JPH072704Y2 - マンホール用蓋の鉤穴構造 - Google Patents
マンホール用蓋の鉤穴構造Info
- Publication number
- JPH072704Y2 JPH072704Y2 JP5873488U JP5873488U JPH072704Y2 JP H072704 Y2 JPH072704 Y2 JP H072704Y2 JP 5873488 U JP5873488 U JP 5873488U JP 5873488 U JP5873488 U JP 5873488U JP H072704 Y2 JPH072704 Y2 JP H072704Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- manhole
- cover
- facing
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下水道あるいは地下ケーブル等を保守点検す
る際に活用されるマンホールに関し、特にこのマンホー
ルを開閉する蓋の鉤穴構造に関するものである。
る際に活用されるマンホールに関し、特にこのマンホー
ルを開閉する蓋の鉤穴構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、実開昭61-76846号公報に記載された
ものがあった。
ものがあった。
即ち、第4図および第5図に示すように、マンホールの
開口縁部にリング状の座枠1を固定し、この座枠1に円
板状の蓋2を着脱可能に嵌合する。
開口縁部にリング状の座枠1を固定し、この座枠1に円
板状の蓋2を着脱可能に嵌合する。
上記蓋2の外周部に以下のように構成された鉤穴3を形
成する。
成する。
即ち、蓋2の外周部に、下方に凹みかつその外端が蓋2
の外周端面2aに開口する鉤状の凹溝4を形成する。
の外周端面2aに開口する鉤状の凹溝4を形成する。
上記凹溝4の一方の対面壁4aの上部には、長尺かつ柱状
の係止体5を他方の対面壁4bに向けて突出形成する。こ
の係止体5はその突出端部に大径のフランジ5aを形成
し、また、突出端部を他方の対面壁4bから離間させて凹
部3清掃用の隙間6を形成してなる。
の係止体5を他方の対面壁4bに向けて突出形成する。こ
の係止体5はその突出端部に大径のフランジ5aを形成
し、また、突出端部を他方の対面壁4bから離間させて凹
部3清掃用の隙間6を形成してなる。
そして、第2図を開く際には、まず、操作棒4を横にし
て清掃用の隙間16内を往復させ、堆積した砂や塵埃を鉤
穴3両端から外側へ掻き出す。その後、第4図に示すよ
うに、棒状の操作棒7の下端部を蓋2の外周端面から凹
溝4内に挿通して係止体5の下面に係合させ、上記操作
棒7を座枠1の内周上端縁を支点として第4図において
左回動させて行なう。
て清掃用の隙間16内を往復させ、堆積した砂や塵埃を鉤
穴3両端から外側へ掻き出す。その後、第4図に示すよ
うに、棒状の操作棒7の下端部を蓋2の外周端面から凹
溝4内に挿通して係止体5の下面に係合させ、上記操作
棒7を座枠1の内周上端縁を支点として第4図において
左回動させて行なう。
この場合、フランジ5aにより、操作棒7が係止体5から
突出端方向に滑るのを防止する。
突出端方向に滑るのを防止する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものは、係止体5を凹溝4の一方の対面壁4a
のみに設けて、操作棒7の係合を円滑に行なわせるよう
にしていたので、上記係止体5の突出量が増大すること
になる。
のみに設けて、操作棒7の係合を円滑に行なわせるよう
にしていたので、上記係止体5の突出量が増大すること
になる。
このため、蓋2の開操作時に係止体5の基部に大きな曲
げモーメントが発生してこの部が折損し易くなり、鉤穴
3の耐久性が低下する欠点があった。
げモーメントが発生してこの部が折損し易くなり、鉤穴
3の耐久性が低下する欠点があった。
これを防止するために、係止体5の径を増大させる手段
があるが、このようにすると、凹溝4も大きくする必要
があり、蓋2の剛性が低下することになる。
があるが、このようにすると、凹溝4も大きくする必要
があり、蓋2の剛性が低下することになる。
本考案は、凹溝の対面する壁に互いに相対する一対の係
止体を設けることにより、操作棒の係合を円滑に行なわ
せながら、耐久性のあるマンホール用蓋の鉤穴構造を得
ることを目的とする。
止体を設けることにより、操作棒の係合を円滑に行なわ
せながら、耐久性のあるマンホール用蓋の鉤穴構造を得
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。
したものである。
即ち、マンホールの開口縁部に設けた座枠に蓋を着脱可
能に嵌合してなるマンホール用蓋において、蓋の外周部
に、下方に凹みかつその外端が蓋の外周端面に開口する
鉤状の凹溝を形成し、この凹溝の相対する対面壁の上部
に、短尺かつ柱状の係止体を互いに対向させて突出形成
するとともに、各係止体の間に前記対面壁の間隔より小
さい清掃用の隙間を設ける構成にしたものである。
能に嵌合してなるマンホール用蓋において、蓋の外周部
に、下方に凹みかつその外端が蓋の外周端面に開口する
鉤状の凹溝を形成し、この凹溝の相対する対面壁の上部
に、短尺かつ柱状の係止体を互いに対向させて突出形成
するとともに、各係止体の間に前記対面壁の間隔より小
さい清掃用の隙間を設ける構成にしたものである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、各係止体は、
凹溝の相対する対面壁からの突出量が小さくなり、曲げ
剛性が増大することになる。
凹溝の相対する対面壁からの突出量が小さくなり、曲げ
剛性が増大することになる。
また、上記各係止体は、凹溝内に嵌合した蓋開作動用の
操作棒にその両側から係合することになり、操作棒から
蓋に加わる負荷が安定することになる。
操作棒にその両側から係合することになり、操作棒から
蓋に加わる負荷が安定することになる。
さらに、鉤穴3内に堆積した砂や塵埃の掻き出しに際し
ては、清掃用の棒を清掃用の隙間16内を素早く往復させ
ると、前記砂や塵埃は鉤穴3の両端から前記隙間16の幅
及び対面壁14a、14a間の広い幅にわたって外側へはじき
飛ばされ掻き出されるため、操作棒17の下端部を蓋12の
外周端面12a側から凹溝14内へ挿通するにあたって、砂
や塵埃に邪魔されず、係止体15、15の下面に操作棒14を
係合させる際にも、堆積した砂や塵埃が掻き出されてい
るため容易に蓋の開閉が行える。
ては、清掃用の棒を清掃用の隙間16内を素早く往復させ
ると、前記砂や塵埃は鉤穴3の両端から前記隙間16の幅
及び対面壁14a、14a間の広い幅にわたって外側へはじき
飛ばされ掻き出されるため、操作棒17の下端部を蓋12の
外周端面12a側から凹溝14内へ挿通するにあたって、砂
や塵埃に邪魔されず、係止体15、15の下面に操作棒14を
係合させる際にも、堆積した砂や塵埃が掻き出されてい
るため容易に蓋の開閉が行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1は本考案の実施例を示す要部断面
図、第2図はその要部平面図、第3図は鉤穴部の側面図
である。
図、第2図はその要部平面図、第3図は鉤穴部の側面図
である。
第1図において、10はマンホールであり、その開口縁部
にはリング状に形成された座枠11を固定する。この座枠
11開口部の内周面11aは、下方から上方に向かってテー
パー状に拡開させる。
にはリング状に形成された座枠11を固定する。この座枠
11開口部の内周面11aは、下方から上方に向かってテー
パー状に拡開させる。
上記座枠11の内周面11aには、円板状の蓋12を着脱可能
に嵌合させる。この蓋12は、その外周端面12aを上記座
枠11の内周面11aに対応するテーパ状に形成する。
に嵌合させる。この蓋12は、その外周端面12aを上記座
枠11の内周面11aに対応するテーパ状に形成する。
上記蓋12の外周部には、以下のように構成された鉤穴13
を形成する。
を形成する。
即ち、蓋体12の外周部に、下方に凹みかつその外端が蓋
12の外周端端面12aに開口する鉤状の凹溝14を形成す
る。
12の外周端端面12aに開口する鉤状の凹溝14を形成す
る。
上記凹溝14の相対する対面壁14a・14aの上部に、短尺か
つ柱状の係止体15・15を互いに対向させて突出形成す
る。
つ柱状の係止体15・15を互いに対向させて突出形成す
る。
これら各係止体15・15は共に対称状に形成してなり、そ
の基部15a・15aは大きな円弧面により各対面壁14a・14a
に接続し、また、各係止体15・15の突出端部は互いに離
間させて凹溝14清掃用の隙間16を形成してなる。
の基部15a・15aは大きな円弧面により各対面壁14a・14a
に接続し、また、各係止体15・15の突出端部は互いに離
間させて凹溝14清掃用の隙間16を形成してなる。
ここで、本例では、凹溝14の幅L1が27mmの場合、上記係
止体15の突出量を5mm、隙間16の量L2を7mmとする。
止体15の突出量を5mm、隙間16の量L2を7mmとする。
次に上記実施例の使用態様について説明する。
蓋12を開作動させる際には、開蓋に先立って蓋12の縁に
形成した鉤穴3内に堆積している砂や塵埃を掻き出す。
これには、まず、清掃用の棒の先端を鉤穴3の中へ突っ
込み、清掃用の隙間16を通して中心方向へ、あるいは放
射方向へ移動させることによって行う。この操作により
砂や塵埃は、鉤穴3の両端から前記隙間16の幅のみでな
く対面壁14a、14a間の広い幅を利用して外側へ掻き出さ
れる。そのようにして鉤穴3を清掃した後、第1図に示
すように、棒状の操作棒17の下端部を蓋12の外周端面12
a側から凹溝14内に挿通して係止体15・15の下面に係合
させ、上記操作棒7を座枠11の内周上端縁11bを支点と
して第1図において左回動させる。
形成した鉤穴3内に堆積している砂や塵埃を掻き出す。
これには、まず、清掃用の棒の先端を鉤穴3の中へ突っ
込み、清掃用の隙間16を通して中心方向へ、あるいは放
射方向へ移動させることによって行う。この操作により
砂や塵埃は、鉤穴3の両端から前記隙間16の幅のみでな
く対面壁14a、14a間の広い幅を利用して外側へ掻き出さ
れる。そのようにして鉤穴3を清掃した後、第1図に示
すように、棒状の操作棒17の下端部を蓋12の外周端面12
a側から凹溝14内に挿通して係止体15・15の下面に係合
させ、上記操作棒7を座枠11の内周上端縁11bを支点と
して第1図において左回動させる。
さすれば、各係止体15・15が操作棒17により上方に押圧
されて蓋12が座枠11に対して上方に回動し、マンホール
10が開かれることになる。
されて蓋12が座枠11に対して上方に回動し、マンホール
10が開かれることになる。
この場合、各係止体15・15は、凹溝14の対面壁14a・14a
からの突出量が小さく、しかも、それらの基部15a・15a
が大きな円弧面で対面壁14a・14aに接続されているた
め、曲げ剛性が増大することになる。
からの突出量が小さく、しかも、それらの基部15a・15a
が大きな円弧面で対面壁14a・14aに接続されているた
め、曲げ剛性が増大することになる。
また、上記各係止体15・15は、凹溝14内に嵌合した操作
棒17にその両側から係合することになり、操作棒17から
蓋12に加わる負荷が安定し、蓋12が座枠11に対してこじ
れることなく開作動することになる。
棒17にその両側から係合することになり、操作棒17から
蓋12に加わる負荷が安定し、蓋12が座枠11に対してこじ
れることなく開作動することになる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案は、蓋の外周部に
形成した凹溝の相対する対面壁の上部に、短尺かつ柱状
の係止体を互いに対向させて突出形成するとともに、各
係止体間に隙間を設けるようにしたので、操作棒の係合
を円滑に行なわせながら、耐久性のあるマンホール用蓋
の鉤穴を得ることができる。鉤穴は一部が係止体によっ
て狭くなっているものゝ、係止体を挟む両端部は広くな
っているので、操作棒を往復動させたとき、広い開口部
から砂や塵埃が素早く排出されるなどの効果がある。
形成した凹溝の相対する対面壁の上部に、短尺かつ柱状
の係止体を互いに対向させて突出形成するとともに、各
係止体間に隙間を設けるようにしたので、操作棒の係合
を円滑に行なわせながら、耐久性のあるマンホール用蓋
の鉤穴を得ることができる。鉤穴は一部が係止体によっ
て狭くなっているものゝ、係止体を挟む両端部は広くな
っているので、操作棒を往復動させたとき、広い開口部
から砂や塵埃が素早く排出されるなどの効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第2図はそ
の要部平面図、第3図は鉤穴部の側面図、第4図は従来
例を示す要部断面図、第5図はその要部平面図である。 10:マンホール、11:座枠、11a:内周面、12:蓋、12a:外
周端面、13:鉤穴、14:凹溝、14a:対面壁、15:係止体、1
5a:基部、16:隙間、17:操作棒。
の要部平面図、第3図は鉤穴部の側面図、第4図は従来
例を示す要部断面図、第5図はその要部平面図である。 10:マンホール、11:座枠、11a:内周面、12:蓋、12a:外
周端面、13:鉤穴、14:凹溝、14a:対面壁、15:係止体、1
5a:基部、16:隙間、17:操作棒。
Claims (1)
- 【請求項1】マンホールの開口縁部に設けた座枠に蓋を
着脱可能に嵌合してなるマンホール用蓋において、蓋の
外周部に、下方に凹みかつその外端が蓋の外周端面に開
口する鉤状の凹溝を形成し、この凹溝の相対する対面壁
の上部かつ蓋の半径方向中央部に、短尺かつ柱状の係止
体を互いに対向させて突出形成するとともに、各係止体
の間に前記対面壁の間隔より小さい隙間を設けたことを
特徴とするマンホール用蓋の鉤穴構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873488U JPH072704Y2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | マンホール用蓋の鉤穴構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873488U JPH072704Y2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | マンホール用蓋の鉤穴構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164335U JPH01164335U (ja) | 1989-11-16 |
JPH072704Y2 true JPH072704Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31284532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5873488U Expired - Lifetime JPH072704Y2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | マンホール用蓋の鉤穴構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072704Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-30 JP JP5873488U patent/JPH072704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01164335U (ja) | 1989-11-16 |
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