JPH07274459A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH07274459A JPH07274459A JP9401994A JP9401994A JPH07274459A JP H07274459 A JPH07274459 A JP H07274459A JP 9401994 A JP9401994 A JP 9401994A JP 9401994 A JP9401994 A JP 9401994A JP H07274459 A JPH07274459 A JP H07274459A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- magnetic force
- stator
- magnetic
- line
- Prior art date
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- Pending
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】本発明は、永久磁石の磁力を有効に利用する
ことにより、従来の誘導電動機等のエネルギー効率を向
上させるものである。 【構 成】ステータ外周に沿って、一方の極をロータ側
に向けた永久磁石を配し、ロータにも、ステータ外周に
沿って配した永久磁石とは異極となる一方の極をステー
タ側に向けた永久磁石を配し、ステータ側の永久磁石と
ロータ側の永久磁石との間に永久磁石による磁力線の流
れを形成させ、ステータ内周に取り付けられた複数個の
電磁コイルにより、この磁力線の流れを周方向に移動さ
せることによりロータを回転させる。ここで、ロータを
回転させる源となる磁力線は、主として永久磁石より供
給され、電磁コイルの励磁電力はこの磁力線を制御する
ための僅かな量でよいので、本発明によればエネルギー
効率のよい電動機を実現することができる。
ことにより、従来の誘導電動機等のエネルギー効率を向
上させるものである。 【構 成】ステータ外周に沿って、一方の極をロータ側
に向けた永久磁石を配し、ロータにも、ステータ外周に
沿って配した永久磁石とは異極となる一方の極をステー
タ側に向けた永久磁石を配し、ステータ側の永久磁石と
ロータ側の永久磁石との間に永久磁石による磁力線の流
れを形成させ、ステータ内周に取り付けられた複数個の
電磁コイルにより、この磁力線の流れを周方向に移動さ
せることによりロータを回転させる。ここで、ロータを
回転させる源となる磁力線は、主として永久磁石より供
給され、電磁コイルの励磁電力はこの磁力線を制御する
ための僅かな量でよいので、本発明によればエネルギー
効率のよい電動機を実現することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動機に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、永久磁石の
磁力を有効に利用することにより、従来の誘導電動機等
の電動機のエネルギー効率を向上させるものである。
磁力を有効に利用することにより、従来の誘導電動機等
の電動機のエネルギー効率を向上させるものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】ステータ外周に沿って、
一方の極をロータ側に向けた永久磁石を配し、ロータに
も、ステータ外周に沿って配した永久磁石とは異極とな
る一方の極をステータ側に向けた永久磁石を配し、ステ
ータ側の永久磁石とロータ側の永久磁石との間に永久磁
石による磁力線の流れを形成させ、ステータ内周に取り
付けられた複数個の電磁コイルにより、この磁力線の流
れを周方向に移動させることによりロータを回転させ
る。ここで、ロータを回転させる源となる磁力線は、主
として永久磁石より供給され、電磁コイルの励磁電力は
この磁力線を制御するための僅かな量でよいので、本発
明によればエネルギー効率のよい電動機を実現すること
ができる。
一方の極をロータ側に向けた永久磁石を配し、ロータに
も、ステータ外周に沿って配した永久磁石とは異極とな
る一方の極をステータ側に向けた永久磁石を配し、ステ
ータ側の永久磁石とロータ側の永久磁石との間に永久磁
石による磁力線の流れを形成させ、ステータ内周に取り
付けられた複数個の電磁コイルにより、この磁力線の流
れを周方向に移動させることによりロータを回転させ
る。ここで、ロータを回転させる源となる磁力線は、主
として永久磁石より供給され、電磁コイルの励磁電力は
この磁力線を制御するための僅かな量でよいので、本発
明によればエネルギー効率のよい電動機を実現すること
ができる。
【0004】
【作用及び実施例】本発明による実施例を以下図面によ
り説明する。図1は実施例1の電動機の横断面図、図2
は実施例1の縦断面図、図3は実施例1の作用を説明す
るための図面、図4は実施例2の作用を説明するための
図面である。
り説明する。図1は実施例1の電動機の横断面図、図2
は実施例1の縦断面図、図3は実施例1の作用を説明す
るための図面、図4は実施例2の作用を説明するための
図面である。
【0005】(実施例1)まず図1及び図2により機器
の構成を説明する。ロータ1の内部には、円筒状の永久
磁石2が取り付けられている。またステータ6の外周に
は円筒状の永久磁石7が取り付けられ、内周には複数個
の電磁コイル4及び励磁極(鉄心)5が配列されてい
る。ステータはケーシング8によって固定されており、
ロータはロータ軸3及びベアリング9を介して回転可能
となるようにしてある。次に図3の実施例の縦断面図に
より、本発明の作用を説明する。ステータ6及びロータ
1側に配した永久磁石7及び2の極性を、図のように径
方向に互いに異極同志となるように配置すると、磁力線
はステータ側の永久磁石からロータ側の永久磁石へと流
れる。ここで、ステータ内周に沿って配列された、実施
例では24個の励磁極を、例えば3個おきに3個一組と
して図のように永久磁石の磁力線の流れと逆方向に励磁
すると、磁力線は図の矢印を付けた実線のように、逆方
向に励磁した電磁コイル部分以外の所を集中的に流れ
る。またこのとき、磁力線の通る部分の電磁コイルを磁
力線の流れる方向に励磁してやると磁力線をさらに集中
させることができる。この励磁をステータ円周方向に順
次切り換えていくと、磁力線の集中した流れ(磁束)も
ステータ円周方向に移動するので、一種の回転磁界を得
ることができる。次に、ロータに従来の誘導電動機に用
いられているものと同様のかご型ロータを用いると、ロ
ータを切る磁力線がこの回転磁界により一定の方向に時
間的に変化するので、従来の誘導電動機と全く同じ電磁
誘導の原理でロータが磁界の回転方向に回転し、これを
ロータ軸3を通して機械的な回転力として取り出すこと
ができる。
の構成を説明する。ロータ1の内部には、円筒状の永久
磁石2が取り付けられている。またステータ6の外周に
は円筒状の永久磁石7が取り付けられ、内周には複数個
の電磁コイル4及び励磁極(鉄心)5が配列されてい
る。ステータはケーシング8によって固定されており、
ロータはロータ軸3及びベアリング9を介して回転可能
となるようにしてある。次に図3の実施例の縦断面図に
より、本発明の作用を説明する。ステータ6及びロータ
1側に配した永久磁石7及び2の極性を、図のように径
方向に互いに異極同志となるように配置すると、磁力線
はステータ側の永久磁石からロータ側の永久磁石へと流
れる。ここで、ステータ内周に沿って配列された、実施
例では24個の励磁極を、例えば3個おきに3個一組と
して図のように永久磁石の磁力線の流れと逆方向に励磁
すると、磁力線は図の矢印を付けた実線のように、逆方
向に励磁した電磁コイル部分以外の所を集中的に流れ
る。またこのとき、磁力線の通る部分の電磁コイルを磁
力線の流れる方向に励磁してやると磁力線をさらに集中
させることができる。この励磁をステータ円周方向に順
次切り換えていくと、磁力線の集中した流れ(磁束)も
ステータ円周方向に移動するので、一種の回転磁界を得
ることができる。次に、ロータに従来の誘導電動機に用
いられているものと同様のかご型ロータを用いると、ロ
ータを切る磁力線がこの回転磁界により一定の方向に時
間的に変化するので、従来の誘導電動機と全く同じ電磁
誘導の原理でロータが磁界の回転方向に回転し、これを
ロータ軸3を通して機械的な回転力として取り出すこと
ができる。
【0006】(実施例2)実施例2は、実施例1のかご
型ロータに換えて永久磁石で構成した突極型ロータを用
いて同期型の電動機としたものである。図4の例では、
突極を4極とした例を示している。ステータの電磁コイ
ルが無励磁の状態では、図4Aのように永久磁石間の磁
力線はロータの突極部に集中し静止している。ここで、
図4Bのように1−2−3−4の各電磁コイルを、永久
磁石間の磁力線の流れを妨げる方向に励磁すると、磁力
線の流れが歪み、ロータは図の点線矢印の方向に図4C
の中立の位置まで回転する。いま、この励磁を1−2−
3−4→1’−2’−3’−4’→・・・・のように、
4コイル1組として連続的に切り換えていくと、ロータ
はこの切換えに追随し、切換え速度と同期して連続的に
回転していく。この回転力の源のなる磁力線は、主とし
てロータ側の永久磁石とロータ側永久磁石の突極の間に
形成される磁力線によっており、コイルの励磁に必要と
する電力はこの磁力線の流れを制御するための僅かな量
でよい。
型ロータに換えて永久磁石で構成した突極型ロータを用
いて同期型の電動機としたものである。図4の例では、
突極を4極とした例を示している。ステータの電磁コイ
ルが無励磁の状態では、図4Aのように永久磁石間の磁
力線はロータの突極部に集中し静止している。ここで、
図4Bのように1−2−3−4の各電磁コイルを、永久
磁石間の磁力線の流れを妨げる方向に励磁すると、磁力
線の流れが歪み、ロータは図の点線矢印の方向に図4C
の中立の位置まで回転する。いま、この励磁を1−2−
3−4→1’−2’−3’−4’→・・・・のように、
4コイル1組として連続的に切り換えていくと、ロータ
はこの切換えに追随し、切換え速度と同期して連続的に
回転していく。この回転力の源のなる磁力線は、主とし
てロータ側の永久磁石とロータ側永久磁石の突極の間に
形成される磁力線によっており、コイルの励磁に必要と
する電力はこの磁力線の流れを制御するための僅かな量
でよい。
【0007】
【発明の効果】実施例で説明したように本発明によれ
ば、電動機の動力の源となる磁力線は主として永久磁石
から供給され、必要とする電力はこの磁力線を制御する
僅かの量でよいので、本発明による電動機は従来の電動
機よりも非常にエネルギー効率のよいものとなる。
ば、電動機の動力の源となる磁力線は主として永久磁石
から供給され、必要とする電力はこの磁力線を制御する
僅かの量でよいので、本発明による電動機は従来の電動
機よりも非常にエネルギー効率のよいものとなる。
【図1】本発明の実施例1の横縦断面図
【図2】本発明の実施例1の縦断面図
【図3】本発明の実施例1の作用の説明図
【図4】本発明の実施例2の作用の説明図
1 ロータ 2 永久磁石 3 ロータ軸 4 電磁コイル 5 励磁極 6 ステータ 7 永久磁石 8 ケーシング 9 ベアリング
Claims (1)
- 【請求項1】ステータ外周に沿って、一方の極をロータ
側に向けた永久磁石を配し、ロータにも、ステータ外周
に沿って配した永久磁石とは異極となる一方の極をステ
ータ側に向けた永久磁石を配し、ステータ側の永久磁石
とロータ側の永久磁石との間に永久磁石による磁力線の
流れを形成させ、ステータ内周に取り付けられた複数個
の電磁コイルにより、この磁力線の流れを周方向に移動
させることによりロータを回転させることを特徴とする
電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9401994A JPH07274459A (ja) | 1994-03-26 | 1994-03-26 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9401994A JPH07274459A (ja) | 1994-03-26 | 1994-03-26 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274459A true JPH07274459A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=14098834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9401994A Pending JPH07274459A (ja) | 1994-03-26 | 1994-03-26 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274459A (ja) |
-
1994
- 1994-03-26 JP JP9401994A patent/JPH07274459A/ja active Pending
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