JPH07279950A - アンギュラ型玉軸受 - Google Patents
アンギュラ型玉軸受Info
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- JPH07279950A JPH07279950A JP6090674A JP9067494A JPH07279950A JP H07279950 A JPH07279950 A JP H07279950A JP 6090674 A JP6090674 A JP 6090674A JP 9067494 A JP9067494 A JP 9067494A JP H07279950 A JPH07279950 A JP H07279950A
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- JP
- Japan
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- cage
- ball bearing
- outer ring
- type ball
- angular type
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3812—Ball cages formed of interconnected segments, e.g. chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3806—Details of interaction of cage and race, e.g. retention, centring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3837—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages
- F16C33/3843—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
- F16C33/3856—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保持器の傾斜や傾斜による摩擦トルクの発生
を防止し組立作業性も大幅に改善することの出来るアン
ギュラ型玉軸受を提供すること。 【構成】 外輪肩部にカウンタボア１ａを形成し、周方
向に複数個に分割した保持器４を備えるアンギュラ型玉
軸受において、前記外輪カウンタボア１ａは円筒面に形
成し、玉３を保持する保持器４は軸方向一端側に径方向
外側に突出するフランジ部４ａを形成した断面略Ｌ字形
状とすると共に該保持器フランジ部４ａは前記外輪カウ
ンタボア１ａの円筒面に案内されるようにしたことを特
徴とするアンギュラ型玉軸受。
を防止し組立作業性も大幅に改善することの出来るアン
ギュラ型玉軸受を提供すること。 【構成】 外輪肩部にカウンタボア１ａを形成し、周方
向に複数個に分割した保持器４を備えるアンギュラ型玉
軸受において、前記外輪カウンタボア１ａは円筒面に形
成し、玉３を保持する保持器４は軸方向一端側に径方向
外側に突出するフランジ部４ａを形成した断面略Ｌ字形
状とすると共に該保持器フランジ部４ａは前記外輪カウ
ンタボア１ａの円筒面に案内されるようにしたことを特
徴とするアンギュラ型玉軸受。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はアンギュラ型玉軸受、
特に周方向に複数個に分割した保持器を備えたアンギュ
ラ型玉軸受であって保持器の摩擦トルクや偏摩耗を防止
し且つ組み立てやすくしたアンギュラ型玉軸受に関す
る。
特に周方向に複数個に分割した保持器を備えたアンギュ
ラ型玉軸受であって保持器の摩擦トルクや偏摩耗を防止
し且つ組み立てやすくしたアンギュラ型玉軸受に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】アンギュラ型玉軸受、特にケイドンタイ
プといわれる大径の薄肉形のアンギュラ型玉軸受では、
図４（Ａ）に示すように、外輪１１の肩部にカウンタボ
ア１１ａが形成され、玉１３を保持する保持器１４も径
が大きいため周方向に複数個に分割されたものを組み立
ててから組み込まれる。即ち、図４（Ｂ）に示すように
多数のポケット１４ｈを形成した分割型の弓形状の合成
樹脂製（例えばナイロン６６）保持器１４の両端部に嵌
合部を形成し、これらを周方向につなぎ合わせて一つの
円環状の保持器として組み立てられる。
プといわれる大径の薄肉形のアンギュラ型玉軸受では、
図４（Ａ）に示すように、外輪１１の肩部にカウンタボ
ア１１ａが形成され、玉１３を保持する保持器１４も径
が大きいため周方向に複数個に分割されたものを組み立
ててから組み込まれる。即ち、図４（Ｂ）に示すように
多数のポケット１４ｈを形成した分割型の弓形状の合成
樹脂製（例えばナイロン６６）保持器１４の両端部に嵌
合部を形成し、これらを周方向につなぎ合わせて一つの
円環状の保持器として組み立てられる。
【０００３】尚、アンギュラ型玉軸受で保持器の左右環
状部の径が異なるように形成したものとして、実開昭５
８−１６２３１９号及び実開昭６２−５６８２３号に開
示されているように、軸方向断面で見た場合、径が異な
る左右の環状部を斜方向の柱で結合したものが知られて
いる。またアンギュラ型玉軸受ではないが、保持器が外
輪から抜けないように抜止を施した構造のものとして実
開平２−１５０４１２号の第７図で開示されているよう
に保持器６１に凸部６１ａを形成すると共に外輪６２に
該凸部６１ａと係合する凹部６２ａを形成したものが知
られている。
状部の径が異なるように形成したものとして、実開昭５
８−１６２３１９号及び実開昭６２−５６８２３号に開
示されているように、軸方向断面で見た場合、径が異な
る左右の環状部を斜方向の柱で結合したものが知られて
いる。またアンギュラ型玉軸受ではないが、保持器が外
輪から抜けないように抜止を施した構造のものとして実
開平２−１５０４１２号の第７図で開示されているよう
に保持器６１に凸部６１ａを形成すると共に外輪６２に
該凸部６１ａと係合する凹部６２ａを形成したものが知
られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記するように図４に
示す大径の薄肉形のアンギュラ型玉軸受の保持器１４は
分割品であるため回転中の玉の進み遅れによって保持器
が外輪内周面或いは内輪外周面に押し付けられながら回
転する。この場合、外輪の軸方向断面は非対称であるた
め図５に示すように、保持器１４は更に外側へ押し出さ
れて傾斜しながら回転するようになる。このため摩擦ト
ルクが大きくなったり、保持器自体に偏摩耗が生じるよ
うになる。また、大形の保持器は弓形状に組み立てた後
内輪外側に該保持器を配置した状態で多数の玉を保持さ
せて外輪を組み込むが、途中で玉が落下するため組立作
業性が悪いという問題もあった。
示す大径の薄肉形のアンギュラ型玉軸受の保持器１４は
分割品であるため回転中の玉の進み遅れによって保持器
が外輪内周面或いは内輪外周面に押し付けられながら回
転する。この場合、外輪の軸方向断面は非対称であるた
め図５に示すように、保持器１４は更に外側へ押し出さ
れて傾斜しながら回転するようになる。このため摩擦ト
ルクが大きくなったり、保持器自体に偏摩耗が生じるよ
うになる。また、大形の保持器は弓形状に組み立てた後
内輪外側に該保持器を配置した状態で多数の玉を保持さ
せて外輪を組み込むが、途中で玉が落下するため組立作
業性が悪いという問題もあった。
【０００５】この発明は上記する課題に鑑みてなされた
ものであり、保持器の傾斜や傾斜による摩擦トルクの発
生を防止し組立作業性も大幅に改善することの出来るア
ンギュラ型玉軸受を提供することを目的とする。
ものであり、保持器の傾斜や傾斜による摩擦トルクの発
生を防止し組立作業性も大幅に改善することの出来るア
ンギュラ型玉軸受を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、アンギュラ型玉軸受が、外輪
肩部にカウンタボアを形成し、周方向に複数個に分割し
た保持器を備えてなるアンギュラ型玉軸受において、前
記外輪カウンタボアは円筒面に形成し、玉を保持する保
持器は軸方向一端側に径方向外側に突出するフランジ部
を形成した断面略Ｌ字形状とすると共に該保持器フラン
ジ部は前記外輪カウンタボアの円筒面に案内されるよう
にしたことを特徴とする。
る課題を解決するために、アンギュラ型玉軸受が、外輪
肩部にカウンタボアを形成し、周方向に複数個に分割し
た保持器を備えてなるアンギュラ型玉軸受において、前
記外輪カウンタボアは円筒面に形成し、玉を保持する保
持器は軸方向一端側に径方向外側に突出するフランジ部
を形成した断面略Ｌ字形状とすると共に該保持器フラン
ジ部は前記外輪カウンタボアの円筒面に案内されるよう
にしたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】アンギュラ型玉軸受を上記手段とした場合の作
用について添付（図１乃至図３）の符号を用いて説明す
る。回転時の軸受内輪２の回転に伴い保持器４はフラン
ジ部４ａの外周面がカウンタボア１ａに、また保持器外
側凸部４ｆが外輪内径面１ｃに摺動しながら案内されて
回転し、該保持器４の回転時の傾斜は防止されるので偏
摩耗は起きなくなり、摩擦抵抗も小さくなる。また、該
保持器４のフランジ部４ａは軸受組立の際玉３が転げ落
ちないような役目をする。即ち、この発明にかかる大径
のアンギュラ型玉軸受は組み立ての際、保持器４のフラ
ンジ部４ａが下側（地面側）になるように組み立て且つ
内輪２に嵌めてから玉３を配置していくが、この時フラ
ンジ部４ａは玉を受け落下しないような役割をするため
組み立て作業性が極めて良くなる。
用について添付（図１乃至図３）の符号を用いて説明す
る。回転時の軸受内輪２の回転に伴い保持器４はフラン
ジ部４ａの外周面がカウンタボア１ａに、また保持器外
側凸部４ｆが外輪内径面１ｃに摺動しながら案内されて
回転し、該保持器４の回転時の傾斜は防止されるので偏
摩耗は起きなくなり、摩擦抵抗も小さくなる。また、該
保持器４のフランジ部４ａは軸受組立の際玉３が転げ落
ちないような役目をする。即ち、この発明にかかる大径
のアンギュラ型玉軸受は組み立ての際、保持器４のフラ
ンジ部４ａが下側（地面側）になるように組み立て且つ
内輪２に嵌めてから玉３を配置していくが、この時フラ
ンジ部４ａは玉を受け落下しないような役割をするため
組み立て作業性が極めて良くなる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図１はこの発明のアンギュラ型玉
軸受の軸方向の一部断面図である。この玉軸受の外輪１
及び内輪２は鋳鋼（Ｓ４８Ｃ）やクロムモリブデン鋼
（ＳＣＭ）或いは軸受鋼（ＳＵＪ２）やステンレス鋼
（ＳＵＳ４４０Ｃ）等を用いる。これら鋼材に適宜、浸
炭焼入れや高周波焼入れや焼入れ硬化を施して使用す
る。前記外輪１の内径片側には円筒状のカウンタボア１
ａが設けてある。
を参照して説明する。図１はこの発明のアンギュラ型玉
軸受の軸方向の一部断面図である。この玉軸受の外輪１
及び内輪２は鋳鋼（Ｓ４８Ｃ）やクロムモリブデン鋼
（ＳＣＭ）或いは軸受鋼（ＳＵＪ２）やステンレス鋼
（ＳＵＳ４４０Ｃ）等を用いる。これら鋼材に適宜、浸
炭焼入れや高周波焼入れや焼入れ硬化を施して使用す
る。前記外輪１の内径片側には円筒状のカウンタボア１
ａが設けてある。
【０００９】次に、前記外輪１と内輪２との間に配置さ
れる玉３を保持する保持器４には、軸方向一端側に径方
向外側に突出するフランジ部４ａが形成される。即ち、
該フランジ部４ａの外周面は略Ｌ字形状の断面形状とし
て前記外輪１内径側のカウンタボア１ａの円筒面に摺動
して案内されるように形成される。また、保持器外側凸
部４ｆは外輪内径面１ｃに案内されるように形成され
る。
れる玉３を保持する保持器４には、軸方向一端側に径方
向外側に突出するフランジ部４ａが形成される。即ち、
該フランジ部４ａの外周面は略Ｌ字形状の断面形状とし
て前記外輪１内径側のカウンタボア１ａの円筒面に摺動
して案内されるように形成される。また、保持器外側凸
部４ｆは外輪内径面１ｃに案内されるように形成され
る。
【００１０】図２（Ａ）は前記保持器４の中心線に沿う
断面図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ矢視図、図２
（Ｃ）は図２（Ａ）のＱ矢視図、図２（Ｄ）は図２
（Ａ）のＲ矢視図である。該保持器４は周方向に複数個
に分割するように弓形状に形成され、一方の端部には隣
り合う保持器の凹部と係合する凸部４ｂが形成され、他
方の端部には隣り合う保持器の凸部と係合する凹部４ｃ
が形成され、これらが一部を除き次々に係合されて一つ
の１ヶ所割り大径円環状の保持器となる。１ヶ所割り部
分は、この保持器がナイロン６６などの合成樹脂等之場
合に、温度変化によって伸縮が激しく破断を生じさせる
ことが予測されるため設けられている。１ヶ所割り部分
は、１つの凸部４ｂを切断するとともに数ｍｍ〜数１０
ｍｍの間隔をあけて形成される。該保持器４の数個所の
柱部４ｄの内側及び外側には凸部４ｅ及び４ｆが形成し
てあるが、内側の凸部４ｅは前記内輪２の外周面に接触
して回転時の摩擦抵抗を少なくする。また、保持器４に
形成されるポケット４ｈは筒形であってフランジ部４ａ
の側面に内接する程度に形成される。
断面図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ矢視図、図２
（Ｃ）は図２（Ａ）のＱ矢視図、図２（Ｄ）は図２
（Ａ）のＲ矢視図である。該保持器４は周方向に複数個
に分割するように弓形状に形成され、一方の端部には隣
り合う保持器の凹部と係合する凸部４ｂが形成され、他
方の端部には隣り合う保持器の凸部と係合する凹部４ｃ
が形成され、これらが一部を除き次々に係合されて一つ
の１ヶ所割り大径円環状の保持器となる。１ヶ所割り部
分は、この保持器がナイロン６６などの合成樹脂等之場
合に、温度変化によって伸縮が激しく破断を生じさせる
ことが予測されるため設けられている。１ヶ所割り部分
は、１つの凸部４ｂを切断するとともに数ｍｍ〜数１０
ｍｍの間隔をあけて形成される。該保持器４の数個所の
柱部４ｄの内側及び外側には凸部４ｅ及び４ｆが形成し
てあるが、内側の凸部４ｅは前記内輪２の外周面に接触
して回転時の摩擦抵抗を少なくする。また、保持器４に
形成されるポケット４ｈは筒形であってフランジ部４ａ
の側面に内接する程度に形成される。
【００１１】図３はこの発明のアンギュラ型玉軸受の変
形例の軸方向の一部断面図である。この実施例では内輪
２に二列の軌道面２ａ、２ａを設けて玉３、３をそれぞ
れ配置し二つの外輪１、１を配置して組み立てられ、例
えば断層撮影装置等の医療用機器の回転支持用として用
いられる。また、外輪１の大内径側には円筒状のカウン
タボア１ａ及び１ａを左右対称に形成し、これらが隣り
合うように配置すると共に、保持器４及び４にはフラン
ジ部４ａ及び４ａが形成され且つこれらのカウンタボア
１ａ及び１ａの円筒面に摺動して案内されるように対称
に配置される。この実施例の玉軸受には組み立てる際芯
合わせのため、一方の外輪１には凹部１ｃを形成すると
共に他方の外輪１には凸部１ｄを形成し且つこれらを嵌
合させる。５はシ−ルド板であってそれぞれ外輪１及び
１の端部に嵌め込んで配置され、内輪２の外周面との間
にラビリンス６を形成する。尚、７は二つの外輪１、１
を接合するボルトである。
形例の軸方向の一部断面図である。この実施例では内輪
２に二列の軌道面２ａ、２ａを設けて玉３、３をそれぞ
れ配置し二つの外輪１、１を配置して組み立てられ、例
えば断層撮影装置等の医療用機器の回転支持用として用
いられる。また、外輪１の大内径側には円筒状のカウン
タボア１ａ及び１ａを左右対称に形成し、これらが隣り
合うように配置すると共に、保持器４及び４にはフラン
ジ部４ａ及び４ａが形成され且つこれらのカウンタボア
１ａ及び１ａの円筒面に摺動して案内されるように対称
に配置される。この実施例の玉軸受には組み立てる際芯
合わせのため、一方の外輪１には凹部１ｃを形成すると
共に他方の外輪１には凸部１ｄを形成し且つこれらを嵌
合させる。５はシ−ルド板であってそれぞれ外輪１及び
１の端部に嵌め込んで配置され、内輪２の外周面との間
にラビリンス６を形成する。尚、７は二つの外輪１、１
を接合するボルトである。
【００１２】而して、軸受内輪２の回転に伴い保持器４
はフランジ部４ａの外周面がカウンタボア１ａに、また
保持器外側凸部４ｆが外側内径面１ｃに摺動しながら案
内されて回転し、該保持器４の回転時の傾斜は防止され
るので偏摩耗は起きなくなり、摩擦抵抗も小さくなる。
また、該保持器４のフランジ部４ａは軸受組立の際玉３
が転げ落ちないような役目をする。即ち、この発明にか
かる大径のアンギュラ型玉軸受は組み立ての際、保持器
４のフランジ部４ａが下側（地面側）になるように組み
立て且つ内輪２に嵌めてから玉３を配置していくが、こ
の時フランジ部４ａは玉を受け落下させないような役割
をするため組み立て作業性が極めて良くなる。
はフランジ部４ａの外周面がカウンタボア１ａに、また
保持器外側凸部４ｆが外側内径面１ｃに摺動しながら案
内されて回転し、該保持器４の回転時の傾斜は防止され
るので偏摩耗は起きなくなり、摩擦抵抗も小さくなる。
また、該保持器４のフランジ部４ａは軸受組立の際玉３
が転げ落ちないような役目をする。即ち、この発明にか
かる大径のアンギュラ型玉軸受は組み立ての際、保持器
４のフランジ部４ａが下側（地面側）になるように組み
立て且つ内輪２に嵌めてから玉３を配置していくが、こ
の時フランジ部４ａは玉を受け落下させないような役割
をするため組み立て作業性が極めて良くなる。
【００１３】
【発明の効果】この発明のアンギュラ型玉軸受は以上詳
述したような構成としたので、従来のアンギュラ型玉軸
受の保持器に頻繁に生じていた回転時の傾斜を防止する
ことが出来るだけでなく、軸受回転時の偏摩耗や摩擦ト
ルクの増大と変動を防止し軸受寿命の延長を図ることが
出来る。更に、軸受組み立ての際の作業性が極めてよく
なるためラインでの生産効率を大幅に向上させることが
出来る。
述したような構成としたので、従来のアンギュラ型玉軸
受の保持器に頻繁に生じていた回転時の傾斜を防止する
ことが出来るだけでなく、軸受回転時の偏摩耗や摩擦ト
ルクの増大と変動を防止し軸受寿命の延長を図ることが
出来る。更に、軸受組み立ての際の作業性が極めてよく
なるためラインでの生産効率を大幅に向上させることが
出来る。
【図１】この発明のアンギュラ型玉軸受の軸方向の一部
断面図である。
断面図である。
【図２】図２（Ａ）は保持器の中心線に沿う断面図、図
２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ矢視図、図２（Ｃ）は図２
（Ａ）のＱ矢視図、図２（Ｄ）は図２（Ａ）のＲ矢視図
である。
２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ矢視図、図２（Ｃ）は図２
（Ａ）のＱ矢視図、図２（Ｄ）は図２（Ａ）のＲ矢視図
である。
【図３】この発明のアンギュラ型玉軸受の変形例の軸方
向の一部断面図である。
向の一部断面図である。
【図４】図４（Ａ）は従来のカウンタボアを有するアン
ギュラ型玉軸受の軸方向断面図の一部を示す図、図４
（Ｂ）は従来のカウンタボアを有するアンギュラ型玉軸
受で使用される保持器の中央断面図である。
ギュラ型玉軸受の軸方向断面図の一部を示す図、図４
（Ｂ）は従来のカウンタボアを有するアンギュラ型玉軸
受で使用される保持器の中央断面図である。
【図５】従来のカウンタボアを有するアンギュラ型玉軸
受の軸方向断面図の一部を示す図であって保持器が傾斜
した状態を示す図である。
受の軸方向断面図の一部を示す図であって保持器が傾斜
した状態を示す図である。
１ 外輪 １ａ カウンタボア ２ 内輪 ３ 玉 ４ 保持器 ４ａ フランジ部 ５ シ−ルド板 ６ ラビリンス
Claims (1)
- 【請求項１】 外輪肩部にカウンタボアを形成し、周方
向に複数個に分割した保持器を備えてなるアンギュラ型
玉軸受において、前記外輪カウンタボアは円筒面に形成
し、玉を保持する保持器は軸方向一端側に径方向外側に
突出するフランジ部を形成した断面略Ｌ字形状とすると
共に該保持器フランジ部は前記外輪カウンタボアの円筒
面に案内されるようにしたことを特徴とするアンギュラ
型玉軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09067494A JP3360927B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンギュラ型玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09067494A JP3360927B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンギュラ型玉軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279950A true JPH07279950A (ja) | 1995-10-27 |
| JP3360927B2 JP3360927B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=14005095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09067494A Expired - Fee Related JP3360927B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンギュラ型玉軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3360927B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007325919A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-12-20 | Toshiba Corp | Ｘ線ｃｔ装置 |
| CN107314031A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-11-03 | 洛阳汇工轴承科技有限公司 | 新型角接触球轴承及其加工工艺 |
| WO2018199285A1 (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | Ntn株式会社 | アンギュラ玉軸受保持器およびアンギュラ玉軸受 |
| CN111677761A (zh) * | 2020-06-28 | 2020-09-18 | 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 | 带有l型保持架的转盘轴承 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10012266B1 (en) * | 2017-01-12 | 2018-07-03 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ball bearing with cage having rattle reduction feature and method thereof |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP09067494A patent/JP3360927B2/ja not_active Expired - Fee Related
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