JPH0728047Y2 - トロリ線塗油装置 - Google Patents

トロリ線塗油装置

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Publication number
JPH0728047Y2
JPH0728047Y2 JP8064589U JP8064589U JPH0728047Y2 JP H0728047 Y2 JPH0728047 Y2 JP H0728047Y2 JP 8064589 U JP8064589 U JP 8064589U JP 8064589 U JP8064589 U JP 8064589U JP H0728047 Y2 JPH0728047 Y2 JP H0728047Y2
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JP
Japan
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trolley wire
oil
oiling
work
oiling device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8064589U
Other languages
English (en)
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JPH0319767U (ja
Inventor
晃造 渡瀬
貞道 鈴木
桂二 田中
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Central Japan Railway Co
Original Assignee
Central Japan Railway Co
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鉄道のトロリ線に、例えば凍結防止剤等を塗
油するトロリ線塗油装置に関する。
[従来の技術] 従来、鉄道のトロリ線に凍結防止剤等の油を塗る場合に
は、まず軌道上に絶縁タワーを設置し、担当の作業員が
該タワーをよじ登ってトロリ線の近くまで上がり、そこ
で、油をスポンジに浸してトロリ線に手作業で塗油して
いた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この様な手作業による塗油方法では油を
頻繁にスポンジに浸して作業しなければならないので、
長時間の作業となり、能率が悪い。又、凍結防止剤等の
ように悪臭の伴う油を手作業でトロリ線に塗油するの
は、作業員にとって過酷な作業であり、そして、この様
な手作業を厳冬期に連続的に作業するのは困難である。
更に、こうした手作業による塗油では、油が飛散し易
く、油の消費が多くなるとか、飛散した油が作業員の作
業着を汚すとか、或いは、油が絶縁タワーに付着して滑
り易くなり、墜落の危険性があるといった問題点もあ
る。
そこで、本考案は、トロリ線に凍結防止剤等の油を簡単
かつ安全に塗油することのできる、トロリ線塗油装置を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するためになされた本考案は、 絶縁材からなり、脚部に移動用車輪を備えた脚立状の支
持部材と、 トロリ線に塗油するローラを備えた油槽と、 該油層の底面に突設された長尺の支持胴部と、 該支持胴部を上記支持部材に摺動自在に固定する固定部
材と、 を備えたことを特徴とする鉄道のトロリ線塗油装置を要
旨としている。
[作用] このように本考案のトロリ線塗油装置においては、塗油
用ローラを備えた油槽の底面に突設させた長尺の支持胴
部が固定部材を介して摺動自在に支持部材に支持されて
いる。このため、本考案のトロリ線塗油装置を用いて、
トロリ線に凍結防止剤等の油を塗る場合には、まず本考
案のトロリ線塗油装置を鉄道の軌道上に設置し、担当の
作業員の人力操作によって長尺の支持胴部を上昇させて
油槽内の塗油用ローラをトロリ線に密着させた後、人力
により支持部材を移動させることにより、油槽内の凍結
防止剤等の油は塗油用ローラを介して自動でトロリ線に
塗油されることとなる。
従って、人手による手塗り作業が不要となり、塗油作業
を簡単にしかも安全に行なうことが可能となる。
[実施例] 本考案の実施例を使用して、トロリ線に凍結防止剤を塗
油する方法を図面を参照して説明する。
第1図は本考案が適用されたトロリ線塗油装置の全体図
である。
図に示すように、絶縁材からなり、脚立状の脚部に移動
用車輪1aを備えた支持部材1と、塗油用ローラ2を備え
た油槽3と、該油層3の底面に突設された長尺の支持胴
部4と、支持胴部4を上記支持部材1に摺動自在に固定
する固定部材5とにより構成されている。
ここで、油槽3には、塗油作業中、油の飛散を防止する
ゴム板6と、油の量を表示する油量計7と、作業終了
後、油を抜き取るための排出コック8と、が設けられて
いる。また、第2図(a)に示す様に、塗油用ローラ2
の表面には、油が浸透し易いように、ローラ2を貫通し
た複数の浸透穴9が設けられている。
次に、第2図(b)に示す如く、固定部材5には、中空
の保持部材10が備えられていて、この保持部材10内部に
支持胴部4の摺動部材11が貫挿されている。また、固定
部材5の下部部分には、作業員の安全を確保するための
アクリル板12が支持胴部4を覆う様に設けられている。
また、次に、当該トロリ線塗油装置には、第2図(b)
に示す如く、一端がスプリング14を介して支持胴部4の
下端に接続され、固定部材5に設けられた滑車15及び張
線器16を介して外部に開放された案内ロープ13が備えら
れている。案内ロープ13は塗油作業の開始と終了時に、
その開放端13aを上方又は下方に移動させることによ
り、滑車15を介して支持胴部4を上下させるためのもの
である。また、スプリング14は支持胴部4を常に上方に
付勢するために設けられたものであり、張線器16は案内
ロープ13を固定するために設けらたものである。
また、当該トロリ線塗油装置には、曲線軌道上での線路
勾配に対して、油槽を水平に保つために、該油槽を進行
方向に対して左右に傾ける操作棒17が、該油槽3の支持
部に設けられている。
以上のように構成された本トロリ線塗油装置を用いて、
トロリ線に凍結防止剤を塗る場合は、まず、本トロリ線
塗油装置を鉄道の軌道上に設置し、担当の作業員が人力
操作によって案内ロープ13の開放端13(a)を引くこと
により、滑車15を介して支持胴部4を上方に移動させ、
塗油用ローラ2がトロリ線に接触したところで停止す
る。ここで、張線器16を操作して該ローラ2を固定す
る。この状態で、支持部材1を人力等で押すと、油槽3
内の凍結防止剤は塗油用ローラ2を介して自動でトロリ
線に塗油されていく。また、塗油作業中、トロリ線の上
下動に対しては、スプリング14が支持胴部4を常に上方
に付勢しているのでトロリ線と塗油用ローラ2は遊離す
ることはなく、更に、曲線軌道上で塗油作業は、線路勾
配に対して、作業員が操作棒17を操作して油槽3を地面
に対して常に水平に保つことで、塗油することができ
る。以上の様に、本実施例では、トロリ線への凍結防止
剤の塗油作業を、地上での操作によって自動で行なうこ
とができる。
従って、凍結防止剤の使用による悪臭の伴う作業や、冬
季の重労働が不用となり、作業員の労働負担が軽減され
る。また、凍結防止剤の飛散がなく、作業員も作業台に
登ることが不要なので、墜落の危険性がなく安全であ
る。更に、凍結防止剤の消費量も少なく経済的である。
[考案の効果] 以上、詳細に述べたように本考案のトロリ線塗油装置に
おいては、トロリ線への塗油作業を、地上での操作によ
って、自動で行うことができるので、従来、手作業に頼
っていたために抱えていた問題点、即ち、作業員の重労
働、油の大量消費、などの問題点をすべて解消して、ト
ロリ線に油を安全かつ容易に塗油することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のトロリ線塗油装置を表わす全体図、第
2図は同じ実施例のトロリ線塗油装置の主要部を表わす
拡大説明図である。 1……支持部材 2……塗油用ローラー 3……油槽 4……支持胴部 5……固定部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁材からなり、脚部に移動用車輪を備え
    た脚立状の支持部材と、 トロリ線に塗油するローラを備えた油槽と、 該油槽の底面に突設された長尺の支持胴部と、 該支持胴部を上記支持部材に摺動自在に固定する固定部
    材と、 を備えたことを特徴とする鉄道のトロリ線塗油装置。
JP8064589U 1989-07-07 1989-07-07 トロリ線塗油装置 Expired - Lifetime JPH0728047Y2 (ja)

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JP8064589U JPH0728047Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 トロリ線塗油装置

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JP8064589U JPH0728047Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 トロリ線塗油装置

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Publication Number Publication Date
JPH0319767U JPH0319767U (ja) 1991-02-26
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ID=31625892

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JP2010116238A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Sanyo Special Steel Co Ltd 段積み状態の丸棒の自動潤滑方法および丸棒の段積み状態の解消方法

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JPH0319767U (ja) 1991-02-26

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