JPH07275316A - スチームサウナ浴設備 - Google Patents

スチームサウナ浴設備

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Publication number
JPH07275316A
JPH07275316A JP7061394A JP7061394A JPH07275316A JP H07275316 A JPH07275316 A JP H07275316A JP 7061394 A JP7061394 A JP 7061394A JP 7061394 A JP7061394 A JP 7061394A JP H07275316 A JPH07275316 A JP H07275316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
sauna
spouting
compressed air
warm water
Prior art date
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Pending
Application number
JP7061394A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Uetake
篤志 植竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7061394A priority Critical patent/JPH07275316A/ja
Publication of JPH07275316A publication Critical patent/JPH07275316A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スチームサウナ浴設備において、スチームの
持つ吸入効果を高めること。 【構成】 サウナ室11内にスチームを吹き出すスチー
ムサウナ浴設備10において、スチームの粒子径を1〜
50μm とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチームサウナ浴設備
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平3-49468 号公報に記載の如
く、サウナ室内にスチームを吹き出すスチームサウナ浴
設備が提案されている。この従来技術では、サウナ室内
に比較的低温度で高湿度のサウナ浴領域を作ることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスチームサウナ
浴は、温熱刺激としての使用目的が主であり、花粉症、
喘息、痰、いびき等の呼吸器系障害等に対する、スチー
ムの持つ吸入療法効果(呼吸器系障害の緩和効果)に着
目したものは少ない。
【0004】そして、スチームの持つ吸入療法効果を高
めるためには、吸入させたスチームの粒子を目的部位
(咽、鼻等の炎症のある部位等)に到達させる必要があ
る。然しながら、従来のスチームサウナ浴設備では、こ
の点についての考慮がない。
【0005】本発明は、スチームサウナ浴設備におい
て、スチームの持つ吸入効果を高めることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、サウナ室内にスチームを吹き出すスチームサウナ浴
設備において、スチームの粒子径を1〜50μm とするこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明によって更に、サウナ室内に臨むノズルを備
え、温水と圧縮空気とをノズルにて混合し微細なスチー
ムとして吹き出すようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、薬液混合スチームを生
成する薬液混合器を備えてなるようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の本発明において更に、入浴者の咽もしくは鼻に直
接的にスチームを吸引させるスチーム吹出口を備えてな
るようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 スチームの粒子径を1〜50μm に適切化することによ
り、スチームの粒子を咽、肺等の目的部位に到達させ、
花粉症、喘息、痰、いびき等の呼吸器系障害等に対す
る、スチームの持つ吸入療法効果(呼吸器系障害の緩和
効果)を高めることができる。
【0010】即ち、本発明者の知見によれば、スチーム
の粒子径と気道到達部位には密接な関係があり、咽頭に
到達させるに適したスチームの粒子径は10〜30μm 、鼻
腔内に有効に沈着させるための粒子径は、3〜10μm で
ある。また、肺胞に到達する粒子径は1〜3μm であ
り、15μm 以上の粒子は末梢気管支に到達せず、上気道
に沈着する。一方、0.5 〜1μm の微小粒子は、肺胞に
達してもそこに沈着するのはせいぜい50%で、0.5 μm
以下では大部分が再び呼び出されてしまう。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スチーム吹き出しノズルにて、温水と圧縮空気とを混
合微細化することにより、スチームの粒子を容易に微細
化、均質化することができる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 薬液混合器により、花粉症や喘息等の呼吸器系障害に
有効な薬液を混合したスチームを生成し、スチームの持
つ吸入療法効果をより高めることができる。
【0013】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 入浴者の咽もしくは鼻に直接的にスチームを吸入させ
るスチーム吹き出し口を備えることにより、入浴者への
スチームの吸入をより確実とし、スチームの持つ吸入療
法効果をより高めることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るスチームサウ
ナ浴設備を示す模式図である。スチームサウナ浴設備1
0は、サウナ室11内にスチームを吹き出し、入浴者に
スチームの吸入療法効果(呼吸器系障害の緩和効果)を
提供する。
【0015】スチームサウナ浴設備10は、サウナ室1
1外にスチーム発生用装置12を設置しており、サウナ
室11内に臨む様に設けられているスチーム吹き出しノ
ズル13からサウナ室11内にスチームを吹き出す。ス
チーム発生用装置12は、温水器21、加圧ポンプ2
2、空気圧縮器23を有する。スチーム発生用装置12
は、制御ボックス14によりリモコン操作され、下記
(1) 〜(3) の如くにスチームを発生させる。
【0016】(1) 温水器21により温水を加熱し、この
温水を加圧ポンプ22により、温水配管24からスチー
ム吹き出しノズル13に送る。 (2) 一方、空気圧縮器23が圧縮した空気は圧縮空気配
管25からスチーム吹き出しノズル13に送られる。
【0017】(3) スチーム吹き出しノズル13に送られ
た温水と圧縮空気は、ノズル13にて混合され微細なス
チーム(0.1 〜50μm の粒子径)となって吹き出され
る。
【0018】尚、スチーム吹き出しノズル13が生成す
るスチームは、前述した吸入療法効果に好適な粒子径1
〜50μm の粒子を主として作るものであれば、そのスチ
ーム中に1μm より微細な粒子もしくは50μm より大き
な粒子を含むものであっても良い。
【0019】また、スチーム吹き出しノズル13は、粒
径固定ノズルでも、粒径可変ノズルでも良く、その使用
態様も、(a) 上述の1〜50μm の全粒子径範囲に渡る大
小多様な粒子を混在させて吹き出すもの、(b) 咽頭用と
して、上述の1〜50μm の粒子径範囲の内で、10〜30μ
m 程度の大きめの粒子を主として吹き出すもの、或いは
(C) 鼻腔用として、上述の1〜50μm の粒子径範囲の内
で、3〜10μm 程度の小さめの粒子を主として吹き出す
もの等、多様に選択できる。
【0020】また、スチーム吹き出しノズル13は、制
御ボックス14によるリモコン操作で、吹き出し粒子径
を電気的に自動調整できるものであっても良い。
【0021】また、上記スチームサウナ浴設備10にあ
っては、サウナ室11に2個のスチーム吹き出しノズル
13を有しており、一方のノズル13は鼻孔用であっ
て、3〜10μm 程度の粒子を吹き出し、他方のノズル1
3は肺用であって、1〜3μm程度の粒子を吹き出すよ
うに構成されている。
【0022】尚、本発明の実施において、スチーム吹き
出しノズルは、粒子径1〜50μm のスチームを吹き出す
ことができるものであれば、いずれのものであっても良
い。
【0023】スチームサウナ浴設備10は、スチーム発
生用装置12の温水配管24の途中に、薬液混合器26
を設けることができる。これによれば、花粉症や喘息等
の呼吸器系障害に有効な薬液を温水配管24中の温水に
混入することにより、スチーム吹き出しノズル13から
吹き出されるスチームを薬液混合スチームとすることが
できる。
【0024】スチームサウナ浴設備10は、サウナ室1
1に着座した入浴者の顔の前面にスチーム吹き出し口2
7を設けることもできる。スチーム吹き出し口27は、
温水配管24に連なるスチーム吹き出しノズルを有し、
入浴者の咽もしくは鼻に直接的にスチーム(上述の薬液
混合スチームであっても良い)を吸入させるものとな
る。
【0025】スチームサウナ浴設備10は、サウナ室1
1内に温度センサ28を設けている。制御ボックス14
は、入浴者にて適切なサウナ入浴温度を予め設定でき、
温度センサ28の検出温度がこの予め定めた設定温度と
なるように、温水器21、空気圧縮器23を駆動制御す
る。このサウナ入浴温度は例えば35〜60℃の範囲で設定
できるが、特に41〜43℃の温度範囲を維持できる健康
(呼吸器)モードがあれば良い。
【0026】スチームサウナ浴設備10は、換気装置2
9を有している。制御ボックス14は、スチーム発生用
装置12の運転状態に連動して、換気装置29を駆動制
御する。このとき、制御ボックス14はタイマー機能を
備え、(a) スチーム発生用装置12の起動後の停止を計
時制御でき、(b) スチーム発生用装置12の起動もしく
は停止後に、換気装置の29を計時制御できる。
【0027】以下、本実施例の作用について説明する。 スチームの粒子径を1〜50μm に適切化することによ
り、スチームの粒子を咽、肺等の目的部位に到達させ、
花粉症、喘息、痰、いびき等の呼吸器系障害等に対す
る、スチームの持つ吸入療法効果(呼吸器系障害の緩和
効果)を高めることができる。
【0028】スチーム吹き出しノズル13にて、温水
と圧縮空気とを混合微細化することにより、スチームの
粒子を容易に微細化、均質化することができる。
【0029】薬液混合器26により、花粉症や喘息等
の呼吸器障害に有効な薬液を混合したスチームを生成
し、スチームの持つ吸入療法効果をより高めることがで
きる。
【0030】入浴者の咽もしくは鼻に直接的にスチー
ムを吸入させるスチーム吹き出し口27を備えることに
より、入浴者へのスチームの吸入をより確実とし、スチ
ームの持つ吸入療法効果をより高めることができる。
【0031】また、本実施例にあっては、サウナ室11
に温度センサ28を設け、スチームの温度を41〜43℃に
設定できるようにしたから、(a) 温熱効果により身体を
活性化し、前述のスチーム粒子径の適正化と相まって、
スチームの吸入療法効果をより高めることができる。ま
た、(b) 比較的低温の入浴により子供からお年寄りまで
の広い年令範囲に渡り、安全で快適な入浴を行ない健康
増進できる。特に比較的低温であるから、長い入浴時間
が可能で、吸入療法効果をより長く享受できる。
【0032】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明のサ
ウナ室として、通常の温水浴槽を備えた浴室を用いるも
のであっても良い。また、温水浴槽を備えた浴室の洗い
場の一部を仕切って、本発明のサウナ室とするものであ
っても良い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スチーム
サウナ浴設備において、スチームの持つ吸入効果を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るスチームサウナ
浴設備を示す模式図である。
【符号の説明】
10 スチームサウナ浴設備 11 サウナ室 12 スチーム発生用装置 13 スチーム吹き出しノズル 26 薬液混合器 27 スチーム吹き出し口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サウナ室内にスチームを吹き出すスチー
    ムサウナ浴設備において、 スチームの粒子径を1〜50μm とすることを特徴とする
    スチームサウナ浴設備。
  2. 【請求項2】 サウナ室内に臨むノズルを備え、温水と
    圧縮空気とをノズルにて混合し微細なスチームとして吹
    き出す請求項1に記載のスチームサウナ浴設備。
  3. 【請求項3】 薬液混合スチームを生成する薬液混合器
    を備えてなる請求項1又は2に記載のスチームサウナ浴
    設備。
  4. 【請求項4】 入浴者の咽もしくは鼻に直接的にスチー
    ムを吸引させるスチーム吹出口を備えてなる請求項1〜
    3のいずれかに記載のスチームサウナ浴設備。
JP7061394A 1994-04-08 1994-04-08 スチームサウナ浴設備 Pending JPH07275316A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252470A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd サウナ装置
JP2008014550A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Rinnai Corp ミスト機能付き浴室暖房機
JP2014039738A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Toho Gas Co Ltd ミストサウナ装置及びミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機

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