JPH0727331Y2 - 移動間仕切りの倒れ防止機構付きパワークローザ装置 - Google Patents

移動間仕切りの倒れ防止機構付きパワークローザ装置

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JPH0727331Y2
JPH0727331Y2 JP1161290U JP1161290U JPH0727331Y2 JP H0727331 Y2 JPH0727331 Y2 JP H0727331Y2 JP 1161290 U JP1161290 U JP 1161290U JP 1161290 U JP1161290 U JP 1161290U JP H0727331 Y2 JPH0727331 Y2 JP H0727331Y2
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JP
Japan
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partition panel
movable seal
seal member
rod
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JP1161290U
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JPH03105573U (ja
Inventor
良治 西出
剛 佐々木
Original Assignee
小松ウオール工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、所定位置に配置した間仕切りパネルの上端
部と天井面との間隙を閉鎖するとともに、間仕切りパネ
ルを吊下している吊りボルトが破断した際にも、間仕切
りパネルが倒れないようにした移動間仕切りの倒れ防止
機構付きパワークローザ装置に関する。
従来技術 ホテルやホール等の催事会場においてよく使用される移
動間仕切りは、吊下式の大形の間仕切りパネルを建物の
天井部から移動自在に吊下したものである。
間仕切りパネルは、2本の吊りボルトによって吊下され
ており、これらの吊りボルトを吊下する2個のランナ
が、天井面に敷設したハンガレール内を走行することに
よって任意に移動し、所定位置に配置して間仕切りを完
成することができるようになっている。この間仕切りパ
ネルの上端部と天井面との間には、間仕切りパネルに円
滑に移動するために、小さな間隙を設けてあるが、この
間隙は、間仕切りパネルの配置後には、遮音性や遮光性
等を損なう原因となることから、パワークローザ装置を
利用して閉鎖するようにしている。
パワークローザ装置は、間仕切りパネルの上端部に沿っ
て水平に配設した可動シール部材と、ロッド部材を介し
てこの可動シール部材を昇降する昇降機構とを備え、可
動シール部材を天井面に向けて繰り出すことによって、
間隙を閉鎖するものである。なお、可動シール部材は、
間仕切りパネルの上端部の全長に亘って装着されてお
り、間仕切りパネルを吊下している2本の吊りボルト
は、可動シール部材の中間部を上下方向に貫通するよう
にして、ランナと間仕切りパネルとを連結している。
考案が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、配置後の間仕切
りパネルは、単に、その上端部の前方と後方とを2本の
吊りボルトによって吊下されているに過ぎないから、こ
れらの吊りボルトが1本でも破断すると、間仕切りパネ
ルが倒れ、人身事故を含む大事故が発生するおそれがあ
った。
そこで、この考案の目的は、可動シール部材を上方に繰
り出すとともに、先端部をハンガレール内に挿入するロ
ッド部材を備えることにより、間隙を閉鎖するばかりで
なく、吊りボルトが破断した場合であっても、間仕切り
パネルの倒れを有効に阻止することができる移動間仕切
りの倒れ防止機構付きパワークローザ装置を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、間仕切
りパネルの上端部に沿って配設した昇降可能な可動シー
ル部材と、可動シール部材を上方に繰り出すとともに、
先端部をハンガレール内に挿入するロッド部材と、ロッ
ド部材を駆動する昇降機構とを備えることをその要旨と
する。
また、ロッド部材は、その昇降ストロークを可動シール
部材の昇降ストロークよりも大きくする調整部材を備え
るようにしてもよい。
作用 而して、この構成によるときは、昇降機構を駆動してロ
ッド部材を上昇させると、ロッド部材は、可動シール部
材を上方に繰り出して間仕切りパネルの上端部と天井面
との間隙を閉鎖することができ、そのとき、同時に、そ
の先端部をハンガレール内に挿入することができる。し
たがって、間仕切りパネルを吊下している一方の吊りボ
ルトが破断しても、ロッド部材の先端部がハンガレール
内に残っているから、間仕切りパネルは、健全な他方の
吊りボルトとロッド部材とによってハンガレールから外
れるような動きを拘束され、間仕切りパネル全体が倒れ
ることをよく防止することができる。
また、ロッド部材が調整部材を備えるときは、ロッド部
材は、その昇降ストロークを可動シール部材のそれより
も大きくして、ロッド部材の先端部を長くハンガレール
内に挿入することができるので、先端部がハンガレール
から一層外れ難くすることができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
移動間仕切りの倒れ防止機構付きパワークローザ装置
(以下、単に、パワークローザ装置という)は、昇降機
構11と、ロッド部材12、12…と、可動シール部材13、13
とを備えてなり(第1図、第2図)、その全体は、間仕
切りパネルPに装着されている。なお、間仕切りパネル
Pは、ランナR、R、吊りボルトT、Tを介してハンガ
レールHRから吊下されている。
ハンガレールHRは、チャンネル状の長尺部材を天井面C
に敷設することによって形成されており、その下部に
は、下方に向けて開口するガイドスリットHRaを有す
る。
ランナR、Rは、ガイドスリットHRaを貫通する吊りボ
ルトT、Tを吊下する一方、回動自在のローラR1、R2…
を介して、ハンガレールHRの内部を自在に走行すること
ができる。吊りボルトT、Tは、その下端に取り付けた
係止ブロックB、Bを介して、間仕切りパネルPの上端
部の前部と後部とに連結されている。したがって、ラン
ナR、Rは、吊りボルトT、Tを介して間仕切りパネル
Pを吊下し、間仕切りパネルPは、ハンガレールHRに沿
って移動自在となっている。なお、間仕切りパネルPの
上端部と天井面C、下端部と床面Fの間には、間仕切り
パネルPが円滑に移動するように、間隙d、dが設けて
ある。
間仕切りパネルPは、縦フレームP1、P1と、横フレーム
P2、P2…とを組み合わせて枠状体を形成し、その両面に
表面ボードP3、P3を貼り付けてなる。
パワークローザ装置の昇降機構11は、取付けベースP4を
介して装着されており、入力軸11a1を有するウォームギ
ヤ機構11aと、スライダ11b1、11b1を内装する送りねじ
機構11b、11bと、連結ロッド11c、11cと、水平部材11
d、11dとを備えてなる。入力軸11a1を回転駆動すると、
ウォームギヤ機構11a、送りねじ機構11b、11bを介して
スライダ11b1、11b1が同時に昇降し、これによって、連
結ロッド11c、11c、水平部材11d、11dが昇降するように
なっている。なお、上下の水平部材11d、11dは、互いに
反対方向に移動するものとする。
各水平部材11dの両端部には、ロッド部材12、12の一端
が連結され、また、各ロッド部材12の他端部には、可動
シール部材13が連結されている。可動シール部材13、13
は、間仕切りパネルPの上端部と下端部の横フレームP
2、P2に沿うようにして、間仕切りパネルPの全幅に亘
って、昇降可能に配設されている。また、各可動シール
部材13の端面には、弾性部材からなるパッキング13a、1
3aが付設されている。
なお、上のロッド部材12、12には、それぞれ、ナット部
材12a、12b、調整部材12cからなる倒れ防止機構が装着
されている(第2図、第4図)。すなわち、各ロッド部
材12の先端部には、雄ねじ12dを螺刻するとともにナッ
ト部材12a、12bを螺合し、可動シール部材13の内部を下
から上に貫通させるとともに、ナット部材12bの下方に
は、リング状の調整部材12cを固着してある。ただし、
ナット部材12aは、ハンガレールHRのガイドスリットHRa
に挿入可能であり、また、ナット部材12bと調整部材12c
との間には、距離Dを設け、可動シール部材13は、ナッ
ト部材12bと調整部材12cとの双方に係合し、後者によっ
て上方に押し上げられるようになっているものとする。
パワークローザ装置は、間仕切りパネルPを所定位置に
配置したときに、これと、天井面C、床面Fとの間隙
d、dを閉鎖するとともに、間仕切りパネルPの倒れを
防止するものである。
すなわち、昇降機構11を駆動することにより、上のロッ
ド部材12、12を上昇させ、また、下のロッド部材12、12
を下降させることができるので、天井面Cと床面Fとに
向けて、それぞれ可動シール部材13、13を繰り出して、
間隙d、dを閉鎖することができる。このとき、上の可
動シール部材13は、上のロッド部材12、12が上昇して
も、その最初のうちは上昇せず、ロッド部材12、12が第
2図の距離Dだけ上昇すると、調整部材12c、12cが可動
シール部材13の下面に当接し、これにより、始めて可動
シール部材13は上昇を開始し、間隙dを閉鎖する(第3
図)。したがって、ロッド部材12、12は、可動シール部
材13の昇降ストロークが間隙dにほぼ等しいのに対し、
これより距離Dだけ大きい昇降ストロークを得ることが
でき、たとえば、パワークローザ装置の作動前の両者の
先端位置をほぼ同一にしておけば(第2図の実線)、上
の可動シール部材13が間隙dを閉鎖したときに、ロッド
部材12、12の先端部は、距離Dだけ、ガイドスリットHR
a内に挿入することができる(第2図の二点鎖線、第3
図)。
そこで、距離Dを、吊りボルトT、Tが破断したときの
間仕切りパネルPの落下距離よりも十分大きくとってお
けば、吊りボルトT、Tの一方が破断したときにも、ロ
ッド部材12、12の先端部がガイドスリットHRaから外れ
ることがないので、間仕切りパネルPの倒れを有効に防
止することができる。なお、このようにして上のロッド
部材12、12の昇降ストロークを大きくとると、下のロッ
ド部材12、12との平衡が崩れることになるが、これに対
しては、たとえば、下のロッド部材12、12と下の可動シ
ール部材13との間に圧縮ばね機構を介装することによ
り、簡単に対処することができる。
間仕切りパネルPを移動するに際しては、昇降機構11を
操作して、上下の可動シール部材13、13をそれぞれ下降
させ、上昇させることにより、間隙d、dを開放すると
ともに、上のロッド部材12、12の先端部を上の可動シー
ル部材13の内部に退避させればよい。
他の実施例 昇降機構11は、ロッド部材12、12…を有効に昇降するこ
とができる限り、他の任意の構成としてもよい。たとえ
ば、ウォームギヤ機構11aに代えて、ベベルギヤ機構や
ねじ歯車機構とすることができる。
上のロッド部材12、12は、その全体の長さ、すなわち、
作動前の先端部の高さ位置を調整する必要がない場合に
は、ナット部材12a、12bを省略し、単なる棒状に形成し
てもよい。
また、上のロッド部材12、12は、調整部材12c、12cを高
く取り付けて、距離D=0とすることもできる。このと
きは、ロッド部材12、12と可動シール部材13とが一体と
なって昇降し、両者の昇降ストロークが同一となるの
で、ロッド部材12、12の先端部を、可動シール部材13よ
りもあらかじめ高く突出させておき、可動シール部材13
が間隙dを閉鎖したときに、ロッド部材12、12の先端部
がハンガレールHRに対して十分挿入されるようにすれば
よい。
以上の各実施例においては、可動シール部材13、13が間
仕切りパネルPの上端部と下端部とに配設されたものに
ついて説明したが、可動シール部材13は、上端部のみ、
下端部のみ、さらには、上端部と下端部とに加えて左右
両端部にも配設してもよい。また、可動シール部材13を
全く配設しないときは、本考案に係るパワークローザ装
置は、独立した倒れ止め装置として利用することもでき
る。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、可動シール部
材を上方に繰り出すとともに、先端部をハンガレール内
に挿入するロッド部材を備えることにより、設置後の間
仕切りパネルの上下の間隙を閉鎖すると同時に、ロッド
部材の先端部をハンガレール内に高く挿入することがで
きるので、間仕切りパネルを吊下する吊りボルトが破断
しても、間仕切りパネルの上端部の動きを拘束し、間仕
切りパネルの倒れを確実に防止することができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は全体説明
図、第2図と第3図は要部動作説明図、第4図は要部分
解斜視図である。 P…間仕切りパネル HR…ハンガレール 11…昇降機構 12…ロッド部材 12c…調整部材 13…可動シール部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間仕切りパネルの上端部に沿って配設した
    昇降可能な可動シール部材と、該可動シール部材を上方
    に繰り出すとともに、先端部をハンガレール内に挿入す
    るロッド部材と、該ロッド部材を駆動する昇降機構とを
    備えてなる移動間仕切りの倒れ防止機構付きパワークロ
    ーザ装置。
  2. 【請求項2】前記ロッド部材は、該ロッド部材の昇降ス
    トロークを前記可動シール部材の昇降ストロークよりも
    大きくする調整部材を備えることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の移動間仕切りの倒れ防止機
    構付きパワークローザ装置。
JP1161290U 1990-02-08 1990-02-08 移動間仕切りの倒れ防止機構付きパワークローザ装置 Expired - Lifetime JPH0727331Y2 (ja)

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JPH03105573U JPH03105573U (ja) 1991-10-31
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