JPH072663U - 磁性流体を使用したトルクコンバータ - Google Patents

磁性流体を使用したトルクコンバータ

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JPH072663U
JPH072663U JP3291993U JP3291993U JPH072663U JP H072663 U JPH072663 U JP H072663U JP 3291993 U JP3291993 U JP 3291993U JP 3291993 U JP3291993 U JP 3291993U JP H072663 U JPH072663 U JP H072663U
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JP
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fluid
magnetic fluid
magnetic
torque converter
oil
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JP3291993U
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達 加賀谷
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達 加賀谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体式トルクコンバータに磁性流体を使用す
ることによって装置を小型化し、さらにきめ細かい滑り
制御による無段階変速を目的とする。 【構成】 流体式トルクコンバータにオイルの替わりに
磁性流体を使用し、磁性流体の粘性を磁力によって変化
させるコイルを有する無段変速装置。 【効果】 オイルより比重の高い磁性流体を使用したこ
とにより装置を小型化でき、磁力による制御で滑りを小
さく出来ることから燃費の改善に貢献できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用自動変速装置として広く使用されているオイル式トルクコ ンバータにオイルの代わりに磁性流体を使用し磁力で磁性流体の粘性を変化させ ることによって、装置の小型化、高効率化を可能とするものである。 自動車の自動変速機のみならず、慣性の大きい負荷の運転停止や、運転停止の 頻繁な装置あるいは加速減速の頻繁な装置の小型化が可能である。
【0002】
【従来の技術】
従来の変速装置は、オイル式トルクコンバータを組み込んだ多段変速装置やベ ルト掛けによる無段変速装置が実用化されているが何れも高精度の部品を多用し 複雑な油圧制御や電子制御に頼っている為、高価であり重量も大きく、さらに効 率が低い等の欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
トルクコンバータの中で流体が循環して各羽車に与えるトルクは流体の慣性力 によるものである。この慣性力は運動している流体の質量と流体の運動が変化す るための加速度との積である、従って質量は容積と比重の積であるから、容積が 同じであれば比重の大きい流体を使用することによって能力を高められる 同様に比重の大きい流体を使用すれば同じ性能のものは、より小型化できるこ とになる。また、磁性流体を使用することにより、磁力で滑りをコントロールで きるのできめ細かくトルク制御ができ、さらにロックアップ制御も可能である。
【0004】
【実施例】
以下これを図面を追いながら説明すると. 5:インペラが回転すると 6:磁性流体が回転し円周方向に遠心力が働く、 このため 6:磁性流体は 7:ステイター方向から吸い込まれ 5:インペラ ーを通り 4:タービンに移動し回転トルクを発生させる。出力軸に接続されて いる 4:タービンに発生するトルクにより出力軸は回転する。ここまでは通常 のトルクコンバータと同じであるが、本考案は流体にオイルの替わりに磁性流体 を使用しているので磁力で磁性流体の流れをコントロールできる。
【0005】 8:入力軸と 9:出力軸の回転差が大きいときには流体の流れによって大き なトルクが 4:タービンに発生する、しかし入出力の回転差が小さくなると流 体の流れが少なくなり十分なトルクの伝達が行われなくなる。そこで図のように 5:インペラーの外周部分に 3:励磁コイルを設け磁性流体の粘性をコントロ ールすることによって 5:インペラーと 4:タービンの向き合う部分に磁力 を与え入出力間の滑り抵抗を増加させる。 3:励磁コイルに供給される電力は外部電源から制御装置を介し 1:起電コ イルに供給され 1:起電コイルからの磁力線によって 2:誘導コイルに発生 する電力から 3:励磁コイルに電力供給される。従って 3:励磁コイルによ る磁力で磁性流体の粘度を自由にコントロールすることが出来るので、きめ細か い滑り制御が簡単に出来る。このことはオイル式トルクコンバータが入出力軸の 回転差が小さくなったとき、ほとんどトルク伝達できない場合と大きく異なる点 である。
【0006】 負荷側がまだ十分回転が上がっていない場合は磁性流体に磁力制御をかけない で磁性流体の慣性力でタービンにトルクを発生させ、負荷側の回転が上昇してき たら徐々に磁性流体に磁力をかけインペラーとタービンの滑りを小さくなるよう コントロールする。
【0007】
【考案の効果】
流体式トルクコンバータに磁性流体を使用することにより装置を小型化でき、 さらにオイル式トルクコンバータの欠点であるインペラーとタービンの回転差が 小さくなったときの滑りを磁力によってコントロールできる。従って再加速時に も磁力を小さくすることによって速やかにインペラー側の回転上昇を促しタービ ン側にトルク伝達が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示すもので断面図である。
【符号の説明】
1 起電コイル 2 誘導コイル 3 励磁コイル 4 タ−ビン 5 インペラ− 6 磁性流体 7 ステ−タ 8 入力軸 9 出力軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラー、タービン,ステータからな
    る流体式動力伝達装置を設け、流体として磁性流体を用
    いるトルクコンバータ。
JP3291993U 1993-06-18 1993-06-18 磁性流体を使用したトルクコンバータ Pending JPH072663U (ja)

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