JPH07268077A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents
熱硬化性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07268077A JPH07268077A JP6471594A JP6471594A JPH07268077A JP H07268077 A JPH07268077 A JP H07268077A JP 6471594 A JP6471594 A JP 6471594A JP 6471594 A JP6471594 A JP 6471594A JP H07268077 A JPH07268077 A JP H07268077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bis
- maleimidophenoxy
- phenyl
- resin composition
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- Epoxy Resins (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも2個以上のマレイミド官能基を有
するマレイミド化合物(a)、ヒドロキシフェニルマレ
イミド(b)及び少なくとも2個以上のエポキシ官能基
を有するエポキシ化合物(c)からなり、それぞれの重
量比は成分(a)は99.9〜40重量部、成分(b)
と成分(c)との合計は0.1〜60重量部であり、ま
た(b)/(c)当量比が5/1〜1/2であることを
特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 【効果】 本発明による熱硬化性樹脂組成物はTgが高
く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れているた
め、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料な
どに有利に用いることができる。
するマレイミド化合物(a)、ヒドロキシフェニルマレ
イミド(b)及び少なくとも2個以上のエポキシ官能基
を有するエポキシ化合物(c)からなり、それぞれの重
量比は成分(a)は99.9〜40重量部、成分(b)
と成分(c)との合計は0.1〜60重量部であり、ま
た(b)/(c)当量比が5/1〜1/2であることを
特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 【効果】 本発明による熱硬化性樹脂組成物はTgが高
く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れているた
め、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料な
どに有利に用いることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス転移点(以下T
gという)が高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に
優れた熱硬化性樹脂組成物に関するものである。
gという)が高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に
優れた熱硬化性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高耐熱性熱硬化性樹脂としては、
ビスマレイミド樹脂、アミン変性マレイミド樹脂、アリ
ル変性マレイミド樹脂などがよく知られている。これら
の樹脂は、耐熱性に優れているが、接着性、破壊靭性が
十分ではなく、吸水率が大きいという欠点を有してい
る。一方、エポキシ樹脂は、接着性に優れるが耐熱性が
低いという欠点を有している。
ビスマレイミド樹脂、アミン変性マレイミド樹脂、アリ
ル変性マレイミド樹脂などがよく知られている。これら
の樹脂は、耐熱性に優れているが、接着性、破壊靭性が
十分ではなく、吸水率が大きいという欠点を有してい
る。一方、エポキシ樹脂は、接着性に優れるが耐熱性が
低いという欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、Tgが高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性
に優れた熱硬化性樹脂組成物を提供することにある。
ころは、Tgが高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性
に優れた熱硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
個以上のマレイミド官能基を有するマレイミド化合物
(a)、ヒドロキシフェニルマレイミド(b)及び少な
くとも2個以上のエポキシ官能基を有するエポキシ化合
物(c)からなり、それぞれの重量比は成分(a)は9
9.9〜40重量部、成分(b)と成分(c)との合計
は0.1〜60重量部であり、また(b)/(c)当量
比が5/1〜1/2であることを特徴とする熱硬化性樹
脂組成物である。
個以上のマレイミド官能基を有するマレイミド化合物
(a)、ヒドロキシフェニルマレイミド(b)及び少な
くとも2個以上のエポキシ官能基を有するエポキシ化合
物(c)からなり、それぞれの重量比は成分(a)は9
9.9〜40重量部、成分(b)と成分(c)との合計
は0.1〜60重量部であり、また(b)/(c)当量
比が5/1〜1/2であることを特徴とする熱硬化性樹
脂組成物である。
【0005】本発明で用いられるマレイミド化合物とし
ては、例えば、1-メチル-2,4-ビスマレイミドベンゼ
ン、N,N'-m-フェニレンビスマレイミド、N,N'-p-
フェニレンビスマレイミド、N,N'-m-トルイレンビス
マレイミド、N,N'-4,4'-ビフェニレンビスマレイミ
ド、N,N'-4,4'-[3,3'-ジメチル-ビフェニレン]ビ
スマレイミド、N,N'-4,4'-[3,3'-ジメチルジフェ
ニルメタン]ビスマレイミド、N,N'-4,4'-[3,3'-
ジエチルジフェニルメタン]ビスマレイミド、N,N'-
4,4'-ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルプロパンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N'-3,
3'-ジフェニルスルホンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルスルホンビスマレイミド、2,2-ビス
[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]ノナン、2,
2-ビス[3-ターシャリーブチル-4-(4-マレイミドフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[3-セカンダ
リーブチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、1,1-ビス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フ
ェニル]デカン、1,1-ビス[2-メチル-4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)-5-ターシャリーブチルフェニル]-2-
メチルプロパン、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-
(4-マレイミドフェノキシ)-2-(1,1-ジメチルエチ
ル)ベンゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(4-マレイミ
ドフェノキシ)-2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)ベン
ゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(4-マレイミドフェ
ノキシ)-2,6-ジ-セカンダリーブチルベンゼン]、4,
4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(4-マレイミドフェ
ノキシ)-2-シクロヘキシルベンゼン]、4,4'-メチレ
ン-ビス[1-(マレイミドフェノキシ)-2-ノニルベンゼ
ン]、4,4'-(1-メチルエチリデン)-ビス[1-(マレイ
ミドフェノキシ)-2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)ベ
ンゼン、4,4'-(2-エチルヘキシリデン)-ビス[1-(マ
レイミドフェノキシ)-ベンゼン]、4,4'-(1-メチルヘプ
チリデン)-ビス[1-(マレイミドフェノキシ)-ベンゼ
ン]、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(マレイミド
フェノキシ)-3-メチルベンゼン]、2,2-ビス[4-(4-
マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2-ビ
ス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2-ビス[3-メチル-4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2-ビス[3-
メチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-ヘキ
サフルオロプロパン、2,2-ビス[3,5-ジメチル-4-
(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2
-ビス[3,5-ジメチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)
フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス[3-エ
チル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパ
ン、2,2-ビス[3-エチル-4-(4-マレイミドフェノキ
シ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、ビス[3-メチ
ル-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-メタン、ビス
[3,5-ジメチル-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]
-メタン、ビス[3-エチル-(4-マレイミドフェノキシ)
フェニル]-メタン、3,8-ビス[4-(4-マレイミドフェ
ノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカ
ン、4,8-ビス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニ
ル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、3,9-ビス
[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-
[5,2,1,02・6]デカン、4,9-ビス[4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02
・6]デカン、1,8-ビス[4-(4-マレイミドフェノキ
シ)フェニル]-メンタン、1,8-ビス[3-メチル-4-(4
-マレイミドフェノキシ)フェニル]-メンタン、1,8-ビ
ス[3,5-ジメチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェ
ニル]-メンタン、一般式(1)、(2)、(3)、
(4)などを挙げることができる。これらは2種以上含
まれていても何等差し支えない。
ては、例えば、1-メチル-2,4-ビスマレイミドベンゼ
ン、N,N'-m-フェニレンビスマレイミド、N,N'-p-
フェニレンビスマレイミド、N,N'-m-トルイレンビス
マレイミド、N,N'-4,4'-ビフェニレンビスマレイミ
ド、N,N'-4,4'-[3,3'-ジメチル-ビフェニレン]ビ
スマレイミド、N,N'-4,4'-[3,3'-ジメチルジフェ
ニルメタン]ビスマレイミド、N,N'-4,4'-[3,3'-
ジエチルジフェニルメタン]ビスマレイミド、N,N'-
4,4'-ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルプロパンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N'-3,
3'-ジフェニルスルホンビスマレイミド、N,N'-4,
4'-ジフェニルスルホンビスマレイミド、2,2-ビス
[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]ノナン、2,
2-ビス[3-ターシャリーブチル-4-(4-マレイミドフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[3-セカンダ
リーブチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、1,1-ビス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フ
ェニル]デカン、1,1-ビス[2-メチル-4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)-5-ターシャリーブチルフェニル]-2-
メチルプロパン、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-
(4-マレイミドフェノキシ)-2-(1,1-ジメチルエチ
ル)ベンゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(4-マレイミ
ドフェノキシ)-2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)ベン
ゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(4-マレイミドフェ
ノキシ)-2,6-ジ-セカンダリーブチルベンゼン]、4,
4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(4-マレイミドフェ
ノキシ)-2-シクロヘキシルベンゼン]、4,4'-メチレ
ン-ビス[1-(マレイミドフェノキシ)-2-ノニルベンゼ
ン]、4,4'-(1-メチルエチリデン)-ビス[1-(マレイ
ミドフェノキシ)-2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)ベ
ンゼン、4,4'-(2-エチルヘキシリデン)-ビス[1-(マ
レイミドフェノキシ)-ベンゼン]、4,4'-(1-メチルヘプ
チリデン)-ビス[1-(マレイミドフェノキシ)-ベンゼ
ン]、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(マレイミド
フェノキシ)-3-メチルベンゼン]、2,2-ビス[4-(4-
マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2-ビ
ス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2-ビス[3-メチル-4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2-ビス[3-
メチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-ヘキ
サフルオロプロパン、2,2-ビス[3,5-ジメチル-4-
(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2
-ビス[3,5-ジメチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)
フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス[3-エ
チル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-プロパ
ン、2,2-ビス[3-エチル-4-(4-マレイミドフェノキ
シ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、ビス[3-メチ
ル-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-メタン、ビス
[3,5-ジメチル-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]
-メタン、ビス[3-エチル-(4-マレイミドフェノキシ)
フェニル]-メタン、3,8-ビス[4-(4-マレイミドフェ
ノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカ
ン、4,8-ビス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニ
ル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、3,9-ビス
[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-
[5,2,1,02・6]デカン、4,9-ビス[4-(4-マレイ
ミドフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02
・6]デカン、1,8-ビス[4-(4-マレイミドフェノキ
シ)フェニル]-メンタン、1,8-ビス[3-メチル-4-(4
-マレイミドフェノキシ)フェニル]-メンタン、1,8-ビ
ス[3,5-ジメチル-4-(4-マレイミドフェノキシ)フェ
ニル]-メンタン、一般式(1)、(2)、(3)、
(4)などを挙げることができる。これらは2種以上含
まれていても何等差し支えない。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】本発明で用いられるヒドロキシフェニルマ
レイミドとしては、p−ヒドロキシフェニルマレイミ
ド、m−ヒドロキシフェニルマレイミド、o−ヒドロキ
シフェニルマレイミドなどを挙げることができる。これ
らは2種以上含まれていても何等差し支えない。
レイミドとしては、p−ヒドロキシフェニルマレイミ
ド、m−ヒドロキシフェニルマレイミド、o−ヒドロキ
シフェニルマレイミドなどを挙げることができる。これ
らは2種以上含まれていても何等差し支えない。
【0011】本発明で用いられるエポキシ樹脂として
は、特に限定されるものではないが、例を挙げると、ビ
スフェノールAのジグリシジルエーテル、4,4'-ジ
(1,2-エポキシエチル)ジフェニルエーテル、4,4'-
(1,2-エポキシエチル)ジフェニルエーテル、レゾルシ
ンのグリシジルエーテル、ブタジエンエポキシサイド、
ビス-(2,3-エポキシシクロペンチル)エーテルプロパ
ン、フロログリシンのジグリシジルエーテル、メチルフ
ロログリシンのジグリシジルエーテル、3,3',5,5'-
テトラメチル-ビフェニル-4,4'-ジグリシジルエーテ
ル、ビフェニル-4,4'-ジグリシジルエーテル、ナフタ
レン-1,6-ジグリシジルエーテル、ビスフェノールF
型ジグリシジルエーテル、水素化ビスフェノールA型ジ
グリシジルエーテル、水素化ビスフェノールF型ジグリ
シジルエーテルなどの2官能エポキシ化合物、エポキシ
化o−クレゾールノボラック、フェノール-ホルムアル
デヒドノボラックのポリグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパンのトリグリシジルエーテル、グリセリン
のトリグリシジルエーテル、1,3,5-トリ(1,2-エポ
キシエチル)ベンゼン、ポリアリルグリシジルエーテ
ル、パラアミノフェノールのトリグリシジルエーテルな
どの3官能以上のエポキシ化合物、一般式(5)、
(6)などを挙げることができる。
は、特に限定されるものではないが、例を挙げると、ビ
スフェノールAのジグリシジルエーテル、4,4'-ジ
(1,2-エポキシエチル)ジフェニルエーテル、4,4'-
(1,2-エポキシエチル)ジフェニルエーテル、レゾルシ
ンのグリシジルエーテル、ブタジエンエポキシサイド、
ビス-(2,3-エポキシシクロペンチル)エーテルプロパ
ン、フロログリシンのジグリシジルエーテル、メチルフ
ロログリシンのジグリシジルエーテル、3,3',5,5'-
テトラメチル-ビフェニル-4,4'-ジグリシジルエーテ
ル、ビフェニル-4,4'-ジグリシジルエーテル、ナフタ
レン-1,6-ジグリシジルエーテル、ビスフェノールF
型ジグリシジルエーテル、水素化ビスフェノールA型ジ
グリシジルエーテル、水素化ビスフェノールF型ジグリ
シジルエーテルなどの2官能エポキシ化合物、エポキシ
化o−クレゾールノボラック、フェノール-ホルムアル
デヒドノボラックのポリグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパンのトリグリシジルエーテル、グリセリン
のトリグリシジルエーテル、1,3,5-トリ(1,2-エポ
キシエチル)ベンゼン、ポリアリルグリシジルエーテ
ル、パラアミノフェノールのトリグリシジルエーテルな
どの3官能以上のエポキシ化合物、一般式(5)、
(6)などを挙げることができる。
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】また分子内にCl、Br等のハロゲン原子
を有するエポキシ樹脂を用いることも可能である。これ
らの化合物は単独もしくは併用して用いることができ
る。
を有するエポキシ樹脂を用いることも可能である。これ
らの化合物は単独もしくは併用して用いることができ
る。
【0015】本発明の熱硬化性樹脂組成物中における各
成分の重量比は、マレイミド化合物(a)は99.9〜
40重量部であり、90〜50重量部がより好ましい。
99.9重量部よりも多いと、接着性、靭性、低吸水性
が低下する。(b)+(c)は、0.1〜60重量部で
あり、10〜50重量部がより好ましい。60重量部よ
り多いと耐熱性が低下する。0.1重量部よりも少ない
と、接着性、靭性、低吸水性が低下する。(b)/
(c)比は5/1〜1/2であり、3/1〜1/1.2
がより好ましい。5/1より大きいと接着性が低下す
る。1/2より小さいと耐熱性が低下する。
成分の重量比は、マレイミド化合物(a)は99.9〜
40重量部であり、90〜50重量部がより好ましい。
99.9重量部よりも多いと、接着性、靭性、低吸水性
が低下する。(b)+(c)は、0.1〜60重量部で
あり、10〜50重量部がより好ましい。60重量部よ
り多いと耐熱性が低下する。0.1重量部よりも少ない
と、接着性、靭性、低吸水性が低下する。(b)/
(c)比は5/1〜1/2であり、3/1〜1/1.2
がより好ましい。5/1より大きいと接着性が低下す
る。1/2より小さいと耐熱性が低下する。
【0016】本発明において組成物を得るには、成分
(a)、(b)、(c)を60〜200℃、好ましくは
100〜150℃で混合するのがよい。温度が低いとヒ
ドロキシフェニルマレイミド化合物が溶解せず、均一な
組成物が得られない。温度が高いと急激にゲル化してし
まう。
(a)、(b)、(c)を60〜200℃、好ましくは
100〜150℃で混合するのがよい。温度が低いとヒ
ドロキシフェニルマレイミド化合物が溶解せず、均一な
組成物が得られない。温度が高いと急激にゲル化してし
まう。
【0017】硬化触媒としては、ラジカル、アニオン重
合触媒または有機リン系化合物(トリフェニルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン・トリフェニルボロン錯体
など)などが使用でき、単独で使用しても併用してもか
まわない。本発明の組成物は、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、シアネート樹脂などと併用してもかまわない。
合触媒または有機リン系化合物(トリフェニルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン・トリフェニルボロン錯体
など)などが使用でき、単独で使用しても併用してもか
まわない。本発明の組成物は、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、シアネート樹脂などと併用してもかまわない。
【0018】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、Tgが高
く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れているた
め、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料な
どに有利に用いることができる。
く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れているた
め、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料な
どに有利に用いることができる。
【0019】
【実施例】本発明を実施例により更に詳しく説明する。
【0020】(実施例1〜3)表1の処方に従って、1
30℃で溶融混合し、減圧脱気後、あらかじめ150℃
に加熱したガラス型(銅箔をセットしたものとしていな
いもの)に流し込んだ後、150℃で2時間、更に25
0℃で4時間硬化させ、注型板を得た。これより破壊靭
性(K1c)測定用試験片、銅箔ピール強度試験片、吸水
試験片を切り出し、測定に供した。破壊靭性はASTM
−E399−83より、銅箔ピール強度はJIS C6
481により求めた。また吸水率は85℃、85%R
H、72時間処理前後の試験片の重量差より、Tgは粘
弾性試験より求めた。結果を表1にまとめて示した。
30℃で溶融混合し、減圧脱気後、あらかじめ150℃
に加熱したガラス型(銅箔をセットしたものとしていな
いもの)に流し込んだ後、150℃で2時間、更に25
0℃で4時間硬化させ、注型板を得た。これより破壊靭
性(K1c)測定用試験片、銅箔ピール強度試験片、吸水
試験片を切り出し、測定に供した。破壊靭性はASTM
−E399−83より、銅箔ピール強度はJIS C6
481により求めた。また吸水率は85℃、85%R
H、72時間処理前後の試験片の重量差より、Tgは粘
弾性試験より求めた。結果を表1にまとめて示した。
【0021】(比較例1〜3)表1の処方に従って、実
施例と同様に試験片を作成した。比較例1は破壊靭性、
銅箔ピール強度が低い。比較例2は、Tgが低下した。
比較例3は、Tgが極端に低下した。実施例1〜3に示
した本発明は、破壊靭性、銅箔ピール強度、低吸水性が
比較例に比べて向上し、Tgも高い。
施例と同様に試験片を作成した。比較例1は破壊靭性、
銅箔ピール強度が低い。比較例2は、Tgが低下した。
比較例3は、Tgが極端に低下した。実施例1〜3に示
した本発明は、破壊靭性、銅箔ピール強度、低吸水性が
比較例に比べて向上し、Tgも高い。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明による熱硬化性樹脂組成物はTg
が高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れている
ため、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料
などに有利に用いることができる。
が高く、作業性、接着性、靭性、低吸水性に優れている
ため、例えば、接着剤、多層プリント配線板、封止材料
などに有利に用いることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2個以上のマレイミド官能基
を有するマレイミド化合物(a)、ヒドロキシフェニル
マレイミド(b)及び少なくとも2個以上のエポキシ官
能基を有するエポキシ化合物(c)からなり、それぞれ
の重量比は成分(a)は99.9〜40重量部、成分
(b)と成分(c)との合計は0.1〜60重量部であ
り、また(b)/(c)当量比が5/1〜1/2である
ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6471594A JPH07268077A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6471594A JPH07268077A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268077A true JPH07268077A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13266131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6471594A Pending JPH07268077A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07268077A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018791A (ja) * | 2008-06-09 | 2010-01-28 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | ビスマレアミック酸、ビスマレイミドおよびその硬化物 |
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JP2019172637A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 | ヒドロキシ化合物、その製造方法、樹脂組成物及びその硬化物 |
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1994
- 1994-04-01 JP JP6471594A patent/JPH07268077A/ja active Pending
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