JPH0728510B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0728510B2
JPH0728510B2 JP1305501A JP30550189A JPH0728510B2 JP H0728510 B2 JPH0728510 B2 JP H0728510B2 JP 1305501 A JP1305501 A JP 1305501A JP 30550189 A JP30550189 A JP 30550189A JP H0728510 B2 JPH0728510 B2 JP H0728510B2
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power
backup
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power supply
terminal
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稔 新村
剛彦 三村
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、C−MOS回路へのバックアップ機能を有する
電子機器の電源装置に関し、特に電源スイッチオン状態
でのC−MOS回路のラッチアップ防止手段に関する。
[従来の技術] 従来、バックアップを要する電子機器に電力を供給する
手段として、 (1)第3図(実開昭60−25346号の第1図に相当)に
示す回路、 (2)第2図(実開昭60−25346号の第2図に相当)に
示す回路が用いられていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、(1)の回路では、パワースイッチ26をオフに
し、主電源20からの電力を供給しないときにも内蔵電池
25からバックアップを要する回路へバックアップ用端子
28から電力を供給し続けるので、内蔵電池25の消耗が早
い。
さらに、(2)の回路では、主電源39から電力を供給さ
れるとき、パワースイッチ46から端子41を介して接続さ
れる端子47と、パワースイッチ46と非連動の端子40から
整流ダイオード42を介して接続されるバックアップ用端
子48との間に整流ダイオード42による電位差(約0.7V)
が生じる。一般にバックアップを要する回路(たとえば
C−MOSRAM)と、バックアップを要しない電子回路と
は、第2図に表した点線の信号線で結合されているた
め、パワースイッチ46がオンの期間、C−MOSRAM回路と
バックアップ不要の電子回路との間で電位差が生じ、例
えばC−MOSRAMの出力が前記電子回路に接続されている
場合に、CMOSRAMハイレベル出力電圧は前記電子回路に
印加される電圧により吸い上げられC−MOSRAMのハイレ
ベル入力電圧より+0.7[V]高くなってしまい、C−M
OSRAMがラッチアップを起こしてしまうという不具合点
があった。
本発明の目的は、上記課題を鑑み、内蔵電池の消費を抑
えるとともに、バックアップを要する回路とバックアッ
プを要しない電子回路との間に生じる電位差によるラッ
チアップ発生を防止することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の電源装置は、 電源スイッチ(15,46)がオンされたときにコンセント
からの電力をバックアップ不要な電子回路に前記電源ス
イッチを介して供給する主電源(3,39)と、 前記コンセントからの電力供給があるときに前記電源ス
イッチを介さずに前記主電源の出力を前記電子回路と信
号線で接続されたバックアップを要するC−MOS回路に
供給する整流ダイオード(6,42)と、 前記コンセントからの電力供給がとだえたときに前記C
−MOS回路にバックアップ電力を供給するバックアップ
用電源(14,45)とを有する電源装置において、 前記電子回路が電力供給される端子(17)と前記C−MO
S回路が電力供給される端子(16)との間に、前記コン
セントからの電力供給がありかつ前記電源スイッチがオ
ンされたときに前記C−MOS回路に電力を供給するよう
制御されるスイッチング素子(7)を備えたことを特徴
とする。
[実施例] 第1図は、本発明の実施例の電源装置を示す回路図であ
る。1は電源プラグ、2は電源コードである。また、主
電源3は、パワースイッチ15に連動して電力を供給する
出力端子5と、パワースイッチ15に連動せず電源プラグ
1がコンセントに差し込まれている限り電力を供給する
出力端子4とを持つ。また、6は整流ダイオード、12、
13は逆流防止ダイオード、7、11はスイッチングトラン
ジスタ、8、9、10は抵抗、14は電池、16はバックアッ
プを要するC−MOS回路へ電力を供給するバックアップ
用端子、17はバックアップ不要の電子回路へ電力を供給
する端子である。
第1図において、次の3つの場合がある。
(1)電源プラグ1がコンセントに差し込まれていない
場合、あるいは、電源プラグ1がコンセントに差し込ま
れていても停電の場合には、整流ダイオード12、13を介
して電池14からバックアップ用端子16へ電力が供給さ
れ、バックアップを要するC−MOS回路(例えばC−MOS
RAM)がバックアップされる。
(2)電源プラグ1から電力が供給されるが、パワース
イッチ15がオフの場合は、出力端子4から整流ダイオー
ド6を介してバックアップ用端子16へ電力が供給され、
(1)同様C−MOS回路がバックアップされる。
(3)パワースイッチ15をオンし、主電源3の出力端子
5から電力を供給される場合、スイッチングトランジス
タ7、11がそれぞれオンし、スイッチングトランジスタ
7のエミッタ−コレクタ間電圧VCEは高くて0.2Vであ
り、整流ダイオード6のアノード−カソード間電圧(約
0.7V)より小さいため、整流ダイオード6がオフし、バ
ックアップ電池14の正極端子電圧よりスイッチングトラ
ンジスタ7のコレクタ電圧が高いので、整流ダイオード
12、13がオフし、電池14からは電力が供給されない。結
局、バックアップ不要の電子回路には、主電源3の出力
電圧がそのまま印加され、バックアップを要するC−MO
S回路には、(主電源3の出力電圧)−(スイッチング
トランジスタ7のVCE)が印加される。
(3)の場合、バックアップ用端子16に供給される電圧
と、端子17に供給される電圧との間の電位差は、スイッ
チングトランジスタ7のエミッタ−コレクタ間電圧VCE
によるが、VCEは高々0.2Vであり、C−MOS回路とバッ
クアップ不要の回路との間の電位差はほとんど生じず、
C−MOS回路がラッチアップすることがない。
[発明の効果] 本発明によれば、C−MOS回路のラッチアップを防止
し、C−MOS回路への電力供給を確実に行うことができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す回路図。 第2図は、従来の電源装置を示す回路図。 第3図は、従来の電源装置を示す回路図。 6……整流ダイオード 7……スイッチングトランジスタ 14……電池 15……パワースイッチ 16……バックアップ用端子 17……端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源スイッチがオンされたときにコンセン
    トからの電力をバックアップ不要な電子回路に前記電源
    スイッチを介して供給する主電源と、 前記コンセントからの電力供給があるときに前記電源ス
    イッチを介さずに前記主電源の出力を前記電子回路と信
    号線で接続されたバックアップを要するC−MOS回路に
    供給する整流ダイオードと、 前記コンセントからの電力供給がとだえたときに前記C
    −MOS回路にバックアップ電力を供給するバックアップ
    用電源とを有する電源装置において、 前記電子回路が電力供給される端子と前記C−MOS回路
    が電力供給される端子との間に、前記コンセントからの
    電力供給がありかつ前記電源スイッチがオンされたとき
    に前記C−MOS回路に電力を供給するよう制御されるス
    イッチング素子を備えたことを特徴とする電源装置。
JP1305501A 1989-11-24 1989-11-24 電源装置 Expired - Lifetime JPH0728510B2 (ja)

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