JPH0726850A - 窓の結露防止方法 - Google Patents

窓の結露防止方法

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JPH0726850A
JPH0726850A JP17450093A JP17450093A JPH0726850A JP H0726850 A JPH0726850 A JP H0726850A JP 17450093 A JP17450093 A JP 17450093A JP 17450093 A JP17450093 A JP 17450093A JP H0726850 A JPH0726850 A JP H0726850A
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JP
Japan
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window
heater
glass
window glass
glass surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP17450093A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Ueno
英幸 上野
Kiichi Takase
毅一 高瀬
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MIC INTERNATL KK
Original Assignee
MIC INTERNATL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 著しく少ない電力量で効果的に結露を防止
してガラス窓面に結氷することを防止する方法を提供す
る。 【構 成】 窓ガラス4の室内側の面に対面し、ある距
離dで並行して面状ヒーター5を配置して窓ガラス4面
と面状ヒーター5との間に断熱空間を形成し、更に前記
面状発熱体5を電源に連結してなる窓の結露防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は降雪地や寒冷地の家屋の
窓の結露を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】降雪地や寒冷地の家屋で室内を暖房した
場合や別荘等のように常時室内が暖房されていない場合
に暖房した場合には、室内の空気に多量の蒸気が含有さ
れることになる。この状態で外気温が氷結温度以下に低
下するとこの温度差によって室内側のガラス面が結露す
る。
【0003】この結露の状態を説明すると、外気温と室
内温度の差が18〜20℃程度になると結露する。この
結露は夕方のように多数の人が室内に集まり、そして夕
食の準備のために多量の蒸気が発生する場合のように、
この蒸気は窓ガラス面で急激に冷却されて前記温度差に
より結露し、この結露は次第に増加して水滴状となって
遂にはガラス面に沿って流下することになる。
【0004】つまりガラス面が一種の凝縮器の作用をし
て連続的に室内の水蒸気を凝縮して液滴を発生させ、こ
の液滴はガラス面に沿って流下して床面まで濡らすこと
になる。また、このようにガラス面に液滴が発生すると
視界を妨げることになる。そして夜間に外気温の低下と
共にガラス面が氷点下に冷却され、ガラス窓の内面に付
着していた水滴が次第に結氷する。特に朝方、2時から
5時の間にかけて窓の敷居に溜っていた水が結氷するこ
とになる。
【0005】このようにしてガラス面で結露し、流下し
た液滴が結氷すると、あたかも窓を氷の接着剤によって
窓枠部に接着した状態となる。この状態になると最早そ
の窓を開閉することが不可能となり、多数の窓が一斉に
釘付けされた状態となる。一方、朝方9時頃から太陽の
熱と共に外気温が上昇し、室温も上昇すると窓に張って
いた氷が次第に溶け出し、大量の水を発生する。この水
は窓際に取付けられている貯水ボックスに貯えられる。
しかし、この貯水ボックスは凍結の問題があるために屋
外に排水するパイプを連結することができず、雑巾等を
利用して排水する他はなく、この排水作業が極めて煩雑
なものとなる。この排水作業を忘れると水が溢れて床な
畳を濡らすことになる。
【0006】さて、前記したように窓の敷居部分等が氷
結すると窓が釘付け状態となって開閉が実質的に不可能
となる。この状態で火災や地震が発生した場合、更に強
盗等の緊急事態にあった場合には室内から脱出すること
が困難となり、特に火災や地震の場合には被害が甚大な
ものとなる。同一の形態の部屋が多数形成されているマ
ンションのような集合住宅においては窓の釘付け状態が
一斉に発生するために、前記被害を防止するための対策
が要望されている。
【0007】更に、貯水ボックスが使用されている場合
でもこれが満杯になってカーペットや畳を濡らすことが
多く、更に建屋を腐食させることもあり、これの修理代
を必要とする問題がある。別の問題として、結露した水
が結氷するとガラス窓の下部がガラス窓が不透明とな
り、室内を暗く陰気にすると共に、広いガラス面に付着
した氷板より放射される冷気によって室内が冷え冷えと
することになり、一向に暖房効果が上がらないと言う問
題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような氷結を防止
する第1の方法として、自動車のように窓ガラス面にヒ
ータ線を張る方法が提案されているが、外観やデザイン
性を悪化する上に窓の開閉はコードを引張りながら行う
ことになり、電気の供給手段に問題がある。第2の方法
として窓のサッシの部分にヒーターを設ける方法がある
が、この方法は幅の狭い(例えば3cm程度)サッシに
ヒーターを取付ける必要があるために寸法上の制約があ
り、氷を溶かすのに充分な熱量を発生させることが困難
である。また、これを一旦取付けるとこれを取り外すこ
とが困難であると共に、デザイン上にも問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の技術
の問題点を解消するために得られたものであって、窓ガ
ラスの室内側の面に対面し、ある距離で並行して面状ヒ
ーターを配置して窓ガラス面と面状ヒーターとの間に断
熱空間を形成し、更に前記面状発熱体を電源に連結して
なる窓ガラス面における結露を防止する方法を提供する
ものである。
【0010】本発明は、ガラス面との間に所定の距離を
おいて面状ヒーターを設置したもので、このようにする
ことによってガラス面と面状ヒーターとの間を一種の断
熱空間あるいは保温空間を形成したことになる。この断
熱空間は好ましくは室内の空気を流通させるが、大量の
空気を流通は必要ではなく、断熱効果を発揮しながら窓
ガラス面を結露温度にならないように維持するものであ
る。
【0011】従って、この面状ヒーターは、その熱を直
接にガラス面に伝達することによってガラス面を結露温
度以上に保持するものではなく、この面状ヒーターの輻
射熱をガラス面に与えて緩やかに加熱すると共に、外部
からガラス面を通じて室内に放射される冷気を遮断する
機能も有している。
【0012】
【作 用】面状ヒーターは窓ガラス面との間には間隙、
即ち断熱空間を積極的に設けているので、この断熱空間
により面状ヒーターの熱を直接に窓ガラス面に伝達する
ことなく、輻射熱を伝達し、室内の空気を僅かに通過さ
せるダクトの機能も有している。
【0013】従って、面状ヒーターの熱はガラス面で直
接に奪われることなく、その輻射熱でガラス面を緩やか
に加熱して結露を防止し、その結果、結氷を防止するこ
とができる。また、面状ヒーターはガラス面の冷気を遮
断すると共に、室内に熱輻射して暖房効果を補助するこ
とができる。
【0014】
【実 施 例】次に図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1は除霜装置の正面図、図2は同側断面図で
あって、建造物1の開口部2に設けた窓枠3に窓ガラス
4が設けられ、そしてこの窓ガラス4の内面側に所定の
距離〔d〕をおいて面状ヒーター5が開口部2の上部に
設けた吊り装置6より垂下された吊具7によって吊上
げ、吊下げ自在に吊り下げられている。
【0015】このヒーター5は一種の掛け軸のような形
状をしており、上下に保持枠5a,5bが設けられ、そ
の間にヒーター本体5cが設けられている。そして下部
に設けた保持枠5bは固定具8で開口部2の下縁に着脱
自在に固定されている。本発明において重要な点は、ガ
ラス4の表面から所定の距離〔d〕をおいてヒーター5
を配置することであって、この距離〔d〕はヒーター5
が作動状態において所定の温度、例えば40〜50℃程
度に保持される程度の範囲のものを意味し、通常は3〜
5cmの範囲を保持すると良い。
【0016】この距離〔D〕、即ち「断熱空間」が狭過
ぎると面状ヒーター5の輻射熱が急激に窓ガラス4に吸
収されるために放熱が大きくてこの面状ヒーター5の温
度を充分に保持することができない上に、所定の温度を
保持するために大きな電力を必要とする。逆に広過ぎる
と面状ヒーター5の輻射熱が窓ガラス4に充分に作用せ
ず、結露防止作用があまりないという問題があり、これ
らを考慮すると前記の範囲となる。
【0017】従ってこの断熱空間である距離〔d〕を保
持するために面状ヒーター5を所定の位置に保持する固
定具8を設けると良い。しかし、保持枠5bの重さ等に
よって面状ヒーター5が所定の状態に吊り下げられてい
る場合には、この固定具8を省略することができる。ま
た、窓ガラス4の適当な部分に(例えば窓枠部分)に図
5及び図6に示すような間隔保持部材9を設けてガラス
4面と面状ヒーター5との断熱空間を積極的に保持する
ようにするのが良い。この実施例の間隔保持部材9は吸
盤によって窓ガラス4の表面の任意の箇所に着脱できる
ようにしたものである。
【0018】面状ヒーター5は図1,2に示すように窓
の下半分程度設けることによっても必要とする結露防止
効果があるが、暖房効果も高める場合には図3,4に示
すように窓面に全体的に、あたかもシャッターかカーテ
ンを設けた場合のように設けることができる。面状ヒー
ター5は、市販されている各種の面状ないしはシート状
(可撓性のある薄膜状のもの)ヒーターを使用すること
ができるが、例えば図7に示すように耐熱性のある織布
50に電極線51,51を織り込み、これに全面的に導
電性樹脂を塗布あるいは印刷し、この電極線51にコー
ド52を連結して通電可能な状態とし、その両面に保護
層53,54を積層してヒートシール法等によって複合
シート状物を形成する。
【0019】面状ヒーター5の下方の支持枠5bは、図
8に示すようにこの面状ヒーター5を平面的に保持する
機能とコード52等の配線を収納する機能を有するもの
であり、図9に示すように円筒体からなる支持枠5bの
長手方向にスリットをあけ、このスリットで面状ヒータ
ー5の下端を挟持し、円筒体の内部に形成された固定部
5dに下端部を巻付かせて固定し、円筒体の内部空間を
利用してコード52を取出すようにしている。
【0020】図10は支持枠5bを小判形にしたもはの
で、上部の長手方向にスリットを設けてこのスリット部
分で面状ヒーター5の下端部を挟持させたものである。
図示していないが、ヒーター5にはコード52を通じて
電力が供給され、そしてこのヒーター5の適当な所に設
けた温度センサーの信号によって制御回路を制御して結
露状況や気温に応じて電流を断続するように構成されて
いる。この電源回路や温度制御回路は従来の電気暖房装
置等で使用されている装置を利用することができる。
【0021】図11と図12とは面状ヒーター5の内面
の保護層に直接に印刷を施すか、あるいは別の耐熱性の
紙に印刷を施したものを使用した例であって、このよう
に絵や図形や模様を印刷しておくことによって結露防止
用の面状ヒーターが掛け軸と同様な効果も併せ持つこと
になる。なお、これらの図において保持枠の断面を三角
形としたり、楕円形としたりすると共に、この保持枠に
温度調節用の操作面を設けたり、温度調節装置をコード
で引出したりしている。
【0022】面状ヒーターの1例を説明すると、幅が6
00mm、長さが900mmの織布を使用し、導電性カ
ーボンを織布に塗布した100V,140Wで、室内側
の面に厚さ5mmのウレタンホームからなる層を設けた
ものを小規模な室の結露防止装置として使用することが
できる。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかる窓の結露防止方法は、窓
ガラスの室内側の面に対面し、ある距離で並行して面状
ヒーターを配置して窓ガラス面と面状ヒーターとの間に
断熱空間を形成し、更に前記面状発熱体を電源に連結し
て構成されている。従って、面状ヒーターの伝熱で直接
に窓ガラスを加熱するのではなく、輻射熱を利用し、更
にこの面状ヒーターとガラス面との間の空気層による断
熱空間で断熱をしながら加熱するために、著しく少ない
電力量で効果的に結露を防止し、ひいては結氷防止をす
ることができる。
【0024】また、本発明の面状ヒーターは窓に固定的
なものではなく、カーテンかシャッターのように着脱な
いしは開閉することができるので、太陽の光線に応じて
開閉し、快適性を損なうことなく結露を防止でき、それ
に伴う結氷を防止して何時でも窓を開閉して火災な地震
の際の緊急脱出口ととして利用することができ、一種の
防災装置としての機能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の結露防止装置を装着した窓を
室内から見た正面図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】別の実施例の結露防止装置を装着した窓を室内
から見た正面図である。
【図4】図3の側断面図である。
【図5】間隔保持部材の側面図である。
【図6】間隔保持部材の側面図と正面図である。
【図7】面状ヒーターを分解して示す斜視図である。
【図8】面状ヒーターの下部を示す正面図である。
【図9】面状ヒーターの下部を保持する支持枠の断面図
である。
【図10】面状ヒーターの下部を保持する支持枠の断面
図である。
【図11】デザイン性を持たせた面状ヒーターの外観を
示す斜視図である。
【図12】デザイン性を持たせた面状ヒーターの外観を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建造物 2 開口部 3 窓枠 4 窓ガラ
ス 5 面状ヒーター 5a,5b 保持枠 5c ヒ
ーター本体 6 吊り装置 7 吊具 8 固定具 9 間隔
保持部材 50 織布 51 電極線 52 コード 5
3,54 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 9/40 9/13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの室内側の面に対面し、ある距
    離で並行して面状ヒーターを配置して窓ガラス面と面状
    ヒーターとの間に断熱空間を形成し、更に前記面状発熱
    体を電源に連結してなる窓の結露防止方法。
JP17450093A 1993-07-14 1993-07-14 窓の結露防止方法 Pending JPH0726850A (ja)

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JP17450093A JPH0726850A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 窓の結露防止方法

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JP17450093A JPH0726850A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 窓の結露防止方法

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JPH0726850A true JPH0726850A (ja) 1995-01-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104545676A (zh) * 2014-12-23 2015-04-29 福建固美金属有限公司 一种便于清洗外壁面的玻璃窗户

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104545676A (zh) * 2014-12-23 2015-04-29 福建固美金属有限公司 一种便于清洗外壁面的玻璃窗户
CN106343917A (zh) * 2014-12-23 2017-01-25 福建固美金属有限公司 一种玻璃窗户外壁面的清洗方法
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