JPH0727557Y2 - 大出力白熱電球 - Google Patents
大出力白熱電球Info
- Publication number
- JPH0727557Y2 JPH0727557Y2 JP13307089U JP13307089U JPH0727557Y2 JP H0727557 Y2 JPH0727557 Y2 JP H0727557Y2 JP 13307089 U JP13307089 U JP 13307089U JP 13307089 U JP13307089 U JP 13307089U JP H0727557 Y2 JPH0727557 Y2 JP H0727557Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner lead
- glass piece
- lead rod
- metal pipe
- glass
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消費電力が例えば20KWの大出力白熱電球に関
するものである。
するものである。
スタジオ照明用や赤外線加熱炉などに使用される大出力
白熱電球は、電流値が大きいので、そのフィラメント
は、太い素線径のコイルセグメントが平面状に配置され
る。そして、フィラメントの両端が一対の内部リード棒
に接続されるが、野外照明用などに使用される消費電力
が例えば20KW程度の大きなものになると、内部リード棒
として、線径が3.5mmφ程度の太いタングステン棒が使
用される。そして、この内部リード棒がフィラメントの
両側に配置されるが、フィラメントの上下に位置するガ
ラス片によってこの内部リード棒を架橋して保持する必
要がある。また、このガラス片で固定されたアンカーに
よって平面状のフィラメントを張設する。
白熱電球は、電流値が大きいので、そのフィラメント
は、太い素線径のコイルセグメントが平面状に配置され
る。そして、フィラメントの両端が一対の内部リード棒
に接続されるが、野外照明用などに使用される消費電力
が例えば20KW程度の大きなものになると、内部リード棒
として、線径が3.5mmφ程度の太いタングステン棒が使
用される。そして、この内部リード棒がフィラメントの
両側に配置されるが、フィラメントの上下に位置するガ
ラス片によってこの内部リード棒を架橋して保持する必
要がある。また、このガラス片で固定されたアンカーに
よって平面状のフィラメントを張設する。
通常の白熱電球において、内部リード棒をガラス片で架
橋するとき、2本のガラス棒の間に、一対の内部リード
棒と複数本のアンカーを挟み、このガラス棒を加熱して
溶着させることにより、1本のガラス片とし、このガラ
ス片によって内部リード棒とアンカーを固定して一対の
内部リード棒を架橋している。ところが、内部リード棒
の線径が3.5mmφ程度に大きくなると、アンカーとの線
径の差が大きいこともあって、前記のように、2本のガ
ラス棒の間に内部リード棒とアンカーを挟んだときの隙
間が大きく、2本のガラス棒を加熱して溶着させること
により架橋することができない。このため、ガラス片に
予め貫通孔を形成しておき、この貫通孔に内部リード棒
を挿通して固定する必要がある。しかしながら、簡単な
構造で確実に内部リード棒をガラス片に固定するのが困
難であった。
橋するとき、2本のガラス棒の間に、一対の内部リード
棒と複数本のアンカーを挟み、このガラス棒を加熱して
溶着させることにより、1本のガラス片とし、このガラ
ス片によって内部リード棒とアンカーを固定して一対の
内部リード棒を架橋している。ところが、内部リード棒
の線径が3.5mmφ程度に大きくなると、アンカーとの線
径の差が大きいこともあって、前記のように、2本のガ
ラス棒の間に内部リード棒とアンカーを挟んだときの隙
間が大きく、2本のガラス棒を加熱して溶着させること
により架橋することができない。このため、ガラス片に
予め貫通孔を形成しておき、この貫通孔に内部リード棒
を挿通して固定する必要がある。しかしながら、簡単な
構造で確実に内部リード棒をガラス片に固定するのが困
難であった。
そこで本考案は、ガラス片の貫通孔に挿通された内部リ
ード棒を簡単な構造で確実にガラス片に固定して架橋す
ることが可能な大出力白熱電球を提供することを目的と
する。
ード棒を簡単な構造で確実にガラス片に固定して架橋す
ることが可能な大出力白熱電球を提供することを目的と
する。
本考案の構成は、フィラメントの両側に配置された一対
の内部リード棒がガラス片に形成された貫通孔に挿通さ
れ該ガラス片に固定された大出力白熱電球であって、内
部リード棒の外周にかしめにより金属パイプが固定さ
れ、この金属パイプの端面がガラス片に当接することに
より、内部リード棒とガラス片が固定されたことを特徴
とするものである。
の内部リード棒がガラス片に形成された貫通孔に挿通さ
れ該ガラス片に固定された大出力白熱電球であって、内
部リード棒の外周にかしめにより金属パイプが固定さ
れ、この金属パイプの端面がガラス片に当接することに
より、内部リード棒とガラス片が固定されたことを特徴
とするものである。
すなわち、内部リード棒に通された金属パイプをかしめ
るので、ガラス片がこの金属パイプで挟持され、内部リ
ード棒とガラス片が簡単な構造で確実に固定される。
るので、ガラス片がこの金属パイプで挟持され、内部リ
ード棒とガラス片が簡単な構造で確実に固定される。
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
する。
第1図は、野外照明用などに使用される消費電力が20KW
の大出力ハロゲン白熱電球を示すが、フィラメント1
は、線径が1mmφのタングステン素線をシングルコイル
に巻いた8本のコイルセグメント1aが平面状に配置され
たものであり、各コイルセグメント1aは連結線1bで連結
されている。一対の内部リード棒2は、線径が3.5mmφ
のモリブデン棒からなり、フィラメント1の両側に配置
されている。そして、フィラメント1の端部1cが内部リ
ード棒2にそれぞれ接続されている。フィラメント1の
上下には、石英ガラスの角棒である上側ガラス片3Aおよ
び下側ガラス片3Bが配置され、一対の内部リード棒2
は、ガラス片3A,3Bで架橋されている。そして、ガラス
片3A,3Bには、略J字形をしたアンカー4が取り付けら
れており、このアンカー4で連結線1bが引っ張られてフ
ィラメント1が張設されている。
の大出力ハロゲン白熱電球を示すが、フィラメント1
は、線径が1mmφのタングステン素線をシングルコイル
に巻いた8本のコイルセグメント1aが平面状に配置され
たものであり、各コイルセグメント1aは連結線1bで連結
されている。一対の内部リード棒2は、線径が3.5mmφ
のモリブデン棒からなり、フィラメント1の両側に配置
されている。そして、フィラメント1の端部1cが内部リ
ード棒2にそれぞれ接続されている。フィラメント1の
上下には、石英ガラスの角棒である上側ガラス片3Aおよ
び下側ガラス片3Bが配置され、一対の内部リード棒2
は、ガラス片3A,3Bで架橋されている。そして、ガラス
片3A,3Bには、略J字形をしたアンカー4が取り付けら
れており、このアンカー4で連結線1bが引っ張られてフ
ィラメント1が張設されている。
次に、上側ガラス片3Aと内部リード棒2の固定構造を説
明すると、第2図に示すように、ガラス片3Aには、貫通
孔31とアンカー4を取り付けるための孔32が予め形成さ
れている。そして、貫通孔31に内部リード棒2を挿通す
るとともに、孔32にアンカー4を取り付けるが、このと
き、第3図に示すように、金属パイプ7をガラス片3Aの
上下から内部リード棒2に通し、金属パイプ7の端面を
ガラス片3Aに当接させる。金属パイプ7は、例えば内径
が3.7mmφ、外径が5mmφのモリブデンシームレスチュー
ブであり、この金属パイプ7をかしめると、第4図に示
すように、金属パイプ7が内部リード棒2とともに変形
して内部リード棒2に食い込んで固定される。従って、
ガラス片3Aは上下の金属パイプ7で挟持され、内部リー
ド棒2とガラス片3Aが固定される。ここで、内部リード
棒2の線径と金属パイプ7の内径の関係が重要であり、
金属パイプ7の内径が大き過ぎるとかしめ力が弱くな
り、逆に小さ過ぎると内部リード棒2に通しにくいの
で、金属パイプ7の内径が内部リード棒2の線径の1.03
〜1.2倍程度が適当である。このように、内部リード棒
2とガラス片3Aを固定するのに必要な部品は金属パイプ
7のみであって構造が簡単であり、かつ確実に固定でき
る。なお、下側ガラス片3Bと内部リード棒2の固定構造
も同一であるが、内部リード棒2の屈曲部を利用すれば
下側の金属パイプ7は省略することができる。
明すると、第2図に示すように、ガラス片3Aには、貫通
孔31とアンカー4を取り付けるための孔32が予め形成さ
れている。そして、貫通孔31に内部リード棒2を挿通す
るとともに、孔32にアンカー4を取り付けるが、このと
き、第3図に示すように、金属パイプ7をガラス片3Aの
上下から内部リード棒2に通し、金属パイプ7の端面を
ガラス片3Aに当接させる。金属パイプ7は、例えば内径
が3.7mmφ、外径が5mmφのモリブデンシームレスチュー
ブであり、この金属パイプ7をかしめると、第4図に示
すように、金属パイプ7が内部リード棒2とともに変形
して内部リード棒2に食い込んで固定される。従って、
ガラス片3Aは上下の金属パイプ7で挟持され、内部リー
ド棒2とガラス片3Aが固定される。ここで、内部リード
棒2の線径と金属パイプ7の内径の関係が重要であり、
金属パイプ7の内径が大き過ぎるとかしめ力が弱くな
り、逆に小さ過ぎると内部リード棒2に通しにくいの
で、金属パイプ7の内径が内部リード棒2の線径の1.03
〜1.2倍程度が適当である。このように、内部リード棒
2とガラス片3Aを固定するのに必要な部品は金属パイプ
7のみであって構造が簡単であり、かつ確実に固定でき
る。なお、下側ガラス片3Bと内部リード棒2の固定構造
も同一であるが、内部リード棒2の屈曲部を利用すれば
下側の金属パイプ7は省略することができる。
内部リード棒2の上端部2aに、第5図と第6図に示すよ
うに、保持部材5が取り付けられている。保持部材5
は、中央部5bが円弧状であって、双方の端縁5aが翼状に
広がっている。そして、中央部5bが内部リード棒2の上
端部2aを抱持し、裏側から当接した保持板6の爪61がか
しめられて保持部材5を固定している。この保持部材5
の双方の端縁5aが封体10の内壁に圧接し、マウント組立
体の上端側を保持している。
うに、保持部材5が取り付けられている。保持部材5
は、中央部5bが円弧状であって、双方の端縁5aが翼状に
広がっている。そして、中央部5bが内部リード棒2の上
端部2aを抱持し、裏側から当接した保持板6の爪61がか
しめられて保持部材5を固定している。この保持部材5
の双方の端縁5aが封体10の内壁に圧接し、マウント組立
体の上端側を保持している。
封体10の下端には、一対の円筒管11が一体に連設され、
この円筒管11の開口に有底筒状のモリブデンカップ12が
取り付けられている。そして、内部リード棒2の下端部
2bがモリブデンカップ12の中心孔に挿通され、ろう材13
でろう付けされて封止されている。なお、封体10の下端
には、図示略のベースが取り付けられ、ベースから突出
するベースピンと内部リード棒2の下端部2bが撚り線か
らなるリード線で接続されている。
この円筒管11の開口に有底筒状のモリブデンカップ12が
取り付けられている。そして、内部リード棒2の下端部
2bがモリブデンカップ12の中心孔に挿通され、ろう材13
でろう付けされて封止されている。なお、封体10の下端
には、図示略のベースが取り付けられ、ベースから突出
するベースピンと内部リード棒2の下端部2bが撚り線か
らなるリード線で接続されている。
以上説明したように、本考案の大出力白熱電球は、ガラ
ス片の貫通孔に内部リード棒を挿通し、内部リード棒に
通された金属パイプをかしめて固定するので、内部リー
ド棒を簡単な構造で確実にガラス片に固定して架橋する
ことができる。
ス片の貫通孔に内部リード棒を挿通し、内部リード棒に
通された金属パイプをかしめて固定するので、内部リー
ド棒を簡単な構造で確実にガラス片に固定して架橋する
ことができる。
第1図は大出力白熱電球の説明図、第2図は組立説明
図、第3図は本考案実施例の要部の斜視図、第4図はか
しめの説明図、第5図と第6図はマウント保持構造の説
明図である。 1……フィラメント、2……内部リード部 3A……上側ガラス片、3B……下側ガラス片 5……保持部材、5a……端縁 7……金属パイプ、10……封体
図、第3図は本考案実施例の要部の斜視図、第4図はか
しめの説明図、第5図と第6図はマウント保持構造の説
明図である。 1……フィラメント、2……内部リード部 3A……上側ガラス片、3B……下側ガラス片 5……保持部材、5a……端縁 7……金属パイプ、10……封体
Claims (1)
- 【請求項1】フィラメントの両側に配置された一対の内
部リード棒がガラス片に形成された貫通孔に挿通されて
該ガラス片に固定された大出力白熱電球であって、 前記内部リード棒の外周にかしめにより金属パイプが固
定され、この金属パイプの端面がガラス片に当接するこ
とにより内部リード棒とガラス片が固定されたことを特
徴とする大出力白熱電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13307089U JPH0727557Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 大出力白熱電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13307089U JPH0727557Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 大出力白熱電球 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371554U JPH0371554U (ja) | 1991-07-19 |
JPH0727557Y2 true JPH0727557Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31680490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13307089U Expired - Fee Related JPH0727557Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 大出力白熱電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727557Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9466455B2 (en) * | 2011-06-16 | 2016-10-11 | Varian Medical Systems, Inc. | Electron emitters for x-ray tubes |
-
1989
- 1989-11-17 JP JP13307089U patent/JPH0727557Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0371554U (ja) | 1991-07-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |