JPH0727686A - 破砕分散用器具 - Google Patents
破砕分散用器具Info
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- JPH0727686A JPH0727686A JP5196864A JP19686493A JPH0727686A JP H0727686 A JPH0727686 A JP H0727686A JP 5196864 A JP5196864 A JP 5196864A JP 19686493 A JP19686493 A JP 19686493A JP H0727686 A JPH0727686 A JP H0727686A
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- sample
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/505—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes flexible containers not provided for above
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F31/00—Mixers with shaking, oscillating, or vibrating mechanisms
- B01F31/55—Mixers with shaking, oscillating, or vibrating mechanisms the materials to be mixed being contained in a flexible bag submitted to periodical deformation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M45/00—Means for pre-treatment of biological substances
- C12M45/02—Means for pre-treatment of biological substances by mechanical forces; Stirring; Trituration; Comminuting
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/38—Diluting, dispersing or mixing samples
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/286—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q involving mechanical work, e.g. chopping, disintegrating, compacting, homogenising
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高価な装置を使用せずに、簡単かつ能率的
に、種々の試料を良好に破砕分散する。 【構成】 試料と分散媒を合成樹脂製の袋体１２に収容
して封止し、該袋体を表面に多数の突起部１５を設けた
堅固な平板１１上に重ね合わせて固定し、さらに該袋体
をローラー１４で圧迫し、および揉み扱くことにより、
袋体１２内の試料は平板１１の突起部１５とローラー１
４の間に挟まれてすり潰され、また、ローラー１４が袋
体１２を揉み扱く際に発生する激しい水流によって攪拌
され、分散媒中に均一に分散する。
に、種々の試料を良好に破砕分散する。 【構成】 試料と分散媒を合成樹脂製の袋体１２に収容
して封止し、該袋体を表面に多数の突起部１５を設けた
堅固な平板１１上に重ね合わせて固定し、さらに該袋体
をローラー１４で圧迫し、および揉み扱くことにより、
袋体１２内の試料は平板１１の突起部１５とローラー１
４の間に挟まれてすり潰され、また、ローラー１４が袋
体１２を揉み扱く際に発生する激しい水流によって攪拌
され、分散媒中に均一に分散する。
Description
【０００１】本発明は、食品、土壌など種々の試料を機
械的に破砕分散させるための破砕分散用器具に関する。
械的に破砕分散させるための破砕分散用器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】食品、生体などの試料を理化学的検査や
微生物学的検査に供する際に、試料を破砕し、溶媒など
に分散させて乳剤にする場合がある。従来よりこの目的
のために乳鉢と乳棒を用いたり、カップの中に試料と分
散媒を収容し、回転刃をスクリュウのように回転させて
試料を破砕分散させるいわゆるカップ型ホモジナイザ等
が用いられてきた。
微生物学的検査に供する際に、試料を破砕し、溶媒など
に分散させて乳剤にする場合がある。従来よりこの目的
のために乳鉢と乳棒を用いたり、カップの中に試料と分
散媒を収容し、回転刃をスクリュウのように回転させて
試料を破砕分散させるいわゆるカップ型ホモジナイザ等
が用いられてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが乳鉢・乳棒や
カップ型ホモジナイザでは、使用に際して装置を洗浄や
滅菌する必要があり、したがって多数の試料を破砕分散
させる場合、多数の乳鉢・乳棒やカップ・回転刃を用意
する必要があり大変手間がかかった。また、乳鉢・乳棒
では無菌操作が困難であり、微生物学的検査には適さな
かった。
カップ型ホモジナイザでは、使用に際して装置を洗浄や
滅菌する必要があり、したがって多数の試料を破砕分散
させる場合、多数の乳鉢・乳棒やカップ・回転刃を用意
する必要があり大変手間がかかった。また、乳鉢・乳棒
では無菌操作が困難であり、微生物学的検査には適さな
かった。
【０００４】そこで本発明は、簡便かつ能率的に、種々
の試料を良好に破砕分散できるようにすることを目的と
してなされた。
の試料を良好に破砕分散できるようにすることを目的と
してなされた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
になされた本発明は、試料と分散媒を合成樹脂製の袋体
に収容して封止し、該袋体を表面に多数の突起部を設け
た堅固な平板上に重ね合わせて固定し、さらに該袋体を
圧迫し、および揉み扱くことを特徴とする破砕分散用器
具を要旨としている。
になされた本発明は、試料と分散媒を合成樹脂製の袋体
に収容して封止し、該袋体を表面に多数の突起部を設け
た堅固な平板上に重ね合わせて固定し、さらに該袋体を
圧迫し、および揉み扱くことを特徴とする破砕分散用器
具を要旨としている。
【０００６】
【作用】このように構成された本発明によれば、柔軟な
合成樹脂等で構成された袋体に試料と分散媒を収容し、
袋体の開口部を封止する。続いて該袋体を、表面に突起
部を設けた堅固な平板上に重ね合わせて固定する。ここ
で該袋体をローラー等で圧迫し、および揉み扱くように
する。このとき、袋体内の試料は平板の突起部とローラ
ーの間に挟まれてすり潰され、また、ローラーが袋体を
揉み扱く際に発生する激しい水流によって攪拌され、分
散媒中に均一に分散する。
合成樹脂等で構成された袋体に試料と分散媒を収容し、
袋体の開口部を封止する。続いて該袋体を、表面に突起
部を設けた堅固な平板上に重ね合わせて固定する。ここ
で該袋体をローラー等で圧迫し、および揉み扱くように
する。このとき、袋体内の試料は平板の突起部とローラ
ーの間に挟まれてすり潰され、また、ローラーが袋体を
揉み扱く際に発生する激しい水流によって攪拌され、分
散媒中に均一に分散する。
【０００７】固形試料を合成樹脂製の袋に分散媒と共に
収容して封止し、該袋の外側から圧迫し、および揉み扱
いた場合、試料が袋内で滑り動くので十分に破砕・分散
することは困難であるが、本発明によれば、試料と分散
媒を収容・封止した袋体を表面に多数の突起部を設けた
平板の上に配置して圧迫し、および揉み扱いており、し
たがって袋体内にも突起部が形作られるので、試料は突
起部に引っ掛かり滑り動くことなく十分に破砕分散する
ことができる。
収容して封止し、該袋の外側から圧迫し、および揉み扱
いた場合、試料が袋内で滑り動くので十分に破砕・分散
することは困難であるが、本発明によれば、試料と分散
媒を収容・封止した袋体を表面に多数の突起部を設けた
平板の上に配置して圧迫し、および揉み扱いており、し
たがって袋体内にも突起部が形作られるので、試料は突
起部に引っ掛かり滑り動くことなく十分に破砕分散する
ことができる。
【０００８】さらには、袋体をローラーで圧迫し、およ
び揉み扱く際に、平板表面の突起部により袋体内に形作
られた突起部の溝部分を分散媒が激しく流動して複雑な
水圧の変化を生じ、したがって試料が十分に破砕分散さ
れ、さらには微生物や有用成分が試料から十分に抽出さ
れることになる。
び揉み扱く際に、平板表面の突起部により袋体内に形作
られた突起部の溝部分を分散媒が激しく流動して複雑な
水圧の変化を生じ、したがって試料が十分に破砕分散さ
れ、さらには微生物や有用成分が試料から十分に抽出さ
れることになる。
【０００９】本発明は簡単な構成を有し、かつ効率よく
試料を破砕分散することができる。さらに、本発明は、
試料と分散媒を収容する容器として合成樹脂製の袋体を
用いており、これを多数準備して使い捨てとすれば、多
数の試料を能率的に処理することができる。
試料を破砕分散することができる。さらに、本発明は、
試料と分散媒を収容する容器として合成樹脂製の袋体を
用いており、これを多数準備して使い捨てとすれば、多
数の試料を能率的に処理することができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図１は破砕分散用器具の構成を示す全体図であり、
図２は破砕分散用器具の構成を示す横面図であり、図３
は突起部を多数設けた平板を示す平面図である。図１お
よび図２に示すように破砕分散用器具１は、上側表面に
長円形柱状の突起部１５を多数設けた堅固な平板１１
と、試料と分散媒を収容する合成樹脂製の袋体１２と、
該袋体１２の開口部を封止し平板１１上に固定する封止
・固定装置１３と、該袋体を圧迫し、および揉み扱くた
めのローラー１４で構成される。封止・固定装置１３は
細長い溝と突起を嵌合させ、袋体をその間に挟みこんで
封止・固定する周知の構造であり、いわゆるポリクリッ
プである。
る。図１は破砕分散用器具の構成を示す全体図であり、
図２は破砕分散用器具の構成を示す横面図であり、図３
は突起部を多数設けた平板を示す平面図である。図１お
よび図２に示すように破砕分散用器具１は、上側表面に
長円形柱状の突起部１５を多数設けた堅固な平板１１
と、試料と分散媒を収容する合成樹脂製の袋体１２と、
該袋体１２の開口部を封止し平板１１上に固定する封止
・固定装置１３と、該袋体を圧迫し、および揉み扱くた
めのローラー１４で構成される。封止・固定装置１３は
細長い溝と突起を嵌合させ、袋体をその間に挟みこんで
封止・固定する周知の構造であり、いわゆるポリクリッ
プである。
【００１１】このように構成された破砕分散装置１は、
合成樹脂製の袋体１２に破砕分散すべき試料と分散媒を
収容し、平板１１に設けられた封止・固定装置１３を用
いて該袋体の開口部を封止するとともに平板１１上に固
定する。続いて袋体１２をローラー１４で圧迫し、およ
び揉み扱けば試料を分散媒中に均一に破砕分散すること
ができる。
合成樹脂製の袋体１２に破砕分散すべき試料と分散媒を
収容し、平板１１に設けられた封止・固定装置１３を用
いて該袋体の開口部を封止するとともに平板１１上に固
定する。続いて袋体１２をローラー１４で圧迫し、およ
び揉み扱けば試料を分散媒中に均一に破砕分散すること
ができる。
【００１２】ここで、破砕用分散装置を構成する合成樹
脂性袋体１２の大きさは、特に限定されるものではない
が、試料５〜１０ｇ、分散媒を試料の１０倍量とした場
合、幅６〜１５ｃｍ、長さ１０〜２５ｃｍ程度が扱いや
すく望ましい。同様に袋体を構成する合成樹脂製フィル
ムの厚さは特に限定されるものではなく、また、フィル
ムの材質によっても異なってくるが、ローラー等で揉み
扱く際に柔軟であり、さらに破れない強度があればよ
く、例えばポリエチレンフィルムの場合、厚さ０．０４
〜０．１２ｍｍ程度が望ましい。
脂性袋体１２の大きさは、特に限定されるものではない
が、試料５〜１０ｇ、分散媒を試料の１０倍量とした場
合、幅６〜１５ｃｍ、長さ１０〜２５ｃｍ程度が扱いや
すく望ましい。同様に袋体を構成する合成樹脂製フィル
ムの厚さは特に限定されるものではなく、また、フィル
ムの材質によっても異なってくるが、ローラー等で揉み
扱く際に柔軟であり、さらに破れない強度があればよ
く、例えばポリエチレンフィルムの場合、厚さ０．０４
〜０．１２ｍｍ程度が望ましい。
【００１３】また、平板１１の大きさは特に限定される
ものではないが、試料と分散媒を収容した袋体１２がは
み出さずに完全に重ね合わせて配置できる大きさであれ
ばよい。また、その厚さについても、特に限定されるも
のではないが、取り扱いの便利さ、および強度を考慮す
ると、硬質塩化ビニル製の場合では、１０〜２０ｍｍ程
度が望ましい。さらに、長円形柱状の突起部１５の大き
さについても特に限定されるものではないが、長径４〜
２０ｍｍ、短形２〜１０ｍｍ、突起部と突起部の間隔２
〜１０ｍｍであれば十分に試料をすり潰すことができ
る。
ものではないが、試料と分散媒を収容した袋体１２がは
み出さずに完全に重ね合わせて配置できる大きさであれ
ばよい。また、その厚さについても、特に限定されるも
のではないが、取り扱いの便利さ、および強度を考慮す
ると、硬質塩化ビニル製の場合では、１０〜２０ｍｍ程
度が望ましい。さらに、長円形柱状の突起部１５の大き
さについても特に限定されるものではないが、長径４〜
２０ｍｍ、短形２〜１０ｍｍ、突起部と突起部の間隔２
〜１０ｍｍであれば十分に試料をすり潰すことができ
る。
【００１４】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。例えば、実施例では１個のローラー１４
を用いて袋体１２を圧迫し、および揉み扱いているが、
多数の小さなローラーを用いて袋体１２を圧迫し、揉み
扱いてもよく、また、試料の量が少なく袋体１２が小さ
い場合では手指を用いて圧迫し、および揉み扱いてもか
まわない。さらに、実施例では表面が平坦なローラ１４
を用いて袋体１２を圧迫、および揉み扱いているが、ロ
ーラー１４の表面に、平板１１の突起部１５と嵌合する
ように突起を設ければ、より効率よく試料を破砕分散す
ることができる。
ものではない。例えば、実施例では１個のローラー１４
を用いて袋体１２を圧迫し、および揉み扱いているが、
多数の小さなローラーを用いて袋体１２を圧迫し、揉み
扱いてもよく、また、試料の量が少なく袋体１２が小さ
い場合では手指を用いて圧迫し、および揉み扱いてもか
まわない。さらに、実施例では表面が平坦なローラ１４
を用いて袋体１２を圧迫、および揉み扱いているが、ロ
ーラー１４の表面に、平板１１の突起部１５と嵌合する
ように突起を設ければ、より効率よく試料を破砕分散す
ることができる。
【００１５】また、図３で示されるように、実施例では
平板１１の表面に長円形の突起部１５を多数形成してい
るが、突起部の形状は長円形柱状に限定されるものでは
なく、方形柱状や三角形柱状、長円錐状、方形錐状、三
角錐状などいずれの形状でも構わない。さらに、実施例
では袋体１２の開口部を、平板１１の一端に設けられた
封止・固定装置１３を用いて封止しているが、開口部の
封止装置は平板１１と別体に構成してもよく、例えば袋
体１２の開口部近傍に、溝と突起を嵌合させる構造のい
わゆるポリチャックなどの封止部を一体形成してもよ
い。
平板１１の表面に長円形の突起部１５を多数形成してい
るが、突起部の形状は長円形柱状に限定されるものでは
なく、方形柱状や三角形柱状、長円錐状、方形錐状、三
角錐状などいずれの形状でも構わない。さらに、実施例
では袋体１２の開口部を、平板１１の一端に設けられた
封止・固定装置１３を用いて封止しているが、開口部の
封止装置は平板１１と別体に構成してもよく、例えば袋
体１２の開口部近傍に、溝と突起を嵌合させる構造のい
わゆるポリチャックなどの封止部を一体形成してもよ
い。
【００１６】
【実験例】続いて上記の実施例の効果を実証する実験例
を述べる。本発明者らは、袋体１２を厚さ０．０８ｍ
ｍ、幅１００ｍｍ×長さ１８０ｍｍのポリエチレン製と
し、上側表面に多数の突起部を設けた平板１１を長さ２
２０ｍｍ×幅１４０ｍｍ、厚さ１５ｍｍの硬質塩化ビニ
ル板に幅５０ｍｍ×長さ１５ｍｍの長円形突起部１６を
長軸方向間隔５ｍｍ、短軸方法間隔５ｍｍで削り出して
多数形成したものとし、袋体の封止・固定装置１３を長
さ１６０ｍｍのポリクリップ（市販品、スウェーデン、
ウェランド社製）を平板１１の一端に接着剤で固定した
ものとし、ローラー１４を直径４０ｍｍ×長さ１００ｍ
ｍの硬質ゴム製として、実施例の破砕分散用器具を作成
した。この破砕分散用器具を用い、試料を破砕分散させ
て乳剤を作製するいわゆるホモジナイズの実験を次のよ
うにして行った。
を述べる。本発明者らは、袋体１２を厚さ０．０８ｍ
ｍ、幅１００ｍｍ×長さ１８０ｍｍのポリエチレン製と
し、上側表面に多数の突起部を設けた平板１１を長さ２
２０ｍｍ×幅１４０ｍｍ、厚さ１５ｍｍの硬質塩化ビニ
ル板に幅５０ｍｍ×長さ１５ｍｍの長円形突起部１６を
長軸方向間隔５ｍｍ、短軸方法間隔５ｍｍで削り出して
多数形成したものとし、袋体の封止・固定装置１３を長
さ１６０ｍｍのポリクリップ（市販品、スウェーデン、
ウェランド社製）を平板１１の一端に接着剤で固定した
ものとし、ローラー１４を直径４０ｍｍ×長さ１００ｍ
ｍの硬質ゴム製として、実施例の破砕分散用器具を作成
した。この破砕分散用器具を用い、試料を破砕分散させ
て乳剤を作製するいわゆるホモジナイズの実験を次のよ
うにして行った。
【００１７】まず、試料と分散媒を収容する袋体１２を
γ線を照射して滅菌した。続いて表１に示す各種試料を
各々ハサミで細切りし、それぞれを多数準備された袋体
１２に５．０ｇずつ収容した。試料を収容した袋体１２
にはさらに滅菌生理食塩水４５．０ｍｌを注入した後、
平板１１に重ね合わせて配置し、開口部を封止・固定装
置１３で封止し、固定した。続いて試料と分散媒を収容
した袋体１２をローラー１４で１〜２分圧迫し、あるい
は扱いて試料の乳剤を作製した。
γ線を照射して滅菌した。続いて表１に示す各種試料を
各々ハサミで細切りし、それぞれを多数準備された袋体
１２に５．０ｇずつ収容した。試料を収容した袋体１２
にはさらに滅菌生理食塩水４５．０ｍｌを注入した後、
平板１１に重ね合わせて配置し、開口部を封止・固定装
置１３で封止し、固定した。続いて試料と分散媒を収容
した袋体１２をローラー１４で１〜２分圧迫し、あるい
は扱いて試料の乳剤を作製した。
【００１８】また比較例として同じ試料を次のようにし
てホモジナイズした。 比較例１：試料１０．０ｇを乾熱滅菌したホモジナイザ
カップに収容し、さらに滅菌生理食塩水９０ｍｌを注入
した後、１０，０００回転で１分間ホモジナイズした。
なお、カップ型ホモジナイザとしてホモジナイザＡＭ−
１２（商品名：日本精機製作所製）を使用した。 比較例２：試料１０．０ｇをγ線滅菌済みストマッカ用
ポリエチレン製袋に収容し、させに滅菌生理食塩水９
０．０ｍｌを注入した後、１分間ホモジナイズ（ストマ
ッキング）した。なお、ストマッカとしてはストマッカ
４００（商品名：総発売元グンゼ産業株式会社製）を使
用した。
てホモジナイズした。 比較例１：試料１０．０ｇを乾熱滅菌したホモジナイザ
カップに収容し、さらに滅菌生理食塩水９０ｍｌを注入
した後、１０，０００回転で１分間ホモジナイズした。
なお、カップ型ホモジナイザとしてホモジナイザＡＭ−
１２（商品名：日本精機製作所製）を使用した。 比較例２：試料１０．０ｇをγ線滅菌済みストマッカ用
ポリエチレン製袋に収容し、させに滅菌生理食塩水９
０．０ｍｌを注入した後、１分間ホモジナイズ（ストマ
ッキング）した。なお、ストマッカとしてはストマッカ
４００（商品名：総発売元グンゼ産業株式会社製）を使
用した。
【００１９】各々の方法でホモジナイズした試料乳剤を
通常の方法で微生物数を測定し、微生物の抽出効率を検
討した。微生物数の測定結果を表１に示す。
通常の方法で微生物数を測定し、微生物の抽出効率を検
討した。微生物数の測定結果を表１に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】表からわかるように、本実施例２では比較
例１のカップ型ホモジナイザ方法、および比較例２のス
トマッカとほぼ同様の抽出効率が得られ、いずれの試料
においても十分に破砕分散が実行できることが実証され
た。このように本実施例の破砕分散用器具１は複雑な装
置を必要とせず、簡単に試料を破砕分散・乳化すること
が実証された。
例１のカップ型ホモジナイザ方法、および比較例２のス
トマッカとほぼ同様の抽出効率が得られ、いずれの試料
においても十分に破砕分散が実行できることが実証され
た。このように本実施例の破砕分散用器具１は複雑な装
置を必要とせず、簡単に試料を破砕分散・乳化すること
が実証された。
【００２２】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の破砕分
散用器具は手持ちのローラーで袋体を圧迫し、および揉
み扱くだけで簡単に試料を破砕分散させることができ
る。また、本発明の破砕分散用器具は簡単な構造である
ので、安価に製造することができ、また、持ち運びも容
易である。また、本発明は試料および分散媒を収容する
合成樹脂製の袋体を多数準備して使い捨てとすることに
より、多数の試料を能率的に破砕分散処理することがで
きる。
散用器具は手持ちのローラーで袋体を圧迫し、および揉
み扱くだけで簡単に試料を破砕分散させることができ
る。また、本発明の破砕分散用器具は簡単な構造である
ので、安価に製造することができ、また、持ち運びも容
易である。また、本発明は試料および分散媒を収容する
合成樹脂製の袋体を多数準備して使い捨てとすることに
より、多数の試料を能率的に破砕分散処理することがで
きる。
【図１】実施例の全体図
【図２】実施例の横面図
【図３】平板の平面図
１…破砕分散用器具 １１…平板 １２…袋体 １３…封止・固定装置 １４…ローラー １５…突起部
Claims (4)
- 【請求項１】 試料と分散媒を合成樹脂製の袋体に収容
して開口部を封止し、該袋体を表面に多数の突起部を設
けた堅固な平板上に重ね合わせて配置し、さらに該袋体
を圧迫し、および揉み扱くことを特徴とする破砕分散用
器具。 - 【請求項２】 ローラーを用いて、該袋体を圧迫し、お
よび揉み扱くことを特徴とする請求項１記載の破砕分散
用器具。 - 【請求項３】 ローラーの表面に、平板の表面に設けら
れた突起部と嵌合するように多数の突起部を設けた請求
項２記載の破砕分散用器具。 - 【請求項４】 試料と分散媒を収容した袋体の封止・固
定装置を平板上に設けた請求項１記載の破砕分散用器
具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5196864A JPH0727686A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 破砕分散用器具 |
| PCT/JP1994/000603 WO1995002456A1 (fr) | 1993-07-14 | 1994-04-08 | Procede et instrument de dispersion d'agregats concasses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5196864A JPH0727686A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 破砕分散用器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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