JPH07284723A - 小物部品の樹脂コーティング方法 - Google Patents

小物部品の樹脂コーティング方法

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JPH07284723A
JPH07284723A JP7676994A JP7676994A JPH07284723A JP H07284723 A JPH07284723 A JP H07284723A JP 7676994 A JP7676994 A JP 7676994A JP 7676994 A JP7676994 A JP 7676994A JP H07284723 A JPH07284723 A JP H07284723A
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JP
Japan
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work
resin powder
hooks
coating
resin
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JP7676994A
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Yasutada Kokubu
恭忠 国分
Masao Yabuki
正夫 矢吹
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Toa Kako KK
Iwatani International Corp
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Toa Kako KK
Iwatani International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小物部品に吊下具の着脱作業等を施すことな
くきれいに樹脂をコーティングできる方法を提供する。 【構成】 流動浸漬式の樹脂コーティングシステムにお
いて、脱脂・洗浄工程の終了した金属材料製ワークにプ
ライマーを塗布する。このプライマー塗布後のワークを
予熱炉で加熱したのち、樹脂粉末浸漬槽に浸漬させてワ
ークの表面に樹脂粉末を半溶融状態で付着させる。この
状態でのワークをバレル研磨を行なうことにより、金属
材料製ワークの表面に艶消しのコーティングを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金属製フック等
の小物部品を樹脂コーティングするコーティング方法に
関する。
【0002】
【従来技術】従来、金属製品を樹脂でコーティングする
場合、金属製品に溶着固定した吊下具を無端搬送コンベ
アに吊持させ、あるいは金属製品を無端搬送コンベアに
配置した吊下具に直接吊持させた状態で予熱炉により加
熱したのち、金属製品を樹脂粉末浸漬槽に浸漬して金属
製品の表面に樹脂を半溶融状態の樹脂で被覆された金属
製品を加熱炉で加熱することにより、表面に付着した樹
脂を溶融させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコーティング方
法では、個々のワークに吊下具を溶着してコーティング
処理し、その後吊下具を取り除いて、その吊下具接続部
分を人手で補修しなければならず、作業工数がかさみ、
且つ絶縁性あるいは平滑性を保持できにくいという問題
があった。特に、フック等の小物部品の場合、コーティ
ング作業全体での吊下具の着脱作業及び補修作業が占め
る作業比率が高くなって製造コストを押し上げる要因と
なるうえ、相手部材との嵌合の上で問題があった。本発
明は、このような点に着目してなされたもので、小物部
品に吊下具の着脱作業等を施すことなくきれいに樹脂を
コーティングできる方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、脱脂・洗浄工程の終了した金属材料製ワ
ークにプライマーを塗布し、このプライマー塗布後のワ
ークを予熱炉で加熱したのち、樹脂粉末浸漬槽に浸漬さ
せてワークの表面に樹脂粉末を半溶融状態で付着させ、
この状態でのワークをバレル研磨を行なうことにより、
金属材料製ワークの表面に艶消しのコーティングを行な
うようにしたことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明では、脱脂・洗浄工程の終了した金属材
料製ワークにプライマーを塗布し、このプライマー塗布
後のワークを予熱炉で加熱したのち、樹脂粉末浸漬槽に
浸漬させているので、金属の保有熱により金属表面と接
触した樹脂粉末は溶融付着して金属表面を樹脂でコーテ
ィングすることになる。そして、付着した樹脂粉末のう
ち金属表面に直接接触しないものは溶融しないことか
ら、バレル研磨により、非溶融樹脂は除去され、艶消し
の薄膜で金属製品の表面を樹脂コーティングすることが
できる。これにより、吊下具を溶着することなく、小物
部品を浸漬法により樹脂で艶消しコーテイングすること
ができる。
【0006】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1はフック
部材コーティング装置の概略構成図である。このフック
部材コーティング装置は、脱脂洗浄装置(1)、プライマ
ー塗布装置(2)、部品供給装置(3)、予熱炉(4)、樹脂
粉末浸漬槽(5)、研磨装置(6)、製品取り出し搬送装置
(7)、製品収納装置(8)を直列に配置して構成してあ
る。
【0007】脱脂洗浄装置(1)とプライマー塗布装置
(2)は同じケーシング内に脱脂洗浄槽(10)とプライマー
塗布槽(11)とを組み込むことにより、一体に形成してあ
り、網製籠に多数の鋼製フック(ワーク)を投入した状態
で、このワーク収容籠を搬入部(12)に載置すると、図示
を省略した搬送装置でこのワーク収容籠を脱脂洗浄槽(1
0)、プライマー塗布槽(11)に順に浸漬させて搬出部(13)
に送り出す。そして、搬送装置は脱脂洗浄槽(10)及びプ
ライマー塗布槽(11)内、並びにその各上方位置でワーク
収容籠を回転させてワークと液の接触及び液切りをする
ように構成してある。
【0008】部品供給装置(3)は昇降する電磁石による
部品分散装置(14)を具備したホッパーと振動式パーツフ
イーダ(15)、及び取り出し搬出路(16)とで構成してあ
り、前の工程でプライマーを塗布したワークを振動式の
ホッパー内に投入し、このホッパーに投入したワークを
振動させるとともに、部品分散装置(14)の作動で持ち上
げ−落下を繰り返すことにより、ワーク同士の絡み合い
を解き、振動式パーツフィーダ(15)に移送し、パーツフ
ィーダ(15)で1個づつに分離されたワークを取り出し搬
出路(16)に搬出する。
【0009】予熱炉(4)はガス加熱炉で構成してあり、
内部を貫通する状態に配置したメッシュコンベア上に取
り出し搬出路(16)で送り出されてきたワークを整列した
状態で並べて移送することにより、各ワークを樹脂粉末
に浸漬する最適温度(例えばポリアミド樹脂では230
℃)まで上昇させるようになっている。
【0010】樹脂粉末浸漬槽(5)は、三次元振動するコ
ンテナで構成してあり、このコンテナ内にポリアミド樹
脂等のコーティング用樹脂粉末が収容してある。そし
て、この樹脂粉末の中に予熱炉(4)で加熱したワークを
浸漬させ、コンテナ内に投入されたワークはコンテナの
振動によりスパイラル状でコンテナ内周壁に配置したダ
ム板上を上方に移行し、樹脂粉末浸漬槽(5)からバレル
研磨機(6)に送り込まれる。
【0011】バレル研磨機(6)は、ガラスビーズやアル
ミナビーズ等の研磨材が振動容器(17)に充填してあり、
樹脂粉末浸漬槽(5)から取り出されたワークを研磨材と
ともに振動させることにより、ワーク表面に溶融しない
状態で付着している樹脂粉末を除去するようにしてあ
る。
【0012】製品取り出し搬送装置(7)はベルトコンベ
ア(18)と、このベルトコンベア(18)の搬送方向終端部に
配置した光電管式数量カウンター(19)とで構成してあ
り、この製品取り出し搬送装置(8)で移送される間に品
質確認され、不合格品は排除される。そして、合格品の
数量を光電管式数量カウンター(19)で検出して、次の製
品収納装置(8)に送り込む。
【0013】製品収納装置(8)は収納ボックスに振動を
付与するとともに、収納ボックスをタクト送りするする
ように構成してあり、収納ボックスを振動させながら製
品取り出し搬送装置(7)からワークを収納ボックスの中
に落下させ、製品取り出し搬送装置(7)のカウンター(1
9)で計数した数量が一定値に達すると、収納ボックスを
1ステップ移動させて次の収納ボックスを製品取り出し
搬送装置(7)の搬送終端部の下方に用意する。
【0014】上述の構成からなる樹脂コーティング装置
では、予熱炉(4)で加熱されたワークが樹脂粉末浸漬槽
(5)に投入されることにより、ワークの保有熱でワーク
表面に接触した樹脂粉末が溶融してワーク表面を薄い樹
脂膜で被覆することになる。そして、ワークからの熱影
響が少ない樹脂粉末は溶けきっていないことから、次の
バレル研磨機(6)での研磨作業で、溶けきっていない樹
脂粉末が取り除かれることになり、ワークの表面は艶消
し状で樹脂コーティングされた状態になる。したがっ
て、このワークは吊り下げ具等の保持具を用いることな
く全面をコーティングすることができるから、コーティ
ング作業後に保持具跡を補修する必要もなくなる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、脱脂・洗浄工程の終了した
金属材料製ワークにプライマーを塗布し、このプライマ
ー塗布後のワークを予熱炉で加熱したのち、樹脂粉末浸
漬槽に浸漬させているので、金属の保有熱により金属表
面と接触した樹脂粉末は溶融付着して金属表面を樹脂で
コーティングすることになる。そして、付着した樹脂粉
末のうち金属表面に直接接触しないものは溶融しないこ
とから、バレル研磨により、非溶融樹脂は除去され、艶
消しの薄膜で金属製品の表面を樹脂コーティングするこ
とができる。これにより、吊下具を溶着することなく、
小物部品を浸漬法により樹脂で艶消しコーテイングする
ことができる。これにより、ワークの吊下具を溶着した
り、ワークから吊下具を除去したりする補助作業を省略
することができるうえ、吊下具の除去後に吊下具接続部
分を補修する必要がなくなるので、コーティング作業の
作業性が向上する。
【0016】そして、樹脂粉末浸漬槽に投入されるワー
クの保有熱でワーク表面と接触した樹脂粉末を溶融させ
て樹脂コーティングし、完全溶融しなかった樹脂粉末は
バレル研磨機で除去するようにしているから、コーティ
ング膜の厚みを薄くすることができ、込み入った箇所に
配置する部品等の樹脂コーティングとして最適のコーテ
ィングを行なうことができるうえ、後の熱処理加工を省
略することができるから安価なコーティングを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フック部材コーティング装置の概略構成図であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C23C 6/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱脂・洗浄工程の終了した金属材料製ワ
    ークにプライマーを塗布し、このプライマー塗布後のワ
    ークを予熱炉で加熱したのち、樹脂粉末浸漬槽に浸漬さ
    せてワークの表面に樹脂粉末を半溶融状態で付着させ、
    この状態でのワークをバレル研磨を行なうことにより、
    金属材料製ワークの表面に艶消しのコーティングを行な
    うようにした小物部品の樹脂コーティング方法。
JP7676994A 1994-04-15 1994-04-15 小物部品の樹脂コーティング方法 Expired - Lifetime JP2618828B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032762A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Ntn Corporation 円錐ころ軸受と円錐ころ加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032762A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Ntn Corporation 円錐ころ軸受と円錐ころ加工方法
DE112004001831B4 (de) * 2003-10-01 2019-02-14 Ntn Corporation Kegelrollenlager sowie Verfahren zur Herstellung der Kegelrollen

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JP2618828B2 (ja) 1997-06-11

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