JPH07269314A - 液圧弁リフタ及びそのホロワ - Google Patents

液圧弁リフタ及びそのホロワ

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JPH07269314A
JPH07269314A JP5104637A JP10463793A JPH07269314A JP H07269314 A JPH07269314 A JP H07269314A JP 5104637 A JP5104637 A JP 5104637A JP 10463793 A JP10463793 A JP 10463793A JP H07269314 A JPH07269314 A JP H07269314A
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wall
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hydraulic valve
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ダニエル・ジョージ・ゴーティア
Donald G Engel
ドナルド・ジョージ・エンゲル
John Joseph Krieg
ジョン・ジョセフ・クリーグ
Michael J Warden
マイケル・ジョン・ワーデン
Werner Herrmann
ワーナー・ハーマン
Richard K Donoghue
リチャード・ケネス・ドノヒュー
Angelis Gary J De
ゲイリー・ジョン・デ・アンゼリス
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    • F01L1/24Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
    • F01L1/245Hydraulic tappets
    • F01L1/25Hydraulic tappets between cam and valve stem
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧弁リフタのためのホロワの軽量化を実現
する。 【構成】 直接作動液圧弁リフタ(10)の特徴は、薄
壁金属シェル(18)と軽量プラスチックバッフル(1
9)とで組立て、ラッシュ調整液圧素子組立体(16)
を支持するホロワ(15)を備えたことである。入口立
上り室(38)は冷えたオイル状態においてオイルの流
れに対する抵抗を最少化するのに十分な横断面を有す
る。シェルとバッフルとの間の空間を強靭で軽量のフォ
ーム(20)で充填して、バッフルを支持し、保持する
と共に、低質量化の目的でオイルを空間から締め出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのための液圧
弁リフタに関し、特に、自動車における比較的高速のオ
ーバーヘッドカムエンジンに使用する軽量の直接作動液
圧弁リフタに関する。液圧弁リフタは液圧タペットとも
呼ばれ、時には液圧ラッシュアジャスタとも呼ばれ、ま
た、直接作動液圧弁リフタは時にはバケットタペットと
も呼ばれるが、これら種々の呼称は必ずしも等価の範囲
のものとは限らない。特に、本発明は、例えばドイツ特
許3623638号明細書に開示された如き、往復運動
軸線に実質上平行な周囲の外壁を備え、閉端及び開放端
を有するカップ状のシェルと、このシェル内に収納され
内側シリンダを画定すると共にフランジを有する内壁を
備えた別個のバッフルとを具備し、内側シリンダが、往
復運動軸線に平行で外壁内にこれから離れて位置してい
て、外壁との間に第1空間を画定し、フランジが、内側
シリンダから外壁の方へ外方に延びていて、第1空間の
ための床の少なくとも一部を形成するようになってい
る、液圧弁リフタのためのホロワに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーバーヘッドカムエンジンに関
連して、カムに接触しエンジンの1以上の弁を直接作動
させる直接作動液圧弁リフタを提供することは既知であ
る。製品エンジンに使用してきた直接作動液圧弁リフタ
の1構造例は米国特許第4,745,888号明細書に
開示されている。
【0003】この既知の構造においては、アルミニウ製
のカムシャフトキャリヤに支持されたカムシャフトはカ
ムを備え、これらの各カムは直接作動液圧弁リフタ(タ
ペット)に直接係合し、弁リフタはシリンダヘッドに普
通に担持されたポペット弁のステムに係合して弁を作動
させる。各リフタは、環状の外壁(スカート部)と内側
で支持された中央壁とを有する冷間形成スチールバッフ
ルシェルに融着された合金鋳鉄製のカム係合上端を備え
たカップ状のホロワを具備する。中央壁は半径方向の支
持バッフルと軸方向の環状シリンダ部分とを有し、液圧
素子組立体(液圧ラッシュアジャスタ)がシリンダ部分
内で往復運動できる。液圧素子組立体には、環状の給油
室を通して液圧流体(エンジンオイル)が供給される。
なお、液圧流体は外部の溝(グルーブ)を介して給油室
下縁の開口を通して給油室へ送給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホロワは、高速でのエ
ンジン作動に適するようにリフタの軽量往復運動を可能
にする薄壁構造となっている。しかし、給油室はかなり
の量の液圧流体(オイル)で満たされるので、作動時の
リフタの往復運動質量を増大させてしまう。また、給油
室内のオイルはエンジン停止時にリフタから排出され、
このため、エンジン始動時には、信頼できる量のオイル
を液圧素子組立体へ再度提供する前に、給油室をオイル
で再度満たさなければならない。この期間中、液圧素子
組立体は給油のための内部オイルリザーバに依存しなけ
ればならない。更に、エンジン停止時の給油室の排油の
際に又はエンジン作動中のオイル供給時の泡化により、
空気が装置内へ侵入することがある。この空気は給油室
から入口を通って液圧素子組立体へ侵入し、排出される
オイルの間隙を通って又は排出されるオイルに沿って空
気がリフタから排出されるまで、長期間にわたり不当な
タペット騒音や不適正な弁作動を生じさせてしまう。
【0005】なお、共願の特願平3ー292709号明
細書に記載された直接作動液圧弁リフタにおいては、耐
油フォームによりオイルを給油室から排出させてリフタ
の作動往復運動質量を減少させ、このフォームは液圧素
子組立体を支持する中央壁の軸方向シリンダ部分の支持
又はその補助を行うようになっている。
【0006】
【課題を解決するための手段並びに作用効果】本発明に
係る液圧弁リフタのためのホロワの特徴とするところ
は、内側シリンダ内で半径方向に延びシェルの閉端に隣
接して位置する第2空間へ第1空間を通して液圧流体を
導入するための入口手段と、第1空間の実質的な部分を
充填し、この充填部分への液圧流体の侵入を阻止するた
めの軽量耐油フォーム材料でできたフィラー手段とを備
えたことである。
【0007】本発明は、上記特願平3ー292709号
明細書に記載されたフォームフィラー及び他の特徴をも
利用する直接作動液圧弁リフタに関連するが、カムホロ
ワの構造を改善して、質量及び複雑さを減少させ、製造
コストをも減少させるものである。本発明の改善した特
徴は次の通りである。
【0008】ホロワは低質量で安価なフォームフィラー
により保持された軽量プラスチックバッフルと組合わさ
った随意の1部品構造のシェルを有し、従来の液圧素子
組立体又は他のピストン機構に使用するに適する。
【0009】バッフルのための好ましいポリマー材料は
低質量で良好な安定性を有する。
【0010】立上り室は流体入口経路と、冷えた流れの
下で圧力を維持するに十分な容積とを提供する。この立
上り室はプラスチックバッフルの一部として及び(又
は)支持フォーム内に形成するとよい。
【0011】シール及び組立て手段及び方法は製造の信
頼性及び効率を改善する。
【0012】
【実施例】図1ー4を参照すると、本発明の一実施例に
係る直接作動液圧弁リフタを10にて示す。リフタ10
は、一般構造において、上記米国特許第4,745,8
88号明細書及び上記特願平3ー292709号明細書
のタペット即ちリフタのものに幾分類似しており、上記
米国特許明細書に開示された如き普通の方法で、エンジ
ン14におけるシリンダポペット弁のステム12とカム
11との間に往復運動可能な状態で装着されるようにな
っている。
【0013】リフタ10はカムホロワ15と液圧素子組
立体16とを有する。ホロワ15はカップ状の外側シェ
ル18と、内側のバッフル19と、フォームフィラー2
0とを有する。
【0014】シェル18は、開放した外端23と、上端
を閉じるカム係合ヘッド24とを備えた環状のスカート
形外壁22を有する。(ヘッド24は、リフタがカムの
頂部に乗るような歴史的な直接作動型式の他の弁リフタ
に対しては「フット」(脚部)としても参照する。)あ
る応用においては、ヘッド24は外壁22と一体のスチ
ールで形成するとよい。しかし、合金鋳鉄又はその他の
ヘッド材料が好ましい場合は、ヘッド24を別個に形成
し、例えば融着又はレーザー溶接の如き適当な方法で壁
22に取り付けるとよい。図1に示すように、シェルの
外壁22は軸線26を中心とする円形の横断面を呈する
が、必要なら、卵形、矩形その他の適当な形状の横断面
を呈してもよい。外壁の両端間で、内側に突出する環状
の溝(グルーブ)27を圧延又は機械加工により形成す
る。図1に示すように、オイル(油)入口開口28は溝
27の上側でシェル18を貫通する。
【0015】バッフル19はシェル18とは別体で形成
し、適当な軽量の材料及び構造のもので、シェル18の
上方部分に保持される。バッフル19は、好ましくはシ
ェル18のヘッド24まで延びる直立の内壁30を有す
る。壁30の上方部分は外観上カウンタボアに似た環状
のくぼみ31を形成する。このくぼみの下方で、壁30
は内側シリンダ32を画定し、このシリンダは、好まし
くは円形の横断面を呈していて、普通の液圧素子組立体
を収納するようになっている。フランジ34は、好まし
くは壁30の底部において、シリンダから外方に延び
る。図示の実施例においては、フランジ34はその直径
の一部だけ半径方向に延び、次いで下方に傾斜してオイ
ル溝27の内側でシェルの外壁22に係合する。フラン
ジ34の隆起した中央部分は関連する弁列素子のための
クリアランスを提供する。フランジは充填孔35とこれ
より小さな通気孔36とを有する。これらについては後
述する。
【0016】内壁30の一側に沿い入口開口28に整合
した補助壁手段は、内壁30に沿ってフランジ34から
シェルのヘッド24まで軸方向に延びる立上り室38を
画定する。図1ー4の実施例においては、この補助壁手
段は、内壁30から半径方向外方に延び離間した側壁3
9、40と、内壁30と外壁22との間で側壁39、4
0の外縁を連結し、立上り室38の外縁を画定する境界
壁42とを有する。壁39、40、42はヘッド24の
内側に係合し、フランジ34まで下方に延びる。フラン
ジ34の近傍で境界壁42を貫通する入口孔43は壁2
2の入口開口28と整合する。
【0017】組立てたとき、シェル18及びバッフル1
9は内壁と外壁との間に環状の第1空間44を画定す
る。この空間はオイルの通路に開口した立上り室38を
除いてフォームフィラー20で満たされる。入口開口2
8と入口孔43との間でフォールフィラーを貫通する通
路46はオイル溝27から立上り室38内へのオイルの
流れを可能にする。内壁30の上方部分を貫通するスロ
ット(溝穴)47は立上り室38を内壁内の第2空間4
8に接続し、ヘッド24内の浅いくぼみ50は、室38
からスロット47及びくぼみ50を通っての液圧素子組
立体の内部リザーバ51へのオイルの流れを可能にす
る。
【0018】液圧素子組立体の特徴は、この組立体が既
知の普通のもので例えば上記特願平3ー292709号
明細書に記載されているものなので、本発明の一部を構
成しない。それ故、液圧素子組立体の詳細は説明しな
い。しかし、一般に、液圧素子組立体はヘッド24に係
合可能なプランジャ54を内部に担持した閉端ピストン
52を有し、このプランジャは、ピストンとプランジャ
との間でリザーバ51から圧力室56へのオイルの一方
向流れを許容する逆止め弁制御オリフィス55を有す
る。プランジャ54に設けた再循環孔58、及びピスト
ン上の平坦部又はシリンダ32の表面を横切る溝(グル
ーブ)60として形成されたクリアランス手段は、上記
特願平3ー292709号明細書に記載された随意の再
循環及び通気手段を提供する。
【0019】図1の円4内の部分を拡大図示した図4に
示す他の随意の特徴はバッフルのフランジ34の下外縁
に設けた圧搾縁62にある。組立て前にプラスチック材
料内に鋭利な縁部(点線で示す)62として形成した圧
搾縁62はオイル溝27に隣接した外壁22の小内径部
分との締まりばめにより変形する。この締まりばめによ
り変形した圧搾縁62はホロワの第1空間44内へのフ
ォームフィラーの設置期間中フォームフィラーの逃避を
阻止するシールを形成する。
【0020】図5は図1のものに類似した直接作動液圧
弁リフタ63を示し、同様の素子には同様の参照番号を
付してある。このリフタの修正したホロワ64はいくつ
かの随意の特徴を有する。2部品構造のシェル66は、
例えば融着により合金鋳鉄製のヘッド68に取り付けた
薄いスチール製の外壁67を有する。この2部品構造は
随意で、上記米国特許第4,745,888号明細書に
開示された如き従来の市販された弁リフタに類似してい
る。
【0021】図1ー4のものに類似したバッフル70に
は2つの修正が施してある。内壁71はその上端にリッ
プ部72を備え、このリップ部は外方に延びてヘッド6
8の内側に係合する。リップ部は液圧素子組立体16を
収納した第2空間48内へのフォームの漏洩を阻止する
補助をなす。修正した立上り室74は補助壁76の下方
部分から外方に延びた延長部75を設けて形成した拡大
入口部分78を有する。この入口部分は立上り室74を
外方に延長させ、入口開口28から第2空間48への流
体流れに対する抵抗を更に減少させる。
【0022】図5の実施例においては、立ち上がり室の
入口部分78でのバッフル70と外壁67との間の接合
部は、これらの部品の密着嵌合により(例えば、図4に
示した如きシール手段を構成する圧搾縁62を用いるこ
とにより)、オイル漏洩を阻止するようにシールされ
る。しかし、図1ー4の実施例のようにこの位置でのフ
ォームフィラーの付加的なシール効果は有さない。必要
なら、この接合部での漏洩を制御するためのシール手段
として他の型式のシールを設けてもよい。また、弾性リ
ング又は弾性ガスケットとしてのこのようなシールをバ
ッフルの縁部のまわりに設けて、充填期間中のフォーム
の漏洩を制御してもよい。
【0023】図6は本発明の更に別の実施例に係る直接
作動液圧弁リフタのためのホロワ80を示す。シェル1
8は図1のシェルに類似していてよいが、バッフル82
は修正して補助壁を省略してある。その代わり、図6ー
8に示すように、製造期間中に、ロストコア83を採用
する。コア83は第2空間48の上方部分を閉じている
バッフル82の内壁30の環状くぼみ31内に嵌入す
る。コアの小さな半径方向のセグメント84は壁30の
スロット47を貫通して外壁22まで外方へ延び、次い
でバッフルのフランジ34まで下方へ延び、入口開口2
8において、充填期間中にコアで塞いだ領域(容積部
分)へのフォームフィラー20の流入を阻止する。後述
するが、その後コアを除去し、フォームフィラー20で
境界された第1空間内に立上り室86を形成し、この立
上り室は入口開口28を第2空間48に接続する。
【0024】上述の実施例の作動において、開口28か
ら導入されたオイルは立上り室38、74又は86、ス
ロット47及びくぼみ50を通ってリザーバ51へ流入
する。各サイクル毎に、カム11に軽く接触したホロワ
のヘッド24及び弁ステム12に当接した液圧素子組立
体のピストン52を使用して液圧素子組立体16が既知
の方法で弁ラッシュを調整するように作動するときに、
オイルは、リザーバから逆止め弁オリフィス55を通
り、圧力室56を再充填する。次いで、回転するカム1
1がホロワ15、64又は80を下方へ押圧したとき
に、液圧素子組立体のピストン52はバネ88の力に抗
してステム12及びバネ座87を下方へ強制移動させる
ことにより弁を開き、カムが更に回転すると、再度閉弁
が可能になり、圧力室56から漏洩したオイルの交換を
可能にする。
【0025】エンジンのウォームアップ作動の下では、
オイルは入口通路内へ自由に流入する。しかし、立上り
室38、74、86は、冷たいオイルの流れに対する実
質的な抵抗を排除し、オイルが一層の粘性を有する冷え
た始動状態時でさえ圧力室の正常な充填を促進するのに
十分な(オイルの流れ方向に対して横断方向の)横断面
を有する。再循環孔58及び通気溝60が設けてある場
合は、これらはリザーバ51内へのオイル随伴空気の進
入を最少化するように作動する。
【0026】図1ー4に示すようなリフタのためのホロ
ワの製造においては、シェル18は普通の硬化可能なス
チールから冷間形成し、オイル溝27は、所望に応じて
圧延又は機械加工でシェルに形成する。
【0027】好ましくは、バッフル19は良好な寸法制
御、熱膨張安定性及び化学抵抗を有する低質量ポリマー
プラスチック材料でモールド成形する。現時点で好まし
い材料はフォルトロン(Fortron;登録商標名)
6165であり、これは、米国ニュージャージー州サミ
ット(Summit)在住のホーチスト・セラネース社(Hoechst
Celanese)のエンジニアリング・プラスチック部門(Eng
ineering Plastics Devision) から入手できる高ガラス
補強/鉱物充填型の硫化ポリフェニレン(PPS)モー
ルド成形材料である。溝60を使用する場合は、この溝
はシリンダ32内へモールド成形するとよく、または、
必要なら、クリアランス制御しながらシリンダ32及び
溝60を機械加工してもよい。
【0028】代わりに、バッフル19は、例えば、補強
及び充填型の熱可塑性及び熱硬化性エンジニアリングプ
ラスチック材料の中から選択した任意の適当な材料で作
ってもよい。このようなバッフル材料の必要及び所望の
特徴の中には、ー40℃ないし150℃の温度での潤滑
油環境での耐久性、関連する金属素子に緊密に適合する
線熱膨張係数、潤滑油汚染に対する抵抗性、及び緊密な
許容公差及び低ワープ(ゆがみ)でのモールド成形能力
が含まれる。
【0029】シェル18内へのバッフル19の組立て
後、フランジ34の充填孔35を通して挿入したノズル
から液状のフォームフィラーを第1空間44内へ注入す
る。フィラーは適所でフォーム(泡)化して硬化し、通
気孔36を通して空間44から空気を排出させる。必要
なら、第2空間48及び立上り室38へのフォームの漏
洩は、処理期間中にシリンダ32の底部をシールした状
態で入口孔43を通してこれらの空間を加圧することに
より、阻止する。しかし、接合部は、シール手段として
作用する圧搾縁62の助けで、バッフルとシェルとの係
合により十分にシールできる。
【0030】硬化後、フォームフィラーは、エンジン作
動状態の下で、プラスチックバッフルをシェル内で適所
に保持するのに十分な強度及び接着力を有する。フォー
ムフィラーのための好ましい材料は、米国ウィスコンシ
ン州ポート・ワシントン(Port Washington) 在住のクッ
ク・コンポジッツ・アンド・ポリマーズ社(Cook Compos
ites and Polymers Co.)(以前は、フリーマン・ケミカ
ル社(Freeman Chemical Company))のシステム・チャー
ドノル(System-Chardonol)部門により提供される変性ポ
リウレタンフォームであり、これは、ケムポール(Chemp
ol) (登録商標名)030ーA944−70樹脂100
重量部と、ケムポール(登録商標名)030−2416イ
ソシアネート200重量部との混合比を有する。
【0031】現段階で、リフタのためのホロワを組立て
る好ましい方法は、(1)上述の如きホロワのシェル及
びバッフルを提供し、これらを清掃し、乾燥させる工
程;(2)シェルを66℃に加熱する工程;これは硬化
したフォームの適正な膨張及び正確な物理/化学特性を
保証する補助をなす;(3)バッフルの立上り室をシェ
ルの入口開口に対して方位決めした状態で、バッフルを
シェル内に組立てる工程;(4)クランプ工具によりバ
ッフルをシェル内でクランプし、シェルの内径部分でバ
ッフルをシールする工程;(5)2成分フォームを混合
し、これをバッフルのフォーム充填孔から射出する工
程;(6)フォームの膨張が開始したとき、バッフルの
内部に空気圧を加えてバッフル内へのフォームの漏出を
阻止する工程;(7)フォームが硬化するまで、バッフ
ルをクランプした状態でホロワ組立体を66℃(150
°F)に加熱する工程;及び(8)フォームの硬化後、
バッフルをクランプ工具から取り外す工程;を有する。
【0032】図5の実施例のホロワの製造方法は実質上
上述の通りであるが、図6ー8の実施例のホロワの製造
方法は上述のロストコア83を使用する点で異なる。リ
フタのためのホロワの組立て後に除去できる任意の適当
なコア材料を使用できる。例えば、油溶性又は水溶性の
フォーム材料、氷等でよい。
【0033】以上、好ましい実施例につき本発明を説明
したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形が
可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立上り室その他の特徴を有する直
接作動液圧弁リフタを組み込んだエンジン弁列の断面図
である。
【図2】図1に示すプラスチックバッフルの上面図であ
る。
【図3】図1、2に示すプラスチックバッフルの斜視図
である。
【図4】図1の円内の部分の拡大図で、随意の「圧搾
縁」シール特性を示す図である。
【図5】他の随意の特徴を有する本発明の別の実施例を
示す断面図である。
【図6】ロストコアを用いて形成するホロワの実施例を
示す断面図であるが、ロストコアを除去する前の状態を
示す図である。
【図7】図6の実施例におけるバッフルの上面図である
が、シェル内へ組立てる前に適所に位置するロストコア
をも示す図である。
【図8】図6、7のバッフルの斜視図であるが、組立て
のために適所に位置したロストコアをも示す図である。
【符号の説明】
10、63 液圧弁リフタ 15、64、80 ホロワ 18、66 シェル 19、70、82 バッフル 20 フォームフィラー 22、67 外壁 23 開放端 24 ヘッド(閉端) 26 軸線 28 入口開口 30、71 内壁 32 シリンダ 34 フランジ 38、74、86 立上り室 43 入口孔 44 第1空間 46 通路 47 スロット 48 第2空間 62 圧搾縁 72 リップ部 78 入口部分 83 ロストコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド・ジョージ・エンゲル アメリカ合衆国ニューヨーク州14606,ロ チェスター,イザベル・ストリート 109 (72)発明者 ジョン・ジョセフ・クリーグ アメリカ合衆国ニューヨーク州14559,ス ペンサーポート,オセージ・トレイル 16 (72)発明者 マイケル・ジョン・ワーデン アメリカ合衆国ニューヨーク州14618,ロ チェスター,グレイストーン・レーン 120,アパートメント 20 (72)発明者 ワーナー・ハーマン アメリカ合衆国ニューヨーク州14534,ピ ッツフォード,スタイヴィサント・ロード 2 (72)発明者 リチャード・ケネス・ドノヒュー アメリカ合衆国ニューヨーク州14616,ロ チェスター,ウエスタン・パイン・ドライ ブ 95 (72)発明者 ゲイリー・ジョン・デ・アンゼリス アメリカ合衆国ニューヨーク州14559,ス ペンサーポート,シスルウッド・レーン 124

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧弁リフタ(10;63)のためのホ
    ロワ(15;64;80)であって、往復運動軸線(2
    6)に実質上平行な周囲の外壁(22;67)を備え、
    閉端(24)及び開放端(23)を有するカップ状のシ
    ェル(18;66)と、このシェル内に収納され内側シ
    リンダ(32)を画定すると共にフランジ(34)を有
    する内壁(30;71)を備えた別個のバッフル(1
    9;70;82)とを具備し、前記内側シリンダが、前
    記往復運動軸線に平行で前記外壁内にこれから離れて位
    置していて、当該外壁との間に第1空間(44)を画定
    し、前記フランジが、当該内側シリンダから前記外壁の
    方へ外方に延びていて、前記第1空間のための床の少な
    くとも一部を形成するようになっているホロワにおい
    て、 前記内側シリンダ(32)内で半径方向に延び前記閉端
    (24)に隣接して位置する第2空間(48)へ前記第
    1空間(44)を通して液圧流体を導入するための入口
    手段(28、38、43、46、47;74、78;8
    6)と;前記第1空間の実質的な部分を充填し、この充
    填部分への液圧流体の侵入を阻止するための軽量耐油フ
    ォーム材料でできたフィラー手段(20)と;を有する
    ことを特徴とするホロワ。
  2. 【請求項2】 前記フォーム材料が、前記シェル(1
    8)内での前記バッフル(19)の保持を補助するため
    に、当該バッフル及びシェルの双方に接着していること
    を特徴とする請求項1の液圧弁リフタ(10)のための
    ホロワ(15)。
  3. 【請求項3】 前記フランジ(34)が前記外壁(2
    2)まで外方に延び、前記フォーム材料が前記バッフル
    (19)と前記シェル(18)との間に保持されている
    ことを特徴とする請求項1の液圧弁リフタ(10)のた
    めのホロワ(15)。
  4. 【請求項4】 前記バッフル(19)の前記フランジ
    (34)と前記シェル(18)の前記外壁(22)との
    間の接合部をシールするシール手段(62)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1の液圧弁リフタ(10)のため
    のホロワ(15)。
  5. 【請求項5】 前記シール手段が前記フランジ(34)
    上の狭い突出リップ部で構成した圧搾縁(62)を有
    し、このリップ部が前記バッフル(19)及びシェル
    (18)の組立て期間中に圧搾され、前記接合部で耐密
    シールを形成することを特徴とする請求項4の液圧弁リ
    フタ(10)のためのホロワ(15)。
  6. 【請求項6】 前記バッフル(19)の内壁(30)が
    前記シェル(18)の閉端(24)まで軸方向に延びて
    いることを特徴とする請求項1の液圧弁リフタ(10)
    のためのホロワ(15)。
  7. 【請求項7】 前記バッフル(70)の内壁(71)が
    前記シェル(66)の閉端(24)に当接するように外
    方に延びたリップ部(72)を有することを特徴とする
    請求項1の液圧弁リフタ(63)のためのホロワ(6
    4)。
  8. 【請求項8】 前記バッフル(19)を合成プラスチッ
    ク材料で形成したことを特徴とする請求項1の液圧弁リ
    フタ(10)のためのホロワ(15)。
  9. 【請求項9】 前記バッフル(19)を形成する合成プ
    ラスチック材料を、補強及び充填型の熱可塑性エンジニ
    アリングプラスチック材料及び熱硬化性エンジニアリン
    グプラスチック材料の系列の中から選択することを特徴
    とする請求項8の液圧弁リフタ(10)のためのホロワ
    (15)。
  10. 【請求項10】 前記バッフルを形成する合成プラスチ
    ック材料を鉱物/ガラス充填型の硫化ポリフェニレンポ
    リマーとしたことを特徴とする請求項1の液圧弁リフタ
    (10)のためのホロワ(15)。
  11. 【請求項11】 前記フォーム材料を変性ポリウレタン
    フォームとしたことを特徴とする請求項1の液圧弁リフ
    タ(10)のためのホロワ(15)。
  12. 【請求項12】 前記入口手段が、前記閉端(24)と
    前記開放端(23)との中間で前記外壁(22)を貫通
    する入口開口(28)と、前記第1空間(44)を通
    り、前記シェル(18)の当該閉端(24)の近傍で前
    記入口開口を前記第2空間(48)に接続する通路手段
    (38、43、46、47)とを有することを特徴とす
    る請求項1の液圧弁リフタ(10)のためのホロワ(1
    5)。
  13. 【請求項13】 前記通路手段が前記入口開口(28)
    と前記シェル(18)の閉端(24)との間で前記第1
    空間(44)内を軸方向に延びる立上り室(38;7
    4;86)を有し、この立上り室が、比較的狭いが、冷
    油の流れに対する実質的な抵抗を与えないのに十分な横
    断方向の断面を有し、当該閉端(24)の近傍で前記第
    2空間(48)に接続していることを特徴とする請求項
    12の液圧弁リフタ(10)のためのホロワ(15)。
  14. 【請求項14】 前記立上り室(86)が、フォームフ
    ィラー(20)の形成期間中にはロストコア(83)を
    介在させ、当該フィラーの形成後にこのロストコアを除
    去することにより形成されることを特徴とする請求項1
    3の液圧弁リフタ(10)のためのホロワ(15)。
  15. 【請求項15】 前記シェル(18)の閉端(24)に
    隣接した前記第2空間(48)の部分も、前記ロストコ
    ア(3)を用いて形成されることを特徴とする請求項1
    4の液圧弁リフタ(10)のためのホロワ(15)。
  16. 【請求項16】 カム(11)と弁との間のエンジン弁
    列の少なくとも一部を構成できる液圧弁リフタ(10)
    であって、往復運動軸線(26)に実質上平行な周囲の
    外壁(22)を備え、閉端(24)及び開放端(23)
    を有するカップ状のシェル(18)と、このシェル内に
    収納され内側シリンダ(32)を画定すると共にフラン
    ジ(34)を有する内壁(30)を備えた別個のバッフ
    ル(19)とを具備し、前記内側シリンダが、前記往復
    運動軸線に平行で前記外壁内にこれから離れて位置して
    いて、当該外壁との間に第1空間(44)を画定し、前
    記フランジが、当該内側シリンダから前記外壁の方へ外
    方に延びていて、前記第1空間のための床の少なくとも
    一部を形成するようになっているホロワ(15);前記
    ホロワ内に位置し、前記シリンダ内で案内され前記シェ
    ルの閉端(24)から遠い方の端部に閉端を備えたピス
    トン(52)を有し、当該シェルの閉端及びピストンの
    閉端が前記エンジン弁列内で前記カム及び前記弁にそれ
    ぞれ関連するようになっている液圧手段;及び、前記ホ
    ロワ内に位置し、前記シェルの閉端と前記ピストンの閉
    端との間の第2空間(48)へ液圧流体を導入するため
    の入口手段;を備えた液圧弁リフタにおいて、 前記ホロワを請求項1ないし15のいずれかに記載のホ
    ロワとしたことを特徴とする液圧弁リフタ。
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CA2094993A1 (en) 1993-11-02
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