JPH0727146Y2 - プラスチック成形品の取出装置 - Google Patents

プラスチック成形品の取出装置

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JPH0727146Y2
JPH0727146Y2 JP8478791U JP8478791U JPH0727146Y2 JP H0727146 Y2 JPH0727146 Y2 JP H0727146Y2 JP 8478791 U JP8478791 U JP 8478791U JP 8478791 U JP8478791 U JP 8478791U JP H0727146 Y2 JPH0727146 Y2 JP H0727146Y2
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JP
Japan
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molded product
signal
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JP8478791U
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JPH0528619U (ja
Inventor
佳一 藤本
Original Assignee
株式会社ユーシン精機
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば射出成形機にお
ける型開き後に一方の金型に付着しているプラスチック
成形品を突出し機構部により金型から離間させるタイミ
ングで吸着して取り出すプラスチック成形品の取出装置
に関するものてある。
【0002】
【従来の技術】斬かる射出成形機の基本動作は、図4に
示すように、金型を締め付け(A)た後に、この金型内
に樹脂を射出(B)し、この樹脂が冷却(C)すれば、
金型を解放(D)し、例えば製品取出しロボットからな
る取出し機構部により成形品を取り出す(E)。
【0003】この成形品の取り出しは、図5に示すよう
に、取出し機構部が通常時には待機位置(F)に停止し
ており、型開きが終了して取出し信号が出力されると移
動を開始し、成形品引抜き位置(G)で移動方向を変換
して成形品取出し位置(H)に達した時点で停止し、突
出し機構部により金型から離間される成形品をチャッキ
ング機構部で吸着し、その状態で引抜き位置(G)まで
戻って成形品を取り出し、チャッキング機構部による吸
着を解除して所定の収納箇所に成形品を落下させた後
に、元の待機位置(F)に復帰する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前述の取出
し装置による取り出しは、図6に示すようなタイミング
で行われる。即ち、型開きが終了して取出し信号が出力
された時点で、同図(a)に示すように、取出し機構部
が待機位置(F)から引抜き位置(G)に向かって移動
を開始し、Tz時間経過後に引抜き位置(G)において
移動方向を変換して同図(b)に示すように取出し位置
(H)に向かって移動し、Ty時間経過後に取出し位置
(H)に到達する。その後に、同図(c)に示すよう
に、イジェクト信号が出力されて突出し機構部が作動を
開始し、それにより成形品を金型から離間させ、この突
出し動作が終了するTe時間経過後に同部(d)に示す
ように吸着指令信号が出力されてチャッキング機構部が
成形品を吸着し、引抜き位置(G)までバックする。従
って、取出し信号が出力されてから成形品を吸着するま
でに、Tz+Ty+Teの比較的多くの時間を要し、こ
れが作業能率を低下させる要因になっている。
【0005】そこで本考案は、成形品の取出し時間を短
縮できるプラスチックの取出装置を提供することを技術
的課題をするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、プラスチック成形
品の取出装置を次のように構成した。即ち、金型の解放
後に突出し機構部により金型から離間されるプラスチッ
ク成形品をチャッキング機構部により吸着して取り出す
プラスチック成形品の取出装置において、イジェクト信
号の出力時から前記突出し機構部の突出し動作完了まで
の突出し時間を計時するイジェクトタイマと、この計時
した突出し時間の表示部と、この表示部の表示に基づき
基準時間を設定する時間設定部と、取出し信号により移
動を開始する前記チャッキング機構部の移動位置を検出
する位置検出手段と、この位置検出手段による検出位置
から前記チャッキング機構部が製品取出し位置に達する
までの目標到達時間を算出するとともに、この目標到達
時間が前記設定基準時間に一致した時点で前記イジェク
ト信号を出力して前記突出し機構部を起動させる制御部
とを具備したことを特徴としている。
【0007】
【作用】実際の取出し工程を開始するに際して、予め突
出し機構部による突出し時間をイジェクトタイマにより
求め、この突出し時間を表示部に表示する。この表示さ
れている突出し時間と取り出すプラスチック成形品の種
類等に基づき時間設定部を操作して基準時間を設定す
る。そして、実際の取出し工程において、取出し信号に
よりチャッキング機構部が移動を開始し、その移動する
過程においてチャッキング機構部の待機位置からの移動
位置の時間が常時検出されるとともに、その検出位置か
ら取出し位置まで移動するのに要する目標到達時間が常
時演算され、且つこの演算された目標到達時間が設定基
準時間に一致したか否かを判別される。そして、一致し
た時点でイジェクト信号が出力されて突出し機構部が作
動を開始する。即ち、チャッキング機構部の移動と並行
して取出し機構部の作動が行われ、設定基準時間経過後
に、突出し機構部により成形品を金型から離間させる突
出し動作の終了と同時に、チャッキング機構部が取出位
置に到達して吸着動作を開始する。従って、既存の装置
に比較して突出し動作の時間だけ短縮することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について図面を
参照しながら詳述する。図1は本考案の一実施例のブロ
ック構成を示し、チャッキング機構部(7)、このチャ
ッキング機構部(7)の移動機構部(5)、金型機構部
における突出し機構部(8)は既存のものと同様であ
る。そして、中央処理装置(1)は、ROM(2)に予
め設定されたソフトプログラムに基づいて装置全体を制
御するもので、移動機構部(5)の移動位置を検出する
位置検出部(6)からの検出位置信号およびROM
(3)に記憶のデータに基づき信号処理し、突出し機構
部(8)に対しイジェクト信号を出力する。イジェクト
タイマ(4)は実際の取出し工程に先立ってイジェクト
信号の出力時から突出し動作が完了するまでの突出し時
間を計時する。表示部(9)はイジェクトタイマ(4)
により計時した突出し時間を表示し、時間設定部(1
0)は基準時間を手動操作により設定するためのもので
ある。
【0009】次に、前記実施例の作用を図2のフローチ
ャートおよび図3のタイミングチャートを参照しながら
詳述する。新たな成形工程が行われる毎に、先ず、ティ
ーチング動作を少なくとも1回行う。即ち、型開きが終
了して取出し信号が出力されたか否かを常時判別し(ス
テップS1)、取出し信号が出力されると、移動機構部
(5)によりチャッキング機構部(7)が待機位置
(F)から引抜き位置(G)に向かい移動を開始させる
(ステップS2)。続いて、移動機構部(5)によるチ
ャッキング機構部(7)の取出し位置(H)への移動が
完了して突出し機構部(8)に対しイジェクト信号が出
力されたか否かを監視する(ステップS3)。イジェク
ト信号が出力されたのを検知した時点でイジェクトタイ
マ(4)が起動し(ステップS4)、続いて、突出し機
構部(8)の突出し動作が完了して前進限信号が出力さ
れたか否かを判別(ステップS5)する。突出し動作が
終了してこの前進限信号が出力されたのを検知した時点
でイジェクトタイマ(4)の作動を停止してそれまでに
計時した突出し時間をRAM(3)に一時記憶するとと
もに表示部(9)に表示する(ステップS6)。ここ
で、突出し時間が例えば0.25秒であるとすると、
「−0.25sec」のように表示される。この表示部
(9)の表示時間に基づき時間設定部(10)を手動操
作して基準時間を設定する(ステップS7)。この場
合、取り出すプラスチック成形品を考慮に入れて設定さ
れる。即ち、表示されている突出し時間をそのまま設定
すると、何回かに1回の割合で吸着に失敗する恐れのあ
るプラスチック成形品については、それを考慮した基準
時間が設定される。この時、チャッキング機構部(8)
は成形品の通常の取出し動作を行った後に元の待機位置
(F)に復帰する。
【0010】以後、実際の取り出し動作が行われる。即
ち、型開きが完了して取出し信号が出力されたか否かを
常時判別し(ステップS8)、取出し信号が出力される
と移動機構部(5)によるチャッキング機構部(8)の
引抜き位置(G)への移動が開始されるとともに、中央
処理装置(1)が位置検出部(6)から入力される移動
機構部(5)の待機位置からの移動距離による位置検出
信号に基づき、RAM(3)に予め記憶されている移動
機構部(5)の待機位置(F)から取出位置(H)に達
するまでの時間データを演算して各検出位置から取出位
置(H)に達するるでの目標到達時間を演算する(ステ
ップS9)とともに、この目標到達時間が前述のティー
チング動作時に時間設定部(10)で設定した基準時間
に一致したか否かを判別する(ステップS10)。一致
するまで同様の動作を繰り返し、一致した時点で突出し
機構部(8)に対しイジェクト信号を出力する(ステッ
プS11)。従って、図3(c)に示すように、チャッ
キング機構部(7)が引抜き位置(G)に達する以前に
イジェクト信号が出力されて突出し機構部(8)が突出
し動作を開始する。即ち、同図(b)と(c)との比較
から明らかなように、チャッキング機構部(7)の移動
と並行して突出し機構部(8)の作動が行われ、イジェ
クト信号出力時から突出し時間Teの経過後に突出し機
構部(8)により成形品を金型から離間させる突出し動
作の終了と同時に、チャッキング機構部(7)が取出し
位置(H)に到達し、且つ同図(d)に示すように吸着
動作を開始する。成形品の取出し後に元の位置に復帰す
る(ステップS12)。
【0011】尚、本考案は前述の実施例に限定されるも
のではなく、チャッキング機構部(7)が待機位置
(F)から取出位置(H)に達する時間Tz+Tyから
設定基準時間Teを減算した時間(Tz+Ty−Te)
を算出し、取出動作の開始時点から時間(Tz+Ty−
Te)が経過した時点でイジェクト信号を出力するよう
にしてもよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案のプラスチック成形
品の取出装置によると、チャッキング機構部の移動と突
出し機構部による突出し動作とを並行して行い、チャッ
キング機構部が取出し位置に到達して吸着動作を開始す
るタイミングと突出し機構部による突出し動作の終了と
のタイミングを一致させるようにしたので、既存装置に
対し突出し時間分だけ成形品の全取出時間を短縮するこ
とができる。また、基準時間を手動操作により設定する
ようにしたので、何回かに1回の割りでチャッキング機
構部による吸着動作に失敗した時には、基準時間を即座
に補正できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロック構成図である。
【図2】同上、フローチャートである。
【図3】同上、タイミングチャートである。
【図4】本考案を適用できる射出成形機の動作工程図で
ある。
【図5】成形品取出し動作の説明図である。
【図6】従来装置のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置(制御部) 4 イジェクトタイマ 5 移動機構部 6 位置検出部 7 チャッキング機構部 8 突出し機構部 9 表示部 10 時間設定部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の解放後に突出し機構部により金型
    から離間されるプラスチック成形品をチャッキング機構
    部により吸着して取り出すプラスチック成形品の取出装
    置において、イジェクト信号の出力時から前記突出し機
    構部の突出し動作完了までの突出し時間を計時するイジ
    ェクトタイマと、この計時した突出し時間の表示部と、
    この表示部の表示に基づき基準時間を設定する時間設定
    部と、取出し信号により移動を開始する前記チャッキン
    グ機構部の移動位置を検出する位置検出手段と、この位
    置検出手段による検出位置から前記チャッキング機構部
    が製品取出し位置に達するまでの目標到達時間を算出す
    るとともに、この目標到達時間が前記設定基準時間に一
    致した時点で前記イジェクト信号を出力して前記突出し
    機構部を起動させる制御部とを具備してなることを特徴
    とするプラスチック成形品の取出装置。
JP8478791U 1991-09-20 1991-09-20 プラスチック成形品の取出装置 Expired - Lifetime JPH0727146Y2 (ja)

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JP8478791U JPH0727146Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 プラスチック成形品の取出装置

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JP8478791U JPH0727146Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 プラスチック成形品の取出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0528619U JPH0528619U (ja) 1993-04-16
JPH0727146Y2 true JPH0727146Y2 (ja) 1995-06-21

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ID=13840412

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JP8478791U Expired - Lifetime JPH0727146Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 プラスチック成形品の取出装置

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JP2925934B2 (ja) * 1994-07-05 1999-07-28 住友重機械工業株式会社 射出成形機におけるエジエクタの動作制御方法

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JPH0528619U (ja) 1993-04-16

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