JPH07286619A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH07286619A
JPH07286619A JP10236594A JP10236594A JPH07286619A JP H07286619 A JPH07286619 A JP H07286619A JP 10236594 A JP10236594 A JP 10236594A JP 10236594 A JP10236594 A JP 10236594A JP H07286619 A JPH07286619 A JP H07286619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic fluid
ball bearings
fluid seal
pair
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10236594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Oe
貴之 大江
Shigeru Azuma
茂 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Priority to JP10236594A priority Critical patent/JPH07286619A/ja
Publication of JPH07286619A publication Critical patent/JPH07286619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイズの薄型化が図れ、磁性流体シール装置
の安定したシール性能の維持が図れるスピンドルモータ
の提供。 【構成】 第1,第2玉軸受2,9に設けられたシール
部材18,18は、磁性流体シール装置16,16が第
1,第2玉軸受2,9から出るグリスがモータ外部へ飛
散するのを防ぐため、磁性流体シール装置16,16側
には設けられておらず、その分の高さスペースを省略す
ることができ、モータの薄型化が図れる。また、ロータ
ハブ3及びブッシュ8の内周部には、突状部19、20
が全周にわたって設けられており、このような配置によ
りラビリンスシール構造が形成されるので、かく構造に
より、第1,第2玉軸受2,9から出るグリスが磁性流
体シール装置16,16に付着することを防止すること
ができ、安定したシール性能の維持が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として記録ディスク
等を回転駆動するために使用されるスピンドルモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンドルモータは、玉軸受から
出るグリスをモータ内外に飛散させないようにするため
に、玉軸受において磁性流体シール装置の軸方向反対側
と、磁性流体シール装置側の両方にシール部材が装着さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような構造
にあっては、磁性流体シール装置があるにもかかわら
ず、玉軸受における磁性流体シール装置側にもシール部
材が備えられているため、その分の余分な高さスペース
が必要となり、モータの薄型化が要求されている現在に
おいて問題があった。また、その分のコストもかかっ
た。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、薄型化が図れ、磁性流体シール装置の安定し
たシール性能の維持が図れるスピンドルモータを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るスピンドルモータは、静止部材と、前
記静止部材に装着され、且つ内部にシール部材が設けら
れた一対の玉軸受と、前記一対の玉軸受を介して回転支
持されるロータハブ及びと、前記ロータハブ及びブッシ
ュと前記静止部材との間に介装されると共に、前記一対
の玉軸受のモータ外部側に位置づけられる磁性流体シー
ル装置と、を具備したスピンドルモータであって、前記
一対の玉軸受のシール部材は、前記磁性流体シール装置
の軸方向反対側に位置付けられ、前記一対の玉軸受と前
記磁性流体シール装置との間における、前記ロータハブ
及びブッシュの内周部には、前記静止部材に対向して張
り出した突状部が全周にわたって設けられ、前記突状部
は、前記一対の玉軸受並びに前記磁性流体シール装置を
軸方向へ位置決め保持するホールド部をなし、且つ前記
突状部は、前記一対の玉軸受の内輪に近接して配置さ
れ、かかる配置によりラビリンスシール構造を構成する
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前述した本発明のスピンドルモータにあって
は、磁性流体シール装置が、玉軸受から出るグリスがモ
ータ外へ飛散するのを防ぐため、玉軸受における磁性流
体シール装置側にはグリス飛散防止用のシール部材を装
着せず、磁性流体シール装置の軸方向反対側のみに装着
したので、その分の高さスペースが省略でき、スピンド
ルモータの薄型化が図れる。
【0007】また、ロータハブ及びブッシュの内周面に
張り出した突状部は、玉軸受の内輪まで近接して突出し
ラビリンス構造を形成しているため、玉軸受から出るグ
リスが飛散して磁性流体シール装置に付着してしまうこ
とはない。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例に基づき本発明を説明す
る。
【0009】図1は本発明に係るスピンドルモータの1
実施例を示し、図2は本発明に係るスピンドルモータの
シャフトの加工方法を示している。
【0010】図1において、1は、モータの静止部材で
あるシャフトであり、このシャフト1の外周面には、第
一対の玉軸受2,9を介在させて、回転側部材であるロ
ータハブ3が回転可能に配置されている。
【0011】ロータハブ3は、その断面形成がハット状
に形成され、内周面にヨーク4を介装してマグネット5
が装着されている。ロータハブ3は、基部3aと、基部
3aの外周に垂設された延長部3bと、延長部3bの下端
に設けられたフランジ部3cとから構成されていて、フ
ランジ部3cの上部側に複数の磁気ディスク(図示せ
ず)が装着される。シャフト1の外周面には、マグネッ
ト5に対向するようにして、ステータコア6が配置さ
れ、ステータコア6にはコイル7が捲回されている。
【0012】ハブ3の基部3aの内周面とシャフト1の
外周面には、第1の玉軸受2が介装されている。そして
ハブ3の延長部3bの内周面には、環状のブッシュ8が
装着され、ブッシュ8とシャフト1との間には、第2の
玉軸受9が介装されている。シャフト1には、コイル7
に通電するためのリード線10を導出する通気孔11が
設けられている。
【0013】また、シャフト1の外周面には、ステータ
コアに対応する部分と、第1,第2玉軸受2,9に対応
する部分とに、溝12が形成されている。溝12は、ス
テータコア7及び第1,第2玉軸受2,9をシャフトに
接着固定する際に、接着剤がはみ出たり、垂下したりし
ないようにするための接着剤たまり用の溝であり、ま
た、溝の中に接着剤を保持することにより、固定をより
確実なものにする。
【0014】更に、シャフト1の下端部には、ブラケッ
ト13が接着固定されており、ブラケット13は、ブッ
シュ8の下端部とロータハブ3におけるフランジ部3c
の下端部と対向しながらラビリンスシール構造を形成し
ている。
【0015】シャフト1におけるブラケット13の固定
方法を図2を用いて説明する。
【0016】通常、シャフト1を加工する際には、予め
設定された通常の送り分バイト14の刃先15を回転す
るシャフト1の外周面にあて、上から下へ移動しながら
円柱状に切削加工していく。その結果、シャフト1の外
周面には、わずかながら螺旋状の細かい溝が残ってしま
うので、シャフト1の切削加工の次の工程として研磨が
ある。
【0017】切削加工の場合と同じく、予め設定された
通常の送り分紙ペーパまたはやすりを、回転するシャフ
ト1の外周面にあて、形成された溝がなくなるまで上下
に移動しながらシャフト1を磨いていく。
【0018】本実施例において、ブラケット13はシャ
フト1に接着固定されるが、シャフト1とブラケット1
3が対応する狭い範囲でブラケット13を確実にシャフ
ト1に固定するために、バイト14による切削加工の
際、ブラケット13が固定される範囲のみ、バイト14
の送りを通常よりシャフト1に接近させて切削加工する
(実線で示した部分)。その結果、切削の際にシャフト
1の外周面に形成される螺旋状の溝が、通常より深く形
成される。
【0019】シャフト1において、ブラケット13が固
定される部分の切削を終えると、バイト14は通常の送
り分に戻され(破線で示した部分)、残りの部分の切削
加工に入る。次の研磨の工程では、紙ペーパまたはやす
りは通常の送り分でシャフト1を研磨する。従って、ブ
ラケット13の固定部分を除く他の部分は、溝がなくな
り仕上げられるが、ブラケット13の固定部分のみわず
かな溝を多数残して仕上げられる。
【0020】わずかな溝が多数残ったシャフト1のブラ
ケット13の固定部分に接着剤を塗布し、ブラケット1
3が挿入される。その際、接着剤は多数の溝の中にたま
っているので、はみ出したり垂下することもなく、また
溝に保持された接着剤により、より確実にブラケット1
3はシャフト1に固定される。
【0021】図1において、16,16は、磁性流体シ
ール装置であり、シャフト1と、ロータハブ3及びブッ
シュ8にそれぞれ介装されると共に、第1,第2玉軸受
2,9のモータ外部側に位置付けられている。磁性流体
シール装置16,16は、第1,第2玉軸受2,9から
出るグリスやモータ内部の不浄な空気をモータ外部に飛
散させないようにするために備えられており、第1玉軸
受2側の磁性流体シール装置16の上部には、磁性流体
シール装置16を保護するキャップ17が接着固定され
ている。
【0022】また、第2玉軸受9側における磁性流体シ
ール装置16の下部には、前述したラビリンスシール構
造が形成されているので、所定のシール性能が維持され
る。
【0023】第1,第2玉軸受2,9には、磁性流体シ
ール装置16,16の軸方向反対側にシール部材18,
18が備え付けられている。このシール部材18,18
は、第1,第2玉軸受2,9から出るグリスがモータ内
部へ飛散しないようにするためのものである。
【0024】シール部材18,18が、第1,第2玉軸
受2,9における磁性流体シール装置16,16側に設
けられていないのは、磁性流体シール装置16,16に
よって、グリスがモータ外部へ飛散するのを完全に防止
できるからである。しかし、上記構成では第1,第2玉
軸受2,9から出るグリスが磁性流体シール装置16,
16に付着してしまう恐れがあるので、第1玉軸受2側
においてはロータハブ3の突上部19を、第2玉軸受9
側においては、ブッシュ8の突状部20を、それぞれ玉
軸受の内輪に近接するように突出させ、ラビリンスシー
ル構造を形成する。
【0025】突状部19,20は、通常第1,第2玉軸
受2,9及び磁性流体シール装置16,16を軸方向へ
位置決め保持するためのホールド部をなしているが、こ
こではホールド部兼ラビリンスシール構造を形成してい
る。
【0026】従って、第1,第2玉軸受2,9におい
て、磁性流体シール装置16,16側のシール部材18
を備え付けない分の高さスペースが省略でき、モータの
薄型化が図れ、コストもかからなくなる。
【0027】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載する効果を奏する。磁性流体シー
ル装置16,16を備えるスピンドルモータにおいて、
第1,第2玉軸受2,9に設けられたシール部材18,
18は、磁性流体シール装置16,16が第1,第2玉
軸受2,9から出るグリスがモータ外部へ飛散するのを
防ぐため、磁性流体シール装置16,16側には設けら
れていない。従って、磁性流体シール装置16,16側
のシール部材18,18を取り付けない分の、高さスペ
ースを省略することができ、モータの薄型化が図れる。
また、その分のコストもかからなくなる。
【0029】また、ロータハブ3の内周部及びブッシュ
8の内周部には、シャフト1に対向し、第1,第2玉軸
受2,9の内輪に近接して張り出した突状部19,20
が全周にわたって設けられており、このような配置によ
りラビリンスシール構造が形成される。従って、かく構
造により、第1,第2玉軸受2,9から出るグリスが磁
性流体シール装置16,16に付着することを防止する
ことができ、安定したシール性能の維持が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明のスピンドルモータにおけるシャフトの
加工方法を示す部分図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 第1の玉軸受 3 ロータハブ 8 ブッシュ 9 第2の玉軸受 16 磁性流体シール装置 19 突状部 20 突状部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、前記静止部材に装着され、
    且つ内部にシール部材が設けられた一対の玉軸受と、前
    記一対の玉軸受を介して回転支持されるロータハブと、
    前記ロータハブ及びブッシュと前記静止部材との間に介
    装されると共に、前記一対の玉軸受のモータ外部側に位
    置づけられる磁性流体シール装置と、を具備したスピン
    ドルモータにおいて、 前記一対の玉軸受のシール部材は、前記磁性流体シール
    装置の軸方向反対側に位置付けられ、前記一対の玉軸受
    と前記磁性流体シール装置との間における、前記ロータ
    ハブ及びブッシュの内周部には、前記静止部材に対向し
    て張り出した突状部が全周にわたって設けられ、前記突
    状部は、前記一対の玉軸受並びに前記磁性流体シール装
    置を軸方向へ位置決め保持するホールド部をなし、且つ
    前記突状部は、前記一対の玉軸受の内輪に近接して配置
    され、かかる配置によりラビリンスシール構造が構成さ
    れたことを特徴とするスピンドルモータ。
JP10236594A 1994-04-14 1994-04-14 スピンドルモータ Withdrawn JPH07286619A (ja)

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JP10236594A JPH07286619A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 スピンドルモータ

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ID=14325442

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JP10236594A Withdrawn JPH07286619A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 スピンドルモータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116357741A (zh) * 2023-04-10 2023-06-30 杭州弘晟智能科技有限公司 一种锅转磁流体结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116357741A (zh) * 2023-04-10 2023-06-30 杭州弘晟智能科技有限公司 一种锅转磁流体结构

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703