JPH07285093A - 自動肉片盛付装置 - Google Patents

自動肉片盛付装置

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Publication number
JPH07285093A
JPH07285093A JP6104725A JP10472594A JPH07285093A JP H07285093 A JPH07285093 A JP H07285093A JP 6104725 A JP6104725 A JP 6104725A JP 10472594 A JP10472594 A JP 10472594A JP H07285093 A JPH07285093 A JP H07285093A
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JP
Japan
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meat
tray
slicing
piece
arranging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6104725A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Akabane
達朗 赤羽根
Yoshiaki Jinme
良明 甚目
Takao Ose
孝夫 大瀬
Yoshimasa Hayama
芳雅 羽山
Nobuyuki Endo
信之 遠藤
Mutsumi Takeda
睦 竹田
Tatsuo Innami
龍夫 印南
Yukio Aoki
之男 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Haramachi Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
Priority to JP6104725A priority Critical patent/JPH07285093A/ja
Publication of JPH07285093A publication Critical patent/JPH07285093A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライスされた肉片を散乱させることなくト
レイ上に確実に盛付できるようにした自動肉片盛付装置
を提供することである。 【構成】 肉塊5を収納した肉箱6を丸刃3に向かって
往復移動させて肉塊5を所定厚さの肉片5aにスライス
するスライス部10と、該スライス部10によってスラ
イスされて落下した肉片5aを搬送する搬送ベルト25
等からなる肉片搬送部20と、該肉片搬送部20によっ
て搬送された肉片5aを、トレイ供給部60から供給さ
れたトレイTを長さ方向及び幅方向に沿って所定量移動
させることによってトレイTの各盛付位置に盛付ける盛
付部30と、該盛付部30によって肉片5aが盛付され
たトレイTを受けるトレイ排出部50と、前記トレイ供
給部60とから構成される自動肉片盛付装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばミートスライサ
等のスライス手段によりスライスされた肉片をトレイ上
に自動的に盛付けする自動肉片盛付装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スライス部によってスライスされた肉片
をトレイ上に盛付るものに特公昭51−17180号公
報、特開昭54−148692号公報、実公昭56−4
6594号公報等に開示された装置がある。特公昭51
−17180号公報はスライスされた肉片を幅方向にの
み移動されるトレイ上にその長さ方向に沿って盛付する
もので、特開昭54−148692号公報は長さ方向及
び幅方向に沿って往復移動するトレイ上にスライスされ
た肉片を展開させ幅方向に沿って盛付するもので、また
実公昭56−46594号公報はトレイ供給部のトレイ
がなくなった時にスライス動作を停止させるようにした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した何れの従来装
置においても、スライス部においてスライスされる肉塊
の有無を検出する手段がないので、肉塊がなくなった時
においても盛付部はスライス部の動作と無関係に盛付作
業を続けるため、一部に肉片が盛付されない中空きトレ
イまたは肉片が全然盛付されない空のトレイとして排出
される恐れがあると共にスライス部と盛付部の連動関係
がうまくいかず、スライス部からの肉片がトレイ上に盛
付されずに肉片が盛付テーブル上に散乱する恐れがあっ
た。更に近年スーパ等においてはトレイ上に盛付される
肉片の重量が所定範囲内に入るようにして販売する形態
がとられているが、上記した従来装置においてはかかる
重量指定に容易に対応できないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、スライスすべき肉塊がな
くなった場合に直ちにスライス動作を停止させると共に
肉片が盛付されるトレイが所定盛付位置に到達してから
スライス動作を開始させて、スライスされた肉片をトレ
イ上に確実に盛付するようにすることである。本発明の
他の目的は、スライス動作の停止後所定時間盛付動作を
継続させてスライスされた肉片が装置内に残らないよう
にすることである。また本発明の他の目的は、トレイ上
の肉片の重さが指定された範囲内に収まるように盛付す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明自動肉片盛付装置は、スライス手段によって切
断された肉片を搬送する肉片搬送手段に肉片検出手段を
設け、該肉片検出手段がスライス手段の動作中所定時間
経過しても肉片の到達を検出しない場合、肉塊がなくな
ったとしてスライス手段のスライス動作を停止させるこ
とにより、トレイの一部に肉片が盛付されない中空きト
レイまたはトレイに肉片が全く盛付されない完全に空の
トレイとなるのを防止できるようになる。またトレイが
盛付手段の所定位置に到達してからスライス手段のスラ
イス動作を開始させることにより、肉片がトレイ上に確
実に盛付される。更にスライス手段のスライス動作の停
止から所定時間経過するまで盛付手段の盛付動作を継続
させることにより、装置内にスライスされた肉片が残る
のを防止できるようになる。更に盛付終了後のトレイ上
の肉片の重さを計量し、該計量値が指定重さ以下なら所
定個数スライスして肉片を新たに盛付ることにより、肉
片の重さを指定範囲内に収まるようにすることができ
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された自動肉片盛付装置によ
れば、スライスされた肉片が散乱することなく確実にト
レイ上に盛付されると共に重量も指定範囲内に収まり、
商品価値の高い肉片入りトレイとすることが可能とな
る。
【0007】
【実施例】以下、実施例図面を参照して本発明を説明す
る。本発明自動肉片盛付装置は、図1に示す如く、本発
明スライス手段を構成するスライス部10、肉片搬送手
段を構成する肉片搬送部20、盛付手段を構成する盛付
部30、トレイ排出手段を構成するトレイ排出部50及
びトレイ供給手段を構成するトレイ供給部60等から形
成されている。
【0008】スライス部10は、周知の如く、肉塊5を
収納した肉箱6を丸刃3に向かって往復移動させて肉塊
5を任意の厚さにスライスするものである。丸刃3は機
台1に固定された丸刃ベース2に可回転に支持され、図
示しない丸刃駆動モータにより回転される。肉箱6は機
台1上面に設けられたレール4に沿って図示しない肉箱
駆動モータ及びクランク7を介して往復移動され、肉箱
6内の肉塊5はスライス後の肉箱6の後退時に送り部材
8によって当て板9に向かって送られる。該当て板9は
丸刃3近傍の機台1上に肉塊5の送り方向に沿っての移
動が可能な如く装着されている。すなわち当て板9は丸
刃3の刃先に対し刃表3a側に進退可能に設けられ、ス
ライスされる肉片5aの厚さを決定するものである。前
記クランク7の軸には例えば永久磁石が埋設された例え
ば扇形状の2個の検出片7a、7cが設けられ、該検出
片7a、7cは夫々例えばリードスイッチからなる位置
センサ7b、7dによって検出される。2個の検出片7
a、7cは夫々スライス開始直前及びスライス終了直後
に位置センサ7b、7dによって検出される位置に設け
られる。丸刃3の刃表3a側に軸を鉛直方向に対して傾
斜されて設けられた2個の受取ローラ11は、後述する
アーム13に支持されたローラ駆動モータ14により図
1のE方向に回転させられ、刃表3a側から排出された
肉片5aを下方に落下させるようにしている。なお12
は機台1に設けられ、前記丸刃駆動モータ、肉箱駆動モ
ータ及びローラ駆動モータ14等の運転を開始させる際
にオン操作される運転スイッチであって、後述する如
く、収納箱6内の肉塊5がなくなった時点で丸刃3等の
駆動は停止するが、この停止時にオフ操作されるもので
もある。
【0009】肉片搬送部20は、スライス部10によっ
てスライスされ受取ローラ11によって落下された肉片
5aを受け、該肉片5aを盛付部30に送るもので、そ
の詳細を図4、図5に示す如く、落下する肉片5aを受
けて盛付部30に送る搬送ベルト25、搬送ベルト25
を走行させる駆動ローラ24及び従動ローラ26、駆動
ローラ24の一端に装着されたスプロケット23をチェ
ーン22を介して駆動する搬送モータ21、搬送ベルト
25の上方に搬送ベルト25の走行方向に沿って延び、
肉片5aが搬送ベルト25上に確実に落下するように案
内する一対の肉片ガイド27、搬送ベルト25の内側に
設けられ、搬送ベルト25によって搬送される肉片5a
の通過を検出する肉片センサ28、これらスプロケット
23、駆動ローラ24、搬送ベルト25、従動ローラ2
6、肉片センサ28等を支持する枠体29等によって構
成されている。前記搬送モータ21、肉片ガイド27等
は後述する支柱46に装着支持されている。肉片センサ
28は、例えば肉片5aが含む水分を検出することによ
って肉片5aの通過を検出する静電容量形センサによっ
て構成され、肉片5aを検出している間、例えば論理値
1の検出信号を発生するものである。従って、論理値1
の検出信号が所定時間継続しなくなれば、肉片5aが所
定形状の大きさより小さくなり、肉塊5が残り少なくな
って小さくなり始めたことが分かる。前記搬送ベルト2
5の搬送速度及び長さは、搬送ベルト25上に1回でス
ライスされた肉片5aが載るように、スライス部10の
スライス速度を考慮して設定される。このように設定し
た結果、後述するスライス部10の中断停止時のスライ
ス動作が何回目に生じたかが容易に分かるようになる。
【0010】盛付部30は、肉片搬送部20から搬送さ
れてきた肉片5aをトレイT上にトレイTの大きさ等に
対応したパターンで盛付するためのもので、ぺデスタル
31、該ぺデスタル31の上面に図1の紙面と垂直の方
向(以下Y方向という)に移動可能に設けられた盛付台
32、Y方向と直角の方向(以下X方向という)に沿っ
て走行するチェーン33、該チェーン33に所定間隔を
おき、かつY方向に延びて複数個設けられ、トレイTを
X方向に沿って押し進めるバー34、固定テーブル3
5、計量テーブル36、計量器37、トレイTが盛付台
32すなわち計量テーブル36上の初期位置に到達した
ことを検出する例えば透過光学式トレイセンサ38等か
ら構成される。盛付台32の底にはラック39が設けら
れ、該ラック39が可逆モータ40の軸端に装着された
ピニオン41に噛み合うことにより、盛付台32はぺデ
スタル31内に設けられたレール42に沿って可逆モー
タ40によってY方向に往復移動される。前記チェーン
33はモータ43によって駆動される駆動スプロケット
44及び従動スプロケット45を介して循環移動させら
れる。ぺデスタル31には鉛直方向に延びた前記支柱4
6が設けられ、該支柱46には上記した如く前記アーム
13、肉片ガイド27等が装着されている。前記モータ
40、43は制御が容易なステップモータが望ましく、
またこれらモータ40、43は前記位置センサ7bがス
ライス開始検出信号を発生したタイミングで起動され、
トレイTを次の盛付位置に搬送する。なお47は前記支
柱46の上端に装着された前記アーム13の上面に取付
けられたパトライトであって、正常運転時及び異常運転
時に異なる色、例えば夫々緑色及び黄色で点灯して運転
状況を表示警報するものである。前記チェーン33のX
方向の原点位置は、図6に示す如く、後述するトレイ供
給部60から供給されるトレイTを直ちに送れるよう
に、1個のバー34が従動スプロケット45近傍に位置
する位置であって、該従動スプロケット45近傍にはバ
ー34を検出する、例えば図示しない光学式センサが設
けられている。また盛付台32のY方向の原点位置は、
肉片搬送部20及びトレイ排出部50の関係を考慮して
決定され、後述するトレイTの供給時及び排出時には盛
付台32が原点位置に復帰されてから供給及び排出が行
われる。
【0011】トレイ排出部50は、盛付部30によって
肉片5aが盛付されたトレイTを排出するためのもの
で、図1において右下方に傾斜する如く設けられた複数
のローラからなるローラコンベア51、該ローラコンベ
ア51の最右端においてトレイTを停止させるストッパ
52、ローラコンベア51上にトレイTが有るか否かを
検出する例えば透過光学式トレイ有無センサ53、トレ
イT上に盛付された肉片5aの重量または個数が所定範
囲外の異常時に発生される異常信号によって駆動されて
振り分けバー55を介してローラコンベア51上のトレ
イTを所定角度回転させる回転式ソレノイド54等によ
って構成される。なお、ローラコンベア51の次段に例
えばベルトコンベア等の付加的搬送手段が設置される
と、前記ストッパ52は不要となるもので、その際には
ストッパ52の上端が最右端のローラ上面より下方に位
置するように設定される。
【0012】トレイ供給部60は、前記トレイTを盛付
部30に供給するためのもので、ブロワ61によって負
圧とされ、トレイ保持部66に格納保持されている最下
位トレイTを吸着して下方に落とす吸着ヘッド62、該
吸着ヘッド62を上下動させる上下動モータ63、吸着
ヘッド62によって落下されたトレイTを盛付部30の
固定テーブル35上に搬送落下させるベルトコンベア6
4、該ベルトコンベア64を駆動するベルト駆動モータ
65、トレイ保持部66の最下位トレイTが落下するの
を防止する保持爪67、使用されるトレイTの長さに対
応してトレイ保持部66の幅を調整する調整ノブ68等
から構成されている。
【0013】前記支柱46の上部に取付けられた操作盤
70は、図8に示す如く、種々の盛付パターンを選択す
るためのアイテム選択スイッチ71、トレイT上に盛付
された肉片5aの重さを計量するか否かを選択する計量
選択スイッチ72、前記盛付台32上のトレイTを強制
排出させると共に盛付台32上にトレイTを供給させる
際に操作されるトレイスイッチ73、前記スライス部1
0の運転を開始させる際に操作される肉スイッチ74、
トレイT上に盛付される肉片5aの重さ及び個数を指定
する際に操作される重さスイッチ75及び個数スイッチ
78、トレイTの幅及び長さを指定する際に操作される
幅スイッチ76及び長さスイッチ77、これら重さ、
幅、長さ、個数の夫々指定された値を表示する表示ラン
プ79、盛付される重さの下限値及び上限値を指定する
際に操作される下限スイッチ80及び上限スイッチ8
1、これら下限値及び上限値を表示する複数のランプか
らなるランプ群82、前記重さ、幅、長さ及び個数を指
定する際に操作され、指定する種類に対応した値で増減
させる増加スイッチ83及び減少スイッチ84、増加ス
イッチ83と減少スイッチ84で指定した値を確定する
際に操作される確認スイッチ85、トレイT上に盛付さ
れる肉片5aの縦方向及び横方向のピッチを調節する際
に操作されるピッチ調節スイッチ86、盛付部30のト
レイTの縦方向及び横方向の盛付位置を調節する際に操
作される位置調節スイッチ87等により構成される。前
記トレイスイッチ73が操作されると、盛付部30上に
残っているトレイTを強制排出させると共にトレイ供給
部60からのトレイTを受けるために、盛付台32をY
方向原点位置に復帰させた後にチェーン33をX方向原
点位置に2回復帰させるために夫々可逆モータ40及び
モータ43が所定量駆動される。また、前記位置調節ス
イッチ87が操作されると、トレイT上に盛付される肉
片5aの各盛付位置がトレイTの縦方向及び横方向に沿
って操作された量だけシフトするので、例えば肉片搬送
部20の設置位置が変更された場合等においても、位置
調節スイッチ87の操作だけで容易に対処できるように
なる。
【0014】図9は上記した各部のセンサ等の入力部、
各部のモータ等の出力部及びこれら入力部からの信号を
受け、出力部の動作を制御する制御部90を示すもの
で、該制御部90は、例えばCPU91、ROM92、
I/Oポート93、タイマ94、RAM95等からなる
マイコンによって構成される。
【0015】前記CPU91は以下に示すような制御を
行う。 A. 操作盤70上のトレイスイッチ73がオン操作さ
れたら、上記した如く、盛付台32及びチェーン33を
夫々Y方向原点位置及びX方向原点位置に夫々1回及び
2回復帰させてその原点位置に停止させるために可逆モ
ータ40及びモータ43を所定量駆動させると共にこれ
らの動作と並行してブロワ61、ベルト駆動モータ65
を駆動させると共に上下動モータ63を介して吸着ヘッ
ド62を1往復させ、トレイ保持部66から1個のトレ
イTを取り出し盛付台32上に落下させる。
【0016】B. トレイスイッチ73のオン操作から
所定時間経過したら、モータ43を駆動させバー34を
介してトレイTを初期位置まで送り、トレイセンサ38
がトレイTの先端を検出した検出信号を発生したら、モ
ータ43を停止させてトレイTの送りを停止する。なお
前記所定時間は、トレイスイッチ73がオン操作されて
からトレイTが盛付台32に落下するまでに要する時間
より若干長めに設定される。
【0017】C. 操作盤70上の肉スイッチ74及び
運転スイッチ12がオン操作され、トレイセンサ38が
トレイ有りの検出信号を発生していたら、肉箱6及び丸
刃駆動モータ、ローラ駆動モータ14及び搬送モータ2
1等を駆動させてスライス部10及び肉片搬送部20の
動作を開始させる。
【0018】D. 位置センサ7bがスライス開始検出
信号を発生したら、可逆モータ40及びモータ43を所
定量駆動させ、バー34及び盛付台32を介してトレイ
Tを盛付パターンに対応した各盛付位置に送る。
【0019】E. 位置センサ7bがスライス開始検出
信号を発生してから位置センサ7dがスライス終了検出
信号を発生するまで、所定周期で肉片センサ28の検出
出力をサンプリングし、肉片有りを検出していたら、R
AM45の記憶領域内に記憶される肉片検出記憶値nに
サンプリング毎に1を加算して記憶する。
【0020】F. 位置センサ7dがスライス終了検出
信号を発生した時点で肉片検出記憶値nが所定値以上と
なっているか否かを判断し、所定値以上なら肉塊5が有
るとし、スライス個数計数値pを1加算してスライス動
作を継続させると共に記憶値nを0にクリアする。記憶
値nが所定値未満なら肉塊5が無いとしてスライス部1
0の運転を停止させると共にパトライト47を例えば黄
色で点灯させて肉塊5が無くなったことを警報する。ま
たこの時はスライス個数計数値pを1加算しない。
【0021】なお、操作者がこの警報により、運転スイ
ッチ12をオフ操作すると共に肉塊5を収納箱6内にセ
ットした後に肉スイッチ74及び運転スイッチ12を再
度オン操作したら、スライス部10及び盛付部30等の
運転を再開させ、中断する前の盛付位置から盛付けるよ
うにしてトレイT上に盛付けられない個所が生じないよ
うにする。
【0022】G. 所定個数スライスした後に計量器3
7の計量値を読み取り、肉片5aの1個当たりの平均的
重さを演算記憶し、操作盤70上で指定された重さを肉
片5aの個数に換算記憶する。
【0023】H. 盛付の途中でスライス部10の運転
が停止したら、肉片搬送部20及び盛付部30の運転を
所定時間継続させ、肉片搬送ベルト25等上に肉片5a
が残らないようにする。なお該所定時間は、スライスさ
れた肉片5aが盛付台32上に落下するまでに要する時
間より若干長めに設定される。
【0024】I. 指定された個数または指定された重
さを換算した個数の肉片5aをスライスしたら盛付作業
を終了する。指定値が重さの場合、計量器37の計量値
を読み取って指定値との差を演算し、軽かったら所定個
数の肉片5aをスライスして新たに盛付、該追加スライ
ス個数を前記スライス個数計数値pに加算すると共に計
量器37の計量値を再度読み取る。またこの追加盛付個
数も含めたスライス個数計数値pにより1スライス当た
りの重さを演算し、次回盛付時のスライス個数を決定す
る。
【0025】J. 上記追加盛付を含む盛付作業が終了
したら、スライス部10及び肉片搬送部20の動作を停
止させると共に前記スライス個数計数値pを0にクリア
し、更に可逆モータ40を駆動させて盛付台32をY方
向原点位置に復帰させた後、モータ43をチェーン33
がX方向原点位置に復帰するまで駆動させてトレイTを
トレイ排出部50に搬送する。なお、このトレイTを搬
送する際、トレイ排出部50のトレイ有無センサ53が
トレイ有りを検出していたら、トレイ有無センサ53が
トレイ無検出信号を発生するまでトレイ搬送を行わな
い。
【0026】K. トレイTがトレイ排出部50に搬送
されトレイ有無センサ53がトレイ有り検出信号を発生
し、重さ指定の場合であって前記計量値が所定範囲外だ
ったら回転式ソレノイド54を駆動させてトレイTを所
定角度傾斜させ、計量値が所定範囲内だったら、回転式
ソレノイド54を駆動させない。
【0027】L. トレイTをトレイ排出部50に搬送
するためのモータ43の駆動開始から所定時間経過した
ら、トレイ供給部60を前記Aの如く駆動させてトレイ
Tを再度盛付部30に供給し、トレイセンサ38がトレ
イTを検出したらスライス部10及び肉片搬送部20の
動作を再開させる。なお、前記所定時間はモータ43の
駆動開始からトレイ排出部50に搬送されるまでに要す
る時間より若干長めに設定される。
【0028】M. 盛付途中で盛付部30上のトレイT
が作業者等によって取り出されてトレイセンサ38がト
レイ無検出信号を発生したら、スライス部10及び盛付
部30のスライス作業及び盛付作業を直ちに停止させた
後肉片搬送部20のみの運転を所定時間継続させて搬送
ベルト25上の肉片5aを盛付台32に落下させた後停
止させる。なお、該所定時間は前記Hの所定時間とほぼ
同じである。 N. 前記Dの盛付位置を、トレイTの幅、長さ及びピ
ッチ調節スイッチ86、位置調節スイッチ87によって
指示された値に対応して決定し、可逆モータ40及びモ
ータ43の駆動パルス数を決定する。
【0029】上記実施例によれば、肉塊5が無くなった
ことを、肉片搬送ベルト25の内側に設けられた肉片セ
ンサ28の検出信号が所定時間継続して発生したか否か
で検出するようにしたので、肉塊5が小さくなって肉片
5aが盛付るべきでない大きさになった時点で検出して
スライス部10のスライス動作を停止できるようにな
り、トレイT上に盛付られる肉片5aの大きさを所定以
上の大きさとすることができる。また、一部に肉片5a
が盛付されない中空きトレイTとなることも防止でき
る。
【0030】トレイTが盛付台32に供給されてからス
ライス部10のスライス動作を開始させると共に盛付途
中でトレイTが取り出されたらスライス部10のスライ
ス動作を停止させるようにしたので、スライスされた肉
片5aが確実にトレイT上に盛付されるようになり、肉
片5aが盛付台32上に散乱することは確実に防止され
る。
【0031】更にスライス部10のスライス動作が停止
した後も肉片搬送部20及び盛付部30の動作を所定時
間継続させるようにしたので、肉片搬送ベルト25上に
肉片5aが残ることもなくトレイT上に確実に盛付され
るようになる。また盛付動作が終了したとしても、トレ
イ排出部50にトレイTがある限り、盛付部30のトレ
イTがトレイ排出部50に送られることはなく、次のス
ライス動作が開始しないので、肉片5aが散乱すること
も防止される。
【0032】また、前記肉塊5は周知の如く一様な形状
ではなく、スライス個所によって1スライス当たりの重
さが若干変化するものである。上記実施例においては、
盛付終了後の計量器37の計量値を読み取って1スライ
ス当たりの平均的重さを演算して次回盛付時のスライス
個数を決定するようにしたので、肉塊5の形状変化に追
随させて次回盛付時のスライス個数を適切に設定でき、
また、短時間に盛付ることができるようになりより効率
向上が図れるようになる。
【0033】上記実施例においては、肉片センサ28の
検出信号を位置センサ7dがスライス終了検出信号を発
生するまでサンプリングするとしたが、位置センサ7b
がスライス開始検出信号を発生してからタイマをスター
トさせ、このタイマがタイムアップするまで所定周期で
サンプリングするようにすれば、前記位置センサ7d及
び検出片7cを削除することができ、構成が簡単にな
る。また、トレイセンサ38、トレイ有無センサ53を
透過光学式としたが、これに限定することはなく、機械
的なマイクロスイッチやトレイTの一部を磁性材で形成
することによって磁気近接スイッチ等を用いることも可
能となる。
【0034】また上記実施例においては、盛付部30上
の各盛付位置にトレイTを送るための可逆モータ40及
びモータ43の駆動開始を、前記位置センサ7bがスラ
イス開始検出信号を発生したタイミングで行うとした
が、運転開始時におけるトレイTの初期位置から最初の
盛付位置に送る時はCPU91の処理ルーチンが多くソ
フト的に間に合わない恐れがある。このため運転開始時
における最初の盛付位置にトレイTを送る時のモータ4
0及び43の駆動開始を、運転スイッチ12がオン操作
されたタイミングとしてソフト的に充分間に合うように
し、以後の各盛付位置への送りのためのモータ40及び
43の駆動開始は、上記実施例同様位置センサ7bのス
ライス開始検出信号の発生タイミングとしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライス
される肉塊がなくなるか、または少なくなればスライス
動作及び盛付動作を停止するようにしたので、中空きト
レイ、または空のトレイとして排出されることがなくな
る。またスライス動作をトレイが盛付台にセットされて
から開始させると共にスライス動作の停止後肉片搬送手
段及び盛付手段の駆動を所定時間継続させるようにした
ので、肉片が盛付台上に散乱したり、肉片搬送手段中に
残ることなくトレイ上に盛付されるようになる。更にト
レイ上の肉片の重量が指定範囲内に収まるようにしたの
で、商品価値の高い肉片入りトレイとすることが可能に
なる等の効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動肉片盛付装置の一実施例を示す正
面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】肉片搬送部を示す拡大側面図。
【図5】図4の拡大正面図。
【図6】盛付部を示す拡大正面図。
【図7】トレイ排出部を示す平面図。
【図8】操作盤を示す正面図。
【図9】制御部のブロック図。
【符号の説明】
10はスライス部、20は肉片搬送部、30は盛付部、
50はトレイ排出部、60はトレイ供給部、Tはトレイ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽山 芳雅 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内 (72)発明者 遠藤 信之 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内 (72)発明者 竹田 睦 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内 (72)発明者 印南 龍夫 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内 (72)発明者 青木 之男 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断される肉塊を収納する肉箱を往復移
    動させ、この往復移動の過程で肉塊を丸刃により所定厚
    さに切断するスライス手段と、該スライス手段によって
    切断された肉片を搬送する肉片搬送手段と、該肉片搬送
    手段によって搬送された肉片をトレイ上に盛付する盛付
    手段と、前記トレイを盛付手段に1個ずつ供給するトレ
    イ供給手段とを有する自動肉片盛付装置であって、 前記スライス手段に設けられ、切断開始時近傍において
    検出信号を発生する切断開始検出手段と、前記肉片搬送
    手段に設けられ、スライス手段によって切断された肉片
    の到達を検出する肉片検出手段とを備え、前記切断開始
    検出手段が切断開始近傍を検出してから肉片検出手段が
    所定時間経過するまで肉片を検出しない時、前記肉箱内
    の肉塊が無いとして前記スライス手段の動作を停止させ
    るようにしたことを特徴とする自動肉片盛付装置。
  2. 【請求項2】 切断される肉塊を収納する肉箱を往復移
    動させ、この往復移動の過程で肉塊を丸刃により所定厚
    さに切断するスライス手段と、該スライス手段によって
    切断された肉片を搬送する肉片搬送手段と、該肉片搬送
    手段によって搬送された肉片をトレイ上に盛付する盛付
    手段と、前記トレイを盛付手段に1個ずつ供給するトレ
    イ供給手段とを有する自動肉片盛付装置であって、 前記トレイが盛付手段の所定位置に供給されたことを検
    出するトレイ検出手段を盛付手段に設け、該トレイ検出
    手段がトレイを検出してから前記スライス手段の切断動
    作を開始させるようにしたことを特徴とする自動肉片盛
    付装置。
  3. 【請求項3】 切断される肉塊を収納する肉箱を往復移
    動させ、この往復移動の過程で肉塊を丸刃により所定厚
    さに切断するスライス手段と、該スライス手段によって
    切断された肉片を搬送する肉片搬送手段と、該肉片搬送
    手段によって搬送された肉片をトレイ上に盛付する盛付
    手段と、前記トレイを盛付手段に1個ずつ供給するトレ
    イ供給手段とを有する自動肉片盛付装置であって、 前記スライス手段の切断動作停止時点から所定時間経過
    するまで前記肉片搬送手段の搬送動作及び盛付手段の盛
    付動作を継続させるようにしたことを特徴とする自動肉
    片盛付装置。
JP6104725A 1994-04-18 1994-04-18 自動肉片盛付装置 Withdrawn JPH07285093A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113146711A (zh) * 2021-02-07 2021-07-23 广西融安颖丰科技开发有限公司 一种金桔处理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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