JPH07284480A - 血圧測定装置 - Google Patents
血圧測定装置Info
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- JPH07284480A JPH07284480A JP6214425A JP21442594A JPH07284480A JP H07284480 A JPH07284480 A JP H07284480A JP 6214425 A JP6214425 A JP 6214425A JP 21442594 A JP21442594 A JP 21442594A JP H07284480 A JPH07284480 A JP H07284480A
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Abstract
心疾患の判断が可能な脈波形状の変化が容易に把握でき
る血圧測定装置を提供する。 【構成】 生体の血圧値が測定される過程でその生体の
動脈から心拍に同期して発生する脈波が脈波検出手段9
4により検出され、その脈波検出手段94により検出さ
れた脈波の形状が血圧測定手段90による血圧測定毎に
脈波形状記憶手段96により順次記憶されると、表示手
段98により、血圧値記憶手段92により記憶された血
圧値がその測定順序に従って表示されるとともに、脈波
形状記憶手段96により順次記憶された脈波の形状を表
す曲線122がその記憶順序に従って並列的にそれぞれ
表示される。比較的測定が簡便な血圧測定操作によっ
て、脈波の形状が並列的に配列された状態で表示される
ことから、脈波の形状の変化の推移が血圧値の推移と共
に容易に把握できるので、心疾患の判断が可能となる。
Description
り得られた血圧値やその血圧測定時の脈波形状をその測
定順序に従って表示可能な血圧測定装置に関するもので
ある。
に、記憶された血圧値をその測定順序に従ってグラフ表
示する血圧測定装置が知られている。たとえば、特開平
5−137698号公報に記載された自動血圧測定装置
がそれである。このような自動血圧測定装置によれば、
測定された血圧値の推移が容易に把握され得るので、生
体の健康状態を正確に判断できる利点がある。
発作は一過性であることから、重大な心疾患が内在して
いるかも知れないという認識をすることができない場合
が多い。また、認識をして医者の診断を一応受けたとし
ても、そのときには何等自覚症状がなく一見健康体であ
るから、血圧測定程度の検査データにより診断が行われ
る可能性がある。
生体に対して前記従来の自動血圧測定装置により血圧測
定が行われても、測定された血圧値或いはその推移が得
られるに過ぎず、それだけでは高血圧の可能性は判断で
きたとしても、心疾患の可能性の自己判断或いは診断が
全くできないので、生体が通常の生活を持続することに
よって重大な容体に至るおそれがある。
ものであり、その目的とするところは、比較的測定が容
易である血圧測定時において心疾患の判断が可能な脈波
形状の変化が容易に把握できる血圧測定装置を提供する
ことにある。
めの本発明の要旨とするところは、生体の血圧値を測定
する血圧測定手段と、その血圧測定手段により測定され
た血圧値を逐次記憶する血圧値記憶手段とを備え、その
血圧値記憶手段に逐次記憶された血圧値を出力する血圧
測定装置であって、(a) 前記血圧測定手段により生体の
血圧値が測定される過程で、その生体の動脈から心拍に
同期して発生する脈波を検出する脈波検出手段と、(b)
その脈波検出手段により検出された脈波の形状を、前記
血圧測定手段による血圧測定毎に順次記憶する脈波形状
記憶手段と、(c) 前記血圧値記憶手段により記憶された
血圧値をその測定順序に従って表示するとともに、前記
脈波形状記憶手段により順次記憶された脈波の形状を表
す曲線をその記憶順序に従って並列的にそれぞれ表示す
る表示手段とを、含むことにある。
過程でその生体の動脈から心拍に同期して発生する脈波
が脈波検出手段により検出され、その脈波検出手段によ
り検出された脈波の形状が血圧測定手段による血圧測定
毎に脈波形状記憶手段により順次記憶されると、表示手
段により、血圧値記憶手段により記憶された血圧値がそ
の測定順序に従って表示されるとともに、脈波形状記憶
手段により順次記憶された脈波の形状を表す曲線がその
記憶順序に従って並列的にそれぞれ表示される。
れば、比較的測定が簡便な血圧測定操作によって、脈波
の形状が並列的に配列された状態で表示されることか
ら、脈波の形状の変化の推移が血圧値の推移と共に容易
に把握できるので、心疾患の判断が可能となる。
前記血圧測定手段が血圧値を測定するために生体に巻回
されるカフに心拍に同期して発生する圧力振動を脈波と
して検出するものである。このようにすれば、脈波の形
状を検出するための脈波センサを独立に設ける必要がな
いので、装置の構造が単純となり且つ安価に構成できる
利点がある。
表示される脈波の振幅を均等とするために、前記脈波形
状記憶手段により記憶された脈波をその振幅が同一とな
るように信号処理を行う振幅処理手段がさらに含まれ
る。このようにすれば、脈波形状の比較が容易となり、
脈波形状の変化を簡単に把握できる利点がある。
表示される脈波の波長を均等とするために、前記脈波形
状記憶手段により記憶された脈波をその波長が同一とな
るように信号処理を行う波長処理手段がさらに含まれ
る。このようにすれば、脈波形状の比較が容易となり、
脈波形状の変化を簡単に把握できる利点がある。
表示される脈波の振幅を均等とするために、前記脈波形
状記憶手段により記憶された脈波をその振幅が同一とな
るように信号処理を行う振幅処理手段と、(e) 前記表示
手段により表示される脈波の波長を均等とするために、
前記脈波形状記憶手段により記憶された脈波をその波長
が同一となるように信号処理を行う波長処理手段とが共
に含まれる。このようにすれば、一層、脈波形状の比較
が容易となり、脈波形状の変化を簡単に把握できる利点
がある。
段により順次記憶された脈波の波形特徴値を算出する波
形特徴値算出手段と、(g) その脈波の波形特徴値を順次
記憶する波形特徴値記憶手段とが更に備えられ、前記表
示手段は、その波形特徴値記憶手段により順次記憶され
た脈波の波形特徴値を、その脈波の検出順序に従って表
示するように構成される。このようにすれば、波形の変
化が定量的に把握され、一層、脈波形状の変化が容易に
把握される利点がある。
圧値記憶手段によりそれぞれ記憶された血圧値、前記波
形特徴値記憶手段によりそれぞれ記憶された脈波の波形
特徴値を、共通の時間軸に沿ってグラフ表示するととも
に、前記脈波形状記憶手段により記憶された脈波の形状
を表す曲線を上記共通の時間軸に沿って並列的に表示す
るように構成される。このようにすれば、血圧値および
脈波の波形特徴値が脈波形状と共に共通の時間軸に沿っ
て表示されるので、脈波形状の変化の把握が一層容易と
なる。
細に説明する。
装置8を示す斜視図である。図において、箱体10に
は、被測定者の腕12を差し込むための貫通穴14が設
けられており、その貫通穴14内には、袋状の可撓性布
およびゴム袋から成るカフ16を内周面に備えて円筒状
に保持されたベルト18が配設されている。箱体10の
操作パネル20には、起動スイッチ22、停止スイッチ
24、プリンタ26、カード挿入口28などが配設さ
れ、表示パネル30には、最高血圧表示器32、最低血
圧表示器34、脈拍数表示器36、時刻表示器38がそ
れぞれ配設されている。
成を説明するブロック線図である。図において、カフ1
6は、圧力センサ42、排気制御弁44、および空気ポ
ンプ46と配管48を介して接続されており、そのカフ
16を内周面に備えて円筒状に巻回されたベルト18の
一端は固定され且つ他端は減速機付DCモータ50によ
り駆動されるドラム52により引き締められるようにな
っている。圧力センサ42の出力信号はバンドパスフィ
ルタ54により弁別され、脈拍に同期して発生するカフ
の圧力振動である脈波信号SMが演算制御回路56のA
/D変換器58に供給される。また、圧力センサ42の
出力信号はローパスフィルタ60により弁別され、カフ
16の静圧を表すカフ圧信号SKが演算制御回路56の
A/D変換器58に供給される。
OM64、RAM66、入力インターフェース回路6
8、出力インターフェース回路70などを備えたマイク
ロコンピュータである。CPU62は、RAM66の一
時記憶機能を利用しつつ予めROM64に記憶された手
順に従って入力信号を処理して駆動信号や表示信号など
を出力する。すなわち、血圧測定に際しては、CPU6
2は、予め定められた手順にしたがって減速機付DCモ
ータ50を駆動することによりカフ16を生体の上腕部
に巻回し、空気ポンプ46を駆動することによりカフ1
6により上腕部を圧迫し、次いで排気制御弁44を駆動
してカフ16の圧迫圧力を徐々に降圧させ、その徐速降
圧過程において得られる脈波信号SMおよびカフ圧信号
SKに基づいてオシロメトリック方式により血圧値を決
定し、その血圧値を表示器32および34に表示させる
と同時に、記憶装置86の血圧値記憶領域87に順次記
憶させる。また、CPU62は、予め定められた圧力た
とえば平均血圧値或いはそれ以下に定められた一定の圧
力における脈波の形状を上記血圧測定毎に脈波形状記憶
領域88に順次記憶させる。さらに、CPU62は、そ
の脈波の形状の波形特徴値を算出し、波形特徴値記憶領
域89に順次記憶させる。上記記憶装置86は、磁気デ
ィスク、磁気テープ、揮発性半導体メモリ、或いは不揮
発性半導体メモリなどのよく知られた記憶装置により構
成されている。
記血圧値記憶領域87および波形特徴値記憶領域89に
順次記憶された血圧値および波形特徴値のトレンドグラ
フをプリンタ26に印字させて表示させるとともに、血
圧測定毎に上記脈波形状記憶領域88に順次記憶された
脈波の形状を上記トレンドグラフと共通の時間軸に沿っ
て並列的にプリンタ26に印字させて表示させる。
を説明する機能ブロック線図である。図において、血圧
測定手段90により測定された血圧値は血圧値記憶手段
92により逐次記憶される。脈波検出手段94は血圧測
定手段90により血圧値が測定される過程で、生体の動
脈から心拍に同期して発生する脈波を検出する。脈波形
状記憶手段96はその脈波検出手段94により検出され
た脈波の形状を、血圧測定手段90による血圧測定毎に
順次記憶する。表示手段98は、上記血圧値記憶手段9
2により記憶された血圧値をその測定順序に従って表示
するとともに、上記脈波形状記憶手段96により順次記
憶された脈波の形状を表す曲線をその記憶順序に従って
並列的に表示する。このように、比較的測定が簡便な血
圧測定操作によって、脈波の形状が並列的に配列された
状態で表示されることから、脈波の形状の変化の推移が
血圧値の推移と共に容易に把握できるので、心疾患の判
断が可能となる。
脈波形状の振幅を均等とするために、脈波形状記憶手段
96により記憶された脈波をその振幅が同一となるよう
に信号処理を行う振幅処理手段100が設けられてい
る。これにより、脈波形状の比較が容易となり、脈波形
状の変化を簡単に把握できる。
脈波の波長を均等とするために、脈波形状記憶手段96
により記憶された脈波をその波長が同一となるように信
号処理を行う波長処理手段102がさらに設けられてい
る。これにより、脈波形状の比較がさらに容易となり、
脈波形状の変化を簡単に把握できる利点がある。
憶された脈波の波形特徴値を算出する波形特徴値算出手
段104と、その脈波の波形特徴値を順次記憶する波形
特徴値記憶手段106とが更に備えられる。前記表示手
段98は、その波形特徴値記憶手段106により順次記
憶された脈波の波形特徴値を、その脈波の検出順序に従
って表示する。これにより、波形の変化が定量的に把握
され、一層、脈波形状の変化が容易に把握される。
段92により順次記憶された血圧値、波形特徴値記憶手
段106により順次記憶された脈波の波形特徴値を、共
通の時間軸に沿ってグラフ表示するとともに、脈波形状
記憶手段96により記憶された脈波の形状を表す曲線を
上記共通の時間軸に沿って並列的に表示する。これによ
り、血圧値および脈波の波形特徴値が脈波形状と共に共
通の時間軸に沿って表示されるので、脈波形状の変化の
把握が一層容易となる。
を図4に示すフローチャートに従って説明する。
74の磁気カード挿入口28へ磁気カード76が挿入さ
れたか否かが判断される。このステップS1の判断が否
定された場合には本ルーチンが終了させられるが、肯定
された場合にはステップS2において磁気カード76に
記録されたID信号が読み込まれる。
信号が記憶装置86の記憶領域に予め登録されたもので
あるか否かが判断される。このステップS4の判断が否
定された場合は、後述のステップS12が実行されてプ
リンタ26により記録紙110上に表示出力が行われる
が、このような磁気カード76に記録されたID信号が
未登録である場合は、未登録である旨の表示内容とされ
る。
すなわち磁気カード76に記録されたID信号が登録済
である場合は、続くステップS4において血圧測定のた
めの起動スイッチ22が操作されたか否かが判断され、
この判断が否定されると肯定されるまで待機させられ
る。このステップS4の判断が肯定されると、前記血圧
測定手段90に対応するステップS5の血圧測定ルーチ
ンが実行され、最高血圧値、最低血圧値、平均血圧値、
脈拍数などが測定される。この血圧測定ルーチンでは、
予め定められた手順にしたがってカフ16が自動的に昇
圧させられ、このカフ16の降圧過程においてはよく知
られたオシロメトリック法に従って血圧値が決定され
る。すなわち、採取された脈波の大きさの変化に基づい
て最高血圧値SAP、最低血圧値DAPが決定され、そ
の脈波の最大振幅時のカフ圧が平均血圧値MAPとして
決定されるとともに、その血圧値決定に用いられた脈波
の発生間隔に基づいて脈拍数が算出される。
最高血圧値SAP、最低血圧値DAP、平均血圧値MA
P、脈拍数と測定日時とが前記血圧値記憶手段92とし
て機能する血圧値記憶領域87内において被測定者毎に
記憶されるとともに最高血圧表示器32、最低血圧表示
器34、脈拍数表示器36にそれぞれ表示される。
S5において血圧測定のために採取された脈波のうち、
カフ16の圧力が予め設定された圧力値または圧力範囲
内で発生した脈波の形状が、前記脈波形状記憶手段96
として機能する脈波形状記憶領域88において被測定者
毎に測定日と共に記憶される。この予め設定された圧力
は、平均血圧値付近或いはそれ以下の値、より好ましく
は最低血圧値と平均血圧値との間の圧力のうちのより低
い側の圧力が選択される。たとえば、最低血圧値と平均
血圧値との間で発生した脈波のうちの最低血圧値に最も
近い圧力で発生した脈波の形状が記憶される。なお、上
記脈波はバンドパスフィルタ54から出力されたもので
あり、本実施例ではこのバンドパスフィルタ54が脈波
検出手段94として機能している。
対応するステップS8が実行されることにより、上記脈
波形状記憶領域88に記憶された脈波の形状の波形特徴
値が算出される。この波形特徴値とは、たとえば脈波の
立ち上がり部分の傾斜に関連するスロープ値SLOP
E、脈波の立ち下がり部分の傾斜に関連する%MAP値
である。上記スロープ値SLOPEは、脈波の立ち上が
り部分の微分値の最大値(dP/dt)max として定義
されるものであり、脈波形状記憶領域88において被測
定者毎に記憶された脈波の形状データから算出される。
また、上記%MAP値は、図5に示すように、脈波形状
における振幅値bすなわち脈圧(=SAP−DAP)に
対する平均血圧値MAP(脈波面積の重心位置)の高さ
a(=MAP−DAP)の割合(=100×a/b)と
して定義される。上記スロープ値SLOPEは、心筋の
強さに比例するものであって、心拍出量に関連する値で
ある。また、上記%MAP値は、血管の弛緩状態すなわ
ち末梢血管抵抗に関連する値である。
において算出された波形特徴値、すなわちスロープ値S
LOPEおよび%MAP値が、前記波形特徴値記憶手段
106として機能する波形特徴値記憶領域89において
被測定者毎に測定日と共に記憶される。次いで、前記振
幅処理手段100に対応するステップS10において、
脈波形状記憶領域88に記憶された脈波の形状がその振
幅が予め設定された値となるように修正される。脈波振
幅は測定時の血圧値によって大きな影響を受けることか
ら、並列表示を容易として脈波形状の変化を把握し易く
するためである。また、前記波長処理手段102に対応
するステップS11では、上記振幅処理が施された脈波
形状がその波長が予め設定された値となるように修正さ
れる。脈波の波長は測定時の脈拍数によって大きな影響
を受けることから、並列表示を容易として脈波形状の変
化を把握し易くするためである。
ップS12では、たとえば図6に示すように、プリンタ
26により記録紙110上に表示出力される。すなわ
ち、記録紙110上の左上の位置には被測定者の氏名1
12が表示されるとともに、その下側には、測定日時、
血圧値、および脈拍数のリスト114、トレンドグラフ
116、脈波列118が順次表示される。このトレンド
グラフ116では、最高血圧値および最低血圧値を上端
および下端それぞれに示す棒線と脈拍数を示すΔ印と%
MAP値を示す●印とSLOPE値を示す○印とが血圧
測定時点に対応して横軸すなわち時間軸120に沿って
表示されている。また、上記脈波列118では、各血圧
測定時において順次記憶された脈波の形状122が時間
軸120およびそれに平行な時間軸124に沿って並列
的に表示されている。
血圧値が測定される過程でその生体の動脈から心拍に同
期して発生する脈波がバンドパスフィルタ54により検
出され、そのバンドパスフィルタ54により検出された
脈波の形状がステップS5による血圧測定毎に脈波形状
記憶領域88により順次記憶されると、ステップS12
により、血圧値記憶領域87により記憶された血圧値が
その測定順序に従って表示されるとともに、脈波形状記
憶領域88により順次記憶された脈波の形状を表す曲線
122がその記憶順序に従って並列的にそれぞれ表示さ
れる。したがって、本実施例の装置によれば、比較的測
定が簡便な血圧測定操作によって、脈波の形状が並列的
に配列された状態で表示されることから、脈波の形状の
変化の推移が血圧値の推移と共に容易に把握できるの
で、心疾患の判断が可能となる。
段94として機能するバンドパスフィルタ54は、血圧
測定のために前記カフ16に生体の心拍に同期して発生
する圧力振動を脈波として検出するものであるので、脈
波の形状を検出するための脈波センサを独立に設ける必
要がないので、装置の構造が単純となり且つ安価に構成
できる利点がある。
より表示される脈波形状122の振幅を均等とするため
に、脈波形状記憶領域88により記憶された脈波が、ス
テップS10によりその振幅が同一となるように信号処
理される。これにより、脈波形状の比較が容易となり、
脈波形状の変化を簡単に把握できる。
8により表示される脈波122の波長を均等とするため
に、脈波形状記憶領域88により記憶された脈波が、ス
テップS11によりその波長が同一となるように信号処
理される。これにより、脈波形状の比較がさらに容易と
なり、脈波形状の変化を簡単に把握できる利点がある。
域88により順次記憶された脈波の波形特徴値がステッ
プS8により算出され、その脈波の波形特徴値が波形特
徴値記憶領域89にそれぞれ記憶され、その波形特徴値
記憶領域89により順次記憶された脈波の波形特徴値
は、ステップS12において脈波の波形特徴値の算出順
序すなわち脈波の検出順序に従って表示される。これに
より、波形の変化が定量的に把握され、一層、脈波形状
の変化が容易に把握される。
において、血圧値記憶領域87により順次記憶された血
圧値、波形特徴値記憶領域89により順次記憶された脈
波の波形特徴値が、共通の時間軸120或いは124に
沿ってグラフ表示されるとともに、脈波形状記憶領域8
8により記憶された脈波の形状を表す曲線122が上記
共通の時間軸120に沿って並列的に表示されるので、
脈波形状の変化の把握が一層容易となる。
示例を示している。この表示例は、プリンタ26に用い
られる記録紙の幅寸法が大きい場合、或いはプリンタ2
6に替えて又はプリンタ26と並列にCRT表示器が設
けられた場合に好適に用いられる。図7において、表示
領域の左上の位置には被測定者の氏名112が表示され
るとともに、その下側には測定日時、血圧値、および脈
拍数のリスト114が表示され、そのリスト114の右
側にはトレンドグラフ116、脈波列118が順次表示
される。このトレンドグラフ116でも、最高血圧値お
よび最低血圧値を右端および左端それぞれに示す棒線と
脈拍数を示す▽印と%MAP値を示す●印とSLOPE
値を示す○印とが血圧測定時点に対応して縦軸すなわち
時間軸120に沿って表示されている。また、上記脈波
列118では、各血圧測定時において順次記憶された脈
波の形状122が時間軸120に沿って並列的に表示さ
れている。なお、上記時間軸120はたとえ表示されて
いなくても実質的に存在すればよい。
の表示例を示している。図において、表示領域の左上の
位置には被測定者の氏名112が表示されると共に、そ
の下側には測定日、血圧値、および脈拍数のリスト11
4が表示され、そのリスト114の右側にはトレンドグ
ラフ116、脈波列118、および投薬剤名126が順
次表示される。このトレンドグラフ116でも、最高血
圧値および最低血圧値を右端および左端にそれぞれ示す
棒線と脈拍数を示す○印とが血圧測定時点に対応して縦
軸すなわち時間軸120に沿って表示されている。ま
た、上記脈波列118は、各血圧測定時において順次記
憶された脈波の形状122が、時間軸124を含む格子
状枠128内に上記時間軸120に沿って並列的に表示
されている。また、投薬剤名126は、各血圧測定時に
投薬された降圧剤等の薬剤名が、時間軸120に沿って
並列的に表示されている。この投薬剤名126は、例え
ば、自動血圧測定装置8に接続されている図示しないキ
ーボードの操作や医療情報を管理するホストコンピュー
タからの信号の送信等によって、例えば前記ステップS
4の起動操作に先立って演算制御回路56に入力され
る。
6や脈波列118と共に投薬剤名126が表示されるた
め、心疾患の治療に際して投薬剤の効果を時系列的に知
ることが可能となる。なお、上記の脈波列118が表示
される格子状枠128は、脈波の変化を一層見易くする
ためのものであるが、特に表示されなくとも差し支えな
い。また、リスト114内の脈拍を示す数字は、血圧値
を示す数字よりも小さくされており、血圧値との誤読が
生じ難くされているが、血圧値を示す数字と同じ大きさ
で表示されても差し支えない。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
プS8乃至S11の一部若しくは全部は必ずしも設けら
れていなくてもよい。
10乃至S11はステップS7の前に実行されるように
構成されてもよい。このような場合には、振幅処理およ
び波長処理が行われた脈波の形状が脈波形状記憶領域8
8に記憶されることになる。
5では所謂オシロメトリック方式に従って血圧値が決定
されていたが、コロトコフ音方式に従って血圧値が決定
されてもよい。このような場合には、コロトコフ音を検
出するためのマイクロホンが設けられる。
は、磁気カード76が挿入されたことを条件として血圧
測定が開始されるように構成されていたが、カフ16が
所定の患者に巻き付けられた状態でその患者の血圧値を
予め決定されたたとえば5乃至30分程度の周期で連続
的に測定を繰り返す型式の血圧測定装置であってもよ
い。このような場合には、血圧値や波形形状122が時
間軸120に沿って測定周期毎に表示される。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
視図である。
図である。
ブロック線図である。
ーチャートである。
の形状特徴値である%MAPを説明する図である。
明する図である。
する図である。
説明する図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 生体の血圧値を測定する血圧測定手段
と、該血圧測定手段により測定された血圧値を逐次記憶
する血圧値記憶手段とを備え、該血圧値記憶手段に逐次
記憶された血圧値を出力する血圧測定装置であって、 前記血圧測定手段により生体の血圧値が測定される過程
で、該生体の動脈から心拍に同期して発生する脈波を検
出する脈波検出手段と、 該脈波検出手段により検出された脈波の形状を、前記血
圧測定手段による血圧測定毎に順次記憶する脈波形状記
憶手段と、 前記血圧値記憶手段により記憶された血圧値をその測定
順序に従って表示するとともに、前記脈波形状記憶手段
により順次記憶された脈波の形状を表す曲線をその記憶
順序に従って並列的にそれぞれ表示する表示手段と、 を、含むことを特徴とする血圧測定装置。 - 【請求項2】 前記脈波検出手段は、前記血圧測定手段
が血圧値を測定するために生体に巻回されるカフに心拍
に同期して発生する圧力振動を脈波として検出するもの
である請求項1の血圧測定装置。 - 【請求項3】 前記表示手段により表示される脈波の振
幅を均等とするために、前記脈波形状記憶手段により記
憶された脈波をその振幅が同一となるように信号処理を
行う振幅処理手段を含むものである請求項1の血圧測定
装置。 - 【請求項4】 前記表示手段により表示される脈波の波
長を均等とするために、前記脈波形状記憶手段により記
憶された脈波をその波長が同一となるように信号処理を
行う波長処理手段を含むものである請求項1の血圧測定
装置。 - 【請求項5】 前記表示手段により表示される脈波の波
長を均等とするために、前記脈波形状記憶手段により記
憶された脈波をその波長が同一となるように信号処理を
行う波長処理手段を含むものである請求項3の血圧測定
装置。 - 【請求項6】 前記脈波形状記憶手段により順次記憶さ
れた脈波の波形特徴値を算出する波形特徴値算出手段
と、該脈波の波形特徴値を順次記憶する波形特徴値記憶
手段とを備え、前記表示手段は、該波形特徴値記憶手段
により順次記憶された脈波の波形特徴値を、その脈波の
検出順序に従って表示する請求項1の血圧測定装置。 - 【請求項7】 前記表示手段は、前記血圧値記憶手段に
よりそれぞれ記憶された血圧値、前記波形特徴値記憶手
段によりそれぞれ記憶された脈波の波形特徴値を、共通
の時間軸に沿ってグラフ表示するとともに、前記脈波形
状記憶手段により記憶された脈波の形状を表す曲線を上
記共通の時間軸に沿って並列的に表示する請求項6の血
圧測定装置。
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1994
- 1994-09-08 JP JP21442594A patent/JP3464052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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