JPH07283701A - タイミング発生装置 - Google Patents

タイミング発生装置

Info

Publication number
JPH07283701A
JPH07283701A JP6070539A JP7053994A JPH07283701A JP H07283701 A JPH07283701 A JP H07283701A JP 6070539 A JP6070539 A JP 6070539A JP 7053994 A JP7053994 A JP 7053994A JP H07283701 A JPH07283701 A JP H07283701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
output
delay
input
flip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6070539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3292584B2 (ja
Inventor
Shozo Nitta
田 昌 三 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP07053994A priority Critical patent/JP3292584B2/ja
Priority to US08/418,289 priority patent/US5627795A/en
Priority to KR1019950008222A priority patent/KR0180772B1/ko
Publication of JPH07283701A publication Critical patent/JPH07283701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3292584B2 publication Critical patent/JP3292584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/06Clock generators producing several clock signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/14Implementation of control logic, e.g. test mode decoders

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイミング発生をマスタークロックに同期し
て行わせることにより、同期回路化し、大規模集積回路
に効果的に適用可能にすると共に、テストを容易化する
ことを可能にする。 【構成】 入力パルスCLKに同期して、レジスタ1に
アドレスA[0,m−1]を取り込み、このレジスタ1
の出力に基づいて、記憶装置3よりデータD[0,n−
1]を遅延データとして取り出し、この遅延データを、
入力パルスCLKを複数の経路に順次分配するパルス分
配回路2からの分配パルスCK1〜CKkに基づいて、
レジスタ4−1〜4−kに個々に格納し、レジスタ4−
1〜4−kからのデータ信号S1i〜Skiを、DA変
換器5−1〜5−kを通じて遅延回路6−1〜6−kに
与えることによりその遅延時間を制御し、遅延回路6−
1〜6−kを通じてパルス分配回路2からの分配パルス
CK1〜CKkを可変遅延させ、遅延パルスCK1X〜
CKkXを得て、これをオアゲート7を通じて連続する
パルス列にして取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイミング発生装置に係
り、特に高速デジタルLSIにおけるシステム用のクロ
ックのタイミングを発生する回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、公知でない本発明者
の先願に記載の、従来のタイミング発生装置の回路図で
ある。図において示すように、クロック入力端子9から
の入力パルスCLKの入力信号は、D型のフリップフロ
ップ11のクロック入力端子であるCK入力に与えられ
る。フリップフロップ11は/Q出力をD入力に帰還さ
せており、Q出力と/Q出力の状態を、入力パルスCL
K毎に反転させる。ちなみに、/Q出力はQ出力の出力
信号の反転信号を出力する。
【0003】フリップフロップ11のQ出力は入力パル
スCLKと共にアンドゲート13に入力され、フリップ
フロップ11の/Q出力は入力パルスCLKと共にアン
ドゲート12に入力される。
【0004】なお、アンドゲート12の出力である分配
パルスCK1は、可変遅延回路6−1に与えられ、アン
ドゲート13の出力である分配パルスCK2は、可変遅
延回路6−2に与えられる。ちなみに、遅延回路6−1
は、信号V01のレベルに応じて分配パルスCK1を遅
延して、遅延パルスCK1Xとして出力し、遅延回路6
−2は、信号V02のレベルに応じて、分配パルスCK
2を遅延して、遅延パルスCK2Xとして出力する。
【0005】遅延回路6−1の出力である遅延パルスC
K1Xと、遅延回路6−2の出力である遅延パルスCK
2Xは、オアゲート7に入力され、ここで合成されて、
出力端子10にパルス出力DOUTとして出力される。
【0006】なお、遅延回路6−1には、DA変換器5
−1より信号V01が与えられ、遅延回路6−2には、
DA変換器5−2より信号V02が与えられる。
【0007】一方、アドレス入力端子8からは、アドレ
スデータ入力Aiが入力され、D型レジスタ1のD入力
に与えられる。この、レジスタ1のCK入力には、オア
ゲート7の出力信号が与えられており、この信号に同期
して、アドレスデータ入力Aiはレジスタ1に取り込ま
れる。レジスタ1にラッチされたアドレスデータADi
は記憶装置3に取り込まれる。
【0008】一方、記憶装置3のパルス出力DOUTi
には、アドレスデータADiに対応したデータが出力さ
れ、レジスタ38−1、38−2のD入力に与えられ
る。
【0009】レジスタ38−1のCK入力には、遅延パ
ルスCK1Xが与えられており、そのQ出力からのデー
タはDA変換器5−1にデータ信号S1iとして与えら
れる。一方、レジスタ38−2のCK入力には、遅延パ
ルスCK2Xが与えられており、そのQ出力からのデー
タはDA変換器5−2にデータ信号S2iとして与えら
れる。
【0010】ちなみに、アドレス入力端子8、レジスタ
1、レジスタ38−1、38−2は、アドレスデータ入
力Aiの桁数および、記憶装置3のパルス出力DOUT
iから出力されるデータの桁数に応じた数が設定され
る。
【0011】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を図12のタイミングチャートに基づいて説明す
る。ちなみに、図12(A)はクロック入力端子9から
入力される入力パルスCLK、同図(B)はアンドゲー
ト12の出力信号である分配パルスCK1、同図(C)
はアンドゲート13の出力信号である分配パルスCK
2、同図(D)は遅延回路6−1の出力である遅延パル
スCK1X、同図(E)は遅延回路6−2の出力である
遅延パルスCK2X、同図(F)は出力端子10に導出
されるパルス出力DOUT、同図(G)はアドレス入力
端子8に入力されレジスタ1にラッチされたアドレスデ
ータADi、同図(H)は記憶装置3のパルス出力DO
UTiから導出されるデータ信号、同図(I)はレジス
タ38−1からDA変換器5−1に与えられるデータ信
号S1i、同図(J)はレジスタ38−2からDA変換
器5−2に与えられるデータ信号S2i、同図(K)は
DA変換器5−1から遅延回路6−1に与えられる信号
V01のレベル確定の状態、(L)はDA変換器5−2
から遅延回路6−2に与えられる信号V02のレベル確
定の状態をそれぞれ示すものである。
【0012】図11の構成において、フリップフロップ
11、アンドゲート12、13はパルス分配機能を実現
するためのものである。 クロック入力端子9から入力
された入力パルスCLKは、時刻t2にハイレベルに立
ち上がり、時刻t4にロウレベルに立ち下がり、再び時
刻t7に立ち上がるという動作を繰り返す。その結果、
時刻t2から時刻t4までハイレベルのパルス“1”、
時刻t7から時刻t9までハイレベルのパルス“2”、
時刻t12から時刻t14までハイレベルのパルス
“3”、時刻t17から時刻t19までハイレベルのパ
ルス“4”、時刻t22から時刻t24までハイレベル
のパルス“5”というように連続したパルス列として、
フリップフロップ11のCK入力に入力される。
【0013】フリップフロップ11はCK入力に与えら
れる各パルスの立ち下がり毎にその状態を反転する動作
を繰り返す。ここでは、パルス“1”の立ち下がりで、
Q出力の状態がハイレベルに、/Q出力の状態がロウレ
ベルに変化する場合を例示している。したがって、パル
ス“2”の立ち下がりで、Q出力の状態がロウレベルに
変化し、/Q出力の状態がハイレベルに変化する。この
ような動作を、パルス列の各立ち下がり毎に繰り返す。
【0014】その結果、フリップフロップ11の/Q出
力と入力パルスCLKを与えられているアンドゲート1
2は、図12(B)に示すように、パルス“1”、
“3”、“5”を選択して、分配パルスCK1として遅
延回路6−1に与える。また、フリップフロップ11の
Qと入力パルスCLKを与えられているアンドゲート1
3は、図12(C)に示すように、パルス“2”、
“4”を選択して、分配パルスCK2として遅延回路6
−2に与える。
【0015】遅延回路6−1は、図12(D)に示すよ
うに、信号V01のレベルに応じた遅延時間だけ分配パ
ルスCK1を遅延して、遅延パルスCK1Xとして出力
し、遅延回路6−2は、同図(E)に示すように、信号
V02のレベルに応じた遅延時間だけ分配パルスCK2
を遅延して、遅延パルスCK2Xとして出力する。
【0016】なお、オンザフライ動作中は、信号V0
1、V02が共に変化するので、これに伴い遅延時間も
変化させられる。
【0017】ここでは、信号V01、V02の制御によ
り、図12(D)、(E)に示すように、パルス“1”
には遅延時間Td1が与えられ、パルス“1d”とな
り、パルス“2”には遅延時間Td2が与えられ、パル
ス“2d”となり、パルス“3”には遅延時間Td3が
与えられ、パルス“3d”となり、パルス“4”には遅
延時間Td4が与えられ、パルス“4d”となり、パル
ス“5”には遅延時間Td5が与えられ、パルス“5
d”になる。
【0018】その結果、パルス“1d”としては、時刻
t5に立ち上がり、時刻t8に立ち下がるパルスが得ら
れ、パルス“2d”としては、時刻t10に立ち上が
り、時刻t13に立ち下がるパルスが得られ、パルス
“3d”としては、時刻t15に立ち上がり、時刻t1
8に立ち下がるパルスが得られ、パルス“4d”として
は、時刻t20に立ち上がり、時刻t23に立ち下がる
パルスが得られ、パルス“5d”としては、時刻t25
に立ち上がるパルスが得られる。
【0019】遅延パルスCK1X、CK2Xはオアゲー
ト7において合成され、図12(F)に示すように、連
続したパルスに戻されて、出力端子10よりパルス出力
DOUTとして導出される。
【0020】なお、オアゲート7の出力信号は、レジス
タ1のCK入力にクロックとして与えられる。その結
果、レジスタ1は遅延されたパルス列であるパルス出力
DOUTの立ち下がりに同期して、アドレス入力端子8
からのアドレスデータ入力Aiをラッチして、Q出力か
らアドレスデータADiとして出力する。その結果、記
憶装置3のアドレスデータADiは、図12(G)に示
すように、時刻t3にアドレスAtd2からAtd3に
切り替わり、時刻t8にアドレスAtd3からAtd4
に切り替わり、時刻t13にアドレスAtd4からAt
d5に切り替わり、時刻t18にアドレスAtd5から
Atd6に切り替わり、時刻t23にアドレスAtd6
からAtd7に切り替わる。
【0021】記憶装置3は、アドレスデータADiが確
定してから一定のアドレスアクセスタイムTAAが経過
してから、そのパルス出力DOUTiの状態を変化させ
る。その結果、図12(H)に示すように、パルス出力
DOUTiの状態は、時刻t3からメモリアクセス時間
TAAが経過した時刻t6にDtd2からDtd3に変
化し、時刻t8からメモリアクセス時間TAAが経過し
た時刻t11にDtd3からDtd4に変化し、時刻t
13からメモリアクセス時間TAAが経過した時刻t1
6にDtd4からDtd5に変化し、時刻t18からメ
モリアクセス時間TAAが経過した時刻t21にDtd
5からDtd6に変化し、時刻t23からメモリアクセ
ス時間TAAが経過した時刻t26にDtd6から次の
状態に変化する。また、これより以前も同様の動作が行
われており、時刻t1にはパルス出力DOUTiの状態
は、Dtd1からDtd2に変化する。
【0022】レジスタ38−1は記憶装置3の出力状態
を遅延パルスCK1Xに基づいてラッチして、データ信
号S1iとしてDA変換器5−1に出力する。その結
果、図12(I)に示すように、レジスタ38−1のQ
出力としては、パルス“1d”が立ち下がる時刻t8ま
での間は、データ信号S1iとしてDtd1が出力さ
れ、時刻t8からパルス“3d”が立ち下がる時刻t1
8までの間は、データ信号S1iとしてDtd3が出力
され、時刻t18以降はDtd5が出力され、DA変換
器5−1に与えられる。
【0023】一方、レジスタ38−2は記憶装置3の出
力状態を遅延パルスCK2Xに基づいてラッチして、デ
ータ信号S2iとしてDA変換器5−2に出力する。そ
の結果、図12(J)に示すように、レジスタ38−2
のQ出力としては、パルス“0d”が立ち下がる時刻t
3までの間は、データ信号S2iとしてDtd0が出力
され、時刻t3からパルス“2d”が立ち下がる時刻t
13までの間は、データ信号S2iとしてDtd2が出
力され、時刻t13からパルス“4d”が立ち下がる時
刻t23までの間は、データ信号S2iとしてDtd4
が出力され、時刻t23以降はDtd6が出力され、D
A変換器5−2に与えられる。
【0024】なお、DA変換器5−1、5−2は共に、
データ信号S1i、S2iが確定してから、それぞれの
出力信号V01、V02の電圧が確定するまでの間に
は、セトリング時間Tsが必要である。
【0025】したがって、DA変換器5−1から、遅延
時間を設定するべく、遅延回路6−1に与えられる信号
V01は、図12(K)に示すように、DA変換器5−
1に入力されるデータ信号S1iが確定してから、セト
リング時間Tsが経過した後に電圧が確定するので、セ
トリングタイム中の電圧は無視する必要がある。その結
果、遅延回路6−1は、時刻t1から時刻t8の間は、
Vtd1に基づく遅延時間で動作し、データ信号S1i
がDtd1からDtd3に変化した時刻t8から、セト
リング時間Tsが経過する時刻t11までの間は、遅延
時間不確定であり、時刻t11から時刻t18までの間
は、Vtd3に基づく遅延時間で動作し、データ信号S
1iがDtd3からDtd5に変化した時刻t18か
ら、セトリング時間Tsが経過する時刻t21までの間
は、遅延時間不確定であり、その後は、Vtd5に基づ
く遅延時間で動作する。
【0026】一方、DA変換器5−2から、遅延時間を
設定するべく、遅延回路6−2に与えられる信号V02
は、図12(L)に示すように、DA変換器5−2に入
力されるデータ信号S2iが確定してから、セトリング
時間Tsが経過した後に電圧が確定するので、セトリン
グタイム中の電圧は無視する必要がある。その結果、遅
延回路6−2は、データ信号S2iがDtd0からDt
d2に変化する時刻t3までの間は、Vtd0に基づく
遅延時間で動作し、データ信号S2iがDtd0からD
td2に変化した時刻t3からセトリング時間Tsが経
過する時刻t6までの間は、遅延時間不確定であり、時
刻t6から時刻t13までの間は、Vtd2に基づく遅
延時間で動作し、データ信号S2iがDtd2からDt
d4に変化した時刻t13から、セトリング時間Tsが
経過する時刻t16までの間は、遅延時間不確定であ
り、その後は、時刻t16から時刻t23までの間は、
Vtd4に基づく遅延時間で動作し、データ信号S2i
がDtd4からDtd6に変化した時刻t23からセト
リング時間Tsが経過する時刻t26までの間は、遅延
時間不確定である。
【0027】したがって、遅延回路6−1においては、
パルス“1”については、タイミング的に信号V01が
Vtd1の場合に対応した遅延時間Td1が適用される
ので、パルス“1”から遅延時間Td1のパルス“1
d”が得られ、パルス“3”については、タイミング的
に信号V01がVtd3の場合に対応した遅延時間Td
3が適用されるので、パルス“3”から遅延時間Td3
のパルス“3d”が得られ、パルス“5”については、
タイミング的に信号V01がVtd5の場合に対応した
遅延時間Td5が適用されるので、パルス“5”から遅
延時間Td5のパルス“5d”が得られる。
【0028】一方、遅延回路6−2においては、パルス
“2”については、タイミング的に信号V02がVtd
2の場合に対応した遅延時間Td2が適用されるので、
パルス“2”から遅延時間Td2のパルス“2d”が得
られ、パルス“4”については、タイミング的に信号V
02がVtd4の場合に対応した遅延時間Td4が適用
されるので、パルス“4”から遅延時間Td4のパルス
“4d”が得られることになる。
【0029】その結果、出力端子10からパルス出力D
OUTとして得られるパルス列は、クロック入力端子9
から入力パルスCLKとして与えたパルス列に対して、
パルス“1”は遅延時間Td1のパルス“1d”とな
り、パルス“2”は遅延時間Td2のパルス“2d”と
なり、パルス“3”は遅延時間Td3のパルス“3d”
となり、パルス“4”は遅延時間Td4のパルス“4
d”となり、パルス“5”は遅延時間Td5のパルス
“5d”となる。
【0030】つまり、アドレス入力端子8から与えられ
たアドレスデータ入力Aiに対応した遅延時間を各パル
ス毎に与えることができる。
【0031】以上のように、クロック入力端子9からの
入力パルスCLK、つまりパルス列を複数のパルスに分
配し、それぞれのパルスを個別に遅延して、後に合成す
ることで、大きな可変遅延幅を取ることが可能となり、
更にオンザフライ動作などで遅延量を変化させる場合
も、複数に分配されたパルス毎にこれを行うことができ
るので、高速のパルス列に対応できるとされている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】従来のタイミング発生
装置は、以上のように、アドレス入力端子8に入力され
るアドレスデータ入力Aiを、レジスタ1に取り込むタ
イミングを、オアゲート7の出力、つまり遅延回路6−
1、6−2を通過した後のパルスによって決定している
ので、遅延回路6−1、6−2の遅延量次第で、アドレ
スデータ入力Aiの取り込みタイミングがばらばらにな
る。したがって、このような非同期回路は、今日の大規
模集積回路の主流をなす同期システムには適用できず、
テスト容易化の観点からも障害が多い。
【0033】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解消し、タイミング発生をマスタークロックに同期し
て行わせることにより、同期回路化し、大規模集積回路
に効果的に適用可能にすると共に、テストを容易化する
ことを可能にしたタイミング発生装置を提供することを
目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クロック信号のパルスを複数の経路に順
次分配して分配パルスを出力するパルス分配手段と、前
記クロック信号に同期して、アドレスデータを取り込む
第1レジスタ手段と、前記レジスタ手段の出力をアドレ
スとして取り込むと共に遅延時間データを出力する記憶
手段と、前記記憶手段の出力データを前記分配パルスに
より個々に取り込み記憶する複数の第2レジスタ手段
と、前記第2レジスタ手段の出力データに基づいて前記
分配パルスを個々に可変遅延させる複数の遅延手段と、
を備えるタイミング発生装置を提供するものである。
【0035】さらに、本発明は、クロック信号のパルス
を複数の径路に順次分配して分配パルスを出力するパル
ス分配手段と、前記各分配パルスの対応するものをそれ
ぞれ入力させ、それらのパルスを個々に遅延させる、複
数の遅延手段と、前記複数の遅延手段のそれぞれに遅延
時間データを加える遅延時間データ印加手段であって、
前記クロック信号に同期して前記各遅延時間データを取
り込んで、それらの各遅延時間データを対応する前記各
遅延手段に加える、遅延時間データを印加手段と、を備
えることを特徴とするタイミング発生装置を提供するも
のである。
【0036】
【作用】上記手段において、本発明のタイミング発生装
置は、クロック信号に同期して動作する第1のレジスタ
手段の出力に基づいて、記憶手段よりアドレスに対応す
る遅延時間データを取り出し、これをパルス分配手段か
らの分配パルスに基づいて、アドレスに対応して配置さ
れた複数の第2レジスタ手段に保持し、第2レジスタ手
段の出力データに基づいて複数の遅延手段を制御して、
分配パルスを個々に可変遅延させ、得られた遅延パルス
を出力手段を通じて導出する。
【0037】さらに、上記手段において、本発明のタイ
ミング発生装置は、クロック信号のパルスがパルス分配
手段により複数の径路に分配されて分配パルスとしてそ
れぞれ遅延手段に加えられるが、これらの遅延手段に
は、前記クロック信号に同期して取り込んだ遅延時間デ
ータが加えられており、よって各分配パルスは各遅延時
間データに応じて遅延される。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明する。
【0039】図1は、本発明の一実施例のタイミング発
生装置の回路図である。図において示すように、アドレ
ス入力端子8からのアドレスA[0,m−1]は、クロ
ック入力端子9からの入力パルスCLKをCK入力とす
るレジスタ1のD入力に与えられる。レジスタ1のQ出
力は、記憶装置3のアドレス入力AINに与えられる。
そして、記憶装置3のデータ出力DOUTiからは、デ
ータD[0,n−1]が出力される。
【0040】一方、クロック入力端子9からの入力パル
スCLKは、パルス分配回路2により分配され、k個の
分配パルスCK1〜CKkとして出力される。この分配
パルスCK1〜CKkは、それぞれ遅延回路6−1〜6
−kに入力される。
【0041】記憶装置3からのデータD[0,n−1]
は、k個のレジスタ4−1〜4−kのD入力に与えられ
る。これらのレジスタ4−1〜4−kのCK入力には、
パルス分配回路2からの分配パルスCK1〜CKkが、
それぞれ与えられる。レジスタ4−1〜4−kのQ出力
からは、データ信号S1i〜Skiが出力され、DA変
換器5−1〜5−kに与えられる。
【0042】DA変換器5−1〜5−kは、それぞれデ
ータ信号S1i〜Skiをアナログ変換して、信号V0
1〜V0kとし、これらを遅延回路6−1〜6−kに制
御信号として与える。
【0043】遅延回路6−1〜6−kは、パルス分配回
路2から与えられた分配パルスCK1〜CKkを、それ
ぞれ信号V01〜V0kに基づいた時間だけ遅延させ、
遅延パルスCK1X〜CKkXとして出力する。
【0044】これらの遅延パルスCK1X〜CKkXは
オアゲート7で論理和を取られ、合成されて出力端子1
0にパルス出力DOUTとして送出される。
【0045】以上述べたような構成において、次にその
動作を、kを“3”として、図10のタイミングチャー
トにしたがって説明する。ちなみに、図10において、
(A)はクロック入力端子9からの入力パルスCLK、
(B)はアドレス入力端子8から入力されるアドレスA
[0,m−1]、(C)、(D)、(E)はそれぞれパ
ルス分配回路2から出力される分配パルスCK1、CK
2、CK3、(F)は記憶装置3から出力されるデータ
D[0,n−1]、(G)、(H)、(I)はそれぞれ
レジスタ4−1、4−2、4−3から出力されるデータ
信号S1i、S2i、S3i、(J)、(K)、(L)
はそれぞれDA変換器5−1、5−2、5−3から出力
される信号V01、V02、V03のレベル確定のタイ
ミング、(M)、(N)、(O)はそれぞれ遅延回路6
−1、6−2、6−3から出力される遅延パルスCK1
X、CK2X、CK3X、(P)は出力端子10から出
力されるパルス出力DOUTである。
【0046】ここで、アドレス入力端子8に与えられる
入力パルスCLKを、仮に“1”、“2”、“3”・・
・とする。
【0047】一方、入力パルスCLKに同期してレジス
タ1に取り込まれるアドレス入力端子8からのmビット
のアドレスA[0,m−1]を順に、A1、A2、A3
・・・とする。そして、アドレスAnは、レジスタ1を
通じて記憶装置3に与えられる。記憶装置3はアドレス
Anに対応して、入力パルスCLKの“1”、“2”、
“3”・・・のそれぞれに対応する遅延データDnを格
納する。ちなみに、図10のタイミングチャートの例で
は、入力パルスCLK“n”に同期して、アドレスデー
タAn+2が対応するようになっている。
【0048】各入力パルスCLK“n”の、時刻t2、
t6、t10、t14、t18、t22、t26、t3
0、t34、t38における立ち上がりエッジに同期し
て、アドレスAn+2がレジスタ1に取り込まれる。そ
れから、記憶装置3のメモリアクセス時間TAAだけ経
過した後、つまり時刻t5、t9、t13、t17、t
21、t25、t29、t33、t37に、データ出力
DOUTiよりデータラインにデータDn+2が読み出
される。
【0049】一方、入力パルスCLKの各パルス“n”
は、パルス分配回路2により、“n”が“3”で割って
“1”余る数の場合は、分配パルスCK1に、“n”が
“3”で割って“2”余る数の場合は、分配パルスCK
2に、“n”が“3”で割り切れる数の場合は、分配パ
ルスCK3に、それぞれ分配して出力される。
【0050】分配パルスCK1はレジスタ4−2のCK
入力に、分配パルスCK2はレジスタ4−3のCK入力
に、分配パルスCK3はレジスタ4−1のCK入力に与
えられるので、それぞれのパルスの立ち上がりのタイミ
ングに、レジスタ4−1、4−2、4−3は記憶装置3
からのデータDn+1を取り込む。
【0051】したがって、レジスタ4−1は、分配パル
スCK3に基づいて、時刻t10、t22、t34に、
それぞれデータD4、D7、D10を取り込み、Q出力
にはデータ信号S1iとして、データD4、D7、D1
0を順次出力する。
【0052】一方、レジスタ4−2は、分配パルスCK
1に基づいて、時刻t2、t14、t26、t38に、
それぞれデータD2、D5、D8、D11を取り込み、
Q出力にはデータ信号S2iとして、データD2、D
5、D8、D11を順次出力する。
【0053】また、レジスタ4−3は、分配パルスCK
2に基づいて、時刻t6、t18、t30に、それぞれ
データD3、D6、D9を取り込み、Q出力にはデータ
信号S3iとして、データD3、D6、D9を順次出力
する。
【0054】これらのデータ信号S1i、S2i、S3
iはそれぞれDA変換器5−1、5−2、5−3に与え
られ、ここでアナログ制御データとして信号V01、V
02、03に変換される。この場合、DA変換器5−
1、5−2、5−3はデータ信号S1i、S2i、S3
iが与えられてから、信号V01、V02、V03を確
定するまで一定の時間を要する。この時間は、セトリン
グ時間Tsと呼ばれるが、図10の(J)、(K)、
(L)に、斜線で示した期間である。
【0055】その結果、信号V01は、時刻t1、t1
3、t25、t37に、それぞれレベルVtd1、Vt
d4、Vtd7、Vtd10として確定する。
【0056】一方、信号V02は、時刻t5、t17、
t29に、それぞれレベルVtd2、Vtd5、Vtd
8として確定する。
【0057】また、信号V03は、時刻t9、t21、
t33に、それぞれレベルVtd3、Vtd6、Vtd
9として確定する。
【0058】以上のようにして、信号V01、V02、
V03のレベルが確定すると、遅延回路6−1、6−
2、6−3の各遅延量が確定するが、これに対応して、
遅延回路6−1、6−2、6−3には、パルス分配回路
2より、それぞれ分配パルスCK1、CK2、CK3が
与えられ、信号V01、V02、V03に応じた期間だ
け遅延させられ、遅延パルスCK1X、CK2X、CK
3Xとして出力される。
【0059】例えば、入力パルスCLKの“1”、
“4”、“7”に対応する分配パルスCK1は、それぞ
れ信号V01のレベルVtd1、Vtd4、Vtd7に
応じて、遅延回路6−1で遅延される。その結果、遅延
パルスCK1Xとしては、時刻t4、t18、t27に
立ち上がるパルス“1”、“4”、“7”が出力される
ことになる。
【0060】一方、入力パルスCLKの“2”、
“5”、“8”に対応する分配パルスCK1は、それぞ
れ信号V02のレベルVtd2、Vtd5、Vtd8に
応じて、遅延回路6−2で遅延される。その結果、遅延
パルスCK2Xとしては、時刻t7、t21、t35に
立ち上がるパルス“2”、“5”、“8”が出力される
ことになる。
【0061】また、入力パルスCLKの“3”、
“6”、“9”に対応する分配パルスCK3は、それぞ
れ信号V03のレベルVtd3、Vtd6、Vtd9に
応じて、遅延回路6−3で遅延される。その結果、遅延
パルスCK3Xとしては、時刻t14、t23、t38
に立ち上がるパルス“3”、“6”、“9”が出力され
ることになる。
【0062】以上のように、入力パルスCLKのパルス
“1”、“2”、“3”・・・は、それぞれの立ち上が
りのタイミングで、レジスタ1にアドレスA3、A4、
A5・・・を取り込ませる。これらのアドレスA3、A
4、A5・・・は、記憶装置3を通じて、データD3、
D4、D5・・・に変換されるが、これらのデータD
3、D4、D5・・・は、アドレスA3、A4、A5・
・・が入力されてから、メモリアクセス時間TAAだけ
遅延されて出力される。
【0063】そして、これらのデータD3、D4、D5
・・・は、それぞれ分配パルスCK2、CK3、CK1
の“2”、“3”、“4”・・・により、それぞれレジ
スタ4−3、4−1、4−2に順に取り込まれる。その
結果、レジスタ4−3、4−1、4−2からは、それぞ
れデータD3、D4、D5・・・が出力される。
【0064】これらのデータD3、D4、D5・・・
は、それぞれDA変換器5−3、5−1、5−2に与え
られる。その結果、DA変換器5−3、5−1、5−2
のセトリング時間Tsが経過した後に、信号V03、V
01、V02として、レベルVtd3、Vtd4、Vt
d5・・・が確定する。
【0065】これらのレベルVtd3、Vtd4、Vt
d5・・・は、それぞれデータD3、D4、D5・・・
に対応するものである。その結果、入力パルスCLKの
パルス“3”、“4”、“5”・・・は、それぞれアド
レスA3、A4、A5・・・に対応するデータD3、D
4、D5・・・に対応して、リアルタイムで遅延時間制
御されることになる。
【0066】つまり、レジスタ1、レジスタ4−1、4
−2、4−3はパイプラインレジスタとしての役割を果
たしている。
【0067】以上のような動作を通じて、高速でのオン
ザフライ動作、つまりリアルタイムタイミングコントロ
ールが、同期回路として実現できる。
【0068】なお、本実施例において、記憶装置3とし
ては、DRAMやROM等の任意の構成が適用可能であ
る。
【0069】例えば、レベルセンシティブまたはエッジ
センシティブなDラッチを集積したレジスタファイルに
より記憶装置3を構成することができる。
【0070】また、正帰還ループを含むメモリセルを集
積したスタティックRAMにより記憶装置3を構成する
こともできる。
【0071】さて、図2は、図1の構成において、kが
“2”の場合の、パルス分配回路2の構成例1を示すも
のである。図において示すように、クロック入力端子9
からの入力パルスCLKはフリップフロップ11のCK
入力とアンドゲート12、13に与えられる。そして、
フリップフロップ11のQ出力はアンドゲート13に、
フリップフロップ11の/Q出力はアンドゲート12に
与えられると共にフリップフロップ11のD入力に入力
される。アンドゲート12、13の出力はクロック出力
端子14、15に導出される。
【0072】以上のような構成によれば、フリップフロ
ップ11は入力パルスCLKの立ち下がり毎にQ出力の
状態を反転させ、これに合わせて、/Q出力の状態も反
転する。その結果、アンドゲート12とアンドゲート1
3が入力パルスCLKの立ち下がり毎に交互に入力パル
スCLKを通過させ、クロック出力端子14に分配パル
スCK1を、クロック出力端子15に分配パルスCK2
をそれぞれ出力することになる。
【0073】さて、図3は、図1の構成において、kが
“3”の場合の、パルス分配回路2の構成例2を示すも
のである。図において示すように、クロック入力端子9
からの入力パルスCLKはフリップフロップ11、1
8、19のCK入力とアンドゲート12、13、17に
与えられる。そして、フリップフロップ11のQ出力は
フリップフロップ18のD入力に、フリップフロップ1
8のQ出力はフリップフロップ19のD入力に与えられ
る。また、フリップフロップ11、18の各Q出力はノ
アゲート20に与えられ、ノアゲート20の出力はフリ
ップフロップ11のD入力に入力される。フリップフロ
ップ11、18、19の各Q出力はそれぞれアンドゲー
ト12、13、17に与えられる。そして、アンドゲー
ト12、13、17の出力はクロック出力端子14、1
5、16に導出される。
【0074】以上のような構成によれば、フリップフロ
ップ11、18、19はいずれも入力パルスCLKの立
ち下がり毎に、それぞれのD入力の状態に応じてQ出力
の状態を変化させることになる。例えば、初期状態にお
いて、フリップフロップ11、18、19のいずれもリ
セット状態であり、それぞれのQ出力が“0”であるも
のとする。
【0075】この状態で、ノアゲート20は“1”出力
を行うので、次の入力パルスCLKの立ち下がりに同期
してフリップフロップ11はそのQ出力を“1”にす
る。この時、フリップフロップ18のQ出力は“0”で
あるが、フリップフロップ11の“1”出力により、ノ
アゲート20は“0”出力となる。
【0076】したがって、次の入力パルスCLKでは、
フリップフロップ11の“1”出力をD入力としていた
フリップフロップ18がそのQ出力を“1”にする。一
方、ノアゲート20の“0”をD入力としていたフリッ
プフロップ11はそのQ出力を“0”にする。この時、
フリップフロップ11の出力は“0”であるが、フリッ
プフロップ18の“1”出力によりノアゲート20の出
力は“0”のままとなる。
【0077】そして、次の入力パルスCLKでは、ノア
ゲート20の“0”出力をD入力としていたフリップフ
ロップ11はそのQ出力を“0”のままとし、フリップ
フロップ11の“0”出力をD入力としていたフリップ
フロップ18はそのQ出力を“0”とし、フリップフロ
ップ18の“1”出力をD入力としていたフリップフロ
ップ19はそのQ出力を“1”とする。フリップフロッ
プ11、18の各Q出力が“0”となるので、ノアゲー
ト20の出力は“1”に反転する。
【0078】次に、入力パルスCLKが立ち下がると、
今度はノアゲート20の“1”出力をD入力としていた
フリップフロップ11がそのQ出力を“1”にし、フリ
ップフロップ18の“0”出力をD入力としていたフリ
ップフロップ19がそのQ出力を“0”にする。
【0079】つまり、入力パルスCLKの立ち下がり毎
に、フリップフロップ11、18、19の順で、サイク
リックにそれぞれのQ出力を“1”にする。つまり、フ
リップフロップ11、18、19は3段のシフトレジス
タで、“1”を循環させる構成となっている。
【0080】その結果、フリップフロップ11、18、
19のQ出力を与えられるアンドゲート12、13、1
7は、それぞれのQ出力が“1”の時に入力パルスCL
Kの“1”レベルを通過させる。したがって、入力パル
スCLKはアンドゲート12、13、14を通じて、入
力パルスCLK毎にサイクリックに分配され、それぞれ
クロック出力端子14、15、16に、分配パルスCK
1、CK2、CK3として出力される。
【0081】さて、図4は、図1の構成において、kが
“3”の場合の、パルス分配回路2の構成例3を示すも
のである。図において示すように、クロック入力端子9
からの入力パルスCLKはダイレクトリセット用のリセ
ット入力Rを有するフリップフロップ21、22のCK
入力に与えられる。フリップフロップ21において、そ
の/Q出力は、そのD入力に入力される。また、フリッ
プフロップ21のQ出力はアンドゲート23とエクスク
ルシブオアゲート24に与えられる。エクスクルシブオ
アゲート24の出力はフリップフロップ22のD入力に
与えられる。そして、フリップフロップ22のQ出力は
アンドゲート23とエクスクルシブオアゲート24に与
えられる。アンドゲート23の出力はフリップフロップ
21、22のリセット入力Rに接続される。なお、アン
ドゲート12には入力パルスCLKに加えて、フリップ
フロップ21、22の各/Q出力が与えられる。また、
アンドゲート13には、入力パルスCLKに加えて、フ
リップフロップ21のQ出力と、フリップフロップ22
の/Q出力が与えられる。そして、アンドゲート17に
はフリップフロップ21の/Q出力と、フリップフロッ
プ22のQ出力が与えられる。
【0082】以上のような構成によれば、フリップフロ
ップ21、22はいずれも入力パルスCLKの立ち下が
り毎に、それぞれのD入力の状態に応じてQ出力の状態
を変化させることになる。例えば、初期状態において、
フリップフロップ21、22のいずれもリセット状態で
あり、それぞれのQ出力が“0”であるものとする。こ
の時、アンドゲート23もエクスクルシブオアゲート2
4もそれぞれの出力を“0”としている。
【0083】なお、フリップフロップ21はその/Q出
力をD入力に与えているので、入力パルスCLKの立ち
下がり毎に、その状態を反転させる。
【0084】一方、エクスクルシブオアゲート24は、
フリップフロップ21、22のQ出力のいずれか一方が
“1”の場合にのみ、その出力を“1”とするので、フ
リップフロップ22のQ出力が“0”で、フリップフロ
ップ21のQ出力が“1”となった時に、先ず、その出
力を“1”とする。そして、この“1”出力をD入力と
するフリップフロップ22は、入力パルスCLKの立ち
下がりに同期して、その状態を反転させ、Q出力を
“1”とする。
【0085】なお、フリップフロップ21、22の各Q
出力が“1”になると、エクスクルシブオアゲート24
はその出力を“0”とする。
【0086】つまり、フリップフロップ21、22はリ
セット入力Rへのリセット信号が入らない限りは、バイ
ナリカウンタとして動作することになる。
【0087】このバイナリカウンタは、リセットされな
ければ、フリップフロップ21、22共に“0”出力の
状態、フリップフロップ21が“1”、フリップフロッ
プ22が“0”出力の状態、フリップフロップ21が
“0”、フリップフロップ22が“1”出力の状態、フ
リップフロップ21、22共に“1”出力の状態を、サ
イクリックに繰り返す。
【0088】しかし、フリップフロップ21、22のQ
出力がいずれも“1”になると、アンドゲート23の出
力が“1”となるので、これをリセット入力Rに入力さ
れるフリップフロップ21、22は強制的にリセットさ
れ、それぞれのQ出力を“0”とする。つまり、初期状
態に戻される。
【0089】つまり、この回路は、フリップフロップ2
1、22共に“0”出力の状態、フリップフロップ21
が“1”、フリップフロップ22が“0”出力の状態、
フリップフロップ21が“0”、フリップフロップ22
が“1”出力の状態をサイクリックに繰り返すことにな
る。つまり、バイナリ値で、“0”、“1”、“2”を
繰り返す。
【0090】その結果、バイナリ値“0”に対応するア
ンドゲート12、バイナリ値で“1”に対応するアンド
ゲート13、バイナリ値で“2”に対応するアンドゲー
ト17の順で、順次サイクリックに入力パルスCLKを
通過させるので、クロック出力端子14、15、16に
は、入力パルスCLKを分配した分配パルスCK1、C
K2、CK3が導出される。
【0091】また、図5は、図1の構成において、kが
“4”の場合の、パルス分配回路2の構成例4を示すも
のである。図において示すように、クロック入力端子9
からの入力パルスCLKはフリップフロップ11、18
のCK入力に与えられる。一方、フリップフロップ11
のQ出力はフリップフロップ18のD入力に、フリップ
フロップ18の/Q出力はフリップフロップ11のD入
力にそれぞれ与えられる。そして、アンドゲート12に
は、フリップフロップ11、18の/Q出力と入力パル
スCLKが与えられ、アンドゲート13にはフリップフ
ロップ11のQ出力とフリップフロップ18の/Q出力
と入力パルスCLKが与えられ、アンドゲート17に
は、フリップフロップ11、18のQ出力と入力パルス
CLKが与えられれ、アンドゲート25には、フリップ
フロップ11の/Q出力とフリップフロップ18のQ出
力と入力パルスCLKが与えられる。アンドゲート1
2、13、17、25の各出力はクロック出力端子1
4、15、16、26に導出される。
【0092】以上述べたような構成において、フリップ
フロップ11、18は、入力パルスCLKに同期して動
作するシフトレジスタによるジョンソンカウンタを構成
しており、フリップフロップ18の/Q出力をフリップ
フロップ11のD入力としているので、“0”と“1”
を交互にデータとしてシフトする機能を有する。つま
り、フリップフロップ11、18共にQ出力が“0”の
状態、フリップフロップ11のQ出力が“1”で、フリ
ップフロップ18のQ出力が“0”の状態、フリップフ
ロップ11、18共にQ出力が“1”の状態、フリップ
フロップ11のQ出力が“0”で、フリップフロップ1
8のQ出力が“1”の状態を、入力パルスCLKの立ち
下がり毎に同期して、サイクリックに繰り返す。
【0093】その結果、入力パルスCLKの立ち下がり
毎に、順次サイクリックにアンドゲート12、13、1
7、25が、入力パルスCLKを通過させるので、クロ
ック出力端子14、15、16、26に分配パルスCK
1、CK2、CK3、CK4を得ることができる。
【0094】さて、図6は、図1の構成において、kが
“4”の場合の、パルス分配回路2の構成例5を示すも
のである。図において示すように、入力パルスCLKは
フリップフロップ11、18のCK入力に与えられる。
フリップフロップ11において、その/Q出力は、その
D入力に入力される。また、フリップフロップ11のQ
出力はエクスクルシブオアゲート24に与えられる。エ
クスクルシブオアゲート24の出力はフリップフロップ
18のD入力に与えられる。そして、フリップフロップ
18のQ出力はエクスクルシブオアゲート24に与えら
れる。
【0095】なお、アンドゲート12には入力パルスC
LKに加えて、フリップフロップ11、18の各/Q出
力が与えられる。また、アンドゲート13には、入力パ
ルスCLKに加えて、フリップフロップ11のQ出力
と、フリップフロップ18の/Q出力が与えられる。そ
して、アンドゲート17にはフリップフロップ11の/
Q出力と、フリップフロップ18のQ出力が与えられ
る。また、アンドゲート25には入力パルスCLKに加
えて、フリップフロップ11、18の各Q出力が与えら
れる。
【0096】以上のような構成によれば、フリップフロ
ップ11、18はいずれも入力パルスCLKの立ち下が
り毎に、それぞれのD入力の状態に応じてQ出力の状態
を変化させることになる。例えば、初期状態において、
フリップフロップ11 18のいずれもリセット状態で
あり、それぞれのQ出力が“0”であるものとする。こ
の時、エクスクルシブオアゲート24はその出力を
“0”としている。
【0097】なお、フリップフロップ11はその/Q出
力をD入力に与えているので、入力パルスCLKの立ち
下がり毎に、その状態を反転させる。
【0098】一方、エクスクルシブオアゲート24は、
フリップフロップ11、18のQ出力のいずれか一方が
“1”の場合にのみ、その出力を“1”とするので、フ
リップフロップ18のQ出力が“0”で、フリップフロ
ップ11のQ出力が“1”となった時に、先ず、その出
力を“1”とする。そして、この“1”出力をD入力と
するフリップフロップ18は、入力パルスCLKの立ち
下がりに同期して、その状態を反転させ、Q出力を
“1”とする。
【0099】なお、フリップフロップ11、18の各Q
出力が“1”になると、エクスクルシブオアゲート24
はその出力を“0”とする。
【0100】つまり、フリップフロップ11、18はバ
イナリカウンタとして動作することになる。
【0101】そして、このバイナリカウンタは、フリッ
プフロップ11、18共に“0”出力の状態、フリップ
フロップ11が“1”、フリップフロップ18が“0”
出力の状態、フリップフロップ11が“0”、フリップ
フロップ18が“1”出力の状態、フリップフロップ1
1、18共に“1”出力の状態を、サイクリックに繰り
返す。つまり、バイナリ値で、“0”、“1”、
“2”、“3”の状態を繰り返す。
【0102】その結果、バイナリ値“0”に対応するア
ンドゲート12、バイナリ値で“1”に対応するアンド
ゲート13、バイナリ値で“2”に対応するアンドゲー
ト17、バイナリ値で“3”に対応するアンドゲート2
5の順で、順次サイクリックに入力パルスCLKを通過
させるので、クロック出力端子14、15、16、26
には、入力パルスCLKを分配した分配パルスCK1、
CK2、CK3、CK4が導出される。
【0103】以上述べたように、図1において、パルス
分配回路2をnビットのジョンソンカウンタで構成すれ
ば、k=2nのパルス分配を行うことができる。また、
パルス分配回路2をnビットのバイナリカウンタで構成
すれば、kが2のn乗のパルスる分配を行うことができ
る。つまり、シフトレジスタ構成や、カウンタ構成を用
いることにより、任意のkに対するパルス分配回路2を
容易に構成することができる。
【0104】図7は、図1の構成における遅延回路6−
1〜6−kの構成例1を示す回路図である。図において
示すように、入力端子27からの分配パルスCK1〜C
Kkはランプ発生器29の入力Iに与えられる。ランプ
発生器29の出力Qは比較器30の反転入力ANに与え
られる。一方、比較器30の非反転入力Aには、DA変
換器出力導入端子28を通じて、DA変換器5−1〜5
−kからの制御信号V01〜V0kが入力される。比較
器30の出力Qはランプ発生器31の入力Iに入力され
る。ランプ発生器31の出力Qは比較器32の反転入力
ANに与えられる。一方、比較器32の非反転入力Aに
は、DA変換器出力導入端子28を通じて、DA変換器
5−1〜5−kからの制御信号V01〜V0kが入力さ
れる。比較器32の出力Qは遅延信号出力端子33に遅
延パルスCK1X〜CKkXとして出力される。
【0105】以上述べたような構成において、次にその
動作を図8の波形図にしたがって説明する。ちなみに、
図8(A)は入力端子27からランプ発生器29に入力
された分配パルスCK1〜CKk、同図(B)はランプ
発生器29の出力Q、つまり比較器30の反転入力A
N、およびDA変換器出力導入端子28からの信号V0
1〜V0k、同図(C)は比較器30の出力Q、つまり
ランプ発生器31の入力Iの波形、(D)はランプ発生
器31の出力Q、つまり比較器32の反転入力AN、お
よびDA変換器出力導入端子28からの信号V01〜V
0k、同図(E)は比較器32の出力Q、つまり遅延信
号出力端子33からの遅延パルスCK1X〜CKkX出
力である。
【0106】入力端子27から入力された、図8(A)
に示すような、分配パルスCK1〜CKkは、ランプ発
生器29において、図8(B)に示すように、その立ち
下がりを起点としたランプ状の波形に変換される。
【0107】このランプ状の波形は、比較器30の反転
入力ANに与えられ、ここでDA変換器出力導入端子2
8からの信号V01〜V0kと比較される。その結果、
比較器30からは、図8(C)に示すように、立ち下が
りエッジのみが遅延されたネガティブパルスが得られ
る。
【0108】このネガティブパルスは、ランプ発生器3
1において、図8(D)に示すように、その立ち下がり
を起点としたランプ状の波形に変換される。
【0109】このランプ状の波形は、比較器32の反転
入力ANに与えられ、ここでDA変換器出力導入端子2
8からの信号V01〜V0kと比較される。その結果、
比較器32からは、図8(E)に示すように、ネガティ
ブパルスの立ち下がりエッジ、つまり元のパルスの立ち
上がりエッジのみが遅延されたパルスが得られる。
【0110】つまり、ランプ発生器29と比較器30に
より、分配パルスCK1〜CKkの立ち下がりエッジが
遅延され、ランプ発生器31と比較器32により、分配
パルスCK1〜CKkの立ち上がりエッジが遅延され
る。そして、この遅延量は比較器30、32の非反転入
力A、つまりDA変換器出力導入端子28からの信号V
01〜V0kによって任意に変化させることができる。
【0111】以上述べたような構成により、遅延回路6
−1〜6−kは分配パルスCK1〜CKkを信号V01
〜V0kにより任意の時間遅延させ、遅延信号出力端子
33より遅延パルスCK1X、CK2Xとして出力す
る。
【0112】なお、図7の構成では、分配パルスCK1
〜CKkをアナログ的に連続的に遅延させる構成を例示
したが、ディジタル的に段階的に遅延させるような構成
を取ることもできる。
【0113】この場合、図1の構成におけるDA変換器
5−1〜5−kを省略でき、レジスタ4−1〜4−kか
らのデータ信号S1i〜Skiを遅延回路6−1〜6−
kに直接与えるように構成できる。
【0114】このような遅延回路としてはディジタル遅
延回路として様々な構成が適用可能であり、例えば上位
のクロックにより動作するシフトレジスタを用いたり、
ゲート遅延時間を利用して遅延時間を異ならせた回路を
複数準備してこれを選択するようにする構成や、複数の
遅延要素のバイパスの組み合わせにより任意の遅延時間
を得るようにした構成等が適用可能である。
【0115】図9は、図1の構成における遅延回路6−
1〜6−kの構成例2を示す回路図であり、特にDA変
換器5−1〜5−kを省略すると共に、遅延回路6−1
〜6−kをディジタルデータで制御可能な構成にした場
合を例示するものである。図において示すように、入力
端子27からの分配パルスCK1〜CKkは直列接続さ
れるバッファ34−1〜34−iに入力される。入力端
子27からの分配パルスCK1〜CKkはマルチプレク
サ36の入力A0に入力され、バッファ34−1〜34
−iの各出力はマルチプレクサ36の入力A1〜Aiに
それぞれ入力される。マルチプレクサ36は、制御デー
タ入力端子35からのデータ信号S1i〜Skiにより
制御され、入力A0〜Aiの中の1つを選択して出力Q
に導出するように構成される。マルチプレクサ36の出
力Qは遅延信号出力端子33に遅延パルスCK1X、C
K2Xとして送出される。なお、バッファ34−1〜3
4−iはそれぞれ一定の遅延時間を有するものとする。
【0116】以上のような構成によれば、入力端子27
から入力された分配パルスCK1〜CKkは、マルチプ
レクサ36の入力A0には遅延時間なく与えられるが、
入力A1にはバッファ34−1分の遅延時間を持って入
力され、入力A2にはバッファ34−1と34−2の合
計遅延時間を持って入力され、入力Aiには、バッファ
34−1〜34−iの合計遅延時間を持って入力される
ことになる。つまり、マルチプレクサ36の入力A0〜
Aiにはそれぞれ、バッファ34−1〜34−iの直列
段数によって決定される段階的に遅延されたパルスが与
えられることになる。
【0117】これに対して、マルチプレクサ36は、制
御データ入力端子35からのデータ信号S1i〜Ski
に応じて、その入力A0〜Aiの中から1つを選択して
出力Qに導出する。つまり、データ信号S1i〜Ski
に応じた遅延量のパルスを選択することにより、結果と
して分配パルスCK1〜CKkをデータ信号S1i〜S
kiに応じて遅延させたパルスを得ることができる。
【0118】以上述べたような構成により、遅延回路6
−1〜6−kは分配パルスCK1〜CKkをデータ信号
S1i〜Skiにより、バッファ34−1〜34−iの
任意の段数分遅延させ、遅延信号出力端子33より遅延
パルスCK1X〜CKkXとして出力する。
【0119】以上述べたように、本発明のタイミング発
生装置は、入力パルスにそれぞれ異なる遅延時間を与え
るアドレスを、入力パルスにより取り込むように構成し
たので、同期回路としてタイミング発生できるようにな
り、200MHz以上のクロックレートで動作可能なリ
アルタイムタイミングコントロールができるので、大規
模同期デジタルシステムに容易に組み込むことが可能で
あり、テスト容易化を計ることができるという効果があ
る。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、クロック信号の各パル
スを遅延するに当り、各パルスを遅延する遅延手段に、
そのクロック信号に同期して取り込んだ各遅延時間デー
タを加えて、各遅延手段における遅延時間を制御するよ
うにしたので、同期回路としてタイミングを発生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタイミング発生装置の
回路図である。
【図2】図1の構成のパルス分配回路の構成例1を示す
回路図である。
【図3】図1の構成のパルス分配回路の構成例2を示す
回路図である。
【図4】図1の構成のパルス分配回路の構成例3を示す
回路図である。
【図5】図1の構成のパルス分配回路の構成例4を示す
回路図である。
【図6】図1の構成のパルス分配回路の構成例5を示す
回路図である。
【図7】図1の構成の遅延回路の構成例1を示す回路図
である。
【図8】図7の構成の動作を説明するための波形図であ
る。
【図9】図1の構成の遅延回路の構成例2を示す回路図
である。
【図10】図1の構成の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図11】従来のタイミング発生装置の回路図である。
【図12】図11の構成の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1、4−1〜4−k、38−1、38−2 レジスタ 2 パルス分配回路 3 記憶装置 5−1〜5−k DA変換器 6−1〜6−k 遅延回路 8 アドレス入力端子 9 クロック入力端子 10 出力端子 11、18、19、21、22 フリップフロップ 14、15、16、26 クロック出力端子 27 入力端子 28 DA変換器出力導入端子 29、31 ランプ発生器 30、32 比較器 33 遅延信号出力端子 34−1〜34−i バッファ 35 制御データ入力端子 36 マルチプレクサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号のパルスを複数の経路に順次
    分配して分配パルスを出力するパルス分配手段と、 前記クロック信号に同期して、アドレスデータを取り込
    む第1レジスタ手段と、 前記レジスタ手段の出力をアドレスとして取り込むと共
    に遅延時間データを出力する記憶手段と、 前記記憶手段の出力データを前記分配パルスにより個々
    に取り込み記憶する複数の第2レジスタ手段と、 前記第2レジスタ手段の出力データに基づいて前記分配
    パルスを個々に可変遅延させる複数の遅延手段と、 を備えることを特徴とするタイミング発生装置。
  2. 【請求項2】前記出力手段が、複数の遅延パルスを合成
    して、連続したパルス列を生成する論理手段を有する、
    請求項1記載のタイミング発生装置。
  3. 【請求項3】前記パルス分配手段が、前記クロック信号
    に同期して状態を反転するフリップフロップと、前記フ
    リップフロップの出力に基づいて、前記クロック信号の
    パルスを2つの経路に分配する論理回路と、を有する請
    求項1又は2記載のタイミング発生装置。
  4. 【請求項4】前記パルス分配手段が、前記クロックに同
    期して、特定のデータをシフトするシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの出力に基づいて、前記クロック信
    号のパルスを複数の経路に分配する論理回路と、を有す
    る請求項1又は2記載のタイミング発生装置。
  5. 【請求項5】前記パルス分配手段が、前記クロックに同
    期して、一定のカウント毎にゼロリセットされるカウン
    タと、前記カウンタの出力に基づいて、前記クロック信
    号のパルスを複数の経路に分配する論理回路と、を有す
    る請求項1又は2記載のタイミング発生装置。
  6. 【請求項6】前記パルス分配手段が、前記クロックに同
    期して動作すると共に最終段の状態を反転して初段にル
    ープバックするように構成したシフトレジスタと、前記
    シフトレジスタの各段の出力に基づいて、前記クロック
    信号のパルスを複数の経路に分配する論理回路と、を有
    する請求項1又は2記載のタイミング発生装置。
  7. 【請求項7】前記パルス分配手段が、前記クロックに同
    期して、サイクリックにカウント動作するカウンタと、
    前記カウンタの出力に基づいて、前記クロック信号のパ
    ルスを複数の経路に分配する論理回路と、を有する請求
    項1又は2記載のタイミング発生装置。
  8. 【請求項8】前記パルス分配手段が、サイクリックに状
    態の組み合わせを変化させる複数のフリップフロップ
    と、前記フリップフロップの状態を論理的にデコードし
    て、このデコード結果に基づいて、前記クロック信号を
    選択し、そのパルスを複数の経路に分配する論理回路
    と、を有する請求項1又は2記載のタイミング発生装
    置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段が、レベルセンシティブまた
    はエッジセンシティブなD型ラッチを集積したレジスタ
    ファイルより構成される、請求項1〜8の1つに記載の
    タイミング発生装置。
  10. 【請求項10】前記記憶手段が、正帰還ループを含むメ
    モリセルを集積したスタティックRAMにより構成され
    る、請求項1〜8の1つに記載のタイミング発生装置。
  11. 【請求項11】前記遅延手段が、パルスの立ち上がりお
    よび立ち下がりをトリガとしてランプ波形を発生するラ
    ンプ波形発生回路と、前記第2レジスタ手段の出力デー
    タに対応するアナログ値に基づいて、前記ランプ波形発
    生回路の出力値を比較する比較回路と、を有する請求項
    1〜10の1つに記載のタイミング発生装置。
  12. 【請求項12】前記遅延手段が、前記第2レジスタ手段
    の出力データに基づいて、デジタル的に段階的にパルス
    を遅延させる回路で構成される、請求項1〜10の1つ
    に記載のタイミング発生装置。
  13. 【請求項13】前記遅延手段が、パルスを複数の直列接
    続される遅延要素に基づいて段階的に遅延させる遅延要
    素群と、前記第2レジスタ手段の出力データに基づい
    て、前記遅延要素群の各遅延要素の出力を選択して出力
    するマルチプレクサ回路と、を有する請求項1〜10の
    1つに記載のタイミング発生装置。
  14. 【請求項14】クロック信号のパルスを複数の径路に順
    次分配して分配パルスを出力するパルス分配手段と、 前記各分配パルスの対応するものをそれぞれ入力させ、
    それらのパルスを個々に遅延させる、複数の遅延手段
    と、 前記複数の遅延手段のそれぞれに遅延時間データを加え
    る遅延時間データ印加手段であって、前記クロック信号
    に同期して前記各遅延時間データを取り込んで、それら
    の各遅延時間データを対応する前記各遅延手段に加え
    る、遅延時間データ印加手段と、 を備えることを特徴とするタイミング発生装置。
  15. 【請求項15】前記遅延時間データを出力する遅延時間
    データ出力手段をさらに備え、この遅延時間データ出力
    手段は、複数の遅延時間データをアドレス付けして記憶
    した記憶手段を有し、外部からのアドレスを順次前記ク
    ロック信号に同期して取り込み、取り込んだアドレスに
    対応する遅延時間データを順次出力するものとして構成
    されている、請求項14記載のタイミング発生装置。
  16. 【請求項16】前記遅延時間データ印加手段は、ある分
    配パルスを遅延するに際して、その分配パルスよりも任
    意数周期前の分配パルスに同期して前記遅延時間データ
    を取り込み、前記ある分配パルスがそれに対応する前記
    遅延手段に加えられるよりも前に、その遅延手段に加え
    る、ものとして構成されている、請求項14又は15記
    載のタイミング発生装置。
  17. 【請求項17】前記遅延時間データ印加手段は、前記各
    遅延時間データをアナログ量に変換して前記各遅延手段
    に加え、前記各遅延手段は、加えられたアナログ量とし
    ての各遅延時間データに応じて、それぞれ前記分配パル
    スを遅延させるものとして構成されている、請求項14
    〜16項の1つに記載のタイミング発生装置。
  18. 【請求項18】前記遅延時間データ印加手段は、前記各
    遅延時間データをデジタル量のまま前記各遅延手段に加
    え、前記各遅延手段は、加えられたデジタル量としての
    各遅延時間データに応じて、それぞれ前記分配パルスを
    遅延させるものとして構成されている、請求項14〜1
    6項の1つに記載のタイミング発生装置。
JP07053994A 1994-04-08 1994-04-08 タイミング発生装置 Expired - Fee Related JP3292584B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07053994A JP3292584B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 タイミング発生装置
US08/418,289 US5627795A (en) 1994-04-08 1995-04-07 Timing generating device
KR1019950008222A KR0180772B1 (ko) 1994-04-08 1995-04-08 타이밍 발생장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07053994A JP3292584B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 タイミング発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07283701A true JPH07283701A (ja) 1995-10-27
JP3292584B2 JP3292584B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=13434439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07053994A Expired - Fee Related JP3292584B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 タイミング発生装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5627795A (ja)
JP (1) JP3292584B2 (ja)
KR (1) KR0180772B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825513A2 (en) * 1996-08-19 1998-02-25 Nec Corporation Clock distribution in a large scale integrated circuit
JP2002315749A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Olympus Optical Co Ltd 超音波駆動回路

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442967B1 (ko) * 1996-12-20 2004-10-02 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의파이프레지스터에따른딜레이보상파이프라인장치
JP3979690B2 (ja) * 1996-12-27 2007-09-19 富士通株式会社 半導体記憶装置システム及び半導体記憶装置
KR100213241B1 (ko) * 1997-06-23 1999-08-02 윤종용 데이터 입출력 회로 및 데이터 입출력 방법
JP2000069415A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Fujitsu Ltd 画像制御回路、画像制御方法、又は、画像制御方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な媒体
JP3719890B2 (ja) * 1999-11-30 2005-11-24 シャープ株式会社 半導体記憶装置
KR100331566B1 (ko) * 2000-01-22 2002-04-06 윤종용 클럭 동기 회로 및 이를 구비하는 반도체 장치
US6507230B1 (en) * 2000-06-16 2003-01-14 International Business Machines Corporation Clock generator having a deskewer
US6504415B1 (en) * 2001-08-28 2003-01-07 Xilinx, Inc. Clock distribution for improved jitter performance in high-speed communication circuits
US6882206B2 (en) * 2003-04-30 2005-04-19 Eastman Kodak Company Enabling method to prevent glitches in waveform of arbitrary phase
US20070200597A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-30 Oakland Steven F Clock generator having improved deskewer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4379265A (en) * 1981-05-26 1983-04-05 Burroughs Corporation Dual clocking time delay generation circuit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825513A2 (en) * 1996-08-19 1998-02-25 Nec Corporation Clock distribution in a large scale integrated circuit
EP0825513A3 (en) * 1996-08-19 2005-07-20 NEC Electronics Corporation Clock distribution in a large scale integrated circuit
JP2002315749A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Olympus Optical Co Ltd 超音波駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
US5627795A (en) 1997-05-06
KR0180772B1 (ko) 1999-04-01
KR950030485A (ko) 1995-11-24
JP3292584B2 (ja) 2002-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3292584B2 (ja) タイミング発生装置
US5422914A (en) System and method for synchronizing data communications between two devices operating at different clock frequencies
US6917660B2 (en) Adaptive de-skew clock generation
US7843743B2 (en) Data output circuit for semiconductor memory apparatus
JP2004133961A (ja) データインバージョン回路及び半導体装置
US7436725B2 (en) Data generator having stable duration from trigger arrival to data output start
KR0170720B1 (ko) 디지탈/아날로그 변환기 인터페이스 장치
JP3601884B2 (ja) タイミング制御回路
JP2909218B2 (ja) 半導体試験装置用周期発生器
JP2011150255A (ja) 駆動回路
JP4285817B2 (ja) 半導体試験装置
JP2576657B2 (ja) タイミング信号発生器
JP3326890B2 (ja) パルス幅変調回路
JPH07202656A (ja) 遅延回路装置
JP3853308B2 (ja) 遅延回路および電子回路
JPS6130122A (ja) パラレル−シリアル変換回路
JPS63136814A (ja) デイジタル遅延回路
JP3973307B2 (ja) Ad変換器
JP4079974B2 (ja) 遅延回路
US5587972A (en) Control circuit using delay lines to generate clock and control signals during a clock cycle of the system clock
SU1589288A1 (ru) Устройство дл выполнени логических операций
JPS59223020A (ja) 信号変換回路
JPH08221252A (ja) ソーティング回路
JPH09135236A (ja) フレームタイミング位相調整回路
KR19990014763U (ko) 영상데이타 페치장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees