JPH07268855A - 軟弱地盤等の締固め工法及び締固め用水袋 - Google Patents
軟弱地盤等の締固め工法及び締固め用水袋Info
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- JPH07268855A JPH07268855A JP8747194A JP8747194A JPH07268855A JP H07268855 A JPH07268855 A JP H07268855A JP 8747194 A JP8747194 A JP 8747194A JP 8747194 A JP8747194 A JP 8747194A JP H07268855 A JPH07268855 A JP H07268855A
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- water bag
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 軟弱地盤上に座布団型熱可塑性樹脂等のシ−
トによって構成された弾性水袋1を複数段積み重ねて載
置し、この最下段の水袋より順次上段の水袋に水を充填
し、軟弱地盤に荷重をかけて締固める軟弱地盤の締固め
工法。 1‥水袋、2‥袋用単体、3‥給排水口金、4‥熱融着
ライン。 【効果】 土盛り締固め工法に比べて工期の短縮が実現
できかつ安価な工法となったものである。各種部材の作
業現場への搬入も簡単かつ取扱いも容易で、水袋の荷崩
れもない安全なものとなった。水袋も熱融着するだけで
製作可能であり、作業面積に応じてその大きさも比較的
自由に変えられる。
トによって構成された弾性水袋1を複数段積み重ねて載
置し、この最下段の水袋より順次上段の水袋に水を充填
し、軟弱地盤に荷重をかけて締固める軟弱地盤の締固め
工法。 1‥水袋、2‥袋用単体、3‥給排水口金、4‥熱融着
ライン。 【効果】 土盛り締固め工法に比べて工期の短縮が実現
できかつ安価な工法となったものである。各種部材の作
業現場への搬入も簡単かつ取扱いも容易で、水袋の荷崩
れもない安全なものとなった。水袋も熱融着するだけで
製作可能であり、作業面積に応じてその大きさも比較的
自由に変えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は載荷重法による土の締固
め工法の改良に関し、水を封入した袋を積み重ねた工法
及びこれに用いる水袋に係るものである。
め工法の改良に関し、水を封入した袋を積み重ねた工法
及びこれに用いる水袋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の締固め、土の埋め戻し、或い
は地盤上に盛土をする際に、その土を締固めておく必要
があり、この土の締固めによって、土の透水性を低下さ
せ、水の浸入による軟化や膨張をできるだけ小さくし、
地盤に必要な強さを与えることができる。これは土を締
固めると、土粒子相互の間隔が密になり、土の密度が大
きくなり、間隙が減少して透水性が小さくなるばかりで
なく、土粒子間のかみ合わせがよくなり剪断抵抗を増す
ことになるからである。
は地盤上に盛土をする際に、その土を締固めておく必要
があり、この土の締固めによって、土の透水性を低下さ
せ、水の浸入による軟化や膨張をできるだけ小さくし、
地盤に必要な強さを与えることができる。これは土を締
固めると、土粒子相互の間隔が密になり、土の密度が大
きくなり、間隙が減少して透水性が小さくなるばかりで
なく、土粒子間のかみ合わせがよくなり剪断抵抗を増す
ことになるからである。
【0003】しかるに、この土の締固め法としては、こ
の地盤上に予定される構造物の重量に等しいかそれ以上
の荷重(載荷重)をかけ、地盤の圧縮沈下を促進させて
土に強度をもたせ、その沈下量や強度が事前に予定され
た値に達した後に載荷重物を除去する工法が採られてい
る。
の地盤上に予定される構造物の重量に等しいかそれ以上
の荷重(載荷重)をかけ、地盤の圧縮沈下を促進させて
土に強度をもたせ、その沈下量や強度が事前に予定され
た値に達した後に載荷重物を除去する工法が採られてい
る。
【0004】そして、この載荷重物として通常は土が用
いられるが、この土を他の場所より入手しこれを作業現
場まで搬入し、更に締め固めが終わった後に土をあらた
めて撤去する必要があり、これら作業に極めて工数がか
かっており、経済の面、環境の面で大きな問題となって
いる。
いられるが、この土を他の場所より入手しこれを作業現
場まで搬入し、更に締め固めが終わった後に土をあらた
めて撤去する必要があり、これら作業に極めて工数がか
かっており、経済の面、環境の面で大きな問題となって
いる。
【0005】このため、最近では水を利用して載荷する
工法が開発され、円筒ホ−ス状のものを並べて荷重とす
る工法が開発されている。しかるに、この円筒ホ−ス状
の載荷重工法にあっては、荷重を増すために高く積み上
げると荷崩れするおそれがあり、そのため、隣り合うホ
−ス同士を連結しなくてはならなくなり、現場作業に工
数がかかっている。
工法が開発され、円筒ホ−ス状のものを並べて荷重とす
る工法が開発されている。しかるに、この円筒ホ−ス状
の載荷重工法にあっては、荷重を増すために高く積み上
げると荷崩れするおそれがあり、そのため、隣り合うホ
−ス同士を連結しなくてはならなくなり、現場作業に工
数がかかっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの水を利用
した軟弱地盤等の締固め工法及びこれに用いられる載荷
重用水袋に関するものであり、載荷重を容易にした工法
及び複数段に積み重ねを容易とした水袋にかかるもので
ある。
した軟弱地盤等の締固め工法及びこれに用いられる載荷
重用水袋に関するものであり、載荷重を容易にした工法
及び複数段に積み重ねを容易とした水袋にかかるもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
軟弱地盤上に座布団型弾性水袋を複数段積み重ねて載置
し、この最下段の水袋より順次上段の水袋に水を充填
し、軟弱地盤に荷重をかけることによって締固めること
を特徴とする軟弱地盤の締固め工法にかかるものであっ
て、その第2は、熱可塑性樹脂等のシ−トによって構成
された軟弱地盤締固め用水袋であって、長方形の熱可塑
性樹脂等のシ−トの長手方向の両辺を熱融着して袋用単
体となし、次いでこの袋用単体の開口縁端を熱融着した
ことを特徴とする軟弱地盤の締固め用水袋にかかるもの
である。
軟弱地盤上に座布団型弾性水袋を複数段積み重ねて載置
し、この最下段の水袋より順次上段の水袋に水を充填
し、軟弱地盤に荷重をかけることによって締固めること
を特徴とする軟弱地盤の締固め工法にかかるものであっ
て、その第2は、熱可塑性樹脂等のシ−トによって構成
された軟弱地盤締固め用水袋であって、長方形の熱可塑
性樹脂等のシ−トの長手方向の両辺を熱融着して袋用単
体となし、次いでこの袋用単体の開口縁端を熱融着した
ことを特徴とする軟弱地盤の締固め用水袋にかかるもの
である。
【0008】
【作用】本発明は、以上のような構成を有する締固め工
法及びこれに用いる水袋であって、軟弱地盤上に均等に
しかも所望の載荷重をかけることが可能であり、しかも
水袋の段数を重ね合せることによって所望の荷重を得る
ことが可能となったものであって、その段毎にこれらを
拘束する手段も不要であり作業工数は極めて少なくな
り、工期も短くなるものである。
法及びこれに用いる水袋であって、軟弱地盤上に均等に
しかも所望の載荷重をかけることが可能であり、しかも
水袋の段数を重ね合せることによって所望の荷重を得る
ことが可能となったものであって、その段毎にこれらを
拘束する手段も不要であり作業工数は極めて少なくな
り、工期も短くなるものである。
【0009】更に、水袋の側から言及するに、軟弱地盤
の全面を覆う大きさのものが要求されるので、その大き
さ、重量等は予想以上のものとなり、取り扱い、運搬等
に極めて不利となる。従って、本発明の水袋は熱可塑性
樹脂等のシ−トを熱融着によって先ず袋用単体となし、
次いでこの袋用単体の開口縁部を熱融着によって一体化
して水袋とするものであって、少なくとも後工程は作業
現場にて熱融着して水袋とするのがよい。従って、袋用
単体のみをトラック等で作業現場に搬入すればよく、こ
の点での問題が解消される。勿論、袋用単体とする前工
程も作業現場で行うことができることは言うまでもな
い。
の全面を覆う大きさのものが要求されるので、その大き
さ、重量等は予想以上のものとなり、取り扱い、運搬等
に極めて不利となる。従って、本発明の水袋は熱可塑性
樹脂等のシ−トを熱融着によって先ず袋用単体となし、
次いでこの袋用単体の開口縁部を熱融着によって一体化
して水袋とするものであって、少なくとも後工程は作業
現場にて熱融着して水袋とするのがよい。従って、袋用
単体のみをトラック等で作業現場に搬入すればよく、こ
の点での問題が解消される。勿論、袋用単体とする前工
程も作業現場で行うことができることは言うまでもな
い。
【0010】水袋を構成する熱可塑性樹脂等の例として
は、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等があり、
この範疇に含まれる熱可塑性エラストマ−(TPE)、
即ち常温で加硫ゴムの性質を示すが、高温で可塑化され
て加工機で成形できる高分子材料)としては、オレフィ
ン系TPE例えばポリプロピレンにEPDM(エチレン
・プロピレン・ジエン類共重合体)或いはEPM(エチ
レン・プロピレン共重合体)をブレンドしたもの、又
は、ウレタン系TPE(ポリウレタンにポリエ−テルを
ブレンドしたもの)等が挙げられる。本発明にあって
は、熱融着性のし易さ、袋体の強度、柔軟性、耐候性等
より後者の群から選択される材料が好んで選択される。
は、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等があり、
この範疇に含まれる熱可塑性エラストマ−(TPE)、
即ち常温で加硫ゴムの性質を示すが、高温で可塑化され
て加工機で成形できる高分子材料)としては、オレフィ
ン系TPE例えばポリプロピレンにEPDM(エチレン
・プロピレン・ジエン類共重合体)或いはEPM(エチ
レン・プロピレン共重合体)をブレンドしたもの、又
は、ウレタン系TPE(ポリウレタンにポリエ−テルを
ブレンドしたもの)等が挙げられる。本発明にあって
は、熱融着性のし易さ、袋体の強度、柔軟性、耐候性等
より後者の群から選択される材料が好んで選択される。
【0011】尚、袋体を構成する前記熱可塑性樹脂等の
シ−トにあっては、通常は帆布等の補強材が必要であ
り、代表的なものとしては、ナイロン、ポリエステル等
の合成繊維からなる帆布が用いられ、前記熱可塑性樹脂
等との接着面で約100〜200kg/cmの強度を有
するものがよい。
シ−トにあっては、通常は帆布等の補強材が必要であ
り、代表的なものとしては、ナイロン、ポリエステル等
の合成繊維からなる帆布が用いられ、前記熱可塑性樹脂
等との接着面で約100〜200kg/cmの強度を有
するものがよい。
【0012】又、各水袋には給排水用口金が取り付けら
れるものであって、好ましくは圧力調整弁が取り付けら
れるのがよく、余分な圧力以上にならないように調整可
能とするのがよい。尚、この調整弁の代りにマノメ−タ
−を取り付けて圧力を調整する手段もある。
れるものであって、好ましくは圧力調整弁が取り付けら
れるのがよく、余分な圧力以上にならないように調整可
能とするのがよい。尚、この調整弁の代りにマノメ−タ
−を取り付けて圧力を調整する手段もある。
【0013】
【実施例】以下、実施例をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明の第2の水袋の第1実施例を示す平面図、
図2は図1のA−A線での拡大断面斜視図、図3はB−
B線での拡大断面斜視図である。又図4は袋用単体を構
成する熱可塑性樹脂等のシ−トを示す斜視図である。図
にあって1は水袋であり、2は袋用単体、3は給排水口
金を示す。又4は熱融着ラインを示す。この例では袋用
単体2、2…の開口縁部5、5を図2に示すように好ま
しくは30mm以上重ね合せ、これを図示しない熱ロ−
ラ−等によって加熱押圧して熱融着4してなるものであ
り、これを順次繰り返して所望の大きさの水袋1を形成
するものである。そして水袋1の縁部に給排水口金3が
一体に取り付けられることとなる。
図1は本発明の第2の水袋の第1実施例を示す平面図、
図2は図1のA−A線での拡大断面斜視図、図3はB−
B線での拡大断面斜視図である。又図4は袋用単体を構
成する熱可塑性樹脂等のシ−トを示す斜視図である。図
にあって1は水袋であり、2は袋用単体、3は給排水口
金を示す。又4は熱融着ラインを示す。この例では袋用
単体2、2…の開口縁部5、5を図2に示すように好ま
しくは30mm以上重ね合せ、これを図示しない熱ロ−
ラ−等によって加熱押圧して熱融着4してなるものであ
り、これを順次繰り返して所望の大きさの水袋1を形成
するものである。そして水袋1の縁部に給排水口金3が
一体に取り付けられることとなる。
【0014】袋用単体2は長方形の熱可塑性樹脂等のシ
−ト20 、即ち図示はしないがナイロン帆布の両面にオ
レフィン系熱可塑性エラストマ−を十分にコ−ティング
したシ−トであって、この対辺201、202を折り曲げて
重ね合せ、この部位を熱融着4して袋用単体2とするも
のである。この例では一枚のシ−ト20 によって袋用単
体2を形成したが、複数枚のシ−ト20 の対辺を熱融着
4して更に大きな袋用単体2としてもよいことは勿論で
ある。
−ト20 、即ち図示はしないがナイロン帆布の両面にオ
レフィン系熱可塑性エラストマ−を十分にコ−ティング
したシ−トであって、この対辺201、202を折り曲げて
重ね合せ、この部位を熱融着4して袋用単体2とするも
のである。この例では一枚のシ−ト20 によって袋用単
体2を形成したが、複数枚のシ−ト20 の対辺を熱融着
4して更に大きな袋用単体2としてもよいことは勿論で
ある。
【0015】図5は本発明の水袋に適用されるコ−ナ−
当材6を示し、図6は拘束材7を示す。コ−ナ−当材6
は水袋1の四隅をカバ−する部材で、これ又熱可塑性樹
脂等のシ−トより形成されたものであり、これを水袋1
の四隅を保護することを目的としてここに熱融着するこ
ととなる。又、拘束材7は水袋1内に水を供給した際、
上下のシ−ト面をなるべく偏平に保つ必要から、上下面
間にさしわたされてその両端部70 、70 が上下シ−ト
面に熱融着されるものである。この拘束材7も又熱可塑
性樹脂等のシ−ト材料よりなっていることは言うまでも
ない。
当材6を示し、図6は拘束材7を示す。コ−ナ−当材6
は水袋1の四隅をカバ−する部材で、これ又熱可塑性樹
脂等のシ−トより形成されたものであり、これを水袋1
の四隅を保護することを目的としてここに熱融着するこ
ととなる。又、拘束材7は水袋1内に水を供給した際、
上下のシ−ト面をなるべく偏平に保つ必要から、上下面
間にさしわたされてその両端部70 、70 が上下シ−ト
面に熱融着されるものである。この拘束材7も又熱可塑
性樹脂等のシ−ト材料よりなっていることは言うまでも
ない。
【0016】図7は熱可塑性樹脂等のシ−ト同士の熱融
着ライン4の別例を示すものであって、袋用単体2、2
の開口縁端5、5をつき合せ、これらを覆って他の熱可
塑性樹脂等のシ−ト8を添え、この部位を熱融着4する
ものである。
着ライン4の別例を示すものであって、袋用単体2、2
の開口縁端5、5をつき合せ、これらを覆って他の熱可
塑性樹脂等のシ−ト8を添え、この部位を熱融着4する
ものである。
【0017】図8は給排水口金3の取り付けの一例を示
すものであり、袋用単体2の穿孔部9に単体2の内側よ
り給排水口金3の嘴部31 を挿入し、一方、フランジ部
32を熱可塑性樹脂シ−ト材10にて覆って熱融着させ
たものである。
すものであり、袋用単体2の穿孔部9に単体2の内側よ
り給排水口金3の嘴部31 を挿入し、一方、フランジ部
32を熱可塑性樹脂シ−ト材10にて覆って熱融着させ
たものである。
【0018】図9は本発明の第2の水袋1の第2実施例
の平面図であり、図10は図9のC−C線での拡大斜視
図である。この例にあっては、上下の熱可塑性樹脂等の
単位シ−ト21 、22 の対辺203、204を縁部の熱可塑
性樹脂等の単位シ−ト23 、24 にて熱融着して水袋1
を得たものである。
の平面図であり、図10は図9のC−C線での拡大斜視
図である。この例にあっては、上下の熱可塑性樹脂等の
単位シ−ト21 、22 の対辺203、204を縁部の熱可塑
性樹脂等の単位シ−ト23 、24 にて熱融着して水袋1
を得たものである。
【0019】本発明の水袋1は、複数枚重ね合されて載
荷重材として使用に供されるが、前記した給排水口金3
はほぼ1個所に集まるように水袋1の縁部に取り付けら
れることが望ましい。又、水袋1は偏平に構成されてい
るため、重ね合されて使用した場合でもずれたり荷崩れ
は生じないが、これらの発生を完全に防止するため、水
袋1の外表面の一定個所に例えばマジックファスナ−を
取り付けることもできる。図11はその一例であり、水
袋1の一定の個所の上面側にはマジックファスナ−の雄
体片11を、下面側には雌体片12を貼着しておき、こ
れを重ね合せることによって両者が結合しずれ等を完全
になくすことができる。
荷重材として使用に供されるが、前記した給排水口金3
はほぼ1個所に集まるように水袋1の縁部に取り付けら
れることが望ましい。又、水袋1は偏平に構成されてい
るため、重ね合されて使用した場合でもずれたり荷崩れ
は生じないが、これらの発生を完全に防止するため、水
袋1の外表面の一定個所に例えばマジックファスナ−を
取り付けることもできる。図11はその一例であり、水
袋1の一定の個所の上面側にはマジックファスナ−の雄
体片11を、下面側には雌体片12を貼着しておき、こ
れを重ね合せることによって両者が結合しずれ等を完全
になくすことができる。
【0020】尚、締固めする軟弱地盤の表面積にもよる
が、水袋1一辺Lは40〜60m、水を充満した際の高
さは0.6〜1m程度が望ましい。
が、水袋1一辺Lは40〜60m、水を充満した際の高
さは0.6〜1m程度が望ましい。
【0021】図12は本発明の第1の締固め工法の概念
図を示したものである。図中、20は締固めを目的とし
た軟弱地盤であり、この地盤20上に沈下が予想される
分だけ土盛21を行ない、次いでこの土盛21上に5段
の水袋1A、‥‥、1Eを重ね合せた。この各水袋1
A、‥‥、1Eの一定部位に給排水口金3をそろえ、こ
れに水道パイプ22を連接した。23は各水袋1A、‥
‥、1Eに水を供給するためのバルブである。
図を示したものである。図中、20は締固めを目的とし
た軟弱地盤であり、この地盤20上に沈下が予想される
分だけ土盛21を行ない、次いでこの土盛21上に5段
の水袋1A、‥‥、1Eを重ね合せた。この各水袋1
A、‥‥、1Eの一定部位に給排水口金3をそろえ、こ
れに水道パイプ22を連接した。23は各水袋1A、‥
‥、1Eに水を供給するためのバルブである。
【0022】この状態にあって、最下段の水袋1A内に
水を供給し、順次上段の水袋内に水を供給し、所定の載
荷重を得ることとなる。尚、図示はしないが各水袋1
A、‥‥、1Eには圧力調整弁が備えられ、所定以上の
圧力にならないよう調整可能とされているのがよい。
水を供給し、順次上段の水袋内に水を供給し、所定の載
荷重を得ることとなる。尚、図示はしないが各水袋1
A、‥‥、1Eには圧力調整弁が備えられ、所定以上の
圧力にならないよう調整可能とされているのがよい。
【0023】本発明の工法によれば、軟弱地盤20にほ
ぼ均等に載荷重を加えることが可能となり、このため地
盤20からの不要な水分の除去や土粒間の空隙部を効果
的に埋めることができることとなったものである。
ぼ均等に載荷重を加えることが可能となり、このため地
盤20からの不要な水分の除去や土粒間の空隙部を効果
的に埋めることができることとなったものである。
【0024】
【発明の効果】本発明の締固め工法によれば単なる土盛
り締固め工法に比べて工期の短縮が実現でき、一方、ホ
−ス状水袋に比べて安価な工法となったものである。そ
して、各種作業部材の作業現場への搬入が簡単であり、
その取扱いも容易であって、水袋の荷崩れもない安全な
ものとなった。又、使用される水袋も熱融着するだけで
製作可能であり、更に、作業面積に応じてその大きさも
比較的自由に変えられる等各面ですぐれた点を有してい
る。
り締固め工法に比べて工期の短縮が実現でき、一方、ホ
−ス状水袋に比べて安価な工法となったものである。そ
して、各種作業部材の作業現場への搬入が簡単であり、
その取扱いも容易であって、水袋の荷崩れもない安全な
ものとなった。又、使用される水袋も熱融着するだけで
製作可能であり、更に、作業面積に応じてその大きさも
比較的自由に変えられる等各面ですぐれた点を有してい
る。
【図1】図1は本発明の第2の水袋の第1実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図2は図1の水袋のA−A線での拡大断面斜視
図である。
図である。
【図3】図3は図1の水袋のB−B線での拡大断面斜視
図である。
図である。
【図4】図4は袋用単体シ−トを示す斜視図である。
【図5】図5は本発明の水袋に適用されるコ−ナ−当材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】図6は本発明の水袋に適用される拘束材の斜視
図である。
図である。
【図7】図7は熱可塑性樹脂等のシ−ト同士の熱融着の
別例を示す断面図である。
別例を示す断面図である。
【図8】図8は給排水口金の取り付けの一例を示す断面
図である。
図である。
【図9】図9は本発明の第2の水袋の第2実施例の平面
図である。
図である。
【図10】図10は図9の水袋のC−C線での拡大斜視
図である。
図である。
【図11】図11に崩れ防止の一例を示す水袋の一部断
面図である。
面図である。
【図12】図12は本発明の第1の締固め工法の概念図
を示したものである。
を示したものである。
1、1A、1B、1C、1D、1E‥‥水袋、 2‥‥袋用単体、 20 ‥‥袋用単体の熱可塑性樹脂等のシ−ト、 201、202‥‥袋用単体の熱可塑性樹脂等のシ−トの対
辺、 21 、22 ‥‥上下熱可塑性樹脂等の単位シ−ト、 203、204‥‥熱可塑性樹脂等の単位シ−トの対辺、 23 、24 ‥‥縁部熱可塑性樹脂等の単位シ−ト、 3‥‥給排水口金、 31 ‥‥給排水口金の嘴部、 32 ‥‥給排水口金のフランジ部、 4‥‥熱融着ライン、 5‥‥袋用単体の開口縁部、 6‥‥コ−ナ−当材、 7‥‥拘束材、 70 ‥‥拘束材の両端部、 8‥‥熱融着用熱可塑性樹脂等のシ−ト、 9‥‥袋用単体の穿孔部、 10‥‥熱可塑性樹脂等のシ−ト材、 11‥‥マジックファスナ−の雄体片、 12‥‥マジックファスナ−の雌体片、 20‥‥軟弱地盤、 21‥‥軟弱地盤上の土盛、 22‥‥水道パイプ、 23‥‥バルブ。
辺、 21 、22 ‥‥上下熱可塑性樹脂等の単位シ−ト、 203、204‥‥熱可塑性樹脂等の単位シ−トの対辺、 23 、24 ‥‥縁部熱可塑性樹脂等の単位シ−ト、 3‥‥給排水口金、 31 ‥‥給排水口金の嘴部、 32 ‥‥給排水口金のフランジ部、 4‥‥熱融着ライン、 5‥‥袋用単体の開口縁部、 6‥‥コ−ナ−当材、 7‥‥拘束材、 70 ‥‥拘束材の両端部、 8‥‥熱融着用熱可塑性樹脂等のシ−ト、 9‥‥袋用単体の穿孔部、 10‥‥熱可塑性樹脂等のシ−ト材、 11‥‥マジックファスナ−の雄体片、 12‥‥マジックファスナ−の雌体片、 20‥‥軟弱地盤、 21‥‥軟弱地盤上の土盛、 22‥‥水道パイプ、 23‥‥バルブ。
Claims (2)
- 【請求項1】 軟弱地盤上に座布団型弾性水袋を複数段
積み重ねて載置し、この最下段の水袋より順次上段の水
袋に水を充填し、軟弱地盤に荷重をかけることによって
締固めることを特徴とする軟弱地盤の締固め工法。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂等のシ−トによって構成さ
れた軟弱地盤締固め用水袋であって、長方形の熱可塑性
樹脂等のシ−トの長手方向の両辺を熱融着して袋用単体
となし、次いでこの袋用単体の開口縁端を熱融着したこ
とを特徴とする軟弱地盤の締固め用水袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8747194A JPH07268855A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 軟弱地盤等の締固め工法及び締固め用水袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8747194A JPH07268855A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 軟弱地盤等の締固め工法及び締固め用水袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268855A true JPH07268855A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13915832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8747194A Pending JPH07268855A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 軟弱地盤等の締固め工法及び締固め用水袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07268855A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100812656B1 (ko) * | 2006-12-04 | 2008-03-13 | 삼성중공업 주식회사 | 물하중 재하용 제방구조 |
CN100447345C (zh) * | 2007-04-17 | 2008-12-31 | 张志铁 | 大面积软弱地基土袋与井点复合加固法 |
CN102213647A (zh) * | 2011-03-30 | 2011-10-12 | 苏州和宇科技有限公司 | 一种救生艇或载人工具的负荷检验桶型水袋 |
JP2012095621A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Paddy Research Co Ltd | 地下灌漑システム |
CN103774612A (zh) * | 2014-03-04 | 2014-05-07 | 矫明义 | 一种抗洪救援装备 |
CN109667227A (zh) * | 2019-01-24 | 2019-04-23 | 中建新疆建工土木工程有限公司 | 高架桥现浇梁支架体系水袋预压施工工艺及其设备 |
CN112557172A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-03-26 | 浙江瑞邦科特检测有限公司 | 一种楼板静载试验中自动分级加卸载装置 |
CN113463614A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-10-01 | 中铁十九局集团第三工程有限公司 | 路基水土组合堆载预压系统 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP8747194A patent/JPH07268855A/ja active Pending
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