JPH0726732Y2 - 液体の流量調整機構 - Google Patents

液体の流量調整機構

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JPH0726732Y2
JPH0726732Y2 JP10908991U JP10908991U JPH0726732Y2 JP H0726732 Y2 JPH0726732 Y2 JP H0726732Y2 JP 10908991 U JP10908991 U JP 10908991U JP 10908991 U JP10908991 U JP 10908991U JP H0726732 Y2 JPH0726732 Y2 JP H0726732Y2
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JP
Japan
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flow rate
rate adjusting
tube body
needle valve
elastic tube
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Application number
JP10908991U
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Inventor
秀元 福岡
正樹 青木
Original Assignee
東メンシステム株式会社
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばスプレーガン等
の塗装機への塗料の送出量調整等に使用する液体の流量
調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車車体の塗装において、自
動塗装機によって美装仕上げを得るためには、塗膜の均
一性が重要な要件となる。しかし、塗り込み性の観点か
らは、車体の部分によって意図的に塗膜を厚くする必要
があり、スプレーガン等の塗装機からの塗料吐出量を、
その要求膜厚の変動に対応させて迅速かつ精確に調整す
ることが要求される。
【0003】そこで、以上の要求性能を満す流量調整機
構として、実公平2ー31167号公報に示されたもの
がある。即ち、この公知例のものは「エンコーダを有す
るパルスモーターからなるパルス駆動部と、回転運動を
直線運動に変換する運動変換機構とニードル弁を有する
流量調整部からなり、このパルス駆動部と流量調整部は
隔離配列されてケーブル接続されており、パルス信号に
よる該パルスモーターの回転をケーブルを介して該流量
調整部に伝達し、その伝達された回転を直線運動に変換
してニードル弁に伝達し、パルス信号に同期させたニー
ドル弁の進退作動によって送出量を調整する構造」にな
っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の公知例の液体の
流量調整機構は、塗装機の塗料調整に用いると、迅速か
つ精確に塗料送出量を調整する作用が存在する。しか
し、・パルス駆動部と流量調整部に接続されて両者間の
回転伝達をなすケーブルは、円滑な回転伝達をなす為に
は、長さが概ね5メートル以内に制限されると共に、曲
げ半径も概ね1メートル以上に大きくする必要があり、
限定されたスペース内で自由度の高いレイアウト性能が
求められる工場の量産塗装機用として実用性に欠ける、
・回転伝達機構が存在して伝達部分の摩耗を生じ易いの
で、精確な流量調整機能を維持するためのメンテナンス
コストが高くなる、・流量調整部に運動変換機構が存在
するので、流量調整部が膨大化重量化する、以上の実用
上の諸難点がある。
【0005】本考案は、以上の従来技術の諸難点を解消
する液体の流量調整機構を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案の流量調整機構は「進退自在のニードル弁と、
該ニードル弁の進退作動用の弾性チューブ体を装着した
流量調整部と、電気信号空気圧変換器との組合せからな
り、該電気信号空気圧変換器と該流量調整部は隔離配列
されて可撓性のエアーホースで接続され、さらに、前記
弾性チューブ体は、前記流量調整部の中空部に膨縮径自
在にストレート状に収納されると共に、前端を前記ニー
ドル弁の後端に接続し、かつ、後端を流量調整部に固定
して前記エアーホースと連通して装着され、電気信号に
よるエアー圧を前記エアーホースを介して前記弾性チュ
ーブ体に伝達し、該エアー圧による前記弾性チューブ体
の膨縮径によってニードル弁を進退させて流量調整をな
す構造」が特徴である。
【0007】
【作用】以上の構成の本考案の流量調整機構は、電気信
号によって制御されるエアー圧が、電気信号空気圧変換
器から送出されてエアーホースを通して弾性チューブ体
に伝達されると、その弾性チューブ体はエアー圧に比例
して弾性的に膨縮径作用をなす。そして、その膨縮径作
用をなす弾性チューブ体は、後端が流量調整部に固定さ
れ、かつ、前端が進退自在のニードル弁の後端に接続さ
れているので、その膨縮径に基づく弾性チューブ体の長
さ伸縮によってニードル弁が進退作動し、そのニードル
弁の進退によって流量調整部から送出される液体の送出
量を、迅速かつ精確に調整することができる。
【0008】そして、以上の流量調整作用をなす流量調
整部と電気信号空気圧変換器は隔離配列されて可撓性の
エアーホースで接続されているので、そのエアーホース
は、長さが概ね25メートルまでにしてゼロ近い極微小
半径の曲げ半径が実用的に可能になり、前記の電気信号
空気圧変換器と流量調整部の間隔とエアーホースの配設
姿勢の採択自由度が、従来のものより特段に向上する。
そして、流量調整機構の全体を通して回転摺動部が存在
しないので、精確な流量調整を維持するための精度が長
期間安定すると共に、流量調整部の小形化軽量化が可能
になる。以上の作用がある。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。自
動車車体の量産塗装装置の塗料調整に応用した本考案の
一実施例を示す図1図2を参照して、本考案の流量調整
機構は進退自在のニードル弁3と弾性チューブ体5を内
臓装着した流量調整部1と、電気信号4(電圧)によっ
てエアー入力部16からの入力エアーを所要のエアー圧
に変換調整して圧力エアーを送出する公知の電気信号空
気圧変換器2(以下、単に変換器2という)との組合せ
からなり、その変換器2のエアー送出口7と流量調整部
1の弾性チューブ体5の後端が可撓性のエアーホース6
によって接続され、エアー送出口7と弾性チューブ体5
の中空部11がエアーホース6を通して連通している。
【0010】詳しくは、流量調整部1は、図2参照、前
半にニードル弁3を進退自在に内蔵して、そのニードル
弁3の進退によって液体送入口8から流入した液体を調
量して液体送出口9から送出するニードル弁構造に構成
されている。そして、この流量調整部1の後半は、外套
管部10となって中空部11に、下記に詳述する弾性チ
ューブ体5をストレート状に収納している。即ち、弾性
チューブ体5は、概ね0.5kg/cm2〜5kg/cm2のエア
ー圧によって中空胴部15が膨径したり縮径する高弾性
のゴム製細長体のチューブであり、両端に前端固定具1
2と後端固定具13を有し、その前端固定具12がニー
ドル弁3の後端に連結されて弾性チューブ体5の前端を
閉鎖すると共に、後端固定具13が、外套管10側の固
定ボルト14によって外套管10に固定され、さらに、
この後端固定具13はエアーホース6の先端と連結さ
れ、エアーホース6と弾性チューブ体5は連通し、弾性
チューブ体6は外套部10内に膨径縮径自在に装着され
ている。
【0011】そして、エアーホース6から伝送されてき
たエアー圧によって、弾性チューブ体5が図示点線のよ
うに膨径または縮径すると、弾性チューブ体5の長さが
伸縮して、その先端が流量調整部1の周壁に対して、図
示矢印Aのように相対的に進退作動し、その進退作動に
よってニードル弁3を進退させて流量調整する構造にな
っている。
【0012】以上の実施例の流量調整機構は、前記の作
用がある。即ち、変換器2から送出されるエアー圧力に
基づく弾性チューブ体5の膨縮径による長さ伸縮量と、
そのエアー圧力との相関を予め計量しておくと、変換器
2へ入力する電気信号4の制御によって、ニードル弁3
から調量送出される塗料の送量を迅速かつ精確に調整す
ることができる。そして、当該調整機構の主要部を連結
するエアーホース6は、概ね25メートル長まで実用可
能である上、ゼロに近い極小の曲げ半径でも実用可能で
あり、さらに、回転機構不存在のため精度維持性能も良
く、量産工場における塗装装置の塗料の調整装置用とし
て極めて有用に使用できる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案の液体の流
量調整機構は、液体の流量調整が迅速かつ精確にできる
優れた性能を有すると共に、隔離した機構主要部を接続
するエアーホースの長さと曲げ半径が自由度高く採択可
能になる優れたレイアウト性能を有し、その上、回転摺
動機構の不存在によって精度維持のメンテナンス性の向
上と、機構の小形化軽量化を図る優れた実用性を有し、
工場の量産塗装装置の塗料の流量調整用等として極めて
有用に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の液体の流量調整機構を示す正
面図
【図2】図1実施例の流量調整部の拡大正面図
【符号の説明】
1 流量調整部 2 電気信号空気圧変換器 3 ニードル弁 4 電気信号 5 弾性チューブ体 6 エアーホース 7 エアー送出口 10 外套管部 11 中空部 13 固定具 14 固定ボルト 15 中空胴部 16 エアー入力部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進退自在のニードル弁と、該ニードル弁
    の進退作動用の弾性チューブ体を装着した流量調整部
    と、電気信号空気圧変換器との組合せからなり、該電気
    信号空気圧変換器と該流量調整部は隔離配列されて可撓
    性のエアーホースで接続され、さらに、前記弾性チュー
    ブ体は、前記流量調整部の中空部に膨縮径自在にストレ
    ート状に収納されると共に、前端を前記ニードル弁の後
    端に接続し、かつ、後端を流量調整部に固定して前記エ
    アーホースと連通して装着され、電気信号によるエアー
    圧を前記エアーホースを介して前記弾性チューブ体に伝
    達し、該エアー圧による前記弾性チューブ体の膨縮径に
    よってニードル弁を進退させて流量調整をなす構造を特
    徴とする液体の流量調整機構。
JP10908991U 1991-12-10 1991-12-10 液体の流量調整機構 Expired - Lifetime JPH0726732Y2 (ja)

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JP10908991U JPH0726732Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 液体の流量調整機構

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JP10908991U JPH0726732Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 液体の流量調整機構

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Publication Number Publication Date
JPH0611007U JPH0611007U (ja) 1994-02-10
JPH0726732Y2 true JPH0726732Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=14501312

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JP10908991U Expired - Lifetime JPH0726732Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 液体の流量調整機構

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JPH0611007U (ja) 1994-02-10

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