JPH07271524A - データ格納装置 - Google Patents

データ格納装置

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JPH07271524A
JPH07271524A JP6085553A JP8555394A JPH07271524A JP H07271524 A JPH07271524 A JP H07271524A JP 6085553 A JP6085553 A JP 6085553A JP 8555394 A JP8555394 A JP 8555394A JP H07271524 A JPH07271524 A JP H07271524A
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Tadanobu Kamiyama
忠信 神山
Hiroshi Watanabe
浩 渡邉
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和明 城所
Shiro Takagi
志郎 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メディ
アを装備する特に大容量のデータ格納装置において、格
納データ及び格納メディアの運用管理を容易にして運用
性のすぐれた装置を提供する。 【構成】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メディ
アを装備し、これらデータ格納メディアに格納されたデ
ータ群を管理するデータ格納装置において、上記データ
群をファイル形態で論理的に管理するファイル管理手段
と、一又は複数の上記データ格納メディアからなるメデ
ィアグループを設け、このメディアグループを複数有す
るメディア群を構成し、上記ファイル管理手段とは独立
して、上記メディア群を管理するメディアグループ管理
手段321とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装填又は搬出可能な複
数のデータ格納メディアを使用するデータ格納装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のオフィス情報の電子化の進行とネ
ットワーク環境の普及に伴い、情報を電子的に効率良く
大容量格納できる装置に対するニーズが高まりつつあ
る。大容量のデータを一括格納する装置としては大容量
の固定式磁気ディスク装置を用いたものが一般的であ
る。そして、超大容量の用途には、これを多連化して装
置を構成するものが種々提案されている。例えばライブ
ラリ型カートリッジ磁気テープ装置媒体管理システムに
関して、媒体のアクセス情報をもとに最適な媒体格納を
行うための運用支援システム(特開平5−182421
号公報参照)、等があげられる。
【0003】大容量のデータ格納装置は大容量とはいえ
当然のことながら、容量には制限がある為、最大容量近
くデータが格納された場合には、何らかのデータのはき
出し処理が必要となる。この為の大容量の可搬型の格納
媒体の例としては磁気テープや光ディスクが一般的であ
る。これらの格納媒体を用い、装置がそのはき出し処理
をある程度サポートした例として光ディスクと磁気ディ
スクを併用したシステム等も近年提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、前述のように大
容量のデータ格納装置とはいえ、格納データが最大容量
に近くなった場合には格納データのはき出し処理が必要
となる。一般的にはシステム管理者がアクセス頻度の低
いデータを選択し、必要な確認をとった上で、これらの
データを磁気テープや光ディスクにはき出している。こ
の従来の方法には次のような問題点が考えられる。
【0005】まず、その処理は多大な労力を運用管理者
に課すという問題がある。アクセス頻度の高いデータを
はき出すわけにはいかないため、各データについてアク
セス頻度をチェックし、該当するデータをはき出すとい
う処理を個々に行っていく必要がある。これは大容量に
なればなるほど多くの努力が必要となる。
【0006】次にはき出されたデータのセキュリティー
についての問題がある。セキュリティーではデータの安
全性と機密性が主要な問題となるが、従来には、ほとん
どこれらの点を考慮した装置はない。また、はき出され
たデータを、再度装置にもどす必要が生じた場合の処理
の問題がある。はき出されたデータのうちのほんの少数
のデータならあまり問題にはならないが、多数の場合と
なるとはき出し時と同様な多大の労力が必要とされる。
【0007】近年では、1つの業務で用いるデータは1
つのファイルで済むということはほとんどなく、例えば
CADの図面一枚でさえ多数のファイルから構成されて
いる。これらを手際よく誤りなく装置に組み入れること
は非常に困難であり、特に同一名のファイルが同一パス
上にあった場合等には処理がますます煩雑となる。この
ように従来では、基本的には装置内の格納容量が満杯に
なってから、はき出し処理を急きょ運用管理者が行うと
いった処置がとられていた。
【0008】本発明は上記従来装置の問題点に鑑みてな
されたものであり、特に大容量データ格納装置におい
て、格納データ及び格納メディアの運用管理を容易にし
て運用性のすぐれたデータ格納装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の態様に
よれば、装填又は搬出可能な複数のデータ格納メディア
を装備し、これらデータ格納メディアに格納されたデー
タ群を管理するデータ格納装置において、上記データ群
をファイル形態で論理的に管理するファイル管理手段
と、一又は複数の上記データ格納メディアからなるメデ
ィアグループを設け、このメディアグループを複数有す
るメディア群を構成し、上記ファイル管理手段とは独立
して上記メディア群を管理するメディアグループ管理手
段とを具備する構成を有するデータ格納装置が得られ
る。
【0010】この発明の第2の態様によれば、データ格
納装置において、一又は複数の上記データ格納メディア
からなるメディアグループ、及び一又は複数のメディア
グループからなるメディアグループ群を複数設け、この
内の一のメディアグループ群に格納されたデータを他の
一のメディアグループ群へマイグレーションするための
マイグレーション条件を指定するマイグレーション条件
指定手段と、上記指定されたマイグレーション条件と、
上記一のメディアグループ群に格納されているデータの
属性情報とを参照してマイグレーション対象のデータを
判定選択するマイグレーションデータ判定手段と、この
マイグレーションデータ判定手段からの判定結果に基づ
き、該当データのマイグレーションを実行するマイグレ
ーション実行手段とを具備する構成を有するデータ格納
装置が得られる。
【0011】この発明の第3の態様によれば、一又は複
数の上記データ格納メディアからなるメディアグループ
を設け、取外して搬出されたメディアグループを再装填
する際、当該メディアグループに格納されていたデータ
を装置に組み入れする条件を指定する組み入れ条件指定
手段と、この組み入れ条件指定手段により指定された組
み入れ条件と、装置に格納されているデータの属性情報
とを参照し、組み入れ処理実行形態を判定する組み入れ
形態判定手段と、この組み入れ形態判定手段からの判定
結果に基づき該当データの組み入れを実行する組み入れ
実行手段とを具備する構成を有するデータ格納装置が得
られる。
【0012】この発明の第4の態様によれば、一又は複
数の上記データ格納メディアからなるメディアグループ
を設け、任意のメディアグループを装置から取り外しの
際、当該メディアグループのメディアグループ構成情報
を付加して取り外す取り外し処理手段と、上記取り外し
たメディアグループを再装填する際、当該メディアグル
ープ構成情報に基づき組み入れ処理を起動させる装填処
理手段とを具備する構成を有するデータ格納装置が得ら
れる。
【0013】この発明の第5の態様によれは、上記マイ
グレーション処理の実行不備を検出するマイグレーショ
ン実行不備検出手段と、このマイグレーション実行不備
検出手段の検出結果に基づき、実行不備検出時にその旨
をオペレータに警告する実行不備警告手段と、上記マイ
グレーション実行不備検出手段の検出結果に基づき、実
行不備の検出時に予め規定されたメディアグループ又は
メディアグループ群の再構成の指示の操作入力を要求す
ると共にその指示を受け取るメディアグループ再構成要
求指示手段と、この再構成要求指示手段からの指示に基
づき再構成を実行する再構成実行手段とを具備する構成
のデータ格納装置が得られる。
【0014】
【作用】上記の発明によれば、ファイル管理手段では、
データ格納メディアに格納されるデータ群をファイルの
形態で論理的な集合体として構成し、これを例えば階層
的に管理する。一方、メディアグループ管理手段におい
ては、例えば光ディスク等のデータ格納メディアを一又
は複数枚集めてメディアグループを設け、このメディア
グループを複数集めてメディア群を構成する。このグル
ープ化の単位は、例えば予め指定したメディアグループ
属性に基づいて規定する。そしてメディアグループ管理
手段は、上記ファイル管理手段とは独立に、上記メディ
ア群についてその格納位置、或いはアクセス頻度等につ
いて管理し、運用する。
【0015】また、一又は複数のメディアグループから
なるメディアグループ群を複数設け、マイグレーション
条件指定手段で指定されたマイグレーション条件、例え
ばパス名・ファイルサイズ等と、一のメディアグループ
群に格納されているデータの属性情報とを参照しつつ、
マイグレーションデータ判定手段においてマイグレーシ
ョン対象のデータを判定選択し、この判定結果に基づ
き、マイグレーション実行手段において該当データのマ
イグレーションを実行する。
【0016】さらに、取外して搬出されたメディアグル
ープを再装填する際、組み入れ条件指定手段において当
該メディアグループに格納されていたデータを装置に組
み入れする条件、例えば組み入れデータ選択条件、メデ
ィアグループ保全選択条件を指定し、この組み入れ条件
と、装置に格納されているデータの属性情報とを参照
し、組み入れ形態判定手段において組み入れ処理実行形
態を判定する。そして、この判定結果に基づいて組み入
れ実行手段で該当データの組み入れを実行する。
【0017】更に、任意のメディアグループを装置から
取り外しの際、取り外し処理手段において当該メディア
グループのメディアグループ構成情報を付加して取り外
し、一方取り外したメディアグループを再装填する際、
装填処理手段ではメディアグループ構成情報内の例えば
時刻等に基づき組み入れ処理を起動させる。
【0018】また、マイグレーション実行不備検出手段
で、例えばメディアグループに転送読出し或いは書き込
みが不可であることを検出すれば、実行不備検出時にそ
の旨をオペレータに警告し、またメディアグループ再構
成要求指示手段において予め規定されたメディアグルー
プ又はメディアグループ群の再構成の指示の操作入力を
要求する。そしてその指示に基づいて再構成実行手段で
は再構成を実行する。
【0019】
【実施例】以下図面を参照しつつ本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に基づく一実施例の構成を示
すブロック図である。この実施例では可搬型のメディア
としての光ディスクをデータの格納媒体とするシステム
を例にあげている。データの格納媒体である光ディスク
メディア群101が棚に収納されている。尚、この格納
媒体については、光ディスクに限らず、フロッピーディ
スク或いはメモリカードなどの可搬型記録メディアであ
れば適用できる。
【0021】光ディスクに対しデータのリード/ライト
を行う光ディスクドライブ102および棚に収納されて
いる光ディスクを取り出し、光ディスクドライブに装填
/取外しを行うオートチェンジャー機構103が設けら
れている。これらの装置102、103を含む装置全体
は制御装置104により制御される。この制御装置10
4には、外部に対し格納データのやりとりを行うための
通信回路106が接続されている。また105は各モジ
ュール間を連結する制御線及びデータ転送ラインであ
る。
【0022】次に制御装置104の詳細を図2に基づい
て説明する。当該システム全体をコントロールする中央
処理装置(以下、「CPU」という。)201がインタ
ーフェースコントローラ202−206を介して図1の
光ディスクドライブ102及びオートチェンジャー機構
103に接続される。本実施例ではメディア101に対
するデータアクセスを高速にする為、このインタフェー
スコントローラ202−206は当該装置に設けられて
いる光ディスクのドライブ毎に個々に用意してある。ま
た、オートチェンジャー機構103の制御をこのインタ
フェースコントローラの内の1つを介してして行ってい
る。
【0023】CPU201にはその実行プログラムを格
納するプログラムメモリ207が接続され、データはバ
ッファメモリ208に一時格納される。また、後述する
暗号化処理を行う為に暗号化処理手段209が設けられ
ている。パリティー処理、具体的にはパリティーを生成
するパリティー生成手段210が設けられる。外部シス
テムとのデータのやりとりを行うためには、通信処理制
御手段211が設けられて居る。上記各手段間のコマン
ド/ステータス/データのやりとりはCPU201の制
御のもとにデータ転送バス212を介して行われる。
【0024】次に本実施例の装置におけるソフトウェア
構成を図3に基づいて説明する。
【0025】図3(a)は、ソフトウェア処理の基本構
成を示したものである。本実施例では同図に示すように
大きく分けて4つの処理レイヤから構成されている。最
上位はアプリケーションレイヤ301であり、次段のフ
ァイルシステムレイヤ302を用い、種々の応用ソフト
ウェアを構築するレイヤである。次段のファイルシステ
ムレイヤ302は、データをファイルという形態で論理
的な集合体として扱い、一般的には階層的にツリー状形
態で管理される。所謂UNIXやMS−DOSといった
標準的なシステムではこのような管理方法が採用されて
いる。
【0026】その次の段が本実施例特有のレイヤである
メディア/データ管理レイヤ303であり、これは、上
段のファイルシステムレイヤ302とは独立に存在し、
データやメディアの管理を行うものである。ここでは、
データの格納位置等のデータ/メディア管理を行うのみ
ならず、データのライフサイクルに則したレコードマネ
ジメント、すなわち各々のデータ、メディアに対するア
クセス報告を管理し、アクセス頻度の高いデータは本実
施例に係る光ディスクドライブ102に装填されている
メディアに、アクセス頻度の低いものはオートチェンジ
ャ機構103で収納棚に収納されているメディアに、そ
れぞれマイグレーション格納する等の制御を行う。
【0027】最下段は、光ディスクドライブ102或い
はオートチェンジャ機構103などのハードウェアを制
御するハードウェア制御レイヤ304である。
【0028】従来の装置では図3(b)に示すように、
ファイルシステムレイヤ306がハードウェア制御レイ
ヤ307を用い、データの格納、取り出し、削除等の処
理を行っていた為,上述したレコードマネジメントは、
アプリケーションレイヤ305において専用のソフトウ
ェアを用いて行うことしかできず、また運用管理者が人
手を介して処理を行うといった事等しかできなかった。
【0029】前者はデータの使途によりアプリケーショ
ンプログラムは各々異なるため、高位の運用管理を行わ
せようとすると、それぞれのアプリケーションプログラ
ムに個別に組み込まざるを得ず、このため実質的には実
現が不可能である。従って一般には後者の方法でレコー
ドマネジメントを行っているが、格納されるデータ量が
膨大になるとその手数は一挙に増加し、このため多大の
時間と人手を費やすものとなり実現は困難な状況となっ
ている。本実施例は、これらの欠点をなくし、アプリケ
ーションとは独立にレコードマネジメントを可能とする
為に、ファイルシステムとは独立にファイルシステムレ
イヤ302の下にメディア/データ管理レイヤ303を
設け、ファイルシステムレイヤ302とは独立に上記処
理を実行するようにした。
【0030】図3(c)は、上記実施例に係る装置に実
装したソフトウェア構成を示したものである。このソフ
トウェア構成は大別すると3つのレイヤに分けられてい
る。310は下位レイヤで、上記ハードウェア制御レイ
ヤ304に該当し、ハードウェア制御と装置のオペレー
ティングシステム(以下「OS」という。図示せず)を
つかさどる部位である。
【0031】311〜315は前述のハードウェアの各
手段のそれぞれを制御するドライバーソフトウェアであ
る。320は中位レイヤで上記ファイルシステムレイヤ
302及びメディア/データ管理レイヤ303に該当す
るものであり、一般にはサブシステムレベルと呼ばれて
おり、本実施例特有の手段は主としてこのレイヤに装備
されている。321〜325については詳細を後述す
る。326はファイルのサブシステムソフトウェアを構
築するファイルシステムであり、これはファイルシステ
ムレイヤ302に該当する。また中位レイヤ320にお
ける各サブシステムは下位レイヤ310のモジュールを
組み合わせて制御し、それぞれ目的の処理を実行する。
【0032】330はいわゆるアプリケーションレイヤ
であり(アプリケーションレイヤ301に該当)、当該
装置で用いられるアプリケーションソフトウェアが含ま
れる。ここでは当該装置の基本アプリケーションの例と
して331のデータベース処理アプリケーションを備え
ているが、これは勿論それに限られるものではない。3
32は運用管理アプリケーションで本実施例の目的とす
る運用管理を容易にする種々マンマシンインタフェース
を処理する。
【0033】データの格納形態については種々の方式が
考えられるが、本実施例で示す以下の方式が一般的であ
る。図4はその管理方法を示しており、データは同図に
示すようにツリー状の形態で管理される。同図において
DIR**はディレクトリを示しDTA**はデータ
(ファイル)を示す。本実施例ではこれらデータ及びデ
ィレクトリ情報は全て当該装置に装備されるメディア群
上に格納される。
【0034】例えば、あるデータにアクセスしたい場合
には、このデータが含まれるディレクトリを指示しこれ
をアクセスする。またそのデータが複数の階層の下にあ
る場合にはそこに到るまでのディレクトリー列を指定す
る。これをアクセスパスと呼ぶ。データのアクセスはア
クセスパス名とデータ名(ファイル名)によって指定さ
れることになり、データを格納する際に、格納するディ
レクトリをパス名で与える。
【0035】本実施例におけるデータの管理方法は必ず
しも上記管理方法に限るものではない。上記の管理方法
を一般にはファイルシステムと呼ぶ。本実施例のソフト
ウェア構成図において、ファイルシステム326はこれ
を管理する手段である。具体的な処理としては後述する
ように図9に示すファイル管理テーブルでデータの管理
がなされる。この管理方法もこれに限定されるものでは
ない。以上はデータ管理をデータの利用者から見てどの
ように見せるかというもので、ここではデータ管理の
「論理的な切り口」と呼ぶ。
【0036】本実施例のポイントの1つは、このデータ
の論理的な切り口とは独立に、実データの格納部位につ
いて物理的な管理手段を設けた点にある。データは本実
施例においては、図4に示すように複数の光ディスクメ
ディア101に格納される。本実施例はこの物理的な格
納部位の管理を、システムの運用上最適な形態として提
供するものである。
【0037】例えば、同図に示すように、DTA11と
DTA12とは同じディレクトリDRI1下であるが、
格納メディアはDTA11はメディア101aであるの
に対してDTA12は101bであり全く異なる。これ
は、どのメディアに格納するかは、装置上のアプリケー
ションから定めるべきではなく、運用管理上の利便性か
ら定められるべきであるという思想に基づいている。ま
たデータ管理の論理的な切り口と物理的な管理とを分離
することで、ユーザはデータが物理的にはどのメディア
に格納されているかを特に意識せずに装置を運用するこ
とができる。
【0038】以下、具体的な適応について詳細に述べ
る。
【0039】本実施例では、データの格納メディアを種
々運用に合わせて1ないし複数枚のメディアごとにグル
ーピングして用いることができるよう図3に示すメディ
アグループ管理手段321を設けた。図5はグルーピン
グの例を示したものであり、ここでは、1枚から5枚の
光ディスクメディア501で構成された7つのグループ
502〜508が示されている。さらにここでは複数の
グループに共通に包含関係を持つ例も示されている。即
ちグループ507はグループ504と505のサブグル
ープからなっており、グループ508はグループ505
と506のサブグループからなっている。特殊な例とし
てグループ505は2つの上記グループ507及びグル
ープ508の両方に包含されている。
【0040】前述したように各グループはその使途に応
じた属性のもとに構成が定められる。まず、高信頼性が
要求される場合には、例えばグループ502内の一枚を
パリティーディスクとし、グループ502内のデータの
パリティー整合をとっておくようにする。こうしておけ
ば、そのグループ502内の1枚のメディアの損傷につ
いては他のメディアのデータの論理演算に基づいて、そ
の損傷したメディアのデータを復旧することができ、信
頼性が高められる。また、あるデータ群に対し高い機密
性が要求される場合には、そのデータ群を特定のメディ
アグループたとえば503に収納し、そのメディアグル
ープ503についてはすべてのデータを暗号化して格納
する。
【0041】また、装置に格納されているデータのう
ち、殆ど使われていないものについては、特定のメディ
アグループに集めてできれば装置より搬出した方が装置
全体としての処理効率が向上する。従って、たとえばア
クセス頻度が規定のレベル以下のものについては、これ
らのデータを特定のメディアグループに格納し、規定の
時間経過時或いはそのメディアグループに格納したデー
タがフルになった時に、そのメディアグループごとに搬
出するようにする。
【0042】また上記運用を行う際、常駐のものと非常
駐のものとをあらかじめ規定しておけば、更に運用上の
利便性が増す。たとえば、常時格納データが増加しつつ
ある時、新規に何も格納されていないメディアグループ
を装置に取り込み、一方アクセス頻度の低いものを収集
しこれらデータを格納したメディアグループを装置から
搬出するという運用が可能となる。またメディアグルー
プを構成する上では、上記運用を図るとなるとメディア
グループの格納容量は構成上の重要なファクターとな
る。
【0043】以上のように1枚ないし複数枚でメディア
をグルーピングしてメディアグループを構成し、それぞ
れに上記メディアグループ属性を付与して装置運用を図
ることで運用の利便性が向上する。またこのメディアグ
ループ属性は1つのメディアグループに複数個重ねて付
与することができ、たとえばパリティー属性とセキュリ
ティー属性とを付与したり、あるいはパリティー属性の
メディアグループ複数を包含して常駐グループを構成す
ることができる。
【0044】図6に、メディアグループ管理手段321
であつかわれるメディアグループの管理テーブルを示
す。図中メディアIDは各々のメディアの識別子で、例
えばメディアの登録番号等一意に定まるものがあればそ
れを用い、無ければ装置が論理的に定めてメディアに予
め登録しておく。グループ名としてはグループの識別
名、またグループ属性には上述のメディアグループ属性
がそれぞれ登録される。
【0045】図7には20枚のメディアに対して6個に
グルーピングした例を示す。また、図8には、図7に示
すそれぞれのグループ601〜606に対して割り当て
たグループ名とグループ属性の例を示す。この例では4
枚構成のパリティーグループを基本にして、大きく2つ
の非常駐グループ602、603と1つの常駐グループ
601に分け、2つの非常駐グループ602、603に
は、それぞれ暗号化キー1、2を与えて機密性を高め、
常駐グループ601は3つのサブグループ604〜60
6それぞれにアクセス頻度範囲fah0 〜fah1 等を
与え、その範囲に該当するデータの格納を行うようにし
ている。
【0046】また図7には常駐グループ601内のデー
タが非常駐グループ602、603に、データ・マイグ
レーションされる様子を示している。たとえば、常駐グ
ループのアクセス頻度の低いデータを非常駐グループに
随時マイグレーションし、非常駐グループの特定のメデ
ィアのデータがいっぱいになったらこれを取り外して新
規メディアを装填していくようにする。常時このような
運用を行えば、格納容量は理論的には制限をなくすこと
ができる。
【0047】ここで、上位の論理的な切り口との関連に
ついて説明する。一般に論理的な切り口での管理方法
は、前記で若干触れたがその管理方法の例として、図9
に示すファイル管理テーブルの一例があげられる。前述
のように本実施例では、データはファイル名とそれが論
理的に格納されているディレクトリ列のパスで管理され
る。ファイルはその他にファイルの属性として、同図に
示しているように、そのファイルサイズ、作成日付、修
正日付、所有者、アクセス属性、アクセス頻度等の情報
で管理されている。
【0048】ここでアクセス属性とは、そのファイルに
対してリードが可能かライトが可能か等を規定するもの
である。アクセス頻度は、そのファイルのデータに対し
てどのくらいの頻度でアクセスされているかの程度を示
すものである。たとえば現在までの単位時間内に何回ア
クセスされたか、あるいは最も最近アクセスされた日時
分秒等を登録しこれを管理しておく。当然ながら、この
アクセス属性の登録内容は定期的に、またアクセスが行
われる都度更新される。本実施例では、上記に加えて格
納メディアのIDを管理している。
【0049】次に本実施例の装置において、データを格
納する処理の流れについて説明する。まず、図1及び図
2に示すように外部装置から当該装置に対して通信回線
106を介し、格納するデータ及びそのパス名などの論
理的な格納先の指定とともに格納要求コマンドが送信さ
れてくる。通信処理制御手段211ではこのデータの受
信があったことを感知するとCPU201に対し受信受
け付け信号を送る。CPU201は予め定められた手順
に従い受信処理を行う。この処理は具体的には図3に示
す通信処理制御手段315で行われる。
【0050】一旦データが受信されると、最もシンプル
な例としては、受信データはそのままファイルシステム
326に渡される。
【0051】以下、図10のフローチャートに基づいて
動作を説明する。まず指定格納先のパス名に基づいて格
納メディアを選択する(ST01)。この格納メディア
は、図9に示すテーブルをメディアIDに基づいて検索
することにより得られる。次に、メディアが特定される
とそのメディアがどのようなメディアグループ属性を持
っているかを、検索により得られたメディアIDに基づ
いて図6に示すテーブルを同様に検索して取得する(S
T02)。そして、その属性に応じた書き込み処理を行
った後、図9のテーブルにそのデータのファイル名と属
性情報を加えてテーブルを更新し、書き込み処理を終え
る(ST03、ST04)。
【0052】前述したように本実施例では複数種のメデ
ィアグループ属性がある為、それぞれに応じた処理が必
要となる。例えば図11のフローチャートに示す処理が
必要となる。これによれば、アクセス頻度属性を持つメ
ディアグループに対しては(ST11)、図9のテーブ
ル上でその格納データのアクセス頻度のデフォルト値に
基づき、該当メディアを検索して該当グループを特定す
る必要がある(ST12,ST13)。アクセス頻度の
デフォルト値としてはあらかじめ所定値を定めておいて
もよいし、外部装置から指定してもよい。また図6のテ
ーブルにおいてセキュリティー属性を持つメディアグル
ープに対しては暗号化処理(ST14,ST15)を行
い、またパリティー属性を持つメディアグループにはパ
リティー処理(ST16,ST17)を施して書き込み
を行う。その他運用属性を持つメディアグループには該
当する運用処理を行う(ST18,ST19)。
【0053】図12及び図13は、それぞれセキュリテ
ィー属性を持つ場合のデータ処理、パリティー属性をも
つ場合のデータ処理の説明図である。
【0054】暗号化子209は国際的に標準とみなされ
ている方式など様々な方式があるが、単純には、規定の
データ長ごとに、書き込みデータに対して暗号化キーで
指示される規則に基づいてデータの入れ替え処理を行
い、これにより暗号化書き込みデータを得るといった方
式でもよい。
【0055】パリティー演算子210についてはパリテ
ィー整合を図る為、PNEW =POLD (+)DOLD (+)
DNEW :(+)はXOR演算なる処理がされ、その結
果が書き込まれる。ここでDOLD はデータディスクの書
き込み部位に既に記録されていたデータ、POLD はその
部位に該当するパリティーディスク上の部位に既に記録
されていたパリティーデータ、DNEW は新規書き込みデ
ータ、PNEW は更新されたパリティーデータである。
【0056】本実施例では前述したように、メディアの
運用管理が、信頼性、機密性及び装置の格納量がいっぱ
いになった時にデータが排出される等の点で改善されて
いる。しかしながら、たとえばアクセス頻度属性につい
てみると、各データのアクセス頻度はアクセスしたかど
うかでダイナミックに変化するなど、書き込みの時点で
判定されたメディアが必ずしも恒久的であるとは限らな
い。従って定期的に、格納データの更新が必要となる。
特に格納データが多くなり装置の格納量がいっぱいにな
って身動きできなくなることを避ける為には、最も使用
頻度の低いデータの排出を定期的に行うなどの処理の必
要がある。
【0057】そこで、本実施例では、図3に示すマイグ
レーション制御手段322を設けた。この制御手段32
2の構成は図14に示すように、1ないし複数のメディ
アグループからなる第1のメディアグループ群から、同
じく1ないし複数のメディアグループからなる第2のメ
ディアグループ群への格納データのマイグレーションの
条件を指定するマイグレーション条件指定手段805、
この指定手段805により指定されたマイグレーション
条件と、第1のメディアグループ群に格納されているデ
ータの属性情報とを参照し、マイグレーション対象のデ
ータを判定選択するマイグレーションデータ判定手段8
02、及びこの判定手段802からの判定結果に基づ
き、該当データのマイグレーションを実行するマイグレ
ーション実行手段806とを設けた。またこれに加え
て、マイグレーション条件をマイグレーション条件記述
情報として保持管理するマイグレーション条件記述情報
管理手段803を設けた。
【0058】マイグレーション条件としては、対象デー
タ選択条件、マイグレーション実行条件及びマイグレー
ション起動条件とが指定される。また、対象データ選択
条件としては、パス名・ファイルサイズ・作成日付・修
正日付・所有者・セキュリティレベル・アクセス頻度等
のデータ属性が記述される。マイグレーション実行条件
としては、ムーブ(Move)・コピー(Copy)・
デリート(Delete)等の転送属性が記述される。
マイグレーション起動条件としては、マイグレーション
元データ格納総量・時刻・時間間隔・平均アクセス頻度
・取り外し時・オペレータ指示等の起動属性、及び実行
時間・実行回数・実行データ量等の継続属性が記述され
る。
【0059】図15にマイグレーション条件の記述例を
示す。ここでは、まずマイグレーションの対象となるメ
ディアグループについてその転送元と転送先について記
述する。次にマイグレーションの対象となるデータの選
択条件とマイグレーションを実行した時の処理の選択を
記述する。これはいくつでも記述可能である。転送元の
データ選択はデータ属性で指定するが、これは図9に示
したテーブルで管理されている項目の指定が可能であ
る。例えば、図15のパス名列は、複数の指定されたパ
ス以下のデータそれぞれがマイグレーション対象となる
ことを示している。次のパス名・所有者は、指定パス以
下で指定の所有者のデータがマイグレーション対象とな
ることを示しており、アクセス頻度<規定値は、規定値
以下のアクセス頻度のデータが対象となることを示して
いる。
【0060】マイグレーション条件としては3種類あ
り、ムーブ(Move)は転送元グループから転送先グ
ループへ対象データを移動するものであり、コピー(C
opy)は同じく複写するものであり、またデリート
(Delete)は対象データを消去するものである。
【0061】次にマイグレーション起動条件として、マ
イグレーションがいつ起動されるか、どのくらい継続さ
せるかを記述する。ここではメディアグループ内のメデ
ィアの取り外し時と、時刻が22時の時に起動され、実
行時間以内の範囲で処理されることを示している。他
に、マイグレーション元データ格納総量の条件があり、
これは転送元のグループの格納量が指定値を超えた時起
動される。時刻の条件については指定時刻に起動され、
時間間隔の条件については指定時間毎に定期的に起動さ
れる。また、平均アクセス頻度の条件については、転送
元グループの指定データが指定アクセス頻度以下に下が
った時起動される。取り外し時及びオペレータ指示時の
条件については、それぞれの行為の時起動される。
【0062】また継続属性として、実行回数は指定され
たマイグレーション回数まで、また実行データ量は指定
された総マイグレーションデータ量等が満たされるま
で、マイグレーションが継続しその後停止することを示
している。
【0063】次に図14及び図16に基づいて、マイグ
レーション制御手段322の動作を説明する。
【0064】マイグレーション条件の設定は、図14に
示すマイグレーション条件指定手段805を用いてユー
ザ・オペレータより指定される。するとそれに基づいて
図15に示すマイグレーション条件記述情報804が生
成され、この内容をマイグレーション条件記述情報管理
手段803で解釈(ST21)した後、格納される。次
にマイグレーションデータ判定手段802は図9のテー
ブルからデータ属性情報901を検索し、マイグレーシ
ョン条件に合致するデータを選択し対象データとしてリ
ストアップする(ST22)。そして現時点がマイグレ
ーション起動時かどうかを判定し(ST23)、もし起
動時でない場合には待の状態となるか(図中破線)、或
いは再リストアップを行う(図中実線)。起動時と判定
した場合には、前述の指定継続属性内で既にリストアッ
プされた対象データについてマイグレーションをマイグ
レーション実行手段806で実行し(ST24)、これ
が終了(ST25)すれば次の起動を待つ。
【0065】これにより格納データは、継続的かつ自動
的に、転送先メディアグループにマイグレーションが行
われるので、いざメディアグループを取り外す時点にな
っても必要な殆どの処理は完了していることになり、取
り外しが随意に行え、運用管理が容易になる。また取り
外した時、未記録の新メディアを追加する等の運用を図
れば、実質的に格納量が無制限なデータ格納装置を提供
することが可能となる。
【0066】また、図25には取り外されたメディア
1、2、3からなるメディアグループに格納されている
データのユーザから見た形態を示す。同図に示すよう
に、本実施例では取り外された全メディア1、2、3に
対し、たとえば図4で示される全ての管理ツリーが記録
される。それにより再装填した場合に、個々のメディア
1、2、3に格納されているデータをどのディレクトリ
下に属すべきかを判断することができるようになる。こ
こで、メディア1のデータDTA11,DTA212が
格納データであり、メディア2ではDTA12,DTA
2111が格納データであり、メディア3ではDTA
1,DTA211が格納データである。
【0067】一方、本実施例では取り外されたメディア
グループを装置に再装填する場合にそれをどのような形
で装置に組み入れるかを同様に指定できることとした。
このため、本実施例では、図17に示すように、取り外
されたメディアグループの再装填時に、メディアグルー
プ格納データをデータ格納装置に組入れする条件を指定
する組み入れ条件指定手段905、この指定手段905
により指定された組み入れ条件と、データ格納装置に格
納されているデータの属性情報901とを参照し、組み
入れ処理実行形態を判定する組み入れ形態判定手段90
2、及びこの判定手段902からの判定結果に基づき該
当データの組み入れを実行する組み入れ処理実行手段9
06とを設けた。
【0068】また、本実施例ではこれに加えて組み入れ
条件を組み入れ条件記述情報として保持管理する組み入
れ条件記述情報管理手段903を設けた。そして、組み
入れ条件には組み入れデータ選択条件とメディアグルー
プ保全選択条件とを指定することとした。上記組み入れ
データ選択条件としては、組み入れ時に同一パス名のデ
ータが存在する場合に、装置既存データを削除して複写
・装置既存データを別パスへ移動・装填データを別パス
に複写・ノーオペレーション等の指定が行える。メディ
アグループ保全選択条件としては、装填したメディアグ
ループについて、リードオンリー・リードライト・マイ
グレーションの何れを行うのか指定される。
【0069】図18に、組み入れ条件記述情報の記述例
を示す。ここでは、組み入れデータ選択条件として「装
置既存データ別パス」の選択が記述され、そのパス名が
記述されている。これは、装填したメディア上に現装置
にあるファイル名と同一のものが同一パス上に存在した
とき、組み込み時には現装置上のデータを現装置上の別
の指定パス名下に移動させ、データそのものは装填メデ
ィア上のものと置き換えることを意味している。他の場
合についても同様であり、「装置既存データを削除して
複写」の指定では同一名ファイルがあってもかまわず組
み入れることを意味する。
【0070】また「装填データを指定の別パスへ移動」
の指定では前の例とは逆に同一名ファイルがあった場
合、装填メディア上のデータを装置の別の指定パス下に
複写する処理を行うことを、さらに「ノーオペレーショ
ン・何も実行しない」の指定では同一名ファイルがあっ
た場合には何も実行せずそのまま処理を無視することを
指示する。ここで移動は同一パスでも良く、その場合は
ファイル名の変更という形態で行われ、移動はこれを含
めた意味となる。
【0071】一方、メディアグループ保全選択条件は、
装填したメディアグループの組み込み処理後の取外しを
指定するものである。通常、装填して組み入れ実行する
時はリードオンリーである。これを「リードライト」と
指定するとこのメディアグループへのデータの新たな記
録書き込みが可能となり、また「マイグレーション」を
指定すると既存ないしは新規の指定のマイグレーション
条件に基づき再度マイグレーションの実行を可能にす
る。すなわち別メディアグループの移動や別メディアグ
ループからの移動・複写が可能となることを意味する。
【0072】次に図17及び図19に基づいて、上記組
み入れ制御手段323の動作を説明する。組み入れ条件
の設定は組み入れ条件指定手段905を用いてユーザ・
オペレータより指定される。するとそれに基づいて図1
8に示す組み入れ条件記述情報904が生成され、その
内容が組み入れ条件記述情報管理手段903で解釈され
格納される(ST31)。
【0073】次に組み入れ形態判定手段902では、組
み入れるデータと同じパスで同じファイル名のデータが
組み入れ先にあるかどうかを判別し(ST32,ST3
3)、もしある場合には記述情報上に指定された条件に
従って組み入れ処理を行い(ST34)、ない場合には
そのまま組み入れるよう組み入れ実行手段906に指示
し組み入れを実行する(ST35)。上記組み入れ処理
が終了すれば(ST36)、保全条件の更新を行う(S
T37)。
【0074】同じパスかつファイル名がある場合の処理
を図20に示している。組み入れ実行手段906ではそ
れぞれの条件に従って組み入れを行なう。この処理では
まず条件判定を行い(ST41)、指定された条件に基
づいて、装置既存データを削除して複写する場合(ST
42)、装置既存データを指定の別パスへ移動する場合
(ST43)、装填データを指定の別パスへ移動する場
合(ST44)、何も実行しない場合(ST45)、の
何れかに分けて組み入れを行なう。
【0075】メディアグループの取り外し、装填は上記
の処理をもって実行されるが、本実施例ではそれをより
簡易な操作で行えるようにした。このため本実施例で
は、任意のメディアグループのデータ格納装置からの取
り外し時、メディアグループのメディアグループ構成情
報を付加して取り外す取り外し処理手段と、このメディ
アグループの再装填時、メディアグループ構成情報に基
づき、組み入れ処理を起動する装填処理手段とを設け
た。
【0076】ここでメディアグループ構成情報として
は、格納されているデータのパス名等のデータ属性情
報、上記メディアグループ属性情報、マイグレーション
条件が指定されている場合にはそのマイグレーション条
件記述情報、及び組み入れ条件が指定されている場合に
はその組み入れ条件記述情報等がある。これらの処理は
装填取り外し制御手段324により実行される。
【0077】その処理フローを図21及び図22に示
す。取り外し時には、まず、あらかじめ検索されたマイ
グレーション処理が完了しているかどうかを、前述のマ
イグレーション制御手段322に対して問い合わせ(S
T51)、完了していない場合にはマイグレーション処
理を完了させる(ST52)。その後、取り外されるメ
ディアグループを構成するメディアグループ構成情報を
付加し(ST53)、上記取り外し処理に移る(ST5
4)。
【0078】次にメディア装填時に自動組み入れを指示
すると(ST61)、メディアのいずれを装填しても、
メディアグループの構成情報がすべて記録されているた
め組み入れの自動起動(ST62)をかけることが可能
となる。すなわちこのようにすることにより、メディア
を装填すると自動的に組み入れがスタートし、このため
簡単に組み入れが行うことが可能となり運用性の良いメ
ディアのハンドリングが可能となる。
【0079】ところで、上記マイグレーションを実行す
る際、必ずしも全ての指示が正当かつ実行可能であると
は限らない。前述のようにマイグレーション完了前に取
り外し指示がされる場合もあり、或いは転送先のメディ
アグループに収納しきれない場合もある。
【0080】そこで本実施例では、図23に示すマイグ
レーション監視手段325を設けた。これは、中心にマ
イグレーション制御手段322を有し、加えて前記マイ
グレーション処理の実行不備を検出するマイグレーショ
ン実行不備検出手段1001、この検出手段1001の
検出結果に基づき実行不備検出時にその旨をオペレータ
に警告する実行不備警告手段1002、上記検出手段1
001の検出結果に基づき、実行不備検出時にあらかじ
め規定されたメディアグループないしはメディアグルー
プ群の再構成の指示をオペレータに要求し指示を受け取
るメディアグループ再構成要求指示手段1003、及び
この要求指示手段1003からの指示に基づき再構成を
実行する再構成実行手段1004とを設けている。
【0081】また、上記マイグレーション実行不備検出
手段1001は、マイグレーションにかかるメディアグ
ループないしメディアグループ群に転送読み出しないし
書き込みが不可であると検出されたとき、またマイグレ
ーションにかかるメディアグループないしはメディアグ
ループ群のいずれかが指定されたマイグレーションの完
了前に取り外し処理が指示されたときに、実行不備と検
出する検出手段を有している(図示せず)。
【0082】一方、メディアグループ再構成実行手段1
004は、マイグレーション先のメディアグループない
しはメディアグループ群のメディアに書き込みエラーが
あると検出されたときには、他のメディアに代替させる
メディア代替処理手段と、マイグレーション先のメディ
アグループないしはメディアグループ群のメディアでデ
ータのオーバフローが生じた場合には、マイグレーショ
ン先のメディアグループないしはメディアグループ群を
拡張するメディアグループ拡張手段とを有している(図
示せず)。
【0083】ここで図23及び図24の動作フローを参
照しつつ、マイグレーション監視手段325の動作を説
明する。まずマイグレーション実行不備検出手段100
1でマイグレーション実行上の不備を検出すると(ST
71)、実行不備警告手段1002にその旨を伝えマン
マシンインタフェース1005を介してユーザ・オペレ
ータにそれを提示させるよう要求を出す(ST72,S
T73,ST74)。ユーザはそれが単に読み出し書き
込みのエラーか、あるいは転送先メディアグループの格
納容量不足かにより、それぞれに応じた指示を出すこと
ができる。
【0084】本実施例では、再構成要求指示手段100
3が上記にかかる状況の自動判定を行ない再構成実行手
段1004にメディアグループの再構成の実行を指示し
再構成を行う処理をする。再構成実行手段1004で
は、これにより変更されたメディアグループに対し、新
たに生じたデータのマイグレーションをマイグレーショ
ン制御手段322に要求し、そのマイグレーションの終
了をもって再構成を完了する。
【0085】さて、リード/ライトエラーが生じた場合
(ST75)、ここでは代替メディアを検索し、その代
替メディアにマイグレーションを実行するようにしてい
る(ST76,ST77)。オーバーフローが生じた場
合(ST78)、或いはその可能性がある場合には、メ
ディアグループのメディア枚数を増やすか、或いはもう
ひとつメディアグループを追加する(ST79,ST8
0)。パリティー属性は本実施例ではメディアグループ
単位で構成している為、構成が変わった場合にはパリテ
ィー整合を再度行う必要がある(ST81,ST8
2)。
【0086】ただし追加したメディアが全く新規であ
り、全てデータが「0」であれば、特別に整合処理は必
要ない。これ以外の場合には、その追加メディア上のデ
ータDORG とパリティーディスクの該当部位のパリティ
ーデータPORG から、下記演算により新パリティーデー
タPNEW を求め、これをパリティーディスク上に書き直
すことが必要となる。
【0087】PNEW =DORG (+)PORG :(+)
はXOR演算一方、実行不備の検出は、処理実行中に限
らず、たとえばオーバフローについてもマイグレーショ
ン条件の指定時に判定可能である。すなわち、前述マイ
グレーション制御手段322でマイグレーション条件を
指定次第、再構成要求指示手段1003に対しメディア
構成を定めてもらうように指示を出す(図中破線)。す
ると再構成実行手段1004がメディア構成を設定し、
その結果をマイグレーション制御手段322に返すとい
うメディアグループの自動構成も可能となる。
【0088】従って、上記実施例によれば従来大容量デ
ータ格納装置で格納データ並びに格納メディアの運用管
理がきわめて煩雑だったものを簡易なものにすることが
可能となった。そして、その運用が本実施例に係る自動
サポート手段により、装置格納容量を論理的には制限の
ないものとして運用することが可能となった。
【0089】また本実施例では、データ上位の論理的な
管理とは独立に、運用管理用のデータ格納メディアの管
理手段を設け、かつ装置がそれをサポートすることによ
り、ユーザは運用管理を強いられることなく利用が可能
である。また搬出したメディア上のデータに関してはデ
ータの保全性及び機密性を高めたので、セキュリティー
の面でもすぐれたシステムが提供できる。
【0090】更に本実施例では、取り外されるデータ及
びメディアをあらかじめパス名やファイル名などで、直
接的にあるいはアクセス頻度などを間接的に指定し、ダ
イナミックなこれらデータ属性の変化に追従して、継続
的あるいは間欠的にマイグレーション処理を実行するよ
うにしたから、取り外しが迅速に行えると共に取り外し
時の集中処理の必要がなく、運用管理の容易な装置を提
供できる。
【0091】また、本実施例では一旦取り外したメディ
アないしはメディアグループを、再び装填する際にも、
従来のような煩雑な運用管理をなくし、きわめて単純か
つ簡易に運用が行える装置を提供している。特に、再装
填メディアグループの中に、装置上のパス名及びファイ
ル名が同一のものがあった場合に、組み入れ処理に広い
バリエーションを提供するとともに、それを簡易な操作
で処理できることとなった。
【0092】また、本実施例ではメディアグループに不
備が生じた場合、そのメディアグループを再構成する手
段、或いは取り外しメディアグループの再装填時に、自
動的に組み入れを可能とする為の処理手段を設けたか
ら、従来にない運用性のよい装置の提供が可能となっ
た。
【0093】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、フ
ァイル管理手段とは独立してメディア群を管理するメデ
ィアグループ管理手段を設ける構成を採用したから、格
納データ並びに格納メディアの運用管理を簡易なものに
することができると共に、ユーザは運用管理を強く意識
することなく利用が可能であり運用性のすぐれた装置が
提供できるといった効果がある。
【0094】また、データ属性の変化に追従して、マイ
グレーション処理を実行するようにしたから、取り外し
時の集中処理の必要がなくなり、このため取り外しが迅
速に行える運用管理が容易となった。
【0095】また、一旦取り外されたメディアないしは
メディアグループを再び装填する際には、メディアを装
填すると自動的に組み入れが行われるので、煩雑な運用
管理がなくなり運用が単純かつ簡易となった。
【0096】さらに、メディアグループにマイグレーシ
ョンの実行不備が生じた場合、そのメディアグループを
再構成が行え、また取り外しメディアグループに再装填
時に自動組み入れが可能となる為、運用性のよい装置の
提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく一実施例のブロック構成図。
【図2】一実施例に係る制御装置のブロック構成図。
【図3】一実施例に係るソフトウェアの構成を従来と比
較して示す図。
【図4】一実施例に係るツリー管理方法の説明図。
【図5】一実施例に係るメディアのグルーピングの一例
を示した図。
【図6】メディアグループの管理テーブル。
【図7】グルーピングの一例とデータ・マイグレーショ
ンの様子を示した図。
【図8】図7のグループに対して割り当てられたグルー
プ名とグループ属性の一例を示した図。
【図9】ファイル管理テーブルを示した図。
【図10】メディアグループ属性に基づくテーブルの更
新を示すフローチャート。
【図11】メディアグループ属性に応じた処理を示すフ
ローチャート。
【図12】セキュリティー属性をもつ場合のデータ処理
の説明図。
【図13】パリティー属性をもつ場合のデータ処理の説
明図。
【図14】マイグレーション制御手段のブロック構成
図。
【図15】マイグレーション条件の記述例。
【図16】マイグレーション制御手段の動作フローチャ
ート。
【図17】組み入れ条件指定手段のブロック構成図。
【図18】組み入れ条件記述情報の記述例。
【図19】組み入れ制御手段の動作フローチャート。
【図20】同じパスかつファイル名がある場合の組み入
れ処理の説明図。
【図21】装填取り外し処理のフローチャート。
【図22】組み入れ処理のフローチャート。
【図23】マイグレーション監視手段のブロック構成
図。
【図24】マイグレーション監視手段の動作フローチャ
ート。
【図25】メディア内のファイル管理の様子を示すツリ
ー構造を示す図。l
【符号の説明】
101…格納媒体(光ディスクメディア群)、102…
光ディスクドライブ、103…オートチェンジャー機
構、104…制御装置、105…制御線(データ転送ラ
イン)、106…通信回線、201…CPU、202〜
206…インターフェースコントローラ、207…プロ
グラムメモリ、208…バッファメモリ、209…暗号
化処理手段、210…パリティ生成手段(演算手段)、
211…通信処理制御手段、301…アプリケーション
レイヤ、302…ファイルシステムレイヤ、303…メ
ディア/データ管理レイヤ、304…ハードウェア制御
レイヤ、305…アプリケーションレイヤ、306…フ
ァイルシステムレイヤ、307…ハードウェア制御レイ
ヤ、310…下位レイヤ、311…オートチェンジャ制
御手段、312…ディスクアクセス制御手段、313…
パリティ処理制御手段、314…暗号化処理制御手段、
315…通信処理制御手段、317…その他制御手段、
320…中位レイヤ、321…メディアグループ管理手
段、322…マイグレーション制御手段、323…組み
入れ制御手段、324…装填取りはずし制御手段、32
5…マイグレーション処理監視手段、326…ファイル
システム、327…その他サブシステム制御手段、33
0…アプリケーションレイヤ、331…データベース処
理アプリ、332…運用管理アプリ、333…その他の
アプリ、802…マイグレーションデータ判定手段、8
03…マイグレーション条件記述情報管理手段、804
…マイグレーション条件記述情報、805…マイグレー
ション条件指定手段、806…マイグレーション実行手
段、901…データ属性情報、902…組み入れ形態判
定手段、903…組み入れ条件記述情報管理手段、90
4…組み入れ条件記述情報、905…組み入れ条件指定
手段、906…組み入れ実行手段、1001…マイグレ
ーション実行不備検出手段、1002…実行不備警告手
段、1003…再構成要求指示手段、1004…再構成
実行手段、1005…インターフェース。
フロントページの続き (72)発明者 高木 志郎 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メ
    ディアを装備し、これらデータ格納メディアに格納され
    たデータ群を管理するデータ格納装置において、 上記データ群をファイル形態で論理的に管理するファイ
    ル管理手段と、 一又は複数の上記データ格納メディアからなるメディア
    グループを設け、このメディアグループを複数有するメ
    ディア群を構成し、上記ファイル管理手段とは独立して
    上記メディア群を管理するメディアグループ管理手段と
    を具備することを特徴とするデータ格納装置。
  2. 【請求項2】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メ
    ディアを装備し、これらデータ格納メディアに格納され
    たデータ群を管理するデータ格納装置において、 一又は複数の上記データ格納メディアからなるメディア
    グループ、及び一又は複数のメディアグループからなる
    メディアグループ群を複数設け、この内の一のメディア
    グループ群に格納されたデータを他の一のメディアグル
    ープ群へマイグレーションするためのマイグレーション
    条件を指定するマイグレーション条件指定手段と、 上記指定されたマイグレーション条件と、上記一のメデ
    ィアグループ群に格納されているデータの属性情報とを
    参照してマイグレーション対象のデータを判定選択する
    マイグレーションデータ判定手段と、 このマイグレーションデータ判定手段からの判定結果に
    基づき、該当データのマイグレーションを実行するマイ
    グレーション実行手段とを具備することを特徴とするデ
    ータ格納装置。
  3. 【請求項3】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メ
    ディアを装備し、これらデータ格納メディアに格納され
    たデータ群を管理するデータ格納装置において、 一又は複数の上記データ格納メディアからなるメディア
    グループを設け、取外して搬出されたメディアグループ
    を再装填する際、当該メディアグループに格納されてい
    たデータを装置に組み入れする条件を指定する組み入れ
    条件指定手段と、 この組み入れ条件指定手段により指定された組み入れ条
    件と、装置に格納されているデータの属性情報とを参照
    し、組み入れ処理実行形態を判定する組み入れ形態判定
    手段と、 この組み入れ形態判定手段からの判定結果に基づき該当
    データの組み入れを実行する組み入れ実行手段とを具備
    することを特徴とするデータ格納装置。
  4. 【請求項4】 装填又は搬出可能な複数のデータ格納メ
    ディアを装備し、これらデータ格納メディアに格納され
    たデータ群を管理するデータ格納装置において、 一又は複数の上記データ格納メディアからなるメディア
    グループを設け、任意のメディアグループを装置から取
    り外しの際、当該メディアグループのメディアグループ
    構成情報を付加して取り外す取り外し処理手段と、 上記取り外したメディアグループを再装填する際、当該
    メディアグループ構成情報に基づき組み入れ処理を起動
    させる装填処理手段とを具備することを特徴とするデー
    タ格納装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のデータ格納装置におい
    て、 上記マイグレーション処理の実行不備を検出するマイグ
    レーション実行不備検出手段と、 このマイグレーション実行不備検出手段の検出結果に基
    づき、実行不備検出時にその旨をオペレータに警告する
    実行不備警告手段と、 上記マイグレーション実行不備検出手段の検出結果に基
    づき、実行不備の検出時に予め規定されたメディアグル
    ープ又はメディアグループ群の再構成の指示の操作入力
    を要求すると共にその指示を受け取るメディアグループ
    再構成要求指示手段と、 この再構成要求指示手段からの指示に基づき再構成を実
    行する再構成実行手段とを具備することを特徴とするデ
    ータ格納装置
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