JPH07272377A - カートリッジのローディング装置 - Google Patents

カートリッジのローディング装置

Info

Publication number
JPH07272377A
JPH07272377A JP6077886A JP7788694A JPH07272377A JP H07272377 A JPH07272377 A JP H07272377A JP 6077886 A JP6077886 A JP 6077886A JP 7788694 A JP7788694 A JP 7788694A JP H07272377 A JPH07272377 A JP H07272377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
tray
cartridge
arrow
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6077886A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Tsujino
幸彦 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6077886A priority Critical patent/JPH07272377A/ja
Publication of JPH07272377A publication Critical patent/JPH07272377A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リミッターばねの取り付けを簡単にするこ
と。 【構成】 エジェクト時のトレーのエジェクト位置での
停止時の衝撃を吸収するための捩りコイルばねからなる
リミッターばね40をラック板13に形成した凹部38
内に挿入して取り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスクカート
リッジやテープカートリッジをディスクドライブやテー
プドライブ等の記録再生装置内にローディングするのに
最適なカートリッジのローディング装置に関し、特に、
エジェクト用のリミッターばねの取り付けに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディスクドライブにおけるデ
ィスクカートリッジのローディング装置として、ディス
クカートリッジをエジェクト位置にエジェクトされたト
レー内に水平に挿入し、そのトレーをほぼL型の移動軌
跡に沿ってエジェクト位置から水平に引き込んだ後、ロ
ーディング位置まで垂直に下降するようにして、ディス
クカートリッジをディスクテーブル上に水平にローディ
ングするようにしたものがある。
【0003】そして、この種ローディング装置では、モ
ータによって正逆回転駆動されるピニオンによってラッ
ク板をシャーシ側板に沿ってローディング及びエジェク
ト方向に水平に交互に移動することによって、シャーシ
側板とラック板とに設けたそれぞれ複数のL型ガイド溝
と傾斜ガイド溝との共働作用によって、トレーの側面に
取り付けられた複数のガイドローラをL型ガイド溝に沿
って移動させるようにして、トレーをエジェクト位置と
ローディング位置との間でほぼL型の移動軌跡に沿って
往復移動させるように構成している。
【0004】そして、従来からこの種ローディング装置
では、カートリッジをローディング位置からエジェクト
位置へエジェクトする際に、トレーがエジェクト位置で
ストッパーに当接して停止される時にラックが受ける衝
撃によって、モータとピニオンとの間のギアトレイン中
に組み込まれているウォームとウォームホイールとが相
互の喰い込んで可動しなくなることを防止するために、
エジェクト用のリミッターばねを組み込んでいる。
【0005】そして、従来は、このリミッターばねを上
記ギアトレイン中の複数のギア間に組み込んで、上記エ
ジェクト時に、トレーがエジェクト位置でストッパーに
当接して停止される際にラック板が受ける衝撃を上記リ
ミッターばねで吸収するようにして、ウォームとウォー
ムホイールとの喰い込みを防止するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は上記ギ
アトレイン中の複数のギアの側面に圧入等にて複数のピ
ンを取り付けて、その複数のピン間に引張りコイルばね
等からなるリミッターばねを取り付けていたために、リ
ミッターばねの取り付け構造が複雑で、部品点数、加工
工数及びばね取付工数が多く著しくコスト高についてい
た。また、ギアトレインがローディング装置の外側位置
に配置される関係で、複数のギア間の側面にリミッター
ばねを取り付けると、ローディング装置の横方向にリミ
ッターばね取り付け用の余分なスペースを設けなければ
ならず、ローディング装置全体の横幅が大きくなってし
まうと言う問題があった。
【0007】また、従来のローディング装置では、カー
トリッジのローディング時に、シャーシ側板の複数のL
型ガイド溝の水平溝部と垂直溝部との交点における円弧
部で、トレーが水平移動から垂直移動に移る際に、複数
のガイドローラ間の重心と、カートリッジを含むトレー
の重心とのバランスの崩れによって、トレーに傾きが生
じ、カートリッジが傾いたままローディング位置の複数
の位置決めピン上に装着されてしまい、カートリッジを
複数の位置決めピン上に正しく水平に装着できなくなる
等のカートリッジのローディングミスを発生し易いと言
う問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、リミッターばねの取り付け構造が
簡単なカートリッジのローディング装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカートリッジのローディング装置は、記録
媒体が内部に収納されたカートリッジをエジェクト位置
から水平に引き込んだ後、ローディング位置まで垂直に
下降するように、そのエジェクト位置とローディング位
置との間でほぼL型の移動軌跡に沿って往復移動される
トレーと、モータによってギアトレインを介して正逆回
転駆動されるピニオンと、上記ピニオンによって正方向
及び逆方向に駆動されるラックを有し、垂直なシャーシ
側板に沿って水平ガイド溝によって案内されてローディ
ング及びエジェクト方向に水平に交互に移動されるラッ
ク板と、上記シャーシ側板に形成され、上記ほぼL型の
移動軌跡に沿ってほぼL型に形成された複数のガイド溝
と、上記ラック板に形成され、上記複数のガイド溝とそ
れぞれ交差するように傾斜された複数の傾斜ガイド溝
と、上記トレーの側面に取り付けられ、上記複数のL型
ガイド溝及び傾斜ガイド溝間に挿通された複数のガイド
ローラとを備え、上記ピニオンによって上記ラック板を
正方向及び逆方向に水平駆動することによって、上記複
数のガイドローラを上記複数の傾斜ガイド溝によって上
記複数のL型ガイド溝に沿って押し動かすようにして、
上記トレーをエジェクト位置とローディング位置との間
でほぼL型の移動軌跡に沿って往復移動するように構成
したカートリッジのローディング装置において、上記カ
ートリッジのエジェクト時に上記複数のガイドローラを
エジェクト方向に弾性的に押圧する複数のリミッターば
ねを上記ラック板に形成した複数の凹部内に挿入して取
り付けたものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された本発明のカートリッジ
のローディング装置は、モータによって正逆回転駆動さ
れるピニオンによってラック板をシャーシ側板に沿って
ローディング及びエジェクト方向に水平に交互に移動す
ることによって、シャーシ側板とラック板とに設けたそ
れぞれ複数のL型ガイド溝と傾斜ガイド溝との共働作用
によって、トレーの側面に取り付けられた複数のガイド
ローラをL型ガイド溝に沿って移動させるようにして、
トレーをエジェクト位置とディスク位置との間でほぼL
型の移動軌跡に沿って往復移動させるように構成したカ
ートリッジのローディング装置において、エジェクト時
に、複数のガイドローラをエジェクト方向に弾性的に押
圧する複数のリミッターばねをラック板に形成した複数
の凹部内に挿入して取り付けたので、そのリミッターば
ねをギアトレインから切り離して取り付けることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明をディスクカートリッジのロー
ディング装置に適用した一実施例を図を参照して説明す
る。
【0012】[ローディング装置の概要説明]まず、図
17〜図19によって、ローディング装置の概要を説明
する。
【0013】このローディング装置は、記録媒体である
光ディスク1を用い、その光ディスク1をカートリッジ
であるディスクカートリッジ2内に収納して使用するも
のである。
【0014】そして、ローディング時には、このディス
クカートリッジ2を図17に示すエジェクト位置までエ
ジェクト方向である矢印a方向にエジェクトされている
トレー3内にローディング方向である矢印a′方向から
水平に挿入する。そして、そのトレー3によってディス
クカートリッジ2を図18の(A)に示す引き込み位置
まで矢印a′方向に水平に引き込んだ後、図18の
(B)及び図19の(B)に示すローディング位置まで
矢印b′方向に垂直に下降するようにして、ディスクカ
ートリッジ2をほぼL型の移動軌跡に沿ってローディン
グ位置へローディングするものである。
【0015】なお、ローディング位置では水平なシャー
シ4上に4本の位置決めピン5と、スピンドルモータ6
のモータ軸6aの上端に固着されたディスクテーブル7
とが配置されていて、ディスクカートリッジ2を4本の
位置決めピン5上に矢印b′方向から水平にローディン
グして位置決めすると共に、ディスクカートリッジ2内
の光ディスク1をディスクテーブル7上に水平にチャッ
キングする。
【0016】そして、スピンドルモータ6によってディ
スクテーブル7と一体に光ディスク1を高速で回転駆動
すると共に、光学ピックアップ(図示せず)によって光
ディスク1を記録及び/又は再生する。
【0017】そして、エジェクト時には、ローディング
時の逆に、トレー3によってディスクカートリッジ2を
図18の(B)及び図19の(B)に示すローディング
位置から図19の(A)に示す引き込み位置まで矢印b
方向に垂直に上昇させた後、図17に示すエジェクト位
置まで矢印a方向に水平に移動するようにして、ほぼL
型の移動軌跡に沿ってエジェクト位置へエジェクトする
ものである。
【0018】その際、後述する押し出し機構によって、
ディスクカートリッジ2をトレー3内から矢印a方向に
押し出すようにして、ディスクカートリッジ2のハンド
リング側端部である後端面2aをディスクドライブのフ
ロントパネル8から矢印a方向に常に一定位置まで押し
出すことができるように構成している。
【0019】[ディスクカートリッジの説明]次に、図
16〜図19に示すように、ディスクカートリッジ2の
左右両側面2bには左右一対の挿入溝9が形成されてい
る。また、ディスクカートリッジ2の左右両側面2bの
後端面2aにはカートリッジ・オートチェンジャーに対
応させた左右一対の切欠き10が形成されている。
【0020】[トレーの説明]次に、図16〜図19に
示すように、トレー3は板金等で形成され、垂直断面形
状が互いに対向するほぼコ字状に形成された左右一対の
水平な側枠3aと、この左右一対の側枠3aの前後両端
(矢印a、a′方向の両端のこと)間を水平に連結する
前後一対の連結枠3b、3cとによって方形状に枠組み
されている。
【0021】そして、図12及び図13に示すように、
左右一対の側枠3aの内側対向面にそれぞれ複数の挿入
ガイド11が前後方向である矢印a、a′方向に沿って
間隔を隔てて取り付けられている。そして、ディスクカ
ートリッジ2をトレー3内である左右一対の側枠3a間
に矢印a′方向から水平に挿入する際に、そのディスク
カートリッジ2の左右一対の挿入溝9を左右一対の側枠
3a内の複数の挿入ガイド11の上下に水平に挿入する
ように構成されている。
【0022】[トレー駆動機構の説明]次に、図1〜図
4、図16〜図19によって、トレー駆動機構12を説
明する。
【0023】まず、板金等で形成された水平なシャーシ
4上に板金等で形成された左右一対のシャーシ側板4a
が間隔を隔てて垂直に起立され、これら左右一対のシャ
ーシ側板4aの内側に合成樹脂によって成形された左右
一対のラック板13が垂直に配置されて、その左右一対
のラック板13の間にトレー3が水平に配置されてい
る。
【0024】そして、トレー3の左右両側面である左右
一対の側枠3aの左右両側面3a′の矢印a、a′方向
における前後2箇所にそれぞれ一対、合計4つのガイド
ローラ14がそれぞれローラ支軸15を介して回転自在
で水平に取り付けられている。
【0025】そして、左右一対のシャーシ側板4aに
は、上端側に沿って矢印a、a′方向における前後2箇
所にそれぞれ一対、合計4つの水平ガイド溝16が形成
され、これらの下部の前後2箇所にそれぞれ一対、合計
4つのL型ガイド溝17が形成されている。なお、各L
型ガイド溝17は水平溝部17aと垂直溝部17bとに
よって前記トレー3のほぼL型の移動軌跡に沿ったほぼ
L型に形成されていて、水平溝部17aと垂直溝部17
bとの交点が円弧部(いわゆるアール)17cに形成さ
れている。
【0026】そして、合成樹脂によって所定の厚さT1
に成形された左右一対のラック板13の水平な上端面に
はラック13aが一体成形されている。そして、これら
左右一対のラック板13下端側で矢印a、a′方向にお
ける前後2箇所にそれぞれ一対、合計4つの傾斜ガイド
溝18が形成されている。なお、これら前後一対の傾斜
ガイド溝18は前後一対のL型ガイド溝17と同間隔に
形成され、かつこれら前後一対の傾斜ガイド溝18は前
後一対のL型ガイド溝17のそれぞれの水平溝部17a
及び垂直溝部17bに対してほぼ45°で交差されてい
る。そして、これら前後一対の傾斜ガイド溝18の上下
両端18a、18bは水平に屈曲されている。
【0027】そして、左右一対のラック板13の左右両
側面における上端側の前後2箇所に前後一対、合計4つ
のガイドローラ19がそれぞれローラ支軸20を介して
回転自在で水平に取り付けられていて、これら前後一対
のガイドローラ19が左右一対のシャーシ側板4aの前
後一対の水平ガイド溝16内に遊嵌されている。
【0028】従って、これら前後一対の水平ガイド溝1
6とガイドローラ19とによってそれぞれ案内されて、
左右一対のラック板13が左右一対のシャーシ側板4a
の内側に沿ってエジェクト方向及びローディング方向で
ある矢印a、a′方向に移動自在に構成されている。
【0029】そして、トレー3の左右両側面に取り付け
られたそれぞれ前後一対、合計4つのガイドローラ14
が左右一対のラック13のそれぞれ前後一対、合計4つ
の傾斜ガイド溝18をそれぞれ貫通して、左右一対のシ
ャーシ側板4aのそれぞれ前後一対、合計4つのL型ガ
イド溝17内に遊嵌されている。
【0030】従って、トレー3の合計4つのガイドロー
ラ14が左右一対のシャーシ側板4aとラック板13の
合計4つのL型ガイド溝17と傾斜ガイド溝18との交
点間で支持されて、トレー3が左右一対のラック板13
間に水平に支持されている。
【0031】なお、左右一対のシャーシ側板4aの上端
部間が水平なシャーシ連結板21によって一体に連結さ
れている。
【0032】次に、一方のシャーシ側板4aの外側位置
にモータ23とギアトレイン24とが取り付けられてい
て、そのギアトレイン24の入力端に互いに噛合された
ウォーム24aとウォームホイール24bとが配置さ
れ、ウォーム24aがモータ23のモータ軸23aの外
周に固着されている。
【0033】そして、ギアトレイン24の出力端に配置
された出力ギア24cが左右一対のシャーシ側板4aの
上端部間に亘って回転自在に水平に取り付けられた駆動
軸25の一端の外周に固着されている。
【0034】そして、左右一対のシャーシ側板4aの内
側で駆動軸25の外周に左右一対のピニオン26が固着
されていて、これら左右一対のピニオン26が左右一対
のラック板13のラック13a上に噛合されている。
【0035】[トレー駆動機構の動作説明] [エジェクト状態]まず、エジェクト状態では、図1、
図17及び図19の(A)に示すように、トレー3の左
右両側の前後一対のガイドローラ14が左右一対のシャ
ーシ側板4aの前後一対のL型ガイド溝17の水平溝部
17a及び左右一対のラック板13の前後一対の傾斜ガ
イド溝18の上端18a内にある。そして、これら前後
一対のガイドローラ14及び19の何れか1つが前後一
対のL型ガイド溝17の水平溝部17a及び水平ガイド
溝16の矢印a方向側の端部である何れか1つのストッ
パー17d、16a(図16参照)に当接されて、トレ
ー3及び左右一対のラック板13がエジェクト位置に位
置決めされている。
【0036】[ローディング動作]次に、図17及び図
19の(A)に示すように、ディスクカートリッジ2を
ディスクドライブのフロントパネル8外からトレー3内
に矢印a方向から挿入完了すると、後述するカートリッ
ジ位置決め機構によってディスクカートリッジ2がトレ
ー3内にロックされると共に、カートリッジ挿入検出ス
イッチがONされ、モータ23が正回転駆動される。
【0037】すると、図1及び図17に示すように、ギ
アトレイン24を介して駆動軸25が図1で矢印c′方
向に正回転駆動されて、左右一対のピニオン26が矢印
c′方向に同時に正回転駆動される。
【0038】そして、これら左右一対のピニオン26が
左右一対のラック板13のラック13aを同時に駆動
し、左右一対のラック板13がシャーシ側板4aに対し
て図17に示すエジェクト完了位置から図18に示すロ
ーディング完了位置まで矢印a′方向に水平に同時に移
動される。
【0039】すると、左右一対のラック板13の前後一
対の傾斜ガイド溝18の上端18aによってトレー3の
左右両側の前後一対のガイドローラ14が矢印a′方向
に水平に押されて、これらのガイドローラ14が左右一
対のシャーシ側板4aの前後一対のL型ガイド溝17の
水平溝部17aに沿って矢印a′方向に水平に移動され
る。
【0040】この結果、トレー3が図17に示すエジェ
クト位置から図18の(A)に示す引き込み位置まで矢
印a′方向に水平に引き込まれ、トレー3と一体にディ
スクカートリッジ2がディスクドライブのフロントパネ
ル8から内部へ矢印a′方向に水平に引き込まれる。
【0041】そして、トレー3が図18の(A)に示す
引き込み位置まで矢印a′方向に引き込まれた後、前後
一対のガイドローラ14が前後一対のL型ガイド溝17
の水平溝部17aから円弧部17cを通って垂直ガイド
溝17bに入り込む。
【0042】そして、今度は左右一対のラック板13の
引き続きの矢印a′方向への移動に伴って、前後一対の
ガイドローラ14が前後一対の傾斜ガイド溝18の上端
18aから下端18bまで押し下げられるようにして、
前後一対のL型ガイド溝17の垂直溝部17bに沿って
矢印b′方向に垂直に下降される。
【0043】従って、トレー3及びディスクカートリッ
ジ2が一体に図18の(A)に示す引き込み位置まで矢
印a′方向に水平に引き込まれた後、図18の(B)及
び図19の(B)に示すローディング位置まで矢印b′
方向に垂直に下降されて、カートリッジ2がローディン
グ位置へローディングされ、モータ23が停止される。
【0044】[エジェクト動作]モータ23が逆回転駆
動されると、左右一対のピニオン26が図3で矢印c方
向に同時に逆回転駆動されて、ローディング時の逆動作
で、左右一対のラック板13が図18に示すローディン
グ完了位置から図17に示すエジェクト完了位置まで矢
印a方向に同時に水平に移動される。
【0045】すると、前後一対のガイドローラ14が前
後一対の傾斜ガイド溝18の下端18bから上端18a
まで前後一対のL型ガイド溝17の垂直溝部17bによ
って矢印b方向に押し上げられるようにして垂直に上昇
されて、トレー3とディスクカートリッジ2が一体に図
18の(B)及び図19の(B)に示すローディング位
置から図18の(A)及び図19の(A)に示す引き込
み位置まで矢印b方向に垂直に上昇される。
【0046】そして、引き続き、前後一対のガイドロー
ラ14が前後一対の傾斜ガイド溝18の上端18aによ
って前後一対のL型ガイド溝17の水平溝部17aに沿
って矢印a方向に水平に押されて、トレー3及びカート
リッジ2が一体に図18の(A)に示す引き込み位置か
ら図17に示すエジェクト位置まで矢印a方向に水平に
エジェクトされて、ディスクカートリッジ2がフロント
パネル8外に押し出されて、モータ23が停止される。
【0047】[ラック板の位置検出機構の説明]次に、
図1〜図3によって、ラック板13の位置検出機構28
を説明する。
【0048】まず、一方のラック板13の外側面13b
に、そのラック板13の板厚T1 内に凹まされた水平な
溝である凹溝29がそのラック板13の上端に沿って水
平に形成されている。そして、一方のシャーシ側板4a
の外側に複数のビス30によって垂直にビス止めされた
センサー基板31の内側面に3つの位置検出スイッチを
構成する光センサーであるコ字状のフォトインターラプ
タ32、33、34が水平方向に沿って間隔を隔てて一
列状に取り付けられている。
【0049】そして、これら3つのフォトインターラプ
タ32、33、34がシャーシ側板4aに形成された開
口37を通してラック板13の凹溝29内に挿入されて
いて、これらのフォトインターラプタ32、33、34
をシャット(OFF状態)及びオープン(ON状態)に
切換え操作するスイッチ操作部である長さが異なる前後
一対のセンサー用のシャッター板35、36がラック板
13の凹溝29内の矢印a、a′方向の前後両端に水平
に一体成形されている。
【0050】[ラック板の位置検出動作]まず、図1及
び図2に実線で示すエジェクト完了状態では、ラック板
13の後端側のシャッター板36が後端側のフォトイン
ターラプタ34を矢印a方向からシャットして、ラック
板13のエジェクト完了位置が検出されている。
【0051】そして、前述したローディング時に、ラッ
ク板13が図1及び図2に示すエジェクト位置から矢印
a′方向に移動開始されると、後端側のシャッター板3
6が後端側のフォトインターラプタ34から矢印a′方
向に抜けて、3つのフォトインターラプタ32、33、
34が全部オープンとなる。
【0052】そして、前述したローディングが進行し
て、トレー3が図17に示すエジェクト位置から図18
の(A)に示す引き込み位置まで矢印a′方向に引き込
まれた時、図1に1点鎖線で示すように、前端側のシャ
ッター板35が前端側のフォトインターラプタ32を矢
印a′方向からシャットして、トレー3の引き込み位置
が検出される。
【0053】そして、前述したローディングが進行し
て、トレー3が図18の(B)及び図19の(B)に示
すローディング位置へローディングされた時に、図1に
2点鎖線で示すように、前端側のシャッター板35が前
端側のフォトインターラプタ32をシャットしたまま、
中間のフォトインターラプタ33をシャットして、トレ
ー3のローディング位置が検出される。
【0054】そして、この後、ラック板13が矢印a′
方向にオーバーストロークされて、図3に示すように、
前端側のシャッター板35が3つのフォトインターラプ
タ32、33、34全部をシャットした時にラック板1
3がローディング完了位置に達して、モータ23が停止
される。
【0055】そして、前端側のシャッター板35が中間
のフォトインターラプタ33をシャットしてから後端側
のフォトインターラプタ34をシャットするまでのラッ
ク板13の矢印a′方向のオーバーストロークによっ
て、図18の(B)及び図19の(B)に示す4つの位
置決めピン5上に矢印b′方向から水平に載置されたデ
ィスクカートリッジ2に、後述するカートリッジ押圧手
段によって矢印b′方向の与圧が加えられる。
【0056】次に、前述したエジェクト時には、ラック
板13が図3に示すローディング完了位置から図1及び
図2に実線で示すエジェクト完了位置まで矢印a方向に
移動されて、ローディング時の逆動作で、3つのフォト
インターラプタ34、33、32が順次オープンされ
て、上記の各位置が順次検出され、最後に、フォトイン
ターラプタ34が再びシャットされて、モータ23が停
止される。
【0057】従って、このラック板13の位置検出機構
28によれば、3つのフォトインターラプタ32、3
3、34と2つのシャッター板35、36によって、前
述したローディング及びエジェクト時におけるトレー3
の図17に示すエジェクト位置と図18の(A)に示す
引き込み位置との間での矢印a、a′方向の水平ストロ
ークと、トレー3の図18の(A)及び図19の(A)
に示す引き込み位置と図18の(B)及び図19の
(B)に示すローディング位置との間での矢印b、b′
方向の垂直ストロークとをそれぞれ検出することができ
る。
【0058】そこで、トレー3の矢印a、a′方向の水
平ストロークをモータ23の高速回転によって高速で行
い、トレー3の矢印b、b′方向の垂直ストロークをモ
ータ23の低速回転によって低速で行うように、モータ
23の回転速度を可変制御している。
【0059】そして、トレー3の矢印a、a′方向の水
平ストロークを高速で行うことによって、ディスクカー
トリッジ2のローディング及びエジェクトの時間短縮を
図り、トレー3の矢印b、b′方向の垂直ストロークを
低速で行うことによって、4本の位置決めピン5及びデ
ィスクテーブル7に対するカートリッジ2及び光ディス
ク1の矢印b、b′方向の脱着動作を安全に行うことが
できるようにしている。
【0060】[リミッターばねの説明]次に、図1〜図
7によって、トレー駆動機構12に組み込まれたリミッ
ターばねの取り付け構造を説明する。
【0061】まず、左右一対のラック板13の外側面1
3bに、そのラック板13の板厚T1 内に凹まされたそ
れぞれ前後一対、合計4つの凹部38が形成されてい
る。なお、これら各前後一対の凹部38は左右一対の傾
斜ガイド溝18の上端18aの矢印a′方向側に接続さ
れるように形成されている。
【0062】そして、これら前後一対の凹部38は側面
形状がほぼV型に形成されていて、これらの凹部38の
ラック板13における外側面13b側の開口端側には小
突片で構成された複数のばね抜け落ち用のストッパー3
9がやはりラック板13の板厚T1 内に収まるようにラ
ック板13に一体成形されている。
【0063】そして、左右各一対、合計4つのリミッタ
ーばね40がほぼV型の捩りコイルばねで構成されてい
て、これら4つのリミッターばね40が合計4つの凹部
38内に挿入して着脱自在に取り付けられている。
【0064】この際、それぞれのリミッターばね40の
下端のコイル部40aがそれぞれの凹部38の底部38
aに収められ、それぞれのリミッターばね40の一端側
の上向きの可動片40bがそれぞれの凹部38の矢印a
方向側のやや傾斜された壁面38b及び合計4つのガイ
ドローラ14の側面に矢印a方向で、かつ、矢印d方向
から斜めに当接され、それぞれのリミッターばね40の
他端側である上向きの固定片40cがそれぞれの凹部3
8の矢印a、a′方向側の垂直な壁面38cに矢印a′
方向から当接されている。
【0065】[リミッターばねの動作]まず、前述した
エジェクト時で、矢印a方向に水平に移動される左右一
対のラック板13によって、トレー3を図18の(A)
に示す引き込み位置から図17に示すエジェクト位置ま
で、矢印a方向にエジェクトする際、図1に示すよう
に、前後一対のリミッターばね40の可動片40bが前
後一対のガイドローラ14を矢印a方向に弾性的に水平
に押す。
【0066】そして、図1及び図2に示すように、一方
のラック板13の後端側のシャッター板36が後端側の
フォトインターラプタ34を矢印a方向からシャットす
ると、モータ23の電源が切断されて、ラック板13が
イナーシャによって矢印a方向に移動され、トレー3が
何れか1つのストッパー17d、16a(図16参照)
に当接してエジェクト位置に停止される。
【0067】この際、図4に1点鎖線で示すように、前
後一対のリミッターばね40の可動片40bが弾性に抗
して矢印d′方向に撓んで、左右一対のラック板13に
伝わる衝撃をこれら前後一対のリミッターばね40が吸
収する。
【0068】この結果、トレー3がエジェクト位置で停
止される際に、ギアトレイン24中に組み込まれている
ウォーム24aとウォームホイール24bとの相互の喰
い込みを未然に防止することができる。
【0069】次に、図1及び図4に実線で示すように、
前後一対のリミッターばね40の可動片40bが前後一
対のガイドローラ14を斜め下方に向けて矢印d方向に
押圧している。
【0070】従って、前述したローディング及びエジェ
クト時において、前後一対のガイドローラ14を前後一
対のL型ガイド溝17の水平溝部17aの下面側17
a′及びその下面側17a′につながる垂直溝部17
b、円弧部17cの一側部17b′、17c′に終始押
し付けながら、前後一対のガイドローラ14をこれらの
水平溝部17a、円弧部17c、垂直溝部17bに沿っ
て矢印a′、b′方向及び矢印a、b方向にほぼL型に
正確に移動させることができる。
【0071】この結果、特に、ローディング時に、トレ
ー3の水平姿勢を終始安定良く保つようにして、トレー
3をほぼL型の移動軌跡に沿って矢印a′、b′方向に
極めて安定良く移動させることができて、ローディング
位置で4本の位置決めピン5上にディスクカートリッジ
2を常に正しく水平にローディングすることができる。
【0072】従って、特にローディング時において、前
後一対のガイドローラ14が前後一対のL型ガイド溝1
7の水平溝部17aから垂直溝部17bに矢印a′方向
から矢印b′方向にほぼ直角に方向変換されて乗り移る
際に、これらの交点である円弧部17cで、前後一対の
ガイドローラ14間の重心と、ディスクカートリッジ2
を含むトレー3の重心とのバランスの崩れによって、ト
レー3が不測に傾いてしまい、トレー3が傾いたままロ
ーディング位置へローディングされた結果、ディスクカ
ートリッジ2が4本の位置決めピン5上に傾いて装着さ
れてしまうようなローディングミスを未然に防止するこ
とができる。
【0073】そして、捩りコイルばねである合計4つの
リミッターばね40を左右一対のラック板13の合計4
つの凹部38内にワンタッチ操作で挿入することができ
るので、左右一対のラック板13に対する合計4つのリ
ミッターばね40の取り付けを極めて簡単に行え、しか
も、各凹部38の複数のストッパー39によって各凹部
38内からの各リミッターばね40の脱落を確実に防止
することができる。
【0074】そして、左右一対のラック板37にそれぞ
れ前後一対の凹部38及び複数のストッパー39を合成
樹脂によって一体成形できるので、これらの凹部38及
びストッパー39の製造が極めて簡単である。
【0075】その上、合計4つのリミッターばね40及
び複数のストッパー39を左右一対のラック板13の板
厚T1 内に収容することができることから、左右一対の
ラック板13と左右一対のシャーシ側板4aとの間の隙
間を最大限に小さくできる。従って、リミッターばね4
0を前述したギアトレイン24中のギアの外側面に取り
付けるものと異なり、図19に示すローディング装置全
体の横幅W1 を小さくすることができる。
【0076】なお、図2に示すように、3つのフォトイ
ンターラプタ32、33、34をラック板13の外側面
13bに形成した凹溝29内に挿入したことによって、
センサー基板31を図19に示すローディング装置全体
の小さな横幅W1 内に収容することができる。
【0077】なお、捩りコイルばねからなるリミッター
ばね40はほぼV型の板ばねにそのまま置換しても良
い。
【0078】[カートリッジ押し出し機構の説明]次
に、図8〜図15によって、トレー3内からディスクカ
ートリッジ2を矢印a方向に押し出すためのカートリッ
ジ押し出し機構42を説明する。
【0079】まず、押し出し手段である左右対称状で左
右一対の押し出しレバー43がトレー3の矢印a方向側
の端部である前側連結枠3bの左右両端で図17に示す
位置に左右一対の水平で同一軸心状の支点軸44を介し
て前後方向である矢印e、e′方向に回転自在に取り付
けられている。なお、これら左右一対の押し出しレバー
43は合成樹脂によって成形されている。
【0080】そして、これら左右一対の押し出しレバー
43の下端の内側に左右対称状に圧入等にて取り付けら
れた水平で同一軸心状の左右一対の金属の押し出しピン
45がトレー3の左右両側面に形成された左右一対の切
欠き46内に挿入されている。
【0081】そして、これら左右一対の押し出しレバー
43の上端の外側に左右一対のカム従動ピン47が左右
対称状で同一軸心状に一体成形されている。そして、ト
レー3の矢印a方向へのエジェクト時に左右一対のカム
従動ピン47を相対移動動作によって駆動する左右対称
状で左右一対の押し出しカム48が左右一対のシャーシ
側板4aの内側の上端で図17及び図18に示す位置に
ビス49によって固着されている。なお、これら左右一
対の押し出しカム48の下端に矢印a′方向に向って斜
め下方に傾斜された斜面48aと、その斜面48aの下
端につながる下端水平面48bとが形成されている。
【0082】そして、これら左右一対の押し出しレバー
43の何れか一方がスイッチ作動レバーに兼用されてい
て、これら左右一対の何れか一方の上端の内側に支点軸
44を中心とした円弧状に形成されたスイッチ操作手段
であるセンサー用のシャッター板50が一体成形されて
いる。そして、トレー3の前側連結枠3bの一側端の上
部にセンサー基板51がビス52によって垂直に取り付
けられていて、そのセンサー板50の外側にカートリッ
ジ挿入検出スイッチを構成するフォトインターラプタ5
3が斜めに取り付けられている。そして、シャッター板
50によってフォトインターラプタ54がシャット(O
FF状態)及びオープン(ON状態)に切換え操作する
ように構成されている。
【0083】なお、左右一対の押し出しレバー43はそ
の上端側とトレー3との間に架設された戻しばねである
引張りコイルばねである左右一対の一対の戻しばね54
によって矢印e方向に回転付勢されて、左右一対の切欠
き46の矢印a方向側の端部46aに当接して停止され
るように構成されている。
【0084】[カートリッジ位置決め機構の説明]次
に、図8〜図15によって、トレー3内でディスクカー
トリッジ2を位置決めするカートリッジ位置決め機構5
6を説明する。
【0085】まず、ディスクカートリッジ2の上面2c
の左右両端縁で、矢印a′方向の端面である前端面2d
から一定距離L1 隔てた位置にほぼ1/3円弧面に形成
された左右一対の位置決め用凹部57が形成されてい
る。
【0086】そして、左右一対の位置決め用凹部57と
によって位置決め手段を構成する左右一対の第1キャッ
チローラ58が支持手段である左右対称状で左右一対の
第1キャッチレバー59の矢印a′方向側の端部に回転
自在に水平に取り付けられている。そして、これら左右
一対の第1キャッチレバー59の矢印a方向側の端部が
トレー3の左右一対の側枠3aの上部で前側連結枠3b
の近傍位置に水平で同一軸心状の左右一対の支点軸60
を介して上下方向である矢印f、f′方向に回転自在に
取り付けられている。そして、これら左右一対の第1キ
ャッチレバー59がトレー3との間に架設された付勢手
段である引張りコイルばねからなる左右一対の第1押え
ばね61によって矢印f方向に回転付勢されて、トレー
3上のストッパー62に当接されている。
【0087】そして、ロック手段を構成する左右一対の
第2キャッチローラ64が支持手段である左右対称状で
左右一対の第2キャッチレバー65の矢印a方向側の端
部に回転自在に水平に取り付けられている。そして、ト
レー3の前側連結枠3bの左右両端近傍位置に形成され
た左右一対の切欠き66内に左右一対の第2キャッチレ
バー65が挿入されて、これら左右一対の第2キャッチ
レバー65が水平で同一軸心状の左右一対の支点軸67
を介してトレー3に上下方向である矢印g、g′方向に
回転自在に取り付けられている。そして、これら左右一
対の第2キャッチローラ64が左右一対の第1キャッチ
ローラ58の矢印a′方向側に距離L1分隔てて配置さ
れる。そして、これら左右一対の第2キャッチレバー6
5がトレー3との間に架設された付勢手段である引張り
コイルばねからなる左右一対の第2押えばね68によっ
て矢印g方向に回転付勢されて、これら第2キャッチレ
バー65に形成したストッパー69をトレー3上に当接
している。
【0088】なお、左右一対の第1及び第2キャッチロ
ーラ58、64はトレー3の左右一対の側枠3aに形成
された切欠き63内に配置されて、トレー3上の左右一
対の位置決め用凹部57の矢印a、a′方向の移動軌跡
上に並べられている。
【0089】次に、左右一対の押えローラ71が支持手
段である左右対称状で左右一対の押えレバー72の矢印
a方向側の端部に回転自在で水平に取り付けられてい
る。そして、これら左右一対の押えレバー72の矢印
a′方向側の端部がトレー3の左右一対の側枠3aの上
部で後側連結枠3cの近傍位置に水平で同一軸心状の左
右一対の支点軸73を介して上下方向である矢印h、
h′方向に回転自在に取り付けられている。そして、こ
れら左右一対の押えレバー72がトレー3との間に架設
された付勢手段である引張りコイルばねからなる左右一
対の押えばね74によって矢印h方向に回転付勢され
て、これら押えレバー72の矢印a方向側の端部である
ストッパー75がトレー3上に当接されている。なお、
左右一対の押えローラ71もトレー3の左右一対の側枠
3aに形成された切欠き76内に配置されている。
【0090】[カートリッジ押し出し機構及び位置決め
機構の動作]
【0091】[トレー内へ挿入されたディスクカートリ
ッジのロック動作]まず、図15及び図18に示すよう
に、エジェクト位置へエジェクトされているトレー3内
に、ディスクカートリッジ2をフロントパネル8外から
矢印a′方向に水平に挿入する。なおこの際、ディスク
カートリッジ2をトレー3の左右一対の側枠3a内に挿
入して、図12に示すように、ディスクカートリッジ2
の左右一対の挿入溝9を左右一対の側枠3a内の複数の
挿入ガイド11の上下に挿入する。
【0092】すると、ディスクカートリッジ2のトレー
3内への矢印a′方向への挿入の進行に伴って、まず、
図13及び図12に示すように、左右一対のカートリッ
ジ位置決め機構56の左右一対の押えローラ71が押え
ばね74に抗してディスクカートリッジ2の上面2cの
左右両端縁上に押し上げられ、次に、図8に示すよう
に、左右一対の第1キャッチローラ58が第1押えばね
61に抗してディスクカートリッジ2の上面2cの左右
両端縁上に押し上げられる。
【0093】この際、図9、図10及び図15に示すよ
うに、ディスクカートリッジ2の前端面2aがトレー3
の前側連結枠3bの後端面3b′に当接されて停止され
る位置まで、ディスクカートリッジ2がトレー3内に深
く挿入される。
【0094】そして、左右一対の第2キャッチローラ6
4が第2押えばね68に抗してディスクカートリッジ2
の上面2cの左右両端縁上に押し上げられた後、これら
左右一対の第2キャッチローラ64が強い第2押えばね
68によってディスクカートリッジ2の上面2cの左右
両端縁上の左右一対の位置決め用凹部57内に矢印g方
向から嵌合される。そして、これら左右一対の第2キャ
ッチローラ64によってディスクカートリッジ2がトレ
ー3内で矢印a、a′方向に動けないように強い力でロ
ックされる。
【0095】そして、このトレー3内へのディスクカー
トリッジ2の挿入完了時点では、図15及び図17に示
すように、ディスクカートリッジ2の後端面2aがフロ
ントパネル8外である矢印a方向に距離L3 だけ突出さ
れた状態となる。
【0096】[トレー内へのディスクカートリッジの挿
入完了検出動作]そして、トレー3内へのディスクカー
トリッジ2の矢印a′方向からの挿入完了により、図9
及び図10に示すように、ディスクカートリッジ2の前
端面2dがカートリッジ押し出し機構42の左右一対の
押し出しピン45を矢印a′方向に押し込む。
【0097】すると、左右一対の押し出しレバー42が
戻しばね54に抗して矢印e′方向に回転されて、ほぼ
垂直状に立ち上り、一方の押し出しレバー43のシャッ
ター板50がカートリッジ挿入検出スイッチであるフォ
トインターラプタ53をシャットからオープンに切換え
て、トレー3内へのディスクカートリッジ2の挿入完了
が検出される。
【0098】そして、図9に示すように、左右一対の押
し出しレバー42が矢印e方向に回転してほぼ垂直に立
ち上ると、これらの上端の左右一対のカム従動ピン47
の頂部(最上端面のこと。)47aが左右一対の押し出
しカム48の下端水平面48bよりオーバーラップ量O
1 だけ高くなる。
【0099】[ディスクカートリッジのローディング動
作]そして、フォトインターラプタ53によってトレー
3内へのディスクカートリッジ2の挿入完了が検出され
ると、前述したトレー駆動機構12のモータ23が正回
転駆動されて、前述したローディング動作によって、ト
レー3が図17に示すエジェクト位置から矢印a′方向
に水平に引き込まれた後、図18の(B)及び図19の
(B)に示すローディング位置まで矢印b′方向に垂直
に下降され、ディスクカートリッジ2をローディング位
置へローディングする。
【0100】この際、図9及び図10に示すように、デ
ィスクカートリッジ2の左右一対の位置決め用凹部57
内に強く嵌合された左右一対の第2キャッチローラ64
によって、ディスクカートリッジ2がトレー3内に強い
力でロックされているので、トレー3のエジェクト位置
から矢印a′方向への水平な引き込み開始時に、ディス
クカートリッジ2に取り付けられているシャッター(図
示せず)の戻しばねの反発力と、トレー3の矢印a′方
向への水平移動開始時のイナーシャとの合力によって、
ディスクカートリッジ2がトレー3に対して置き残され
ることを未然に防止できる。
【0101】従って、ディスクカートリッジ2を常にト
レー3と一体にエジェクト位置から矢印a′方向に水平
に引き込んで、ローディング位置へ矢印b′方向から正
確にローディングすることができる。
【0102】そして、図18の(B)及び図19の
(B)に示すように、ディスクカートリッジ2がローデ
ィング位置の4本の位置決めピン5上に矢印b′方向か
ら水平に載置された時、カートリッジ押圧手段に兼用さ
れている左右一対の第1及び第2キャッチローラ59、
64と押えローラ71の押えばね61、68、74のば
ね力によって、ディスクカートリッジ2がその4本の位
置決めピン5上に矢印b′方向から与圧されて安定良
く、正確に位置決めされる。
【0103】なお、トレー3が図17に示すエジェクト
位置から図18の(A)に示す引き込み位置まで矢印
a′方向に水平に引き込まれる際、左右一対の押し出し
レバー43が左右一対の押し出しカム48に対して、図
9で右側から左側へ通り抜けることになる。
【0104】そして、この際、左右一対の押し出しレバ
ー43の上端の左右一対のカム従動ピン47が左右一対
の押し出しカム48の斜面48a及び下端水平面48b
に順次当接しながら、左右一対の押し出しレバー43が
戻しばね54に抗して矢印e′方向に自由回転して、左
右一対の押し出しレバー43が左右一対の押し出しカム
48の図9で左側へ安全に通り抜けることができる。
【0105】そして、この通り抜けた後に、左右一対の
押し出しレバー43は図9に示すように再び戻しばね5
4によって矢印e方向に回転されてほぼ垂直に立ち上
り、左右一対のカム従動ピン47と左右一対の押し出し
カム48とのオーバーラップ量O1 が再び確保される。
【0106】[エジェクト時のディスクカートリッジの
押し出し動作]前述したトレー駆動機構12によるトレ
ー3及びディスクカートリッジ2のローディング位置か
らエジェクト位置へのエジェクト時で、トレー3が図1
8の(A)に示す引き込み位置から図17に示すエジェ
クト位置まで矢印a方向に水平に押し出される際、図8
及び図14に示すように、ディスクカートリッジ2がト
レー3内から矢印a方向に距離L2 だけ自動的に押し出
されると共に、カートリッジ挿入完了検出スイッチであ
るフォトインターラプタ53がシャット状態である初期
状態に自動的に切り換えられる。
【0107】即ち、図8及び図14に示すように、トレ
ー3が引き込み位置からエジェクト位置まで矢印a方向
に水平移動される途中で、左右一対の押し出しレバー4
3の上端の左右一対のカム従動ピン47が左右一対の押
し出しカム48に矢印a方向から当接して、これらのオ
ーバーラップ量O1 の存在によって、これら左右一対の
押し出しレバー43が強制的に矢印e方向に倒される。
【0108】すると、左右一対の押し出しピン45がデ
ィスクカートリッジ2の後端面2dを矢印a方向に強く
押し、ディスクカートリッジ2がトレー3に対して矢印
a方向に押し出される。なお、この時のディスクカート
リッジ2の矢印a方向の押し出し量はオーバーラップ量
1 で決定される。
【0109】すると、左右一対の第2キャッチローラ6
4が第2押えばね68に抗してディスクカートリッジ2
の上面2cの左右一対の位置決め用凹部57から矢印
g′方向に外れる。
【0110】そして、ディスクカートリッジ2の後端面
2dがトレー3の前側連結枠3bの後端面3b′から距
離L2 だけ矢印a方向に押し出された時に、左右一対の
第1キャッチローラ58が弱い第1押えばね61によっ
てディスクカートリッジ2の上面2cの左右一対の位置
決め用凹部57内に矢印f方向から嵌合される。
【0111】従って、トレー3からディスクカートリッ
ジ2が距離L2 だけ矢印a方向へ押し出されると、左右
一対の第2キャッチローラ64がディスクカートリッジ
2の左右一対の位置決め用凹部57から離脱されると共
に、左右一対の第1キャッチローラ58がその左右一対
の位置決め用凹部57内に嵌合されて、ディスクカート
リッジ2がトレー3から距離L2 分押し出された位置で
トレー3内に正確に位置決めされてロックされる。
【0112】この際、左右一対の第1押えばね61が左
右一対の第2押えばね68より弱いばねに構成されてい
るので、左右一対の第1キャッチローラ58によるディ
スクカートリッジ2のロック力は弱い力となる。
【0113】一方、図8に示すように、左右一対の押し
出しレバー43が矢印e方向に倒されると、一方の押し
出しレバー43のシャッター板50によってフォトイン
ターラプタ53が再びシャットされる。
【0114】そして、矢印e方向に倒された左右一対の
押し出しレバー43は左右一対の押し出しカム48の下
を矢印a方向に通り抜けることができる。
【0115】そして、図14及び図17に1点鎖線で示
すように、トレー3によってディスクカートリッジ2が
エジェクト位置まで矢印a方向にエジェクトされた時、
ディスクカートリッジ2の後端面2aがフロントパネル
8から距離L3 +L2 だけ押し出された位置P2 まで矢
印a方向に押し出されることになる。
【0116】即ち、図15及び図17に実線で示すよう
に、ローディング開始時に、トレー3内にディスクカー
トリッジ2を矢印a′方向から挿入完了した時には、デ
ィスクカートリッジ2の後端面2aがフロントパネル8
に接近された位置P1 となり、フロントパネル8からの
後端面2aの押し出し量はL3 と小さくなる。しかし、
エジェクト完了時点では、図14及び図17に1点鎖線
で示すように、ディスクカートリッジ2の後端面2aは
フロントパネル8から大きく離間された位置P2 まで押
し出されて、フロントパネル8からの後端面2aの押し
出し量がL2 分自動的に拡大される。
【0117】しかも、この際、左右一対の第1キャッチ
ローラ64によってディスクカートリッジ2をトレー3
内にを正確に位置決めしてロックしたままで、ディスク
カートリッジ2の後端面2a側をフロントパネル8外へ
矢印a方向に押し出すことができるので、ディスクカー
トリッジ2の後端面2aのフロントパネル8外への矢印
a方向への押し出し量をL3 +L2 によって正確に設定
することができて、その押し出し量にバラツキが全く発
生しない。
【0118】従って、このローディング装置をディスク
カートリッジのオートチェンジャーに適用して、図14
及び図17に1点鎖線で示すように、ディスクカートリ
ッジ2のキャリアのハンドリング用の左右対称状の左右
一対のL型爪部材78をディスクカートリッジ2の左右
一対の切欠き10内に矢印i、i′方向から係合させ
て、これらの左右一対のL型爪部材78によってディス
クカートリッジ2をフロントパネル8外に矢印a方向に
抜き取る際に、抜き取りミスを招くことが全くない。
【0119】また、キャリアの矢印i、i′方向の移動
に伴って、左右一対のL型爪部材78をディスクカート
リッジ2の左右一対の切欠き10内を矢印i、i′方向
に通過させる際にも、これらのL型爪部材78をディス
クカートリッジ2に不測に衝突させることなく、切欠き
10内を矢印i、i′方向に安全に通過させることがで
きる。
【0120】また、エジェクトされたディスクカートリ
ッジ2の後端面2a側を手指でつまんで、ディスクカー
トリッジ2をマニアル操作でフロントパネル8外へ矢印
a方向に抜き取る際にも、ディスクカートリッジ2の後
端面2aのフロントパネル8外への押し出し量がL3
2 と非常に大きいので、そのディスクカートリッジ2
の後端面2a側を手指でつまみ易く、ディスクカートリ
ッジ2をフロントパネル8外へ矢印a方向に容易に抜き
取ることができる。
【0121】しかも、この際、ローディング時には、図
9及び図15に示すように、左右一対の第2キャッチロ
ーラ64によってディスクカートリッジ2をトレー3内
に強い力でロックしていたにも拘らず、エジェクト時に
は、図8及び図14に示すように、左右一対の第1キャ
ッチローラ58によってディスクカートリッジ2をトレ
ー3内に弱い力でロックしているので、マニアル操作に
よるディスクカートリッジ2のフロントパネル8外への
矢印a方向の抜き取り時に強い力を必要としない。従っ
て、そのディスクカートリッジ2のマニアル操作による
抜き取りをより一層容易に行える。
【0122】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。なお、
上記の実施例では、カートリッジとして記録媒体である
光ディスクを収納したディスクカートリッジを示した
が、例えばカートリッジとして記録媒体である磁気テー
プを収納したテープカートリッジでも良く、各種の記録
媒体を収納した各種のカートリッジのローディング装置
に適用可能である。
【0123】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカート
リッジのローディング装置は次のような効果を奏する。
【0124】請求項1は、モータによって正逆回転駆動
されるピニオンによってラック板をシャーシ側板に沿っ
てローディング及びエジェクト方向に水平に交互に移動
することによって、シャーシ側板とラック板とに設けた
それぞれ複数のL型ガイド溝と傾斜ガイド溝との共働作
用によって、トレーの側面に取り付けられた複数のガイ
ドローラをL型ガイド溝に沿って移動させるようにし
て、トレーをエジェクト位置とローディング位置との間
でほぼL型の移動軌跡に沿って往復移動させるように構
成したカートリッジのローディング装置において、エジ
ェクト時に、複数のガイドローラをエジェクト方向に弾
性的に押圧する複数のリミッターばねをラック板に形成
した複数の凹部内に挿入して取り付けるようにして、そ
のリミッターばねをギアトレインから切り離して取り付
けることができるようにしたので、従来のように、モー
タとピニオンの間のギアトレイン中の複数のギアの側面
に圧入等にて複数のピンを取り付けて、その複数のピン
間に引張りコイルばね等からなるリミッターばねを取り
付けていたものに比べて、リミッターばねの取り付け構
造が簡単で、部品点数、加工工数及び取付工数を大幅に
削減することができて、大幅なコストダウンを図ること
ができる。
【0125】請求項1は、ラック板に形成した複数の凹
部内に挿入して取り付けた複数のリミッターばねでトレ
ーの側面に取り付けられた複数のガイドローラを直接エ
ジェクト方向に押圧するようにしたので、トレーがエジ
ェクト位置で停止される時にラック板に伝えられる衝撃
を複数のリミッターばねで直接的に、極めて効果的に吸
収することができる。従って、ギアトレイン中に組み込
まれているウォームとウォームホイールとの喰い込みを
未然に、かつ、確実に防止することができて、信頼性及
び安全性が非常に高い。
【0126】請求項2は、上記ラック板を合成樹脂によ
って成形し、上記複数の凹部の開口端側に上記リミッタ
ーばねの抜け落ち防止用のストッパーを一体に成形した
ので、ラック板の成形時に、同時に複数の凹部及び複数
の抜け落ち防止用のストッパーを成形することができ
て、製造が非常に簡単である。しかも、複数の凹部に成
形した抜け落ち防止用のストッパーによって、複数のリ
ミッターばねの複数の凹部内からの抜け落ちを防止でき
るので、リミッターばねを凹部内で特別な停止手段によ
っていちいち停止する必要がなく、複数の凹部内への複
数のリミッターばねの取り付けをワンタッチ操作で簡単
に行える。
【0127】請求項3は、上記リミッターばねで上記複
数のガイドローラを上記複数のL型ガイド溝の水平溝部
の下面側へ押圧付勢させたので、トレーのローディング
時に、トレーがL型ガイド溝に沿って水平移動から垂直
移動に移る際のL型ガイド溝の水平溝部と垂直溝部との
つなぎ目の円弧部で、トレーが不測に傾いてしまい、ト
レーが傾いたままローディング位置まで垂直に下降され
てカートリッジのローディングミスを招くようなことを
未然に防止することができて、カートリッジをローディ
ング位置に常に正しく水平にローディングすることがで
きる。
【0128】請求項4は、上記凹部を上記ラック板の板
厚内に形成したので、ローディング装置全体の横幅を小
さくすることができて、ローディング装置の小型化を図
ることができる。
【0129】請求項5は、上記リミッターばねを捩りコ
イルばねや板ばねで構成したので、ラック板の複数の凹
部内へのリミッターばねの取り付け及び取り外しを容易
に行えると共に、エジェクト時のトレー停止時の衝撃吸
収作用と、トレーの複数のガイドローラをL型ガイド溝
の下面側に押圧付勢する作用とを同時に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカートリッジのローディング
装置の一実施例におけるラック板へのリミッターばねの
取り付け構造とラック板の位置検出機構を説明するラッ
ク板のエジェクト状態での側面図である。
【図2】図1のA−A矢視での水平断面平面図である。
【図3】図1のラック板のローディング状態の側面図で
ある。
【図4】図1の要部を拡大して示した一部切欠き側面図
である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】図4の分解斜視図である。
【図7】図4のB−B矢視での水平断面平面図である。
【図8】カートリッジのローディング装置におけるカー
トリッジ押し出し機構によるエジェクト時のトレー内か
らのディスクカートリッジの押し出しと位置決めとを説
明する一部切欠き側面図である。
【図9】図8のカートリッジ押し出し機構によるローデ
ィング時のトレー内のディスクカートリッジのロック状
態を説明する一部切欠き側面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の押し出しレバーの斜視図である。
【図12】ディスクカートリッジの押えローラを説明す
る一部切欠き側面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】エジェクト時のディスクカートリッジのフロ
ントパネル外への押し出し状況を説明するトレー全体の
一部切欠き側面図である。
【図15】ローディング開始時のトレー内へのディスク
カートリッジの挿入とロックとを説明するトレー全体の
一部切欠き側面図である。
【図16】カートリッジのローディング装置におけるト
レー駆動機構を説明する分解斜視図である。
【図17】図17の(A)はカートリッジのローディン
グ装置全体のエジェクト状態の平面図であり、図17の
(B)は図17の(A)の側面図である。
【図18】図18の(A)はカートリッジのローディン
グ装置全体のローディング状態の平面図であり、図18
の(B)は図18の(A)の側面図である。
【図19】図19の(A)は図17の(A)のC−C矢
視での一部切欠き正面図であり、図19の(B)は図1
8の(A)のD−D矢視での一部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク(記録媒体) 2 ディスクカートリッジ(カートリッジ) 3 トレー 4a シャーシ側板 5 位置決めピン 7 ディスクテーブル 12 トレー駆動機構 13 ラック板 13a ラック板のラック 14 ガイドローラ 16 水平ガイド溝 17 L型ガイド溝 17a L型ガイド溝の水平溝部 17a′L型ガイド溝の水平溝部の下面側 17b L型ガイド溝の垂直溝部 17b′L型ガイド溝の垂直溝部の一側部 17c L型ガイド溝の円弧部 17c′L型ガイド溝の円弧部の一側部 18 傾斜ガイド溝 23 モータ 24 ギアトレイン 24a ギアトレイン中のウォーム 24b ギアトレイン中のウォームホイール 25 駆動軸 26 ピニオン 38 凹部 39 抜け落ち防止用のストッパー 40 リミッターばね(捩りコイルばね) 40a リミッターばねのコイル部 40b リミッターばねの可動片 40c リミッターばねの固定片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が内部に収納されたカートリッジ
    をエジェクト位置から水平に引き込んだ後、ローディン
    グ位置まで垂直に下降するように、そのエジェクト位置
    とローディング位置との間でほぼL型の移動軌跡に沿っ
    て往復移動されるトレーと、 モータによってギアトレインを介して正逆回転駆動され
    るピニオンと、 上記ピニオンによって正方向及び逆方向に駆動されるラ
    ックを有し、垂直なシャーシ側板に沿って水平ガイド溝
    によって案内されてローディング及びエジェクト方向に
    水平に交互に移動されるラック板と、 上記シャーシ側板に形成され、上記ほぼL型の移動軌跡
    に沿ってほぼL型に形成された複数のガイド溝と、 上記ラック板に形成され、上記複数のガイド溝とそれぞ
    れ交差するように傾斜された複数の傾斜ガイド溝と、 上記トレーの側面に取り付けられ、上記複数のL型ガイ
    ド溝及び傾斜ガイド溝間に挿通された複数のガイドロー
    ラとを備え、 上記ピニオンによって上記ラック板を正方向及び逆方向
    に水平駆動することによって、上記複数のガイドローラ
    を上記複数の傾斜ガイド溝によって上記複数のL型ガイ
    ド溝に沿って押し動かすようにして、上記トレーをエジ
    ェクト位置とローディング位置との間でほぼL型の移動
    軌跡に沿って往復移動するように構成したカートリッジ
    のローディング装置において、 上記カートリッジのエジェクト時に上記複数のガイドロ
    ーラをエジェクト方向に弾性的に押圧する複数のリミッ
    ターばねを上記ラック板に形成した複数の凹部内に挿入
    して取り付けたことを特徴とするカートリッジのローデ
    ィング装置。
  2. 【請求項2】上記ラック板を合成樹脂によって成形し、
    上記複数の凹部の開口端側に上記リミッターばねの抜け
    落ち防止用のストッパーを一体に成形したことを特徴と
    する請求項1記載のカートリッジのローディング装置。
  3. 【請求項3】上記リミッターばねで上記複数のガイドロ
    ーラを上記複数のL型ガイド溝の水平溝部の下面側へ押
    圧付勢させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のカートリッジのローディング装置。
  4. 【請求項4】上記凹部を上記ラック板の板厚内に形成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    記載のカートリッジのローディング装置。
  5. 【請求項5】上記リミッターばねを捩りコイルばねや板
    ばねで構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項3又は請求項4記載のカートリッジのローデ
    ィング装置。
JP6077886A 1994-03-25 1994-03-25 カートリッジのローディング装置 Withdrawn JPH07272377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6077886A JPH07272377A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 カートリッジのローディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6077886A JPH07272377A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 カートリッジのローディング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07272377A true JPH07272377A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13646561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6077886A Withdrawn JPH07272377A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 カートリッジのローディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07272377A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152947A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010152947A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6304525B1 (en) Disc inverting mechanism and disc automatic changer with the mechanism
JPH07272377A (ja) カートリッジのローディング装置
JPH07272376A (ja) カートリッジのローディング装置
US6445665B2 (en) Disc centering mechanism in disc playback and/or recording apparatus
US5673244A (en) Disk loading and magnetic head lifting mechanism using a single power source for a minidisk player
EP0575665B1 (en) Disk player
US5828647A (en) Disk changer with reduced driving time
US6487159B1 (en) Disc player
JP2007242109A (ja) 光ディスク装置
KR950010963B1 (ko) 차량용 콤팩트 디스크 매거진 및 멀티 체인지 플레이어
JP3550706B2 (ja) ディスク装置
JP3329138B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JP3276875B2 (ja) ディスクローディング装置
JP3430714B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JP3476087B2 (ja) ディスク装置のオートローディング装置
JP3449914B2 (ja) ディスクチェンジャー
JPH01220257A (ja) ディスクの装脱装置
JP4084211B2 (ja) ディスクプレーヤのディスク搬送機構
JP2002100130A (ja) ディスクドライブ装置
JP3457486B2 (ja) ディスクチェンジャー
JPH051006Y2 (ja)
JP2531641Y2 (ja) マルチディスクプレーヤのディスク取出し位置記憶装置
JP2599519Y2 (ja) ロック装置
KR960012883B1 (ko) 콤팩트디스크 체인저의 콤팩트디스크 이송장치
JP2952177B2 (ja) 記録媒体の記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605