JPH0726696B2 - 油浸型ソレノイドのプランジヤ - Google Patents

油浸型ソレノイドのプランジヤ

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JPH0726696B2
JPH0726696B2 JP11949887A JP11949887A JPH0726696B2 JP H0726696 B2 JPH0726696 B2 JP H0726696B2 JP 11949887 A JP11949887 A JP 11949887A JP 11949887 A JP11949887 A JP 11949887A JP H0726696 B2 JPH0726696 B2 JP H0726696B2
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oil
plunger
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hole
guide tube
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光明 溝口
東洋雄 秋山
高田  誠
俊明 今井
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シ−ケ−デイコントロ−ルズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、油圧バルブの駆動用のようにガイドチユーブ
内に油が流入する型式の油浸型ソレノイドに使用される
プランジヤに関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 油浸型ソレノイドのプランジヤは、作動時にチユーブ内
の油を流通させるために、一端から多端に達する通油孔
または通油溝を形成する必要があつて、旋削後、孔明け
または溝切り工程を加えなければならず、乾式のソレノ
イド用プランジヤに比べて加工コストが高くなる欠点が
あつた。
問題点を解決するための手段 本発明のプランジヤは、このような問題点を解決するた
めの手段として、中心部に連結孔を透設し、偏心部に通
油孔を透設するか、または、外周に一面から他面に達す
る通油溝を形成した磁性材からなる複数枚の打抜板を、
連結孔及び通油孔または通油溝を互いに整合して積層
し、連結孔に貫通した連結棒で一体的に結合した構成と
した。
発明の作用及び効果 本発明のプランジヤは上記構成になり、生産能率が著し
く高いプレスによつて加工することができる打抜板を積
層して一体的に結合することにより、通油孔又は通油溝
が構成されるのであつて、生産能率の低い切削加工を行
なうことなく製造することができるから、製造コストを
大幅に低減し得る効果がある。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図において、1はリン青銅、非磁性ステンレス鋼等の非
磁性材からなるガイドチユーブであつて、上端に、円弧
形に絞られた突当部2と開口3が形成され、下端には鍔
4が曲成されている。なお、このガイドチユーブ1は、
長さ方向の中間部のみを非磁性とし、上下両側を磁性材
で形成してもよい。
ガイドチユーブ1の、鍔4の上面に当てられた底板5よ
り上方の、上端部分を除く外周には、合成樹脂等の絶縁
材からなる絶縁フイルム6が巻き付けられ、その周りに
コイル7が巻装されており、その周りに、上端部を絞つ
て曲成した縮径部9がガイドチユーブ1に緊密に嵌合し
た鋼製の外筒8が被着され、下端に曲成した鍔10に通し
たボルト11により底板5に締め付けられている。
ガイドチユーブ1の下方部には鋼製のコアー12が緊密に
嵌入されており、このコアー12には中心孔13が透設さ
れ、上面には大径孔4と小径孔15が中心孔13と同心に段
設され、下面には収容孔16と鍔17が形成されており、こ
の鍔17は、第3図に示すように、丸棒から旋削した筒型
の粗材の裾の部分をハイスピン加工により外側へ直角に
曲げ出して形成したものである。
ガイドチユーブ1の長さ方向の中央部には、プランジヤ
18が軸方向の摺動自由に嵌入されており、このプランジ
ヤ18は鋼板からプレスにより、打ち抜き成形した多数枚
の大径の打抜板19と最下層の1枚の小径の打抜板24を積
層したものであつて、大径の打抜板19は、第2図に示す
ように、中心に透設された連結孔20の周りに3個の通油
孔21を等間隔で透設するとともに、各通油孔21の間に、
上面を打圧することによつて、上面に凹部22が、下面に
凸部23が、夫々、形成されており、また、小径の打抜板
24は、中心に連結孔25が、外周に3個の半円形の通油溝
26が、また、上面の外周縁に半円形の凹部27が、夫々、
形成されていて、多数枚の大径の打抜板19と1枚の小径
の打抜板24とを、連結孔20、25を一致させ、かつ、上層
の凸部23を下層の凹部22、27に、また、各通油孔21と通
油溝26を、夫々、整合させて積層し、リン青銅または非
磁性ステンレス鋼等の非磁性材からなり、長さ方向の中
央部に拡径部29を形成した連結棒28を連結孔20、25に通
し、最下層の小径の打抜板24を拡径部29の上端部に当て
て、最上層の大径の打抜板19の上面から突出した部分を
圧潰して抜止部28bを形成することにより一体的に結合
したものであつて、各打抜板19、24の凹部22、27と凸部
23は、互いに嵌合することにより、通油孔21と通油溝26
を上面から下面に連通させるための位置決めになるとと
もに、連結棒28の上端を圧潰して抜止部28bを形成する
のと同時、または、別工程で、積層した打抜板19、24を
積層方向において強く押圧することにより、凹部22、27
内に凸部23が圧入されて結合され、各打抜板19、24の接
合面に隙間が空くことによる透磁率の低下を防止するた
めの役割を果たすものである。このプランジヤ18におい
て、最下層の小径の打抜板24は、コアー12の大径孔14内
に嵌入することにより、プランジヤ18がコアー12に近い
一定のストローク範囲において一定値以上の強い吸引力
を維持するためのものであり、また、連結棒28の拡径部
29は、その下端面がコアー12の小径孔15の底面15aに当
ることにより、小径の打抜板24の下面とコアー12の大径
部14の底面14aとの間、及び、最下層の大径の打抜板19
の下面とコアー12の上端面との間に、夫々、隙間を生じ
させて、プランジヤ18がコアー12に密着して残留磁気に
よる吸着が生ずるのを防止するための、いわゆる残磁キ
ラーの役割を果すものであり、連結棒28の下方部はコア
ー12の中心孔13を貫通して下方へ突出するプツシユピン
28aとなつている。
ガイドチユーブ1内の上部には、外周にOリング32が嵌
着された合成樹脂製の可動ストツパ30が緊密に、かつ、
軸方向の摺動可動に嵌装され、上面の外周縁の円弧部が
ガイドチユーブ1の突当部2に当たつて抜け出しが阻止
されており、上面中央の凸部31が開口3から外部に露出
している。
上記構成になるソレノイドは、外筒8の鍔10及び底板5
を通したボルト33により油圧バルブのボデイaに締め付
けられ、そのボデイの摺動孔bに摺動自由に嵌入された
ステムcが、図示しない戻しばねの弾力によりソレノイ
ド側へ押し上げられるように付勢されて、その上端がプ
ランジヤ18の連結棒28の下方部のプツシユピン28aの下
端に突き当たるようになつており、また、コアー12との
間に装着されたコイルばね36により遊動が防止されるよ
うになつている。なお、油圧バルブのボデイaとコアー
12の端面の間はOリング35により、コアー12とガイドチ
ユーブの間はOリング34により、夫々、シールされた油
の漏出が阻止されている。
次に本実施例の作動を説明する。
油圧バルブの摺動孔bとステムcの間から流出した油
は、コアー12の中心孔13とプツシユピン28aの間を通つ
てガイドチユーブ1内に流入しており、コイル7への通
電が遮断された状態においては、第1図に鎖線で示すよ
うに、ステムcが図示しない戻しばねの弾力により押し
上げられ、プランジヤ18はこれに突き上げられてコアー
12から離間して可動ストツパ30に突き当つた上方位置に
あり、コイル7に通電されると、コアー12及びプランジ
ヤ18が励磁され、プランジヤ18がコアー12側へ引き寄せ
られて、第1図に実線で示すように、連結棒28の残磁キ
ラーとなる拡径部29がコアー12の小径部15の底面15aに
当つた位置で停止し、ステムcを図示しない戻しばねの
弾力に抗して押し下げるのであつて、プランジヤ18の作
動に伴ない、ガイドチユーブ1内の油は通油溝26及び通
油孔21を通つて多側へ流動する。
コイル7への通電が遮断されている状態において、ステ
ムcを手動で押し下げるには、第4図に示すように、ガ
イドチユーブ1の上端の開口3から、棒を差し込んで可
動ストツパ30の凸部31を押すと、可動ストツパ30が下方
へ摺動し、プランジヤ18とともにステムcが押し下げら
れる。
既述したように、本実施例のソレノイドのプランジヤ18
は、プレスにより打抜き成形した打抜板19、24を積層
し、連結棒28で一体的に結合したものであるから、切削
加工により製造した従来品に比べて著しく加工コストが
低減される。なお、連結棒28を残磁キラーとなる拡径部
29及びその下方のプツシユピン28aと分離して別体にし
てもよく、この場合は連結棒28に磁性材を用いてもよ
い。また、プツシユピン28aのみを残磁キラーとなる拡
径部29より上方の部分と分離して別体にしてもよい。
また、プランジヤ18を構成する多数の大径の打抜板19は
加工性に優れた鋼板を使用し、最下段の小径の打抜板24
には透磁率の高い電磁軟鉄を使用することにより製造コ
ストを高めずに吸引力特性を向上させることができる。
以下、本実施例の上記以外の利点を列挙すると次のとお
りである。
(1)従来、ガイドチユーブの上端のストツパは、金属
製であつて、ガイドチユーブに熔接され、手動操作用の
プツシユピンをこのストツパの中心に嵌装した構造にな
つていて、構造が複雑でコスト高であるとともに、重量
が大きい欠点があつたが、本実施例では、ガイドチユー
ブ1の上端部を円弧形に絞つて突当部2を形成し、これ
に、合成樹脂製のプツシユピン兼用の可動ストツパ30を
突き当てるようにしたから、構造が簡単でコストが低減
され、軽量化が達成し得るとともに部品点数が少なく、
故障が生じ難い利点がある。
(2)従来、外部固定鉄芯となる外筒の上端のガイドチ
ユーブと向かい合う面の面積、すなわち、磁路面積を大
きくして磁気効率を高めるために、外筒の上端とコイル
の間にリング形の鋼板を介装していたが、本実施例で
は、これを廃止し、外筒の上端の中央に上方へ突出した
縮径部9を曲成し、その内周面をガイドチユーブ1に嵌
合してプランジヤ18と対向させることにより磁路面積を
確保するようにしたから、部品点数が減り、軽量化とコ
スト低減を図ることができるとともに、外筒内の空間が
拡大するため、コイルの巻き数を増して出力を向上する
か、あるいは、外筒を小さくして小型化することができ
る利点がある。
(3)従来、ソレノイドのコイルは、ボビンに巻回した
ものをガイドチユーブに嵌装するようになつていたの
を、ボビンを廃止し、ガイドチユーブ1の外周に絶縁フ
イルム6を巻き付けて、その上にコイル7を巻装したか
ら、軽量化及びコスト低減を図ることができるととも
に、ボビンの分だけ余分にコイルの巻数を増して出力を
向上するか、あるいは、外筒を小さくして小型化を図る
ことができ、さらに、コイル7からガイドチユーブ1内
への放熱量が増大して過熱が防止される利点がある。
(4)従来、コアーは、丸棒から削り出してバルブボデ
イへの取付用の鍔及び雄ねじを形成していたのを、雄ね
じを廃止して外筒8のボデイaへの締め付けにより鍔17
を挟んで固定するようにし、また、鍔17は曲げ加工によ
り形成したから、素材が小径となつて材料費が低減さ
れ、加工費も低減される利点がある。
(5)従来、磁性材であるプランジヤと非磁性材である
プツシユピンとは別体であつて、プツシユピンはプラン
ジヤの端面に突き当つているだけであり、コアーの中心
孔内で遊動し、その内周面に擦られて大きな摺動抵抗が
生じていたが、本実施例では、プツシユピン28aがプラ
ンジヤ18に一体的に結合されていて、コアー12の中心孔
13内で遊動するのが防止されるため、コアー12との摺動
抵抗が小さい利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は打抜板の
一部切欠拡大斜視図、第3図はコアーの加工方法を示す
断面図、第4図は可動ストツパの作動を示す断面図であ
る。 1:ガイドチユーブ、2:突当部、3:開口、5;底板、6:絶縁
フイルム、7:コイル、8:外筒、9:縮径部、12:コアー、1
8:プランジヤ、19、24:打抜板、20、25:連結孔、21:通
油孔、26:通油溝、22、27:凹部、23:凸部、28:連結棒、
29:拡径部(残磁キラー)、28a:プツシユピン、30:可動
ストツパ
フロントページの続き (72)発明者 今井 俊明 愛知県春日井市堀ノ内町850番地 シーケ ーデイコントロールズ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−119017(JP,U) 実開 昭59−172871(JP,U) 実開 昭61−7011(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油が流入するガイドチユーブ内を、該ガイ
    ドチユーブの周りに巻装したコイルへの通電により励磁
    されてコアーとの吸引力により摺動する油浸型ソレノイ
    ドのプランジヤにおいて、中心部に連結孔を透設し、偏
    心部に通油孔を透設するか、または、外周に一面から他
    面に達する通油溝を形成した磁性材からなる複数枚の打
    抜板を、前記連結孔及び前記通油孔または前記通油溝を
    互いに整合して積層し、前記連結孔に貫通した連結棒で
    一体的に結合したことを特徴とする油浸型ソレノイドの
    プランジヤ。
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DE10053596A1 (de) * 2000-10-28 2002-05-02 Daimler Chrysler Ag Elektromagnetischer Aktuator zur Betätigung eines Stellgliedes
JP7387749B2 (ja) * 2019-02-01 2023-11-28 シーイーエー イノベーションズ コーポレイション 電磁把持装置およびその動作方法

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