JPH07284919A - スライドゲート用下部ノズルれんが - Google Patents
スライドゲート用下部ノズルれんがInfo
- Publication number
- JPH07284919A JPH07284919A JP6104775A JP10477594A JPH07284919A JP H07284919 A JPH07284919 A JP H07284919A JP 6104775 A JP6104775 A JP 6104775A JP 10477594 A JP10477594 A JP 10477594A JP H07284919 A JPH07284919 A JP H07284919A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower nozzle
- nozzle brick
- sliding gate
- refractory raw
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スライドゲート用下部ノズルれんがについ
て、耐スポール性,耐溶損性,耐食性を改善して安定使
用をはかる。 【構成】 アルミナ−カーボン質スライドゲート用下部
ノズルれんがにおいて、Al2O350〜90重量%,Z
rO210〜50重量%の化学組成を有する耐火性原料
を10〜45重量%使用したことを特徴としている。 【効果】 Al2O350〜90重量%,ZrO210〜
50重量%の化学成分を有する耐火性原料を使用したア
ルミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがにおいて
は、耐食性,耐スポーリング性が大巾に改善され、実使
用において、従来のアルミナ−カーボン質SN用下部ノ
ズルれんがに比較して1〜2ch程耐用が向上し、より
安全に使用することが可能となった。
て、耐スポール性,耐溶損性,耐食性を改善して安定使
用をはかる。 【構成】 アルミナ−カーボン質スライドゲート用下部
ノズルれんがにおいて、Al2O350〜90重量%,Z
rO210〜50重量%の化学組成を有する耐火性原料
を10〜45重量%使用したことを特徴としている。 【効果】 Al2O350〜90重量%,ZrO210〜
50重量%の化学成分を有する耐火性原料を使用したア
ルミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがにおいて
は、耐食性,耐スポーリング性が大巾に改善され、実使
用において、従来のアルミナ−カーボン質SN用下部ノ
ズルれんがに比較して1〜2ch程耐用が向上し、より
安全に使用することが可能となった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融金属の流量を制御す
るスライドゲートに用いられるスライドゲート用下部ノ
ズルれんがに関するものである。
るスライドゲートに用いられるスライドゲート用下部ノ
ズルれんがに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にスライドゲート方式(以下SN
方式と記す)は溶融金属流量の有用なコントロール手段
として使用されており、特に使用条件が厳しい鉄鋼業に
おいては広く使用されている。このSN方式は周知の様
に上部ノズル,プレートれんが(固定板及びスライド
板)及び下部ノズルの三つの部分より構成されており、
各耐火物共、高温溶鋼との接触による化学的浸食,熱的
スポール及び溶鋼流による機械的摩耗等の要因により耐
用が律速されている。
方式と記す)は溶融金属流量の有用なコントロール手段
として使用されており、特に使用条件が厳しい鉄鋼業に
おいては広く使用されている。このSN方式は周知の様
に上部ノズル,プレートれんが(固定板及びスライド
板)及び下部ノズルの三つの部分より構成されており、
各耐火物共、高温溶鋼との接触による化学的浸食,熱的
スポール及び溶鋼流による機械的摩耗等の要因により耐
用が律速されている。
【0003】この中で下部ノズルについてはスライドゲ
ートノズル装置の構造上、スライドゲートノズル用れん
がの最下段に位置しており、一部はスライドゲートノズ
ル装置の外側に出ている。よって外部からの押さえが無
く、耐スポール性を改善すると同時に、溶鋼流の絞り注
入に対しての溶損を押さえる為に耐食性を改善する事
が、安定使用する上で重要な課題である。
ートノズル装置の構造上、スライドゲートノズル用れん
がの最下段に位置しており、一部はスライドゲートノズ
ル装置の外側に出ている。よって外部からの押さえが無
く、耐スポール性を改善すると同時に、溶鋼流の絞り注
入に対しての溶損を押さえる為に耐食性を改善する事
が、安定使用する上で重要な課題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、このSN用下部
ノズル材質として耐スポーリング性を考慮してカーボン
を添加したアルミナ−カーボン材質が多く使用されてい
るが、やはり急激な熱衝撃によるキレツの発生,溶鋼流
による摩耗等の発生が見られ、充分な効果が得られてい
ないのが現状である。
ノズル材質として耐スポーリング性を考慮してカーボン
を添加したアルミナ−カーボン材質が多く使用されてい
るが、やはり急激な熱衝撃によるキレツの発生,溶鋼流
による摩耗等の発生が見られ、充分な効果が得られてい
ないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明はこのアル
ミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがの耐食性,耐
スポ−リング性を改善する為にAl2O350〜90重量
%,ZrO210〜50重量%の化学組成を有する耐火
性原料を10〜45重量%使用する事を特徴としてい
る。
ミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがの耐食性,耐
スポ−リング性を改善する為にAl2O350〜90重量
%,ZrO210〜50重量%の化学組成を有する耐火
性原料を10〜45重量%使用する事を特徴としてい
る。
【0006】この耐火性原料の化学組成としては、Al
2O350〜90重量%,ZrO210〜50重量%が適
量である。ZrO2量が10重量%未満では、コランダ
ム結晶内部あるいは周辺に析出するジルコニアの量が少
なく、ジルコニア特有の特徴が損なわれるばかりでな
く、耐食性に問題が生じて来る。またZrO2量が50
重量%を超えると、ZrO2が単斜型結晶で存在する為
に異常膨脹が生じ、耐スポーリング性に劣る。
2O350〜90重量%,ZrO210〜50重量%が適
量である。ZrO2量が10重量%未満では、コランダ
ム結晶内部あるいは周辺に析出するジルコニアの量が少
なく、ジルコニア特有の特徴が損なわれるばかりでな
く、耐食性に問題が生じて来る。またZrO2量が50
重量%を超えると、ZrO2が単斜型結晶で存在する為
に異常膨脹が生じ、耐スポーリング性に劣る。
【0007】これらの化学組成を有する耐火性原料の使
用量としては、10〜45重量%が適量である。これは
10%未満では耐食性,耐スポーリング性の改善効果が
少なく、また45重量%より多い場合はその他の耐火性
原料との結合性に問題が生じて来る為である。
用量としては、10〜45重量%が適量である。これは
10%未満では耐食性,耐スポーリング性の改善効果が
少なく、また45重量%より多い場合はその他の耐火性
原料との結合性に問題が生じて来る為である。
【0008】また使用部位としては、粗粒,中粒,ビフ
ン部どの部位に使用してもかまわないが、耐食性を考慮
した場合、中粒,ビフン域で使用するのが好ましい。こ
れらの化学成分を有する耐火性原料を使用したアルミナ
−カーボン質SN用下部ノズルれんがについては、混
練,成形後、バインダー等の硬化の為の低温熱処理及び
非酸化雰囲気での焼成を行ない製造される。
ン部どの部位に使用してもかまわないが、耐食性を考慮
した場合、中粒,ビフン域で使用するのが好ましい。こ
れらの化学成分を有する耐火性原料を使用したアルミナ
−カーボン質SN用下部ノズルれんがについては、混
練,成形後、バインダー等の硬化の為の低温熱処理及び
非酸化雰囲気での焼成を行ない製造される。
【0009】
【実施例】これらの化学組成を有する耐火性原料を使用
したアルミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがの諸
物性値及び実炉での使用実績を以下表1、2に示す。
したアルミナ−カーボン質SN用下部ノズルれんがの諸
物性値及び実炉での使用実績を以下表1、2に示す。
【0010】
【表1】
【0011】※スポーリングテスト 各試料を1500℃まで急熱し、10分間維持した後、
空冷を繰り返した時の亀裂の発生状況を観察。 ※溶損テスト(回転ドラム法) 回転ドラム法にて溶鋼を回転し、各サンプルの溶損量を
観察 (元寸法40mm) 溶鋼温度 1620〜1640℃ サイクル30分×3
サイクル
空冷を繰り返した時の亀裂の発生状況を観察。 ※溶損テスト(回転ドラム法) 回転ドラム法にて溶鋼を回転し、各サンプルの溶損量を
観察 (元寸法40mm) 溶鋼温度 1620〜1640℃ サイクル30分×3
サイクル
【0012】
【表2】
【0013】※A.B社 実施例1 C社 実施例
2使用
2使用
【0014】
【発明の効果】以上の様に、Al2O350〜90重量
%,ZrO210〜50重量%の化学成分を有する耐火
性原料を使用したアルミナ−カーボン質SN用下部ノズ
ルれんがにおいては、耐食性,耐スポーリング性が大巾
に改善され、実使用において従来のアルミナ−カーボン
質SN用下部ノズルれんがに比較して、1〜2ch程耐
用が向上し、より安全に使用する事が可能となった。
%,ZrO210〜50重量%の化学成分を有する耐火
性原料を使用したアルミナ−カーボン質SN用下部ノズ
ルれんがにおいては、耐食性,耐スポーリング性が大巾
に改善され、実使用において従来のアルミナ−カーボン
質SN用下部ノズルれんがに比較して、1〜2ch程耐
用が向上し、より安全に使用する事が可能となった。
Claims (1)
- アルミナ−カーボン質スライドゲート用下部ノズルれん
がにおいて、Al2O350〜90重量%,ZrO210
〜50重量%の化学組成を有する耐火性原料を10〜4
5重量%使用した事を特微とするスライドゲート用下部
ノズルれんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104775A JPH07284919A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スライドゲート用下部ノズルれんが |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104775A JPH07284919A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スライドゲート用下部ノズルれんが |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284919A true JPH07284919A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14389860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104775A Pending JPH07284919A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スライドゲート用下部ノズルれんが |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07284919A (ja) |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6104775A patent/JPH07284919A/ja active Pending
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