JPH07282261A - 色分け模様評価装置及び色分け模様評価方法 - Google Patents

色分け模様評価装置及び色分け模様評価方法

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JPH07282261A
JPH07282261A JP6076113A JP7611394A JPH07282261A JP H07282261 A JPH07282261 A JP H07282261A JP 6076113 A JP6076113 A JP 6076113A JP 7611394 A JP7611394 A JP 7611394A JP H07282261 A JPH07282261 A JP H07282261A
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hue
saturation
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JP6076113A
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Masaya Teraoka
岡 正 也 寺
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Nomura Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙地、布地等の平面素材の色分け模様を色彩
面及び構図の面から客観的に評価する色分け模様評価装
置及びその評価方法を提供する。 【構成】 RGB形式の二次元画像のカラー画像データ
10を入力する画像入力手段2と、RGB形式のカラー
画像データ10を色相と彩度の明度で表現されたHSV
形式の画像データに変換する色彩表示変換手段3と、色
相データを所定の複素数平面の実数軸に対する角度、彩
度データを前記複素数平面の原点からの距離として、色
相データと彩度データから色相・彩度統合データを作成
する色相・彩度統合データ生成手段と、色相・彩度統合
データと明度データのパワースペクトル値と統合周波数
から色相・彩度統合データと明度データのゆらぎ特性値
を求めるゆらぎ特性値算出手段4と、ゆらぎ特性値に基
づいてそれぞれ色分け模様の色彩感と構図を評価する評
価手段5とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁紙、カーテン生地等に
表わされた色分け模様を色彩面及び構図の面から客観的
に評価する色分け模様評価装置及びその評価方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、壁紙やカーテン生地等に異なる
色彩で表面を塗り分け模様を付すことが広く行なわれて
いる。
【0003】従来、この色分け模様が人間にとって心地
よいか否か、あるいは自然に感じられるか否かについて
の評価は、熟練したデザイナーの主観的な判断に任され
ていた。
【0004】しかし、上記主観的な判断は人によって異
なり、また同一人によっても判断時間によって基準が変
化をすることがあるので、同じ色分け模様に対する評価
が定まらない問題があった。
【0005】このため、最終的には人間の判断によって
決定するにしても、色分け模様について客観的な評価を
与える装置あるいはその評価方法の開発が待たれてい
た。
【0006】これに対して、本願出願人は、先に素材表
面のパワースペクトルのゆらぎ特性値を求めることによ
り、素材の質感を測定する質感測定装置を提案した(特
願平2−104105号)。
【0007】この質感測定装置では、素材表面をスキャ
ナ等で画像データとして取り入れ、その画像データのパ
ワースペクトル値の変化によって素材の質感を評価する
ようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記質感測定
装置では、素材表面を写しとった画像データの濃淡情報
に関するパワースペクトルのみによって素材の質感を測
定するようにしていたので、これを応用して明度の差か
らなる模様を評価することは可能であるが、濃淡では表
わされない色相や彩度を有する一般的な色彩の色分け模
様を評価することはできなかった。
【0009】ところが、色彩は壁紙、カーテン生地のデ
ザイン上の重要な要素であり、同じ模様でも色彩によっ
て大きく印象が変化するため、色分け模様の評価におい
て、色彩を評価の対象とすることは不可欠であった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
未解決な課題を解決し、紙地、布地等の平面素材の色分
け模様を色彩面及び構図の面から客観的に評価する色分
け模様評価装置及びその評価方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による色分け模様評価装置は、物体表面の色
分け模様を赤色と緑色と青色の画素の集合で表現された
RGB形式の二次元画像のカラー画像データとして入力
する画像入力手段と、前記二次元画像の各画素について
RGB形式のカラー画像データを色相と彩度の明度で表
現されたHSV形式の画像データに変換する色彩表示変
換手段と、前記各画素のHSV形式の画像データのう
ち、色相データを所定の複素数平面の実数軸に対する角
度、彩度データを前記複素数平面の原点からの距離とし
て、前記色相データと彩度データから前記複素数平面上
の一点に対応する複素数で表された色相・彩度統合デー
タを作成する色相・彩度統合データ生成手段と、前記色
相・彩度統合データ生成手段によって生成された色相・
彩度統合データと明度データについて、前記二次元画像
の各次元方向の周波数の組合わせに対するパワースペク
トル値を求め、前記各次元方向の周波数を統合した統合
周波数を算出し、前記色相・彩度統合データと明度デー
タのゆらぎ特性値を求めるゆらぎ特性値算出手段と、前
記色相・彩度統合データと前記明度データのゆらぎ特性
値に基づいてそれぞれ色分け模様の色彩感と構図を評価
する評価手段と、を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0012】また、本発明による色分け模様評価方法
は、物体表面の色分け模様を赤色と緑色と青色の画素の
集合で表現されたRGB形式の二次元画像のカラー画像
データとして入力し、次に、前記二次元画像の各画素に
ついてRGB形式のカラー画像データを色相と彩度と明
度で表現されたHSV形式の画像データに変換し、次
に、前記各画素のHSV形式の画像データのうち、色相
データを所定の複素数平面の実数軸に対する角度、彩度
データを前記複素数平面の原点からの距離として、前記
色相データと彩度データから前記複素数平面上の一点に
対応する複素数で表わされた色相・彩度統合データを作
成し、次に、前記色相・彩度統合データと明度データに
ついて、前記二次元画像の各次元方向の周波数の組合わ
せに対するパワースペクトル値を求め、前記各次元方向
の周波数を統合した統合周波数を算出し、次に、前記パ
ワースペクトル値と統合周波数に基づいて前記色相・彩
度統合データと明度データのゆらぎ特性値をそれぞれ算
出し、次に、前記色相・彩度統合データのゆらぎ特性値
によって色分け模様の色彩感を評価し、前記明度データ
のゆらぎ特性値によって色分け模様の構図を評価するこ
とを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記本発明の色分け模様評価装置によれば、最
初に画像入力手段によって物体表面の色分け模様をRG
B形式の二次元画像のカラー画像データとして取り込
み、次に色彩表示変換手段によって前記カラー画像デー
タをRGB形式からHSV形式に変換する。次に、色相
・彩度統合データ生成手段によって、色相データと彩度
データを色相・彩度統合データに統合し、続いて、ゆら
ぎ特性値算出手段によって、色相・彩度統合データと明
度データのゆらぎ特性値を算出する。最後に、評価手段
によって、色相・彩度統合データのゆらぎ特性値と明度
データのゆらぎ特性値とから、色彩の豊かさと構図の自
然さを評価する。
【0014】また、上記本発明の色分け模様の評価方法
では、上記色分け模様評価装置内で行っている処理と同
じ処理を行って色分け模様を評価している。
【0015】このようにRGB形式の画像データをHS
V形式の画像データに変換することにより、色分け模様
の色彩を色の構成要素である色相、彩度、明度によって
評価できる。さらに、色分け模様の色相、彩度、明度の
ゆらぎ特性値を求めることにより、色相、彩度、明度が
持っている順序や規則性に対して、色分け模様の色彩の
出現のリズムをとらえることができ、これによって、色
彩の豊かさや心地よさ等からなる色彩感や、模様の自然
さ等からなる構図を評価することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明の一実施例について添付の図面を
用いて以下に説明する。
【0017】図1は、本発明による色分け模様評価装置
の一実施例とその処理の流れを示している。図1におい
て、全体を符号1で示した色分け模様評価装置は、画像
入力手段2と、色彩表示変換手段3と、ゆらぎ特性値算
出手段4と、評価手段5と、出力手段6とを有してい
る。以下に図1に沿ってこの色分け模様評価装置1の処
理と上記各構成手段の作用について説明する。
【0018】画像入力手段2は、具体的にはカメラ、ス
キャナ等の光学機器からなり、物体の表面の色分け模様
を平面的な二次元画像として入力する。この場合、入力
された二次元画像の各画素は赤(R)、緑(G)、青
(B)の三原色の点の混合で表現されたRGB形式のカ
ラー画像データ10として取り込まれる。
【0019】次に、上記カラー画像データ10は、色彩
表示変換手段3によって色相(Hue)、彩度(Sat
uration)、明度(Value)からなるHSV
形式の画像データに変換される。ここで、色相は、黄、
橙、赤、赤紫、紫、青緑、緑、黄色緑の各色あいからな
り、色相データはその色あいに応じて所定の数値を与え
たものである。また、彩度は、色の鮮やかさを示してお
り、彩度データは色が鮮やかなものほど大きな数値を与
えたものである。また、明度は、色の明るさを示してお
り、明度データは明るいものほど大きな数値を与えたも
のである。
【0020】次に、同じ色彩表示変換手段3により、上
記HSV形式の画像データのうち色相データと彩度デー
タは、一つに統合されて色相・彩度統合データ11とな
る。以下にこの色相データと彩度データの統合の方法に
ついて説明する。
【0021】上記色相・彩度統合データ11は、図2に
示す複素数平面上の一点に対応する複素数として表され
る。この複素平面は、横軸が実数軸r、縦軸が虚数軸i
からなり、実数軸rと所定の角度をなす領域は所定の色
相と対応し、原点からの距離は所定の彩度と対応する。
【0022】図2では、実数軸rと角度0,36°,7
2°,…をなす領域はそれぞれ黄、橙、赤、…の色相と
対応しており、それぞれ色相データH=0,10,2
0,…を与えられている。また、原点から所定距離ごと
の同心円は、彩度データS=5,10,14,…と対応
している。
【0023】これにより、任意の色相データと彩度デー
タの組は、複素数平面上の一点と対応する。たとえば、
色相データH=5,彩度データS=6の組は、図2上の
矢印(ベクトル)の先端の点と対応し、この場合その点
が示す複素数5.7+1.85iがその色相・彩度統合
データである。
【0024】図3は、カラー画像データ10から色相・
彩度統合データ11を生成した例を示したものである。
図3において、カラー画像データ10は、x方向とy方
向の二次元画像からなり、この二次元画像は格子状に分
割された複数の画素からなる、各画素はx,y座標によ
って識別される。(x,y)=(0,0)と(x,y)
=(1,0)の画素は、変換前はそれぞれ色相データH
=7.5,彩度データS=10と、色相データH=9
2.5,彩度データS=8の画像データを有している
(明度データについては図示を省略している)。
【0025】上記各画素の色相データと彩度データ10
は、色彩表示変換手段3によって、上述した複素数平面
への変換の方法によって、色相・彩度統合データ11に
変換される。
【0026】座標(x,y)の画素の色相・彩度統合デ
ータをf(x,y)とすると、上記(x,y)=(0,
0)と(x,y)=(1,0)の画素の色相データおよ
び彩度データは、それぞれf(0,0)=9.88+
1.56i,f(1,0)=7.90−1.25iの色
相・彩度統合データ11に変換される。
【0027】なお、ここで明度データ12は、変換等の
処理を施さずに後述する処理に付される。
【0028】次に上記色相・彩度統合データ11と明度
データ12は、図1に示すゆらぎ特性値算出手段4に送
られる。以下、このゆらぎ特性値の算出について説明す
る。
【0029】ゆらぎ特性値を算出するには、最初にパワ
ースペクトル値を算出し、次にこのパワースペクトル値
と周波数との関係でゆらぎ特性値を算出する。
【0030】ハワースペクトル値は2次元フーリエ変換
を用いて下式(1),(2) によって算出される。
【0031】
【数1】 P(u,v)=| F(u,v)| …(2) ここで P:パワースペクトル値 F:パワースペクトル値算出関数 x:画素のx方向座標 y:画素のy方向座標 u:x方向の周波数 v:y方向の周波数 N:x,y方向の画素数 上記方法によって算出されたパワースペクトル値P
(u,v)は二次元画像のx,y方向の周波数の組合わ
せ(u,v)に対する振幅の大きさということができ
る。このパワースペクトル値P(u,v)の周波数に対
する関係は、ゆらぎ特性値としてとらえることができ
る。
【0032】ところで、上記周波数は、二次元画像のx
方向の周波数uとy方向の周波数vの組合せであるの
で、これを一つに統合した統合周波数の概念を導入する
必要がある。ここでは、統合周波数をrとして、所定の
周波数の組合わせ(u,v)に対して下式(3) によって
統合周波数を算出する。
【0033】
【数2】 次に、ゆらぎ特性値を求めるために、上記統合周波数r
とこれに対するパワースペクトル値P(r)を横軸r縦
軸P(r)の座標面上に対数表示する。図4は、すべて
の統合周波数rとパワースペクトル値P(r)を対数表
示した例であり、ゆらぎ特性値は、これら統合周波数r
とパワースペクトル値P(r)の点を代表する直線Lの
傾きである。すなわち、ゆらぎ特性値をβ、定数をKと
すると、ゆらぎ特性値は下式(4) をモデル式とし、rと
P(r)のデータから最小二乗法によって求められる。
【0034】log P=−β×logr+K 上記ゆらぎ特性値βの算出方法は、色相・彩度統合デー
タ11と明度12の双方に適用され、図1に示すよう
に、色相・彩度統合データ11と明度データ12から算
出されたゆらぎ特性値を区別してそれぞれβHSとβV
する。
【0035】次に、ゆらぎ特性値βHS,βV は、評価手
段5に送られ評価される。評価手段5には予めゆらぎ特
性値βHS,βV の評価基準が記憶されている。
【0036】本実施例では種々の実験やアンケートから
下記の評価基準が予め定められている。
【0037】
【表1】 出力手段6は具体的には、モニター、ディスプレイ等表
示装置、印刷装置、他の記憶装置にデータを出力する手
段からなり、上記評価手段5の評価結果を出力すること
ができる。
【0038】上記本実施例の処理によって、色分け模様
の色彩感や構図を評価できるのは、色彩や構図の規則性
やリズム感を抽出しているからである。
【0039】すなわち、従来のように色分け模様を赤、
緑、青の三原色の混合としてとらえている場合は、色分
け模様は、赤、緑、青の三原色の規則性のない配列に過
ぎなかった。これに対して、本実施例の色分け模様評価
装置1は、色彩を色相・彩度、明度に分解し、色相は、
黄、橙、赤、…のように暖色から寒色への移り変りに規
則性があり、彩度は、沈んだ色から鮮やかな色への移り
変りに規則性がある。この色相や彩度が、どのような周
期でどの位の強さで模様として出現するかによって色分
け模様の色彩の豊かさや配色の心地よさが左右されると
考えられる。
【0040】本実施例では、色分け模様の色彩から色相
や彩度をとり出し、この色相や彩度の出現の周期や出現
の強度をゆらぎの理論で評価することによって、色分け
模様の色彩の豊かさや配色の心地よさを評価できるので
ある。
【0041】また、色分け模様の構図は明度の差で把握
でき、この明度の出現の周期と出現の強さを上記同様に
ゆらぎ理論によって評価することによって構図の自然さ
を評価できるのである。
【0042】なお、上記色彩感の豊かさ等に関する評価
基準は本実施例の数値に固定されることなく、時代や対
象者層によっても変化することはいうまでもない。この
場合、時代や対象者層に応じて、評価手段5に格納され
た評価基準を変えることができる。
【0043】また、上記色分け模様のHSV形式の画像
データや評価(ゆらぎ特性値)は、色分け模様の分類に
有効に共することができるので、本発明の応用として上
記HSV形式の画像データやそのゆらぎ特性値をデータ
ベース化し、色分け模様の分類や検索を通じて色分け模
様のデザインの支援装置として利用することができる。
【0044】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明の
色分け模様評価装置は、画像入力手段、色彩表示変換手
段、ゆらぎ特性値算出手段、評価手段、および出力手段
を有していることにより、壁紙やカーテン生地等の色分
け模様を色彩感の面と構図の面から客観的に評価する装
置を提供することができる。
【0045】同様に、本発明の色分け模様の評価方法
は、画像の入力、色彩表示の変換、ゆらぎ特性値の算
出、および評価の諸処理を有していることにより、色分
け模様に対する客観的な評価方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色分け模様評価装置の構成と色分
け模様の評価の流れを示した図。
【図2】色相・彩度統合データを作成する複素数平面を
示した図。
【図3】二次元画像のRGBデータをHSVデータに変
換する様子を例示した図。
【図4】ゆらぎ特性値を求めるパワースペクトル値と統
合周波数の関係を示したグラフ。
【符号の説明】
1 色分け模様評価装置 2 画像入力手段 3 色彩表示変換手段 4 ゆらぎ特性値算出手段 5 評価手段 6 出力手段 10 カラー画像データ 11 色相・彩度統合データ 12 明度データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体表面の色分け模様を赤色と緑色と青色
    の画素の集合で表現されたRGB形式の二次元画像のカ
    ラー画像データとして入力する画像入力手段と、 前記二次元画像の各画素についてRGB形式のカラー画
    像データを色相と彩度の明度で表現されたHSV形式の
    画像データに変換する色彩表示変換手段と、 前記各画素のHSV形式の画像データのうち、色相デー
    タを所定の複素数平面の実数軸に対する角度、彩度デー
    タを前記複素数平面の原点からの距離として、前記色相
    データと彩度データから前記複素数平面上の一点に対応
    する複素数で表された色相・彩度統合データを作成する
    色相・彩度統合データ生成手段と、 前記色相・彩度統合データ生成手段によって生成された
    色相・彩度統合データと明度データについて、前記二次
    元画像の各次元方向の周波数の組合わせに対するパワー
    スペクトル値を求め、前記各次元方向の周波数を統合し
    た統合周波数を算出し、前記色相・彩度統合データと明
    度データのゆらぎ特性値を求めるゆらぎ特性値算出手段
    と、 前記色相・彩度統合データと前記明度データのゆらぎ特
    性値に基づいてそれぞれ色分け模様の色彩感と構図を評
    価する評価手段と、を備えていることを特徴とする色分
    け模様評価装置。
  2. 【請求項2】物体表面の色分け模様を赤色と緑色と青色
    の画素の集合で表現されたRGB形式の二次元画像のカ
    ラー画像データとして入力し、 次に、前記二次元画像の各画素についてRGB形式のカ
    ラー画像データを色相と彩度と明度で表現されたHSV
    形式の画像データに変換し、 次に、前記各画素のHSV形式の画像データのうち、色
    相データを所定の複素数平面の実数軸に対する角度、彩
    度データを前記複素数平面の原点からの距離として、前
    記色相データと彩度データから前記複素数平面上の一点
    に対応する複素数で表わされた色相・彩度統合データを
    作成し、 次に、前記色相・彩度統合データと明度データについ
    て、前記二次元画像の各次元方向の周波数の組合わせに
    対するパワースペクトル値を求め、前記各次元方向の周
    波数を統合した統合周波数を算出し、 次に、前記パワースペクトル値と統合周波数に基づいて
    前記色相・彩度統合データと明度データのゆらぎ特性値
    をそれぞれ算出し、 次に、前記色相・彩度統合データのゆらぎ特性値によっ
    て色分け模様の色彩感を評価し、 前記明度データのゆらぎ特性値によって色分け模様の構
    図を評価することを特徴とする色分け模様評価方法。
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