728740U/ja
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  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の外部に設けた後方確認用ミラーの曇
り除去を、均一かつ速効的な昇温により行う。 【構成】 ドアミラーのミラーハウジング3内のミラー
ブラケット4には、ミラー1と、面状ヒータ2とが、ミ
ラー1の裏面と面状ヒータ2の表面とを密着させた状態
で取り付けられている。面状ヒータ2は、硬質塩化ビニ
ルのヒータ基材上に銀ペーストで印刷された電極、樹脂
をバインダとした特殊カーボン金属等で印刷された自己
制御型の発熱体等からなり、通電用のリード線5に通電
することで、ミラー1を均一かつ速効的に昇温させて曇
りを除去する。印刷で形成した面状ヒータは車両の振動
に強く、安全、安価であり、耐久性に富む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用曇り止め機能付ミラーに関し、詳細には自動車の外部あるい は内部に設置するミラーの曇り止め機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の外部のドアあるいはフェンダー等に取り付けて運転者が後方を確認す るためのミラーは、それが外部に設置されているため、外気の温度や湿度の影響 を受けやすく、曇りやすい。特に降雨時には雨滴がミラー表面に付着し、また降 雪時には雪が付着して凍結して、そのミラー表面を曇らせる。このような曇った ミラーでは運転に支障を生じ、危険である。この場合、ミラー表面温度が7°C 以上を保持できれば結露、凍結を防止できると言われている。そこで、従来から ミラーの温度を上昇させる曇り止めが種々考えられていて、例えばニクロム線に よるヒータをミラー後部に配置したもの等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来のものによると、ニクロム線によるヒータをミラー後部に配置した ものでは、ニクロム線への通電時にニクロム線に接近している部分から温度が上 昇し始めるので、この部分の曇りだけが除去されて、全体の曇りが除去されるま でにはかなり時間がかかる問題があった。また、自動車の走行に伴う振動でニク ロム線が損傷しやすく、さらにその取り付けが面倒であるため製造コストも安価 なものではないという欠点もあるものであった。本考案はこのような問題や欠点 を解決しようとするものである。
【0004】 本考案は上記従来例に鑑みてなされたもので、簡単な構成でミラーの曇りを防 止した自動車用曇り止め機能付ミラーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案の自動車用曇り止め機能付ミラーは以下の様 な構成を備える。即ち、 自動車の外部に設置する後方確認用のミラーの裏面にヒータを設けてなる自動 車用曇り止め機能付ミラーにおいて、前記ヒータを印刷により電極および面状発 熱体が形成される面状ヒータとし、前記面状ヒータを前記ミラーの裏面に密着さ せることで解決される。
【0006】
【作用】
ミラーの裏面に密着して設けた面状ヒータは、ミラーを速効的に、しかも均一 に昇温させて、ミラー面の曇りを除去する。この面状ヒータは、その電極と発熱 体とを印刷によって形成されるので、厚みが薄く、パターン設計が自由であり、 面状の発熱体を全面に亙りきめ細かく配置出来るので、速効的かつ均一な昇温に つながり、車両の振動にも耐える。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例として、自動車のドアミラーに面状ヒータを内蔵させ て使用した実施例の断面図である。
【0009】 図1において、1はガラス板の裏面に反射層を形成してなるミラー、2は詳細 を後述する面状ヒータ、3は樹脂成形等で形成されるミラーハウジング、4はミ ラー1と面状ヒータとを前記ミラーハウジング3内へ取り付けるミラーブラケッ ト、5は前記面状ヒータ2の通電用のリード線である。なお、6はミラー角度調 整用のモータ、7は角度調整用のフレキシブルジョイントであるが、角度調整部 については記述を省略する。
【0010】 図2から図4に前記面状ヒータを示す。図2は正面図であり、面状ヒータ2は 、硬質塩化ビニール板からなるヒータ基材21上に銀ペーストによる一対の電極 22,23を図のように櫛歯状に両電極を交互に入り組ませ、電極22と電極2 3の対向する櫛歯間が所定の間隔を持つようなパターンを印刷によって形成する 。本図では前記電極形成工程までを記載してある。
【0011】 図3は図2に示した電極形成工程終了のものに重ねて発熱体を面状に印刷した 正面図であって、前記の櫛歯状に両電極を交互に入り組ませた部分に重ねて、発 熱体として、樹脂をバインダーとした特殊カーボン金属をベタ状に印刷して、ヒ ータ部24としている。本実施例では、ヒータ部24は図3の斜線部として示し てあるが、パターン配置上、該ヒータ部24は三つのブロックとしてある。
【0012】 26,26は前記電極22、23の端部の面積の広い部分にそれぞれに設けた 通電用の端子であり、前記電極22及び23と基材21とをそれぞれ貫通させて リベットあるいはハトメ等をかしめて構成し、ここへ前記リード線5,5の一方 の端部をそれぞれ接続する。
【0013】 図4は図3におけるA部の断面図である。裏面側、即ち、ヒータ基材21側に おいて前記端子26にリード線5が接続されたのち、防水構造を構成するため絶 縁物からなる接着剤等で端子26表面を覆うようにする。27は、その防水構造 部である。
【0014】 以上の工程終了後、図4に示すように、表面即ち、ヒータ部24の設けられた 側に、端子26,26を含めてほぼ全面を覆うラミネート部25を接合する。こ れは、例えば約100μm厚のポリエステルフィルムで構成する。このように本 実施例の面状ヒータ2は完全にシールされて防水されているため、雨滴や結露な どによる短絡の危険性が完全に除去される。
【0015】 以上のように構成した面状ヒータ2をミラー1の裏面に、表面、即ち、前記ラ ミネート部25側を密着させた状態で重ねてミラーブラケット4に組み込み、ミ ラーハウジング3の所定個所へ取り付ける。面状ヒータ2をミラー1の裏面に密 着させた状態で重ねる手段としては、熱伝導のよい接着剤を用いたり、ミラーブ ラケット4の前面と面状ヒータ裏面との間に耐熱性のパッキン等を挿入する等の 手段がある。また、ミラーブラケット4の端部に余裕があれば、そこへ重ねた状 態でネジ止めしてもよい。通電用のリード線5,5はミラーハウジング3の取り 付け部から引き出されて、所定の電源へ接続される。
【0016】 以上のように構成した面状ヒータ2に通電して使用すれば、ミラー1の全面に 対して熱が均一に伝達され、しかも短時間で昇温する。この面状ヒータ2の自己 制御型のPCT特性を図5に示す。図で理解されるように、高温になると抵抗倍 率が急上昇し過昇温を防止するので、異常な温度となってミラーが破損したりす るようなことがない。
【0017】 図6は本実施例の、周囲温度に対するミラーの表面及び裏面の温度の図表であ る。このように、かなり低温の周囲温度まで、ミラーの表裏は大きな温度差なし に使用することが出来る。
【0018】 尚、本実施例の面状ヒータ2では、対向する電極22,23の間に電流が流れ ることにより面状ヒータ2が発熱するので、この電極22,23の配線パターン を変更することにより、面状ヒータ2のある部分を特に強く加熱したり、或いは 逆に面状ヒータ2のある部分の加熱の度合いを低くすることができる。従って、 前述の実施例で示された面状ヒータ2の電極22,23の配線例は,本実施例に 限定されるものでないことはもちろんである。
【0019】 以上説明したように本実施例によれば、自動車の外部に使用するミラーにおい て、面状ヒータをミラーの裏面に密着させてミラーハウジング内に組み込むよう に構成したので、ミラーの全面にわたり、温度が均一に、しかも速効的に立ち上 がるのでミラー面の曇りを早急に除去し、或いは防止する。面状ヒータには、電 極部分に銀ペーストを使用し、発熱体とともに印刷で形成しているので、車両の 振動に耐えるものであり、かつ、安価に製造できる。しかも、安全性、連続耐久 性についても大きな効果があるものである。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、簡単な構成でミラーの曇りを防止できる 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のドアミラーの断面図であ
る。
【図2】本考案の面状ヒータの電極部を印刷した後の正
面図である。
【図3】本考案の面状ヒータの発熱体を印刷した後の正
面図である。
【図4】本考案の面状ヒータの部分断面図である。
【図5】本考案の面状ヒータのPCT特性を説明するた
めの図である。
【図6】本考案の一実施例のドアミラーの温度特性グラ
フ図である。
【符号の説明】
1 ミラー 2 面状ヒータ 3 ミラーハウジング 4 ミラーブラケット 21 基材 22,23 電極 24 面状発熱体(ヒータ部) 25 ラミネート部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の外部に設置する後方確認用のミ
    ラーの裏面にヒータを設けてなる自動車用曇り止めミラ
    ーであって、 前記ヒータを印刷により電極および面状発熱体が形成さ
    れた面状ヒータとし、 前記面状ヒータを前記ミラーの裏面に密着させたことを
    特徴とする自動車用曇り止め機能付ミラー。
JP6008093U 1993-11-09 1993-11-09 自動車用曇り止め機能付ミラー Pending JPH0728740U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6008093U JPH0728740U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 自動車用曇り止め機能付ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6008093U JPH0728740U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 自動車用曇り止め機能付ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728740U true JPH0728740U (ja) 1995-05-30

Family

ID=13131759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6008093U Pending JPH0728740U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 自動車用曇り止め機能付ミラー

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JP (1) JPH0728740U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514647A (ja) * 2008-03-17 2011-05-06 エルジー・ケム・リミテッド 発熱体およびその製造方法
JP2011515809A (ja) * 2008-03-17 2011-05-19 エルジー・ケム・リミテッド 発熱体およびその製造方法
JP2011228018A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Mitsubishi Chemicals Corp 透明面状発熱積層体

Cited By (3)

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JP2011514647A (ja) * 2008-03-17 2011-05-06 エルジー・ケム・リミテッド 発熱体およびその製造方法
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000303