JPH07274202A - 適応フィルタ装置及び適応フィルタ処理方法 - Google Patents

適応フィルタ装置及び適応フィルタ処理方法

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JPH07274202A
JPH07274202A JP5714094A JP5714094A JPH07274202A JP H07274202 A JPH07274202 A JP H07274202A JP 5714094 A JP5714094 A JP 5714094A JP 5714094 A JP5714094 A JP 5714094A JP H07274202 A JPH07274202 A JP H07274202A
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哲二郎 近藤
Takeharu Nishikata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号に対して適応したフィルタ特性が得
られるようにフィルタ性能を向上させることのできる適
応フィルタ装置及び適応フィルタ処理方法の提供を目的
とする。 【構成】 クラス分類部1で対応するクラスに分類して
供給されるクラスコードPをアドレスとして再量子化処
理部1cからフィルタ混合部2に供給する。フィルタ混
合部2は、再量子化処理部1cからの出力に応じて重み
係数ROM21から供給されるフィルタ混合係数をフィ
ルタ混合部2のフィルタ混合処理部23に供給し、フィ
ルタ混合部2のフィルタ処理部22からの各出力信号を
フィルタ混合処理部23に供給し、このフィルタ混合処
理部23でフィルタ混合係数とフィルタ処理部22から
の各出力信号とをそれぞれ掛けた結果を混合させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輝度信号と色信号とを
含む映像信号をクラス分けしてこのクラス分けに応じた
適応フィルタ処理を行う適応フィルタ装置及びその適応
フィルタ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のカラーテレビジョン等に用いられ
ているカラーテレビジョン信号には、NTSC方式やP
AL方式等が採用されている。
【0003】このNTSC方式及びPAL方式によるカ
ラーテレビジョン信号は、いずれも輝度信号(Y信号)
と色差信号であるI(広帯域)信号、Q(狭帯域)信号
(PAL方式では、R−Y信号、B−Y信号)からなる
色信号(C信号)とが周波数インターリーブによって多
重された復号カラーテレビジョン信号である。この復号
カラーテレビジョン信号はコンポジット信号と呼ばれて
いる。
【0004】これに対して、NTSC方式における輝度
信号Y、色差信号I、Q信号(PAL方式における輝度
信号Y、色差信号R−Y、B−Y信号)の3つの信号に
分離されたカラーテレビジョン信号はコンポーネント信
号と呼ばれる。上記コンポジット信号からコンポーネン
ト信号を生成するには、帯域通過型フィルタを用いて、
コンポジット信号を輝度信号(Y信号)と色信号(C信
号)とに分離(Y/C分離)し、さらに色信号CをI信
号とQ信号とに変換することにより得ることができる。
【0005】また、コンポジット信号をY/C分離する
方法としては、上記帯域通過型フィルタの代わりに、い
くつかの帯域制限フィルタを用いて、これらの帯域制限
フィルタからの出力を適応的に選択したり、これらの出
力を混合したりする方法も提案されている。また、これ
らコンポジット信号の輝度信号の帯域と色信号の帯域と
は位置及び時間に関して定常的に多重されていないこと
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の適応
フィルタ処理によるディジタル信号データに対するY/
C分離処理では、適応フィルタの処理数、混合係数の数
が数種類と少数の種類に限定されていた。このような種
類の限定は、たとえ学習処理によって求めたタップのフ
ィルタ係数を用いるようにしてもY/C分離処理の精度
を高めることができない。
【0007】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、入力信号に対して適応した
フィルタ特性が得られるようにフィルタ性能を向上させ
ることのできる適応フィルタ装置及び適応フィルタ処理
方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る適応フィル
タ装置は、上述した課題を解決するために、入力信号に
応じてフィルタ特性を変化させる適応フィルタ装置にお
いて、入力信号に対して複数のクラスの内のいずれかに
分類するクラス分類部と、このクラス分類部により分類
されたクラスに応じて複数のフィルタ混合係数を出力す
るフィルタ混合部の重み係数ROMと、入力信号に対し
てそれぞれ互いに異なるフィルタ処理を行う複数のフィ
ルタから成るフィルタ混合部のフィルタ処理部と、フィ
ルタ処理部からの各出力信号を重み係数ROMからのフ
ィルタ混合係数に応じて混合するフィルタ混合部とを有
することを特徴としている。
【0009】ここで、クラス分類手段では、入力信号に
対して2次元のデータにブロック化しているので、フィ
ルタ処理部のフィルタ処理はこのブロック化したデータ
に対して行っている。フィルタ処理部は、輝度信号Yと
色信号Cとが多重化された映像信号をフィルタ処理して
輝度信号Yと色信号Cとに分離するY/C分離フィルタ
である。
【0010】また、重み係数ROMが出力する複数のフ
ィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信号とをそ
れぞれ一対一に対応させてブロック化されたデータをそ
れぞれ輝度信号Y用のフィルタ混合部と色信号C用のフ
ィルタ混合部で混合させている。
【0011】さらに、フィルタ混合部は、フィルタ処理
部からの各出力信号に重み係数ROMからのフィルタ混
合係数を乗算するフィルタ混合係数乗算部と、フィルタ
混合係数乗算部からの出力信号の総和をとる加算器とで
構成される。
【0012】また、本発明に係る適応フィルタ処理方法
は、上述した課題を解決するために、入力信号に応じて
フィルタ特性を変化させる適応フィルタ処理方法におい
て、入力信号に対して複数のクラスの内のいずれかに分
類するクラス分類工程と、このクラス分類工程により分
類されたクラスに応じて複数のフィルタ混合係数を出力
するフィルタ混合係数出力工程と、入力信号に対してそ
れぞれ互いに異なるフィルタ処理を行う複数のフィルタ
から成るフィルタ処理工程と、フィルタ処理工程からの
各出力信号フィルタ混合係数出力工程からのフィルタ混
合係数に応じて混合する混合工程とを有することを特徴
としている。
【0013】
【作用】本発明に係る適応フィルタ装置では、クラス分
類部で対応するクラスに分類して供給されるクラスコー
ドをアドレスとして再量子化処理部からフィルタ混合部
に供給する。フィルタ混合部は、再量子化処理部からの
出力に応じて重み係数ROMから供給されるフィルタ混
合係数をフィルタ混合部のフィルタ混合処理部に供給
し、フィルタ混合部のフィルタ処理部からの各出力信号
をフィルタ混合処理部に供給し、このフィルタ混合処理
部でフィルタ混合係数とフィルタ処理部からの各出力信
号とをそれぞれ掛けた結果を混合することにより、従来
のフィルタ処理の数や混合係数を増やしている。
【0014】フィルタ処理部をY/C分離フィルタとす
ることにより、映像信号における輝度信号Yと色信号C
との分離することができる。
【0015】また、重み係数ROMが出力する複数のフ
ィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信号とをそ
れぞれ一対一に対応させてブロック化されたデータをそ
れぞれ輝度信号Y用のフィルタ混合部と色信号C用のフ
ィルタ混合部で混合させることにより、輝度信号Yと色
信号Cに対するフィルタ特性を向上させている。
【0016】フィルタ混合部は、重み係数ROMからの
複数のフィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信
号とをフィルタ混合乗算部で乗算し混合部で総和をとる
ことによっても、十分適切な輝度信号Yと色信号Cとの
分離を行う。
【0017】また、本発明に係る適応フィルタ処理方法
では、クラス分類工程で入力信号に対して複数のクラス
の内のいずれかに分類し、フィルタ混合係数出力工程で
分類されたクラスに応じた複数のフィルタ混合係数を出
力させ、フィルタ処理工程で入力信号に対してそれぞれ
異なるフィルタ処理を行い、このフィルタ出力信号とフ
ィルタ混合係数との乗算出力を混合工程で混合すること
により、所望のフィルタ特性が得られるようになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る適応フィルタ装置及び適
応フィルタ処理方法の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。ここで、本発明の適応フィルタ装置を
適用した適応Y/C分離装置の好ましい一例を挙げて入
力信号として輝度信号Yと色信号Cを含む周波数多重さ
れたディジタルコンポジット信号データ(以下、信号デ
ータという)の適応Y/C分離について例えば図1乃至
図3に示すブロック図を参照しながら説明する。
【0019】適応Y/C分離装置は、全体的な構成とし
て例えば図1に示すように、ディジタルコンポジット信
号データを複数のクラスの内のいずれかに分類するクラ
ス分類部1と、クラス分類部1からのブロック化された
信号データBとクラス分類のクラスコードPを入力し信
号データBにフィルタ混合処理を施して輝度信号Yと色
信号Cを出力するフィルタ混合部2と、この色信号Cを
I信号、Q信号に分離するI,Q信号分離処理部3とで
構成される。
【0020】このクラス分類部1は、入力端子4を介し
て供給される信号データを、例えば図2に示すように、
ブロック化処理部11、相関処理部12、再量子化処理
部13とで構成される。
【0021】ブロック化処理部11は、入力端子4を介
して供給された周波数多重され、走査変換されたNTS
C方式の1次元の信号データをブロック化した2次元の
信号データにし、さらに、このブロック化した2次元の
信号データを時間近傍データになるように変換する。ブ
ロック化した2次元の信号データBは、後段の相関処理
部1bとフィルタ混合部3における処理内容に応じて決
められている。このようにブロック化処理部11は、相
関処理部1bとフィルタ混合部3とにそれぞれ信号デー
タBを供給する。
【0022】相関処理部1bは、ブロック化された信号
データBを画像相関の強弱を表す相関データにする。画
像相関の強弱を表すデータは、例えば分離タップにおけ
るデータの差分の絶対値に基づく相関判定法で得られ
る。相関処理部1bは、相関データを再量子化処理部1
cに供給する。
【0023】再量子化処理部1cは、供給される相関デ
ータのビット数をさらに少ないビット数で表すためビッ
ト削減処理を行う。このビット削減された相関値は、そ
のままクラス分類によるクラスコードPに対応してい
る。再量子化処理部1cは、クラスコードPをフィルタ
混合部2に出力する。
【0024】次に、図1に示したフィルタ混合部2は、
例えば輝度信号Yと色信号Cをそれぞれ出力させるため
に輝度信号Y用フィルタ混合部2aと色信号C用フィル
タ混合部2bとで構成されている。ここで、輝度信号Y
用フィルタ混合部2aと色信号C用フィルタ混合部2b
は、共に基本的な構成として例えば図3に示すように、
重み係数ROM21と、フィルタ処理部22と、フィル
タ混合処理部23とで構成される。
【0025】重み係数ROM21は、再量子化処理部1
cが出力するクラスコードPをアドレスデータとして供
給され、この対応アドレスに格納されている重み係数を
フィルタ混合係数としてフィルタ混合処理部23に出力
する。
【0026】また、フィルタ処理部22は、複数のフィ
ルタ処理回路22a〜22nで構成されている。各フィ
ルタ回路22a〜22nには、それぞれ信号データBが
入力されている。フィルタ回路22a〜22nでは、そ
れぞれ予め用意された種々の分離用のフィルタ係数と供
給される信号データBとの積和演算の結果をフィルタ混
合処理部23に供給する。
【0027】フィルタ混合処理部23は、各フィルタ回
路22a〜22nからの出力信号と重み係数ROM21
からのフィルタ混合係数を乗算するフィルタ混合係数乗
算部23a〜23nと、フィルタ混合係数乗算部23a
〜23nの各出力信号を混合する混合部23Mとで構成
される。
【0028】フィルタ混合処理部23は、フィルタ混合
係数乗算部23a〜23nでフィルタ回路22a〜22
nからの各出力信号にフィルタ混合係数をかけて加算器
から成る混合部23Mで混合することにより、積和演算
を行って分離出力を生成する。フィルタ混合部2の輝度
信号Y用フィルタ混合部2aと色信号C用フィルタ混合
部2bがそれぞれこのように構成されることにより、デ
ィジタルコンポジット信号データから輝度信号Yと色信
号Cとが分離される。
【0029】フィルタ混合部2の色信号C用フィルタ混
合部2bは、分離した色信号CをI,Q信号分離処理部
3に出力する。このI,Q信号分離処理部3では、I信
号とQ信号とに分離される。I,Q信号分離処理部3
は、分離した色信号Cに基づくI,Q信号を出力端子
5、6から出力する。また、フィルタ混合部2の輝度信
号Y用フィルタ混合部2aは、分離した輝度信号Yを出
力端子7から出力する。
【0030】このように構成することによって、多数の
分離タップの混合が可能になり、より一層の輝度信号Y
と色信号Cの分離を向上させて、画質をよくすることが
できる。
【0031】次に、適応Y/C分離装置の動作について
図4のフローチャートと図5の相関判定とクラス生成の
タップ及び図6のフィルタ処理における分離タップ関係
の模式図を参照しながら説明する。適応Y/C分離を開
始する。ステップS10では、1次元の信号データを2
次元の信号データにブロック化する。この信号データの
ブロックは、例えば図5に示すようにフィールド0(#
0)において垂直方向に5ライン((V-2)〜(V+2))、水
平方向に9画素((H-4)〜(H+4))の領域を1ブロックと
してみなす。
【0032】さらに、適応Y/C分離処理を正しく行う
ために、注目画素(H0,Y0)のタップでの分離値Y0と色信
号が水平方向に同位相のタップ(H-4,V0)、(H+4,V0)、垂
直方向に同位相のタップ(H0,Vー2)、(H0,V+2)の分離値を
Y1〜Y4とする。この注目画素(H0,Y0)のタップでの分離
値Y0と色信号の位相が180゜反転したタップは(H-2,V
0)、(H+2,VO)で分離値Y5、Y6である。また、タップは、
注目画素(H0,Y0) に隣接したラインの(H-2,V-1)、(H+2,V
+1)、(Hー2,V+1)、(H+2,V-1)でそれぞれ分離値Y7〜Y10を
設定する。ここで、破線の丸印及び正方形は上述したタ
ップとの関係を示すために表示させたタップ位置を示し
ている。
【0033】ステップS11では、上述した分離値Y0〜
Y10を用いて相関処理を行う。相関処理は、例えば、|Y
0-Y1|、|Y0-Y2|、|Y0-Y3|、|Y0-Y4|、|Y5-Y6
|、|Y7-Y8|及び|Y9-Y10|が示すように差分の絶対
値をとっている。
【0034】ステップS12では、再量子化処理を行
う。この再量子化処理は、相関の強さを示す各差分の絶
対値に対してビット削減を行うため、設定された閾値T
Hと差分の絶対値との比較を行う。|Y0-Y1|が閾値T
Hより小さいときビット0は、レベル“1”とし、これ
以外のとき、ビット0はレベル“0”にする。|Y0-Y2
|、|Y0-Y3|、|Y0-Y4|、|Y5-Y6|、|Y7-Y8|及び
|Y9-Y10|も閾値THより小さいとき、それぞれビット
1〜ビット6は、レベル“1”とし、これ以外のとき、
ビット1〜ビット6はレベル“0”にする。この比較に
よって、各差分の絶対値は、2値化が行われ、1ビット
で表されることになる。この2値化された7種類の1ビ
ット相関量はクラスコードを表している。従って、クラ
スコードPは、(ビット6,ビット5,ビット4,ビッ
ト3,ビット2,ビット1,ビット0)となる。なお、
レベル“1”は、相関があることを示し、レベル“0”
は無相関を示す。
【0035】ステップS13では、輝度信号Yに対する
フィルタ混合処理を行う。次に、ステップS14では、
色信号Cに対するフィルタ混合処理を行う。ステップS
13やステップS14で行われるフィルタ混合処理は、
例えば図6に示すように、フィルタ混合処理で使用する
タップを注目画素(H0,V0)のデータX0と同位相を記号
(○)で示すタップ(H-2,V0)、(H+2,V0)、(H0,V-1)、(H
0,V+1)にデータX1〜X4を対応させ、それ以外の記号
(□)で示すタップ(H-1,V0)、(H+1,V0)、(H-1,V-1)、
(H+1,V+1)、(H-1,V+1)、(H+1,V-1)にそれぞれデータX5
〜X10を対応させる。
【0036】ステップS13の輝度信号のフィルタ混合
処理の場合、フィルタ処理部の係数に例えば0.5を設定
しておく。ここで、分離の種類a0y〜a6yは、前述した相
関判定の場合と同じ7種類: a0y=0.5*X0+0.5*X1 a1y=0.5*X0+0.5*X2 a2y=0.5*X0+0.5*X3 a3y=0.5*X0+0.5*X4 a4y=0.5*X5+0.5*X6 a5y=0.5*X7+0.5*X8 a6y=0.5*X9+0.5*X10 が2タップから得られる。これら7種類のフィルタ処理
出力に対して重み係数ROMが出力するk0y〜k6yをそれ
ぞれかけて加算する積和演算を行うことによって信号デ
ータから輝度信号Yが分離される。上記積和演算は、 Y=k0y*a0y+k1y*a1y+k2y*a2y+k3y*a3y+k4y*a4y+k5y*a5
y+k6y*a6y である。
【0037】ステップS14の色信号のフィルタ混合処
理の場合、フィルタ処理部の係数に例えば0.5と0.25を
設定しておく。ここで、分離の種類a0c〜a6cは前述した
相関判定の場合と同じ7種類: a0c=0.5*X0-0.5*X1 a1c=0.5*X0-0.5*X2 a2c=0.5*X0-0.5*X3 a3c=0.5*X0-0.5*X4 a4c=0.5*X0-0.25*X5-0.25*X6 a5c=0.5*X0-0.25*X7-0.25*X8 a6c=0.5*X0-0.25*X9-0.25*X10 が2タップあるいは3タップから得られる。これら7種
類のフィルタ処理出力に対して重み係数ROMが出力す
るk0c〜k6cをそれぞれかけて加算する積和演算を行って
信号データから色信号Cが分離される。上記積和演算
は、 C=k0c*a0c+k1c*a1c+k2c*a2c+k3c*a3c+k4c*a4c+k5c*a5
c+k6c*a6c である。
【0038】次に、ステップS15では、ステップS1
4で求めた色信号をさらにI信号とQ信号に分離処理し
ている。この一連の処理を行って適応Y/C分離を終了
する。
【0039】さらに、フィルタ混合係数の学習方法につ
いて図7を参照しながら簡単に説明する。この学習過程
の開始と共に、ステップS20で信号データを入力す
る。ステップS21では、ステップS20で供給された
信号データを前述した適応Y/C分離装置で行ったステ
ップS10からステップS12までの各工程と同じよう
に全く同じクラス分類を行う。
【0040】ステップS22では、入力した信号データ
に対して種々のY/C分離フィルタの出力を算出する。
このステップS22においても前述したステップS1
3、ステップS14でのフィルタ処理と同じ処理を行わ
せる。
【0041】この後、ステップS23では、正規方程式
の生成を行う。この正規方程式は、フィルタ混合係数を
未知とし、信号データに使用する例えば周波数多重する
直前の輝度信号Yあるいは色信号Cと多重後のNTSC
方式によるコンポジット信号、種々のY/C分離フィル
タの出力信号を用いて、逐次的に計算される。
【0042】ステップS24では、例えば1画面分の信
号データの入力が終了したか否かを調べている。まだ信
号データの入力が終了していなければ、ステップS20
に移行して上述した各ステップを繰り返す。また、信号
データの入力が終了しているとき、ステップS25に進
む。
【0043】ステップS25では、ステップS24で生
成した正規方程式を連立1次方程式の解法に従って解い
てフィルタの混合係数を決定する。
【0044】ステップS26では、ステップS25で求
めたフィルタ混合係数を重み係数ROMに記憶させる。
【0045】このような手順に応じてフィルタ混合係数
を学習させることにより、最適なフィルタ混合係数を用
いることができる。
【0046】以上のような構成を用いて従来のフィルタ
処理の数や混合係数を増やすことにより、フィルタ処理
の精度を上げて画質を向上させることができる。
【0047】フィルタ処理部にY/C分離フィルタを用
いて、映像信号における輝度信号Yと色信号Cとの分離
することにより、画質を向上させることができる。
【0048】また、重み係数ROMが出力する複数のフ
ィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信号とをそ
れぞれ一対一に対応させてブロック化されたデータをそ
れぞれ輝度信号Y用のフィルタ混合部と色信号C用のフ
ィルタ混合部で混合させても十分に適切な輝度信号Yと
色信号Cとに分離させてフィルタ処理の精度を上げて画
質を向上させることができる。
【0049】フィルタ混合部は、重み係数ROMからの
複数のフィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信
号とをフィルタ混合乗算部で乗算し混合部で総和をとっ
て十分適切な輝度信号Yと色信号Cとの分離を行い、画
質を向上させることができる。
【0050】また、適応フィルタ処理方法を用いてクラ
ス分類工程で入力信号に対して複数のクラスの内のいず
れかに分類し、フィルタ混合係数出力工程で分類された
クラスに応じた複数のフィルタ混合係数を出力させ、フ
ィルタ処理工程で入力信号に対してそれぞれ互いに異な
るフィルタ処理を行い、混合工程でフィルタ処理された
各出力信号とフィルタ混合係数の乗算結果の総和をとる
混合を行わせても、所望のフィルタ特性の信号を出力さ
せることができ、画質を向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る適応フィルタ装置では、ク
ラス分類部で対応するクラスに分類して供給されるクラ
スコードをアドレスとして再量子化処理部からフィルタ
混合部に供給する。フィルタ混合部は、再量子化処理部
からの出力に応じて重み係数ROMから供給されるフィ
ルタ混合係数をフィルタ混合部のフィルタ混合処理部に
供給し、フィルタ混合部のフィルタ処理部からの各出力
信号をフィルタ混合処理部に供給し、このフィルタ混合
処理部でフィルタ混合係数とフィルタ処理部からの各出
力信号とをそれぞれ掛けた結果を混合させ、従来のフィ
ルタ処理の数や混合係数を増やすことにより、フィルタ
処理の精度を上げて画質を向上させることができる。
【0052】また、重み係数ROMが出力する複数のフ
ィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信号とをそ
れぞれ一対一に対応させてブロック化されたデータをそ
れぞれ輝度信号Y用のフィルタ混合部と色信号C用のフ
ィルタ混合部で混合させても十分に適切な輝度信号Yと
色信号Cとに分離させてフィルタ処理の精度を上げて画
質を向上させることができる。
【0053】フィルタ混合部は、重み係数ROMからの
複数のフィルタ混合係数とフィルタ処理部からの出力信
号とをフィルタ混合乗算部で乗算し混合部で総和をとっ
て十分適切な輝度信号Yと色信号Cとの分離を行い、画
質を向上させることができる。
【0054】また、適応フィルタ処理方法を用いてクラ
ス分類工程で入力信号に対して複数のクラスの内のいず
れかに分類し、フィルタ混合係数出力工程で分類された
クラスに応じた複数のフィルタ混合係数を出力させ、フ
ィルタ処理工程で入力信号に対してそれぞれ互いに異な
るフィルタ処理を行い、混合工程でフィルタ処理された
各出力信号とフィルタ混合係数の乗算結果の総和をとる
混合を行わせても、所望のフィルタ特性の信号を出力さ
せることができ、画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る適応フィルタ装置を適用した適応
Y/C分離装置の概略的なブロック図である。
【図2】上記適応Y/C分離装置のクラス分類部の構成
を示すブロック図である。
【図3】上記適応Y/C分離装置のフィルタ混合部の構
成を示すブロック回路図である。
【図4】上記適応Y/C分離装置における動作を説明す
るフローチャートである。
【図5】上記適応Y/C分離装置における相関判定とク
ラス生成のタップに関係する各画素の配置を説明する模
式図である。
【図6】上記適応Y/C分離装置においてフィルタ処理
で使用する分離タップに関係する各画素の配置を説明す
る模式図である。
【図7】本発明に係る適応フィルタ処理方法におけるフ
ィルタ係数の学習過程を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 クラス分類部 2 フィルタ混合部 3 I,Q信号分離処理部 4 入力端子 5、6、7 出力端子 1a ブロック化処理部 1b 相関処理部 1c 再量子化処理部 2a 輝度信号Y用フィルタ混合部 2b 色信号C用フィルタ混合部 21 重み係数ROM 22 フィルタ処理部 22a〜22n フィルタ回路 23 フィルタ混合処理部 23a〜23n フィルタ混合係数乗算部 23M 混合部(加算器)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に応じてフィルタ特性を変化さ
    せる適応フィルタ装置において、 入力信号に対して複数のクラスの内のいずれかに分類す
    るクラス分類手段と、 このクラス分類手段により分類されたクラスに応じてフ
    ィルタ混合係数を出力するフィルタ混合係数出力手段
    と、 入力信号に対してそれぞれ互いに異なるフィルタ処理を
    行う複数のフィルタから成るフィルタ処理手段と、 該フィルタ処理手段からの各出力信号を上記フィルタ混
    合係数出力手段からのフィルタ混合係数に応じて混合す
    る混合手段とを有することを特徴とする適応フィルタ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記フィルタ処理手段は、輝度信号Yと
    色信号Cとが多重化された映像信号をフィルタ処理して
    輝度信号Yと色信号Cとに分離するY/C分離フィルタ
    であることを特徴とする請求項1記載の適応フィルタ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ混合係数出力手段が出力す
    る複数のフィルタ混合係数とフィルタ処理手段からの出
    力信号とをそれぞれ一対一に対応させてブロック化され
    たデータをそれぞれ輝度信号Y用のフィルタ混合手段と
    色信号C用のフィルタ混合手段で混合することを特徴と
    する請求項1及び2記載の適応フィルタ装置。
  4. 【請求項4】 上記混合手段は、上記フィルタ処理手段
    からの各出力信号に上記フィルタ混合係数出力手段から
    のフィルタ混合係数を乗算するフィルタ混合係数乗算手
    段と、 該フィルタ混合係数乗算手段からの出力信号の総和をと
    る加算手段とを有する請求項1又は2記載の適応フィル
    タ装置。
  5. 【請求項5】 入力信号に応じてフィルタ特性を変化さ
    せる適応フィルタ処理方法において、 入力信号に対して複数のクラスの内のいずれかに分類す
    るクラス分類工程と、 このクラス分類工程により分類されたクラスに応じて複
    数のフィルタ混合係数を出力するフィルタ混合係数出力
    工程と、 入力信号に対してそれぞれ互いに異なるフィルタ処理を
    行う複数のフィルタから成るフィルタ処理工程と、 該フィルタ処理工程からの各出力信号を上記フィルタ混
    合係数出力工程からのフィルタ混合係数に応じて混合す
    る混合工程とを有することを特徴とする適応フィルタ処
    理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546455B1 (ko) * 1997-08-05 2006-04-14 미크로나스 게엠베하 적응필터

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