JPH07285236A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JPH07285236A
JPH07285236A JP8127194A JP8127194A JPH07285236A JP H07285236 A JPH07285236 A JP H07285236A JP 8127194 A JP8127194 A JP 8127194A JP 8127194 A JP8127194 A JP 8127194A JP H07285236 A JPH07285236 A JP H07285236A
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JP
Japan
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image forming
toner
light
image
medium
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Pending
Application number
JP8127194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sugita
辰哉 杉田
Akira Arimoto
昭 有本
Nobuyoshi Hoshi
信義 保志
Shinya Kobayashi
信也 小林
Seiji Maruo
成司 丸尾
Yasuo Takuma
康夫 詫間
Teruaki Mitsuya
輝章 三矢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to EP95301701A priority patent/EP0672969B1/en
Priority to DE69517543T priority patent/DE69517543T2/de
Priority to US08/405,891 priority patent/US5666598A/en
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トナーを用いて画像を形成し、かつかぶりによ
る画質劣化の生じない画像形成装置を提供する。 【構成】記録媒体150は搬送ローラ240によりトナ
ー供給手段212下に搬送される。トナーはトナー供給
手段212の透明ドラム200に付着し、画像を形成す
る部分に透明ドラム200内の光学系90からの光を受
ける。トナーは光による力で透明ドラム200から離脱
するとともに、同じ光のエネルギーにより溶融し、記録
媒体150に定着する。その後、クリーナ220で不用
なトナーを除去する。 【効果】記録媒体上の光を受けたトナーと未定着のトナ
ーを区別してクリーニングできるので、かぶりによる画
質劣化の生じない画像形成装置を提供できた。さらに、
感光体・定着器を用いていないため、小型の画像形成装
置を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ・ファクシミ
リ・複写機等の画像形成方法および画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば「電子写真技術の基礎と応用」
(電子写真学会編、1988年)に記載されているよう
に、感光体上に電気的な潜像を形成し、潜像をトナーで
現像し、紙にトナーを転写した後、紙上のトナーを定着
する電子写真プロセスを用いたプリンタや複写機等の画
像形成装置があった。
【0003】特開平4−10955号公報に、画像形成媒体の
運動を光により制御する画像形成装置が開示されてい
る。又、他の従来例として、特開昭59−102269号公報に
はトナー搬送体に付着したトナーに現像,転写部でレー
ザ光を当てて、溶解させ記録紙に転写定着することが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子写真プロセ
スを用いた画像形成装置は、トナーによる画像を紙上に
形成後定着器を用いてトナーを定着していた。そのた
め、定着までのプロセスで不要なトナーが紙に付着する
と、画像を形成するトナーと同じく定着されてしまうの
で、いわゆるかぶりによる画質劣化が生じた。
【0005】また、電子写真プロセスは、帯電・露光・
現像・転写・定着等の多くのプロセスが必要であり、画
像形成装置の小型化が難しかった。
【0006】従来の画像形成媒体の運動を光により制御
する画像形成装置においても、トナーは光により飛翔さ
せるための開口を有する循環経路内を浮遊しているた
め、開口部よりトナーが紙に降り積もり、かぶりが生じ
る問題点があった。他の従来例においても、トナー搬送
体側の清掃は考えているが、転写時に必ず発生する未定
着トナーの記録紙への付着、に関する問題に対しては何
等述べられていない。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、トナーを用いて画
像を形成し、かつかぶりによる画質劣化の生じない画像
形成装置を提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、トナーを用いて画像
を形成する小型の画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、トナー画像の形成と前記トナーの記録媒
体への定着を実質的に同時に行い、前記記録媒体に付着
した未定着の前記トナーを除去することを特徴とする画
像形成方法を提供する。
【0010】画像を形成し、画像形成媒体を定着する手
段として、光を用いることが望ましい。
【0011】また、本発明は、画像を形成する光でトナ
ーを記録媒体に定着し、前記記録媒体に付着した不用な
前記トナーを定着後除去する除去手段を有する画像形成
装置を提供する。
【0012】なお、トナーが受ける光のエネルギー密度
は、0.5J/cm2以上が望ましい。さらに、本発明は、
粉体状の画像形成媒体を記録媒体に供給する画像形成媒
体供給手段と,前記記録媒体を搬送する搬送手段と,前
記記録媒体に付着した未定着の前記画像形成媒体を除去
する除去手段とを有し、前記画像形成媒体供給手段によ
り画像部の前記画像形成媒体を溶融して前記記録媒体に
定着した後、前記除去手段により前記記録媒体に付着し
た未定着の前記画像形成媒体を除去する画像形成装置を
提供する。
【0013】またさらに、本発明は、粉体状の画像形成
媒体を記録媒体に供給する画像形成媒体供給手段と、前
記画像形成媒体を加熱して画像を形成する画像形成加熱
手段と,前記記録媒体を搬送する搬送手段と,前記記録
媒体に付着した未定着の前記画像形成媒体を除去する除
去手段とを有し、前記画像形成媒体供給手段により前記
記録媒体の全面または一部分に前記画像形成媒体を付着
させた後、前記画像形成加熱手段により画像部の前記画
像形成媒体を溶融して前記記録媒体に定着し、その後、
前記除去手段により前記記録媒体に付着した未定着の前
記画像形成媒体を除去する画像形成装置を提供する。
【0014】
【作用】画像形成媒体が粉体からなり、画像を形成する
手段により画像形成媒体を記録媒体に定着することによ
り、画像を形成する画像形成媒体と記録媒体に付着した
不要な画像形成媒体とを区別することが可能である。し
たがって、画像形成後、不用な画像形成媒体を除去する
除去手段により除去可能であり、かぶりを生じる画像形
成媒体を除去可能となる。
【0015】本発明によれば、従来の電子写真プロセス
における露光・現像・転写・定着のプロセスを1度に行
うことができる。したがって、装置の簡素化・小型化が
実現できる。
【0016】本発明により、トナーを用いて画像を形成
し、かつかぶりによる画質劣化の生じない画像形成装置
を提供することができる。
【0017】さらに、本発明により、トナーを用いて画
像を形成する小型の画像形成装置を提供することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0019】図1に本発明の画像形成装置の実施例を示
す。給紙カセット290に収納した紙あるいはプラスチ
ックフィルム等の記録媒体150を給紙ローラ246に
より供給する。記録媒体150は搬送ローラ240によ
りトナー供給手段212下に搬送される。トナー100
はトナー供給手段212内の透明ドラム200に付着し
て記録媒体に対向する位置に搬送される。透明ドラム2
00内の記録媒体150に対向する位置には光学系90が
設けられており、その光学系90により画像情報に応じ
た光80が前記トナー100に照射される。光80を受
けたトナー100は光80のエネルギーのうちの力を発生
するエネルギーの作用により透明ドラム200から離脱
し、記録媒体150に至る。トナー100は光80によ
り透明ドラムから離脱するとともに、同じ光のエネルギ
ーのうち熱を発生するエネルギーの作用により溶融し、
記録媒体150に定着する。その後、記録媒体150は
搬送ローラ242により搬送され、帯電器256で記録
媒体150上のトナー100を再帯電し、クリーナ220
に至る。クリーナ220で不用なトナー100を除去す
る。記録媒体150は、搬送用ローラ244により排出
口270より排出される。透明ドラム200にはトナー
100は弱く付着しているため、光を受けていないトナ
ー100も飛散しやすく、記録媒体150に降り積もる
ことが起きる。しかし、光を受けたトナー100は溶融
して記録媒体150に定着しているのに対し、光を受け
ず記録媒体150に降り積もったトナー100は定着し
ていないためクリーナ220により簡単に除去すること
ができる。
【0020】次に、本実施例のトナー供給手段とクリー
ナについて説明する。まず、トナー供給手段212につ
いて説明する。トナー100は、ブレード214又は撹
拌ローラ216との摩擦帯電により帯電し、透明ドラム
200に生じるトナーの電荷の鏡映力により透明ドラム
200に引き付けられる。ブレード214の働きによ
り、透明ドラム200上のトナー層の厚さはほぼ一定と
なる。先に述べたように、透明ドラム200内には光学
系90が設置されている。光学系90により出射された
光80が透明ドラム200の表面に集光され、トナー1
00に照射される。トナー100は、光80からの光圧
力・光詠動力等の力を受けて透明ドラム200から離
れ、記録媒体150に至る。これらの光により働く力は
弱いので、トナー100が透明ドラム200に付着する
力を弱めるために、電極252と透明ドラム200の間
に電圧を掛ける。電圧は、直流または交流を用いること
が出来る。望ましいのは交流である。交流をかけるとト
ナー100は透明ドラム200と電極252間を交流信号
に合わせて行き来する。光80を受けたトナーは電極に
開けたスリット253より抜け出し、記録媒体150に
至る。光80はトナー100を融解するのに十分な強度
を有しており、透明ドラム200から離脱したトナー1
00は、溶融し、記録媒体150に定着する。
【0021】本発明では、画像形成後透明ドラム200
に付着したトナー100を除去する必要はない。光80
を受けても一部トナー100が透明ドラム200から離
れず、溶融・固着する場合には、固着したトナー100
を掻き取る手段を設けてもよい。また、揮発性の溶媒中
に分散したトナー100を透明ドラム100に塗布して
もよい。このときは、光照射部に至るまでに溶媒が乾燥
することが望ましい。搬送用ローラ240,242によ
り搬送された記録媒体150は、ガイド280に沿ってク
リーナ220に至る。記録媒体150に付着した未定着
のトナー100は、クリーナ220により記録媒体150
から剥がされ回収される。
【0022】次に、図4をもちいてクリーナ220の詳
細を説明する。本実施例では、クリーナ220としてバ
イアスクリーナを用いた。導電性を有するブラシを金属
等の導電体に植えた導電性ブラシ224に用い、帯電し
た未定着トナー100が導電性ブラシ224に引き付け
られるように電圧を掛けることにより、未定着トナー1
00は記録媒体150から剥がされ、導電性ブラシ22
4に付着する。本実施例では、負に帯電したトナーを用
いたため、導電性ブラシ224をガイド280等の筐体
に対しプラスの電圧を掛けた。導電ブラシ224に付着
した未定着トナーは、導電性ブラシ224に対して回収
ローラ226との間にプラスの電圧を掛けることにより
回収ローラ226に移動する。回収ローラ226に付着
した未定着トナーは、ブレード228により掻き落され
る。掻き落された未定着トナーは、トナー送りねじ23
0によりトナー供給手段212に回収され、再利用され
る。クリーナ220で未定着トナーの回収を完全に行う
ために、クリーナ220に至る前に帯電器256で未定
着トナーを再帯電する構成としている。未定着トナーの
帯電量が十分であるときには、帯電器256を用いなく
てもよい。
【0023】クリーナには、本実施例に示したバイアス
クリーナの他に、ブラシローラにより機械的に未定着ト
ナーを取り除き、ブロワによりブラシローラから回収す
るファーブラシ方式,磁性体キャリアにより静電的に未
定着トナーを回収するマグネットブラシ方式,吸引器に
より未定着トナーを吸い取る吸引方式等を用いることが
できる。
【0024】記録媒体から未定着のトナーを回収しやす
くするために、トナーを飛ばす前に紙にシリコンオイル
等を塗布してもよい。液体を用いるときには、揮発性を
有していることが望ましい。
【0025】なお、クリーナ220によって、記録媒体
150から回収されたトナーには紙粉等の異物が混じっ
ているため、異物除去手段を設けることが望ましい。
【0026】搬送用ローラ240,242,244は、
印刷部分に触れないことが望ましいが、画像を形成する
未定着のトナーと触れてもこれらローラ通過後クリーナ
220により未定着トナーが回収されるため、印刷部に触
れる物を用いてもよい。
【0027】図2を用いて本実施例の光学系を説明す
る。図1のA−A′断面図を示している。透明ドラム2
00の内部に光源のLEDアレイ12およびロッドレン
ズアレイ32が納められている。LEDアレイ12は、
画像の分解能に合わせた間隔に形成された複数の発光ダ
イオード(LED)からなる。それぞれのLEDに対応
してロッドレンズを配置したロッドレンズアレイ32に
よりLEDアレイ12で発生した光が透明ドラム200
上に形成されたトナー層102に集光される。上記のよ
うに、光を受けたトナーは、光エネルギーの力の作用に
より透明ドラム200から離脱し、記録媒体150に至
る。
【0028】なお、ここではLEDアレイ12を用いた
場合を説明したが、LEDアレイ12に替えて半導体レ
ーザアレイを用いてもよい。
【0029】次に、光の照射によって生じる力を説明す
る。光は運動量を有している。光が他の媒体に入射し
て、反射,屈折により光の進行方向が変化すると、光の
持つ運動量が変化し、光の入射媒体に圧力を及ぼす。光
の進行方向を変化させた媒体の受ける圧力Fは入射光全
部を光の入射方向と逆方向に反射したとき最大となり、
光のパワをP、光速をcとすると、 F=2P/c と表される。実際の粒子に光が当たった場合、粒子の形
状,屈折率・吸収率等の光学的な特性によって決まる散
乱状態に応じて光圧力が減少し、補正のための散乱係数
をqとすると、粒子の受ける圧力Fは、 F=(2P/c)q ここで、(0≦q≦1) となる。
【0030】粒子が透明な場合には、集光した光にトラ
ップすることが可能である。外界の屈折率よりも屈折率
の大きな透明粒子は、光の屈折による運動変化より光強
度の強い方向に力を受けるため、集光した光の焦点に向
かう力を受け、トラップされる。したがって、トナーに
とって透明な波長の光を用いるときには、トナーをトラ
ップして搬送することもできる。
【0031】光圧力以外に光の吸収により発生した熱に
よっても力が働く。トナーは強い光吸収性を有している
ため、光吸収により光入射側が特に加熱される。トナー
の温度上昇により外界の空気を加熱する。トナーに温度
分布があるために、温度の高い側の空気の温度が高くな
りトナーに衝突する空気分子のエネルギーが大きくな
る。従って、トナーは温度の高い側から低い側へ移動す
るいわゆる光詠動力を受ける。トナーは光入射側で光を
良く吸収するため、トナーは光の進行方向に光詠動力を
受ける。つまり、光詠動力は光圧力によるトナーの移動
力と同方向に力を及ぼし、トナーの移動に有効に作用す
ることができる。その結果光圧力のみで予想される移動
距離よりも長い距離をトナーは移動できる。この光詠動
力を有効に利用するためには、トナーは表面において光
を良く吸収したほうがよい。
【0032】微粒子による光の散乱及び吸収は、いわゆ
るMie散乱の式により求めることができる。Mie散
乱は、外界及び微粒子の複素屈折率,微粒子の形状,照
射する光の波長により決まる。半径dの球形の微粒子に
波長λの光を照射したとき、 x=2πd/λ で表されるサイズパラメータが同じ場合には、散乱状態
は同じとなる。光圧力は光の散乱状態に依存し、 x≧4 のとき粒子の断面積に比例するようになるので、粒径
は、照射する光の波長以上にすることが望ましい。ま
た、集光した光の径よりも大きい必要はなく、50μm
以下がよい。望ましくは、5μmから15μmである。
【0033】トナーの形状はいびつなことが多く、粒径
の定義はいろいろあるが、本発明では、トナーの同じ重
量の球の直径を用いている。
【0034】光圧力の均一化を図るためには、トナーの
形状分布が小さいことが望ましい。均一性の良いトナー
を形成するにトナーは真球に近い形状が良い。本実施例
では、画像形成媒体として平均粒径10μmのトナーを
用いた。トナーは、スチレンアクリル系基体等を用いる
ことにより、光を吸収し発熱して融解することが出来
る。また、重合法により作製したトナーを用いると、形
状の均一化に優れている。
【0035】光により溶融しやすくするために、トナー
は軟化温度が低く、熱容量の小さなものが望ましい。熱
容量を小さくするために粒径は小さいほうが望ましい。
【0036】次に、図4に本実施例で用いた透明ドラム
200の構造を示す。ガラス又は透明プラスチックから
なる透明ドラム基材204上にITO膜よりなる透明電
極206を形成した。透明電極206上には、SiN・
SiO2・Al23 等の透明誘電体よりなる保護膜20
8を形成した。透明電極206には、電圧を掛ける構造
とした。
【0037】本実施例においては、感光体を用いていな
いため、表面を硬質化した透明ドラムを用いることによ
りドラムの長寿命化が実現できる。
【0038】透明ドラム以外に、搬送路に反って変形す
る透明ベルトを用いてもよい。また、光学系には、光を
走査する方式を用いてもよい。
【0039】図5にトナーに照射した光エネルギー密度
とトナーの付着強度を示す。付着強度は紙に定着したト
ナーを粘着テープを用いて剥離したとき、紙に残ったト
ナーの割合を示したものである。使用したトナーは平均
粒径10μmである。記録媒体を取り扱ううえで通常付
着強度としては50%以上が好適であると云われてお
り、図に示すように、光エネルギー密度は、0.65J
/cm2以上が望ましい。このときのトナー表面の最高温
度は250℃以上になっていることを確認した。本実験
によると、光エネルギー密度0.5J/cm2においてもト
ナーは紙に定着しており、擦った程度では剥離しない。
したがって、0.5J/cm2以上の光エネルギー密度(ト
ナー表面最高温度170℃以上)であれば、クリーナに
より未定着トナーと区別することが可能である。1個の
トナーを溶融するエネルギーは、トナーの体積に比例す
るため、トナー(密度1.1g/cm3)の単位重量当たり
のエネルギーに換算すると、2.1×106J/kg以上、
望ましくは2.8×106J/kg以上の光エネルギーを照
射すればよい。
【0040】以上のように、本発明においては、感光体
・定着器を用いていないため、従来の電子写真プロセス
を用いた画像形成装置に比べ構成が簡略であり、小型化
が実現できる。定着器を用いないことで、熱容量の大き
なヒートロールを加熱する必要がなく、低消費電力にな
るとともに、立ち上げ時にヒータを加熱する時間が不要
であるので電源投入と同時に稼働できるクィックスター
トが可能となる。感光体を用いていないため、消耗によ
り交換する部品が少ない。Se等の有害物質を含んでい
た感光体を用いていないため、廃棄時の環境に与える影
響が少ない。さらに、本発明はトナーを用いているため
感熱インクリボンを用いた画像形成方式に比べ、画像形
成媒体の交換頻度が少なく、しかもランニングコストが
少ない。さらに、本実施例においては、2次元アレイの
空間変調器を用いているために、光学系の構造が簡単で
あり、小型化できる。
【0041】図6に本発明の画像形成装置の他の実施例
を示す。トナー供給手段210によりトナーを透明ベル
ト202の全面に付着した。トナーを付着した透明ベル
ト202は、光学系の下に移動する。フラッシュランプ
20の光は球面反射鏡22を用いることにより効率よく
レンズ30に導かれる。レンズ30により略平行となっ
たフラッシュ光は、2次元のアレイ状に形成した空間変
調器50に入射する。空間変調器50は、トナーを付着
する部分の光のみを透過するように制御される。透明ベ
ルト202に付着したトナーは帯電しており、空間変調
器50に対向する位置に設けた帯電電極250と透明ベ
ルト202との間の静電力により透明ベルト202への
付着力を弱めている。つまり、トナーは透明ベルト20
2に弱い力で拘束されている。そのため、空間変調器か
らの光を受けると光圧力・光詠動力等の光による力を受
け、透明ベルト202から離脱する。離脱したトナー
は、フラッシュ光により溶融し、記録媒体150に定着
する。帯電電極250に対向する位置では、トナーは透
明ベルト202に弱く拘束されているため、光を受けな
いトナーも記録媒体150に降り積もる。しかし、この
不用なトナーはクリーナ220により除去できる。記録
媒体150は搬送用ローラ240,242によりガイド
280上を移動する。光照射後の透明ベルト202は、
クリーナ222によりトナーを除去される。クリーナ22
2で回収したトナーは再利用してもよい。空間変調器5
0は、フラッシュランプ20とレンズ30の間において
もよい。この時は、小型の空間変調器202を用いるこ
とが出来る。また、レンズ30でフラッシュ光を縮小し
てトナー層に照射すると、空間変調器50の解像度以上
の解像度が得られる。空間変調器50の解像度は300
dpi 以上が望ましい。フラッシュ照射後、記録媒体15
0は空間変調器50の幅分移動し、次の部分の画像を形
成する。濃度が足りないときには、記録媒体を移動する
前に、フラッシュ光を2回以上照射すればよい。帯電電
極250に加える電圧は交流でもよい。トナーの透明ベ
ルトへの付着力を弱めるために、透明ベルトに0.01
〜1μmの凹凸を持つことが望ましい。帯電電極250
による電場でトナーの付着力を弱める以外に、透明ベル
トに超音波の振動を加えてもよい。透明ベルトに溶融し
たトナーの付着が問題になる場合には、予め長い透明ベ
ルトを用意し、ベルトを一回のみ使用し、使用済みのベ
ルトを巻き込む方式を取ってもよい。
【0042】図7に本実施例に用いた空間変調器の構造
を示す。本実施例では、ポリマ分散型の液晶を用いた。
ガラス基板58上にアモルファスシリコンを用いて薄膜
トランジスタ(TFT)54を形成した。TFT54に
より透明電極56に加える電圧のスイッチングを行う。
対向するガラス基板59に透明電極57、及びTFT5
4に光が当たらないようにマスク60を形成した。透明
電極56,57上には保護膜62を形成した。保護膜6
2間にポリマ分散型液晶52を封入した。透明電極5
6,57間に電圧が掛かっていないときには、ポリマと
ポリマを分散した媒体との光透過方向の屈折率が異なる
ためポリマ分散型液晶52に入射した光は散乱され、光
は透過しない。ポリマ分散液晶52に電場を加えると、
ポリマとポリマを分散した媒体との屈折率が等しくな
り、光が透過するようになる。ポリマ分散型液晶を用い
た空間変調器は光をほとんど吸収しないため、強力な光
を照射しても空間変調器が損傷を受けることがない。
【0043】空間変調器50は、記録媒体150と同じ
大きさのものを用いてもよいし、記録媒体150の幅を
有し、記録媒体の搬送方向に対して、記録媒体150の
長さよりも短く(例えば、1行単位に記録できる長さと
する)してもよい。
【0044】空間変調器50としては、Si基板をエッ
チングして微小なミラを形成し、静電力でミラーの角度
を変化させる方式のものも用いることができる。
【0045】図8に本発明における画像形成装置の別の
実施例を示す。光源には、フラッシュランプ20を用い
た。フラッシュランプ20からのフラッシュ光82をシ
リンドリカルレンズ30を用いて略平行光とし、所望の
画像を2次元的に表示した液晶パネルよりなる空間変調
器50に入射させる。空間変調器50を透過した光は、
空間変調器50及び記録媒体150の間を浮遊,移動す
るトナー100に照射される。光を受けたトナーは記録
媒体150の方向に光による力を受けて移動し、さら
に、吸収した光エネルギーにより融解し、画像を形成す
る。記録媒体150は、搬送ロール240により空間変調
器50の下を移動し、画像を形成した溶融・定着トナー
104を付着した後クリーナ220に至る。光を受けず
固着しないまま記録媒体150に堆積・付着したトナー
は、クリーナ220により除去される。浮遊するトナー
をトナークラウド232により発生させ、ファン233
による風で空間変調器50の下まで運ぶ。余分なトナー
はトナー回収容器234で回収される。トナーは循環さ
せて再利用することも可能である。
【0046】図9に空間変調器31と記録媒体150の
間を拡大した図を示す。トナーは透明仕切り板235と
記録媒体150の間を移動している。フラッシュ光82
を受けたトナー100は記録媒体150の方向に光によ
る力を受けて移動し、さらに、吸収した光エネルギーに
より融解する。この運動エネルギーを得たトナー100は
記録媒体150に固着して溶融・定着されたトナー10
4となり画像を形成する。
【0047】フラッシュランプ10は、出力光エネルギ
ー400J,発光時間約1msのものを用いた。レンズ
とは逆側に発光した光を効率よくレンズ側に反射するよ
うに球面反射鏡22を設けた。一度に露光する面積を2
0×5cm2 とし、A4サイズの記録媒体を5cmずつ移動
しながら画像を形成した。フラッシュ光の照射によりト
ナーは運動するが空気の粘性力により運動方向と逆側の
力を受けるため約30μm移動して止まる。トナーの移
動量が不足するときには、被画像形成媒体を移動せずに
フラッシュを数回照射してトナーを被画像形成体に到ら
せた後、被画像形成体を移動するすればよい。
【0048】本実施例では、フラッシュランプを用いた
が、パルス発光のレーザを用いることも出来る。また、
光出力が十分に大きい場合には定常的に発光するランプ
またはレーザ用いることが出来る。レーザを用いるとき
には、光を拡大し空間変調器全体に照射してもよいし、
光を走査してもよい。光を走査する場合、空間変調器を
用いているため、光の強度を変調する必要がないので大
がかりな変調器が必要でなく、装置が簡単になる。光源
としては、重力による運動の影響を相対的に小さくする
ために画像形成媒体に働く重力よりも大きな光圧力を与
えることが出来るパワ密度を有していることが望まし
い。さらに、1個の画像形成媒体が光を受ける時間tが
外界の粘性力と釣合い等速運動になるまでの時定数と同
程度または、時定数よりも長い時間であることが望まし
い。この時定数τは、画像形成媒体の半径r,質量m,
外界の流体の粘性定数をμとすると、 τ=m/(6πμr) と表されるものである。筆者らは、 t≧τ/2 が望ましいこと見出した。
【0049】画像形成媒体は、ガラス等の光透過性を有
する仕切り板と被画像形成体の間を浮遊させ、移動させ
る。透明仕切り板と被画像形成体の間をスムーズに画像
形成媒体を搬送するためには、透明仕切り板と被画像形
成体の間隔を画像形成媒体の平均粒径の2倍以上にする
必要がある。仕切り板と被画像形成体との間隔は、光圧
力により画像形成媒体が光圧力により移動する距離と同
程度あることが望ましい。したがって、透明仕切り板と
被画像形成体の間隔を大きくすることは得策ではなく、
画像形成媒体の平均粒径の100倍以下が望ましい。
【0050】本実施例では、画像形成媒体が記録媒体に
ぶつかりながら搬送される。画像形成媒体の搬送路が従
来例のように壁により囲われた搬送路を持ちいていない
ため、搬送路の空間を大きくでき、トナーの供給が容易
となる。
【0051】溶融後付着したときの付着強度が不足する
ときには、クリーナの後に定着器を設けてもよい。
【0052】本実施例のように、空間変調器を用いて二
次元的に一括露光することにより、画像の形成時間を遅
くすることなく、1個の画像形成媒体が光を受ける時間
を長くすることが出来るので画像形成媒体の移動距離を
大きくすることが出来る。空間変調器として1次元的に
配列したものを用いてもよい。透明仕切り板の汚れがひ
どいときには、クリーニング機構を設けてもよい。
【0053】図10に本発明の画像形成装置の別の実施
例を示す。本実施例では予め、紙にトナーを付着し、画
像部分のみトナーを溶融・定着し、未定着のまま残った
トナーをクリーナにより除去する方式である。トナー供
給手段213により記録媒体150にトナーを付着す
る。フラッシュランプ20の光は球面反射鏡22により
反射し、レンズ30に導かれる。レンズ30により略平
行となったフラッシュ光は、2次元的に形成した空間変
調器50に入射する。空間変調器50は、画像を形成す
る部分のみ光を透過する。光を受けたトナーは溶融し、
記録媒体150に定着する。その後、未定着のトナーは
クリーナ220により回収される。記録媒体は、搬送ロ
ーラ240,242によりガイド280上を搬送され
る。
【0054】次に、トナー供給手段213について詳細
に説明する。アルミ等の非磁性金属により形成した導電
性スリーブ300の内部にマグネットロール302があ
る。本実施例のトナー100は、磁性を有する磁性トナ
ーであり、マグネットロール302による磁力により導
電性スリーブ300に引き付けられる。ブレード214と
の摩擦によりトナー100は帯電し、さらに一定の厚さ
のトナー層102となる。トナー100は導電性スリー
ブ300の回転に伴い電極252に対向する位置に至
る。電極252に電圧が掛かっていないときには、導電
性スリーブ300と電極250間にかけた電圧により帯
電したトナー100は飛び出し、記録媒体150に付着
する。電極252に導電性スリーブ300と同符号の電
圧を掛けると、トナーは飛び出さなくなる。電極252
は記録媒体の搬送方向と垂直方向に分割されており、そ
れぞれの電極に印加する電圧を制御することにより、記
録媒体上のトナーが付着する部分を任意に選択できる。
例えば、画像データに基づき画像を形成する部分を含む
領域にのみトナーを付着させることができる。前述のよ
うに、記録媒体上の必要な領域のみにトナーを付着させ
ることにより、トナーの使用量が少なくて済む。さら
に、クリーナで取り除くトナーの量が少なくなり、未定
着トナーを回収しやすくなる。
【0055】記録媒体150の搬送方向と垂直方向に3
〜3000個に分割された電極252のそれぞれの電圧を
制御することにより、トナーが付着する領域を制御する
ことができるものである。なお、電極252を用いず、
電極250を分割してもよい。電極252を用いないと
きには、トナー層102が記録媒体150に接触するよ
うにしてもよい。記録媒体一面にトナーを付着させると
きには、電極250,252を分割する必要はない。非
磁性トナーを用いるときには、磁性キャリアを混合して
用いればよい。
【0056】本実施例の画像形成装置は、構成が簡単で
あり、さらに小型化できる。
【0057】図11に本発明の画像形成装置の別の実施
例を示す。本実施例では、トナー供給手段には、図10
と同じものを用いた。トナー供給手段213により記録
媒体150の必要な部分のみにトナーを付着させた。光
走査装置を有する光学系90からの集光した光80を走
査し、光の強度を変調して記録媒体上のトナーを溶融・
定着した。記録媒体は搬送用ローラ240によりガイド
280に沿って搬送され、クリーナ220に至る。未定
着のトナーはクリーナ220により回収される。本実施
例のようにクリーナをトナー供給手段より高いところに
設置することにより、回収したトナーをトナー供給手段
に搬送しやすい。さらに、画像形成装置内のスペース効
率がよい。
【0058】図12に本実施例の光学系の構成を示す。
半導体レーザ10から発生した光をコリメートレンズ3
4により略平行光とし、シリンドリカルレンズ35によ
り回転多面鏡45上で副走査方向が集光するようにす
る。回転多面鏡45で反射した光は、f−θレンズによ
り集光される。ミラー40で反射した後、記録媒体150
上に焦点を結ぶ。回転多面鏡45の回転に伴い、焦点は
記録媒体150上を移動する。
【0059】本実施例においては、集光点での光のパワ
は100mW以上が望ましい。100mW以上であれば、
300dpi の分解能で1分間にA4サイズ1枚以上印字
可能である。
【0060】光走査手段としては、回転多面鏡のほか
に、音響光学素子やガルバノミラを用いてもよい。
【0061】本実施例においては、光を集光・走査する
ため、画像の解像度は集光したスポット径によって決ま
る。そのため、解像度を高くすることができる。
【0062】光を集光するときには、スポット径を2〜
70μmにすることが望ましい。光を走査するときに
は、30〜70μmが望ましい。解像度を上げるにはス
ポット径が小さくすればよい。さらに、トナーを強く加
熱するためにもスポット径を小さくすることが望まし
い。光エネルギー密度を大きくするために、好ましい範
囲は2〜10μmである。
【0063】図13に本発明の画像形成装置の別の実施
例を示す。透明ドラム200内に光源を設ける。光源は
図2と同じものを用いることができる。本実施例ではト
ナーに扁平なものを用いる。透明ドラム200をトナー
層102と記録媒体150が接しない程度に近付ける。
光80を受けて溶融したトナーは表面張力により丸ま
り、紙150に接するようになる。紙に接したトナー
は、記録媒体150の繊維の毛細管現象により記録媒体
150に移る。この溶融・定着トナー104により画像
が形成される。本法式によっても、画像の形成とトナー
の定着を同時に行える。
【0064】次に、図1を用いて制御系の説明をする。
画像信号をインターフェイス420を通して入力する。
制御回路421は、光学系,紙送り,クリーナ,トナー
の供給等を制御する。コントロールマイコン422は、
インターフェース420から画像信号を受け、画像デー
タを形成して光変調制御回路423に送る。また、コン
トロールマイコン422は、紙送り制御回路424に紙
送りのタイミングを指令し、記録媒体の位置信号を受け
て、光変調制御回路423に光源の発光タイミングを指
令する。光変調制御回路423は、画像データに応じて
光学系90の光強度を制御して画像を形成する。さら
に、コントロールマイコン422は、図示していない位
置センサから、記録媒体の位置信号を受けてクリーナコ
ントローラ425の起動のタイミングを指令する。記録
媒体150は給紙カセット290により挿入され、搬送
ローラ230,232,234により搬送され、排出さ
れる。
【0065】本発明の画像形成装置を用いたプリンタ
は、小型化できるので、デスクトップ型のプリンタが出
来る。さらに、1枚分の画像データをメモリ内に展開す
る必要がなく、必要な部分のみ印字することが可能であ
る。
【0066】本発明の画像形成装置は、当然のごとく複
写機,ファクシミリ等の画像形成部にも用いることがで
きる。
【0067】図14に本発明の画像形成装置を用いたフ
ァクシミリの実施例を示す。画像形成装置として図1に
示したものを用いた。ファクシミリに用いる場合には、
上記実施例の画像形成装置に少なくとも原稿の読み取り
手段と画像信号の入出力手段と通信の制御手段を設ける
がある。本実施例では、原稿の読み取り手段として密着
センサ430を用いた。インターフェース420により
電話回線と接続する。通信の制御は、制御回路421に
より行った。原稿は原稿挿入口431より挿入する。フ
ァクシミリに本発明の画像形成装置を用いると、従来の
電子写真プロセスを用いた画像形成装置のように1枚分
の画像データをメモリ内に展開することなく、受信した
データから印字できるため、従来の電子写真プロセスを
用いた画像形成装置を用いた場合よりメモリの容量が少
なくてすむ。
【0068】以上の実施例においては、光により画像を
形成するとともに同じ光のエネルギーを用いて画像形成
媒体を溶融した。本発明は、光に限らず、音波・マイク
ロ波・ヒータ等を用いて、粉体の画像形成を用いて画像
を形成し、同じエネルギーで記録媒体を記録媒体に定着
すれば同じ効果が得られるものである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、ト
ナーを用いて画像を形成し、かつかぶりによる画質劣化
の生じない画像形成装置を提供できるようになった。
【0070】さらに、本発明によりトナーを用いて画像
を形成する小型の画像形成装置が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施例。
【図2】本発明の光学系の一例の構成図。
【図3】本発明のクリーナの一例の構成図。
【図4】本発明の透明ドラムの一例の構成図。
【図5】光エネルギー密度と定着強度の関係図。
【図6】本発明の画像形成装置の第2の実施例。
【図7】空間変調器の構成図。
【図8】本発明の画像形成装置の第3の実施例。
【図9】トナーの運動の説明図。
【図10】本発明の画像形成装置の第4の実施例。
【図11】本発明の画像形成装置の第5の実施例。
【図12】本発明の光学系の他の構成図。
【図13】本発明の画像形成装置の第6の実施例。
【図14】本発明の画像形成装置を用いたファクシミリ
の実施例。
【符号の説明】
10…半導体レーザ、12…LEDアレイ、20…フラ
ッシュランプ、22…球面反射鏡、30…レンズ、32
…ロッドレンズアレイ、34…コリメートレンズ、35
…シリンドリカルレンズ、36…f−θレンズ、40…
ミラー、45…回転多面鏡、50…空間変調器、52…
ポリマ分散型液晶、54…TFT、56,57…透明電
極、58,59…ガラス基板、60…マスク、62…保
護膜、80…光、82…フラッシュ光、90…光学系、
100…トナー、102…トナー層、104…溶融・定
着トナー、150…記録媒体、200…透明ドラム、2
02…透明ベルト、204…透明ドラム基材、206…
透明電極、208…保護膜、210,213…トナー供
給手段、212…トナー供給手段、214,228…ブ
レード、216…撹拌ローラ、220,222…クリー
ナ、224…導電性ブラシ、226…回収ローラ、23
0…トナー送りねじ、232…トナークラウド、233
…ファン、234…トナー回収容器、235…透明仕切
板、240,242,244…搬送用ローラ、246…
給紙ローラ、250…帯電電極、252…電極、253
…スリット、256…帯電器、270…排出口、280…
ガイド、290…給紙カセット、300…導電性スリー
ブ、302…マグネットローラ、420…インターフェ
ース、421…制御回路、422…コントロールマイコ
ン、423…光変調制御回路、424…紙送り制御回
路、425…クリーナコントローラ、430…密着セン
サ、431…原稿挿入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 103 D 21/10 G03G 21/00 310 (72)発明者 小林 信也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 丸尾 成司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 詫間 康夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三矢 輝章 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー画像の形成と前記トナーの記録媒体
    への定着を実質的に同時に行い、 前記記録媒体に付着した未定着の前記トナーを除去する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】画像を形成する光でトナーを記録媒体に定
    着し、 前記記録媒体に付着した未定着の前記トナーを除去する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】画像を形成する光でトナーを記録媒体に定
    着し、 前記記録媒体に付着した不用な前記トナーを定着後除去
    する除去手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】トナーに光を照射して画像を形成する画像
    形成装置において、 前記トナーが受ける光のエネルギー密度が0.5J/cm2
    以上であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】画像形成媒体に光を照射し、前記画像形成
    媒体を融解して画像を形成する画像形成装置において、 前記画像形成媒体が受ける光のパワが100mW以上で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】トナーに光を照射して画像を形成する画像
    形成装置において、 非感光体に付着した前記トナーに光を照射し、前記光を
    受けた前記トナーが前記非感光体から離脱して画像形成
    することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】粉体状の画像形成媒体を記録媒体に供給す
    る画像形成媒体供給手段と、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録媒体に付着した未定着の前記画像形成媒体を除
    去する除去手段とを有し、 前記画像形成媒体供給手段により画像部の前記画像形成
    媒体を溶融して前記記録媒体に定着した後、 前記除去手段により前記記録媒体に付着した未定着の前
    記画像形成媒体を除去することを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】粉体状の画像形成媒体を記録媒体に供給す
    る画像形成媒体供給手段と、 前記画像形成媒体を加熱して画像を形成する画像形成加
    熱手段と、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録媒体に付着した未定着の前記画像形成媒体を除
    去する除去手段とを有し、 前記画像形成媒体供給手段により前記記録媒体の全面ま
    たは一部分に前記画像形成媒体を付着させた後、 前記画像形成加熱手段により画像部の前記画像形成媒体
    を溶融して前記記録媒体に定着し、その後、前記除去手
    段により前記記録媒体に付着した未定着の前記画像形成
    媒体を除去することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項3から5記載の画像形成装置におい
    て、 前記トナーが粉体状の画像形成媒体であることを特徴と
    する画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、 光によって働く力により前記画像形成媒体を移動して画
    像を形成するを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項7から10記載の画像形成装置に
    おいて、 前記画像形成媒体を透明体に付着して供給することを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項7から11記載の画像形成装置に
    おいて、 光源と、 光源からの光を走査する光走査装置とを有し、 前記光を前記画像形成媒体上に集光し、前記光走査装置
    により走査することにより画像の形成と前記画像形成媒
    体の定着を行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項7から11記載の画像形成装置に
    おいて、 光源と画像情報に応じて前記光源からの光量を変調する
    空間変調器と、を有し、 前記空間変調器からの光を用いて前記画像形成媒体によ
    る画像の形成と前記画像形成媒体の定着を行うことを特
    徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】少なくとも、 情報を入力するためのインターフェースと、 入力された情報を処理する制御回路と、 請求項3から13記載の画像形成装置を有することを特
    徴とするプリンタ。
  15. 【請求項15】少なくとも、 画像情報を読み取る原稿読み取り手段と、 情報を入出力するためのインターフェースと、 入力された情報を処理する制御回路と、 請求項3から13記載の画像形成装置とを有することを
    特徴とするファクシミリ。
JP8127194A 1994-03-18 1994-04-20 画像形成方法及び画像形成装置 Pending JPH07285236A (ja)

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EP95301701A EP0672969B1 (en) 1994-03-18 1995-03-15 Image forming method and apparatus
DE69517543T DE69517543T2 (de) 1994-03-18 1995-03-15 Bilderzeugungsverfahren und Gerät
US08/405,891 US5666598A (en) 1994-03-18 1995-03-17 Image forming method and apparatus using energy beam impingement on image forming particles to move the same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013178452A (ja) * 2012-02-07 2013-09-09 Konica Minolta Inc 画像形成システム、画像形成方法、および粉末供給装置

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