JPH07273914A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07273914A
JPH07273914A JP6060777A JP6077794A JPH07273914A JP H07273914 A JPH07273914 A JP H07273914A JP 6060777 A JP6060777 A JP 6060777A JP 6077794 A JP6077794 A JP 6077794A JP H07273914 A JPH07273914 A JP H07273914A
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JP
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JP6060777A
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English (en)
Inventor
Takashi Imai
貴 今井
Yasuhide Ueno
康秀 上野
Takeshi Toyama
猛 外山
Naoya Watanabe
直哉 渡辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP95302037A priority patent/EP0675632B1/en
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Priority to DE69514949T priority patent/DE69514949T2/de
Priority to CN95103796A priority patent/CN1096785C/zh
Publication of JPH07273914A publication Critical patent/JPH07273914A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00278Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a printing apparatus, e.g. a laser beam printer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信画像データのみならず文字コードデータ
に基づく文字記録を確実に実行すること。 【構成】 画像データを受信する通信部104と、外部
機器から文字コードデータを入力する外部セントロニク
スコネクタ109と、画像データに基づく画像記録用パ
ラメータ及び文字コードデータに基づく文字記録用パラ
メータを設定するファクシミリMPU101と、画像記
録用パラメータに従って画像データに基づく画像を記録
し、文字記録用パラメータに従って文字コードデータに
基づく文字を記録する印字ヘッド205とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信画像データ及び文字
コードデータに基づいて画像/文字の記録を行なう画像
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ部とプリンタ部より
なるファクシミリ装置は、以下のように構成されていた
(図39)。
【0003】ファクシミリ部はファクシミリ部全体の動
作を制御するMPU101、MPU101の実行する制
御プログラムを格納したROM102、MPU101の
ワークエリアや画像を蓄積するために用いるRAM10
3、データの送受信を行う通信部104、画像を読取る
ため画像読取部105、より構成されていた。
【0004】又、プリンタ部はプリンタ部全体の動作を
制御するMPU201、MPU201の実行する制御プ
ログラムを格納したROM202、ファクシミリ部から
供給されるデータを印字するために蓄積したりMPU2
01のワークエリア等のために用いるRAM203、及
び画像記録のための印字ヘッド205から構成されてい
た。
【0005】さらにファクシミリ部とプリンタ部のデー
タの授受を行うための信号線301があった。
【0006】この様に構成されたファクシミリ装置にお
いては、ファクシミリ部の通信部104により遠隔地の
ファクシミリ送信機から送信されてきた画像データを受
信し、その受信画像データをプリンタ部に供給すること
により受信画像を印字ヘッド205を用いて記録する。
【0007】近年、ファクシミリ装置がファクシミリ動
作していない状態で、空き状態にあるプリンタ部をパー
ソナルコンピュータやワードプロセッサ等の外部機器の
プリンタとして利用する提案がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プリンタ部とファクシ
ミリ部とからなるファクシミリ装置を外部機器の出力端
末として用いる場合、以下のような問題があった。
【0009】外部機器とファクシミリでは、一般に、用
いるコマンド体系、エミュレーションモード、文字フォ
ントなどが異なっており、従って、単純接続しただけで
は外部機器の出力端末として用いることができなかっ
た。
【0010】即ち、ファクシミリのプリンタ部を外部セ
ントロニクスコネクタ等を介して、外部機器と単に接続
し、ファクシミリ動作の後に外部機器の出力端末動作さ
せた場合、外部機器用のプリンタセッティングに変更さ
れずにファクシミリ用にセットされた、エミュレーショ
ンモード、文字フォントなどのままで、プリンタ部が動
作してしまうことになり、それによって誤動作してい
た。外部機器のプリンタとして用いた後にファクシミリ
として用いるときも同様の誤動作がおこっていた。
【0011】この様な誤動作を防ぐためにプリンタ部を
ファクシミリ受信画像の出力端末として用いるときと外
部機器の出力端末として用いるときに、その度ごとに、
プリンタセッティングをユーザが変更していたのでは操
作が複雑となってしまうことになる。
【0012】また、ファクシミリのプリンタ部をファク
シミリ受信画像の出力端末として用いるか外部機器の出
力端末として用いるかを設定するための何らかの選択操
作を行なわなければならない。しかしながら、その選択
操作を無条件に常に許容する状態とすると、例えば、外
部機器の出力端末への切換えによりファクシミリ受信画
像の記録が中断してしまったり、或いは、記録動作が正
常にできない状態で外部機器の出力端末からの画像記録
が無駄になされてしまう如くの不都合を生じる可能性が
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、受信した画像データ及び入力された
文字コードデータに基づき画像/文字を記録可能な画像
記録装置において、画像及び文字を夫々の記録動作に適
したパラメータに従って確実に記録することを目的と
し、また、更に、画像記録モードと文字記録モードとの
切換動作を適格に実行することを目的とし、詳しくは、
画像データを受信する受信手段と、外部機器から文字コ
ードデータを入力する入力手段と、画像データに基づく
画像記録用パラメータ及び文字コードデータに基づく文
字記録用パラメータを設定する設定手段と、画像記録用
パラメータに従って画像データに基づく画像を記録し、
文字記録用パラメータに従って文字コードデータに基づ
く文字を記録する記録手段とを有する画像記録装置を提
供するものであり、また、画像データを受信する受信手
段と、外部機器から文字コードデータを入力する入力手
段と、画像データに基づく画像記録モード又は文字コー
ドデータに基づく文字記録モードを指示する指示手段
と、画像記録モードの指示に従って画像データに基づく
画像を記録し、文字記録モードの指示に従って文字コー
ドデータに基づく文字を記録する記録手段と、前記記録
手段の状態を検出する検出手段と、前記検出手段による
状態検出に従って前記指示手段による文字記録モードの
指示を有効又は無効とする制御手段とを有する画像記録
装置を提供するものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を好ましい実施例を用いて詳細
に説明する。
【0015】図3は本発明と適用したファクシミリ装置
の構成図である。
【0016】305は原稿トレイで、ファクシミリ送信
或いはコピーすべき原稿が画像面を下向きにして載置さ
れる。301は原稿によって作動されるアクチュエータ
で、原稿無しの状態のときに反射型センサからなる原稿
検出センサ110を不作動状態とする。アクチュエータ
301は図3の様にファクシミリ装置を設置したとき
に、原稿検出センサ110を不作動とする様に、重心設
定がなされている。
【0017】304は、原稿を読取り位置へ給送するた
めのローラであり、306、307及び308は原稿を
コンタクトセンサーを有する読取り部309上を適正速
度で搬送するための搬送ローラである。
【0018】310は所定サイズのカット紙(記録紙)
を複数枚収納する紙カセットで、紙カセット310に収
納されている記録紙はピックアップローラ313の働き
により1枚ずつピックアップされ、更に、記録紙搬送ロ
ーラ311により後端センサ(PEセンサ)206まで
給送される。
【0019】PEセンサ206まで給送された記録紙は
搬送ローラ311、303及び312により記録位置上
を搬送される。
【0020】205はインクジェット記録を行う記録ヘ
ッドで、記録ヘッド205は不図示の走査機構(キャリ
ッジ)によって主走査方向(紙面垂直方向)に繰返し移
動することにより、記録紙上に画像を順次記録する。本
実施例における記録ヘッド205は、熱エネルギーを用
いてインクに状態変化を生起することにより吐出口より
インク滴を吐出するタイプのものであって、副走査方向
に64本のノズルをもち、360dpiの解像度で画像
を記録することが可能である。
【0021】206は搬送される記録紙の後端を検出す
るための記録紙後端センサである。207は記録紙に記
録されたフッタを検出するフッタセンサである。
【0022】記録紙をカセット310からピックアップ
するピックアップローラ313は、原稿搬送用のローラ
304、306〜308を駆動するためのモータを用い
て駆動される。
【0023】314は回復系ユニットであり、記録ヘッ
ド205の吐出口をキャップするキャップ部材、吸引ポ
ンプ等から成り、自動回復又は手動回復時に記録ヘッド
205の吐出口をキャップ部材によりキャップした状態
で吸引ポンプを作動させ、吐出口よりインクを排出させ
る。
【0024】排出されたインクを排インク溜315に導
かれる。
【0025】図6は記録紙搬送系の構成を示す図であ
る。
【0026】カセット310からピックアップローラ3
13により、給紙された記録紙は、搬送ローラ311に
よって、搬送されPEセンサ206により記録紙先端が
検出された後所定量搬送され、印字ヘッド205による
記録位置にセットされる。そして印字ヘッド205によ
って主走査が行われ64ノズル分の記録幅のバンド記録
が行われる。主走査が終了すると、副走査を行うべくこ
の記録幅に応じた距離、記録紙が搬送される。この主走
査及び副走査を複数回繰返すことにより1頁分の画像記
録が行われる。又、1頁分の画像記録後、記録紙の後端
部にインクの有無検知のためのフッタマークが記録さ
れ、フッタセンサ207によりこのフッタマークの検出
が行われ、検出結果に応じてインクの有無の判断が行わ
れる。
【0027】図1は本発明を適用したファクシミリ装置
の構成例を表す図面である。本実施例のファクシミリ装
置は点線から左側のファクシミリ部1と右側のプリンタ
部2よりなる。
【0028】ファクシミリ部1は、ファクシミリ通信、
画像読取、画像メモリ管理、ユーザ登録等の画像記録動
作を除くファクシミリ動作の諸機能を実行する。プリン
タ部2はコピー画像、受信画像及び外部入力画像の記録
動作を実行する。
【0029】ファクシミリ部1は以下のものより構成さ
れている。101はファクシミリ部1の動作を制御する
ためのファクシミリMPU、102はプログラムコー
ド、初期値データ、テーブルデータ、TTi用フォント
データなどが格納されているROMである。このROM
102に格納されているTTi用フォントデータは画像
データを送信するときに画像データに付加する発信元情
報のためのフォントデータであり、ここには数字、アル
ファベット、カタカナ、記号等の文字を有する。
【0030】103は画像蓄積バッファ、読取ラインバ
ッファ、記録ラインバッファ、ユーザ登録データエリ
ア、ワークエリアなどに割り当てるRAMである。画像
蓄積バッファは受信画像データもしくは未印字画像デー
タを蓄えるためのバッファであり、画像メモリとも称
す。読取ラインバッファは読み取り後の生画像データ4
ライン分のサイズ(216バイト×4ライン)を持つラ
インバッファであり、また、記録ラインバッファは記録
前の生画像データ(含むコマンド)4ライン分のサイズ
(400バイト×4ライン)を持つラインバッファであ
る。
【0031】104は画像通信用モデム、NCU等より
なる通信部である。
【0032】105は画像を読取るためのコンタクト・
センサー、読取った画像の画像処理を行う画像処理LS
Iなどを備え、読取り制御を行う読み取り部である。
【0033】106はファクシミリMPU101により
ソフトデコードされたランレングス(RL)形式の画像
データを生画像(RAW)データにデータ変換するため
の変換器である。
【0034】107はファクシミリ部1側の主走査解像
度8pel/mmの生画像データを、プリンタ部2側の
主走査解像度360dpi(dots per inc
h)の生画像データに変換するための解像度変換器であ
る。
【0035】108はセントロニクスインターフェース
を介し、プリンタ部に転送するデータを選択するための
切り換えスイッチであり、ファクシミリ部1の記録系と
して動作するファクシミリモードか、接続されたワード
プロセッサやパーソナルコンピュータ等の外部機器のプ
リンタとして動作するプリンタモードかによりファクシ
ミリMPU101の指示に従って切り換え動作するセン
トロ出力切り換えスイッチである。
【0036】109はプリンタモード時、外部機器と接
続するためのセントロニクス準拠の外部セントロニクス
コネクタ端子である。
【0037】110は原稿を検出する原稿検出センサ、
111は原稿又は記録紙をピックアップするモータ、1
12はコピーキー、プリンタキーなどのキーボードを含
むオペレーションパネルである。
【0038】次にプリンタ部2の構成について説明す
る。
【0039】プリンタ部2は以下のように構成されてい
る。
【0040】201はプリンタ部2の動作を制御するた
めのプリンタMPU、202はプログラムコード、初期
値データ、テーブルデータ、多種フォントデータなどが
格納されているROM、203は受信バッファ、ラスタ
バッファ、テキストバッファ、プリントバッファ、フッ
タバッファ、ワークエリアなどからなるRAMである。
受信バッファはファクシミリ部1のセントロ出力切り換
えスイッチ108が高速でデータを転送してくるため、
一時的に受信データを保持しておくためのバッファであ
り、ラスターバッファはプリンタMPUが受信バッファ
のデータを1バイト毎に解析し、印字データのみを抽出
するためのバッファであり、テキストバッファはプリン
タMPUが受信バッファのデータを1バイト毎に解析
し、文字コードのみを抽出するためのバッファであり、
又、プリントバッファは印字直前の印字データバッファ
であって、2スキャン分のサイズ(360バイト×64
ノズル×2スキャン)を持ち交互に使用する。又、フッ
タバッファは、フッタ文字印字のための文字コードバッ
ファである。
【0041】204は横形式のラスターバッファの印字
データを縦形式のプリントバッファへ格納するための横
縦変換回路であり、205はヒータドライバによりイン
クを吐出させる印字ヘッドである。
【0042】206は記録紙後端検出センサーであり、
記録紙の後端を検出する。
【0043】207はフッタ検出用のLED光源とフッ
タマークからの反射光を検知するための受光素子からな
るフッタセンサーである。フッタセンサは、インクカー
トリッジのインク残量検出を行うためのセンサであり、
記録紙の所定位置に所定のパターン(フッタマーク)が
印字できているかどうかを検知する。
【0044】208は記録紙を搬送するモータである。
【0045】次に、ファクシミリ部1とプリンタ部2の
インターフェースについて説明する。
【0046】301はファクシミリ部MPU101とプ
リンタ部MPU201を結ぶ信号線である。詳細につい
ては後述する。
【0047】302はセントロ出力切り換えスイッチ1
08とRAM203を結ぶセントロニクス・インターフ
ェースで、ファクシミリ部1からは制御コマンド、画像
データ、文字コードデータを一般コマンド体系とファク
シミリコマンド体系に従い転送する。セントロ出力切り
換えスイッチ108には外部セントロニクスコネクタが
接続され、この外部セントロニクスコネクタ109を介
して、セントロ出力切り換えスイッチ108とパーソナ
ルコンピュータ等の不図示の外部機器が接続されてい
る。これによって、外部機器から制御コマンド、画像デ
ータ、文字コードデータが一般コマンド体系に従ってプ
リンタ部2に転送される。
【0048】ファクシミリモードとプリンタモードとの
切り換えは、セントロ出力切換スイッチ108によって
行う。又、4は電源供給部である。
【0049】図2は信号線301の詳細についての図で
ある。信号線301には、ファクシミリ部MPU101
からプリンタ部MPU201への信号線群301−1と
プリンタ部MPU201からファクシミリ部MPU10
1への信号線群301−2との2種類ある。
【0050】ファクシミリ部MPU101からプリンタ
部MPU201への信号線群301−1は以下のものか
ら構成される。
【0051】(1)リセット信号線 電源立ち上げ時、プリンタ部2の異常解除時に使用す
る。
【0052】(2)自動回復禁止信号線 プリンタ部2の自動回復動作を禁止する時に使用する。
自動回復動作を必要としない時、サービスマンモード
時、工場組み立て工程時において用いる。これは、後述
するとおり本体をたてた状態で回復動作を行った場合、
インクたれが発生するのでこれを防止するために用いて
いる。
【0053】(3)ファクシミリモード信号線 プリンタ部2にファクシミリモードで動作中であること
を伝える。ファクシミリコマンド体系(後述)は、ファ
クシミリモード信号線がアクティブ時のみ使用できる。
プリンタ側のMPU201は、セントロニクスインター
フェース302を介してプリンタ部2に送られてくるデ
ータやコマンドがファクシミリ部1からのものか外部コ
ンピュータからのものかをこのファクシミリモード信号
線を用いて判別する。
【0054】(4)エミュレーションモード信号線 プリンタ部2に、プリンタモードにおけるエミュレーシ
ョンモードの種別を伝える。エミュレーションモードは
ユーザ登録動作において変更できる。これは、外部機器
の種類によってプリンタで用いるコマンド体系が異なる
ために、コマンド体系を選択するための信号線である。
【0055】(5)ソフト電源スイッチ信号線 プリンタ部2のソフト的な電源ON、OFFを制御す
る。電源立ち上げ時、印字動作前後、プリンタセッティ
ング登録が変更された時、及び、プリンタモードへ移行
した時に、このソフト電源スイッチ信号線を用いて、プ
リンタ部2のソフト的な電源立ち上げを行う。詳細につ
いては後述する。
【0056】(6)オンラインスイッチ ファクシミリ部1とプリンタ部2のオン、オフラインを
制御する。
【0057】次にプリンタ部MPU201からファクシ
ミリ部MPU101への信号線群についてのべる。
【0058】(7)アイドル信号線 プリンタ部2のアイドル状態をファクシミリ部1へ知ら
せる。アイドル状態とは、プリンタ部2が受信した制御
コマンドをすべて処理し終った状態を言う。アイドル状
態でないとき、ファクシミリ部1はプリンタ部2のソフ
ト的な電源OFFを行ってはいけない。
【0059】(8)給紙要求信号線 プリンタ部2が記録紙の給紙を行うことをファクシミリ
部1に知らせる。ファクシミリモード中、ファクシミリ
部1から印字すべきデータを受信した時、又は印字デー
タが記録紙1枚を超えるような長尺印字時に給紙要求信
号線を使用する。又、プリンタモード中においても、外
部機器から印字すべきデータを受信した時、又は印字デ
ータが記録紙1枚を超えるような長尺印字時に給紙要求
信号線を使用する。例外的に、プリンタモードにおける
テストプリントの給紙時にも給紙要求信号線を使用す
る。
【0060】(9)インク残量検知出力信号線 インク有無の結果が判別できたことをファクシミリ部1
へ知らせる。次項のインク残量検知結果信号線と組み合
わせて機能を果たす。本実施例ファクシミリ装置にはフ
ァクシミリモードの受信画像の印字中だけの機能として
インク残量検知機能がある。これは、受信画像の性質
上、受信した画像は確実に印字をしなければならない。
従って、インク切れの場合はその旨をファクシミリ部1
へ知らせる。ファクシミリ部1は受信画像メモリ蓄積し
ておき、ユーザにカートリッジ交換を促す表示等を行
う。その後、再度受信画像の印字を試みる。インク残量
の検知方法として、フッタ印字検知を行う。このフッタ
印字検知とは、受信画像印字の毎ページ後端の所定位置
にインク残量検知マーク(フッタ)を印字し、そのマー
クをフォトセンサにより検知する方法を言う。フォトセ
ンサの出力が黒ならばインク有り、白ならばインク無し
とする。
【0061】(10)インク残量検知結果信号線 インク有無の結果をファクシミリ部1へ知らせる。前項
のインク残量検知出力信号線と組み合わせて機能を果た
す。インク無検知したときは、本インク残量検知結果信
号を出力した後、前項のインク残量検知出力信号線をア
クティブにする。ゆえにファクシミリ部1は前項のイン
ク残量検知出力信号線を確認の上、本インク残量検知結
果信号を参照することにより、インクの有無を知ること
ができる。インク残量検知処理については後述する。
【0062】(11)記録紙色紙信号線 記録紙が色紙であることをファクシミリ部1へ知らせ
る。前前項のインク残量検知出力信号線と組み合わせて
機能を果たす。記録紙が色紙であることを検知したとき
は、本記録紙色紙信号を出力した後、前前項のインク残
量検知出力信号線をアクティブにする。ゆえにファクシ
ミリ部1は前項のインク残量検知出力信号線を確認の
上、本記録紙色紙信号を参照することにより、記録紙が
色紙か否かを知ることができる。インク残量検知処理に
ついては後述する。
【0063】(12)カートリッジ有無信号線 インクカートリッジの有無をファクシミリ部1へ知らせ
る。プリンタ部2は、100msecのタイマ割込にお
いて、連続16回カートリッジ無又は有の状態が続いた
らカートリッジ有無信号線を変化させる。ファクシミリ
部1は、本カートリッジ有無信号線によってカートリッ
ジ無しを検知した場合、LCD表示等によりカートリッ
ジを装着するよう促すとともに、ファクシミリモードに
おける印字動作を禁止する。
【0064】(13)カートリッジ正誤信号線 カートリッジの正誤をファクシミリ部1へ知らせる。プ
リンタ部2は100msecのタイマ割込において、連
続16回誤カートリッジの装着又は正しいカートリッジ
の装着の状態が続いたらカートリッジ正誤信号線を変化
させる。ファクシミリ部1は、本カートリッジ正誤信号
線によってカートリッジ誤りを検知した場合、LCD表
示等により正しいカートリッジを装着するよう促す。
【0065】(14)ソフト電源信号線 プリンタ部2のソフト的なパワー状態を示す。ファクシ
ミリモード時は、印字動作中、回復動作中にオン状態と
なる。一方プリンタモード時は、記録動作中、待機中を
問わず常時オン状態となる。
【0066】(15)オンライン信号線 ファクシミリモードにおけるプリンタ部2のオンライ
ン、オフラインを示す。オフライン時は、セントロニク
スI/Fを用いてのコマンドを受け付けない。
【0067】(16)エラー信号線 プリンタ部2のエラーの状態を示す。
【0068】次にコマンド体系について詳述する。
【0069】セントロニクス・インターフェース302
を用いるコマンド体系には、一般コマンド体系とファク
シミリコマンド体系がある。
【0070】一般コマンド体系は、一般的に使用される
コマンド体系であり、ファクシミリモード、プリンタモ
ードともに使用できる。プリンタモードにおけるコマン
ド体系の設定は、ユーザ登録によって変更することがで
きる。
【0071】ファクシミリコマンド体系は、前記一般コ
マンド体系だけでは実現できない機能について、用意さ
れた特別なコマンド体系である。特殊な機能のため、フ
ァクシミリモード時のみサポートする。プリンタ部がプ
リンタモード時に該コマンドを受信した場合は無視す
る。
【0072】ファクシミリコマンド体系は、以下のもの
より構成されている。
【0073】(1)プリンタセッティングコマンド プリンタ部2の初期設定に関するコマンドである。電源
立ち上げ時、プリンタセッティング登録変更時、ファク
シミリモード給紙時、ファクシミリモード排紙時、ファ
クシミリモード異常終了時に該コマンドを用いる。
【0074】(2)双方向印字補正コマンド 双方向印字を行うときの往復の印字ずれを補正する。電
源立ち上げ時、ファクシミリモードの記録紙給紙時に使
用する。プリンタ部2が複数のインク吐出口を備えたヘ
ッドをキャリッジにより主走査方向に移動しながら画像
記録するシャトル印字式のため、往と復のスキャンによ
る印字ずれの補正を、印字モードごと、装置ごとの値と
してプリンタ部2へ転送する。プリンタ部2は該双方向
印字補正値により、ソフト電源ON時、印字開始直前時
に双方向印字補正を行う。
【0075】(3)双方向印字コマンド 双方向印字、片方向印字に関するコマンドである。ファ
クシミリモードの記録紙給紙時に使用する。ユーザ登録
により選択された(ファクシミリモードにおける画像印
字時、文字コード印字時で別設定)双、片方向印字の設
定をプリンタ部へ転送する。プリンタモードではユーザ
登録に従わない。
【0076】(4)フッタ印字コマンド 受信情報フッタ印字をする/しない、インク残量を検知
をする/しない、記録紙後端検出開始スキャン数、フッ
タ文字コードをひとまとめにしたコマンドである。受信
画像のページ毎給紙時に使用する。
【0077】受信情報フッタとは、自機が画像を受信し
た日時、受け付け番号、受信画像ページ等を含む情報文
字のことである。ユーザ登録により受信情報フッタを印
字するに設定してある場合、プリンタ側が受信画像に対
し、プリンタ側のフォントデータを用いて展開した情報
文字を排紙直前の記録紙後端に印字する。又、ユーザ登
録によりインク残量検知するに設定してある場合、イン
ク残量検知のためのインク残量検知用マーク(フッタ)
を前記受信情報フッタと同一スキャン内に描くととも
に、インク残量検知処理を行う。
【0078】(5)ファクシミリイメージコマンド 1ラインの画像データとともに、副走査における解像度
変換の変換比率を転送する。受信画像、コピー画像、送
信不達画像印字に使用する。主走査方向に関する解像度
変換はハード回路(8pel−360dpi解像度変換
器107)にて行うが、副走査方向に関する解像度変換
はソフトウエアにより実現する。ファクシミリ部1のM
PU101のソフトウエアが変換比率を算出し、該コマ
ンドで1ラインの画像データとともに、解像度変換の変
換比率を転送する。一方、1ラインの画像データと変換
比率を受信したプリンタ部2のMPU201のソフトウ
エアは、1ラインの画像データを変換比率倍に拡張し印
字する。
【0079】(6)ファクシミリリセットコマンド ファクシミリモード時に使用するプリンタ部の各種フラ
グを初期化する。ファクシミリモードの記録紙排紙時に
使用する。
【0080】次に以下の動作について詳しく記述する。
【0081】電源投入時 待機中 コピー動作 受信画像出力動作 レポート出力動作 プリンタモード
【0082】電源投入時の動作について図7、図8及び
図9にそって説明する。
【0083】ファクシミリ装置の電源が投入されるとフ
ァクシミリ部1は、周辺装置(通信部、読取部、RL−
RAW変換器等)の初期化を行った後(7−1)、プリ
ンタ部2へのリセット信号線によりプリンタ部2をリセ
ット(7−2)する。その後、100m秒待った後(7
−3)、MPU101は信号線301のソフト電源スイ
ッチ信号線を介してプリンタ部のソフト電源ON処理を
行い(7−4)、エラーチェックを実行する(7−
5)。100m秒まつのは電源投入と同時にプリンタ部
2でも初期化を行っており、その終了を待つためであ
る。エラーがあればエラー表示後(7−6)、ソフト電
源OFF処理(7−8)を行う。エラーがなければプリ
ンタセッティング処理(7−7)を行い、プリンタ部の
最終的な初期化を終了する。その後、ソフト電源OFF
処理を行い(7−8)、プリンタ部を待機状態とする。
その後、必要ならばメモリクリアレポートを出力し(7
−9)、ファクシミリ部の待機状態となる。
【0084】一方、プリンタ部2は、電源が投入される
と図7の(7−2)で出力されるリセット信号により図
8に示すハード電源ON初期化処理を行う。まず、MP
U201の暴走防止のためのウォッチドックタイマを初
期化し(8−1)、次にMPU201の誤動作防止のた
めにレジスタを初期化し(8−2)、さらに横縦変換器
204やセントロニクスインターフェース302などの
周辺装置を初期化し(8−3)、MPU201の誤動作
防止や各パラメータの初期値を設定するためにRAMの
ワークエリアの初期化を行う(8−4)。この後、タイ
マ割り込みが開始される(8−5)。次に、各バッファ
内に残留しているデータの消去のためにRAMを初期化
する(8−6)。
【0085】ファクシミリ部1のMPU101により信
号線301のソフト電源スイッチ信号線を介して、ソフ
ト電源がONされると、プリンタ部2では、ソフト電源
ONの初期化が行われる(図9)。
【0086】本ファクシミリ装置は3つの電源状態を有
している。第1の状態はハード的に電源が断となってお
り、プリンタ部2、ファクシミリ部1に給電されていな
い状態である。
【0087】第2の状態は、ハード的に電源はONとな
ってファクシミリ部1、プリンタ部2に給電されている
が、プリンタ部2のハード電源ONの初期化を行っただ
けで、見かけ上LED等も消灯しているためプリンタ部
2は電源断と同じである状態である。
【0088】第3の状態はハード的に電源はONとなっ
ており、ファクシミリ部1、プリンタ部2にも給電され
ており、プリンタ部2も動作状態(記録、プリンタセッ
ティング等)になっている状態である。
【0089】このような3状態を設けているのは次の理
由による。
【0090】第1の理由は、プリンタ部2のMPU20
1を常に待機状態にするとファクシミリ部1のMPU1
01からのコピー、受信のための記録要求や不図示の外
部機器からの印字要求などが複雑に絡んだ場合にプリン
タ部2のMPU201が暴走することが考えられる。こ
れを防止するためにコピー、受信等の印字要求がある度
にプリンタ部2のMPU201を初期化するためであ
る。
【0091】第2の理由は、プリンタ部2の初期化をす
る度に、電源投入時の初期化と同じ初期化動作をしてい
ると、初期化に要する時間がかかってシステム全体とし
てのパフォーマンスを下げてしまうためである。
【0092】第3の理由は、送信やメモリ受信などのよ
うに、プリンタ部2を使用しないときまで、プリンタ部
2のLED等を点灯させること等は無駄な電力消費を行
ってしまい、これを防止するためである。
【0093】第4の理由は、プリンタ部2のLEDを点
灯したままであるとユーザーはプリンタ部2が動作状態
にあると誤認してしまうからであり、これを防止するた
めである。
【0094】第5の理由は、プリンタ部2がエラー終了
時、初期化することで簡単にエラー状態を解除できるた
めである。
【0095】次にソフト電源ON時の初期化について図
9を用いて説明する。ソフト電源ON時の初期化は、ソ
フト電源ON後に使用する資源についてのみ初期化す
る。まず、RAMのチェックを行い(9−1)、ワーク
エリアの初期化(9−2)、RAMの初期化(9−
3)、セントロインターフェースより送られてくるデー
タ分析プログラムの初期化(9−4)、キャリッジ制
御、紙搬送制御の初期化を行う(9−5)。プリンタ部
2のMPU201は不図示のホームポジションセンサー
によって、キャリッジの位置、即ち印字ヘッド205の
位置の初期設定を行う(9−6)。この処理は、キャリ
ッジ位置がキャリッジを駆動するパルスモータに印加さ
れるパルス数に基づいて認識されるため、その基準位置
の設定をホームポジションセンサを用いて行っているも
のである。次に双方向補正を行うべく基準位置からキャ
リッジを順方向へ所定量移動し、その後逆方向へ移動さ
せ、ホームポジションセンサーの状態をサンプリングす
る(9−7)。順方向への移動時に要するパルス数と逆
方向への移動時に要するパルス数をカウントし、このカ
ウント値に基づいて双方向印字における補正値を求め
る。尚、この補正値が所定範囲を越えている場合はエラ
ーとなり、記録動作は不能となる。
【0096】次に残留紙があるかどうかをPEセンサ2
06などで検出し、残留紙があれば残留紙を排出する
(9−8)。
【0097】次に自動回復するかどうかを判断する(9
−9)。自動回復とは、印字ヘッド205がインクジェ
ット方式などの場合ノズルの目づまりを防止するために
行う処理である。この判断は、ファクシミリ部1のMP
U101から信号線301を介して、自動回復を禁止し
ているかどうかをチェックし、後述する条件に従って自
動回復をする場合は、自動回復動作を行って(9−1
0)、初期化の処理を終了する。一方、自動回復動作を
しない場合はそのまま初期化の処理を終了する。
【0098】次に、自動回復動作について説明する。
【0099】信号線301の自動回復禁止信号線は、フ
ァクシミリ部1のMPU101からプリンタ部2の自動
回復を禁止するためのものである。インクジェット記録
方式の場合、カートリッジ内部に印字インクが残ってい
るにもかかわらず、印字インク吐出ノズルの詰まり等の
理由により、印字インク不吐出に陥る場合がある。この
印字インク不吐出状態を予防するための動作、それが自
動回復であり、印字ヘッドの吐出口を回復後、ユニット
314内のキャップ部材によりキャップした状態で吸引
ポンプを駆動し、吐出口よりインクを排出することによ
り行う。一方、すでに不吐出状態に陥ったときは、不図
示のキー操作により上記動作を行って手動回復を行うこ
ともできる。
【0100】自動回復動作を行う条件として以下のもの
がある。 ・ハード電源ON ・前回の回復動作から72時間経過
・カートリッジ交換また、実際に自動回復動作を行う
タイミングとして以下のものがある。 ・ソフト電源ON時 ・給紙直前 ・排紙直後
【0101】自動回復動作の所要時間は、ハード電源O
N及び72時間経過の条件のときは約15秒、カートリ
ッジ交換の条件の時は30秒の時間を要する。よって、
ファクシミリ部1が自動回復動作を必要としないと判断
した場合は、自動回復信号線を用い自動回復動作を禁止
したほうが、無駄な時間を費やさずに済むことになる。
【0102】また、筺体を立てると原稿センサが原稿有
りに変化することを利用し、この場合自動回復を禁止す
る。これにより筺体を立てたまま自動回復するとインク
漏れを起こすということを予防する。
【0103】この状態を図3〜図5を使って説明する。
【0104】図3は筺体を正常にセットした状態を示
し、図4は、原稿ありの状態を示し、また、図5は筺体
をたてにセットした状態を示している。図3において、
アクチュエータ301は原稿検出センサ110をふさい
だ状態となっている。一方、図4は原稿があることによ
って、図5はアクチュエータの自重によって原稿検出セ
ンサ110をふさいだ状態になっていない。
【0105】「自動回復動作を必要としない」という判
断条件は以下の通りである。
【0106】(1)工場組み立て工程 組み立て中に自動回復動作のための無駄な時間を費やさ
ずに済み、組み立て効率があがる。また、筺体を立てな
がら組み立てる場合のインク漏れを予防する。
【0107】(2)テストプリント テストプリント中に無駄な時間を費やさずに済む。万が
一、印字インク不吐出状態が起こったら手動回復動作を
行う。
【0108】(3)電源投入時に原稿センサ110が原
稿有り状態 筺体を立てたまま電源を投入される可能性があり、自動
回復動作によるインク漏れを予防する。
【0109】(4)プリンタセッティング処理 プリンタセッティング処理中は印字動作をすることはな
く、よって自動回復動作を必要としない。これにより自
動回復動作に無駄な時間を費やさずに済む。
【0110】次にファクシミリ部1及びプリンタ部2の
初期化がおわった後の待機状態について図10及び図1
1を用いて説明する。
【0111】ファクシミリ部の待機状態(図10) ファクシミリ部1のMPU101の待機状態において
は、受信の有無(10−1−1)、ユーザによるキー受
け付け(10−1−3)を監視している。そして、受信
があった場合は受信画像を出力し(10−1−2)、キ
ー入力があった場合はキー入力処理をする(10−1−
4)。また、タイマ割り込みにおいて、例えば双方向印
字か片方向印字か、フッタマークを印字するか否か等の
プリンタセッティング要求を監視している(10−2−
1)。前回の印字動作が異常終了した場合、またはユー
ザ登録によりプリンタセッティングが変更されたときに
(10−3−1)、プリンタセッティング要求がアクテ
ィブになり(10−3−2)、プリンタセッティング要
求がアクティブになれば(10−2−1)、プリンタセ
ッティング処理を行う(10−2−3)。
【0112】プリンタ部の待機状態(図11) プリンタ部MPU201の待機状態においては、ソフト
電源OFFの状態にあり、ファクシミリ部1のMPU1
01によって信号線301のソフト電源スイッチ信号線
がONに変化するのを監視している(10−4−1)。
ソフト電源スイッチ信号がONに変化すると、ソフト電
源ON処理を行い(10−4−2)、コマンド受付状態
となる(10−4−3)。
【0113】ソフト電源ON処理の初期化については、
図9を用いて述べたとおりである。
【0114】次にコピー動作について説明する。
【0115】不図示のキーによってコピー動作が指示さ
れたとき、コピー部数によって異なる処理をする。即
ち、コピー部数指定が1部の時はシングルコピー動作と
なり、2部以上の時はマルチコピー動作となる。
【0116】まず、シングルコピー動作を図12を用い
て説明する。
【0117】該モードは、原稿読取り部102で読み取
った原稿の生画像データを解像度変換器107で解像度
変換後、プリンタ部2へ転送することでシングルコピー
動作を実現する。
【0118】コピー操作が行われると、プリンタレディ
か否か判断する(11−1−1)。プリンタレディと
は、記録紙あり、インクカートリッジあり、記録カバー
閉、記録系エラーなし、プリンタ部電源OFFの状態を
いう。NGならば、エラー表示後(11−1−2)、コ
ピー動作を終了する。プリンタレディならば、読み取り
セマフォ、記録セマフォを獲得する(11−1−3)。
記録セマフォは他のタスク(受信記録送信)が動作して
いるときは獲得できない。両方とも獲得できなければ、
セマフォ解放後、エラー表示し(11−1−4)、コピ
ー動作を終了する。両方獲得できれば、ソフト電源ON
処理を行う(11−1−5)。ソフト電源ON処理にエ
ラーがあれば(11−1−6)、強制ソフト電源OFF
処理(11−1−7)、エラー表示(11−1−4)、
セマフォ解放後、コピー動作を終了する。エラーがなけ
れば記録紙給紙処理を行う。記録紙給紙処理にエラーが
あれば、強制ソフト電源OFF処理(11−1−1
0)、プリンタセッティング要求(11−1−11)、
エラー表示(11−1−4)、セマフォ解放後(11−
1−19)、コピー動作を終了する。
【0119】記録紙給紙処理にエラーがなければ、読取
りと記録動作に移る。両者の処理は並列に行われる。
【0120】原稿の読み取り動作(11−1−12)
は、10m秒のタイマ割り込みにおいて、RAM103
内の4ライン分のラインバッファのうちのフリー読取ラ
インバッファを探す(11−1−13)。フリーの読取
ラインバッファがなければ、タイマ割り込み処理を終了
する。フリーの読取ラインバッファがあれば、該読取ラ
インバッファをリザーブとし、読み取り系からの画像デ
ータを転送する起動をかける。
【0121】次回のタイマ割り込みにおいて、前回リザ
ーブしておいた読取ラインバッファに画像データが入っ
ているため、読取ラインバッファをフルとし、再び4ラ
インのうちのフリーの読取ラインバッファを探す(11
−1−14)。この読み取り動作を読み取りが終了する
まで続ける。
【0122】一方の記録動作は、フルの読取ラインバッ
ファを探し、そこから読出した画像データを解像度変換
器107によって8pel−360dpi解像度変換処
理(右端白データは無視する)した後(11−1−1
5)、RAM103内のフリーの記録ラインバッファに
展開する。その後は割り込み記録処理において、画像デ
ータ転送と記録ラインバッファの開放を行う。以上の繰
返しによって読取りと記録動作を終了する。後処理とし
て、記録紙排紙処理(11−1−17)、ソフト電源O
FF処理(11−1−18)を行い、読み取りセマフ
ォ、記録セマフォを解放した後(11−1−19)シン
グルコピー印字を終了する。
【0123】マルチコピー動作を図13、図14及び図
15を用いて説明する。
【0124】該モードは、原稿を読み取ることにより得
られた生画像データを1度画像メモリ(RAM103内
の画像蓄積バッファ)に格納し、1部印字毎に画像メモ
リから画像データを再現し解像度変換後、プリンタ部2
へ転送することを複数回繰り返すことによりマルチコピ
ー動作を実現する。
【0125】コピー操作が行われると、プリンタレディ
を判断する(11−2−1)。NGならば、エラー表示
後コピー動作を終了する。プリンタレディならば、読み
取りセマフォ、記録セマフォを獲得する(11−2−
2)。両方とも獲得できなければ、セマフォ解放後、エ
ラー表示し(11−2−7)、コピー動作を終了する。
両方獲得できれば、読み取りタスクと記録タスクを起動
する(11−2−3)。ここでは、タスク別に説明す
る。
【0126】読み取りタスク(図14) 原稿を読み取り位置までフィードする(11−3−
1)。その後、前記シングルコピー動作の読み取り動作
同様、画像データを読取ラインバッファに転送し、その
画像データをMMRコード等にエンコードした上で画像
メモリに格納する(11−3−2)。1枚の原稿の読み
取りが終了したら、原稿排紙後(11−3−3)、次原
稿があるかチェックし(11−3−4)、なければ読み
取りタスク自ら終了する。あれば(11−3−1)にも
どる。
【0127】記録タスク(図15) プリンタ部のソフト電源ON処理を行う(11−4−
1)。ソフト電源ON処理にエラーがあれば(11−4
−2)、強制ソフト電源OFF処理(11−4−3)、
エラー表示後(11−4−4)、記録タスク自ら終了す
る。エラーがなければ、記録すべき画像メモリ(コピー
読み取り画像)を探す(11−4−9)。存在すれば記
録紙給紙処理を行う。
【0128】記録紙給紙処理にエラーがあれば、強制ソ
フト電源OFF処理(11−4−7)、プリンタセッテ
ィング要求(11−4−8)、エラー表示後(11−4
−4)、記録タスク自ら終了する。
【0129】エラーがなければ、画像メモリからの画像
データのランレングスデータへのデコード処理(11−
4−10)、RL(ランレングス)−RAW(生)変換
処理、8pel−360dpi解像度変換処理した後
(11−4−10)、フリーの記録用ラインバッファに
展開する。尚このとき右端白データはセントロニクス・
インターフェースで高速に画像データを転送するため無
視する。ラインバッファの使い方は読取ラインバッファ
と同様である。その後は割り込み記録処理において画像
データ転送と記録ラインバッファの解放を行う。
【0130】記録すべき画像メモリ(コピー読み取り画
像)の印字が終了すれば(11−4−11)、後処理と
して、記録紙排紙処理を行い(11−4−12)1部の
コピーが終了する。残り部数があれば、記録紙給紙処理
から繰り返す(11−4−13)。部数印字が終了した
ら、ソフト電源OFF処理後(11−4−14)、記録
タスク自ら終了する。
【0131】読み取りタスク、記録タスクともに終了し
たらマルチコピー動作を終了する。
【0132】受信画像出力動作を図16を用いて説明す
る。
【0133】ファクシミリ通信タスクにおいては、ファ
クシミリ呼設定、前手順の後(12−1−1)、受信画
像を画像メモリに格納する。同時に、プリンタレディか
どうか判断し(12−1−1)、レディならば記録セマ
フォを獲得する(12−1−3)。獲得できなければ、
また、レディでなければ代行受信処理とする(12−1
−7)。獲得できれば記録タスクの起動をかけ(12−
1−4)、受信した画像の出力を同時に処理する(画信
号を画像メモリへ格納)(12−1−5)。ファクシミ
リ通信が終了したら、ファクシミリ通信タスク自ら終了
する(12−1−6)。
【0134】ここで、記録タスク(12−1−4)の動
作について図17を用いて説明する。
【0135】記録タスク(図17) プリンタ部2のソフト電源ON処理を行う(12−2−
1)。ソフト電源ON処理にエラーがあれば(12−2
−3)、強制ソフト電源OFF処理(12−2−4)、
エラー表示(12−2−5)、代行受信処理(12−2
−6)、記録セマフォ解放後(12−2−21)、記録
タスク自ら終了する。エラーがなければ、記録すべき画
像メモリ(受信画像)を探す。存在すれば記録紙給紙処
理を行う(12−2−7)。記録紙給紙処理にエラーが
あれば(12−2−8)、強制ソフト電源OFF処理
(12−2−9)、プリンタセッティング要求(12−
2−10)、エラー表示(12−2−5)、代行受信処
理(12−2−6)、記録セマフォ解放後(12−2−
21)、記録タスク自ら終了する。エラーがなければ、
画像メモリの画像データをランレングス(RL)データ
に変換するデコード処理、RL−RAW変換処理、8p
el−360dpi解像度変換処理した後(12−2−
12)、フリーの記録用ラインバッファに展開(右端白
データは無視する)する。
【0136】1ライン処理毎にインク残量検知(後述)
を監視する(12−2−13)。インク残量検知結果が
NGならば、強制ソフト電源OFF処理(12−2−1
4)、プリンタセッティング要求(12−2−10)、
エラー表示(12−2−5)、代行受信処理(12−2
−6)、記録セマフォ解放後(12−2−21)、記録
タスク自ら終了する。
【0137】ラインバッファの使い方は読取ラインバッ
ファと同様である。その後は割り込み記録処理において
画像データ転送と記録ラインバッファの解放を行う。記
録すべき画像メモリ(受信画像)の印字が終了すれば、
後処理として、記録紙排紙処理(12−2−16)、イ
ンク残量検知処理(12−2−17)を行う。インク残
量検知処理にエラーがあれば(12−2−18)、強制
ソフト電源OFF処理(12−2−14)、プリンタセ
ッティング要求(12−2−10)、エラー表示(12
−2−5)、代行受信処理(12−2−6)、記録セマ
フォ解放後(12−2−21)、記録タスク自ら終了す
る。残りページがあれば(12−2−19)、記録紙給
紙処理から繰り返す。受信画像印字が終了したら、ソフ
ト電源OFF処理(12−2−21)、記録セマフォ解
放後、記録タスク自ら終了する。
【0138】次に、レポート出力動作について説明す
る。
【0139】レポート出力には、プリンタ部2のフォン
トデータのみで印字する通常レポート出力動作と、プリ
ンタ部2のフォントデータとファクシミリ部1の画像メ
モリの画像データの両方を印字する不達画像レポート出
力動作の2種類の出力動作がある。
【0140】通常レポート出力動作を図18にそって説
明する。
【0141】まず、プリンタレディを判断する(13−
1−1)。NGならば、エラー表示後(13−1−2)
レポート出力動作を終了する。プリンタレディならば、
記録セマフォを獲得する(13−1−3)。記録セマフ
ォが獲得できなければ、エラー表示後(13−1−
4)、記録セマフォを解放し(14−1−5)、レポー
ト出力動作を終了する。記録セマフォが獲得できれば、
プリンタ部のソフト電源ON処理を行う(13−1−1
8)。ソフト電源ON処理にエラーがあれば(13−1
−7)、強制ソフト電源OFF処理(13−1−8)、
エラー表示(13−1−9)、記録セマフォ解放後(1
3−1−5)、レポート出力動作を終了する。エラーが
なければ、記録紙給紙処理を行う(13−1−10)。
記録紙給紙処理にエラーがあれば(13−1−11)、
強制ソフト電源OFF処理(13−1−12)、プリン
タセッティング要求(13−1−13)、エラー表示
(13−1−9)、記録セマフォ解放後(13−1−
5)、レポート出力動作を終了する。
【0142】エラーがなければ、通常レポート印字の情
報(ヘッダ、レポートタイトル、内容)についての文字
コード列として作成し、該文字コード列をセントロニク
スI/F302を介しプリンタ側2に転送する(13−
1−15)。該文字コード列を受信したプリンタ部2
は、受信バッファから文字コードのみをキャラクタバッ
ファに格納し、キャラクタバッファの文字コードをイメ
ージ展開しプリンタバッファへ格納し、最後に印字ヘッ
ド205で印字を行う。ファクシミリ部1では、すべて
の文字コード列を転送し終えた後、記録紙排紙処理(1
3−1−17)、ソフト電源OFF処理を行い(13−
1−18)、記録セマフォを解放し(13−1−5)、
通常レポート出力動作を終了する。
【0143】不達画像レポート出力動作を図19にそっ
て説明する。
【0144】不達画像レポート出力動作では、通常レポ
ート出力動作においての13−1−14の「プリンタ部
へ文字コード列転送」のあとに、図19の13−2−2
〜13−2−5の手順が挿入される。即ち、文字コード
列印字モードから画像印字モードに切り換え(13−2
−2)、記録すべき画像メモリ(送信エラーで送信でき
なかった不達画像)を探す(13−2−3)。存在すれ
ば、画像メモリをデコード処理、RL−RAW変換処
理、8pel−360dpi解像度変換処理した後(1
3−2−4)、フリーの記録用ラインバッファに展開
(右端白データは無視する)する。ラインバッファの使
い方は読取ラインバッファと同様である。その後は記録
割り込み処理において画像データ転送と記録用ラインバ
ッファの解放を行う。
【0145】記録すべき画像メモリ(送信エラーで送信
できなかった不達画像)の印字が終了すれば、通常レポ
ート出力動作においての「記録紙排紙処理」へ移る(1
3−2−5)。
【0146】プリンタモード 本ファクシミリ装置には、プリンタ部2をファクシミリ
部1の記録系として使用するファクシミリモードと、プ
リンタ部をパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
等の外部機器のプリンタとして使用するプリンタモード
の2モードがある。
【0147】ファクシミリモードからプリンタモードへ
の移行の手順を図20に示す。
【0148】ファクシミリモードからプリンタモードへ
の移行は、本体のオペレーションパネル112上の不図
示プリンタキーを押下することによって行う。プリンタ
キーが押下されることにより、プリンタキー付属のプリ
ンタLEDを消灯から点滅状態に変化させ(14−
4)、ソフト電源ON処理(プリンタモード)を行う
(14−5)。その後、プリンタキー付属のプリンタL
EDをプリンタモードを示す点灯状態にする(14−
6)。ただし、移行条件として以下の項目がある。
【0149】・プリンタレディ(14−1) ・ソフト電源OFF(14−2) ・プリンタセッティング要求なし(14−3) ・記録セマフォ獲得(14−4)
【0150】プリンタモードからファクシミリモードへ
の復帰の手順を図21に示す。
【0151】プリンタモードからファクシミリモードへ
の復帰は、本体のプリンタキーを押下することによって
行う。不図示のプリンタキーが押下されることにより、
プリンタキー付属のプリンタLEDを点灯から点滅状態
に変化させ(15−1)、セントロスイッチをファクシ
ミリ部−プリンタ部側に切り換えた後(15−2)、強
制ソフト電源OFF処理を行う。その後、プリンタキー
付属のプリンタLEDを、ファクシミリモードを示す消
灯状態にし(15−4)、記録セマフォを解放する。移
行条件はないが、残留紙があるときは(15−6)その
旨を表示する(15−7)。
【0152】尚、プリンタモード中のファクシミリ部動
作の必要性が生じた場合、プリンタモード中は、外部パ
ソコンにプリンタ部2を使用されているため、コピー、
受信画像印字、レポート出力印字はできない。ただし、
ファクシミリ受信をした場合は、ファクシミリ部1の画
像メモリに代行受信する。これにより、プリンタモード
中においてもファクシミリ受信動作を可能としている。
【0153】ファクシミリ部1のMPU101にはタイ
マ割り込み処理として図22に示す以下の3処理があ
り、5m秒間隔で順に処理される。
【0154】・割り込みインク残量検知処理(16−1
−1) ・割り込み記録紙処理(16−1−2) ・プリンタ部電源ハンドラ(16−1−3) これら割り込み処理の詳細については後述する。
【0155】また、更に、ファクシミリ部1のMPU1
01には周期タスク処理として図23に示す以下の処理
があり、200m秒間隔で起動がかかる。
【0156】・プリンタセッティング処理(図10
(b)と同様)(16−2−1)
【0157】次に、プリンタ部側の動作について説明す
る。
【0158】まず、ファクシミリモードにおけるソフト
電源ON処理について図24を用いて説明する。
【0159】プリンタ部2のソフト電源ON処理は、フ
ァクシミリ部1のMPU101が後述するソフト電源ハ
ンドラに対しリクエストを出す(pwon req=Y
ES)ことにより行う。
【0160】即ち、セントロ出力切り換えスイッチ10
8をファクシミリ部1−プリンタ部2側に設定し(17
−1)、自動回復動作の禁止時(17−2)は自動回復
禁止信号線をONにした後(17−3)、pown
eqをYESにする(17−4)。その後、後述するソ
フト電源ハンドラによりソフト電源(power fl
g)がONになるまでウエイトする(17−5)。
【0161】次にプリンタモードにおけるソフト電源O
N処理について図25を用いて説明する。
【0162】プリンタ部のソフト電源ON処理は、ファ
クシミリ部1のMPU101がソフト電源ハンドラに対
しリクエストを出す(pwon_req=YES)こと
により行う。
【0163】即ち、セントロ出力切り換えスイッチ10
8を外部機器−プリンタ部2側に設定し(18−1)、
自動回復動作の禁止時(18−2)は自動回復禁止信号
線をONにした後(18−3)、pwon_reqをY
ESにする(18−4)。その後、ソフト電源ハンドラ
によりソフト電源(power_fig)がONになる
までウエイトする(18−5)。
【0164】ソフト電源OFF処理について図26を用
いて説明する。
【0165】プリンタ部2のソフト電源OFF処理は、
ソフト電源ハンドラに対しリクエストを出す(pwof
fr req=YES)ことにより行う。即ち、pwo
ff reqをYESにする(19−1)。
【0166】強制ソフト電源OFF処理を図27に示
す。
【0167】プリンタ部2の強制ソフト電源OFF処理
は、ソフト電源ハンドラに対しリクエストを出す(fo
rce pwoff req=YES)ことにより行
う。
【0168】即ち強制ソフト電源OFF処理は異常終了
のため、プリンタセッティング要求をYESにする(2
0−2)。そして、次にforce pwoff re
qをYESにする(20−3)。
【0169】前述のソフト電源のON/OFF処理に用
いられるソフト電源ハンドラを図28を用いて説明す
る。
【0170】ファクシミリ部1の5m秒のタイマ割り込
みにより、プリンタ部2のソフト電源制御を行う。これ
はプリンタ部2の電源をONするために、プリンタ部2
の電源スイッチをONにするための1000m秒のパル
ス信号をファクシミリ部MPU101で擬似的につくる
ことをさす。
【0171】ソフト電源ON関係のリクエストがすべて
NOの時は、何もせずソフト電源OFF処理(図29、
図30)へ進み、タイマ割り込みから抜ける。
【0172】pwon reqがYESになると(21
−1−1)、pwon req=NO,power
lg=ERROR,pwon push req=YE
S,pwon_push time=1000m秒とし
た後、ソフト電源スイッチをONしタイマ割り込みから
抜ける(21−1−2)。
【0173】次回のタイマ割り込みでは、pwon
ush reqがYESとなっているため(21−1−
3)、pwon push timeから5m秒を減算
すべく(pwon push time−5)m秒を算
出し、もしpwon push time>0ならば
(21−1−5)、タイマ割り込みから抜ける。もしp
won push time=0ならば、pwon
ush req=NO,pwon wait req=
YES,pwon wait time=2000m秒
とした後、ソフト電源スイッチをOFFし、タイマ割り
込みから抜ける(21−1−6)。これにより1000
m秒巾のパルス信号が形成される。
【0174】次回のタイマ割り込みでは、pwon
ait reqがYESとなっているため(21−1−
7)、pwon wait timeから5m秒の減算
すべく(pwon wait time−5)m秒を算
出し(21−1−8)、もしpwon wait ti
me>0ならばタイマ割り込みから抜ける(21−1−
9)。もしpwon wait time=0ならば、
pwon wait req=NO,power flg
=ONとした後、タイマ割り込みから抜ける(21−1
−10)。
【0175】以上で、1000m秒巾のパルス信号によ
ってプリンタ部のソフト電源はONとなり、制御は終了
する。
【0176】ソフト電源OFFの手順を図29に示す。
【0177】図28の割り込み処理に引き続いて、図2
9の処理が実行される。ソフト電源OFF関係のリクエ
ストが全てNOの時は(21−2−1)、何もせず強制
ソフト処理(図30)へ進み、タイマ割り込みから抜け
る。
【0178】pwoff reqがYESになると(2
1−2−1)、プリンタ部のアイドル状態をチェックす
る(21−2−2)。もしアイドル状態でなければ、タ
イマ割り込みから抜ける。もしアイドル状態ならば、p
woff req=NO,power flg=ERR
OR,pwoff push req=YESとした後
(21−2−3)、記録系に残留紙が有る場合は(21
−2−4)、記録紙ジャムとしてエラー表示を行い(2
1−2−5)、ソフト電源スイッチをONしタイマ割り
込みから抜ける(21−2−5)。
【0179】次回のタイマ割り込みでは、pwoff
push reqがYESとなっているため(21−2
−6)、もしソフト電源信号線がONならば(21−2
−7)タイマ割り込みから抜ける。もしソフト電源信号
線がOFFならば、pwoff push req=N
O,pwoff wait req=YES,pwof
wait time=1500m秒とした後、ソフ
ト電源スイッチをOFFし、タイマ割り込みから抜ける
(21−2−7)。
【0180】次回のタイマ割り込みでは、pwoff
wait reqがYESとなっているため(21−2
−8)、pwoff wait timeから5m秒の
減算をすべく、(pwoff wait time−
5)m秒を算出し(21−2−9)、もしpwoff
wait time>0ならば(21−2−10)タイ
マ割り込みから抜ける。もしpwoff wait
ime=0ならば(21−2−10)、pwoff
ait=NO,power flg=OFFとした後、
タイマ割り込みから抜ける。これにより、1500m秒
巾のパルス信号が形成される。
【0181】以上で、1500m秒巾のパルス信号によ
ってプリンタ部2のソフト電源はOFFとなり、制御は
終了する(21−2−11)。
【0182】強制ソフト電源OFFの手順を図30に示
す。
【0183】図29のソフト電源OFF処理に続いて、
図30の処理が実行される。
【0184】強制ソフト電源OFF関係のリクエストが
全てNOと時は、何もせずにタイマ割り込みから抜け
る。force pwoff reqがYESになると
(21−3−1)、force pwoff req=
NO,power flg=ERROR,pwoff
push reg=YESとした後(21−3−2)、
記録系に残留紙が有る場合は(21−3−3)、記録紙
ジャムとしてエラー表示し(21−3−4)、ソフト電
源スイッチをONしタイマ割り込みから抜ける(21−
3−5)。
【0185】次回のタイマ割り込みでは、pwoff
push reqがYESとなっているため(21−2
−6)、もしソフト電源信号線がONならばタイマ割り
込みから抜ける(21−2−7)。もしソフト電源信号
線がOFFならば、pwoff push req=N
O,pwoff wait=YES,pwoff wa
it time=1500m秒とした後、ソフト電源ス
イッチをOFFしタイマ割り込みから抜ける(21−2
−7)。
【0186】次回のタイマ割り込みでは、pwoff
waitがYESとなっているため(21−2−8)、
(pwoff wait time−5)m秒を算出し
(21−2−9)、もし、pwoff wait ti
me>0ならばタイマ割り込みから抜ける(21−2−
10)。もし、pwoff wait time=0な
らば、pwoff wait=NO,power fl
g=OFFとした後、タイマ割り込みから抜ける(21
−2−11)。これにより1500m秒巾のパルス信号
が形成される。
【0187】以上で、1500m秒巾のパルス信号によ
ってプリンタ部2のソフト電源は強制的にOFFとな
り、制御は終了する。
【0188】次に画像印字前の記録紙給紙処理の動作を
図31を用いて説明する。
【0189】ファクシミリ部1がユーザ登録にしたがっ
た記録紙給紙コマンドを作成し、プリンタ部2に転送
し、ピックアップローラ313による記録紙が頭出しさ
れるまでの過程を記録紙給紙処理とする。
【0190】まず、プリンタレディかを判断する(22
−1)。プリンタレディでなければエラー表示し(22
−8)エラー終了とする(22−9)。プリンタレディ
ならばモータセマフォを獲得する(22−2)。モータ
セマフォを獲得できなければエラー表示(22−8)
し、エラー終了する(22−9)。プリンタレディであ
り、且つ、モータセマフォ獲得したなら記録紙給紙コマ
ンドの作成を行う(22−8)。記録紙給紙コマンドと
は以下のコマンドの集合である。
【0191】・プリンタリセット ・印字モード(普通orエコノミー) ・プリンタセッティング ・双方向印字補正 ・ページモード ・フッタ印字 ・双方向印字 ・ラスタースキップ
【0192】これらコマンドは下記の如くのものであ
る。即ち、プリンタリセットにより、プリンタを初期化
する。印字モードは、ユーザ登録の画像印字時の印字モ
ードに従う。プリンタセッティングは、ユーザ登録のフ
ァクシミリモードプリンタセッティングの内容に従う。
双方向印字補正は、装置固有の値でありユーザ登録では
なく、サービスマン登録である。ページモードは、長尺
印字の際1ページでデータを無視するか、2ページ以降
印字を続けるかの選択で、コピー、不達画像レポート印
字時はON、受信画像、通常レポート印字時はOFFで
ある。フッタ印字は、前記コマンド体系の項目参照。双
方向印字は、ユーザ登録の画像印字時の双方向印字モー
ドに従う。ラスタースキップは、記録紙給紙開始コマン
ドである。
【0193】ファクシミリ部1で上記記録紙給紙コマン
ドの作成が終了したら(22−3)、セントロニクスI
/F302を介し、プリンタ部2へ一括転送する(22
−4)。そこで、ファクシミリ部1はプリンタ部2より
給紙要求が到来するのを待つ(22−5)。上記記録紙
給紙コマンドを受信したプリンタ部2は該コマンドを順
に解析し実行する。該コマンドの最後のラスタースキッ
プコマンドを解析すると、ファクシミリ部1に対し給紙
要求をだす。ファクシミリ部1は、該給紙要求を受け
(22−5)、モータ111で給紙動作を始め(22−
6)、記録紙がPEセンサ206まで搬送されると給紙
動作を終了する(22−7)。のちの記録紙頭出しは、
プリンタ部2に委ねられる。プリンタ部2は所定頭出し
量に従い記録紙頭出しを行う。
【0194】文字コード印字前の記録紙給紙処理につい
て説明する。この処理では、ファクシミリ部1がユーザ
登録にしたがった記録紙給紙コマンドを作成し、プリン
タ部2に転送し記録紙頭出しまでの過程を記録紙給紙処
理とする。処理の流れは図31に示した画像印字前の記
録紙給紙処理と同様である。
【0195】即ち、プリンタレディが判断する(22−
1)。プリンタレディでなければエラー表示の後(22
−8)、エラー終了とする(22−9)。プリンタレデ
ィならばモータセマフォを獲得する(22−2)。プリ
ンタレディであり、且つ、モータセマフォ獲得されたな
らば、記録紙給紙コマンドの作成を行う(22−3)。
記録紙給紙コマンドとは以下のコマンドの集合である。
【0196】・プリンタリセット ・プリンタセッティング ・双方向印字補正 ・双方向印字 ・ラスタースキップ ・プリンタリセット ・印字モード(普通orエコノミー)
【0197】これらコマンドは以下の如くのものであ
る。プリンタリセットにより、プリンタを初期化する。
プリンタセッティングは、ユーザ登録のファクシミリモ
ードプリンタセッティングの内容に従う。双方向印字補
正は、装置固有の値でありユーザ登録ではなく、サービ
スマン登録である。双方向印字は、ユーザ登録の文字コ
ード印字時の双方向印字モードに従う。ラスタースキッ
プは、記録紙給紙開始コマンドである。印字モードは、
ユーザ登録の文字コード印字時の印字モードに従う。
【0198】ファクシミリ部1で上記記録紙給紙コマン
ドの作成が終了したら(22−3)、セントロニクスI
/F302を介し、プリンタ部2へ一括転送する(22
−4)。そこで、ファクシミリ部1は給紙要求が到来す
るのを待つ(22−5)。上記記録紙給紙コマンドを受
信したプリンタ部2は該コマンドを順に解析し実行す
る。該コマンドの最後のラスタースキップコマンドを解
析すると、ファクシミリ部1に対し給紙要求をだす。フ
ァクシミリ部1は、該給紙要求を受けると(22−
5)、モータ111で給紙動作を始め(22−6)、記
録紙がPEセンサ206まで搬送されると給紙動作を終
了する(22−7)。のちの記録紙頭出しは、プリンタ
部2に委ねられる。プリンタ部2は所定頭出し量に従い
記録紙頭出しを行う。
【0199】画像印字後の記録紙排紙処理を図32を用
いて説明する。
【0200】ファクシミリ部1がユーザ登録にしたがっ
た記録紙排紙コマンドを作成し、プリンタ部2に転送し
記録紙排出までの過程を記録紙排紙処理とする。
【0201】まず、記録ラインバッファが全て空になる
まで待つ。その後、記録紙排紙コマンドの作成を行う
(23−1)。記録紙排紙コマンドとは以下のコマンド
の集合である。
【0202】・排紙 ・プリンタセッティング ・プリンタリセット
【0203】これらコマンドは以下の如くのものであ
る。排紙により排紙動作を開始する。プリンタセッティ
ングは、ユーザ登録のプリンタモードプリンタセッティ
ングの内容に従う。プリンタリセットにより、プリンタ
を初期化する。
【0204】ファクシミリ部1で上記記録紙排紙コマン
ドの作成が終了したら(23−1)、セントロニクスI
/F302を介し、プリンタ部2へ一括転送する(23
−2)。そこで、ファクシミリ部1は排紙が終了するの
を待つ。上記記録紙排紙コマンドを受信したプリンタ部
2は該コマンドを順に解析し実行する。該コマンドの排
紙コマンドを解析すると、排紙動作を実行する。やがて
排紙動作が終了すると、プリンタセッティングコマンド
により、プリンタモード移行に備えたプリンタセッティ
ングを行う。そして、プリンタ部2がアイドル状態にな
った時点で記録紙排紙動作を終了する(23−3)。
【0205】文字コード印字後の記録紙排紙処理を図3
2を用いて説明する。
【0206】ファクシミリ部1がユーザ登録にしたがっ
た記録紙排紙コマンドを作成し、プリンタ部2に転送し
記録紙排出までの過程を記録紙排紙処理とする。
【0207】まず、記録紙排紙コマンドの作成を行う
(23−1)。記録紙排紙コマンドとは以下のコマンド
の集合である。
【0208】・排紙 ・プリンタセッティング ・プリンタリセット
【0209】これらコマンドは以下の如くのものであ
る。排紙により排紙動作を開始する。プリンタセッティ
ングは、ユーザ登録のプリンタモードプリンタセッティ
ングの内容に従う。プリンタリセットにより、プリンタ
を初期化する。
【0210】ファクシミリ部1で上記記録紙排紙コマン
ドの作成が終了したら(23−1)、セントロニクスI
/F302を介し、プリンタ部2へ一括転送する(23
−2)。そこで、ファクシミリ部1は排紙が終了するの
を待つ。上記記録紙排紙コマンドを受信したプリンタ部
2は該コマンドを順に解析し実行する。該コマンドの排
紙コマンドを解析すると、排紙動作を実行する。やがて
排紙動作が終了すると、プリンタセッティングコマンド
により、プリンタモード移行に備えたプリンタセッティ
ングを行う。その後、プリンタ部2がアイドル状態にな
った時点で記録紙排紙動作を終了する(23−3)。
【0211】以上の動作説明中に度々表われた図23の
16−2−1のプリンタセッティング処理について詳細
に説明する。
【0212】プリンタセッティング処理は、図17、図
27に示す如く、記録動作が異常終了した時、及び図1
0に示す如く、プリンタ部2に関するユーザ登録が変更
された時にプリンタセッティング要求をYESにするこ
とにより行われる。プリンタセッティング処理の必要性
として以下の理由がある。プリンタモード機能を備える
本ファクシミリ装置においてプリンタ部2は、何時プリ
ンタモードにセットされようが対応しなければならな
い。そのためプリンタ部2の内部プリンタセッティング
は常にプリンタモード用のプリンタセッティングになっ
ていなくてはならない。
【0213】そこで、記録動作が正常終了した場合は、
終了直前にファクシミリモード用のプリンタセッティン
グから、プリンタモード用のプリンタセッティングへ変
更する。よって、記録動作が正常終了した場合はプリン
タセッティング処理を改めて行う必要はない。ところが
記録動作が異常終了した場合や、ユーザ登録によりプリ
ンタセッティングに変更があった場合は、プリンタ部の
内部プリンタセッティングが正しいプリンタモード用の
プリンタセッティングになっていないため、プリンタセ
ッティング処理が必要となってくる。
【0214】図33にプリンタセッティング処理の手順
を示す。
【0215】常時、200m秒間隔でプリンタセッティ
ング要求を監視している(24−1)。プリンタセッテ
ィング要求がYESになると、プリンタレディ(24−
2)と記録紙残留紙がないこと(24−3)を確認す
る。ともに正常ならば、記録セマフォを獲得する(24
−4)。記録セマフォを獲得できれば、このときは回復
動作を必要としないため、自動回復禁止信号線をYES
にした後(24−5)、ソフト電源ON処理を行う(2
4−6)。その後、プリンタセッティングコマンドによ
り、プリンタ部2にセッティング内容を転送する(24
−7)。その後、ソフト電源OFF処理を行い(24−
8)、プリンタセッティング要求をNOとし(24−
9)、記録セマフォを解放し(24−10)プリンタセ
ッティング処理を終了する。
【0216】図22中の割り込み記録処理について、図
34を用いて詳細に説明する。
【0217】ファクシミリ部1はファクシミリモードの
場合、5m秒のタイマ割り込みにおいて、記録ラインバ
ッファのデータをプリンタ部2へ転送する割り込み記録
処理を行う。
【0218】セントロニクスI/F302がフリー状態
であるならば(25−1)、転送済みの記録ラインバッ
ファを解放し、フル状態の次記録ラインバッファを取得
する(25−2)。読み取り動作または受信画像デコー
ドが遅く、フル状態の2次記録ラインバッファを取得で
きない場合は(25−3)、割り込み記録処理を終了す
る。次記録ラインバッファが取得できた場合(25−
3)、印字データのみである次記録ラインバッファの前
後に制御コマンドを付加し(25−4)、ファクシミリ
イメージコマンドの体系にする。このファクシミリイメ
ージコマンドを、セントロニクスI/F302を介して
プリンタ部2へ転送を開始(DMA開始)し(25−
5)、割り込み記録処理を終了する。プリンタ部2は該
ファクシミリイメージコマンドを受信し、画像データの
みをラスターバッファ、プリントバッファに展開し印字
を行う。
【0219】図22のインク残量検知処理について詳細
に説明する。
【0220】インク残量検知処理には、インク検出と記
録紙色紙検出の2段階の検出ステップがある。2段階の
検出ともにOKの場合のみ、インク残量検知をOKとす
る。
【0221】インク検出にはインク残量検知結果信号線
が使われ、記録紙色紙検出には記録紙色紙信号線が使わ
れる。ともにインク残量検知出力信号線が“出力”の時
のみ、有効な結果を返す。
【0222】インク残量検知処理には、2種類の処理方
法がある。1つは図35(a)に示した受信した印字デ
ータが記録紙より長く、分割印字をする際の分割途中ペ
ージ処理である。もう1つは図35(b)に示した分割
印字をした際の分割最終ページ、もしくは受信した印字
データが記録紙より短い場合の処理である。両者の主な
違いは、分割途中ページ処理ではインクステータス(割
り込みインク残量検知処理においてステータスをたて
る)および色紙ステータスに異常がなければ処理を終え
るのに対し、分割最終ページ処理ではプリンタ部2のア
イドル信号線が“アイドル”になるまでインクステータ
スおよび色紙ステータスを監視し続けるところである。
【0223】ここにおいて、インク検出とはインクが吐
出されたか否かの判定である。即ち記録紙後端部に記録
されるインク残量検知マークの検出(フォトセンサによ
り黒色を検出)を行うところである。
【0224】又、記録紙色紙検出とは、前記インク残量
検知マークの黒色が有効か否かの判定のための、記録紙
色紙の検出(フォトセンサにより白色を検出)のことで
ある。
【0225】インク残量検知処理に係るファクシミリ部
1の動作を図36を用いて説明する。
【0226】ファクシミリ部1は常時、5m秒のタイマ
割り込みにおいて(27−1)、インク残量検知出力を
監視している(27−2)。インク残量検知出力が有り
に変化すると、記録残留紙が有るか否か判定し(27−
3)、有れば記録紙ジャムとする(27−4)。記録残
留紙がなければ、インク残量検知結果を判定する(27
−5)。インク残量検知結果がNGならば、インク残量
検知ステータスをNGにする。インク残量検知結果がO
Kならば、次に記録紙色紙の検出を行う。記録紙色紙の
検出がNG(記録紙が色紙である)ならば、記録紙色紙
ステータスをNGにする(27−6)。記録紙色紙の検
出がOK(記録紙が白紙である)ならば(27−7)、
該ページの印字は確実に正常終了したと判断し、タイマ
割り込み処理を正常終了する。
【0227】インク残量検知に関するプリンタ部2の動
作について図37を用いて説明する。
【0228】受信画像印字の給紙処理時に、フッタ印字
コマンドをファクシミリ部1より受信する(28−1−
1)。フッタ印字コマンド内のフッタ文字コードをフッ
タバッファに格納する。フッタ印字コマンドを処理後、
ファクシミリ部1から受信するファクシミリイメージコ
マンドにより、受信画像印字を実行する。フッタ印字コ
マンドに含まれる変数Nスキャン以上(28−1−
2)、印字したところで記録紙の後端を検出し始める
(28−1−3)。PEセンサ206にて記録紙の後端
を検出したら、図38に示すインク残量検知処理を行
う。
【0229】インク残量検知処理とは、現ページの印字
がインク有りの状態で正常に行われたか否かを判断する
ための処理であり、以下の処理のことである。フッタ文
字コードを印字すべき位置まで記録紙を紙送りする。前
記フッタバッファに格納されたフッタ文字コードを印字
する。そして、印字したインク残量検知マークがフッタ
センサ207により検出されなければ、ファクシミリ部
1側に対しインク残量検知結果をNGとして返す。一
方、インク残量検知マークがフッタセンサ207により
検出されれば、次に記録紙を紙送りし、記録紙が色紙か
否かを検出する。記録紙が色紙と判定されれば、ファク
シミリ側に対し記録紙検知結果をNGとして返す。以上
すべての検知が終了したら、ファクシミリ部1にその旨
を伝えるため、インク残量検知出力をOKとしインク残
量検知処理を終了する。
【0230】インク残量検知処理を終了したら、1ペー
ジ目を排紙し、次ページ印字データを受信していれば
(28−1−8)2ページ目を給紙し(28−1−7)
印字を継続する。尚、記録紙の後端を検出する前に(2
8−1−5)ファクシミリ部1から受信した印字データ
が終了すれば(28−1−6)、即インク残量検知処理
を行う。その後、記録紙を排紙し(28−1−7)アイ
ドル状態へと移行する。
【0231】尚、インク残量検知ステータスがNG又は
記録紙色紙ステータスがNGの場合、現ページの印字が
正常に行われていない可能性があるため、現頁以降の送
られてきた画像データを画像メモリに保存する。
【0232】インク残量検知のためのフッタ検出の動作
について、図38を使って詳述する。
【0233】図37において、前述の如く、記録紙の後
端を検出する(28−1−3、28−1−5)か又は印
字終了すると(28−1−6)、フッタ印字位置まで紙
おくりする(28−2−1)。
【0234】さらにフッタバッファ内の文字コードをR
OM202を用いてドットパターンに展開し、ドットパ
ターンデータをプリンタバッファに転送して、印字する
(28−2−2)。フッタを印字するとフッタセンサ2
07のLEDを点灯する。次にフッタマークがフッタセ
ンサ(207)によって検出できる位置まで紙送りする
(28−2−5)。
【0235】この位置までくると、紙送りを停止し、イ
ンク検出のリトライ回数を4にセットして、その場所で
フッタセンサ207によるフッタマークのセンスを20
回行う(28−2−6)。ここで、フッタマークのセン
スを20回行う理由は、フッタセンサ207は、図6に
示すとおり、記録紙搬送路の下流側に設けられているた
め、外光の影響や排紙部付近(不図示)の風の影響など
によって誤検出することがあり、これを防ぐためであ
る。
【0236】20回のフッタマークの検出を行って黒の
検出が10回未満しかできなかった場合は、フッタマー
クの検出に失敗したと判断して、インク検出のリトライ
を行うためインクリトライ回数を1つデクリメントし、
インクリトライ回数が0になっていなければ(28−2
−7)、10ライン分紙送りし、再度フッタマークのセ
ンスを20回くりかえす(28−2−6)。フッタマー
クの検出のリトライ回数を4、紙送り数を10としてい
るのは、フッタマークが40ライン分あるからである。
【0237】インクリトライ回数が0になるまで、上述
のフッタマーク検出動作がなされたときは、インク残量
の検出結果をNGとし(28−2−9)、インク残量検
知出力をONとし、フッタLEDを消灯する(28−2
−10)。さらに記録紙を排紙して(28−2−1
1)、図37の(28−1−8)に続く。
【0238】20回のフッタマークの検出を行って黒の
検出が10回以上できた場合は(28−2−6)、フッ
タマークの検出に成功したと判断し、色紙リトライ回数
を20にセットする(28−2−12)。次に5ライン
紙送りし、フッタ検出センサ207によって色紙かどう
かのセンスを行う(28−2−14)。白が検出される
とインク残量検出結果と記録紙色紙をOKとする(28
−2−15)。さらに、インク残量検出出力をONと
し、フッタLEDを消灯し(28−2−10)、記録紙
を排紙して(28−2−11)、図37の(28−1−
11)に続く。
【0239】一方、フッタ検出センサ207によって黒
が検出されると、色紙リトライ回数を1つデクリメント
し(28−2−16)、5ライン紙を搬送し(28−2
−13)、これを20回までくり返す。
【0240】20回繰り返す間に白が検出できない場合
は、記録紙が色紙だと判定し、記録紙色紙NGとし(2
8−2−17)、インク残量検知出力をON、フッタL
EDを消灯し(28−2−10)、記録紙を排紙し(2
8−2−11)、図37の(28−1−8)に続く。
【0241】ここで、フッタマークを検出していない場
合の紙の搬送量(10ライン分)よりも、フッタマーク
を検出したあとの紙の搬送量(5ライン分)の方が小さ
いのは次の理由による。
【0242】即ち、フッタマークは紙の後端付近に印字
されるための搬送量を多くしていると、フッタマーク印
字後の白の部分が少ないとき、白の部分を検出できなく
なるので、これを防ぐために紙の搬送量を小さくしてい
る。
【0243】以上説明した様に、本実施例ファクシミリ
装置によるとプリンタ部とファクシミリ部とからなるフ
ァクシミリ装置のプリンタ部をコンピュータやLANな
どの外部機器の出力端末として用いる構成において、フ
ァクシミリと外部機器で、それぞれ用いているコマンド
体系エミュレーションモード、文字フォントなどが異な
っている場合においても外部機器の出力端末として使用
することが可能となった。
【0244】また、プリンタキー押下などによって、セ
ントロ出力切換スイッチが外部セントロニクスコネクタ
を介して外部機器と接続された場合、外部機器用のプリ
ンタセッティングに変更されずにファクシミリ用にセッ
トされているエミュレーションモード、文字フォントな
どによってプリンタ部が動作してしまうことを防止する
ことができるようになった。また、これは、プリンタと
して使用した後にファクシミリとして用いるときも同様
である。
【0245】また、プリンタ部をファクシミリの出力端
末として使用する場合と、外部機器の出力端末として使
用する場合に、その度毎にユーザーが行なっているプリ
ンタセッティングの変更の操作を容易にすることができ
るようになった。
【0246】また、種々の要因によって、プリンタ部が
外部機器の出力端末として利用できない場合にはプリン
タキーを押下してもプリンタモードに移行しないので、
プリンタ部の異常状態をすぐユーザーに知らしめること
ができるようになった。
【0247】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、受
信した画像データに基づく画像記録用パラメータ及び入
力した文字コードデータに基づく文字記録用パラメータ
を夫々設定し、設定したパラメータに従って夫々の記録
動作を実行するので、画像記録及び文字記録が夫々に適
したパラメータに従って良好に実行可能となり、また、
画像/文字の記録に関る状態検出に従って画像記録モー
ド又は文字記録モードの指示を有効又は無効とするの
で、モード切換による不都合を生じることなしに、確実
にモード切換を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファクシミリ装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置のファクシミリ部
とプリンタ部の間の信号線を説明する図である。
【図3】図1に示すファクシミリ装置の構成例を示す断
面図である。
【図4】原稿をセットした状態を示すファクシミリ装置
の断面図である。
【図5】立てた状態のファクシミリ装置の断面図であ
る。
【図6】ファクシミリ装置の記録紙搬送系を示す図であ
る。
【図7】ファクシミリ部の電源投入時の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図8】プリンタ部の電源投入時の初期化動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図9】プリンタ部のソフト電源オン時の初期化動作を
説明するためのフローチャートである。
【図10】ファクシミリ部の待機状態の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図11】プリンタ部の待機状態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】シングルコピー動作を説明するフローチャー
トである。
【図13】マルチコピー動作を説明するフローチャート
である。
【図14】原稿の読取りタスクを説明するフローチャー
トである。
【図15】記録タスクを説明するフローチャートであ
る。
【図16】受信画像出力動作を説明するフローチャート
である。
【図17】記録タスクを説明するフローチャートであ
る。
【図18】通常レポート出力動作を説明するフローチャ
ートである。
【図19】不達画像レポート出力動作を説明するフロー
チャートである。
【図20】プリンタモードへの移行の手順を示すフロー
チャートである。
【図21】ファクシミリモードへの復帰の手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】ファクシミリ部のタイマ割り込み処理を示す
フローチャートである。
【図23】ファクシミリ部の周期タスク処理を示すフロ
ーチャートである。
【図24】ファクシミリモードのおけるソフト電源オン
処理を示すフローチャートである。
【図25】プリンタモードにおけるソフト電源オン処理
を示すフローチャートである。
【図26】ソフト電源オフ処理を示すフローチャートで
ある。
【図27】強制ソフト電源オフ処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図28】ソフト電源ハンドラ処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図29】ソフト電源オフの手順を示すフローチャート
である。
【図30】強制ソフト電源オフの手順を示すフローチャ
ートである。
【図31】記録紙給紙処理の手順を示すフローチャート
である。
【図32】記録紙排紙処理の手順を示すフローチャート
である。
【図33】プリンタセッティング処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図34】割り込み記録紙処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図35】インク残量検知処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図36】インク残量検知処理に関るファクシミリ部の
動作を説明するフローチャートである。
【図37】インク残量検知処理に関るプリンタ部の動作
を説明するフローチャートである。
【図38】インク残量検知のためのフッタ検出動作を説
明するフローチャートである。
【図39】従来のファクシミリ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 ファクシミリMPU 102 ROM 103 RAM 104 通信部 105 読み取り部 106 RL−RAW変換器 107 解像度変換器 108 セントロ出力切り換えスイッチ 109 外部セントロニクスコネクタ 110 原稿検出センサ 111 モータ 112 オペレーションパネル 201 プリンタMPU 202 ROM 203 RAM 204 横縦変換器 205 印字ヘッド 206 PEセンサ 207 フッタセンサ 208 モータ
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 直哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを受信する受信手段と、 外部機器から文字コードデータを入力する入力手段と、 画像データに基づく画像記録用パラメータ及び文字コー
    ドデータに基づく文字記録用パラメータを設定する設定
    手段と、 画像記録用パラメータに従って画像データに基づく画像
    を記録し、文字記録用パラメータに従って文字コードデ
    ータに基づく文字を記録する記録手段とを有することを
    特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、画像データに基づく画
    像記録に際して画像記録用パラメータを設定することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、画像データに基づく画
    像記録の終了後、文字記録用パラメータを設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 文字コードデータに基づく文字記録を指
    示する指示手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段の記録動作が異常終了した
    場合、前記設定手段は文字記録用パラメータを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 文字コードデータに基づく文字記録用パ
    ラメータの変更時、前記設定手段は文字記録用パラメー
    タを変更設定することを特徴とする請求項1に記載の画
    像記録装置。
  7. 【請求項7】 画像記録用パラメータ及び文字記録用パ
    ラメータを登録する登録手段を有し、前記設定手段は登
    録されているパラメータに従って画像記録用パラメーラ
    及び文字記録用パラメータを設定することを特徴とする
    請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 画像データを受信する受信手段と、 外部機器から文字コードデータを入力する入力手段と、 画像データに基づく画像記録モード又は文字コードデー
    タに基づく文字記録モードを指示する指示手段と、 画像記録モードの指示に従って画像データに基づく画像
    を記録し、文字記録モードの指示に従って文字コードデ
    ータに基づく文字を記録する記録手段と、 前記記録手段の状態を検出する検出手段と、 前記検出手段による状態検出に従って前記指示手段によ
    る文字記録モードの指示を有効又は無効とする制御手段
    とを有することを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段による画像データに基づく
    画像記録中、前記制御手段は前記指示手段による文字記
    録モードの指示を無効とすることを特徴とする請求項8
    に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段に異常がある場合、前記
    制御手段は前記指示手段による文字記録モードの指示を
    無効とすることを特徴とする請求項8に記載の画像記録
    装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段の状態検出に拘ず、前記
    制御手段は前記指示手段による画像記録モードの指示を
    有効とすることを特徴とする請求項8に記載の画像記録
    装置。
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