JPH07284597A - アイロン - Google Patents

アイロン

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JPH07284597A
JPH07284597A JP8053294A JP8053294A JPH07284597A JP H07284597 A JPH07284597 A JP H07284597A JP 8053294 A JP8053294 A JP 8053294A JP 8053294 A JP8053294 A JP 8053294A JP H07284597 A JPH07284597 A JP H07284597A
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JP
Japan
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base
iron
heater
mist
spraying
Prior art date
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JP8053294A
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English (en)
Inventor
Masao Shimizu
政雄 清水
Shunei Nakamura
俊英 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣類等のしわ伸ばしを行うアイロンにおい
て、霧を噴出させてしわ伸ばしを行う場合、アイロン本
体を移動させる必要距離を短くして、作業効率を向上さ
せることを目的とする。 【構成】 ヒータ14によって加熱されるベース13
と、水を霧状にして外部に噴出するスプレーノズル18
と、このスプレーノズルに供給する水を貯える水タンク
17を有し、ベース13のアイロンかけ面のほぼ中央部
に複数の噴出孔25を形成し、この噴出孔25からスプ
レーノズル18より噴出した霧を外部に噴霧するように
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、霧を用いて衣類等のし
わ伸ばしを行うアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは、図12に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。ヒータ1を有するベース2の上方に水タンク3を配
置し、アイロン本体の上部前方に霧を発生させるスプレ
ーノズル4を配設している。
【0003】ポンプ装置5は、水タンク3内の水をスプ
レーノズル4に供給するもので、スプレー釦6の操作に
よりポンプ装置5を動作させるようにしている。すなわ
ち、霧を発生させる場合は、スプレー釦6を上下に操作
することにより、水をスプレーノズル4に送るようにな
っていた。
【0004】また、上述のようなスプレー機構を有しな
いアイロンを使用するときは、アイロン本体とは別に、
図13に示すような霧吹きを用いてアイロンがけを行う
のが一般的であった。この霧吹きは、水タンク7、ポン
プ装置8、ポンプ釦9により構成され、ポンプ釦9を上
下に操作することによって霧を噴出させる構造になって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、下記の問題点を有していた。すなわち、
衣類等のしわ伸ばしを行うために、スプレー釦6を操作
してアイロン本体の前方へ霧を噴霧し、衣類に適度な水
分を与えた後にアイロン本体を前進させてアイロンがけ
を行うのが一般的である。
【0006】したがって、しわを伸ばしたい部分がアイ
ロン本体の前方に位置するように、アイロン本体を一旦
後方へ移動させてからスプレー釦6を操作して霧をか
け、その後アイロン本体を前進させて乾燥させる作業と
なるため、しわを伸ばすためには必要以上にアイロン本
体を前後に動かす必要があった。
【0007】例えば、アイロン本体の側方にあるしわを
伸ばすためには、アイロン本体を斜め後方に動かしてか
らスプレー釦6を操作し、しわに向かって霧をかけた
後、さらに、アイロン本体を前進させなければしわを伸
ばすことができなかった。そのため、アイロンがけに必
要な作業時間が長くなり、作業能率が悪い上に、作業者
の腕や指に非常に負担のかかるものになっていた。
【0008】また、別体の霧吹きを用いた場合において
も、アイロン本体と霧吹きを交互に持ち替える手間が発
生するとともに、アイロン本体と霧吹きを衣類の近くに
設置する動作と、これらを把持する動作が必要となり、
結果的に作業効率の低下や作業者の疲労につながるもの
であった。
【0009】そこで本発明は、上記のような従来の課題
を解決するもので、霧を噴霧してしわ伸ばしを行う場合
の、アイロン本体を移動させる必要距離を短くして、作
業効率のよい噴霧装置を具備したアイロンを得ることを
第1の目的している。第2の目的は、しわ伸ばしに良好
な霧を安定して噴霧できるようにして、作業性を向上す
るとともに、しわ伸ばし効果を高めることである。第3
の目的は、アイロンかけ時に衣類等にかけ面が引っ掛か
ることなくスムーズに動かせるようにして、しわ伸ばし
性を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、ヒータによって加熱されるベース
と、水を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、この噴
霧手段に供給する水を貯える水タンクを具備し、前記ベ
ースのアイロンかけ面のほぼ中央部に、前記噴霧手段に
より噴出した霧を外部に噴霧する複数の噴出孔を形成し
たことを第1の課題解決手段としている。
【0011】また、第2の目的をする達成ために、第1
のヒータによって加熱される主ベースと、水を霧状にし
て外部に噴霧する噴霧手段と、この噴霧手段に供給する
水を貯える水タンクと、第2のヒータによって加熱さ
れ、かつ、前記主ベースのアイロンかけ面のほぼ中央部
に形成した開口部に配設した副ベースを具備し、前記副
ベースのアイロンかけ面に前記噴霧手段により噴出した
霧を外部に噴霧する複数の噴出孔を形成したことを第2
の課題解決手段としている。
【0012】また、第2の目的をする達成ために、霧を
噴霧する噴出孔をハニカム形状に形成したことを第3の
課題解決手段としている。
【0013】また、第3の目的を達成するために、第1
のヒータによって加熱される主ベースと、水を霧状にし
て外部に噴霧する噴霧手段と、前記噴霧手段に供給する
水を貯える水タンクと、第2のヒータによって加熱され
る副ベースを具備し、前記主ベースのアイロンかけ面の
ほぼ中央部に複数の噴出孔を形成し、この噴出孔の上部
に前記副ベースを配設するとともに、副ベースに複数の
貫通孔を設け、前記噴霧手段により噴出した霧を前記貫
通孔を通して噴出孔から外部へ噴霧するようにしたこと
を第4の課題解決手段としている。
【0014】さらに、第3の目的を達成するために、霧
を外部へ噴霧する噴出孔のアイロンかけ面側端部を円弧
状または面取り形状にしたことを第5の課題解決手段と
している。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
霧をベースのアイロンかけ面より噴霧することができる
ため、しわを伸ばしたい部分にアイロン本体を移動させ
るだけで簡単に霧によるアイロンがけが可能となり、ア
イロン本体を移動させる必要距離を大幅に短くすること
ができるようになるのである。
【0016】また、第2の課題解決手段により、噴霧に
よって冷却される部分を副ベースとして別体に構成する
ことができ、主ベース用の第1のヒータと独立した第2
のヒータにより加熱されるため、アイロンかけ面の温度
低下が防止できるようになるとともに、霧が露結して水
玉になることも防止できるようになるのである。
【0017】また、第3の課題解決手段により、霧の噴
霧面積を大きくとることができ、衣類に対して均一に水
分を与えることができるようになるのである。
【0018】また、第4の課題解決手段により、噴霧に
よって冷却される部分を複数の貫通孔を有する副ベース
として主ベースと別体に構成することができ、主ベース
用の第1のヒータと独立した第2のヒータにより加熱で
きるようになるとともに、霧の外部への噴出孔が主ベー
スと一体に形成できるようになり、アイロンかけ面の不
必要な段差や溝等をなくすことができるため、アイロン
がけ時に衣類等がアイロンかけ面に引っ掛かることがな
く、スムーズに動かすことができるようになるのであ
る。
【0019】さらに、第5の課題解決手段により、霧を
外部に噴霧する噴出孔のアイロンかけ面側端部を円弧状
または面取り形状にしたため、アイロンがけ時に衣類等
が噴出孔のアイロンかけ面側端部が引っ掛かることがな
く、スムーズに動かせるようになるのである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1から図3
を参照しながら説明する。図に示すように、アイロン本
体10は、蓋体11で覆われた気化室12を形成したベ
ース13と、このベース13を加熱するヒータ14と、
ベース13の温度を検知するサーミスタ等の温度検知手
段15と、気化室12にノズル16を介して連結した水
タンク17を有している。
【0021】また、前記アイロン本体10は、前記水タ
ンク17内の水を霧状にして噴出するスプレーノズル1
8と、このスプレーノズル18に水を供給するポンプ手
段19と、このポンプ手段19を操作するポンプ釦20
を有している。
【0022】さらに、前記アイロン本体10は、ノズル
16を開閉する開閉桿21と、この開閉桿21を操作す
るスチーム釦22と、ベース13のかけ面温度を任意に
設定する温度設定手段23と、温度検知手段15の出力
および温度設定手段23の入力に応じてベース13の温
度制御を行う複数の電子部品により構成された温度信号
処理手段24とを有している。
【0023】ここで、ベース13について詳述すると、
ベース13に埋設した略U字状のヒータ14の内側で、
同ベース13のかけ面のほぼ中央部に複数の貫通した噴
出孔25が形成してあり、この噴出孔25の後部側に気
化室12を形成している。このヒータ14の内側に形成
された気化室12は、ヒータ14に沿ってその外側に形
成された通路12aと連通している。
【0024】通路12aには気化室12で発生した蒸気
を外部へ噴出させる複数のスチーム孔26が形成されて
いる。また、前記噴出孔25は、単位面積当たりの開口
率を上げ、スプレーノズル18より噴出した霧をより効
率よく外部に噴出させるために、個々の形状が正六角形
で形成されたハニカム形状に構成されている。
【0025】スプレーノズル18は、噴出孔25の上部
に形成され、アイロン本体内部に設けた開口部27と噴
出孔25を通して噴出した霧をベース13の下方より外
部に噴霧する。
【0026】この霧を発生させるためのポンプ手段19
は、水タンク17内に設けた揚水管28と、ポンプシリ
ンダ29と、揚水管28とポンプシリンダ29の間に設
けた逆流防止用の球30と、ポンプ釦20の下方に固定
されてポンプシリンダ29内を摺動するピストン31
と、ポンプ釦20を上方に付勢するポンプばね32と、
ピストン31に一体に設けた送水管33により構成さ
れ、送水管33の先端に霧を発生させるスプレーノズル
18が係止されている。
【0027】上記構成において動作を説明すると、アイ
ロンがけを行うには、電源を投入し、温度設定手段23
を操作してベース13を任意の温度に設定すると、温度
検知手段15の出力に応じて温度信号処理手段24が信
号を出力し、ヒータ14への通電が行われてベース13
は設定された温度まで上昇し、設定温度に維持するよう
に制御される。
【0028】次に、スチームによるアイロンがけを行う
場合は、スチーム釦22を操作してノズル16から水タ
ンク17内の水を気化室12内へ供給する。水はこの気
化室12内で気化した後、通路12aを通ってスチーム
孔に導かれ、ベース13のかけ面より噴出するため、ス
チームによるアイロンがけが行えるようになる。
【0029】また、アイロンがけを行う繊維にしわが多
い場合や、綿、麻等のしわの伸びにくい繊維の場合は、
霧を噴出させながらアイロンがけを行うことができる。
この場合、ポンプ釦20を下方に操作すると、ピストン
31が下がり、ポンプシリンダ29内の空気がスプレー
ノズル18より排出される。そして、ポンプ釦20はポ
ンプばね32の付勢力により上昇するときに、水タンク
17内の水が揚水管28から球30を押上げてポンプシ
リンダ29内に吸い上げられる。
【0030】ここで、再度ポンプ釦20を下方に押し下
げると、逆流防止用の球30の作用により揚水管28を
閉じるため、ポンプシリンダ29内に吸い上げられた水
は送水管33側に流出し、スプレーノズル18に送られ
霧となって噴出される。このポンプ釦20の押圧操作を
繰り返すことによって、スプレーノズル18より霧を連
続的に噴出させることができる。
【0031】スプレーノズル18から噴出された霧は、
前述のようにアイロン本体内部に設けた開口部27、単
位面積当たりの開口率を上げたハニカム形状の噴出孔2
5を通してベース13の下方より外部に噴出する。
【0032】したがって、アイロンがけを行う繊維にし
わが多い場合や、綿、麻等のしわの伸びにくい繊維の場
合は、しわを伸ばしたい箇所にアイロン本体を移動さ
せ、ポンプ釦20を押圧操作すれば繊維のしわ伸ばしに
必要な霧がベース13の底面より噴出されるため、加
湿、加熱、押圧が一度の操作で行え、簡単にしわを伸ば
すことができるものである。
【0033】この場合、従来のアイロンに比較してアイ
ロン本体の移動量が著しく少なくなり、同じようにしわ
を伸ばすアイロンがけ作業を行っても、作業者の疲労が
低減できる上、作業の手間が省略できるため作業効率も
向上するものである。
【0034】なお、上記実施例において、霧が噴出する
噴出孔25は、単位面積当たりの開口率を上げるためハ
ニカム形状に構成した例を示したが、丸形状や、他の多
角形形状のものでもよい。この場合ハニカム形状に比較
し、開口率が低下するが、要はベース底面より安定して
霧が噴出するよう構成されたものであればよい。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を図4から図
7を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と
同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0036】図に示すように、主ベース40は、蓋体4
1で覆われた気化室42と、略U字状に曲げた主ヒータ
43とを有している。この主ベース40のほぼ中央部の
主ヒータ43の内側に、貫通した開口部44を構成して
いる。副ベース45は、副ヒータ46と、複数の噴出孔
47とを有している。
【0037】この噴出孔47は、副ヒータ46部を除く
副ベース45全体に貫通する形で構成されており、この
形状も単位面積当たりの開口率を上げるためハニカム形
状に形成してある。副ベース45は、主ベース40の開
口部44に圧入嵌合され、主ベース40の底面と副ベー
ス45の底面は、平滑な同一面になるようにしてかけ面
を構成している。
【0038】主ベース40の温度制御は、上記第1の実
施例と同様に、温度設定手段23、温度検知手段15お
よび温度信号処理手段24により任意の温度になるよう
主ヒータ43への通電により制御される。また、副ベー
ス45の温度制御は、電源投入と同時に副ヒータ46へ
の通電が行われるよう構成してある。
【0039】したがって、副ヒータ45の容量は主ヒー
タ40に比較して小さく設定し、例えば100〜300
W程度のものであり、連続通電時の飽和温度も200℃
程度に抑えている。
【0040】上記構成において、スプレーノズル18よ
り霧を噴出させながらアイロンがけを行う場合について
説明する。スプレーノズル18より噴出した霧が副ベー
ス45の噴出孔47を通過する場合、一部の霧が噴出孔
47の側面に付着したり、噴出孔47の間にある壁の上
面に付着したりして、副ベース45の温度を低下させる
作用が働くが、前述のように副ヒータ46は常に通電状
態にあり、所定の温度に加熱しているため、副ベース4
5の温度低下はほとんど発生しない。
【0041】仮に温度が低下した場合、噴出孔47のま
わりに付着した霧が気化しなくなるため、水滴となって
噴出孔47から滴下し、アイロンがけを行っている衣類
等の繊維にしみを付ける恐れがある。
【0042】しかしながら、副ヒータ46の加熱作用に
よって副ベース45の温度は常に所定の温度に安定して
保たれているため、前記のような噴出孔47まわりに付
着した霧はすぐに気化し、水滴となって滴下することは
防止できる。
【0043】したがって、副ベース45の噴出孔47か
ら噴出するのは、スプレーノズル18より噴出した霧の
みであり、きわめて安定した良好な噴霧が得られるよう
になる。この場合、しわ伸ばしの効果も向上するため、
アイロンがけの作業効率もさらに向上するものである。
【0044】次に、本発明の第3の実施例を図8から図
10を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例
と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0045】図に示すように、主ベース48は、気化室
49と、略U字状に曲げた主ヒータ50を有している。
この主ベース48のほぼ中央部の主ヒータ50の内側に
凹部51を形成しており、この凹部51に複数の貫通し
た噴出孔52が構成してある。副ベース53は、副ヒー
タ54と、複数の貫通孔55とを有している。
【0046】この貫通孔55は、副ヒータ54を埋設し
た部分を除く副ベース53全体に貫通する形で構成して
いる。主ベース48の噴出孔52と副ベース53の貫通
孔55の形状も、各々単位面積当たりの開口率を上げる
ためハニカム形状に形成してあり、副ベース53は、主
ベース48の凹部51に圧入嵌合され、噴出孔52と貫
通孔55が各々相対するよう配設している。
【0047】主ベース48の温度制御は、上記第1の実
施例と同様に、温度設定手段23と、温度検知手段と、
温度信号処理手段とにより任意の温度になるよう主ヒー
タ50への通電により制御される。また、副ベース53
の温度制御は、上記第2の実施例と同様に、電源投入と
同時に副ヒータ54への通電が行われるよう構成してい
る。
【0048】上記構成において、水滴の滴下が発生しな
いで安定した良好な噴霧が得られるようになる利点は、
上記第2の実施例と同様である。さらに、この構成の場
合、主ベース48と副ベース53の接続部が掛け面表面
に現れないため、アイロンがけを行うベースかけ面は継
ぎ目のない平滑な平面となり、繊維等が引っ掛からない
で、スムーズにアイロン本体を動かせるようになる。
【0049】したがって、主ベース48の底面から噴出
する霧によるすぐれたしわ伸ばし効果を維持した状態
で、さらにスムーズにアイロンを移動させる操作が行え
ようになる。
【0050】次に、図11は本発明の第4の実施例を示
したもので、スプレーノズル18より噴出した霧が外部
に噴出する噴出孔52のアイロンかけ面側の端部56を
円弧状にしたものである。この構成によれば、アイロン
がけを行う場合に、繊維等が噴出孔52の端部56に引
っ掛かることを防止でき、よりスムーズにアイロンを滑
動できるようになる。また、同様の効果を得るため噴出
孔52のアイロンかけ面側の端部56を面取り形状にし
たものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明のアイロンは、ベー
スのアイロンかけ面のほぼ中央部に、前記噴霧手段によ
り噴出した霧を外部に噴霧する複数の噴出孔を形成した
ことにより、しわ伸ばしを行う場合にアイロン本体を移
動させる必要距離が短くなり、作業効率を向上させると
ともに、作業時間の短縮と、作業者の労力を軽減するこ
とができる。
【0052】また、主ベースのかけ面のほぼ中央部に形
成した開口部に第2のヒータによって加熱される副ベー
スを配設するとともに、この副ベースに形成した複数の
噴出孔から外部に霧を噴霧するようにしたことにより、
霧によるアイロンかけ面の温度低下を防止することがで
き、露結により衣類に水滴が付着する不具合をなくすこ
とができるとともに、良好な霧をアイロンかけ面から供
給することができ、しわ伸ばし効果を高めることができ
る。
【0053】また、霧の噴出孔をハニカム形状にしたこ
とにより、霧の噴出面積が拡大することができ、衣類に
対して水分を均一に与えてしわ伸ばし効果を高めること
ができる。
【0054】また、主ベースのアイロンかけ面のほぼ中
央部に複数の噴出孔を形成し、この噴出孔の上部に前記
副ベースを配設するとともに、副ベースに複数の貫通孔
を設け、前記噴霧手段により噴出した霧を前記貫通孔を
通して噴出孔から外部へ噴霧するようにしたことによ
り、アイロンかけ面に段差や溝等をなくすことができ、
アイロンがけ時にアイロンかけ面に衣類等が引っ掛かる
ことがなく、アイロン本体を移動をスムーズにしてしわ
伸ばし効果を高めることができる。
【0055】また、霧を外部に噴霧する噴出孔のアイロ
ンかけ面側端部を円弧状または面取り形状にしたことに
より、アイロンがけ時にアイロンかけ面に衣類等が引っ
掛かることがなく、アイロン本体の移動をスムーズにし
てしわ伸ばし効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示したアイロンの要部
断面図
【図2】同アイロンのベースの上面図
【図3】同アイロンのベースの下面図
【図4】本発明の第2の実施例を示したアイロンの要部
断面図
【図5】同アイロンの主ベースの上面図
【図6】同アイロンの副ベースの上面図
【図7】同アイロンの主ベースに副ベースを固着した状
態の上面図
【図8】本発明の第3の実施例を示したアイロンの要部
断面図
【図9】同アイロンの主ベースの上面図
【図10】同アイロンの副ベースの上面図
【図11】本発明の第4の実施例を示したアイロンの要
部断面図
【図12】従来のアイロンの要部断面図
【図13】従来の霧吹きの側面図
【符号の説明】
13 ベース 14 ヒータ 17 水タンク 18 スプレーノズル(噴霧手段) 25 噴出孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、水
    を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、この噴霧手段
    に供給する水を貯える水タンクを具備し、前記ベースの
    アイロンかけ面のほぼ中央部に、前記噴霧手段により噴
    出した霧を外部に噴霧する複数の噴出孔を形成したアイ
    ロン。
  2. 【請求項2】 ベースに形成した噴出孔をハニカム形状
    に形成した請求項1記載のアイロン。
  3. 【請求項3】 第1のヒータによって加熱される主ベー
    スと、水を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、この
    噴霧手段に供給する水を貯える水タンクと、第2のヒー
    タによって加熱され、かつ、前記主ベースのアイロンか
    け面のほぼ中央部に形成した開口部に配設した副ベース
    を具備し、前記副ベースのアイロンかけ面に前記噴霧手
    段により噴出した霧を外部に噴霧する複数の噴出孔を形
    成したアイロン。
  4. 【請求項4】 副ベースに形成した噴出孔をハニカム形
    状に形成した請求項3記載のアイロン。
  5. 【請求項5】 第1のヒータによって加熱される主ベー
    スと、水を霧状にして外部に噴霧する噴霧手段と、前記
    噴霧手段に供給する水を貯える水タンクと、第2のヒー
    タによって加熱される副ベースを具備し、前記主ベース
    のアイロンかけ面のほぼ中央部に複数の噴出孔を形成
    し、この噴出孔の上部に前記副ベースを配設するととも
    に、副ベースに複数の貫通孔を設け、前記噴霧手段によ
    り噴出した霧を前記貫通孔を通して噴出孔から外部へ噴
    霧するようにしたアイロン。
  6. 【請求項6】 主ベースに形成した噴出孔と副ベースに
    設けた貫通孔をハニカム形状に形成した請求項5記載の
    アイロン。
  7. 【請求項7】 霧を外部へ噴霧する噴出孔のアイロンか
    け面側端部を円弧状または面取り形状にした請求項1か
    ら6のいずれか1項に記載のアイロン。
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