JPH07270281A - 試験台上で走行車の転動車輪を操舵する方法とその装置 - Google Patents

試験台上で走行車の転動車輪を操舵する方法とその装置

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JPH07270281A
JPH07270281A JP5102538A JP10253893A JPH07270281A JP H07270281 A JPH07270281 A JP H07270281A JP 5102538 A JP5102538 A JP 5102538A JP 10253893 A JP10253893 A JP 10253893A JP H07270281 A JPH07270281 A JP H07270281A
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steering
traveling vehicle
wheel
test
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JP5102538A
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Hans J Dadt
ハンス‐ヨアヒム、ダート
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Original Assignee
Carl Schenck AG
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    • G01M17/06Steering behaviour; Rolling behaviour
    • G01M17/065Steering behaviour; Rolling behaviour the vehicle wheels co-operating with rotatable rolls

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験台上で既に走行車自体の揺れ運動および
ヨーイング運動の他に走行車内部の走行騒音の防止をも
含んでいる走行快適性についての測定結果を得ること、
および垂直方向に強く励振した際にトランク室カバーお
よび冷却器キャップのような閉鎖可能な走行車開口が車
体に対して相対運動したときに生ずる騒音についての測
定結果を得る。 【構成】 走行車を垂直に大きく励振した際に走行車車
輪を介して生ずる走行車のひねり運動および横運動によ
って、少なくとも一対の操舵可能な転動車輪(2)が、
走行車(1)の外部に存在し垂直の励振に影響されない
基準点(16)に対する走行車(1)の横運動により生
ずる走行車部分(11)のその静止位置からの横変位に
関係して操舵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実際運転において生ず
る特性を検出するために試験台上で走行車の転動車輪を
操舵する方法とその方法を実施するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】走行車の試験台は特に、自動車を開発お
よび製造する際に例えば走行車の制動挙動を試験するた
めに使用される。また平面軌道ユニットあるいは回転ド
ラムを持った試験台も対象となり、これは、走行車のキ
ャンバおよび軌間を検出するためおよび実際運転中の走
行車の挙動を試験するため、あるいは予め試験範囲に入
れられたパラメータ例えば走行車の振れおよび揺れない
しヨーイングについてのパラメータを平面軌道形あるい
はドラム形試験台の駆動ユニットに伝達し、この選択さ
れた運転状態によって既に完成した走行車を試験するた
めに採用される。そしてこの試験結果を参考にして走行
車は予期すべき事実に関して改良される。
【0003】かかる試験を実施するために、走行車に運
転手が乗り込み、走行車の駆動エンジンの駆動状態にお
いて転動する車輪で試験台を駆動するか、あるいは試験
台が駆動されその上を転動する車輪が固有駆動装置なし
に動かされることが、従来において知られている。また
これらを組み合わせることもでき、その場合試験台のロ
ーラあるいは平面軌道並びに走行車が共に駆動される。
試験中における走行車の試験台上への保持は、走行車を
試験台にいわゆる縛りつける方式で行われる。言い換え
れば誤った荷重がかかった場合でも走行車が試験台から
出ないように、車体を試験台あるいは周囲の作業平面に
係留する。
【0004】更に、舵取り装置によって走行車が運転手
なしでも軌道における舵取りの追従により保持すること
ができ、従って試験を行うことができる。走行車を試験
台上に横方向に保持する上述の処置は、走行車の操舵車
輪だけが又は非操舵車輪だけが試験台に結合される試験
台に対しても利用できる。その場合走行車の駆動力は操
舵車輪あるいは非操舵車輪を介して試験台に作用する。
上述の舵取り装置は走行車の横運動を舵取りハンドルの
作動によって補正する。それ自体公知の受動的な舵取り
装置は、舵取りハンドルがロッドなどを介して走行車に
対して横に建屋あるいは基礎における固定点にヒンジ結
合で支持され、従って試験台において大きな垂直の励振
が生じないときだけしか、走行車は運動自体において操
舵しない。
【0005】しかし走行車試験台において強い垂直励振
が生ずるとき、水平における制御量の重畳によってある
いは例えば走行面の非平坦さを形成する意図的な補助的
な垂直励振によって、一般に各車輪が異なって荷重さ
れ、転動する車輪に試験台ローラあるいは平面軌道を介
して与えられ、従って走行車において強い垂直運動が引
き起こされ、特に揺れも生ずる。ここで揺れとは、走行
車長手軸心を中心とする走行車のローリング運動を意味
する。これは走行車車輪のその都度の振れに関係して一
般にその零点位置から動かされる。この揺れ運動によっ
て、ヒンジ結合された硬いロッドは舵取りハンドルの不
要な運動を生じさせ、走行車をその零点位置から変位さ
せ、また不安定な操舵性を生じてしまう。横の変位が横
側の縛りつけ例えば走行車の係留によって阻止されると
き、必然的な強制力が走行車に導入され、これは試験結
果に不利な影響を与える。
【0006】運転手の乗車は付加的な経費を必要とし、
測定結果が人間による主観的な作業によって影響され
る。従って垂直励振に応じて試験台上で調整される走行
車即ち走行快適性が、走行車の自由走行における実際の
走行車挙動に再現可能に変換できるか否かが問題であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこの従
来技術から出発して、試験台上で既に走行車自体の揺れ
運動およびヨーイング運動の他に走行車内部の走行騒音
の防止をも含んでいる走行快適性についての測定結果を
得ること、および測定結果に影響を与える走行車の横の
縛りつけを必要とすることなく、また大きな垂直方向の
運動の際に生ずる揺れ成分が追加的な舵取り運動を生じ
ないようにして、垂直方向に強く励振した状態において
車体に対して動くトランク室カバーおよび冷却器キャッ
プのような閉鎖した走行車開口の騒音についての結果を
試験によって得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項1の特徴事項によって達成さ
れる。走行車の外部に存在する静止基準点に対する走行
車の横運動により生ずる走行車部分のその静止位置から
の横変位に関係してだけ操舵可能な車輪が追従補正され
ることによって、大きく垂直方向に励振される場合にお
いて、走行車を横に縛りつけることなしに、すべての強
制力を除去した状態で試験台に保持することができる。
被試験走行車をそのように案内することによって、特に
ひねり運動が実質的に無視できるので、例えば操舵可能
な車輪組の各車輪が垂直に移動する狭い平面軌道上に置
かれる平面軌道形試験台でも、横に縛りつけることなし
に上述の試験が実施できる。
【0009】請求項2記載の本発明の実施態様におい
て、走行車における舵取り点が、走行車の変位を検出す
るために測定点に対して空間的に分離されている。これ
によって、場所的な事実に応じて走行車のすべての側に
おいてその横運動即ち揺れを測定することができ、更に
測定誤差を生じてしまう過剰補償が行われず、例えば走
行車の縛りつけによる狂いも生じないようにしか舵取り
に影響を与えないようにできる。
【0010】請求項3記載の本発明の実施態様におい
て、バイアス圧を与えるべき伝達手段においてバイアス
圧が実質的に舵取り平面内で作用する方向にしか力を伝
達しないことを提案する。これによって、バイアス要素
自体を舵取り平面内に配置する必要がないようにでき
る。
【0011】本発明の目的は、試験台上に存在しその車
輪が試験台上で転動する走行車についての装置から出発
して、請求項4記載の特徴事項によって達成される。こ
れは特に請求項2記載の方法を実施するために適してい
る。この装置は、試験台上で走行車の少なくとも一対の
転動車輪に大きな垂直の運動を導入した際、少なくとも
1つの測定個所を介して固定点に対する走行車の一部の
横運動を測定し、これによって走行車の間隔差から横運
動に関してだけ、揺れ成分を実質的に除去した状態で、
操舵可能な車輪が舵取り点から操舵される。走行車を補
助的に横に縛りつける必要なしに、試験台における走行
車の突破あるいは走行車の試験台からの脱出が避けられ
る。そのような横の縛りつけは、測定値に影響を与え、
同時にその後で調整される走行車に影響を与え、これは
走行車の調整の非再生性を生じてしまう。
【0012】請求項5には本発明の方法を実施するため
の装置特に請求項3記載の方法を実施するための装置が
記載されている。この場合、ロープが基準点を転向機構
を介して被試験走行車の舵取りハンドルの調整可能なス
ポークに結合され、同時に舵取りハンドルにおける調整
可能なスポークがバイアス圧を与えるばねを介して動く
走行車の個所に結合されている。この場合、ロープに対
してバイアス圧を与えるばねはロープと同じ平面内に位
置する必要はなく、相応した転向機構によって動く走行
車の乗車室の内部あるいは外部における任意の場所に配
置できる。
【0013】本発明の方法を実施するための他の装置が
請求項6に記載されている。この場合、液圧シリンダお
よびピストンロッドから成る液圧装置が基準点と車体に
おける測定点との間に配置されている。いま車体が垂直
運動により横に動いたとき、横運動についての情報が液
圧媒体およびホースを介して第2の液圧シリンダに伝達
される。この第2の液圧シリンダは一方では走行車に支
持され、他方では舵取りハンドルにおける調整可能なス
ポークに結合されている。その第2の液圧シリンダの液
圧媒体によって表される情報によって、第2の液圧シリ
ンダのピストンロッドが作動される。このピストンロッ
ドは舵取りハンドルの調整可能なスポークの一点にヒン
ジ結合され、舵取りハンドルを横運動に相応して揺れを
実質的に無視した状態で動かし、これによって試験台上
において舵取り補正を行うために利用される。液圧式に
伝達する代わりに、舵取り補正に対して同じようにして
空気圧式に伝達することもできる。
【0014】請求項7において、その都度の間隔変化に
関係して電気信号が制御装置に導かれ、この制御信号が
作動装置に導かれるような装置が提案されている。この
場合、作動装置は好適には乗車室の内部にヒンジ結合し
て配置され、舵取りハンドルの調整可能なスポークと共
働する。これによって能動的に補正する舵取り運動が操
舵車輪に伝達される。請求項8記載の本発明に基づく実
施態様において、少なくとも1つの探触個所が舵取り点
に対して移動されているような装置が提案されている。
これによって舵取り点に無関係に一方では走行車の片側
の種々の個所において例えば車体の揺れが検出でき、長
手方向における側面についておよび走行車の高さについ
て測定する際に揺れによって走行車がどんな運動を行う
かが検出できる。更に、車体における開口の影響、例え
ば窓開口の影響あるいは屋根開口の影響又は車体に結合
されている車輪ボックスの影響についての推論もでき
る。この試験に基づいて、走行車を開発する際に走行車
の弾性特性並びにその騒音感度も改善させられる。
【0015】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。各図において同一構造部品には同一符号
が付されている。図1において走行車1はその操舵車輪
2が試験台3の上で転動する。この試験台3としては、
ドラム形試験台あるいは図1に示されているように平面
軌道形試験台のどちらでもよい。また本発明において、
転動する操舵車輪2が走行車1によって駆動されるか、
試験台3によって駆動されるか、また試験台3および走
行車1の双方が駆動されるかについても同様にどちらで
もよい。
【0016】試験台3は垂直の励振作用を導入するため
に形成されている2つの励振装置4,5の上に置かれて
いる。これらの両装置4,5が垂直の励振作用を行うこ
とは二重矢印6で示されており、これは詳しくは互いに
無関係に行われる。従って例えば平面軌道形試験台3は
操舵車輪2に異なった強さの垂直の励起作用を伝達す
る。その場合、両装置4,5間において垂直の励振作用
の周波数を異ならせることもできるので、走行車1を傾
ける他に、異なった励振周波数を与えることもできる。
この励振周波数は走行車1の舵取り作用に影響を与え、
従って舵取りハンドル7に現れるような舵取り補正を生
じてしまう。舵取りハンドル7の代わりに、操舵車輪2
あるいはドラッグリンク(図示せず)例えば走行車にお
けるタイロッドを、上述したように引き起こされる舵取
り補正に対する作用点として利用することもできる。
【0017】図1の場合に、基本状態即ち垂直励振の中
間位置において水平に延びるロッド10と転向機構8と
から成るリンク機構9を配置することによって、水平の
ロッド10が走行車1のぐらつきなしに動揺軸線13の
高さに有利に配置されているとき、車体11に接触して
いることによって走行車1が揺れた場合に、横運動しか
与えられず、実際にはひねり成分は与えられない。即ち
これによって、走行車が揺れた場合にロッド10の車体
側終点が実際には横運動を行わないようにできる。ロッ
ド10の反対側は建屋あるいは試験台の固定点にヒンジ
結合で固定されており、従って静止基準点16として使
用される。転向機構8は、ロッド10の車体側端に対し
て確立されている走行車の横運動を、走行車に取り付け
られている第2の転向機構13にヒンジ結合されている
硬い連結ロッド12およびその第2の転向機構13にヒ
ンジ結合されているドラッグリンク14を介して舵取り
ハンドル7に伝達する。その場合ドラッグリンク14は
舵取りハンドル7の調整可能なスポークにヒンジ結合さ
れている。最も簡単な場合、調整可能なスポークは、舵
取りハンドルの回転中心と舵取りハンドルの円周に結合
されている任意の長さのロッドから成っており、従って
これは舵取りハンドルから突出することもできる。ドラ
ッグリンク14の作用点を移動することによって、舵取
り反作用の感度を影響させられる。転向機構8および第
2の転向機構13のてこ比も同様に調整できる。これに
よってリンク機構9の増幅度を走行車舵取りの変成比に
適合させることができる。
【0018】このリンク機構9は特に被試験走行車1の
受動的な操舵に対する本発明に基づく実施態様と見なさ
れる。ここで受動的な操舵とは、エネルギが補助的に導
入されることなしにリンク機構9によって走行車1を舵
取りハンドル7を介して操舵することを意味する。これ
に対して能動的な操舵とは、補助的にエネルギを導入し
て走行車1を操舵することを意味する。
【0019】図1に示されている試験台上における走行
車の受動的の操舵によって、走行車はそこに生ずる横運
動に関係するが実際には揺れ運動の影響なしに操舵され
る。走行車が揺れた場合にひねり成分は受動的な操舵に
よって有益に補償される。この受動的な操舵は、被試験
走行車を試験台の狭い平面軌道上でも受動的な操舵だけ
で確実に案内することを可能にする。被試験走行車の動
揺軸線に対応した水平のロッド10、静止基準点16、
転向機構8、第2の転向機構13、連結ロッド12およ
びドラッグリンク14の調整性および操作性によって、
かかるリンク機構は走行車1の車体の片側のどんな場所
にも設置できる。この場合、水平のロッド10が常にド
ラッグリンク14の下側の垂直平面内に配置される必要
はない。従って走行車の片側の横運動を揺れの影響下で
も測定できる。
【0020】図2には揺れ補償形の受動的の操舵方式の
実施例が示されている。この場合走行車1は操舵車輪2
が、励振装置4、5によって垂直方向6に動かせる平面
軌道3付きの走行車試験台上に置かれている。この場
合、基準点16はロープ17、下側案内ローラ18およ
び上側案内ローラ19を介して舵取りハンドル7のスポ
ークに結合されている。案内ローラの代わりに滑りシュ
ーを利用することもできる。ロープ17は、力が一方向
にしか伝達されず、バイアス圧を与える場合だけ力が二
つの方向に作用するような手段である。その下側案内ロ
ーラ18は同時に走行車の横変位を検出するための測定
点15として使用される。下側案内ローラ18および上
側案内ローラ19は走行車1に釈放可能に取り付けら
れ、下側案内ローラ18は好適には走行車1の動揺軸線
13の高さに、走行車が基本状態にあるときロープ17
が測定点15と基準点16との間を有益に水平に延びる
ように取り付けられている。
【0021】ばね20は金属、非金属、合成樹脂あるい
は流体から成り、バイアス圧を与えるために作用する。
このばね20は走行車1において点21に取り付けら
れ、舵取りハンドル7においてスポークに取り付けら
れ、ロープ17が両方向に力を伝達するように作用す
る。この場合、ばね20の作用方向が調整可能なスポー
クに対して一平面内に存在するようにしか配慮されてい
ないとき、点21は図2に示されている個所に配置する
必要はなく、走行車の内部において任意の個所に配置で
きる。上述の配置によれば測定点15における走行車1
の横運動は舵取り補正値として舵取りハンドル7に伝達
され、その場合、動揺軸線13を中心とする揺れの影響
は有益に切り離される。この装置の場合、下側案内ロー
ラ18および上側案内ローラ19が一平面内において垂
直に上下に位置しているか否かは問題ではない。舵取り
ハンドル7のスポークにおけるロープ17の作用点を適
合することによって、舵取り装置の増幅度を走行車の舵
取りの変成比に適合できる。
【0022】図3には揺れ補償形の受動的な操舵方式の
他の実施例が示されている。この場合走行車1はその操
舵車輪2が、励振装置4、5によって垂直方向6に動か
せる平面軌道3付きの走行車試験台上に置かれている。
この場合基準点16は走行車の基本位置において有益に
水平に位置するピストンロッド付き液圧シリンダ22を
介して走行車の測定点15に結合され、これは好適には
動揺軸線13の高さに位置している。このピストンロッ
ド付き液圧シリンダ24は液圧ホース23を介して第2
のピストンロッド付き液圧シリンダに結合されている。
この液圧シリンダのピストンロッドが舵取りハンドル7
の調整可能なスポークに作用する。測定点15の横運動
によっていまやピストンロッド付き液圧シリンダ22に
おいて加圧媒体が押し出され、液圧ホース23を介して
ピストンロッド付き液圧シリンダ24に導かれ、従って
ピストンロッドは測定点15の横運動を舵取り補正値と
して舵取りハンドル7の調整可能なスポークに伝達す
る。その場合舵取りハンドル7の調整可能なスポークが
増幅度の適合量となっている。この装置の利点は、走行
車1のドアが閉じられている場合にそのドアパッキンを
通して導かれる細いホース23を介してこの装置が作動
できるという点にある。これによって走行車のドアおよ
び窓が閉じられている状態で試験することができる。
【0023】図4には揺れ補償形の能動的な操舵方式の
実施例が示されている。この場合走行車1は操舵車輪2
が、励振装置4、5によって垂直方向6に動かせる平面
軌道3付きの走行車試験台上に置かれている。この場合
基準点16は走行車の基本位置において有益に水平に位
置する行程測定装置25を介して走行車の測定点15に
結合され、この行程測定装置25は好適には動揺軸線1
3の高さに位置している。行程測定装置としては特に、
誘導式、抵抗式あるいは光を使用する非接触式測定装置
が対象となる。行程測定装置25は走行車の測定点15
の横変位を制御装置26に報知する。この制御装置26
は測定信号を評価し、舵取り補正値を能動的操作要素2
7に与える。この能動的操作要素27は片側が走行車に
支持され、反対側が舵取りハンドル7の調整可能なスポ
ークに支持され、そのようにして舵取り補正値を舵取り
ハンドル7に伝達する。能動的操作要素27は好適には
例えば電気スピンドルのような電気要素として形成され
るが、調整される空気圧式あるいは液圧式シリンダによ
って形成することもできる。この舵取り装置の場合も、
走行車のドアおよび窓を閉じた状態で試験することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、試験台上で既に走行車
自体の揺れ運動およびヨーイング運動の他に走行車内部
の走行騒音の防止をも含んでいる走行快適性についての
測定結果を得ることができると共に、垂直方向に強く励
振した際にトランク室カバーおよび冷却器キャップのよ
うな閉鎖可能な走行車開口が車体に対して相対運動した
ときに生ずる騒音についての測定結果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】舵取りハンドルが走行車外部の静止基準点に結
合され走行車が垂直方向に大きく励振される走行車の受
動的な舵取り装置の概略構成図。
【図2】走行車の受動的な舵取り装置の異なった実施例
の概略構成図。
【図3】走行車の受動的な舵取り装置の更に異なった実
施例の概略構成図。
【図4】走行車の能動的な舵取り装置の実施例の概略構
成図。
【符号の説明】
1 走行車 2 操舵車輪 6 垂直移動方向矢印 7 舵取りハンドル 10 ロッド 11 車体 12 連結ロッド 14 ドラッグリンク 15 測定点 16 基準点 17 ロープ 18 案内ローラ 19 案内ローラ 20 ばね 21 スポーク 22 ピストンロッド 23 液圧ホース 24 ピストンロッド 25 行程測定装置 26 制御装置 27 操作要素

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実際運転において生ずる特性を検出するた
    めに試験台上で走行車の転動車輪を操舵する方法におい
    て、 走行車を垂直に大きく励振した際に走行車車輪を介して
    生ずる走行車のひねり運動および横運動によって、少な
    くとも一対の操舵可能な転動車輪(2)が、走行車
    (1)の外部に存在し垂直の励振に影響されない基準点
    (16)に対する走行車(1)の横運動により生ずる走
    行車部分(11)のその静止位置からの横変位に関係し
    て操舵されることを特徴とする試験台上で走行車の転動
    車輪を操舵する方法。
  2. 【請求項2】舵取りハンドル(7)における舵取り点
    が、走行車の変位を検出するために測定点(15)に対
    して空間的に分離されていることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】バイアス圧を与えるべき伝達手段において
    バイアス圧が有益に操舵平面内で作用することを特徴と
    する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】試験台上に存在し車輪が試験台上で転動す
    る走行車においてその転動車輪を操舵する方法を実施す
    るための装置において、 試験台上で走行車(1)の少なくとも一対の転動車輪
    (2)に大きな垂直の運動を導入した際、基準点(1
    6)に対する走行車(1)の横運動が、走行車(1)の
    車体(11)に釈放可能に結合された転向機構(8)に
    ヒンジ結合されたロッド(10)およびその転向機構
    (8)にヒンジ結合された連結ロッド(12)を介し
    て、走行車(1)の車体(11)に釈放可能に配置され
    た第2の転向機構(13)に導かれ、この転向機構(1
    3)にヒンジ結合されたドラッグリンク(14)を介し
    て、舵取りハンドル(7)における調整可能なスポーク
    に相応して、補正運動を実施するために走行車(1)の
    有益に水平に作用する横運動成分だけが舵取りハンドル
    (7)に導かれることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の方法を実施するための装置。
  5. 【請求項5】試験台上に存在し車輪(2)が試験台上で
    転動する走行車においてその車輪を操舵するする方法を
    実施するための装置において、 試験台上で走行車(1)の少なくとも一対の転動車輪
    (2)に大きな垂直の運動(6)を導入した際、基準点
    (16)に対する走行車(1)の横運動が、基準点(1
    6)がロープ(17)、走行車(1)の車体(11)に
    釈放可能に結合された下側案内ローラ(18)および走
    行車(1)の車体(11)に同様に釈放可能に結合され
    た上側案内ローラ(19)を介して舵取りハンドル
    (7)の調整可能なスポークに結合されるようにして検
    出され、舵取りハンドル(7)の調整可能なスポーク
    に、走行車(1)の車体(11)に配置されたばね(2
    0)が作用することを特徴とする請求項3記載の方法を
    実施するための装置。
  6. 【請求項6】試験台上に存在し車輪(2)が試験台上で
    転動する走行車においてその車輪を操舵するする方法を
    実施するための装置において、 試験台上で走行車(1)の少なくとも一対の転動車輪
    (2)に大きな垂直の運動(6)を導入した際、基準点
    (16)に対する走行車(1)の横運動が、基準点(1
    6)がピストンロッド付き液圧シリンダ(22)を介し
    て静止状態において走行車(1)の車体(11)の測定
    点(15)に接するようにして検出され、大きな垂直運
    動(16)を導入した際に液圧ホース(23)を通る液
    圧媒体の排除量に関係して、ピストンロッド付きの第2
    の液圧シリンダ(24)における舵取りハンドル(7)
    の調整可能なスポークにヒンジ結合されたピストンロッ
    ドが、舵取り補正値を舵取りハンドル(7)に与えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の方法を実施するための装置。
  7. 【請求項7】試験台上に存在し車輪(2)が試験台上で
    転動する走行車においてその車輪を操舵するする方法を
    実施するための装置において、 試験台上で走行車(1)の少なくとも一対の転動車輪
    (2)に大きな垂直の運動(6)を導入した際、基準点
    (16)に対する走行車(1)の横運動が、車体(1
    1)に存在する測定点(15)と基準点(16)との間
    に行程測定装置(25)が設けられるようにして検出さ
    れ、大きな垂直運動を導入した際の測定点(15)の横
    運動に関係して行程測定装置(25)の制御信号が制御
    装置(26)に導かれ、そして舵取り補正値に対する信
    号が形成され操作要素(27)に与えられ、その操作要
    素(27)が一方では走行車(1)の車体(11)に釈
    放可能に支持され、他方では舵取りハンドル(7)の調
    整可能なスポークにヒンジ結合され、舵取りハンドル
    (7)が舵取り補正値に関係して作動されることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の方法を
    実施するための装置。
  8. 【請求項8】少なくとも1つの探触個所(15)が舵取
    り点に対して移動されていることを特徴とする請求項4
    ないし7のいずれか1つに記載の装置。
JP5102538A 1992-05-29 1993-04-28 試験台上で走行車の転動車輪を操舵する方法とその装置 Pending JPH07270281A (ja)

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