JPH07274756A - ペットの排泄吸収材 - Google Patents
ペットの排泄吸収材Info
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Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 猫等のペットの糞尿を吸収して固化し、猫等
のペットの足や、体毛にも付着せず、家中に飛散するの
を防止できるペット床用砂材を提供する。 【構成】 ペット床用砂材は、糞の水分を吸収して固化
し、かつ、尿を粒子の内部に吸収するベントナイトの成
形品を備える。この成形品を、厚みが3mm以下の偏平
状に形成する。 【効果】 成形品はベントナイトを有するので、糞尿を
素早く吸収して固化し、この固化した部分だけを廃棄で
きる。また、成形品を厚みが3mm以下の偏平状に形成
したので、ペットに付着して家中に飛散するのを防止で
きる。
のペットの足や、体毛にも付着せず、家中に飛散するの
を防止できるペット床用砂材を提供する。 【構成】 ペット床用砂材は、糞の水分を吸収して固化
し、かつ、尿を粒子の内部に吸収するベントナイトの成
形品を備える。この成形品を、厚みが3mm以下の偏平
状に形成する。 【効果】 成形品はベントナイトを有するので、糞尿を
素早く吸収して固化し、この固化した部分だけを廃棄で
きる。また、成形品を厚みが3mm以下の偏平状に形成
したので、ペットに付着して家中に飛散するのを防止で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭に広く飼育されて
いる猫等のペットの糞尿を処理するのに使用されるペッ
トの排泄吸収材に関するものである。
いる猫等のペットの糞尿を処理するのに使用されるペッ
トの排泄吸収材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】猫は、犬や小鳥等とともに家庭用ペット
の代表的な動物で、他のペットと異なる点は、家の中を
自由に動き回れるように飼育されている点であり、猫用
の便所(排泄場所)が家の中に設けられる場合が多い。
の代表的な動物で、他のペットと異なる点は、家の中を
自由に動き回れるように飼育されている点であり、猫用
の便所(排泄場所)が家の中に設けられる場合が多い。
【0003】この猫用の便所に用いられるペットの排泄
吸収材としては、以前は専ら川砂、海砂等が用いられて
おり、最近では、尿を素早く吸収する機能、糞尿を吸収
して固化する機能に着目して、ベントナイト粉砕品、鉱
物質成型品、ポリアクリル酸ソーダ(PAS)を主体と
する高分子吸収剤を含む成形品、パルプ粉砕品を主成分
とする成型品等が用いられている。これらを一般に、浅
い箱の内側底部に、新聞紙等を敷いて、その上に10c
m程度の厚さに均一に付敷して交換し易い状態として使
用に供されていることが多い。
吸収材としては、以前は専ら川砂、海砂等が用いられて
おり、最近では、尿を素早く吸収する機能、糞尿を吸収
して固化する機能に着目して、ベントナイト粉砕品、鉱
物質成型品、ポリアクリル酸ソーダ(PAS)を主体と
する高分子吸収剤を含む成形品、パルプ粉砕品を主成分
とする成型品等が用いられている。これらを一般に、浅
い箱の内側底部に、新聞紙等を敷いて、その上に10c
m程度の厚さに均一に付敷して交換し易い状態として使
用に供されていることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
砂は、水分を吸収して固化しないので、表面は濡れた状
態にあり、猫の足や体毛に砂が付着し、これが家中に撒
き散らされる場合があり、家の中に快適な環境を保持す
ることが困難であり、また、水分を吸収して固化しない
ので、糞尿が付着した砂を廃棄する場合には、糞尿が付
着した部分だけの砂を取り出して廃棄するのが困難であ
った。
砂は、水分を吸収して固化しないので、表面は濡れた状
態にあり、猫の足や体毛に砂が付着し、これが家中に撒
き散らされる場合があり、家の中に快適な環境を保持す
ることが困難であり、また、水分を吸収して固化しない
ので、糞尿が付着した砂を廃棄する場合には、糞尿が付
着した部分だけの砂を取り出して廃棄するのが困難であ
った。
【0005】ベントナイトの粉砕品は、水分を吸収して
固化する性質があり、糞尿をくるみ込んで固まらせるの
で、固化した部分は大きな塊となり、糞尿により固化し
た部分だけを廃棄すれば、ペットの排泄吸収材の衛生面
を向上できるとともに、他の部分は再利用できるので、
ペットの排泄吸収材として効果的である。しかし、ベン
トナイトの粉砕品は、山からのブロック状の採鉱品を細
かく粉砕して用いるため、各種の粒径の粒子が混在し、
一部に微細な粉末も混じるため、この細かい粒子が猫の
足や毛に付着して家中にまき散らされ、家の中を汚す欠
点があった。
固化する性質があり、糞尿をくるみ込んで固まらせるの
で、固化した部分は大きな塊となり、糞尿により固化し
た部分だけを廃棄すれば、ペットの排泄吸収材の衛生面
を向上できるとともに、他の部分は再利用できるので、
ペットの排泄吸収材として効果的である。しかし、ベン
トナイトの粉砕品は、山からのブロック状の採鉱品を細
かく粉砕して用いるため、各種の粒径の粒子が混在し、
一部に微細な粉末も混じるため、この細かい粒子が猫の
足や毛に付着して家中にまき散らされ、家の中を汚す欠
点があった。
【0006】また、PAS成形品とパルプ粉砕品とは、
通常の砂や、ベントナイト粉砕品に比べ、製造コストが
高く、さらに、吸水してもベントナイトのように急速に
固化しないので、吸水した部分だけを廃棄するのが困難
であった。特に、PAS成形品にあっては、水分を吸収
してゲル化し、また、パルプ粉砕品にあっては、水分を
吸収して固化しないので表面に水分が残り、上記ペット
の足や体毛に付着して家中にまき散らされる難点は避け
られない。
通常の砂や、ベントナイト粉砕品に比べ、製造コストが
高く、さらに、吸水してもベントナイトのように急速に
固化しないので、吸水した部分だけを廃棄するのが困難
であった。特に、PAS成形品にあっては、水分を吸収
してゲル化し、また、パルプ粉砕品にあっては、水分を
吸収して固化しないので表面に水分が残り、上記ペット
の足や体毛に付着して家中にまき散らされる難点は避け
られない。
【0007】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、猫等のペットの糞尿を吸収して固化して容易に廃棄
でき、しかも、猫等のペットの足や、体毛にも付着せ
ず、家中に飛散するのを防止できるペットの排泄吸収材
を提供することを目的とする。
で、猫等のペットの糞尿を吸収して固化して容易に廃棄
でき、しかも、猫等のペットの足や、体毛にも付着せ
ず、家中に飛散するのを防止できるペットの排泄吸収材
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のペットの排泄吸
収材は、厚さが3mm以下の偏平状に形成されたベント
ナイト成形品からなることを前記課題の解決手段とし
た。
収材は、厚さが3mm以下の偏平状に形成されたベント
ナイト成形品からなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0009】この成形品の厚みが3mmを越えると、偏
平性を保つには粒子全体を大きくせざるをえず、表面積
の低下をきたし、吸水性が低くなるので好ましくない。
この成形品の外径は、一般に、3〜15mm、好ましく
は7〜12mmに形成するのが好ましい。この成形品の
外径が3mmより小さいと、例え偏平状を保っていても
粒子全体が細かくなり過ぎ、この成形品が猫等のペット
の爪の間に入り、家中にまき散らされる難点が解決され
ないので好ましくない。この成形品の外径が15mmよ
り大きいと、上記の通り、吸水性が低くなるので好まし
くない。
平性を保つには粒子全体を大きくせざるをえず、表面積
の低下をきたし、吸水性が低くなるので好ましくない。
この成形品の外径は、一般に、3〜15mm、好ましく
は7〜12mmに形成するのが好ましい。この成形品の
外径が3mmより小さいと、例え偏平状を保っていても
粒子全体が細かくなり過ぎ、この成形品が猫等のペット
の爪の間に入り、家中にまき散らされる難点が解決され
ないので好ましくない。この成形品の外径が15mmよ
り大きいと、上記の通り、吸水性が低くなるので好まし
くない。
【0010】この成形品の形状は偏平状であればよく、
その平面形状は円形、楕円形、方形、星形、多角形、不
定形等特に制限はない。また、成形品は均一な平面形で
ある必要はなく、その断面形状が波形、サドル形、その
他、凹凸があってもよい。更に、内に孔があいたドーナ
ッツ形や多孔性の構造でもよい。すなわち、最大の特徴
は、成形品を偏平状に形成すればよく、他の形状には何
等限定されない。
その平面形状は円形、楕円形、方形、星形、多角形、不
定形等特に制限はない。また、成形品は均一な平面形で
ある必要はなく、その断面形状が波形、サドル形、その
他、凹凸があってもよい。更に、内に孔があいたドーナ
ッツ形や多孔性の構造でもよい。すなわち、最大の特徴
は、成形品を偏平状に形成すればよく、他の形状には何
等限定されない。
【0011】このようなペットの排泄吸収材では、ペッ
トの排泄場所にベントナイトの成形品が安定して載置さ
れ、経時的に糞は脱水されて固くなり、尿は成形品に吸
収される。このペットの排泄吸収材に猫等のペットが乗
っても、猫等の足が汚れない。また、成形品が偏平に形
成されているので、比表面積が大きく、これら成形品が
互いに引っかかり、猫等のペットに付着することなく、
良好な吸水力を有する。
トの排泄場所にベントナイトの成形品が安定して載置さ
れ、経時的に糞は脱水されて固くなり、尿は成形品に吸
収される。このペットの排泄吸収材に猫等のペットが乗
っても、猫等の足が汚れない。また、成形品が偏平に形
成されているので、比表面積が大きく、これら成形品が
互いに引っかかり、猫等のペットに付着することなく、
良好な吸水力を有する。
【0012】次に、本発明の製造方法を詳細に説明す
る。まず、鉱物であるベントナイトの塊を粉砕機で粉砕
して篩い分けし、この粉砕品を水と混練機で混練して成
形する。この成形方法としては、押出成形法、圧延成形
法、プレス成形法等が挙げられ、特に限定はされない。
る。まず、鉱物であるベントナイトの塊を粉砕機で粉砕
して篩い分けし、この粉砕品を水と混練機で混練して成
形する。この成形方法としては、押出成形法、圧延成形
法、プレス成形法等が挙げられ、特に限定はされない。
【0013】例えば、押出成形法を採用する場合、粉砕
品と水との混練物を押出成形機の出口に形成されたスリ
ットに通過させることにより、この混練物をきしめん状
に形成する。これを所定の長さに切断し、これを乾燥機
に入れて乾燥させることにより、ベントナイトの成形品
を得る。ここで、乾燥機としては、熱風乾燥機、伝熱乾
燥機等が用いられる。この乾燥機内では、混練物中の水
分を蒸発させるために、80〜100℃に加熱する。
品と水との混練物を押出成形機の出口に形成されたスリ
ットに通過させることにより、この混練物をきしめん状
に形成する。これを所定の長さに切断し、これを乾燥機
に入れて乾燥させることにより、ベントナイトの成形品
を得る。ここで、乾燥機としては、熱風乾燥機、伝熱乾
燥機等が用いられる。この乾燥機内では、混練物中の水
分を蒸発させるために、80〜100℃に加熱する。
【0014】圧延成形法を採用する場合、前記混練物を
柱状品に成形し、これを二本のローラの間に挿入する。
これらローラは、所定の隙間をあけて並設されている。
これらローラの外周面に、該ローラの中心軸を軸とした
螺旋状の突条をそれぞれ形成し、各ローラの突条を隙間
をあけて噛み合わせるのが好ましい。これらローラの間
に混練物を通過させることにより、この混練物を押しつ
ぶすとともに、この混練物を各ローラの突条で切断す
る。次いで、これを所定の長さに切断し、これを前記同
様に乾燥し、ベントナイトの成形品を得る。
柱状品に成形し、これを二本のローラの間に挿入する。
これらローラは、所定の隙間をあけて並設されている。
これらローラの外周面に、該ローラの中心軸を軸とした
螺旋状の突条をそれぞれ形成し、各ローラの突条を隙間
をあけて噛み合わせるのが好ましい。これらローラの間
に混練物を通過させることにより、この混練物を押しつ
ぶすとともに、この混練物を各ローラの突条で切断す
る。次いで、これを所定の長さに切断し、これを前記同
様に乾燥し、ベントナイトの成形品を得る。
【0015】また、プレス成形法を採用する場合、前記
混練物をプレス機の金型内に充填し、この金型を押圧
し、所定の厚みに成形し、次いで、これを前記同様乾燥
し、ベントナイトの成形品を得る。
混練物をプレス機の金型内に充填し、この金型を押圧
し、所定の厚みに成形し、次いで、これを前記同様乾燥
し、ベントナイトの成形品を得る。
【0016】このようなペットの排泄吸収材によれば、
ベントナイトの成形品は、糞の水分を吸収して固化する
とともに、尿を内部に吸収する。このため、ペットの排
泄吸収材の中で、固化した成形品だけを取り出して廃棄
でき、糞尿の臭いがこもるのを防止でき、これの廃棄作
業が容易になる。そして、この成形品は天然の鉱物であ
るベントナイトを用いたため、特別な廃棄処理を不要に
でき、容易に廃棄することができる。そして、ベントナ
イトは安価であることから、成形品の製造コストを低減
させることができる。このベントナイトの成形品に顔料
等を含有させれば、この成形品を着色化でき、ペットの
排泄吸収材の美観を向上させることができる。その他、
防臭剤等を付加することも任意である。
ベントナイトの成形品は、糞の水分を吸収して固化する
とともに、尿を内部に吸収する。このため、ペットの排
泄吸収材の中で、固化した成形品だけを取り出して廃棄
でき、糞尿の臭いがこもるのを防止でき、これの廃棄作
業が容易になる。そして、この成形品は天然の鉱物であ
るベントナイトを用いたため、特別な廃棄処理を不要に
でき、容易に廃棄することができる。そして、ベントナ
イトは安価であることから、成形品の製造コストを低減
させることができる。このベントナイトの成形品に顔料
等を含有させれば、この成形品を着色化でき、ペットの
排泄吸収材の美観を向上させることができる。その他、
防臭剤等を付加することも任意である。
【0017】また特に、この成形品は、厚みが3mm以
下の偏平状に形成されているので、成形品の比表面積を
大きく形成して吸水性を向上できる。また、成形品の形
状が偏平状であることから、これら成形品がペットの足
や体に付着してペットの排泄場所から家中にまき出され
るのを防止することができ、ペットの排泄場所付近の衛
生性を向上させることができる。
下の偏平状に形成されているので、成形品の比表面積を
大きく形成して吸水性を向上できる。また、成形品の形
状が偏平状であることから、これら成形品がペットの足
や体に付着してペットの排泄場所から家中にまき出され
るのを防止することができ、ペットの排泄場所付近の衛
生性を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のペットの排泄吸収材の一実施
例について説明する。 (実施例1)まず、地山等からベントナイトの鉱物を掘
り出して粉砕し、これを200メッシュの篩いに通し、
この篩いを通過した粉砕品を取り出し、これを水と混練
する。この水の添加量は、粉砕品の全重量に対して30
〜35重量%とする。これらを混練機で混練し、これを
押出成形機に入れて円柱状に押出成形し、これを所定の
長さに切断する。こうして、径が3.5mm、長さが3
〜7mmの円柱品を成形する。この円柱品をプレス機で
押圧することにより、厚さ2mm以下の偏平状に成形
し、これを80〜90℃で熱風乾燥し、ベントナイトの
成形品を得る。なお、前記実施例では、押出成形機で円
柱品を形成したが、押出成形機に、縦の長さが1.5m
m、横の長さが8mmのスリットを形成した押出成形機
を用い、このスリットに前記混練物を通過させ、次い
で、長さ8〜10mmに切断し、これを熱風乾燥し、ベ
ントナイトの成形品を形成してもよい。
例について説明する。 (実施例1)まず、地山等からベントナイトの鉱物を掘
り出して粉砕し、これを200メッシュの篩いに通し、
この篩いを通過した粉砕品を取り出し、これを水と混練
する。この水の添加量は、粉砕品の全重量に対して30
〜35重量%とする。これらを混練機で混練し、これを
押出成形機に入れて円柱状に押出成形し、これを所定の
長さに切断する。こうして、径が3.5mm、長さが3
〜7mmの円柱品を成形する。この円柱品をプレス機で
押圧することにより、厚さ2mm以下の偏平状に成形
し、これを80〜90℃で熱風乾燥し、ベントナイトの
成形品を得る。なお、前記実施例では、押出成形機で円
柱品を形成したが、押出成形機に、縦の長さが1.5m
m、横の長さが8mmのスリットを形成した押出成形機
を用い、このスリットに前記混練物を通過させ、次い
で、長さ8〜10mmに切断し、これを熱風乾燥し、ベ
ントナイトの成形品を形成してもよい。
【0019】次いで、得られたペットの排泄吸収材の評
価を行う。ここで、比較例として、以下のものを用い
る。 (比較例1)比較例1として、市販のベントナイトの粉
砕品を直接用いる。 (比較例2)比較例2として、径が2.5mm、長さが
2.5〜7mmの円柱状の鉱物質成形品を用いる。 (比較例3)比較例3として、ベントナイトとタルクと
を混合し、これらにPASを添加する。このPASの添
加量は、ベントナイトとタルクとの全重量に対して10
重量%添加する。これを押出成形し、径が3mm、長さ
が7〜10mmの円柱状の混合成形品を成形し、これを
用いる。
価を行う。ここで、比較例として、以下のものを用い
る。 (比較例1)比較例1として、市販のベントナイトの粉
砕品を直接用いる。 (比較例2)比較例2として、径が2.5mm、長さが
2.5〜7mmの円柱状の鉱物質成形品を用いる。 (比較例3)比較例3として、ベントナイトとタルクと
を混合し、これらにPASを添加する。このPASの添
加量は、ベントナイトとタルクとの全重量に対して10
重量%添加する。これを押出成形し、径が3mm、長さ
が7〜10mmの円柱状の混合成形品を成形し、これを
用いる。
【0020】前記実施例1、比較例1〜3の各試料を用
い、これらを浅い箱にそれぞれ均一に充填する。このと
きに、各試料の深さは15cm程度とする。また、ペッ
トとして、小型の日本猫を用いる。この猫が飼育されて
いる室に箱を入れ、この箱内に前記試料を充填し、この
試料を3日毎に変え、吸水性(I)、固化性(II)、
飛散性(III)を評価する。また、ペットとして、大
型のアメリカンショートヘアを用い、この猫の飛散性
(III)を評価し、括弧内に示す。これら結果を表1
に示す。
い、これらを浅い箱にそれぞれ均一に充填する。このと
きに、各試料の深さは15cm程度とする。また、ペッ
トとして、小型の日本猫を用いる。この猫が飼育されて
いる室に箱を入れ、この箱内に前記試料を充填し、この
試料を3日毎に変え、吸水性(I)、固化性(II)、
飛散性(III)を評価する。また、ペットとして、大
型のアメリカンショートヘアを用い、この猫の飛散性
(III)を評価し、括弧内に示す。これら結果を表1
に示す。
【0021】
【表1】
【0022】この表1において、吸水性としては、糞尿
が箱の底まで達しない場合をAとし、糞尿が箱の底の一
部に達した場合をBとし、かなりの量の糞尿が箱の底に
達した場合をCとする。また、固化性としては、試料が
瞬間的に固化した場合をAとし、試料が徐々に固化した
場合をBとし、試料が殆ど固化しない場合をCとする。
また、飛散性としては、試料が猫に殆ど同伴しない場合
をAとし、試料の一部が猫に同伴する場合をBとし、試
料の相当量が猫に同伴する場合をCとする。表1から明
らかなように、実施例1は、比較例1〜3に比べ、糞尿
の吸水性に優れ、糞尿の水分を吸収して固化する固化性
に優れ、試料の飛散が殆どなく、飛散性に優れているこ
とがわかった。
が箱の底まで達しない場合をAとし、糞尿が箱の底の一
部に達した場合をBとし、かなりの量の糞尿が箱の底に
達した場合をCとする。また、固化性としては、試料が
瞬間的に固化した場合をAとし、試料が徐々に固化した
場合をBとし、試料が殆ど固化しない場合をCとする。
また、飛散性としては、試料が猫に殆ど同伴しない場合
をAとし、試料の一部が猫に同伴する場合をBとし、試
料の相当量が猫に同伴する場合をCとする。表1から明
らかなように、実施例1は、比較例1〜3に比べ、糞尿
の吸水性に優れ、糞尿の水分を吸収して固化する固化性
に優れ、試料の飛散が殆どなく、飛散性に優れているこ
とがわかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のペットの
排泄吸収材によれば、猫等のペットの排泄場所に用いら
れるペットの排泄吸収材であって、水分を吸収して糞を
固化させるとともに、尿を内部に吸収するベントナイト
の成形品を備えているので、猫等のペットの糞尿を成形
品が素早く吸収して固化する。この固化した成形品だけ
を取り出して廃棄することができるので、糞尿の臭いが
こもるのを防止でき、これの廃棄作業が容易になる。そ
して、この成形品は天然の鉱物のベントナイトを用いた
ため、特別な廃棄処理を不要にできる。このベントナイ
トは安価であることから、成形品の製造コストを低減さ
せることができる。
排泄吸収材によれば、猫等のペットの排泄場所に用いら
れるペットの排泄吸収材であって、水分を吸収して糞を
固化させるとともに、尿を内部に吸収するベントナイト
の成形品を備えているので、猫等のペットの糞尿を成形
品が素早く吸収して固化する。この固化した成形品だけ
を取り出して廃棄することができるので、糞尿の臭いが
こもるのを防止でき、これの廃棄作業が容易になる。そ
して、この成形品は天然の鉱物のベントナイトを用いた
ため、特別な廃棄処理を不要にできる。このベントナイ
トは安価であることから、成形品の製造コストを低減さ
せることができる。
【0024】また特に、この成形品は、厚みが3mm以
下の偏平状に形成されているので、成形品の比表面積を
大きく形成して吸水性を向上できる。また、成形品を偏
平状に成形したので、これら成形品がペットの足や体に
付着してペットの排泄場所から家中にまき出されるのを
防止することができ、ペットの排泄場所付近の衛生性を
向上させることができるという効果を奏することができ
る。
下の偏平状に形成されているので、成形品の比表面積を
大きく形成して吸水性を向上できる。また、成形品を偏
平状に成形したので、これら成形品がペットの足や体に
付着してペットの排泄場所から家中にまき出されるのを
防止することができ、ペットの排泄場所付近の衛生性を
向上させることができるという効果を奏することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 厚さが3mm以下の偏平状に形成された
ベントナイト成形品からなることを特徴とするペットの
排泄吸収材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7622294A JPH07274756A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | ペットの排泄吸収材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7622294A JPH07274756A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | ペットの排泄吸収材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274756A true JPH07274756A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13599162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7622294A Pending JPH07274756A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | ペットの排泄吸収材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020092682A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 黒崎白土工業株式会社 | ペット用排尿処理材の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP7622294A patent/JPH07274756A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020092682A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 黒崎白土工業株式会社 | ペット用排尿処理材の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030924 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031104 |