JPH0728446A - 画像の2値化処理装置 - Google Patents

画像の2値化処理装置

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JPH0728446A
JPH0728446A JP5192666A JP19266693A JPH0728446A JP H0728446 A JPH0728446 A JP H0728446A JP 5192666 A JP5192666 A JP 5192666A JP 19266693 A JP19266693 A JP 19266693A JP H0728446 A JPH0728446 A JP H0728446A
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JP
Japan
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image
threshold
look
binarization
binarization processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5192666A
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English (en)
Inventor
Shinya Tanaka
信也 田中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原画像と生成される2値画像の対比を正確に
行う。 【構成】 デジタル画像を2値化する場合に、オペレー
タは原画像から生成されるプリチェック用画像から、2
値化の際のスレッショルドを決定する。このプリチェッ
ク用画像を生成するためのルックアップテーブルを、傾
きが0以上かつ1以下の直線部L1、L2と、スレッショル
ドの位置に形成された輝度差を明確にするためのギャッ
プ部Gとを有するものにし、スレッショルドの決定を正
確かつ容易なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像計測を行う前処理
として画像の2値化を行う画像の2値化処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画像の2値化処理は、近年では例えば眼
科での診断等のために撮影された眼底写真等に利用され
ている。更に、光量不足やアライメントミス等の単純な
画像の救済から、眼底カメラ特有の光量むらや画像歪み
の補正、或いは種々の画像計測へとその利用方法は拡大
されている。
【0003】従来、二次元画像を2値化する際のスレッ
ショルドを決定する方法としては、例えば各画素の濃度
のヒストグラムを取り、その分布と形状を解析して自動
的に決定する方法や、或いはオペレータがそのヒストグ
ラムを見ながらマニュアルでスレッショルドを設定し、
生成される2値画像の様子から最終的な決定を行う方法
等がある。
【0004】図5はマニュアルでスレッショルドを決定
する場合における構成図であり、画像処理プロセッサを
備えたワークステーション1には、外部記憶装置として
多容量の光ディスク装置2が接続されている。更に、ワ
ークステーション1にはルックアップテーブル機能を有
する画像信号発生装置3が内蔵され、この画像信号発生
装置3の出力はCRTモニタ4に接続されている。2値
化を行う対象となる画像は、例えば図示しないフィルム
スキャナ、デジタルテレビカメラ等からデジタル信号と
して入力され、光ディスク装置2内に予め保存されてい
る。
【0005】オペレータは先ずワークステーション1か
ら光ディスク装置2にアクセスし、2値化を行う画像を
画像信号発生装置3のルックアップテーブル機能により
画像のコントラスト及び濃度を自在に設定して、CRT
モニタ4上に表示する。なお、このルックアップテーブ
ルは通常は図6に示すように、入力と出力とが線形的に
対応するものが使用されている。
【0006】ここで、種々の画像計測を行う際の前処理
として、例えば図7(a) に示すような乳頭近傍の眼底写
真から、血管計測のための2値化画像である図7(b) や
乳頭径計測のための2値化画像である図7(c) を得るよ
うな画像の2値化を行う必要がある場合には、先ず原画
像である図7(a) のヒストグラムを測定する。
【0007】図8はこのヒストグラムの一例であり、横
軸は輝度、縦軸はその輝度の画素が何個含まれているか
の度数をそれぞれ示しており、輝度が低い順に血管部位
a、網膜b、乳頭c、乳頭cの中央のより輝度の高い部
分であるカップdがそれぞれピークを有している。
【0008】オペレータは計測対象により2値化のため
のスレッショルドレベルを図8のA、B、Cの何れかの
値に設定する。例えば、血管部位aを抽出する場合に
は、オペレータはスレッショルドをAに設定すれば、図
9に示すような階段関数的なルックアップテーブルによ
って、入力値の輝度がA以下である画素に対しては0、
輝度がA以上である画素では最大値が出力される。
【0009】これにより、CRTモニタ4には図7(b)
に示すような血管部位aのみが黒で、他の部位が白とさ
れたプリチェック用の2値画像が表示される。この画像
が所望のものであれば、オペレータはワークステーショ
ン1を操作して実際の2値化処理を行う。また、この2
値画像が不満であれば、ルックアップテーブルのスレッ
ショルドをプリチェック用の2値画像を見ながら変更
し、最適なスレッショルドを決定する。
【0010】図10はスレッショルドのレベルをAから
Bを介してCへと変更した場合の画像の移り変りを示す
説明図であり、図10(a) はスレッショルドをAとした
場合の画像であり、血管部位aが黒く抽出されている。
また、スレッショルドをAとBの中間とすると、図10
(b) に示すような血管部位aと網膜bが混合した画像が
得られ、更にスレッショルドをBに設定すると図10
(c) に示すように乳頭cが白く抽出され、スレッショル
ドをCとすると図10(d) に示すようにカップdのみが
白く抽出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例のスレッショルドの決定法では、2値化が
望み通りに行えるかどうかのチェックを、プリチェック
用の2値画像のみで行わなければならない。従って、所
望の部位が正確に抽出されているかどうかは、原画像と
細部まで比較することが不可能であるという問題点があ
る。
【0012】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
原画像と2値画像との対比を正確に行うことができる画
像の2値化処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る画像の2値化処理装置は、二次元のデ
ジタル画像の各画素のデータを画像表示装置に映出する
ためのルックアップテーブル機能を有する画像処理装置
において、前記デジタル画像の2値化処理を行う際に、
該2値化処理のスレッショルドを設定するスレッショル
ド設定手段と、前記スレッショルドに輝度差を与えるギ
ャップ部と、該ギャップ部の前後の領域に傾きが0以上
でかつ1以下の直線部とを形成するように前記ルックア
ップテーブルを変更するルックアップテーブル変更手段
とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上述の構成を有する画像の2値化処理装置は、
2値化処理を行う際に、プリチェック用の画像として、
ギャップ部と直線部を有するルックアップテーブルを用
いて原画像の輝度情報の一部を残したまま、2値化され
た抽出部位を画像表示装置に表示することにより、原画
像における抽出部位の範囲の確認を正確に行う。
【0015】
【実施例】本発明を図1〜図4に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。なお、実施例の機器構成は、図5と
ほぼ同様である。また、その使用法については先に概略
的に説明したが、図1に示すフローチャート図を用いて
再度詳しく説明する。
【0016】先ず、ステップ11において2値化を行う
対象となる原画像が従来例と同様に選択され、2値化の
前処理として全画素又は注目部位の輝度分布が従来例の
図8のように測定される。なお、注目部位を別途に原画
像から切り出すことは可能であるが、ここでは説明の簡
略化のため省略する。
【0017】次に、ステップ12において、オペレータ
はこの輝度分布を見て2値化のスレショルドの設定を確
認する。設定が不適切であれば、ステップ14でスレッ
ショルドレベルの再設定を行い、ステップ14において
ワークステーション1はこのスレッショルドに従って、
画像信号発生装置3に図2に示すような所定のルックア
ップテーブルをセットする。このルックアップテーブル
は傾きが0以上かつ1以下の直線部L1、L2と、スレッシ
ョルドの位置に形成された輝度差を明確にするためのギ
ャップ部Gとを有している。また、このルックアップテ
ーブルが設定されると同時に、CRTモニタ4には輝度
変換された2値化のためのプリチェック用画像が映出さ
れる。
【0018】オペレータはこの画像を見て、ステップ1
2においてスレッショルドの設定が所望のものであるか
どうかのチェックを行い、変更を行う場合には再びステ
ップ13に戻って同様の操作を繰り返す。なお、ステッ
プ13はワークステーション1が常に現在のルックアッ
プテーブルの設定を確認し、スレッショルドの変更に伴
ってルックアップテーブルを変更するようにループを形
成することにより、CRTモニタ4上の画像が連続的に
変化するようにプリチェック用画像を表示する。このと
き、この操作によってルックアップテーブルは、図2の
破線のようにそのギャップ部Gの両端が直線部L1、L2の
延長線上を平行移動するように変更される。
【0019】スレッショルドの設定が所望の部位を正確
に抽出している場合に、オペレータはループを抜けてス
テップ15に進むように入力して、ワークステーション
1は実際の2値化処理を行う。
【0020】図2に示すルックアップテーブルは、従来
の装置で使用される図9のルックアップテーブルと比較
すると、直線部L1、L2という傾きが約0.3〜0.5の
傾斜部を有することが特長的である。このため、プリチ
ェック用画像は図3に示すように原画像の殆ど全ての情
報を有しており、その画像の様子を確認し得る状態で、
かつギャップ部Gの作用によって2値化により抽出され
る範囲も確認できるように、CRTモニタ4に表示され
る。
【0021】この画像は、丁度コントラストを低下させ
た原画像の図7(a) と同様に、コントラストをギャップ
部Gと等しい大きさまで小さくして2値化を行って得ら
れる例えば図10(a) 等の画像とを重ね合わせたものと
なる。従って、スレッショルドを変化させる際に、原画
像のどの部分までが抽出されるかをオペレータは正確に
判断することが可能となる。
【0022】図3(a) 〜(c) は本実施例において、従来
装置で図10(a) 〜(c) となるように、スレッショルド
をAからBまで段階的に変更する操作を行った際に得ら
れるプリチェック用画像であり、両者を比較すれば本発
明における有用性は理解される。
【0023】図4は図2の代りに用いられる他の実施例
のルックアップテーブルであり、これは図2のものに加
えて、入力値がスレッショルドよりも僅かに小さい微小
領域には出力値が0となるエッジ部Eg1 が形成され、入
力値がスレッショルドより僅かに大きい微小領域には出
力値が最大となるエッジ部Eg2 が形成されている。これ
によって、2値化により抽出される部位とされない部位
との境界がより明確となり、微小面積部位の判断がより
容易となる。
【0024】なお、実施例ではモノクロ画像において説
明したが、カラー画像に対しても同様のことが実現可能
である。即ち、CRTモニタ4をRGBカラーモニタと
し、ルックアップテーブル機能をRGBの各チャンネル
にそれぞれ設け、各ルックアップテーブルを図2又は図
4のように作成すればよい。これにより、原画像の色情
報を損わずにモノクロ画像の場合と同様のプリチェック
用画像が得られる。更に、色情報が不要である場合に
は、RGBの何れか1個のルックアップテーブルを図2
又は図4のものとすればよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像の
2値化処理装置は、ギャップ部と直線部を有する所定の
ルックアップテーブルによりプリチェック用画像を作成
し、これを2値化処理を行う際のスレッショルド決定用
に使用することにより、原画像の全情報を残した画像が
得られ、これにより、オペレータは常に原画像と2値画
像の対比を1枚の画像上で正確に行うことが可能とな
り、望み通りの2値化処理を行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作方法のフローチャート図である。
【図2】プリチェック用画像を生成するためのルックア
ップテーブルであるのグラフ図である。
【図3】生成されたプリチェック用画像のグラフ図であ
る。
【図4】他のルックアップテーブルのグラフ図である。
【図5】装置の構成図である。
【図6】線形的なルックアップテーブルのグラフ図であ
る。
【図7】2値化処理によって生成される眼底画像の説明
図である。
【図8】原画像の輝度のヒストグラムのグラフ図であ
る。
【図9】従来装置のルックアップテーブルのグラフ図で
ある。
【図10】従来装置により生成されるプリチェック用画
像の説明図である。
【符号の説明】
1 ワークステーション 2 光ディスク装置 3 画像信号発生部 4 CRTモニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元のデジタル画像の各画素のデータ
    を画像表示装置に映出するためのルックアップテーブル
    機能を有する画像処理装置において、前記デジタル画像
    の2値化処理を行う際に、該2値化処理のスレッショル
    ドを設定するスレッショルド設定手段と、前記スレッシ
    ョルドに輝度差を与えるギャップ部と、該ギャップ部の
    前後の領域に傾きが0以上でかつ1以下の直線部とを形
    成するように前記ルックアップテーブルを変更するルッ
    クアップテーブル変更手段とを備えたことを特徴とする
    画像の2値化処理装置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル画像を選択し前記画像表示
    装置に表示する第1のステップと、前記2値化処理のス
    レッショルドの設定を行う第2のステップと、前記ルッ
    クアップテーブル変更手段により変更されたルックアッ
    プテーブルを通して原画像を前記画像表示装置に表示す
    る第3のステップと、オペレータが前記2値化処理への
    移動を指示する第4のステップと、前記スレッショルド
    に従って前記デジタル画像を2値画像に変換する第5の
    ステップとを実行する制御手段を備えた請求項1に記載
    の画像の2値化処理装置。
JP5192666A 1993-07-08 1993-07-08 画像の2値化処理装置 Pending JPH0728446A (ja)

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JPH0728446A true JPH0728446A (ja) 1995-01-31

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JP5192666A Pending JPH0728446A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 画像の2値化処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019230095A1 (ja) * 2018-05-31 2021-06-24 パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 カメラ装置、画像処理方法およびカメラシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019230095A1 (ja) * 2018-05-31 2021-06-24 パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 カメラ装置、画像処理方法およびカメラシステム

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