JPH07275136A - ナッツクラッカー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナッツクラッカーのナッツ保持性を向上させ
る。 【構成】 互いに平行に配置されているガイドを備えた
フレームと、前記ガイド上を移動するくさびと、割られ
るナッツの中に前記くさびを入れるための、前記フレー
ムに取付けられたねじ付シャフトと、長円形のナッツを
保持するために前記フレーム上に設けられていて下方へ
向けて収束する表面と、この下方へ収束する表面の各々
の中に形成されている球状のリセスとを有し、前記下方
へ収束する表面の各々が別々に設けられた傾斜した面内
にあって、この傾斜した面が約１３０度の内角を形成し
ており、前記リセスの各々が球形のナッツを保持するた
めの凹状の壁を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は手動式のナッククラッ
カーすなわち木の実割り器に関する。

【０００２】

【従来の技術】本出願人の米国特許第 4,944,091号に
は、摺動可能に取付けられたくさびを有するような手動
式のナッツクラッカーが開示されている。このナッツク
ラッカーが有するくさびは、ナッツクラッカーのフレー
ム表面上に保持されたナッツに対して作用する。この装
置は従来の装置と比べると大きく改善されているが、本
発明はこの装置をさらに実用的なものにしている。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は様々な形状及び
寸法を有する種々のナッツを割るためのナッツクラッカ
として実現できる。

【０００４】この発明によるナッツクラッカーのベース
は、アーモンド、ペカン、くるみ、ブラジルナッツ、マ
カダミアナッツなど、種々のナッツを保持できるように
成形された表面を有する。一般的に言って、はしばみナ
ッツ(filbert nut) やマカダミアナッツなどのほぼ球形
のナッツはナッツクラッカーのベースあるいはフレーム
の上に設けられた一対の凹状表面によって保持される。
一方、アーモンドやペカンなどの卵形の他のナッツは、
フレームの溝部分を形成する下方へ向けて収束する(con
verging)表面上に保持される。

【０００５】この発明のナッツクラッカーの重要な特徴
は、くさびがナッツの殻を突き破るときにナッツの位置
を保持するために、ナッツクラッカー上にナッツ保持表
面を設けていることであり、様々な形状及び寸法を有す
る種々のナッツを割るときにこれらのナッツを保持でき
るような形状に成形されたナッツ保持表面を提供してい
ることである。

【０００６】

【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。参照番号１は、前述した米国特許第 4,94
4,091号に開示されているものと類似したこの発明の装
置のベースを表している。

【０００７】ベース１はフレームを有し、フレームは互
いに平行に配置されているガイド２と、ナッツサポート
３と、内部にねじ部が設けられたボス４とを有する。

【０００８】フレームのガイド２は、ナッツサポート３
上で殻を割るためのくさび６に対するキャリヤ５を受容
している。このキャリヤは金属性のプレート７から形成
されている。各プレート７はガイド２の内側端部上を摺
動するショルダ７Ａを有する。プレート７は方形状であ
り、それぞれ最上部にフランジ１１を有し、フランジ１
１にはリセス１１Ａが設けられている。

【０００９】ボス４の中に受容されているねじ部の設け
られたシャフト１３には、ファスナ１６を用いてキャリ
ヤ５の中に保持されているくさび６を直線的に移動させ
るためにハンドル１４が設けられている。ねじ部の設け
られたシャフト１３の下端のコネクタフット１２にくさ
び６の上端６Ａが取付けられている。くさびはキャリヤ
のフランジ１１の下側と係合するコネクタフット１２に
よってベースのガイド２に沿って後退させられる。ファ
スナ１６は、キャリヤのプレートの中と、くさび６に設
けられた一対の穴１５の中を貫いている。必要な場合に
は、ファスナを取り外せばくさびを交換することができ
る。

【００１０】図２及び図３に最もよく示されているよう
に、この発明のナッツサポートは下方に向けて収束する
表面１７を有する。表面１７は、約１３０度の内角１８
を形成している。表面１７のそれぞれの中には凹部２０
が形成されている。従って、ナッツサポートは、円柱形
状あるいは卵形のナッツＮ１を割るときにナッツをそこ
へ拘束して支持するための一対のナッツ支持用の表面１
７を有する。球形の磨砕部材によって形成される場合の
ように、球形のリセスを形成する一対の凹部２０を半径
上に形成し、球形のナッツを割るときにナッツが動かな
いように保持するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】ナッツクラッカーの正面図である。

【図２】図１の２−２線断面図である。

【図３】図２の３−３線断面図である。

【符号の説明】

２ ガイド ６ くさび １１Ａ リセス １３ シャフト １７ 表面 ２０ 凹部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 長円形及び球形のナッツを割るためのナ
   ッツクラッカーであって、 互いに平行に配置されているガイドを備えたフレーム
   と、 前記ガイド上を移動するくさびと、 割られるナッツの中に前記くさびを入れるための、前記
   フレームに取付けられたねじ付シャフトと、 長円形のナッツを保持するために前記フレーム上に設け
   られていて下方へ向けて収束する表面と、 この下方へ収束する表面の各々の中に形成されている球
   状のリセスと、を有し、前記下方へ収束する表面の各々
   が別々に設けられた傾斜した面内にあって、この傾斜し
   た面が約１３０度の内角を形成しており、前記リセスの
   各々が球形のナッツを保持するための凹状の壁を有する
   ナッツクラッカー。