JPH07267808A - 固体殺昆虫剤調合物 - Google Patents

固体殺昆虫剤調合物

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JPH07267808A
JPH07267808A JP6335494A JP33549494A JPH07267808A JP H07267808 A JPH07267808 A JP H07267808A JP 6335494 A JP6335494 A JP 6335494A JP 33549494 A JP33549494 A JP 33549494A JP H07267808 A JPH07267808 A JP H07267808A
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JP
Japan
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polyvinylpyrrolidone
formulation
animals
insecticide
water
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JP6335494A
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Jonathan M Woodburn
ジヨナサン・エム・ウツドバーン
David J Wedlock
デイビツド・ジエイ・ウエドロツク
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Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り扱いおよび輸送が容易であり、高活性で
ありそしてストリッピングに対する低い敏感性を有する
動物の処置における使用のための殺昆虫剤調合物を提供
する。 【構成】 ポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺
昆虫剤、例えばアルファ−シペルメトリンを含んでなる
固体調合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は固体殺昆虫剤調合物に関するもの
であり、そして特に動物の処置における該調合物の使用
に関するものである。
【0002】体外寄生性有害生物を防除するために、動
物、例えば牛属動物(cattle)は殺昆虫剤で定期的に外部
から処置することが必要である。動物に殺昆虫剤を接触
させるために広く使用されている一方法は、殺昆虫剤を
大きいタンク内で水中に分散させそして次に動物をタン
ク内の液体中に浸漬させることを含んでいる。
【0003】タンク内で殺昆虫剤を水に分配させるため
には濃縮された液体殺昆虫剤調合物がしばしば使用され
る。しかしながら、濃厚乳剤の形状の液体調合物は非常
に高い割合(しばしば80%まで)の有機溶媒を含有し
ており、それらは環境に対する影響に関して次第に検討
されるようになってきており、濃厚乳剤は比較的高い水
含有量を有するがそれでも有機溶媒も含有する。他の水
を基にした液体形である濃厚懸濁液はしばしば粘着性で
あり、取り扱い問題や包装中の停滞による活性成分の損
失をもたらす。
【0004】動物を浸漬させるタンク内で使用される時
のある種の液体調合物に伴う別の問題は、動物への吸着
による活性成分の損失問題である(「ストリッピング」
として知られている)。このため、そうでない場合に必
要な間隔より短い間隔で活性成分をタンクに補充するこ
とが必要となる。
【0005】本発明の目的は、取り扱いおよび輸送が容
易であり、高活性でありそしてストリッピングに対する
低い敏感性を有する動物の処置における使用のための殺
昆虫剤調合物を提供することである。
【0006】本発明に従うと、動物の処置における使用
のためのポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆
虫剤を含んでなる固体調合物が提供される。
【0007】本発明は、動物の処置における使用のため
のポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を
含んでなる固体調合物を水中に分散させることにより製
造された水性分散液にも及ぶ。
【0008】本発明は、動物処置用の固体調合物の製造
のためのポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆
虫剤の使用にも及ぶ。
【0009】本発明は、動物処置用の水性分散液の製造
のためのポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆
虫剤を含んでなる固体調合物の使用にも及ぶ。
【0010】本発明は、動物処置のためのポリビニルピ
ロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を含んでなる固体
調合物を水中に分散させることにより製造された水性分
散液の使用にも及ぶ。
【0011】本発明は動物の処置方法にも及んでおり、
該方法はポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆
虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させることに
より製造された液体調合物を動物に投与することを含ん
でなる。
【0012】本発明は動物に関係のある昆虫を防除する
方法にも及んでおり、該方法はポリビニルピロリドンお
よびピレスロイド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水
中に分散させることにより製造された液体調合物で動物
を処置することを含んでなる。
【0013】ポリビニルピロリドンおよびピレスロイド
殺昆虫剤の固体調合物は驚くべきことに動物の処置、特
に治療的処置、において非常に有利であることが見いだ
された。例えば、固体調合物の分散液は予期せぬほど高
い殺昆虫活性およびストリッピングに対する低い敏感性
を有することが見いだされた。
【0014】好適には、動物をダニ(acarid)有害生物に
対して処置する。ダニ有害生物はマダニ(ticks)であっ
てもよい。
【0015】好適には、動物を体外寄生虫に対して処置
する。
【0016】動物は好適には哺乳動物である。動物は好
適には牛科動物(bovine)である。
【0017】動物、例えば牛属動物を殺昆虫剤を含んで
いる液体の中に浸漬することにより殺昆虫剤で該動物を
しばしば処置する。液体は「浸漬」タンクとして知られ
ている容器内に適当に保持されている。
【0018】本発明は例えば浸漬タンクの如き容器内の
液体に殺昆虫剤を分配させる方法にも及んでおり、該方
法はポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤
を含んでなる固体調合物を容器の液体の中に分散させる
段階を含んでいる。
【0019】好適には、該方法では容器の液体は固体調
合物を容器の液体の中に分散させる段階の前から容器内
に存在している。
【0020】本発明は動物を浸漬させるための容器にも
及んでおり、該容器はポリビニルピロリドンおよびピレ
スロイド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散
させることにより製造された液体殺昆虫剤分散液を含有
する。
【0021】本発明における使用のための広範囲のピレ
スロイド殺昆虫剤は下記の公報に開示されている:英国
特許出願第1 413 491号(NRDC)、ヨーロッ
パ特許出願公開第22382号(FMC)、ヨーロッパ
特許出願公開第107296号(ICI)、英国特許出
願第1 565 932号(バイエル)、英国特許出願第
1 439 615号(住友)、英国特許出願第1 56
0 303号(住友)、英国特許出願第2 013 20
6号(住友)、および英国特許出願第2 064528
号(シェル)。
【0022】本発明における使用のための市販のピレス
ロイド殺昆虫剤の例には、5−ベンジル−3−フリール
メチル(E)−(1R)−シス−2,2−ジメチル−3−(2
−オキソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパ
ンカルボキシレート;ペルメトリン(permethrin)(3−
フェノキシベンジル(1RS)−シス−トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレート);フェンプロパトリン(fenprop
athrin)((RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキ
シレート);エスフェンヴァレレート(esfenvalerate)
((S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(S)−2
(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート);フェ
ンヴァレレート(fenvalerate)((RS)−シアノ−3−
フェノキシベンジル(RS)−2−(4−クロロフェニル)
−3−メチルブチレート);シフルトリン(cyfluthrin)
((RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシ
ベンジル(1RS)−シス−トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレート);ベータ−シフルチン(beta-cyfluthin)
(2種のエナンチオマー対、すなわち(S)−α−シアノ
−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル(1R)−シス
−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ−
4−フルオロ−3−フェノキシベンジル(1S)−シス−
3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートと(S)−α−シアノ−4−フ
ルオロ−3−フェノキシベンジル(1R)−トランス−3
−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ−4−
フルオロ−3−フェノキシベンジル(1S)−トランス−
3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートを約1:2の比で含んでなる
反応生成物);ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhaloth
rin)(等量の(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル(Z)−(1R)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−
トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル(Z)−(1S)−シス−3−(2−クロ
ロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートを含んでなる反応
生成物);シハロトリン(cyhalothrin)((RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル(Z)−(1RS)−シス
−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト);デルタメトリン(deltamethrin)((S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル(1R)−シス−3−(2,2
−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート);シペルメトリン(cypermethrin)
((RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R
S)−シス−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−
1,1−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート);
並びにアルファ−シペルメトリン(alpha-cypermethrin)
((S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R)−
シス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル(1S)−シス−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートを含んでなるラセミ体)が包含される。
【0023】好適には、本発明における使用のための該
ピレスロイド殺昆虫剤は一般式:
【0024】
【化1】
【0025】[式中、AおよびBは独立してハロゲン原
子またはメチル基を表し、nは0、1または2であり、
mは0、1または2であり、そしてR1は一般式:
【0026】
【化2】
【0027】の基を表し、ここでR2およびR3は独立し
て水素もしくはハロゲン原子または場合により置換され
ていてもよいC1-4アルキル基を表すか、或いはR1は一
般式:
【0028】
【化3】
【0029】の基を表し、ここでR4は場合によりハロ
ゲン原子、またはC1-4アルキル、C1-4アルキルチオ、
1-4アルコキシ、ニトロおよびメチレンジオキシ基か
ら独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基に
より置換されていてもよいフェニル基を表す]を有す
る。
【0030】好適には、Aはハロゲン原子を表す。好適
なハロゲン原子は弗素または塩素原子であり、弗素原子
が特に好適である。
【0031】好適には、Bはハロゲン原子を表す。好適
なハロゲン原子は弗素または塩素原子である。
【0032】好適には、nは0または1である。一般式
Iの化合物において、nが1である場合には好適には該
原子または基Aはシアノメチル基に関して4−位置で置
換されている。
【0033】好適には、mは0である。
【0034】R1が一般式IIの基を表す場合には、R2
よびR3は独立してハロゲン原子または場合により置換
されていてもよいC1-2アルキル基を表す。好適には、
2およびR3は独立して臭素もしくは塩素原子またはト
リフルオロメチル基を表す。R2およびR3が各々ハロゲ
ン原子を表す場合には、R2およびR3は好適には同一の
ハロゲン原子を表す。R2がトリフルオロメチル基を表
す場合には、R3は好適には塩素原子を表す。
【0035】R1が一般式IIIの基を表す場合には、R4
は好適には場合により1個もしくはそれ以上のハロゲン
原子により置換されていてもよいフェニル基を表す。好
適なハロゲン原子には弗素および塩素原子が包含され
る。R4は好適には4−置換されたフェニル基を表し、
そしてより好適には塩素原子により置換されたフェニル
基を表す。最も好適には、R4は4−クロロフェニル基
を表す。
【0036】好適には、該ピレスロイド殺昆虫剤はアル
ファシペルメトリンである。
【0037】ピレスロイド殺昆虫剤は例えば上記の特許
公報に記載されているような既知の方法を用いて製造で
きる。
【0038】ポリビニルピロリドンおよび少なくとも1
種のピレスロイド殺昆虫剤を溶媒中に溶解させ、その後
に生じた溶液から溶媒を除去して固体調合物を生成する
ことにより、固体調合物を製造できる。
【0039】調合物の製造方法における使用のために選
択される溶媒は、ピレスロイド殺昆虫剤およびポリビニ
ルピロリドンの両者がその中に充分可溶性であるもので
なければならない。そのような溶媒は一般的実験により
容易に決定できる。適する溶媒の例には、ハロアルカン
類、好適には炭素数1〜8のもの、より好適には炭素数
1〜4のもの、ケトン類、好適にはアセトン、およびア
ルコール類、好適には炭素数1〜8の低級アルコール
類、より好適には炭素数1〜4のものが包含される。好
適な溶媒は炭素数1〜4のクロロアルカン類であり、ジ
クロロメタンおよびトリクロロメタンが特に好適であ
る。
【0040】溶媒の除去は当技術の専門家に既知である
方法により、例えばピレスロイドおよびポリビニルピロ
リドンの溶液を放置して溶媒を蒸発させることにより、
行える。好適には、溶媒は溶液から大気圧以下の圧力に
おける蒸発により除去される。大気圧以下の圧力におけ
る溶媒の蒸発は一般的な真空乾燥技術および装置を使用
して装置の最小操作圧力以下の圧力において行うことが
できる。溶媒除去は好適には400ミリバール(4×1
4Nm-2)以下の圧力において行われる。或いは、溶
媒除去を一般的な噴霧乾燥技術により行うこともでき
る。他の変法としては、溶液を別の溶媒で処理してピレ
スロイドおよびポリビニルピロリドンを沈澱させること
により溶媒を除去することもできる。そのような別の溶
媒は一般的実験により容易に決定される。そのような溶
媒の一例はヘキサンである。
【0041】溶媒が除去されたら、生じた固体調合物を
(加熱せずに)圧縮して錠剤形にするかまたは塊状化し
て顆粒にすることができる。或いは、固体調合物を破砕
または粉砕して粒子寸法を減少させて分散を助けること
もできる。
【0042】好適には、ピレスロイド殺昆虫剤をポリビ
ニルピロリドンと共に押し出し、引き続き押し出し物を
脆くなるまで冷却しそして次に粉砕することにより、固
体調合物を製造する。
【0043】製粉は主として破砕、粉砕および粉末化か
らなる方法であり、それにより押し出し物の顆粒が小さ
くなる。希望により、製粉された押し出し物を分散を助
けるための典型的な錠剤化成分と一緒に(加熱せずに)
圧縮して錠剤形にするかまたは急速分散特性を損失させ
ずに塊状化して顆粒にすることができる。
【0044】押し出し物の冷却は押し出し工程直後に行
うべきであり、そして適当な一般的方法で行える。例え
ば冷水または場合により冷水−抗凍結混合物を使用する
ことにより冷却されているローラー組み立て品の上に押
し出し物を走行させるのが実用的であることが見いださ
れた。押し出し物は好適には5〜25℃の範囲の、特に
10〜15℃の温度に急速冷却される。押し出し物を次
に流出させてもよく、または必要によってはローラーか
ら剥離するかもしくは片状にしそして例えばハンマーミ
ルもしくは好適にはロールミルの如き適当な粉砕装置に
直接運んでもよい。組み合わされた冷却ローラーとロー
ルミルとの組み立て品を使用して、冷却および粉砕操作
の両方を1個の装置中で行うことができる。
【0045】製粉後に、粒状押し出し物を分類するかま
たはふるいにかけて使用またはその後の処理に最適な粒
子寸法を得ることが好ましい。小さすぎる寸法の粒子は
押し出し段階に再循環させることができ、大きすぎる寸
法の粒子は製粉段階に再循環させることができる。
【0046】製粉装置は例えば250マイクロメートル
付近の直径を有する顆粒状コンシステンシーの粒子を得
るものが適する。この方法で製造される固体調合物をふ
るいにかけると、特別な取り扱い問題や生成物損失問題
を起こす塵がほとんど伴われない。
【0047】押し出し自体のためには、適当な押し出し
装置を使用できる。押し出し機は一般的には円筒状バレ
ルを含んでおり、その中で材料が加熱されそして少なく
とも1個の回転スクリューによりバレルを通して移動す
る。すなわち、バレル内の作用は高温における剪断、摩
擦および混練である。この方法で、ピレスロイドおよび
ポリビニルピロリドンは分子規模でそして外部から適用
された熱および内部剪断力の組み合わせの下で混合さ
れ、それにより混合物内でさらに内部熱が生じ、ピレス
ロイドのポリビニルピロリドン中の固体溶液が製造され
る。
【0048】適する押し出し装置は、食品処理、製薬お
よび重合体処理工業において使用されているツインスク
リュー式共回転押し出し機である。典型的には、押し出
しは冷却された供給区域および少なくとも1つの溶融区
域を備えたバレルを有するツインスクリュー押し出し機
の中で行われる。2つもしくはそれ以上の溶融区域に関
しては、各々の溶融区域は変化する温度推移に従い異な
る温度を有する。溶融温度または温度推移は適切には、
押し出し機バレルを出た押し出し物が50〜200℃、
例えば150〜200℃、好適には80〜200℃の範
囲の温度を有するようなものである。例えば4〜9個の
数個の区域が押し出し機バレル内にあってよく、各々は
バレルの外部からの電気的加熱、内部剪断力および必要
ならば水冷の組み合わせにより一般的に得られる規定温
度を有する。バレル内の混合された材料の温度はしばし
ば内部剪断力により発生する熱のために適用温度より相
当高く、各々の区域に関して規定温度を保つためには例
えば水による外部からの冷却並びに加熱が必要であるか
もしれない。押し出し機にダイ板を加えてその後の押し
出し物の処理を補助することもできるが、実際にはダイ
板を有する必要はなく、そして例えば冷却ローラーまた
は冷却ローラー/ミル組み立て品も使用されるなら機械
上にダイ板がない方が好ましい。必要に応じて、押し出
し機に別個の予備混合部分を加えてもよい。
【0049】ピレスロイドがポリビニルピロリドン中に
溶解して固体溶液を生成し且つそれが押し出し中に化学
的に分解しない限り、どのピレスロイドでも上記の共押
し出し方法を用いて調合できる。押し出し方法の温度推
移はピレスロイドおよびポリビニルピロリドンの融解点
と調和する温度で操作するのに適合する必要がある。好
適には押し出しはピレスロイド/ポリビニルピロリドン
混合物の融解点でまたは特にそれ以上で行われる。さら
に、ピレスロイドの使用量はポリビニルピロリドン中の
その可溶度に依存する。ポリビニルピロリドン中のピレ
スロイドの可溶限度を越えても固体調合物を製造するこ
とができるが、分散特徴および生物学的特徴が損なわれ
ることがある。もちろん、各々のピレスロイドに対して
は、該方法に関する操作温度および成分割合の最適化は
一般的実験により行える。適切には、60℃〜200℃
の範囲の溶融温度を有するピレスロイドが使用される。
【0050】ポリビニルピロリドンは例えばBASFお
よびISP社からの種々の形で入手可能な既知の市販製
品であり、水溶性重合体およびその製造は特にメルク・
インデックス、11版、論文7700に記載されてい
る。本発明における使用のために適するポリビニルピロ
リドン重合体は入手可能な形のいずれかであり、制限は
ない。望ましくは、それらは5,000〜700,000
の分子量に相当する10〜100の範囲のフィケンツシ
ェル(Fikentscher)K値を有する(米国特許出願第2,7
06,701号またはセルロース−ヘミー(Cellulose-Ch
emie)13(1932)、58〜64頁および71〜7
4頁参照)。好適なポリビニルピロリドン重合体は20
〜40の、特に25〜35のK値を有する。重合体は望
ましくはビニルピロリドン単量体のホモ重合体である
が、重合体単位の少なくとも50%またはそれ以上がビ
ニルピロリドン単量体である限り共重合体として使用す
ることもできる。
【0051】ポリビニルピロリドンは一般的方法で、例
えば水または適当な有機溶媒の如き適当な溶媒中での過
酸化水素または有機過酸化物により開始される重合によ
り、製造できる。
【0052】もちろん、固体調合物が共押し出しにより
製造される場合には、ポリビニルピロリドンは押し出し
機の操作温度で融解しなければならず、そして活性成分
の融点および要求される必然的押し出し温度を基にして
ふさわしいポリビニルピロリドンを選択する必要があ
る。アルファ−シペルメトリンと共に押し出すために
は、ISPから入手可能なポリビニルピロリドン重合体
である「アグリマー(Agrimer)30」が非常に適すると
いうことが見いだされた。アグリマー30は30のK値
を有する。このポリビニルピロリドンは156〜157
℃のガラス転移温度を有し、77℃の融点を有するアル
ファ−シペルメトリンと混合される時には混合物の典型
的なガラス転移温度は146℃程度である。そのような
混合物に関して適する操作押し出し温度または温度推移
は77℃以上のそして望ましくは110℃以上の温度
(一般的実験により測定される)を有する溶融物である
ようなものであり、そのような混合物は185℃以下で
満足に押し出される。
【0053】水中での重合により製造されるポリビニル
ピロリドンはしばしば比較的高い(5重量%程度の)水
含有量を有することがあり、他の手段により製造される
ポリビニルピロリドンはその吸湿性のために大気からの
水も吸収できる。固体調合物を共押し出しにより製造す
る場合には、押し出し前のポリビニルピロリドンの水含
有量は厳密なものではない。3.5重量%程度より多い
水含有量を有するポリビニルピロリドンを使用しそして
押し出し物中の低い残存水含有量を有することが望まれ
るなら、好適には水蒸気が真空下で例えば真空ポンプに
より押し出し中に除去される。従って、好適には水分を
出すための1個もしくはそれ以上の排出口を排出口によ
る固体物質の損失を防止するための排出口詰物および水
蒸気を除去するための真空ポンプと共に有する押し出し
機が使用される。
【0054】固体調合物中のポリビニルピロリドンの最
少量は希望する調合物の水中での分散度および分散速度
に依存する。固体調合物中に存在するポリビニルピロリ
ドンの量は好適には50重量/重量%より多く、より好
適には50重量/重量%〜90重量/重量%の範囲であ
り、最も好適な範囲は60重量/重量%〜70重量/重
量%である。
【0055】ポリビニルピロリドンおよびピレスロイド
殺昆虫剤の他に、固体調合物は他の成分を含むことがで
きる。該固体調合物は好適には固体調合物を水中で泡立
たせるための泡立ち手段を含む。該手段は好適には酸、
例えばクエン酸、およびアルカリ、例えばアルカリ金属
炭酸塩もしくは炭酸水素塩を含む。該固体調合物は好適
には固体調合物の水中での崩壊を助けるための崩壊手段
も含む。好適な崩壊手段はセルロース、例えばアヴィセ
ル(AVICEL)PH101の商品名で販売されている微結晶
性セルロースである。固体調合物は表面活性剤、腐食抑
制剤および/または安定剤を含むことができる。さら
に、固体調合物は1種もしくはそれ以上の不活性充填剤
を含むことができる。しかしながら、上記の他の成分ま
たは充填剤が固体調合物中に存在する場合には、ピレス
ロイド化合物対ポリビニルピロリドンの比は好適には
1:1〜1:5の、最も好適には約1:2〜1:3の範
囲である。
【0056】ピレスロイド化合物の水中での容易で且つ
急速な分散を確実にするためには、固体調合物中に表面
活性剤を含有することは必要ない。しかしながら、調合
物中に含むことができる適当な表面活性剤の例はスルホ
ン酸キシレンのナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸のナトリウム塩、ポリアクリル酸およびリグニンス
ルホン酸のナトリウムもしくはカルシウム塩類、並びに
カルボン酸類のナトリウムもしくはカルシウム塩類であ
る。最も適する表面活性剤群はリグノスルホン酸ナトリ
ウム、例えば市販製品「ヴァニスパース(VANISPERSE)」
(商標)である。
【0057】調合物中に含有するのに適する不活性充填
剤には天然および合成粘土並びに珪酸塩類、例えば天然
シリカ類、例えば珪藻土;珪酸マグネシウム類、例えば
滑石;珪酸アルミニウムマグネシウム類、例えばカオリ
ナイト類、モントモリロナイト類および雲母;炭酸カル
シウム;硫酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成珪酸
カルシウムまたはアルミニウム;元素、例えば炭素およ
び硫黄;天然および合成樹脂、例えばクマロン樹脂、ポ
リ塩化ビニル、並びにスチレン重合体および共重合体;
固体ポリクロロフェノール類並びに固体肥料、例えば過
燐酸塩類が包含される。
【0058】ピレスロイドおよびポリビニルピロリドン
の共押し出しで使用される追加成分は調合物の最終的用
途および/または主要押し出し成分に依存する。従っ
て、例えば、上記の2種のシス−2−異性体のラセミ混
合物であるアルファ−シペルメトリン工業材料の押し出
し用には、押し出し材料はシス−2−異性体からシス−
1−異性体へのエピマー化または転化を防止するために
微酸性にすべきである。適当には、0.5〜0.9%m/
mの有機酸、例えば安息香酸または好適にはトルエンス
ルホン酸が押し出し用成分に含まれ、例えば硫酸水素カ
リウムまたは硫酸ナトリウムの如き水溶性塩類の添加に
よっても有益な結果が得られ、硫酸水素カリウムが特に
好適である。
【0059】固体調合物が他の成分、例えば泡立ち手段
および/または崩壊手段および/または表面活性剤およ
び/または腐食抑制剤および/または安定剤を含んでい
る場合には、該成分は好適には共押し出し後に、例えば
押し出し物からの錠剤製造中に加えられる。
【0060】下記の実施例は本発明を説明するものであ
る。
【0061】実施例で使用されるある種の語句を以下で
説明する。
【0062】ファスタック(FASTAC)はアルファ−シペル
メトリンに対するシェル・インターナショナル・ケミカ
ル・カンパニーの商品名でありそして特に()−α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル(1)−シス−3−(2,
2−ジクロロ−ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートおよび()−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル(1)−シス−3−(2,2−ジクロロ−
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ートを含んでなるラセミ体である。
【0063】アグリマー30はポリビニルピロリドンに
対するIS(ヨーロッパ)リミテッドの商品名である。
【0064】エンピコール(Empicol)LZはラウリル硫
酸ナトリウムに対するアルブライト・アンド・ウィルソ
ンの商品名である。
【0065】アヴィセルPH101は微結晶性セルロー
スに対するFMCコーポレーションの商品名である。
【0066】ネオシル(Neosyl)TSはシリカに対する商
品名である*。
【0067】ソルビトール(Sorbitol)P300はメルク
U.K.により供給されるソルビタールである。
【0068】
【実施例】実施例1 ファスタック/ポリビニルピロリドン固体調合物の製造 (a)ファスタック/ポリビニルピロリドン顆粒の製造 下記の粉末状材料の配合物をコアブレンダーを用いて混
合した: g/kg ファスタック(100%m/m) 400.0 硫酸水素カリウム 4.8 アグリマー30 595.2 5kgの配合された材料の試料をAPV MP2030
ツインスクリュー共回転押し出し機、25:1 L/D
(長さ対直径)の中に供給した。撹拌されているホッパ
ーを備えたK−トロンT20体積測定供給機を使用して
押し出し機に供給した。電気的に加熱されそして水冷さ
れる押し出し機バレルには溶融シールが生成した時に使
用するための排出口を介して真空ポンプが備えられてい
た。バレル溶融区域温度(全部で9)は摂氏25〜75
度(バレルの最初から最後)と摂氏25〜175度(バ
レルの最初から最後)の間に設定された。
【0069】溶融シールが生成したらバレル中で生じた
水蒸気をポリビニルピロリドンの残存水分含有量から除
くために真空にした。押し出し機スクリューは少なくと
も1つのコンベア部分およびその次のパドル剪断/混合
部分を与えるように構成されていた。押し出し物は最終
的にバレルの最後まで運ばれそしてダイ−板なしで直接
的に冷却ローラー(水で摂氏4度に冷却されている)の
上に押し出された。押し出し物を急速冷却してローラー
上で脆いガラス状物質とし、そしてそれを2つの冷却ロ
ーラーの大きい方の表面近くで回転する合いくぎにより
片状で除去した。片状物質をハンマーミル粉砕しそして
ふるいにかけて約250マイクロメートルの顆粒を製造
した。
【0070】(b)ファスタック/ポリビニルピロリド
ン錠剤の製造 下記の組成を有する錠剤を製造した: 実施例1(a)で製造された顆粒を他の成分と混合しそ
して次に錠剤製造機を使用して圧縮して錠剤を製造し
た。
【0071】実施例2 固体調合物の水性分散液の性質評価 評価は、150g/kgの活性成分(アルファ−シペル
メトリン)を含有する実施例1(b)で製造された錠剤
を使用する一般的な直立した20000リットル浸漬タ
ンク内での803アンガスクロス牛(Angus cross cattl
e)の浸漬試験を含んでいた。
【0072】浸漬タンクを最初に清掃しそして新しい水
が充填された200リットルの目盛り付きドラムを使用
して正確に目盛り付けした。50ppmの最終的な目標
浸漬洗浄濃度を与えるために、次にタンクに15000
リットルの水中の5kgの錠剤を使用して充填した。
【0073】タンク内の水と接触すると、錠剤はタンク
の底に向かって下方に移動しながら直ちに泡立ち始め
た。約1分間後に、錠剤は再浮上して完全に溶解した。
【0074】浸漬タンクは、最大量の浸漬洗浄液を浸漬
された動物からタンクに確実に戻すためのドリップ−レ
ースを含んでいた。
【0075】50頭の牛を使用して最初の充填または補
充後の浸漬洗浄液を混合した。
【0076】表1は浸漬事項の詳細を示す。
【0077】種々の評価は以下でさらに論じられている
如くして行われた。
【0078】(a)浸漬タンク内の活性成分の安定性 浸漬洗浄液中の活性成分の濃度を間隔をおいて評価し
た。結果を表2に示す。表3はほとんど/全ての動物を
特定の週に浸漬した後の活性成分の最終的濃度の詳細を
示す。ある場合には、活性成分濃度が表1の結果からわ
かるように評価後に追加の動物を浸漬した。
【0079】(b)浸漬タンク内の活性成分の効果 浸漬洗浄液の殺昆虫活性を以下の如く評価した。
【0080】マダニ類(主としてヒアロンマ種(Hyalomm
a sp)およびリピセファルス・エヴァーチ・エヴァーチ
(Rhipicephalus evertsi evertsi)が感染している牛を
主要群から選択し、そして番号の付いた耳札で同定し
た。動物上のマダニを種々の間隔でそれらの既知の嗜好
部位で計数し、その部位はヒアロンマ種およびリピセフ
ァルス・エヴァーチ・エヴァーチの両者に関しては会陰
である。10頭の牛のうちの5頭(以下の表では1〜5
と番号が付けられている)は活性成分で処置されなかっ
た。表1〜3に関する他の5頭(以下の表では6〜10
と番号が付けられている)は以上で記載されている条件
下で処置された。
【0081】マダニの計数結果を表4〜7に示す。表中
の参照記号「n/c」は、計数されなかったことを意味
する。また、表4および6は雄およびフラット(flat)雌
の形状の充血していないマダニの数に関するが、表5お
よび7は部分的および完全に充血した雌の数に関する。
【0082】固体調合物/固体調合物の水性分散液の性
質の論議 上記の評価および他の評価から下記の点が注目された。
【0083】(i)固体調合物は水中で急速に溶解す
る。
【0084】(ii)固体調合物の使用は浸漬される動物
に刺激兆候を生じさせない。
【0085】(iii)活性成分は浸漬タンク液の中で少
なくとも2時間にわたり懸濁状のままである。この性質
は動物群を待つため浸漬工程が遅れる時に注目され、そ
してそれは待機期間の直前および該期間後に採取された
浸漬洗浄液試料中の活性成分濃度に反映する。
【0086】(iv)浸漬タンク液は評価期間(約26週
間)にわたり相当量の有機物質および他の汚染物質で汚
染され始めたが、浸漬洗浄液中の活性成分濃度の評価結
果は活性成分の安定性は固体調合物の形状で分配される
ことにより影響されなかったことを示している。
【0087】(v)活性成分のストリッピング速度は低
い。
【0088】(vi)活性成分はマダニの防除において有
効である。
【0089】 表1 週 補充 浸漬洗浄液量 週末までに 除去された 動物当たりの 浸漬された 合計浸漬 除去された平均 水(l) 錠剤(g) 前(l) 後(l) 合計動物数 洗浄液 浸漬洗浄液(l) 0 *15000 *5000 15000 13800 601 1200 2.00 1 - - 13000 11400 628 1600 2.55 2 3600 1200 15000 13550 803 1450 1.81 3 - - 13500 12200 675 1300 1.93 4 2900 936 15000 13900 664 1110 1.66 5 - - 13400 12000 642 1400 2.18 7 4000 1326 15000 13300 678 1700 2.51 9 900 299 14200 12600 715 1600 2.24 11 2400 800 15000 13150 692 1850 2.67 14 2400 800 15000 12600 698 2400 3.44 16 1650 800 15000 12900 620 2100 3.39 19 - - 12500 11800 185 700 3.78 22 3600 1200 15000 14400 158 600 3.80 25 - - 13800 13200 148 600 4.05 * =最初の新たな充填 表2 浸漬された 浸漬週 動物の数 0 1 2 3 4 5 7 9 11 14 16 19 22 0 44 49 43 45 41 47 56 44 43 53 51 42 48 50 45 49 46 47 42 41 47 43 42 54 53 38 46 100 43 48 48 48 40 40 50 42 52 56 53 - 46 150 44 48 44 46 38 35 - 40 50 54 52 38 45 200 42 46 42 46 38 36 50 42 53 52 50 - - 250 42 46 40 44 37 36 49 41 51 48 50 - - 300 42 45 38 44 38 38 48 41 51 54 48 - - 350 43 45 37 42 38 38 48 40 50 52 48 - - 400 38 45 35 43 38 30 - 40 50 52 50 - - 450 39 44 33 42 38 30 43 40 49 47 50 - - 500 36 43 32 41 35 27 42 40 45 39 49 - - 550 35 42 32 39 35 27 41 37 45 39 48 - - 表3 浸漬週 0 1 2 3 4 5 7 9 11 14 16 19 22 最終的活性成分 35 41 32 39 15 28 40 32 41 36 47 38 45 (アルファ− シペルトリン)濃度、ppm 評価濃度時に 550 578 803 675 664 642 600 665 642 648 620 185 158 浸漬された 合計動物数 表4 平均マダニ数−ヒアロンマ種の雄およびフラット雌 未処置の対照動物 アルファ-シペルトリン処置された動物 1 2 3 4 5 平均 6 7 8 9 10 平均 0 15 8 23 3 16 13.0 21 15 9 9 17 14.2 1 13 n/c 27 7 30 19.3 0 0 2 0 6 1.6 2 15 20 9 8 21 14.6 0 0 0 0 0 0.0 3 16 0 7 3 13 7.8 0 0 n/c 0 0 0.0 4 15 n/c 6 1 8 7.5 0 0 0 0 0 0.0 5 9 n/c 1 0 1 2.8 0 0 0 0 0 0.0 7 1 n/c 0 0 0 0.3 0 0 0 0 0 0.0 9 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 表5 平均マダニ数−ヒアロンマ種の充血した雌(1/4F,1/2F&F) 未処置の対照動物 アルファ-シペルトリン処置された動物 1 2 3 4 5 平均 6 7 8 9 10 平均 0 4 4 5 4 7 4.9 8 2 0 1 7 3.6 1 2 n/c 8 1 3 3.5 1 0 0 0 3 0.8 2 0 1 0 0 1 0.4 0 0 0 0 1 0.2 3 0 0 0 0 0 0.0 0 0 n/c 0 0 0.0 4 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 5 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 7 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 9 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 表6 平均マダニ数−R.エヴァーチ・エヴァーチ種の雄およびフラット雌 未処置の対照動物 アルファ-シペルトリン処置された動物 1 2 3 4 5 平均 6 7 8 9 10 平均 0 15 8 23 3 16 13.0 21 15 9 9 17 14.2 1 13 n/c 27 7 30 19.3 0 0 2 0 6 1.6 2 15 20 9 8 21 14.6 0 0 0 0 0 0.0 3 16 0 7 3 13 7.8 0 0 n/c 0 0 0.0 4 15 n/c 6 1 8 7.5 0 0 0 0 0 0.0 5 9 n/c 1 0 1 2.8 0 0 0 0 0 0.0 7 1 n/c 0 0 0 0.3 0 0 0 0 0 0.0 9 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 表7 平均マダニ数−R.エヴァーチ・エヴァーチ種の充血した雌(1/4F,1/2F&F) 未処置の対照動物 アルファ-シペルトリン処置された動物 1 2 3 4 5 平均 6 7 8 9 10 平均 0 4 4 5 4 7 4.8 8 2 0 1 7 3.6 1 2 n/c 8 1 3 3.5 1 0 0 0 3 0.8 2 0 1 0 0 1 0.4 0 0 0 0 1 0.2 3 0 0 0 0 0 0.0 0 0 n/c 0 0 0.0 4 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 5 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 7 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 9 0 n/c 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.0 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0090】1.動物の処置における使用のための、ポ
リビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を含ん
でなる固体調合物。
【0091】2.動物の処置における使用のための、ポ
リビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を含ん
でなる固体調合物を水中に分散させることにより製造さ
れた水性分散液。
【0092】3.動物処置用の固体調合物の製造のため
の、ポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤
の使用。
【0093】4.動物処置用の水性分散液の製造のため
の、ポリビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤
の使用。
【0094】5.動物処置用の、ポリビニルピロリドン
およびピレスロイド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を
水の中に分散させることにより製造された水性分散液の
使用。
【0095】6.ポリビニルピロリドンおよびピレスロ
イド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させ
ることにより製造された液体調合物を動物に投与するこ
とを含んでなる、動物を処置する方法。
【0096】7.ポリビニルピロリドンおよびピレスロ
イド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させ
ることにより製造された液体調合物で動物を処置するこ
とを含んでなる、動物に関係のある昆虫を防除する方
法。
【0097】8.ポリビニルピロリドンおよびピレスロ
イド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を容器の液体中に
分散させる段階を含む、殺昆虫剤を例えば浸漬タンクの
如き容器中の液体に分配させる方法。
【0098】9.ポリビニルピロリドンおよびピレスロ
イド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させ
ることにより製造された液体殺昆虫剤分散液を含有す
る、動物を浸漬させるための容器。
【0099】10.該ピレスロイド殺昆虫剤がアルファ
−シペルメトリン(cypermethrin)である、前記のいずれ
かの項に記載の発明。
【0100】11.各々独立して実施例を参照しながら
実質的に以上で記載されている如き、固体調合物、水性
分散液、使用、方法および容器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(A01N 53/08 43:36) (A01N 53/00 508 A 43:36) (72)発明者 デイビツド・ジエイ・ウエドロツク イギリス・チエシヤー シーダブリユー6 9エヌキユー・バンバリー エヌアール ターポーリー・ジアクレツジ2

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物の処置における使用のための、ポリ
    ビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を含んで
    なる固体調合物。
  2. 【請求項2】 動物の処置における使用のための、ポリ
    ビニルピロリドンおよびピレスロイド殺昆虫剤を含んで
    なる固体調合物を水中に分散させることにより製造され
    た水性分散液。
  3. 【請求項3】 ポリビニルピロリドンおよびピレスロイ
    ド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させる
    ことにより製造された液体調合物を動物に投与すること
    を含んでなる、動物を処置する方法。
  4. 【請求項4】 ポリビニルピロリドンおよびピレスロイ
    ド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させる
    ことにより製造された液体調合物で動物を処置すること
    を含んでなる、動物に関連する昆虫を防除する方法。
  5. 【請求項5】 ポリビニルピロリドンおよびピレスロイ
    ド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を容器の液体中に分
    散させる段階を含む、殺昆虫剤を例えば浸漬タンクの如
    き容器中の液体に分配させる方法。
  6. 【請求項6】 ポリビニルピロリドンおよびピレスロイ
    ド殺昆虫剤を含んでなる固体調合物を水中に分散させる
    ことにより製造された液体殺昆虫剤分散液を含有する、
    動物を浸漬させるための容器。
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CA (1) CA2138909A1 (ja)
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