JPH07275377A - 電磁波発生装置 - Google Patents

電磁波発生装置

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JPH07275377A
JPH07275377A JP7718594A JP7718594A JPH07275377A JP H07275377 A JPH07275377 A JP H07275377A JP 7718594 A JP7718594 A JP 7718594A JP 7718594 A JP7718594 A JP 7718594A JP H07275377 A JPH07275377 A JP H07275377A
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JP
Japan
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output
microwave
anode current
unit
circuit
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Pending
Application number
JP7718594A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mizukawa
聡 水川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH07275377A publication Critical patent/JPH07275377A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波出力の安定したマイクロ波加温治
療装置を提供すること。 【構成】 マイクロ波を発振するマイクロ波発振部9
と、このマイクロ波発振部に電源を供給する電源部1p
と、マイクロ波発振部に流れる陽極電流を検出する陽極
電流検出回路10と、この陽極電流検出回路10で検出
された陽極電流を負帰還してマイクロ波発振部9から出
力されるマイクロ波の出力を設定値に保つように電源の
出力を調整するマイクロ波出力安定部6とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波を照射して、
生体組織を目標温度に加温するマイクロ波温熱治療装置
に適用される電磁波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波を利用した温熱治療装
置が特開平2−291875号で知られている。マイク
ロ波を用いた温熱治療は、体腔内にアプリケータを挿入
し、アンテナ部よりマイクロ波を放射して目標部位の加
温を行っている。アプリケータが接する生体組織表面の
温度は、アプリケータに内蔵された温度センサーによっ
て測温モニターされる。そして、生体組織表面が設定温
度になるようにマイクロ波を出力し、加温制御を行って
いる。
【0003】例えば、2450MHzのマイクロ波の発
振器にはマグネトロンが使用される。マグネトロンは非
常に小型軽量な発振器であり、その出力を容易に可変で
きる。
【0004】前立腺肥大の温熱治療では、前立腺内部の
到達温度によって42〜43℃に加温するハイパーサー
ミアと組織壊死温度まで加温するサーモセラピーの2種
類の方法がある。
【0005】アプリケータ内に冷却水を還流し尿道粘膜
の熱傷を防止し、前立腺内部を尿道粘膜面より高く加温
する。この還流量を増加させるか、設定温度を上げるか
すれば、前立腺内部を高温にまで上昇させることができ
る。ここで、マイクロ波出力値は治療条件に合わせて選
択される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マグネ
トロンは動作原理上、印加電圧を変化させるとマイクロ
波の出力が変化する。つまり、施設によって又は治療
中、電源電圧が異なったり変動するとマイクロ波の出力
値が大きく変動し、安定した治療および効果が得られな
くなるという問題があった。
【0007】本発明の上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は電源電圧が変動しても電磁波(マイクロ
波)を安定して出力することができる電磁波発生装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる電磁波
発生装置は、所定量の発振電流を電磁波発振器に供給す
ることにより、供給された発振電流に対応した電磁波出
力を発生する電磁波発生装置において、前記電磁波発振
器に供給される発振電流の電流量を検出する発振電流量
検出手段と、前記電磁波発振出力を監視する基準信号を
発生する基準信号発生手段と、前記発振電流量検出手段
で検出された電流量と前記基準信号発生手段で発生され
た基準信号とに基づき前記電磁波発振器に供給される発
振電流の電流量を制御する発振電流供給制御部とを具備
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】電磁波発振器に供給される発振電流の電流量を
検出し、その電流量と基準信号とに基づいて電磁波発振
器に供給される発振電流の電流量を制御するようにして
いる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の第1実施例に係
わるマイクロ波温熱治療装置について説明する。図1は
マイクロ波温熱治療装置のブロック図、図2は図1の詳
細なブロック図、図3は図1の出力調整回路13の詳細
な回路図、図4は図2の参照波発生回路の詳細な回路
図、図5は図1の陽極電流検出回路の具体的回路例を示
す図、図6は動作を説明するための波形図、図7は陽極
電流検出回路10で検出されるパルス波を示す図、図8
は陽極電流パルス面積(半値幅×高さ)とマイクロ波出
力部から出力されるマイクロ波出力値を示す図、図9は
図2の位相制御回路7によりなされる位相制御の動作を
説明する図、図10は図2の切換遅延回路の詳細な構成
を示す回路図、図11は図2の絶縁回路の詳細な構成を
示す回路図である。
【0011】図1及び図2において、1は絶縁トランス
である。この絶縁トランス1の1次コイル側には商用電
源1pが接続されている。絶縁トランス1の2次コイル
は絶縁トランス1の二次コイルに発生する上記商用電源
1pと同じ交流電圧を降圧する降圧トランス2の一次コ
イル及び絶縁トランス1の二次コイルに発生する交流電
圧に同期した参照波を生成するための制御用トランス3
の一次コイルに接続される。
【0012】さらに、絶縁トランス1の二次コイルの一
端は交流電圧を高電圧に昇圧するための昇圧トランス4
の一次コイルの一端に接続される。また、絶縁トランス
1の二次コイルの他端は開閉スイッチ5、マイクロ波出
力安定部6内の位相制御回路7を介して昇圧トランス4
の一次コイルの他端に接続されている。
【0013】この位相制御回路7は絶縁トランス1の二
次コイル側に発生する商用電源の位相角を制御して後述
するマイクロ波発振部に供給する電圧を制御している。
この位相制御回路7には絶縁回路8を介して後述する位
相角を制御する制御信号aが後述する比較回路から入力
されている。この絶縁回路8は位相制御回路7と比較回
路とを電気的に絶縁するために設けられているフォトト
ライアックより構成される回路であり、位相制御回路7
及び絶縁回路8から構成されるマイクロ波出力安定部6
の詳細な構成については図11を参照して後述する。
【0014】昇圧トランス4の二次コイルの一端はマグ
ネトロンから構成されるマイクロ波発振部9に接続さ
れ、その他端はマイクロ波発振部9に高電圧を印加した
ときにマイクロ波発振部9に流れ込む電流である陽極電
流を検出する陽極電流検出回路10を介してマイクロ波
発振部9に接続される。
【0015】この陽極電流検出回路10の詳細な構成に
ついては図5を参照して後述する。マイクロ波発振部9
は昇圧トランス4から供給される高電圧及び降圧トラン
ス2から供給される商用電源を降圧した電圧を入力し、
マイクロ波を発振する。
【0016】このマイクロ波発振部9にはマイクロ波出
力部11が接続されており、このマイクロ波出力部11
はマイクロ波発振部9から出力されるマイクロ波出力部
11から放射される。このマイクロ波出力部11はマイ
クロ波発振部9から同軸ケ−ブルを介してアプリケ−タ
(図示しない)に導かれ、このアプリケ−タ内に設けら
れたアンテナを意味する。このアンテナからマイクロ波
を放射することにより、患部を加温治療することができ
る。
【0017】この陽極電流検出回路10で検出された陽
極電流は前述したマイクロ波発振部9から出力されるマ
イクロ波の出力レベルを設定する出力設定部12に入力
される。
【0018】この出力値設定部12は陽極電流検出回路
10で検出された陽極電流を50W用及び30W用にそ
の出力を調整する出力調整回路13に出力され、この出
力調整回路13から出力される30Wあるいは50W用
に設定された出力は出力値切換回路14を介していずれ
かの出力が選択されて陽極電流比較部15に出力レベル
信号cとして出力される。この出力の選択は制御信号入
力部15aからの切換信号bに応じて切り換えられる。
なお、出力調整回路13の詳細な構成については図3を
参照して後述する。
【0019】陽極電流比較部15において、前述した出
力値切換回路14から出力される出力レベル信号cとダ
ミ−信号発生回路16から出力されるダミ−信号dとは
切換遅延回路17とが切換えられて比較回路18に出力
される。この切換遅延回路17による切換え動作は制御
信号入力部15aからの切換信号eに応じて切り換えら
れる。このダミ−信号発生回路16及び切換遅延回路1
7の詳細な構成については、図10を参照して後述す
る。
【0020】また、陽極電流比較部15において、前述
した制御トランス3の二次コイルの出力は陽極電流のパ
ルスに同期した三角波信号fを生成する参照波発生回路
19に入力される。この参照波発生回路19の詳細な説
明については図4を参照して後述する。
【0021】この参照波発生回路19から出力される三
角波信号fは参照波調整回路19に出力される。参照波
調整回路19は入力される三角波信号fの三角波の波高
値Vw及びバイアス値Vbを適当な値となるように調整
する。
【0022】そして、この参照波調整回路20から出力
される調整された後の三角波信号f′は比較回路18に
入力される。この比較回路18は参照波調整回路19か
ら出力される三角波信号f′と前述した切換遅延回路1
7を介して出力される出力レベル信号cあるいはダミ−
信号dとを比較し、その結果出力される制御信号aを前
述した絶縁回路8に出力する。
【0023】まず、陽極電流検出回路10の詳細な構成
について図5を参照して説明する。図5に示すように、
昇圧トランス4の二次コイルの他端は結合コンデンサC
1を介してマイクロ波発振部9に出力される。
【0024】また、昇圧トランス4の二次コイルの他端
はダイオ−ドD1、シャント抵抗R1を介して接地され
ると共に、抵抗R2,R3,コンデンサC2を介して接
地される。
【0025】この抵抗R3とコンデンサC2との接続点
はオペアンプ31の「+」端子に接続され、オペアンプ
31の出力はその「−」端子に接続されると共にコンデ
ンサC3を介して抵抗R2とR3との接続点に接続され
ている。
【0026】抵抗R2,R3とコンデンサC2とでロ−
パスフィルタが構成される。シャント抵抗R1の両端の
電圧は図6(F)に示すようなパルス電圧として検出さ
れる。
【0027】そして、図7に示すような高さ及び半波値
を有するパルス波としての陽極電流がマイクロ波発振部
9に供給された場合に、マイクロ波出力部11から出力
されるマイクロ波の出力は図8に示すようになる。つま
り、そのマイクロ波出力は陽極電流の1パルスの面積に
比例している。
【0028】そして、オペアンプ31の出力は図6
(G)に示すように平滑して出力される。次に、出力調
整回路13の詳細な構成について図3を参照して説明す
る。この出力調整回路13は陽極電流検出回路10から
出力される図6(G)に示す信号を50W用オペアンプ
32、30W用オペアンプ33でそれぞれ増幅して出力
値切換回路34に出力する。
【0029】つまり、マイクロ波の出力が50Wの場合
と30Wとの場合とで、陽極電流検出回路10から出力
される電圧レベルを50W用と30W用とで増幅度を変
えて出力している。
【0030】この出力値切換回路34は制御信号入力部
15aから出力される切換信号bに応じて入力される2
つの信号を切り分けて出力する。次に、ダミ−信号発生
回路16及び切換遅延回路17の詳細な説明を図10を
参照して説明する。図9に示すように、ダミ−信号dは
後述する参照波rwのピ−ク値より高い値を有している。
このダミ−信号dは切換スイッチ35のOFF 端子を介
し、抵抗R10とダイオ−ドD2との並列接続体、コンデ
ンサC10を介して接地され、このコンデンサC10の非接
地側端子はダイオ−ドD3を介して比較回路18に出力
される。
【0031】また、陽極電流検出回路10で検出された
陽極電流は抵抗R11を介してコンデンサC10の非接地側
端子とダイオ−ドD3との接続点に接続されている。つ
まり、切換スイッチ35がオフ(OFF )位置では、図9
(A)に示すダミ−信号dがダイオ−ドD2,D3を介
して比較回路17に出力される。この場合に、コンデン
サC10に所定の電圧が充電される。ここで、制御信号入
力部15aの制御により開閉スイッチ5がオフ制御され
ると、同時に制御信号入力部15eの制御によりこの切
換スイッチ35はオフ位置に切換えられる。また、制御
信号入力部15aの制御により開閉スイッチ5がオン制
御されると、同時に制御信号入力部15eの制御により
切換スイッチ35はオン位置に切換えられる。
【0032】陽極電流検出回路10で検出された陽極電
流が抵抗R11,ダイオ−ドD3を介して比較回路20に
出力される。一方、切換スイッチ35がオン(ON)位置
に切換わると、コンデンサC10に充電された電荷が抵抗
R10、切換スイッチ35を介してア−スに流れ込む。
【0033】このようにすることにより、切換スイッチ
35をオフからオン位置に切換えた直後に陽極電流がゼ
ロとなり、マイクロ波発振部9からマイクロ波がフルパ
ワ−で出力されることを防止している。
【0034】つぎに、参照波発生回路19について図4
を参照して説明する。図4において、制御用トランス3
の二次コイルの両端にはダイオ−ドブリッジDBの入力
端に接続される。
【0035】このダイオ−ドブリッジDBの出力端は抵
抗R21を介して接地され、その抵抗R21の非接地側端子
はベ−ス抵抗R22を介してトランジスタQ1のベ−スに
接続される。このトランジスタQ1のベ−スは接地さ
れ、そのコレクタにはコレクタ抵抗R23を介して電源が
供給されている。
【0036】そして、トランジスタQ1のコレクタはベ
−ス抵抗R24を介してトランジスタQ2のベ−スに接続
される。このトランジスタQ2のベ−スは抵抗R25を介
して接地され、そのコレクタは抵抗R26を介して電源が
供給される。
【0037】このトランジスタQ2のコレクタは平滑コ
ンデンサC21を介して接地され、平滑コンデンサC21の
非接地側端子は参照波調整回路20に出力される。この
ように参照波発生回路19を構成しておくことにより、
ダイオ−ドブリッジDBの出力段Aでの電圧波形は図6
(A)に示すように全波整流された波形となり、トラン
ジスタQ1のコレクタ出力は図6(B)に示すようなパ
ルス電圧となり、さらにトランジスタQ2のコレクタ出
力は図6(C)に示すように図6(B)のパルス電圧を
反転させたパルス電圧となる。そして、トランジスタQ
2のコレクタ出力はコンデンサC21で積分されるため、
図6(D)に示すように、参照波発生回路19の出力は
商用電源1pの周波数に同期した三角波となる。
【0038】次に、図11を参照してマイクロ波出力安
定部6の詳細な構成について説明する。比較回路20か
ら出力される制御信号aは図9(B)に示すように参照
波が陽極電流信号cより大きい期間でHレベル信号とな
る。ここで、陽極電流信号cは陽極電流検出部10で検
出された陽極電流信号の大きさに応じて増減する。
【0039】比較回路20から出力される制御信号aは
トランジスタQ10のベ−スに入力される。このトラン
ジスタQ10のエミッタはフォトトライアック41の発
光素子42、抵抗R30を介して接地される33このフォ
トトライアック41内に設けられた受光素子43の一端
は商用電源1p側に接続され、その他端は抵抗R31を介
してトライアック44のゲ−ト44のベ−スにトリガ信
号として供給されると共に、抵抗R32を介してトイアッ
ク44の一方の電極に接続される。
【0040】さらに、このトライアック44の他方の電
極は前述した昇圧トランス4の一次コイルに接続されい
る。次に、上記のように構成された本発明の第1実施例
について説明する。まず、制御信号入力部15aの制御
により開閉スイッチ5が閉じられると、商用電源1pが
絶縁トランス1、昇圧トランス4を介して昇圧された
後、マイクロ波発振部9に供給される。
【0041】また、商用電源1pは降圧トランス2を介
して降圧された後、マイクロ波発振部9に供給される。
マイクロ波発振部9は降圧トランス2及び昇圧トランス
4を介して入力される電圧を駆動としてマイクロ波を発
振する。そして、このマイクロ波発振部9で発振したマ
イクロ波はアプリケ−タに設けられたマイクロ波出力部
11から患部に向けて放射され、患部が加温治療され
る。
【0042】マイクロ波発振部9においてマイクロ波が
発振すると、そのマイクロ波の出力に応じた陽極電流が
マイクロ波発振部9に流入する。そして、この陽極電流
は陽極電流検出回路10により検出される。つまり、陽
極電流は図6(F)に示すようなパルス波形をしてお
り、陽極電流検出回路10内でその波形を積分すること
により、図6(G)に示すような平滑された陽極電流が
出力値設定部12に出力される。
【0043】この平滑された陽極電流は図3に示した出
力調整回路13に出力される。出力調整回路13は陽極
電流検出回路10から出力される図6(G)に示す信号
を50W用オペアンプ32、30W用オペアンプ33で
それぞれ増幅して出力値切換回路34に出力する。
【0044】この出力値切換回路34は制御信号入力部
15aから出力される切換信号bに応じて入力される2
つの信号を切り分けて出力する。そして、出力値切換回
路34は図9(A)に示すような陽極電流信号cを陽極
電流比較部15に出力する。この陽極電流信号cは切換
遅延回路17を介して比較回路18の一方の入力端に入
力されている。
【0045】この切換遅延回路17は図10に示すよう
に、開閉スイッチ5がオフ制御されると同時に切換スイ
ッチ35はオフ位置にされる。この切換スイッチ35が
オフ状態のときには、図9(A)に示すように参照波r
wのピ−ク値よりも高い値を有するダミ−信号がダミ−
信号発生回路16で発生され、切換回路17を介して比
較回路18に出力される。
【0046】このため、図11のトランジスタQ10は
オフされるため、フォトトライアック41はオフする。
従って、昇圧トランス4の一次コイルには商用電源1p
は供給されなくなり、マイクロ波発振部9でのマイクロ
波の発振が停止される。
【0047】このように、ダミ−信号発生回路16から
ダミ−信号dを供給することにより、マイクロ波発振部
9でのマイクロ波の発振を強制的に停止させることがで
きる。
【0048】従って、マイクロ波発振部9からのマイク
ロ波の発振を停止させるために、開閉スイッチ5をオフ
制御させても、機械的な故障により開閉スイッチ5をオ
フ位置に制御できなかった場合でも、ダミ−信号発生回
路16からダミ−信号dを切換遅延回路17を介して比
較回路18に供給させることにより、マイクロ波発振部
9からのマイクロ波の発振を強制的にオフさせることが
できる。
【0049】ところで、商用電源1pの電圧が変動する
と、それに伴いマイクロ波発振部9に供給される高電圧
が変動し、マイクロ波発振部9で発振されるマイクロ波
の出力が変動する。
【0050】このマイクロ波の出力が増減すると、陽極
電流検出回路10で検出される陽極電流が増減する。つ
まり、図9(A)に示すように矢印xで示すように上下
に変動する。
【0051】例えば、陽極電流が図9(D)の状態から
図9(A)に示す位置まで上昇した場合には、比較回路
18から出力される制御信号aのパルス幅は図9(E)
に示した状態から図9(B)に示すように狭くなる。
【0052】従って、図10のトランジスタQ10が導
通する時間は図9(F)の状態から図9(C)に示すよ
うに短くなる。従って、マイクロ波発振部9に供給され
る電力は減少されるため、マイクロ波発振部9て発振す
るマイクロ波の出力を低減することができる。
【0053】このようにして、陽極電流を負帰還させる
ことにより、マイクロ波発振部9に供給する電源電圧が
変動してもマイクロ波発振部9から発振されるマイクロ
波の出力を一定に保つようにすることができる。
【0054】従って、マイクロ波出力部11をアプリケ
−タ内に設けて、患部を加温治療するようにしている装
置において、患部の加温能力を一定に保つことができ
る。次に、本発明の第2実施例について説明する。前述
した第1実施例では陽極電流を負帰還させて、昇圧トラ
ンスの一次コイルに供給する商用電源の大きさをタップ
切り換えにより供給するようにしている。
【0055】図12において、図1と同じ部分には同一
番号を付し、その詳細な説明については省略する。図1
2において、絶縁トランス1の二次コイルは図11に示
すように、複数のタップ切り換えにより出力電圧を段階
的に切換えるトランスファ切換手段51を備えている。
【0056】そして、このトランスファ切換手段51で
のタップの切換えは、切換制御手段52によりなされ
る。また、マグネトロンよりなるマイクロ波発振部9に
流れ込む陽極電流は陽極電流検出部10で検出され、こ
の陽極電流検出部10で検出された陽極電流は切換制御
手段52に出力される。
【0057】次に、図13を参照して切換制御手段52
の詳細な構成について説明する。図13において、陽極
電流検出部10から出力される陽極電流信号cは、陽極
電流のレベルが30W上限値内であるかを判断する30
W上限比較部53、陽極電流のレベルが30W下限値内
であるかを判断する30W下限比較部54、陽極電流が
50W上限値内であるかを判断する50W上限比較部5
5、陽極電流が50W下限値内であるかを判断する50
W下限比較部56にそれぞれ入力される。
【0058】30W上限比較部53に設定する30W上
限値及び30W下限比較部54に設定する30W下限値
はそれぞれ30Wレベル設定部57で設定され、50W
上限比較部55に設定する50W上限値及び50W下限
比較部56に設定する50W下限値はそれぞれ50Wレ
ベル設定部58で設定される。
【0059】また、59はマイクロ波の出力を30Wあ
るいは50Wに切り換える出力値切換回路である。この
出力値切換回路59から出力される30Wあるいは50
Wに切り換えを意味する信号は出力レベル認識部60に
出力される。
【0060】この出力レベル認識部60は前述した30
W上限比較部53,30W下限比較部54、50W上限
比較部55、50W下限比較部56からの比較信号と出
力値切換回路59から出力される30Wあるいは50W
に切り換えを意味する信号に基づいて出力レベルを認識
する。
【0061】つまり、マイクロ波の出力が30W下限比
較部54に設定する30W下限値より小さい場合あるい
は50W下限比較部56に設定する50W下限値より小
さい場合には、UP信号出力部61にその出力信号を供
給する。
【0062】また、マイクロ波の出力が30W上限比較
部53に設定する30W上限値より大きい場合あるいは
50W上限比較部55に設定する50W上限値より大き
い場合には、DOWN信号出力部62にその出力信号を
供給する。
【0063】UP信号出力部61は出力レベル認識部6
0からの出力信号を受けると、トランス切換手段51に
マイクロ発振部9に供給する電圧を上昇すべくタップ位
置を切り換える切換信号を出力する。また、DOWN信
号出力部62は出力レベル認識部60からの出力信号を
受けるとトランス切換手段51にマイクロ発振部9に供
給する電圧を下降すべくタップ位置を切り換える信号を
出力する。
【0064】次に、上記のように構成された本発明の第
2実施例の動作について説明する。まず、開閉スイッチ
5を閉じると、商用電源p1が絶縁トランス1、昇圧ト
ランス4を介して昇圧された後、マイクロ波発振部9に
供給される。
【0065】また、商用電源1pは降圧トランス2を介
して降圧された後、マイクロ波発振部9に供給される。
マイクロ波発振部9は降圧トランス2及び昇圧トランス
4を介して入力される電圧を駆動としてマイクロ波を発
振する。そして、このマイクロ波発振部9で発振したマ
イクロ波はマイクロ波出力部11から患部に向けて放射
される。
【0066】マイクロ波発振部9においてマイクロ波が
発振すると、そのマイクロ波の出力に応じた陽極電流が
マイクロ波発振部9に流入する。そして、この陽極電流
は陽極電流検出回路10により検出される。
【0067】そして、陽極電流検出回路10において、
その陽極電流が検出される。この陽極電流は30W上限
値以内であるかを判断する30W上限比較部53、30
W下限値内であるかを判断する30W下限比較部54、
陽極電流が50W上限値内であるかを判断する50W上
限比較部55、陽極電流が50W下限値内であるかを判
断する50W下限比較部56にそれぞれ出力される。
【0068】例えば、マイクロ波の出力が30Wに切り
換えられている場合に、陽極電流が30Wの下限値を下
回った場合には、UP信号出力部61に信号が出力され
て、トランス切換手段51に切換信号を出力する。つま
り、絶縁コイル1の二次コイルの巻線が多くなるタップ
位置に切り換えられる。
【0069】このため、マイクロ波発振部9に入力され
る高電圧が増加されるため、マイクロ波発振部9から発
振されるマイクロ波の出力を上げることができる。一
方、陽極電流が30Wの上限値を上回った場合には、D
OWN信号出力部62に信号が出力されて、トランス切
換手段51に切換信号を出力する。つまり、絶縁コイル
1の二次コイルの巻線が少なくなるタップ位置に切り換
えられる。
【0070】このため、マイクロ波発振部9に入力され
る高電圧が小さくなるため、マイクロ波発振部9から発
振されるマイクロ波の出力を下げることができる。この
ようにして、例えば商用電源p1の出力が変動してマイ
クロ波の出力が変動して許容範囲を越えた場合には、負
帰還させてその変動を抑えるように、商用電源1pの出
力をタップ切り換えにより変動させるようにしたので、
商用電源p1の出力が変動した場合でも、マイクロ波の
出力を一定に保つことができる。
【0071】従って、マイクロ波発振部9から発振され
るマイクロ波をアプリケ−タに設けたアンテナから患部
に放射するようにしている加温装置において、電源電圧
が変動してもマイクロ波の出力を一定に保つことができ
る。
【0072】次に、図14及び図15を参照して本発明
の第3実施例について説明する。図14は本発明の第3
実施例に係わるマイクロ波温熱治療装置について説明す
る。図14において、図1と同じ部分には同一番号を付
し、その詳細な説明については省略する。
【0073】図14において、60pは商用交流電源で
ある。この商用交流電源60pの一極は昇圧トランス6
1の一次コイルの一端に接続され、他極は出力制御部6
2を介して昇圧トランス61の他端に接続されている。
この出力制御回路62は商用交流電源の位相角を制御す
ると共にオン,オフ制御している。
【0074】また、昇圧トランス61の二次コイルの一
端は陽極電流を検出する陽極電流検出部10を介してマ
グネトロンより構成されるマイクロ波発振部9のアノ−
ド63に接続され、その他端はカソ−ド(ヒ−タ)64
に接続されている。
【0075】また、商用電源65pの電圧は降圧トラン
ス66で降圧されてカソ−ド(ヒ−タ)64の両端に供
給されている。また、このマイクロ波発振部9には、マ
イクロ波を出力する出力部9aが設けられ、この出力部
9aにアプリケ−タ(図示しない)が接続されている。
【0076】陽極電流検出部10で検出された陽極電流
値は比較部67の一方の入力端に入力される。この比較
部67の他方の入力端には閾値設定部68で設定された
図15に示す閾値が入力されている。
【0077】ところで、出力部9aに接続される負荷に
より陽極電流は変化する。つまり、アプリケータ(図示
しない)が接続されているマッチングがとれている状態
と、アプリケータ(図示しない)が接続されていないマ
ッチングがとれていない状態により、陽極電流値が変化
する。
【0078】図15に示すように、出力部9aにアプリ
ケータ(図示しない)が接続されていない時の陽極電流
値Aは接続されている時の電流値Bの約2倍に上昇する
ことがわかる。閾値設定部68の閾値Cはその間の値を
設定しておく。
【0079】そして、比較部67は陽極電流検出部10
で検出された陽極電流が図15の閾値より大きい場合に
は、その旨を示す信号を出力制御部62に出力する。出
力制御部62には異常を警報する告知部69が接続され
ている。
【0080】次に、上記のように構成された本発明の第
3実施例の動作について説明する。出力部9aにアプリ
ケータを接続せずにマイクロ波を出力しようとすると、
陽極電流値がしきい値以上になるため、比較部67で異
常検知する。
【0081】そして、出力制御部26で比較部67から
の異常検知信号を受けて回路をオフ制御する。このた
め、昇圧コイル61の一次コイルには商用電源60pが
供給されなくなるため、マイクロ波発振部9からのマイ
クロ波の出力は緊急停止される。また、告知部69で異
常が警報される。
【0082】逆にアプリケータが接続されていると陽極
電流値はしきい値以下であり、比較部67は正常に接続
されていると判断し、出力制御部62はマイクロ波出力
を継続する。
【0083】このように第3実施例によれば、アプリケ
ータ未装着状態でのマイクロ波発振を防ぐことで、加温
されない治療ミス及び、マイクロ波発振部9の故障を防
止することができる。
【0084】次に、本発明の第4実施例について図16
を参照して説明する。この第4実施例ではマイクロ波の
出力を複数段切換え可能であり、各段毎に陽極電流の閾
値を設定しておき、その閾値を越えた場合にマイクロ波
の出力を停止するようにしている。
【0085】図16において、71は商用交流電源であ
る、この交流電源71の両端は絶縁トランス72の一次
コイルの両端に接続されている。そして、この絶縁トラ
ンス72の二次コイルの一端は昇圧トランス73の一端
に接続されている。
【0086】この昇圧トランス73の他端は出力制御部
74に接続される。絶縁トランス72の二次コイルに設
けられた複数のタップはトランス切換手段75を介して
出力制御部74に接続される。
【0087】この出力制御部74は商用交流電源71の
位相角を制御して出力を制御している(オン、オフ制御
も含む)。トランス切換手段75によるタップの切換え
は後述する制御部76により制御される。
【0088】昇圧トランス73の二次コイルの一端は陽
極電流を検出する陽極電流検出部10を介してマイクロ
波発振部9のアノ−ド63に接続され、その他端はカソ
−ド(ヒ−タ)64に接続されている。
【0089】また、商用電源65pの電圧は降圧トラン
ス66で降圧されてカソ−ド(ヒ−タ)64の両端に供
給されている。また、このマイクロ波発振部9には、マ
イクロ波を出力する出力部9aが設けられ、この出力部
9aにアプリケ−タ(図示しない)が接続されている。
【0090】陽極電流検出部10で検出された陽極電流
値は制御部76に入力される。この制御部76には前述
した出力制御部74が接続されると共に、異常を告知す
るための告知部77が接続される。
【0091】制御部76には3つの比較部77a〜77
cが接続されている。この比較部77a〜77cは陽極
電流検出部10で検出された陽極電流とそれぞれ第1の
閾値設定部78a、第2の閾値設定部78b、第3の閾
値設定部78cに設定された閾値とを比較する。
【0092】つまり、トランス切換手段75によりタッ
プが切換えられて、マイクロ波の出力を複数段に切換え
た場合に、それに応じて閾値も複数段に切換えるように
している。
【0093】次に、上記のように構成された本発明の第
4実施例の動作について説明する。制御部76の制御に
よりトランス切換手段75のタップが切換えられると、
マイクロ波発振部9から出力されるマイクロ波の出力が
切換えられる。
【0094】そして、商用交流電源71がトランス切換
手段75を介して二次コイルの出力電圧が切換えられた
後、昇圧トランス73を介して昇圧された後、マイクロ
波発振部9に供給される。そして、このマイクロ波発振
部9からマイクロ波が発振される。
【0095】このマイクロ波発振部9からマイクロ波が
発振されると、陽極電流がマイクロ波発振部9に流れ
る。この陽極電流は陽極電流検出部10で検出される。
そして、陽極電流検出部10で検出された陽極電流値は
制御部76に出力される。
【0096】制御部76は前述したように出力制御部7
4にタップ切換え信号を出力することにより切換えられ
たマイクロ波の出力に対する閾値を閾値設定部78a〜
78cから選択し、比較部77a〜77cのいずれかで
比較する。
【0097】そして、前述した第3実施例と同じように
して、陽極電流が閾値以上になると出力制御部74で回
路がオフ制御される。このため、マイクロ波発振部9か
らのマイクロ波の発振は停止される。また、制御部76
から告知部77に制御信号が出力されて、その旨が告知
される。
【0098】例えば、アプリケータを接続せずにマイク
ロ波を出力しようとすると、陽極電流値がしきい値以上
になるため、比較部77a〜77cで異常検知し、出力
制御部74で回路がオフされ、マイクロ波発振部9から
マイクロ波の出力が緊急に停止される。
【0099】逆に、アプリケータが接続されていると陽
極電流値はしきい値以下であり、比較部77a〜77c
はアプリケ−タが正常に接続されていると判断し、出力
制御部74はマイクロ波の出力を継続して行う。
【0100】このように第4実施例によれば、アプリケ
ータ未装着状態でのマイクロ波発振を防ぐことで、加温
されない治療ミス及び、マイクロ波発振部9の故障を防
止することができる。
【0101】この際に、マイクロ波の出力に応じて閾値
も変化させるようにしたので、マイクロ波の出力を変化
させた場合でも、異常を的確に検出することができる。
次に、本発明の第5実施例について図17を参照して説
明する。図17の同軸ケ−ブルは前述した第1乃至第4
実施例のマイクロ波発振部9で発振されるマイクロ波を
導くもので、アプリケ−タ内にまで設けられている。
【0102】図17において、81は同軸ケ−ブルの中
心に設けられた中心導体、82はその中心導体81を中
心として円筒状に設けられた外部導体、83はこの外部
導体82を覆う外被(誘電体Aという)である。この外
部導体82には2種類の誘電体のλA /4とλB /4の
間の距離Lだけ同軸ケーブルの先端から手前の位置にス
リット84が設けられている。同軸被膜の誘電体Aと生
体組織Bの有効波長の1/4をλA /4とλB /4とす
ると同軸ケーブルの先端から λA /4<L<λB /4 なる距離Lにスリット84が設けられている。
【0103】従来においては同軸ケーブルのスリットを
その先端から外部誘電体の有効波長のλ/4の距離に入
れていた。しかし、実際の使用状態では同軸ケーブルと
生体組織の間に被膜や液体の2種類以上の媒体があり、
一意的に同軸ケーブルの外部の誘電体の有効波長だけで
スリット位置を決定したのでは、加温効率が悪くなる。
【0104】本発明の第5実施例では、マイクロ波の及
ぶ範囲の誘電体の中間値をとることで、生体組織に届く
までのマイクロ波のトータルの減衰を最小にできる。次
に本発明の第6実施例について図18を参照して説明す
る。図18において、91は同軸ケ−ブルの中心に設け
られた中心導体、92はその中心導体91を中心として
円筒状に設けられた外部導体、93はこの外部導体92
を覆う外被(誘電体Aという)である。
【0105】ここで、Aは外被93である誘電体を意味
し、Bはアプリケ−タ94内を循環する冷却水である誘
電体を意味し、Cはアプリケ−タ94が挿入された部位
の生体組織である誘電体を意味し、それぞれの誘電体の
有効波長をλA ,λB ,λCとするし、その有効波長の
うち最大なものをλmax ,最小なものをλmin とする。
【0106】スリット95は、同軸ケーブルと生体組織
間の各誘電体のλ/4の中でその最大値λmax /4と最
小値λmax /4の間にあり、どの誘電体のλ/4にも該
当しない距離Lだけ、同軸ケーブルの先端から手前の位
置に設けられている。
【0107】例えば、λA /4<λB /4<λC /4と
すると、同軸ケーブルの先端から λA /4<L<λC /4 但し、L≠λB /4 なる距離Lにスリット95を設ける。
【0108】このようにして、マイクロ波の及ぶ範囲の
誘電体の中間値をとることで、生体組織に届くまでのマ
イクロ波のトータルの減衰を最小にできる。かつ、生体
組織でのマイクロ波の深達距離を長くとれるため加温範
囲が広がる。
【0109】前述した説明の構成によれば、以下に列記
するような各内容が得られる。 (1)電源部を制御することにより出力される所定量の
発振電流をマイクロ波発振器の発振入力端に供給するこ
とにより供給された発振電流に対応したマイクロ波出力
を発生するマイクロ波発生装置において、前記マイクロ
波発振器のマイクロ波発振時に供給される前記発振電流
の電流量を検出する発振電流量検出手段と、前記マイク
ロ波発振器のマイクロ波発振出力を監視するための基準
信号を発生する基準信号発生手段と、前記発振電流量検
出手段で検出された電流量と前記基準信号発生手段で発
生された基準信号とに基づき前記電源部を制御する電源
部制御手段と、を具備したことを特徴とするマイクロ波
発生装置。
【0110】このように構成することにより、電源部の
出力が変動してもマイクロ波出力を一定に保つことがで
きる。 (2)前記発振電流検出手段は、マイクロ波発振時に前
記マイクロ波発振器に周期的に供給される発振電流の電
流量を検出し、前記基準信号発生手段は、前記発振電流
が供給される周期と同期した周期的な基準信号を発生す
るものであることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
波発生装置。
【0111】(3)前記基準信号発生手段は、前記電源
部から供給される供給電力の有している所定の周期に基
づき、周期的な基準信号を発生するものであることを特
徴とする請求項2記載のマイクロ波発生装置。
【0112】以上のように請求項2,3に記載の構成に
よれば、発振電流を負帰還して電源部の出力を制御する
ようにしたので、電源部の変動によるマイクロ波出力の
変動を的確に抑制することができる。
【0113】(4)前記マイクロ波発生装置は、前記発
振電流量検出手段で検出される前記発振電流とは無関係
な所定の擬似信号を出力する擬似信号出力手段をさらに
具備し、前記電源部制御手段は、前記マイクロ波発振器
の発振停止指示入力時に、前記擬似信号に基づいて前記
電源部を制御することを特徴とする請求項1〜3記載の
マイクロ波発生装置。
【0114】このように構成することにより、発振停止
指示入力時に確実にマイクロ波の発振を停止させること
ができる。 (5)前記電源部制御手段は、前記マイクロ波発振器の
発振開始指示入力時に、前記擬似信号に基づく制御から
前記発振電流検出手段で検出された電流に基づく制御に
過渡的に切換えられる切換制御手段を具備したことを特
徴とする請求項4記載のマイクロ波発生装置。
【0115】このように構成することにより、擬似信号
に基づく制御から前記発振電流検出手段で検出された電
流に基づく制御に切換わった直後に、マイクロ波がフル
パワ−で出力されるのを防止することができる。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源電圧が変動しても電磁波(マイクロ波)の出力が変化
しようとしても、その変化を打ち消すように電源電圧を
調整するようにしたので、電源電圧が変動しても電磁波
(マイクロ波)を安定して出力することができる電磁波
発生装置装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるマイクロ波温熱治
療装置のブロック図。
【図2】第1実施例に係わり、図1の詳細なブロック
図。
【図3】第1実施例に係わり、図2の出力調整回路13
の詳細な回路図。
【図4】第1実施例に係わり、図2の参照波発生回路1
9の詳細な回路図。
【図5】第1実施例に係わり、図2の陽極電流検出回路
10の具体的な回路例を示す図。
【図6】第1実施例に係わり、動作を説明するための波
形図。
【図7】第1実施例に係わり、陽極電流検出回路10で
検出されるパルス波を示す図。
【図8】第1実施例に係わり、陽極電流パルス半値幅と
マイクロ波出力部から出力されるマイクロ波出力値を示
す図。
【図9】第1実施例に係わり、図2の位相制御回路7に
よりなされる位相制御の動作を説明する図。
【図10】第1実施例に係わり、図2の切換遅延回路1
7の詳細な構成を示す回路図。
【図11】第1実施例に係わり、図2の絶縁回路8の詳
細な構成を示す回路図。
【図12】本発明の第2実施例に係わるマイクロ波温熱
治療装置の回路図。
【図13】第2実施例の切換制御手段の詳細な構成を示
すブロック図。
【図14】本発明の第3実施例に係わるマイクロ波温熱
治療装置の回路図。
【図15】第3実施例の閾値を示す図。
【図16】本発明の第4実施例に係わるマイクロ波温熱
治療装置の回路図。
【図17】本発明の第5実施例に係わる同軸ケ−ブルの
断面図。
【図18】本発明の第6実施例に係わる同軸ケ−ブルの
断面図。
【符号の説明】
1…絶縁トランス、2…降圧トランス、3…制御トラン
ス、4…昇圧トランス、5…開閉スイッチ、6…マイク
ロ波出力安定部、7…位相制御回路、8…絶縁回路、9
…マイクロ波発振部、10…陽極電流検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の発振電流を電磁波発振器に供給
    することにより、供給された発振電流に対応した電磁波
    出力を発生する電磁波発生装置において、 前記電磁波発振器に供給される発振電流の電流量を検出
    する発振電流量検出手段と、 前記電磁波発振出力を監視する基準信号を発生する基準
    信号発生手段と、 前記発振電流量検出手段で検出された電流量と前記基準
    信号発生手段で発生された基準信号とに基づき前記電磁
    波発振器に供給される発振電流の電流量を制御する発振
    電流供給制御部とを具備したことを特徴とする電磁波発
    生装置。
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