JPH07282626A - 高周波用誘電体磁器組成物 - Google Patents

高周波用誘電体磁器組成物

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JPH07282626A
JPH07282626A JP6203471A JP20347194A JPH07282626A JP H07282626 A JPH07282626 A JP H07282626A JP 6203471 A JP6203471 A JP 6203471A JP 20347194 A JP20347194 A JP 20347194A JP H07282626 A JPH07282626 A JP H07282626A
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dielectric
dielectric ceramic
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善裕 大川
Seiichiro Hirahara
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信儀 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波領域において高い誘電率および高いQ値
を有する誘電体磁器組成物を提供する。 【構成】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、金属元
素として少なくともBa、Zn、Nb、Wを含有する複
合酸化物であって、これらの金属元素のモル比による組
成式をaBaO・bZnO・cNb2 5 ・dWO3
表した時、前記a,b,c,dが、0.40≦a≦0.
70、0.10≦b≦0.35、0<c≦0.30、0
<d≦0.35、0.14≦c+d≦0.36、a+b
+c+d=1.00を満足するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波、ミリ波等
の高周波領域において高い誘電率及び高いQ値を有する
新規な誘電体磁器組成物であって、例えば、誘電体共振
器,誘電体基板,誘電体導波線路,誘電体アンテナ、コ
ンデンサ等に最適な誘電体磁器組成物に関する。
【0002】
【従来技術】マイクロ波やミリ波等の高周波領域におい
て、誘電体磁器は誘電体共振器やMIC用誘電体基板等
に広く利用されている。
【0003】従来より、この種の誘電体磁器としては、
例えば、MgTiO3 −CaTiO3 系材料が知られて
いる。このような材料は、誘電率が20程度、1GHz
に換算したQ値が20000程度の特性を有している。
【0004】また、例えば、特公昭59−48483号
公報に開示されるように、モル比による組成式をxBa
O・yZnO・zNb2 5 と表わした時、0.50≦
x≦0.75、0.10≦y≦0.30、0.10≦z
≦0.30を満足するものがある。このような誘電体磁
器では、誘電率が30〜36、1GHzに換算したQ値
が36000〜39000という特性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、近年
では使用機器の多用化により使用周波数がより高くな
り、このような高周波領域での誘電特性、特に高Q値が
要求されるようになっているが、前述したような従来の
誘電体材料では未だ実用的レベルの高Q値が得られてい
ないのが現状であった。
【0006】従って、本発明は高周波領域において高い
Q値および高い比誘電率を有する新規な誘電体磁器組成
物を提供することを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明の高周波用誘電
体磁器組成物は、金属元素として少なくともBa、Z
n、Nb、Wを含有する複合酸化物であって、これらの
金属元素のモル比による組成式をaBaO・bZnO・
cNb2 5 ・dWO3 と表した時、前記a,b,c,
dが、0.40≦a≦0.70、0.10≦b≦0.3
5、0<c≦0.30、0<d≦0.35、0.14≦
c+d≦0.36、a+b+c+d=1.00を満足す
るものである。
【0008】また、金属元素として少なくともBa、Z
n、Nb、W、Taを含有する複合酸化物であって、こ
れらの金属元素のモル比による組成式をaBaO・bZ
nO・cNb2 5 ・dWO3 ・eTa2 5 と表した
時、前記a,b,c,d、eが0.40≦a≦0.7
0、0.10≦b≦0.35、0<c≦0.30、0<
d≦0.35、0<e≦0.30、0.16≦c+e≦
0.31、a+b+c+d+e=1.00を満足する高
周波用誘電体磁器組成物である。
【0009】本発明の誘電体磁器組成物において、Ba
Oのモル比を0.40≦a≦0.70に設定したのは、
aが0.40よりも小さい場合にはQ値が低下したり、
焼結が困難になる傾向があり、0.70よりも大きい場
合には焼結が困難となる傾向にあるからである。特に、
0.44≦a≦0.63とすることが好ましい。
【0010】また、ZnOのモル比を0.10≦b≦
0.35としたのは、bが0.10よりも少ない場合に
は焼結が困難となり、或いはQ値が低下するからであ
り、0.35より大きい場合にはQ値が低下したり、焼
結が困難になるからである。特に、0.16≦b≦0.
35とすることが好ましい。
【0011】Nb2 5 のモル比を0<c≦0.30と
したのは、cが0.30よりも大きい場合にはQ値が低
下し、焼結が困難となるからである。
【0012】WO3 のモル比を0<d≦0.35とした
のは、dが0.35より大きい場合にはQ値が低下し、
焼結不良となるからである。特に0.003<d≦0.
25とすることが好ましい。
【0013】さらに、Ta2 5 のモル比を0<e≦
0.30としたのは、eが0.30よりも大きい場合に
は焼結が困難となるからである。
【0014】また、c+dの値を0.14≦c+d≦
0.36、c+eの値を0.16≦c+e≦0.31と
したのは、c+dやc+eの値がこの範囲外となるとQ
値が低下したり、焼結不良となるからである。
【0015】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、組
成式をaBaO・bZnO・cNb2 5 ・dWO3
eTa2 5 と表した時、a,b,c,d、eが0.4
4≦a≦0.63、0.16≦b≦0.35、0<c≦
0.30、0.003<d≦0.25、0<e≦0.3
0、0.16≦c+e≦0.31、a+b+c+d+e
=1.00を満足することが望ましい。
【0016】また、本発明の誘電体材料は、Ba、Z
n、Nb、W或いはBa、Zn、Nb、W、Taを含有
する複合酸化物であり、主にペロブスカイト型結晶相か
らなるものであって、他にペロブスカイト型結晶相以外
のものを含んでも良い。このような結晶を有する材料
は、それ自体焼結体等の多結晶体でも或いは単結晶体の
いずれの形態でも良い。
【0017】本発明に基づき磁器を作製する方法として
は、例えばBa、Zn、Nb、W或いはTaの酸化物あ
るいは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の
金属塩を原料として用い、これらを前述した範囲になる
ように秤量した後、ボールミルで湿式粉砕し、脱水乾燥
する。この後、混合物を500〜1500℃で0.1〜
100時間仮焼処理し、仮焼物をボールミルに入れ,溶
媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、造粒ある
いは整粒する。或いは、Ba、Zn、Nbの酸化物ある
いは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金
属塩、またはこれにTaの酸化物あるいは焼成により酸
化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を加えた原料
粉末と、Ba、Zn、Wの酸化物あるいは焼成により酸
化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それぞれ
別々に調合、粉砕、仮焼し、これらの仮焼物をボールミ
ルに共に入れ,溶媒および有機バインダーとともに混合
粉砕し、造粒あるいは整粒する。そして、例えば、所定
の圧力でプレス成形し所定の形状に成形し、大気中にお
いて1200〜1750℃で0.1〜200時間焼成す
ることにより相対密度90%以上の誘電体磁器を得るこ
とができる。
【0018】また、本発明の高周波用誘電体磁器組成物
は、金属元素として少なくともBa、Zn、Nb、M
g、W、Taを含有する複合酸化物であって、これらの
金属元素のモル比による組成式をaBaO・bZnO・
cNb2 5 ・dMgO・eWO3 ・fTa2 5 と表
した時、前記a,b,c,d,e,fが、0.43≦a
≦0.68、0.01≦b≦0.30、0≦c≦0.3
0、0<d≦0.35、0<e≦0.35、0<f≦
0.30、0.50≦(b+d)/(c+e+f)≦
1.60、a+b+c+d+e+f=1.00を満足す
るものである。
【0019】本発明の誘電体磁器組成物において、Ba
Oのモル比を0.43≦a≦0.68に設定したのは、
aが0.43よりも小さく、0.68よりも大きい場合
には焼結不良となるからである。特に、0.52≦a≦
0.62とすることが好ましい。
【0020】また、ZnOのモル比を0.01≦b≦
0.30としたのは、bが0.01よりも小さい場合に
は、Q値が低下し、0.30よりも大きい場合には、焼
結不良となるからである。このZnOは、0.08≦b
≦0.21であることが望ましい。
【0021】Nb2 5 のモル比を0≦c≦0.30と
したのは、0.30より大きい場合には焼結不良となる
からである。特に、Nb2 5 のモル比cは0.001
≦c≦0.11とすることが好ましい。
【0022】MgOのモル比を0<d≦0.35とした
のは、dが0.35よりも大きい場合には焼結不良とな
るからであり、d=0ではQ値や比誘電率が低下するか
らである。このMgOは、特に、0.001≦d≦0.
150とすることが好ましい。
【0023】WO3 のモル比を0<e≦0.35とした
のは、eが0.35より大きい場合には焼結不良となる
からであり、e=0ではQ値や比誘電率が低下するから
である。特に0.001≦e≦0.150とすることが
好ましい。
【0024】Ta2 5 のモル比を0<f≦0.30と
したのは、fが0.30より大きい場合には焼結不良と
なるからであり、f=0ではQ値や比誘電率が低下する
からである。特に0.08≦f≦0.20とすることが
好ましい。
【0025】また、0.50≦(b+d)/(c+e+
f)≦1.60としたのは、この範囲外ではQ値が低下
したり、焼結不良となるからである。
【0026】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、組
成式をaBaO・bZnO・cNb2 5 ・dMgO・
eWO3 ・fTa2 5 と表した時、a,b,c,d,
e,fが、0.52≦a≦0.62、0.08≦b≦
0.21、0.001≦c≦0.11、0.001≦d
≦0.150、0.001≦e≦0.150、0.08
≦f≦0.20、0.50≦(b+d)/(c+e+
f)≦1.60、a+b+c+d+e+f=1.00を
満足することが望ましい。
【0027】本発明の誘電体材料は、Ba、Zn、N
b、Mg、W、Taを含有する複合酸化物であり、主に
ペロブスカイト型結晶相からなるものであって、他にペ
ロブスカイト型結晶相以外のものを含んでも良い。この
ような結晶を有する材料は、それ自体焼結体等の多結晶
体或いは単結晶体のいずれの形態でも良い。本発明の誘
電体磁器中にペロブスカイト型結晶相以外のものを含む
場合は、X線回折により同定されるペロブスカイト型結
晶相の主ピークに対するペロブスカイト型結晶相以外の
結晶相の主ピークの強度比は10%以下であることが望
ましい。
【0028】また、例えば、Al,Fe,Pb,Mn,
Si,V,La,Sb,Ca,Zr等の元素またはこれ
らの化合物のうち少なくとも一種以上を全量に対して1
0モル%以下含有しても良い。
【0029】本発明に基づき磁器を作製する方法として
は、例えば、Ba、Zn、Nb、Mg、W、Taの酸化
物あるいは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩
等の金属塩を原料として用い、これらを前述した範囲に
なるように秤量した後、ボールミルで湿式粉砕し、脱水
乾燥する。Ba、Zn、Nb、Mg、W、Taの他に、
例えば、Ni,Co,Y,Al,Fe,Pb,Mn,S
i,V,La,Sb,Ca,Zr等の元素またはこれら
の化合物のうち少なくとも一種以上を全量に対して10
モル%以下添加しても良い。
【0030】この後、混合物を500〜1500℃で
0.1〜100時間仮焼処理し、仮焼物をボールミルに
入れ,溶媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、
造粒あるいは整粒する。そして、例えば、所定の圧力で
プレス成形し所定の形状に成形し、酸素を1体積%以上
含有する雰囲気中において1200〜1750℃で0.
1〜200時間焼成することにより本発明の誘電体磁器
を得ることができる。
【0031】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、金
属元素として少なくともBa、Y、Nb、Mg、W、T
aを含有する複合酸化物であって、これらの金属元素の
モル比による組成式をaBaO・bY2 3 ・cNb2
5 ・dMgO・eWO3 ・fTa2 5 と表した時、
前記a,b,c,d,e,fが、0.40≦a≦0.7
6、0<b≦0.26、0<c≦0.26、0≦d≦
0.35、0≦e≦0.35、0≦f≦0.25、0.
60≦(b+d)/(c+e+f)≦1.50、d+e
+f>0、a+b+c+d+e+f=1.00を満足す
るものである。
【0032】本発明の誘電体磁器組成物において、Ba
Oのモル比を0.40≦a≦0.76に設定したのは、
aが0.40よりも小さい場合にはQ値が低下したり、
焼結が困難になる傾向があり、0.76よりも大きい場
合には焼結が困難となるからである。特に、0.45≦
a≦0.71とすることが好ましい。
【0033】また、Y2 3 のモル比を0<b≦0.2
6としたのは、bが0.26より大きい場合にはQ値が
低下したり、焼結が困難になるからである。特に、0.
002≦b≦0.210とすることが好ましい。
【0034】Nb2 5 のモル比を0<c≦0.26と
したのは、cが0.26よりも大きい場合にはQ値が低
下し、焼結が困難となるからである。特に、0.001
≦c≦0.210とすることが好ましい。
【0035】MgOのモル比を0≦d≦0.35とした
のは、dが0.35より大きい場合にはQ値が低下し、
焼結不良となるからである。特に0.030≦d≦0.
300とすることが好ましい。
【0036】WO3 のモル比を0≦e≦0.35とした
のは、eが0.35より大きい場合にはQ値が低下し、
焼結不良となるからである。特に0.030≦e≦0.
300とすることが好ましい。
【0037】Ta2 5 のモル比を0≦f≦0.25と
したのは、fが0.25よりも大きい場合には焼結不良
となるからである。特に0.01≦f≦0.21とする
ことが好ましい。
【0038】さらに、本発明においては、0.60≦
(b+d)/(c+e+f)≦1.50であることが必
要である。この範囲外となるとQ値が低下したり、焼結
不良となるからである。
【0039】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、モ
ル比による組成式をaBaO・bY2 3 ・cNb2
5 ・dMgO・eWO3 ・fTa2 5 と表した時、
a,b,c,d,e,fが、0.45≦a≦0.71、
0.002≦b≦0.210、0.001≦c≦0.2
10、0.030≦d≦0.300、0.030≦e≦
0.30、0.01≦f≦0.21、0.60≦(b+
d)/(c+e+f)≦1.50、d+e+f>0、a
+b+c+d+e+f=1.00を満足することが望ま
しい。
【0040】また、本発明の誘電体材料は、Ba、Y、
Nb、Mg、W、Taを含有する複合酸化物であり、主
にペロブスカイト型結晶相からなるものであって、他に
ペロブスカイト型結晶相以外のものを含んでも良い。こ
のような結晶を有する材料は、それ自体焼結体等の多結
晶体でも或いは単結晶体のいずれの形態でも良い。
【0041】本発明に基づき磁器を作製する方法として
は、例えばBa、Y、Nb、Mg、W、Taの酸化物あ
るいは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の
金属塩を原料として用い、これらを前述した範囲になる
ように秤量した後、ボールミルで湿式粉砕し、脱水乾燥
する。この後、混合物を500〜1500℃で0.1〜
100時間仮焼処理し、仮焼物をボールミルに入れ,溶
媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、造粒ある
いは整粒する。或いは、Ba、Y、Nb、Taの酸化物
あるいは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等
の金属塩と、Ba、Mg、Wの酸化物あるいは焼成によ
り酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それ
ぞれ別々に調合、粉砕、仮焼し、これらの仮焼物ボール
ミルに共に入れ,溶媒および有機バインダーとともに混
合粉砕し、造粒あるいは整粒する。そして、例えば、所
定の圧力でプレス成形し所定の形状に成形し、酸素を含
む雰囲気において1200〜1750℃で0.1〜20
0時間焼成することにより本発明の誘電体磁器を得るこ
とができる。
【0042】本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、金
属元素として少なくともBa、Y、Zn、Nb、W、T
aを含有する複合酸化物であって、これらの金属元素の
モル比による組成式をaBaO・bY2 3 ・cZnO
・dNb2 5 ・eWO3 ・fTa2 5 と表した時、
a,b,c,d,e,fが、0.40≦a≦0.70、
0<b≦0.30、0<c≦0.35、0≦d≦0.3
0、0<e≦0.35、0≦f≦0.30、0.20≦
(b+c)/(d+e+f)≦1.66、a+b+c+
d+e+f=1.00を満足する高周波用誘電体磁器組
成物である。
【0043】本発明の誘電体磁器組成物において、Ba
Oのモル比を0.40≦a≦0.70に設定したのは、
aが0.40よりも小さい場合にはQ値が低下したり、
焼結が困難になる傾向があり、0.70よりも大きい場
合には焼結が困難となる傾向にあるからである。aは、
0.45≦a≦0.65とすることが望ましく、特には
0.48≦a≦0.62とすることが望ましい。
【0044】また、Y2 3 のモル比を0<b≦0.3
0としたのは、bが0.30よりも大きい場合には、Q
値が低下するからである。このY2 3 は、0.010
≦b≦0.25であることが望ましく、さらには、0.
030≦b≦0.20であることが望ましい。
【0045】ZnOのモル比を0<c≦0.35とした
のは、0.35より大きい場合にはQ値が低下したり、
焼結が困難になるからである。cは、0.010≦c≦
0.30とすることが好ましく、特には0.030≦c
≦0.25とすることが望ましい。
【0046】Nb2 5 のモル比を0≦d≦0.30と
したのは、dが0.30よりも大きい場合にはQ値が低
下し、焼結が困難となるからである。dは0.010≦
d≦0.25、さらには0.030≦d≦0.20とす
ることが最適である。
【0047】WO3 のモル比を0<e≦0.35とした
のは、eが0.35より大きい場合にはQ値が低下し、
焼結不良となるからである。eは0.010≦e≦0.
30、特には0.030≦e≦0.25とすることが最
適である。
【0048】Ta2 5 のモル比を0≦f≦0.30と
したのは、fが0.30よりも大きい場合にはQ値が低
下するからである。fは0≦f≦0.25であることが
望ましく、特には0.05≦f≦0.23が最適であ
る。
【0049】0.20≦(b+c)/(d+e+f)≦
1.66としたのは、この範囲外となると、Q値が低下
したり、焼結不良となるからである。
【0050】本発明の誘電体磁器組成物は、組成式をa
BaO・bY2 3 ・cZnO・dNb2 5 ・eWO
3 ・fTa2 5 と表した時、a,b,c,d,e,f
が0.48≦a≦0.62、0.03≦b≦0.20、
0.030≦c≦0.25、0.03≦d≦0.20、
0.03≦e≦0.25、0.05≦f≦0.23、
0.20≦(b+c)/(d+e+f)≦1.66であ
ることが望ましい。
【0051】また、本発明の誘電体材料は、Ba、Y、
Zn、Nb、W、Taを含有する複合酸化物であり、主
にペロブスカイト型結晶相からなるものであって、他に
ペロブスカイト型結晶相以外のものを含んでも良い。こ
のような結晶を有する材料は、それ自体焼結体等の多結
晶体でも或いは単結晶体のいずれの形態でも良い。
【0052】本発明に基づき磁器を作製する方法として
は、例えばBa、Y、Zn、Nb、W,Taの酸化物あ
るいは焼成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の
金属塩を原料として用い、これらを前述した範囲になる
ように秤量した後、ボールミルで湿式粉砕し、脱水乾燥
する。Ba、Y、Zn、Nb、W,Taの他に、Mg,
Ni,Co,Al,Fe,Pb,Mn,Si,V,Z
r,La,Sb,Ca等の酸化物等を全量に対して10
モル%以下添加しても良い。この後、混合物を500〜
1500℃で0.1〜100時間仮焼処理し、仮焼物を
ボールミルに入れ,溶媒および有機バインダーとともに
混合粉砕し、造粒あるいは整粒する。或いは、Ba、
Y、Nb、Taの酸化物あるいは焼成により酸化物を生
成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を加えた原料粉末と、
Ba、Zn、Wの酸化物あるいは焼成により酸化物を生
成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それぞれ別々に調
合、粉砕、仮焼し、これらの仮焼物をボールミルに共に
入れ,溶媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、
造粒あるいは整粒する。そして、例えば、所定の圧力で
プレス成形し所定の形状に成形し、大気中において12
00〜1750℃で0.1〜200時間焼成することに
より本発明の誘電体磁器を得ることができる。
【0053】
【作用】本発明の高周波用誘電体磁器組成物では、高周
波領域において比較的高い誘電率を維持した状態で高い
Q値を得ることができる。また、共振周波数の温度係数
τfも0近傍の一定の範囲内に抑えることができる。
【0054】
【実施例】
実施例1 原料として純度99%以上のBaCO3 、ZnO、Nb
2 5 およびWO3 の粉末を用いて、これらを表1に示
す割合に秤量し、これをゴムで内張りしたボールミルに
水と共に入れ、直径10mmのZrO2 ボールを用いて
湿式混合した。
【0055】次いで、この混合物を脱水、乾燥した後、
1200℃で2時間仮焼し、当該仮焼物をボールミルに
水、有機バインダーを入れ湿式粉砕した。
【0056】その後、この粉砕物を乾燥した後、50番
メッシュの網を通して造粒し、得られた粉末を1ton
/cm2 の圧力で20mmφ×10mmの寸法からなる
円板に成形した。更に、この円板を1350〜1550
℃×6時間の条件で焼成して磁器試料を得た。この磁器
試料を加工して13mmφ×6mmの寸法からなる円柱
を得た。
【0057】かくして得られた磁器試料について、周波
数4〜7GHzにおける比誘電率(εr),Q値を誘電
体共振器法にて測定し、また25℃から85℃までの温
度範囲における共振周波数の温度変化を測定し共振周波
数の温度係数(τf)を計算した。Q値はマイクロ波誘
電体において一般に成立するQ値×測定周波数f=一定
の関係から1GHzでのQ値に換算した。それらの結果
を表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】表1によれば、配合組成が本発明の範囲を
逸脱する試料No.13〜18は焼結不良を生じた。こ
れに対して、本発明の試料は比誘電率22〜40、Q値
45000以上が達成された。
【0060】実施例2 原料として純度99%以上のBaCO3 、ZnO、Nb
2 5 、WO3 およびTa2 5 の粉末を用いて、これ
らを表2に示す割合に秤量し、後は実施例1と同様にし
て磁器試料を得た。この磁器試料を上記実施例1と同様
にして比誘電率、共振周波数の温度係数(τf)、Q値
を求め、これらを表2に示した。
【0061】
【表2】
【0062】この表2によれば、配合組成が本発明の範
囲を逸脱する試料No.25〜30は焼結不良を生じ
た。これに対して、本発明の試料は比誘電率25〜3
9、Q値41000以上が達成された。
【0063】また、本発明者等は、Ba、Zn、Nb、
Taの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭酸
塩、硝酸塩等の金属塩を加えた原料粉末と、Ba、Z
n、Wの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭
酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それぞれ別々に調合、粉
砕、仮焼し、これらの仮焼物ボールミルに共に入れ,溶
媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、所定の形
状に成形し、大気中において焼成した場合でも、本発明
の範囲内であれば、優れた誘電特性を有することを確認
した。
【0064】実施例3 原料として純度99%以上のBaCO3 、ZnO、Nb
2 5 、MgCO3 、WO3 およびTa2 5 の粉末を
用いて、これらを表3,4,5に示す割合に秤量し、こ
れをゴムで内張りしたボールミルに水と共に入れ、直径
10mmのZrO2 ボールを用いて湿式混合した。次い
で、この混合物を脱水、乾燥した後、1200℃で2時
間仮焼し、当該仮焼物をボールミルに水、有機バインダ
ーを入れ湿式粉砕した。
【0065】その後、この粉砕物を乾燥した後、50番
メッシュの網を通して造粒し、得られた粉末を1ton
/cm2 の圧力で12mmφ×8mmの寸法からなる円
板に成形した。更に、この円板を大気中において148
0〜1600℃で焼成して磁器試料を得た。この磁器試
料を加工して8mmφ×5mmの寸法からなる円柱を得
た。
【0066】かくして得られた磁器試料について、周波
数6〜10GHzにおける比誘電率(εr),Q値を誘
電体共振器法にて測定し、また25℃から85℃までの
温度範囲における共振周波数の温度変化を測定し共振周
波数の温度係数(τf)を計算した。Q値はマイクロ波
誘電体において一般に成立するQ値×測定周波数f=一
定の関係から1GHzでのQ値に換算した。それらの結
果を表3,表4および表5に示した。
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】表3,表4および表5によれば、配合組成
が本発明の範囲を逸脱する試料No.66〜76は焼結
不良を生じたり、比誘電率やQ値が低くなった。これに
対して、本発明の試料は比誘電率19〜38、Q値50
000〜230000、共振周波数の温度係数τfが−
42〜+31ppm/℃が達成された。
【0071】実施例4 原料として純度99%以上のBaCO3 、Y2 3 、N
2 5 、MgCO3、WO3 およびTa2 5 の粉末を用
いて、これらを表6に示す割合に秤量し、これをゴムで
内張りしたボールミルに水と共に入れ、直径10mmの
ZrO2 ボールを用いて湿式混合した。次いで、この混
合物を脱水、乾燥した後、1200℃で2時間仮焼し、
当該仮焼物をボールミルに水、有機バインダーを入れ湿
式粉砕した。
【0072】その後、この粉砕物を乾燥した後、50番
メッシュの網を通して造粒し、得られた粉末を1ton
/cm2 の圧力で20mmφ×11mmの寸法からなる
円板に成形した。更に、この円板を1550〜1700
℃で焼成して磁器試料を得た。この磁器試料を加工して
13mmφ×7mmの寸法からなる円柱を得た。
【0073】かくして得られた磁器試料について、周波
数4〜7GHzにおける比誘電率(εr),Q値を誘電
体共振器法にて測定し、また25℃から85℃までの温
度範囲における共振周波数の温度変化を測定し共振周波
数の温度係数(τf)を計算した。Q値はマイクロ波誘
電体において一般に成立するQ値×測定周波数f=一定
の関係から1GHzでのQ値に換算した。それらの結果
を表6に示した。
【0074】
【表6】
【0075】表6によれば、配合組成が本発明の範囲を
逸脱する試料No.27〜32は焼結不良を生じた。こ
れに対して、本発明の試料は比誘電率16〜36、Q値
40000以上が達成された。尚、表中において焼結不
良とは、クラック,変形,未焼結蒸発、その他の焼結不
良を示す。
【0076】また、本発明者等は、Ba、Y、Nb、T
aの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭酸
塩、硝酸塩等の金属塩を加えた原料粉末と、Ba、M
g、Wの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭
酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それぞれ別々に調合、粉
砕、仮焼し、これらの仮焼物ボールミルに共に入れ,溶
媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、所定の形
状に成形し、酸素を含む雰囲気下で焼成した場合でも、
本発明の範囲内であれば、優れた誘電特性を有すること
を確認した。
【0077】実施例5 原料として純度99%以上のBaCO3 、Y2 3 、Z
nO、Nb2 5 、WO3 およびTa2 5 の粉末を用
いて、これらを表7に示す割合に秤量し、これをゴムで
内張りしたボールミルに水と共に入れ、直径10mmの
ZrO2 ボールを用いて湿式混合した。次いで、この混
合物を脱水、乾燥した後、1200℃で2時間仮焼し、
当該仮焼物をボールミルに水、有機バインダーを入れ湿
式粉砕した。
【0078】その後、この粉砕物を乾燥した後、50番
メッシュの網を通して造粒し、得られた粉末を1ton
/cm2 の圧力で20mmφ×11mmの寸法からなる
円板に成形した。更に、この円板を大気中で1450〜
1550℃×2時間の条件で焼成して磁器試料を得た。
この磁器試料を加工して13mmφ×7mmの寸法から
なる円柱を得た。
【0079】かくして得られた磁器試料について、周波
数4〜7GHzにおける比誘電率(εr),Q値を誘電
体共振器法にて測定し、また25℃から85℃までの温
度範囲における共振周波数の温度変化を測定し共振周波
数の温度係数(τf)を計算した。Q値はマイクロ波誘
電体において一般に成立するQ値×測定周波数f=一定
の関係から1GHzでのQ値に換算した。それらの結果
を表7に示した。
【0080】
【表7】
【0081】表7によれば、配合組成が本発明の範囲を
逸脱する試料No.21〜31は焼結不良であり、比誘
電率やQ値が測定不可であったり、Q値が低かった。こ
れに対して、本発明の試料は比誘電率21〜37、Q値
42000〜81000が達成された。
【0082】また、本発明者等は、Ba、Y、Nb、T
aの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭酸
塩、硝酸塩等の金属塩を加えた原料粉末と、Ba、Z
n、Wの酸化物あるいは焼成により酸化物を生成する炭
酸塩、硝酸塩等の金属塩を、それぞれ別々に調合、粉
砕、仮焼し、これらの仮焼物ボールミルに共に入れ,溶
媒および有機バインダーとともに混合粉砕し、所定の形
状に成形し、大気中において焼成した場合でも、本発明
の範囲内であれば、優れた誘電特性を有することを確認
した。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、高
周波領域において高い誘電率および高いQ値を得ること
ができる。それにより、マイクロ波やミリ波領域におい
て使用される共振器用材料やMIC用誘電体基板材料,
誘電体導波線路,誘電体アンテナ等、その他の電子部品
等に充分適用することができる。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−22258 (32)優先日 平6(1994)2月21日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属元素として少なくともBa、Zn、N
    b、Wを含有する複合酸化物であって、これらの金属元
    素のモル比による組成式をaBaO・bZnO・cNb
    2 5 ・dWO3 と表した時、前記a,b,c,dが 0.40≦a≦0.70 0.10≦b≦0.35 0 <c≦0.30 0 <d≦0.35 0.14≦c+d≦0.36 a+b+c+d=1.00 を満足することを特徴とする高周波用誘電体磁器組成
    物。
  2. 【請求項2】金属元素として少なくともBa、Zn、N
    b、W、Taを含有する複合酸化物であって、これらの
    金属元素のモル比による組成式をaBaO・bZnO・
    cNb2 5 ・dWO3 ・eTa2 5 と表した時、前
    記a,b,c,d、eが 0.40≦a≦0.70 0.10≦b≦0.35 0 <c≦0.30 0 <d≦0.35 0 <e≦0.30 0.16≦c+e≦0.31 a+b+c+d+e=1.00 を満足することを特徴とする高周波用誘電体磁器組成
    物。
  3. 【請求項3】金属元素として少なくともBa、Zn、N
    b、Mg、W、Taを含有する複合酸化物であって、こ
    れらの金属元素のモル比による組成式をaBaO・bZ
    nO・cNb2 5 ・dMgO・eWO3 ・fTa2
    5 と表した時、前記a,b,c,d,e,fが 0.43≦a≦0.68 0.01≦b≦0.30 0 ≦c≦0.30 0 <d≦0.35 0 <e≦0.35 0 <f≦0.30 0.50≦(b+d)/(c+e+f)≦1.60 a+b+c+d+e+f=1.00 を満足することを特徴とする高周波用誘電体磁器組成
    物。
  4. 【請求項4】金属元素として少なくともBa、Y、N
    b、Mg、W、Taを含有する複合酸化物であって、こ
    れらの金属元素のモル比による組成式をaBaO・bY
    2 3 ・cNb2 5 ・dMgO・eWO3 ・fTa2
    5 と表した時、前記a,b,c,d,e,fが 0.40≦a≦0.76 0 <b≦0.26 0 <c≦0.26 0 ≦d≦0.35 0 ≦e≦0.35 0 ≦f≦0.25 0.60≦(b+d)/(c+e+f)≦1.50 d+e+f>0 a+b+c+d+e+f=1.00 を満足することを特徴とする高周波用誘電体磁器組成
    物。
  5. 【請求項5】金属元素として少なくともBa、Y、Z
    n、Nb、W、Taを含有する複合酸化物であって、こ
    れらの金属元素のモル比による組成式をaBaO・bY
    2 3 ・cZnO・dNb2 5 ・eWO3 ・fTa2
    5 と表した時、前記a,b,c,d,e,fが 0.40≦a≦0.70 0 <b≦0.30 0 <c≦0.35 0 ≦d≦0.30 0 <e≦0.35 0 ≦f≦0.30 0.20≦(b+c)/(d+e+f)≦1.66 a+b+c+d+e+f=1.00 を満足することを特徴とする高周波用誘電体磁器組成
    物。
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JP5-327521 1994-02-21
JP6-22258 1994-02-21
JP5-213758 1994-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110357586A (zh) * 2019-06-13 2019-10-22 山东格仑特电动科技有限公司 一种一致性好的ntc热敏电阻材料及其制备方法

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