JPH07275239A - 患者頭部固定装置 - Google Patents

患者頭部固定装置

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JPH07275239A
JPH07275239A JP6073606A JP7360694A JPH07275239A JP H07275239 A JPH07275239 A JP H07275239A JP 6073606 A JP6073606 A JP 6073606A JP 7360694 A JP7360694 A JP 7360694A JP H07275239 A JPH07275239 A JP H07275239A
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JP
Japan
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patient
fixing device
head
support member
guide
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JP6073606A
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Minoru Watanabe
実 渡辺
Katsuzo Nakano
克三 中野
Masanori Otsuka
正則 大塚
Kazuyuki Fujita
一幸 藤田
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線撮影装置などにおいて、患者の頭部を、
撮影部位などに適した任意の姿勢に良好な操作性で保持
固定可能とする。 【構成】 患者の両側頭部をイヤロッド37,38が外
耳道に嵌り込むように側頭部押え部材31,32で挟込
んだ状態で、チンレスト34の載置部51に患者の下顎
が載置されるように伸縮部材52の繰出量をダイアル6
6によって調整する。その後、前記イヤロッド37,3
8からの距離が一定となるような円弧状の軌跡に形成さ
れた案内溝91上に前記チンレスト34を変位させて、
たとえば眼耳水平などの所望とする患者の姿勢を得る。
したがって、患者の顔面の傾斜角を変化するたびごとに
伸縮部材52の繰出量を調整する必要がなくなり、操作
性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用のX線撮影装置
で好適に用いられる患者頭部固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科において、従来から治療や矯正にあ
たって、X線を用いて、歯の全域を撮影するいわゆるパ
ノラマ写真や、所望とする歯付近の任意の方向からの断
層写真が役立てられている。このような撮影を行うにあ
たっては、特に経過を観察する場合などでは、被撮影部
位に毎回同一の線量を照射して再現性を持たせることが
極めて重要である。また、患者の頭部を確実に位置決め
していないと、ブレなどによって形成画像が劣化してし
まうという問題がある。このため従来から患者の頭部を
固定する装置が用いられている。
【0003】図6は、典型的な従来技術の頭部固定装置
101を模式的に示す側面図である。この頭部固定装置
101は、大略的に、左右一対の側頭部押え部材102
と、チンレスト103と、案内手段104とを含んで構
成されている。まず、一対の側頭部押え部材102が相
互に離反された状態で患者は該側頭部押え部材102間
に頭を配置し、該側頭部押え部材102が相互に近接変
位されて、その遊端部102aにそれぞれ設けられた突
起状のイヤロッド105が外耳道に嵌め込まれて患者の
耳の位置決めが行われる。この状態で続いて、チンレス
ト103の載置部103aに患者の下顎が載置されるよ
うに該チンレスト103の本体103bが矢符106方
向に伸縮変位されるとともに、案内手段104によって
矢符107方向に変位される。こうして患者の下顎が位
置決めされ、たとえば患者の前記外耳道と目とを結ぶ線
を水平とするいわゆる眼耳水平が得られた状態で、前記
パノラマ写真や断層写真が撮影される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
X線源およびフィルムカセッテを備える旋回アームを支
持する昇降本体などから患者の顔面に向かって照射され
る指示ビームに合わせて、患者の顔面の傾斜角を変化さ
せ前記眼耳水平などを得るためには、チンレスト103
の伸縮と変位とを交互に繰返さなければならず、その操
作性に劣る。またこのことは、図6で示す従来技術のよ
うに患者の頭部を該頭部の下方から支持する構造ととも
に、前記旋回アームの取付部付近に取付けられて患者の
頭部を上方から固定するようにした構造についても同様
である。
【0005】本発明の目的は、患者の頭部を良好な操作
性で所望とする姿勢に固定することができる患者頭部固
定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、患者の両側頭
部にそれぞれ近接・離反変位可能に設けられる一対の側
頭部押え部材と、前記側頭部押え部材の遊端部にそれぞ
れ設けられ、患者の外耳道に嵌り込む突起と、遊端部が
患者の下顎または鼻下点に当接して患者を支持する伸縮
自在の支持部材と、前記支持部材の基端部を、該基端部
から突起までの距離が一定となるように案内する案内手
段とを含むことを特徴とする患者頭部固定装置である。
【0007】また本発明の前記支持部材は、該支持部材
を案内手段上で案内して走行可能とする案内ピンと、前
記案内手段に対向配置されるブレーキ手段と、押圧操作
されるリリース釦と、前記リリース釦とブレーキ手段と
を連結するリンク機構と、前記ブレーキ手段を案内手段
に圧接するばね部材とを備えることを特徴とする。
【0008】さらにまた本発明は、少なくとも前記側頭
部押え部材および突起は、X線透過性材料から成ること
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、まず、側頭部押え部材を相互
に離反した状態で該側頭部押え部材間に患者の頭部を配
置し、該側頭部押え部材を相互に近接変位させて患者の
側頭部を挟込む。このとき前記側頭部押え部材の遊端部
にそれぞれ設けられる突起が患者の外耳道に嵌り込み、
こうして前記外耳道の位置で患者は位置決めされる。次
に、支持部材が伸縮されて、該支持部材の遊端部が患者
の下顎または鼻下点に当接するように位置決めされる。
続いて、支持部材の基端部が案内手段によって案内変位
される。
【0010】前記案内手段は、前記基端部から前記突起
までの距離が一定となるように、すなわち円弧状の軌道
を有しており、したがってたとえば眼耳水平を得るため
に患者の頭部の傾斜角を調節しても、前記基端部から突
起までの距離が一定であるので、支持部材の伸縮量を調
節する必要はなく、こうして良好な操作性で患者の頭部
を所望とする姿勢に固定することができる。
【0011】また好ましくは、支持部材はその基端部に
案内ピンを設けて案内手段上を走行可能とし、前記基端
部にまた案内手段に対向してブレーキ手段を配置してお
く。これに対応して、前記ブレーキ手段をリンク機構を
介してリリース釦に連結するとともに、ばね部材によっ
てブレーキ手段を案内手段に圧接するようにばね付勢す
る。したがって、検査技師等の術者は、リリース釦を押
圧操作してばね部材の弾発力に抗してブレーキ手段を案
内手段から離反させ、患者の顔面の傾斜角が所望とする
傾斜角となった時点でリリース釦を解除するだけで前記
所望とする姿勢に位置決めすることができる。
【0012】さらにまた好ましくは、少なくとも前記側
頭部押え部材および突起は、アクリル樹脂、カーボンフ
ァイバを使用した繊維強化プラスチックまたはポリカー
ボネート等の、X線透過率が高く、剛性を有する材料に
よって形成され、これらの部材の撮影画像への写り込み
を防止することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の頭部固定装置1の
斜視図であり、図2はその頭部固定装置1が用いられる
X線撮影装置2の斜視図であり、図3はそのX線撮影装
置2の使用状態を説明するための一部を切欠いて示す側
面図である。前記X線撮影装置2は、大略的に、旋回ア
ーム3と、昇降本体4と、患者フレーム5と、支柱6
と、基台7と、椅子8とを備えて構成されている。
【0014】旋回アーム3は、大略的にコの字状に形成
され、一端部3a内には、X線源およびスリット板など
が取付けられており、また他端部3bには、フィルムカ
セッテ11およびスリット板12が取付けられるととも
に、前記フィルムカセッテ11の変位駆動機構または電
荷結合素子(CCD)などで実現されるX線センサが内
蔵されている。
【0015】また、旋回アーム3の中央部3c付近は旋
回機構13を介して保持フレーム14に懸架されてお
り、この保持フレーム14は前記昇降本体4から延設さ
れている。前記旋回機構13内には、旋回アーム3を旋
回させる旋回手段およびXYテーブルなどが内蔵されて
いる。したがって、旋回機構13を患者の歯列弓の形状
に対応させて偏心回転を行わせることができ、パノラマ
撮影などが可能となるとともに、歯の任意の断面での平
面断層撮影が可能となる。
【0016】前記昇降本体4は、支柱6上を上下方向に
変位可能に構成されており、その内部には動滑車16が
設けられている。この動滑車16は、軸17によって前
記昇降本体4に回転自在に取付けられるとともに、図示
しないモータおよび動力伝達機構によって回転駆動され
る。前記動滑車16には、一端が支柱6の頂部6aに固
定されたワイヤ18が巻掛けられており、このワイヤ1
8は、前記動滑車16を経て、前記頂部6a内に設けら
れた固定滑車19を介して、その他端がバランスウエイ
ト20に連結されている。前記バランスウエイト20
は、支柱6内を昇降変位自在に案内されている。したが
って前述のように動滑車16が回転駆動されると、昇降
本体4は上下方向に昇降変位される。
【0017】前記昇降本体4には図示しない案内レール
などが設けられており、この案内レールなどを介して患
者フレーム5が昇降変位自在に取付けられている。患者
フレーム5は、ロックハンドル21を操作することによ
って、該患者フレーム5内に設けられているブレーキ手
段が支柱6に作用し、こうして該患者フレーム5の位置
決めを行うことができる。
【0018】この患者フレーム5の上面には、撮影条件
の入力のための操作パネル27および入力操作のための
支援画面を表示する表示装置28が設けられている。さ
らにまた、この患者フレーム5の下面には、把手29が
取付けられており、この把手29を把持させることによ
って、撮影時の患者24の姿勢を安定させることができ
るとともに、患者24の肩が下がり、旋回アーム3の旋
回を阻害することもない。
【0019】前記支柱6は基台7から立設されており、
この基台7には回転軸22によって揺動変位自在に揺動
部材23が取付けられている。揺動部材23には前記椅
子8が取付けられており、撮影にあたって患者24は、
前記揺動部材23の揺動変位によって矢符25方向に所
定の撮影位置に導入され、これによって頭部26付近に
位置する旋回アーム3に対して、恐怖感や圧迫感を抱く
ことなく、患者24の円滑な導入が可能となる。
【0020】図4は前記頭部固定装置1の一部分の縦断
面図であり、図5は図4の切断面線A−Aから見た断面
図である。なお図5には、参考までに図4の切断面線を
B−Bで示す。頭部固定装置1は、大略的に、患者24
の両側頭部に対応した左右一対の側頭部押え部材31,
32と、前記側頭部押え部材31,32を相互に近接・
離反変位する開閉機構33と、チンレスト34と、前記
チンレスト34の案内手段35,36とを備えて構成さ
れている。
【0021】側頭部押え部材31,32は、その基端部
31a,32aが前記開閉機構33によって相互に近接
・離反変位され、またその遊端部31b,32bには突
起であるイヤロッド37,38がそれぞれ取付けられて
いる。前記側頭部押え部材31,32とイヤロッド3
7,38とは、アクリル樹脂、カーボンファイバを用い
た繊維強化プラスチックまたはポリカーボネート等の、
X線透過率が高く、剛性を有する材料から成る。
【0022】前記開閉機構33は、ダイアル41の回転
変位に連動して回転するヘリカルギア42と、そのヘリ
カルギア42に噛合する同寸のヘリカルギア43と、前
記ヘリカルギア43に連動して回転する小径の歯車44
と、前記歯車44に対して相互に対称位置に配置される
ラックギア45,46とを備えて構成されている。前記
側頭部押え部材31,32の基端部31a,32aはそ
れぞれ案内軸47,48によって前記近接・離反変位可
能に支持されるとともに、該基端部31a,32aには
前記ラックギア45,46がそれぞれ固着されている。
前記ダイアル41、したがってヘリカルギア42が矢符
49方向に回転駆動されると、側頭部押え部材31,3
2は相互に近接方向に変位駆動されることになる。
【0023】支持部材であるチンレスト34は、大略的
に、載置部51と、伸縮部材52と、本体53とを備え
て構成されている。前記載置部51は、患者24の下顎
24aが載置される凹所51aを有して略T字状に形成
されており、そのT字状の脚部51bが伸縮部材52の
一端部52aに形成された凹所52cに嵌め込まれて支
持される。伸縮部材52の他端部52bからは、一端部
54a,55aがそれぞれ該伸縮部材52内に埋込まれ
た案内軸54および駆動軸55が相互に平行となるよう
に延設されている。駆動軸55の案内軸54側の面には
ラックギア56が形成されている。
【0024】本体53の遊端部53dには、前記案内軸
54が摺動することができる案内孔61および前記駆動
軸55が挿通することができる挿通孔62が形成されて
いる。前記挿通孔62に臨んで該挿通孔62と垂直に透
孔63が形成されており、この透孔63には該透孔63
内に露出している前記駆動軸55のラックギア56に噛
合するピニオンギア64が配置される。ピニオンギア6
4は軸65を介して、ダイアル66に接続されている。
したがって、ダイアル66を回転することによって駆動
軸55が繰出しまたは縮退され、伸縮部材52は案内軸
54および案内孔61で案内されて伸縮変位駆動される
ことになる。
【0025】なお、前記挿通孔62に連通して透孔67
が穿孔されており、この透孔67から前記挿通孔62の
駆動軸55に対向して、ゴムやフェルトなどで実現され
るブレーキ手段68が臨んでいる。このブレーキ手段6
8は、前記透孔67内に設けられている圧縮ばね69に
よって前記駆動軸55方向にばね付勢される。前記圧縮
ばね69はまた、ビス70に当接しており、このビス7
0の透孔67内への突出量を調節することで前記ブレー
キ手段68の駆動軸55に対するブレーキ力を調節する
ことができ、たとえばダイアル66の回転によって伸縮
部材52の伸縮を可能とするとともに、患者24によっ
て載置部51から作用された力による伸縮部材52の縮
退を阻止することができる程度のブレーキ力に設定され
る。
【0026】本体53の両側部53a,53bには、そ
れぞれレバー71,72がピン73,74によって揺動
変位自在に支持されている。レバー71,72の一端部
71a,72aには、リリース釦75,76が取付けら
れている。前記レバー71,72の他端部71b,72
bは、連結ピン77,78を介して、レバー79,80
の一端部79a,80aにそれぞれ連結されている。前
記レバー79,80はピン81,82によって揺動変位
自在に支持され、またその他端部79b,80bはそれ
ぞれ押出片83,84に連結されている。こうして対を
成すレバー71と79および72と80は、それぞれリ
ンク機構を構成する。
【0027】押出片83,84の外方側端部83a,8
4aには、それぞれゴムやフェルトなどの摩擦力の比較
的大きい材料から成るブレーキ手段85,86が取付け
られている。また、前記押出片83,84の内方側端部
83b,84bは挿通孔87内に嵌め込まれている。前
記押出片83,84の内方側端部83b,84bには、
前記挿通孔87内に設けられている圧縮ばね88によっ
て、相互に離反する方向、すなわち外方に突出する方向
にばね力が与えられている。
【0028】本体53の基端部53cにおいて、それぞ
れ前記両側部53a,53bには案内ピン89,90が
立設されている。この案内ピン89,90は、前記案内
手段35,36に形成された案内溝91内に嵌り込み、
こうして本体53の基端部53cは前記案内手段35,
36上を摺動変位可能に支持される。
【0029】前記案内溝91にはまた前記ブレーキ手段
85,86が摺接しており、前記圧縮ばね88の弾発力
に抗して術者がリリース釦75,76を押込むと、該ブ
レーキ手段85,86は本体53内に後退し、こうして
チンレスト34の案内手段35,36上での変位が可能
となる。
【0030】一方、前記案内溝91は、そのいずれの地
点においても前記イヤロッド37,38までの距離が一
定となるように、すなわち円弧状に形成されている。し
たがって、術者が前記リリース釦75,76を押込んで
チンレスト34を変位すると、患者24はその外耳道を
中心として顔面の傾斜角が変化され、このとき前記下顎
24aから案内溝91上の各地点までの距離は一定であ
り、したがってチンレスト34の伸縮部材52の伸縮量
を調節する必要はない。こうして術者は、良好な操作性
で、患者24を撮影に適した所望とする姿勢に固定する
ことができる。
【0031】なお、撮影方法によっては、イヤロッド3
7,38の設けられている上述の側頭部押え部材31,
32に代えて、イヤロッド37,38の設けられていな
い側頭部押え部材が交換して用いられる場合もある。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、患者の両
側頭部を側頭部押え部材によって挟持して該側頭部押え
部材に設けた突起で患者の外耳道を位置決めし、患者の
下顎または鼻下点を支持部材の伸縮量を調節して支持し
た後、案内手段によって前記支持部材の基端部から突起
までの距離が一定となるように円弧状に案内するので、
たとえば眼耳水平などの所望とする患者の姿勢を得るた
めには、支持部材を案内手段上で変位するだけでよく、
良好な操作性で所望とする姿勢を得ることができる。
【0033】また好ましくは、支持部材の基端部に案内
手段に対向してブレーキ手段を配置しておき、このブレ
ーキ手段をリンク機構を介してリリース釦に連結すると
ともに、ばね部材によってブレーキ手段を案内手段に圧
接するようにばね付勢するので、術者はリリース釦を押
圧操作してブレーキ手段を案内手段から離反させ、患者
の顔面の傾斜角が所望とする傾斜角となった時点でリリ
ース釦を解除するだけで前記所望とする姿勢に位置決め
することができる。
【0034】さらにまた好ましくは、少なくとも前記側
頭部押え部材および突起を、アクリル樹脂、カーボンフ
ァイバを使用した繊維強化プラスチックまたはポリカー
ボネイト等の、X線透過率が高く、剛性を有する材料に
よって形成するので、これらの部材の撮影画像への写り
込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の頭部固定装置1の斜視図で
ある。
【図2】前記頭部固定装置1が用いられるX線撮影装置
2の斜視図である。
【図3】前記X線撮影装置2の使用状態を説明するため
の側面図である。
【図4】前記頭部固定装置1の縦断面図である。
【図5】図4の切断面線A−Aから見た断面図である。
【図6】従来技術の頭部固定装置1を模式的に示す側面
図である。
【符号の説明】
1 頭部固定装置 2 X線撮影装置 3 旋回アーム 4 昇降本体 5 患者フレーム 6 支柱 7 基台 8 椅子 11 フィルムカセッテ 13 旋回機構 24 患者 31,32 側頭部押え部材 33 開閉機構 34 チンレスト 35,36 案内手段 37,38 イヤロッド 51 載置部 52 伸縮部材 53 本体 68;85,86 ブレーキ手段 69,88 圧縮ばね 71,72;79,80 レバー 75,76 リリース釦 89,90 案内ピン 91 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 一幸 京都府京都市伏見区東浜南町680番地 株 式会社モリタ製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の両側頭部にそれぞれ近接・離反変
    位可能に設けられる一対の側頭部押え部材と、 前記側頭部押え部材の遊端部にそれぞれ設けられ、患者
    の外耳道に嵌り込む突起と、 遊端部が患者の下顎または鼻下点に当接して患者を支持
    する伸縮自在の支持部材と、 前記支持部材の基端部を、該基端部から突起までの距離
    が一定となるように案内する案内手段とを含むことを特
    徴とする患者頭部固定装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、 該支持部材を案内手段上で案内して走行可能とする案内
    ピンと、 前記案内手段に対向配置されるブレーキ手段と、 押圧操作されるリリース釦と、 前記リリース釦とブレーキ手段とを連結するリンク機構
    と、 前記ブレーキ手段を案内手段に圧接するばね部材とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の患者頭部固定装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記側頭部押え部材および突
    起は、X線透過性材料から成ることを特徴とする請求項
    1または2記載の患者頭部固定装置。
JP6073606A 1994-04-12 1994-04-12 患者頭部固定装置 Pending JPH07275239A (ja)

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US08/410,229 US5642392A (en) 1994-04-12 1995-03-24 Medical radiographic apparatus and patient's head fixing device
DE19513617A DE19513617C2 (de) 1994-04-12 1995-04-10 Medizinisches Röntgengerät für den Kopf eines Patienten
KR1019950008371A KR0161804B1 (ko) 1994-04-12 1995-04-11 의료용 x선 촬영장치 및 환자두부고정장치
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