JPH07269985A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH07269985A
JPH07269985A JP6324794A JP6324794A JPH07269985A JP H07269985 A JPH07269985 A JP H07269985A JP 6324794 A JP6324794 A JP 6324794A JP 6324794 A JP6324794 A JP 6324794A JP H07269985 A JPH07269985 A JP H07269985A
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JP
Japan
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heat exchange
pipe
refrigerant
heat exchanger
heat
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JP6324794A
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English (en)
Inventor
Kokichi Furuhama
功吉 古浜
Masaaki Satou
全秋 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非共沸混合冷媒を対象とする熱交換器におい
て、非共沸混合冷媒の非共沸性に起因する熱交換性能の
低下を解消させる。 【構成】 伝熱フィン1を貫通する熱交換パイプ3のU
パイプ3b内に、スプリングなどの攪拌手段を挿入固定
することで、ここを通過する非共沸混合冷媒が攪拌さ
れ、気相および液相の混合が促進されて、熱伝達率が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱交換パイプを流れ
る冷媒と外部を流れる流体との間で熱交換を行う熱交換
器に係わり、特に冷媒として非共沸混合冷媒を使用した
熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境問題に発展するオゾン層破壊の
可能性のあるCFC,HCFC冷媒の削減、全廃に向
け、空気調和機に使用されているHCFC22も、オゾ
ン破壊係数が0であるHFC冷媒への切り替えが必要と
なる。
【0003】ところが、空気調和機の運転条件を満足す
るHFC冷媒の多くは、2種類以上の冷媒を混合した冷
媒であり、またその中の大部分は、沸点の異なる冷媒を
混合した、いわゆる非共沸混合冷媒である。
【0004】非共沸混合冷媒は、相変化中に温度勾配が
生ずることから、空気と熱交換する場合、熱交換器の構
成によっては、冷媒の流れ方向と空気の流れ方向とが互
いに並行流となり、このような場合には熱交換器の温度
効率が著しく低減する。つまり、熱交換器が蒸発器とし
て機能する場合には、冷媒温度の上昇に伴い空気温度が
低下し、一方熱交換器が凝縮器として機能する場合に
は、冷媒温度の低下に伴い空気温度が上昇し、いずれの
場合でも下流側において冷媒と空気との温度差が小さく
なって熱交換量が不充分なものとなる。
【0005】冷媒と空気の流れ方向が相互に対向流を形
成するようにすれば、熱交換器内を流れる冷媒温度と空
気温度との差が、入口から出口にかけて均一化されるの
で、上記問題は解消される。ところが、冷房と暖房の両
方の運転が可能な空気調和機では、冷房運転と暖房運転
で熱交換器での冷媒の流れ方向が逆転することが常であ
り、両運転で対向流を形成するには、熱交換器外部にバ
ルブやバイパス管を設置するなど構成を複雑化して、冷
暖両運転での冷媒の流れ方向を同一化しない限り、冷暖
両運転で熱交換器を対向流として用いることは不可能で
あり、熱交換器の少なくとも一部に温度効率の低い部分
が生じてしまう。
【0006】また、非共沸混合冷媒は、相変化中の気相
と液相の各々の組成が異なるので、熱交換器内で蒸発あ
るいは凝縮する冷媒の気相と液相に濃度分布が発生し、
それらが熱伝達の抵抗となってしまう。したがって、非
共沸混合冷媒は、同一の物性値を持つ単一冷媒に比べ、
蒸発や凝縮に伴う熱伝達が著しく低下するという欠点が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、非共沸混
合冷媒を対象とする熱交換器においては、単一冷媒を対
象とするものに比べて熱交換性能が低下するという問題
がある。
【0008】そこで、この発明は、非共沸混合冷媒を対
象とする熱交換器における、非共沸混合冷媒の非共沸性
に起因する熱交換性能の低下を解消させることを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、冷媒を流通させる熱交換パイプを有
し、前記冷媒と外部を流れる流体との間で熱交換を行う
熱交換器において、前記冷媒として高沸点冷媒と低沸点
冷媒とを混合させた非共沸混合冷媒を用いるとともに、
この非共沸混合冷媒の非共沸性に起因する熱交換量低下
を軽減する熱交換量低下軽減手段を設けた構成としてあ
る。
【0010】
【作用】このような構成の熱交換器によれば、熱交換量
低下軽減手段により、非共沸混合冷媒の非共沸性、例え
ば相変化中の温度勾配や、蒸発あるいは凝縮する際の冷
媒の気相と液相の濃度分布に起因する熱交換性能の低下
が軽減される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は、この発明の第1実施例を示す空気調和機
に使用される熱交換器の正面図である。この熱交換器
は、図中で左右方向に配列された多数枚の伝熱フィン1
と、熱交換パイプ3とを備えている。熱交換パイプ3
は、伝熱フィン1を貫通する直線状の複数のパイプ本体
3aと、隣接するパイプ本体3a相互を結合するための
Uパイプ3bとから構成されており、内部には高沸点冷
媒と低沸点冷媒とが混合された非共沸混合冷媒Aが流れ
る。熱交換パイプ3内の非共沸混合冷媒Aは、パイプ本
体3aの外部を流れる流体である空気と熱交換し、蒸発
あるいは凝縮といった相変化をする。
【0012】熱交換パイプ3の屈曲部位であるUパイプ
3b内には、非共沸混合冷媒の非共沸性に起因する熱交
換量低下を軽減する熱交換量低下軽減手段が挿入固定さ
れている。ここでの熱交換量低下軽減手段は、非共沸混
合冷媒Aを攪拌する攪拌手段であり、具体的な例として
は、図2に示すように、スプリング5、捻りテープ7、
あるいは羽車9などでよい。
【0013】スプリング5は、コイル状でありUパイプ
3bの全長にわたり配置する。捻りテープ7は、例えば
ビニルテープのようなテープ状のものを、緩く捩じった
状態に形成されたもので、その捩じれに沿って非共沸混
合冷媒Aが旋回しながら流れることで攪拌され、スプリ
ング5と同様Uパイプ3bの全長にわたり配置する。羽
車9は、Uパイプ3bの両開口端部付近に設置し、内壁
に取り付けられる支持軸9aに対して羽部9bが回転可
能であっても固定される状態であってもよい。
【0014】ところで、非共沸混合冷媒は、沸点の異な
る冷媒の混合であり、上記熱交換器内で相変化する場
合、特定の冷媒が優先的に相変化をする(蒸発の場合
は、沸点の低い冷媒が優先的に蒸発し、凝縮の場合は、
沸点の高い冷媒が優先的に凝縮する)。このため、気液
界面を中心として気相と液相の各相内に濃度分布が発生
し、これが拡散抵抗となり、蒸発や凝縮に伴う熱伝達率
を低下させる。
【0015】本実施例では、パイプ本体3a相互を結合
するUパイプ3bの内部に、スプリング5、捻りテープ
7、羽車9等の撹拌手段を設けているため、非共沸混合
冷媒Aは撹拌されて気相と液相との混合および、気相内
部と液相内部でのそれぞれの混合がなされ、気相および
液相に生じた濃度分布が解消され、蒸発や凝縮に伴う非
共沸混合冷媒の非共沸性に起因する熱伝達率の低下が解
消される。
【0016】濃度分布は、相変化が進行するにつれて徐
々に形成されるので、熱交換パイプ3全体の非共沸混合
冷媒Aを撹拌する必要はなく、ある程度の距離ごとに設
置すればよい。逆に、スプリング5などの撹拌手段は、
非共沸混合冷媒Aの圧力損失を増大させるので、熱交換
パイプ3全体に設置すると、熱交換器全体の圧力損失を
増大させることとなり、空気調和機の性能低下につなが
る。このような観点から、Uパイプ3b内にのみ撹拌手
段を設けることは、熱伝達率の向上と圧力損失増大の抑
制という2つの点から優れている。加えて、Uパイプ3
bとパイプ本体3aとは別個に製作され、組立工程にて
溶接にて結合されるので、結合前にUパイプ3b内に撹
拌手段を設置することは、製作上も容易である。
【0017】なお、パイプ本体3aの長さが短い場合
や、非共沸混合冷媒Aの非共沸性が強くない場合には、
すべてのUパイプ3bに撹拌手段を設ける必要はなく、
流れ方向に一つおきや二つおきに設置してもよい。ま
た、図2(a)のスプリング5や図2(b)の捻りテー
プ7は、Uパイプ3b全長を占める必要はない。また、
図2(c)の羽車9は、一つのUパイプ3bについて一
つ設置するようにしてもよい。
【0018】図3は、この発明の第2実施例を示す空気
調和機に使用される熱交換器の正面図である。この熱交
換器も、前記図1の実施例と同様に、図中で左右方向に
配列された多数枚の伝熱フィン11と、熱交換パイプ1
3とを備えている。熱交換パイプ13は、伝熱フィン1
1を貫通する直線状の複数のパイプ本体13aと、パイ
プ本体13aに一端側が結合される第1のUパイプ13
bと、隣接する第1のUパイプ13b相互を結合する第
2のUパイプ13cとから構成されている。
【0019】ここでは、熱交換パイプ13は、図中で紙
面に直交する方向に2列設けられており、実線で示すも
のが紙面表側の列を示し、破線で示すものが紙面裏側の
列を示している。非共沸混合冷媒Aは、本熱交換器に対
し、紙面裏側の列におけるパイプ本体13aの入口15
から流入し、紙面表側の列におけるパイプ本体13aの
出口17から流出する。
【0020】図4は、第1のUパイプ13bと第2のU
パイプ13cとが結合された図3におけるB部の拡大図
である。ここで、非共沸混合冷媒Aが、気相と液相とが
混在した状態で、パイプ本体13aから第1のUパイプ
13bに流入すると、液相は遠心力により外周側の内壁
に押し付けられつつ流れる。非共沸混合冷媒Aが第1の
Uパイプ13bから第2のUパイプ13cに流れ込む際
には、非共沸混合冷媒Aの液相に作用する遠心力の方向
が180度変換され、これにより液相は第2のUパイプ
13c内にて外周側の内壁に向けて移動し、この移動時
に非共沸混合冷媒Aが攪拌されて気相と液相との混合な
どがなされる。さらに、非共沸混合冷媒Aが第2のUパ
イプ13cから第1のUパイプ13bに流れ込む際に
も、同様に非共沸混合冷媒Aが攪拌されて、パイプ本体
13aに流出する。
【0021】このように、図3および図4の実施例にお
いても、非共沸混合冷媒Aが第1のUパイプ13bおよ
び第2のUパイプ13cを流れることで、非共沸混合冷
媒Aが攪拌されるので、非共沸性に起因する熱伝達率の
低下が軽減されることになる。また、この実施例では、
前記図1の実施例と異なり、熱交換パイプ13内部には
撹拌手段を設置していないので、非共沸混合冷媒Aの圧
力損失増大には、ほとんど影響しない。
【0022】上記図3の実施例において、非共沸混合冷
媒Aが第1のUパイプ13bから第2のUパイプ13c
に流れ込む際には、熱交換パイプ13内での冷媒の流れ
方向が変化する第1の屈曲部は第1のUパイプ13bで
あり、第1の屈曲部での冷媒流れの変化方向と異なる方
向に冷媒の流れ方向が変化する第2の屈曲部は第2のU
パイプ13cである。また、非共沸混合冷媒Aが第2の
Uパイプ13cから第1のUパイプ13bに流れ込む際
には、第1の屈曲部は第2のUパイプ13c、第2の屈
曲部は第1のUパイプ13bとなる。このため、第1の
Uパイプ13bおよび第2のUパイプ13cは、非共沸
混合冷媒Aを攪拌する攪拌手段を構成するとともに、共
沸混合冷媒Aの非共沸性に起因する熱交換量低下を軽減
する熱交換量低下軽減手段を構成することになる。
【0023】図5は、この発明の第3実施例を示す空気
調和機に使用される熱交換器の正面図である。この熱交
換器も、前記図1の実施例と同様に、図中で左右方向に
配列された多数枚の伝熱フィン1と、熱交換パイプ3と
を備え、熱交換パイプ3は、伝熱フィン1を貫通する直
線状の複数のパイプ本体3aと、隣接するパイプ本体3
a相互を結合するためのUパイプ3bとから構成されて
いる。
【0024】パイプ本体3a内の一方の端部には、図6
に示すように、前記図2(c)で示したものと同様の羽
車9が設置されている。この羽車9により、非共沸混合
冷媒Aを攪拌し、気相および液相の混合を促進する。羽
車9に代えて、前記図2(b)および(c)のようなス
プリングや捻りテープを設けてもよい。
【0025】この実施例においても、設置位置がパイプ
本体3aの端部付近に限定されるので、熱交換器全体で
の圧力損失の増大は最小限に止めることが可能であり、
パイプ本体3aの両端は、組立中にUパイプ3bと結合
されるので、それ以前の工程で羽車9などを挿入・固定
することは容易であるなど、前記第1実施例と同様の効
果を奏する。
【0026】図7は、この発明の第4実施例を示す空気
調和機に使用される熱交換器の正面図である。この熱交
換器も、前記図1の実施例と同様に、図中で左右方向に
配列された多数枚の伝熱フィン1と、熱交換パイプ3と
を備え、熱交換パイプ3は、伝熱フィン1を貫通する直
線状の複数のパイプ本体3aと、隣接するパイプ本体3
a相互を結合するためのUパイプ3bとから構成されて
いる。
【0027】パイプ本体3aの図中で下部側の2本のパ
イプ内には、その全長にわたり前記図2(b)に示した
ような、捻りテープ7が挿入固定されている。ここで、
本熱交換器が蒸発器として機能する場合には、捻りテー
プ7が挿入される2本のパイプ本体3aは、非共沸混合
冷媒Aの熱交換器における入口側に位置し、逆に凝縮器
として機能する場合には、捻りテープ7が挿入される2
本のパイプ本体3aは非共沸混合冷媒Aの熱交換器にお
ける出口側に位置することになる。つまり、捻りテープ
7が挿入される位置は、非共沸混合冷媒Aの乾き度が0
あるいは0に近い部分に相当する。
【0028】ところで、前述したように、非共沸混合冷
媒では、相変化中に気相や液相に濃度分布を生じ、蒸発
や凝縮に伴う熱伝達を低下させるが、一方、相変化しつ
つある流体の熱伝達は、蒸発や凝縮に伴う熱伝達と、対
流による熱伝達との和として表され、このことは、非共
沸混合冷媒においても例外ではない。
【0029】非共沸混合冷媒の場合、気相や液相の濃度
分布により蒸発や凝縮に伴う熱伝達は低下するが、対流
による熱伝達は濃度分布の影響を受けない。そこで、対
流による熱伝達を向上させ、全体の熱伝達に占める割合
を大きくすることにより、濃度分布の影響を相対的に小
さくし、非共沸性に起因する熱交換量の低下を軽減する
ことができる。
【0030】非共沸混合冷媒Aの乾き度が0あるいは0
に近い部分は、非共沸混合冷媒Aが液相状態であること
から流速が小さく、対流による熱伝達の全体の熱伝達に
占める割合が小さい。このため、この部分のパイプ本体
3aに、捻りテープ7を設置することで、非共沸混合冷
媒Aは捻りテープ7の捩じれに沿って旋回しながら流れ
て流速が増大し、これにより対流による熱伝達量が向上
する。また、捻りテープ7の設置を、2本のパイプ本体
3aに限定することは、非共沸混合冷媒Aの乾き度が0
あるいは0に近い部分が、圧力損失が小さい部分である
こと、2本のパイプ本体3a以外のパイプ本体3aでの
圧力損失増大は発生しないこと、の2つの理由から、捻
りテープ7の設置による熱交換器全体の圧力損失増大を
抑制することができる。
【0031】図9は、この発明の第5実施例を示す空気
調和機に使用される熱交換器の側面図である。この熱交
換器は、熱交換パイプ19と伝熱フィン21を備えてお
り、熱交換パイプ19は、熱交換器の二つの入口23
a,23bから流入したそれぞれの非共沸混合冷媒Aが
互いに並行状態で流れ、合流部27で合流した後、分岐
部28にて再び二つに分岐して互いに並行に流れ、二つ
の出口25a,25bから熱交換器の外部に流出するよ
うな配管構成となっている。
【0032】入口23a,23bは、伝熱フィン21を
貫通するパイプ本体27a,27bの一端に接続され、
パイプ本体27a,27bの他端は、紙面の裏側に位置
するUパイプ29a,29bの一端にそれぞれ接続され
ている。Uパイプ29a,29bの他端は、伝熱フィン
21を貫通するパイプ本体31a,31bの一端にそれ
ぞれ接続されている。パイプ本体31aの他端は、紙面
の表側に位置するUパイプ33aの一端に接続され、U
パイプ33aの他端は、伝熱フィン21を貫通するパイ
プ本体35a,紙面裏側に位置するUパイプ37a,伝
熱フィン21を貫通するパイプ本体39aを介して、紙
面表側に位置する合流部27を有する合流パイプ41に
接続されている。一方、パイプ本体31bの他端も、前
記合流パイプ41に接続されており、これにより二つの
入口23a,23bから流入して互いに並行して流れる
非共沸混合冷媒Aは、合流パイプ41にて合流すること
になる。
【0033】合流パイプ41は、合流部27を中心に三
方に分岐しており、そのうちの二方が前記入口23a,
23b側のパイプ本体39a,31bに接続され、残り
の一方が、伝熱フィン21を貫通する一本のパイプ本体
43の一端に接続されている。パイプ本体43の他端
は、紙面裏側に位置する分岐部28を有する分岐パイプ
45に接続されている。
【0034】分岐パイプ45も前記合流パイプ41と同
様に分岐部28を中心に三方に分岐しており、その一方
にパイプ本体43の他端が接続されている。分岐パイプ
45の他の二方は、伝熱フィン21を貫通するパイプ本
体47a,47bの一方の端部にそれぞれ接続され、パ
イプ本体47a,47bの他方の端部は、紙面表側のU
パイプ49a,49bおよび、伝熱フィン21を貫通す
るパイプ本体51a,51bを介して出口25a,25
bに接続される。
【0035】このように配管接続された熱交換器におい
て、二つの入口23a,23bから流入した非共沸混合
冷媒Aは互いに並行状態で流れ、合流パイプ41におけ
る合流部27にて衝突し合い、パイプ本体43内で一つ
の流れとなる。これにより、非共沸混合冷媒Aは撹拌さ
れ、気相および液相の混合が促進され、非共沸混合冷媒
Aの非共沸性に起因する濃度分布が解消され、熱伝達率
が向上する。
【0036】図10は、上記図9の変形例を示す熱交換
器の側面図である。この熱交換器は、前記図9の実施例
と同様に、熱交換パイプ53と伝熱フィン55を備え、
熱交換パイプ53は、熱交換器の二つの入口57a,5
7bから流入したそれぞれの非共沸混合冷媒Aが互いに
並行して流れ、紙面表側に位置する合流・分岐パイプ5
9で合流および分岐した後、紙面表側に位置する合流・
分岐パイプ61で再び合流および分岐し、二つの出口6
3a,63bから熱交換器の外部に流出するような配管
構成となっている。
【0037】合流・分岐パイプ59は、合流部65およ
び分岐部67を有し、合流部65の上流側の二方に分か
れた通路に、伝熱フィン55を貫通するパイプ本体69
a,69bの一方の端部が接続されている。パイプ本体
69a,69bの他方の端部は、紙面裏側に位置するU
パイプ71a,71bおよび、伝熱フィン55を貫通す
るパイプ本体73a,73bを介して、入口57a,5
7bにそれぞれ接続されている。
【0038】合流・分岐パイプ59における分岐部67
より下流側の二方に分岐した通路には、伝熱フィン55
を貫通するパイプ本体75a,75b、紙面裏側に位置
するUパイプ77a,77bおよび、伝熱フィン55を
貫通するパイプ本体79a,79bを介して、合流・分
岐パイプ61に接続される。
【0039】合流・分岐パイプ61も、合流部81およ
び分岐部83を有しており、合流部81の上流側の二方
に分岐した通路に前記パイプ本体79a,79bが接続
されている。合流・分岐パイプ61における分岐部83
の下流側の二方に分岐した通路は、伝熱フィン55を貫
通するパイプ本体85a,85b、紙面裏側に位置する
Uパイプ87a,87bおよび、伝熱フィン55を貫通
するパイプ本体89a,89bを介して、出口63a,
63bに接続される。
【0040】この例においても、合流・分岐パイプ5
9,61における合流部65,81にて、それまでの二
つの流れが衝突し合って一つの流れとなるので、前記図
9の実施例と同様な攪拌効果が得られる。また、この例
では、合流部65および分岐部67が、一つのパイプで
ある合流・分岐パイプ59に、合流部81および分岐部
83も一つのパイプである合流・分岐パイプ61にそれ
ぞれ設けられており、合流部65(81)と分岐部67
(83)との間における流れが一つになる流路長が短い
ので(図9ではこの流路は伝熱フィン21を貫通するパ
イプ本体43に相当する)、流路が二つから一つに変わ
ることによる流速増大による圧力損失が、図9の例に比
べて小さいものとなる。
【0041】逆に、図9の例ではパイプ本体43での流
速が高くなるので、前記図7の実施例と同様に、対流に
よる熱伝達を向上させることが可能となる。このため、
熱交換器の中で、非共沸混合冷媒Aの乾き度が低い部分
に、図9のような合流−分岐機構を設けることで、流速
を高めて対流による熱伝達の向上効果を高め、逆に乾き
度の高い部分に、図10のような合流−分岐機構を設け
ることで、攪拌による濃度分布の解消効果を高めること
が可能となる。
【0042】図11は、この発明の第6実施例を示す空
気調和機に使用される熱交換器の側面図である。この熱
交換器は、熱交換パイプ91と伝熱フィン93とを備え
ており、熱交換パイプ91内を流れる非共沸混合冷媒A
と熱交換を行う空気Bは、矢印で示すように、図中で左
側から右側に向かって流れるものとする。熱交換パイプ
91は、前述した各実施例と同様に、伝熱フィン93を
貫通するパイプ本体とパイプ本体相互を接続するUパイ
プとから構成され、非共沸混合冷媒Aの入口95を有す
る空気Bの上流側に位置する上流側列と、出口97を有
する同下流側に位置する下流側列との二列に構成されて
おり、これら両列は一本の流路となっている。すなわ
ち、入口95から流入した非共沸混合冷媒Aは、図11
中で上流側列におけるパイプ内を順次上方に向かって流
れ、上端の流路から下流側の列に移動し、下流側列にお
けるパイプ内を順次下方に向かって流れ、出口97から
熱交換器外部に流出する。
【0043】伝熱フィン93は、その形態を、熱交換パ
イプ91における空気上流側の列付近と同下流側の列付
近とで異ならせており、入口95を有する空気上流側の
列の周囲に幅の広いスリット99を形成し、出口97を
有する空気下流側の列の周囲に幅の狭いスリット101
を形成している。幅の狭いスリット101は、幅の広い
スリット99に対し、多数形成してあり、かつ相互間の
ピッチも狭くなっている。
【0044】上記例では、非共沸混合冷媒Aは熱交換パ
イプ91内にて空気上流側を流れた後、空気下流側を流
れる構成であるので、非共沸混合冷媒Aの流れと空気B
の流れが並行流を形成していることになる。一方、空気
Bは、幅およびピッチが狭いスリット101を通過する
ことで、幅およびピッチの広いスリット99を通過する
ときより攪乱された状態となり、下流側での熱伝達率が
向上する。これにより、非共沸混合冷媒Aの流れと空気
Bの流れが並行流を形成する場合での、非共沸性による
蒸発・凝縮中での温度勾配に起因する熱交換器の温度効
率低下が防止される。
【0045】図12は、図11の実施例の変形例を示す
熱交換器の斜視図である。この例の熱交換パイプ103
も、図11と同様に、入口105を有する空気Bの上流
側の列と、出口107を有する同下流側の列との二列に
構成されており、これら両列は一本の流路となってい
る。一方、伝熱フィンの形態は、空気Bの上流側と下流
側とで異ならせている。具体的には、上流側と下流側の
二列の熱交換パイプ103が共に貫通する伝熱フィン1
09と、下流側の熱交換パイプ103のみが貫通し、伝
熱フィン109のほぼ半分の大きさの伝熱フィン111
とが、交互に配置されている。つまり、空気下流側のフ
ィンピッチが同上流側のフィンピッチより狭くなってい
る。
【0046】この場合には、空気下流側において、伝熱
面積が増大するとともに、空気Bの流速が増大するの
で、前記図11の実施例と同様に、下流側での熱伝達率
が向上し、非共沸混合冷媒Aの流れと空気Bの流れが並
行流を形成する場合での、非共沸性による蒸発・凝縮中
での温度勾配に起因する熱交換器の温度効率低下が防止
される。
【0047】一方、前記図11および図12のような、
熱伝達を向上させるフィン形態は、通常、空気Bの圧力
損失を増大させ、空気流量を低下させる欠点があるが、
上記各例では、熱伝達を向上させるフィン形態を空気下
流側に限定しているので、空気Bの圧力損失増大を最小
限に抑えることができる。
【0048】図13は、この発明の第7実施例を示す空
気調和機に使用される熱交換器の側面図である。この実
施例は、前記図11および図12の実施例に対し、空気
Bの上流側と下流側とで、伝熱フィン113の形態を変
える代わりに、熱交換パイプ115の形態を変えたもの
である。熱交換パイプ115は、上流側に二つの入口1
17a,117bを備えて並行した二つ流路119a,
119bがそれぞれ形成され、これら二つの流路119
a,119bは、接続部121で互いに接続され、その
下流側にて一本の流路123となって一つの出口125
に接続される。
【0049】このような構成の熱交換器においては、非
共沸混合冷媒Aは、二つの流路119a,119bから
一つの流路123に流れるよう変化するが、下流側の一
つの流路123を流れる非共沸混合冷媒Aの質量流速
は、上流側の二つの流路119a,119bでの同質量
流速より高いものとなる。この結果、質量流速の高い空
気下流側の熱交換パイプ115内での対流による熱伝達
が促進され、非共沸混合冷媒Aと熱交換パイプ115を
介しての空気との熱伝達率が向上し、非共沸混合冷媒A
と空気Bとが並行流を形成した場合での非共沸性に起因
する熱交換量の低下が軽減される。
【0050】図14は、前記図13の実施例の変形例を
示している。この実施例も、前記図11および図12の
実施例に対し、空気Bの上流側と下流側とで、伝熱フィ
ン127の形態を変える代わりに、熱交換パイプ129
の形態を変えたものである。この熱交換パイプ129
は、空気Bの上流側における入口131a,131bに
それぞれ接続される上流側列における流路133a,1
33bが、接続パイプ135a,135bを介して下流
側列の流路137a,137bにそれぞれ接続され、流
路137a,137bの下流端には出口139a,13
9bが形成されている。
【0051】ここで、下流側列の流路137a,137
bのパイプ径は、上流側の流路133a,133bのパ
イプ径より小さく形成されている。このため、下流側列
での非共沸混合冷媒Aの質量流速が、同上流側列での質
量流速より高くなり、前記図13の実施例と同様の効果
が得られる。
【0052】一方、上記図13および図14のような、
対流により熱伝達を向上させる熱交換パイプ仕様は、通
常、非共沸混合冷媒Aの圧力損失を増大させる欠点があ
るが、上記各例では、質量流速を上昇させる熱交換パイ
プ仕様を空気下流側に限定しているので、非共沸混合冷
媒の圧力損失増大を最小限に抑えられる。
【0053】図15は、この発明の第8実施例を示す空
気調和機に使用される熱交換器の側面図である。この実
施例は、冷房運転と暖房運転とで非共沸混合冷媒Aの流
れ方向が逆転した場合でも、空気Bの流れ方向に対して
非共沸混合冷媒Aの流れが対向流を形成する部位が存在
するようにしたものである。
【0054】この実施例における熱交換器は、熱交換パ
イプ141と伝熱フィン143とを備えており、熱交換
パイプ141内を流れる共沸混合冷媒Aと熱交換を行う
空気Bは、矢印で示すように、図中で左側から右側に向
かって流れるものとする。熱交換パイプ141は、前述
した各実施例と同様に、伝熱フィン143を貫通するパ
イプ本体とパイプ本体相互を接続するUパイプとから構
成されており、空気Bの流れに沿って、上流側列14
5、中間列147、下流側列149の三列に構成されて
おり、これら三列は一本の流路となっている。このうち
中間列147の図中で下端および、上流側列145の図
中で上端に、非共沸混合冷媒Aが出入りする出入口15
1および153がそれぞれ形成されている。
【0055】図15(a)は、冷房、暖房のうち一方の
冷房運転時での冷媒の流れを矢印で示しており、このと
き非共沸混合冷媒Aは、中間列147の出入口151か
ら流入して中間列147を流れた後、下流側列149、
上流側列145の順に流れる。このような冷媒流れの過
程においては、下流側列149は上流側列145に対し
て上流側となるので、下流側列149と上流側列145
との間での冷媒流れが、空気Bの流れと対向流を形成す
ることになる。この結果、非共沸混合冷媒Aの非共沸性
により温度勾配が生じても、その温度勾配を対向流とし
て有効に利用できる部分が全体のほぼ2/3となって多
くなり、熱交換器の熱交換性能が向上し、非共沸性に起
因する熱交換量の低下を軽減することができる。
【0056】一方図15(b)は、暖房運転時での冷媒
の流れを矢印で示しており、このとき非共沸混合冷媒A
は、上流側列145の出入口153から流入して上流側
列145を流れた後、下流側列149、中間列147の
順に流れる。この場合には、冷媒流れは、下流側列14
9が中間列147に対して上流側となるので、この両列
間での冷媒流れが空気Bの流れ方向と対向流を形成する
ことになり、前記図15(a)の冷房運転時と同様、非
共沸性に起因する熱交換量の低下を軽減することができ
る。
【0057】図16は、前記図15の実施例の変形例を
示している。この例では、中間列147の下端に設けた
出入口151のほか、下流側列149の上端に他の一つ
の出入口153を設けている。ここでの冷媒流れは、図
16(a)に示すように、冷房、暖房のうち一方の冷房
運転時では、中間列147、上流側列145、下流側列
149の順に流れる。したがってこの場合には、中間列
147と上流側列145との間での冷媒流れが空気Bの
流れと対向流を形成する。一方、図16(b)に示す暖
房運転時での冷媒流れは、下流側列149、上流側列1
45、中間列147順となる。このためこの運転時では
下流側列149と上流側列145との間での冷媒流れが
空気Bの流れと対向流を形成する。したがって、上記図
16の例においても、前記図15の実施例と同様の効果
を奏する。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、冷媒として高沸点冷媒と低沸点冷媒とを混合させ
た非共沸混合冷媒を用い、この非共沸混合冷媒の非共沸
性に起因する熱交換量低下を軽減する熱交換量低下軽減
手段を設けた構成としたため、非共沸混合冷媒の非共沸
性、例えば相変化中の温度勾配や、蒸発あるいは凝縮す
る際の冷媒の気相および液相の濃度分布などに起因する
熱交換性能の低下を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す空気調和機に使用
される熱交換器の正面図である。
【図2】図1の熱交換器の要部を示す説明図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す空気調和機に使用
される熱交換器の正面図である。
【図4】図3の熱交換器の要部を示す説明図である。
【図5】この発明の第3実施例を示す空気調和機に使用
される熱交換器の正面図である。
【図6】図5の熱交換器の要部を示す説明図である。
【図7】この発明の第4実施例を示す空気調和機に使用
される熱交換器の正面図である。
【図8】図7の熱交換器の要部を示す説明図である。
【図9】この発明の第5実施例を示す空気調和機に使用
される熱交換器の側面図である。
【図10】図9の熱交換器の変形例を示す側面図であ
る。
【図11】この発明の第6実施例を示す空気調和機に使
用される熱交換器の側面図である。
【図12】図11の熱交換器の変形例を示す斜視図であ
る。
【図13】この発明の第7実施例を示す空気調和機に使
用される熱交換器の側面図である。
【図14】図13の熱交換器の変形例を示す側面図であ
る。
【図15】この発明の第8実施例を示す空気調和機に使
用される熱交換器の説明図である。
【図16】図15の熱交換器の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21,55,93,109,111,11
3,127,143 伝熱フィン 3,13,19,53,91,103,115,12
9,141 熱交換パイプ 3b,3c Uパイプ(屈曲部位) 5 スプリング(熱交換量低下軽減手段,攪拌手段) 7 捻テープ(熱交換量低下軽減手段,攪拌手段) 9 羽車(熱交換量低下軽減手段,攪拌手段) 13b 第1のUパイプ(第1の屈曲部,第2の屈曲
部) 13c 第2のUパイプ(第1の屈曲部,第2の屈曲
部) 27,65,81 合流部(熱交換量低下軽減手段) 99,101 スリット 123 流路(合流流路) 151,153 出入口 145 上流側列 147 中間列 149 下流側列

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を流通させる熱交換パイプを有し、
    前記冷媒と外部を流れる流体との間で熱交換を行う熱交
    換器において、前記冷媒として高沸点冷媒と低沸点冷媒
    とを混合させた非共沸混合冷媒を用いるとともに、この
    非共沸混合冷媒の非共沸性に起因する熱交換量低下を軽
    減する熱交換量低下軽減手段を設けたことを特徴とする
    熱交換器。
  2. 【請求項2】 熱交換量低下軽減手段は、熱交換パイプ
    の一部に設けられ、冷媒を攪拌する攪拌手段であること
    を特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 攪拌手段は、熱交換パイプ内の屈曲部位
    に配置されていることを特徴とする請求項2記載の熱交
    換器。
  4. 【請求項4】 攪拌手段は、熱交換パイプでの冷媒の流
    れ方向が変化する第1の屈曲部と、この第1の屈曲部に
    連続して形成され、第1の屈曲部での冷媒流れの変化方
    向と異なる方向に冷媒の流れ方向が変化する第2の屈曲
    部とを備えていることを特徴とする請求項2記載の熱交
    換器。
  5. 【請求項5】 熱交換パイプが、冷媒が相互に並列状態
    で流れる複数の並列流路を備えており、熱交換量低下軽
    減手段は、この並列流路を流れる冷媒が合流する合流部
    であることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 熱交換パイプが、外部を流れる流体の流
    れ方向に沿って複数列配置されており、熱交換量低下軽
    減手段は、前記流体の下流側の列における熱交換パイプ
    での冷媒の質量速度が、同上流側の列における熱交換パ
    イプでの冷媒の質量速度より大きくなるように、前記複
    数列の熱交換パイプを配管構成したものであることを特
    徴とする請求項1記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 上流側の列における熱交換パイプは、冷
    媒が相互に並列状態で流れる複数の並列流路を備えてお
    り、同下流側の列における熱交換パイプは、前記上流側
    の並列流路の少なくとも二つの流路を流れる冷媒が合流
    する合流流路を備えていることを特徴とする請求項6記
    載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 下流側の列における熱交換パイプの流路
    径が、上流側の列における熱交換パイプの流路径より小
    さく形成されていることを特徴とする請求項6記載の熱
    交換器。
  9. 【請求項9】 熱交換パイプが、外部を流れる流体の流
    れ方向に沿って複数列配置されており、熱交換量低下軽
    減手段は、前記上流側の熱交換パイプの列における伝熱
    フィンの形態と、同下流側の熱交換パイプの列における
    伝熱フィンの形態とで変化させたものであることを特徴
    とする請求項1記載の熱交換器。
  10. 【請求項10】 外部を流れる流体の流れ方向に直交す
    る方向でかつ熱交換パイプに沿って配列される複数の伝
    熱フィンの配列ピッチが、外部を流れる流体の流れ方向
    の下流側が同上流側より小さくなるよう形成されている
    ことを特徴とする請求項9記載の熱交換器。
  11. 【請求項11】 伝熱フィンに設けたスリットの形態
    を、外部を流れる流体の流れ方向の上流側と下流側とで
    変化させたことを特徴とする請求項9記載の熱交換器。
  12. 【請求項12】 熱交換パイプが、外部を流れる流体の
    流れ方向に沿って3列配置されており、熱交換量低下軽
    減手段は、熱交換器に対する冷媒の出入口部が、前記3
    列のうちの流体の流れ方向の上流側と下流側とのいずれ
    か一方の列と、中間列とに設けられる構成としたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
JP6324794A 1994-03-31 1994-03-31 熱交換器 Pending JPH07269985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214759A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置の室外ユニット
WO2021214832A1 (ja) 2020-04-20 2021-10-28 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

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