JPH07265662A - アミノ官能性ケイ素化合物使用によるガスの選択的分離法 - Google Patents
アミノ官能性ケイ素化合物使用によるガスの選択的分離法Info
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- JPH07265662A JPH07265662A JP7072174A JP7217495A JPH07265662A JP H07265662 A JPH07265662 A JP H07265662A JP 7072174 A JP7072174 A JP 7072174A JP 7217495 A JP7217495 A JP 7217495A JP H07265662 A JPH07265662 A JP H07265662A
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- B01D53/14—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚染ガスからある種のガスを選択的に分離す
る方法の提供。 【構成】 該方法は、汚染したガスを、シラン、シロキ
サン、シランとシロキサンの混合体、シランと非反応性
有機流体との混合体、シランと非反応性シリコーン流体
の混合体、シロキサンと非反応性有機流体の混合体、お
よびシロキサンと非反応性シリコーン流体の混合体から
選択したアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染したガス中
の汚染物質を低減させるのに十分な温度で十分な時間接
触させることから成る。
る方法の提供。 【構成】 該方法は、汚染したガスを、シラン、シロキ
サン、シランとシロキサンの混合体、シランと非反応性
有機流体との混合体、シランと非反応性シリコーン流体
の混合体、シロキサンと非反応性有機流体の混合体、お
よびシロキサンと非反応性シリコーン流体の混合体から
選択したアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染したガス中
の汚染物質を低減させるのに十分な温度で十分な時間接
触させることから成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ官能性ケイ素化
合物を使用してガス流から或る種のガスを選択的に除去
する方法を提供する。特に、本法はガス流から二酸化炭
素、酸化硫黄(SOx)および酸化窒素(NOx)のよ
うなガスを除去する、そしてガス混合体の分離、ガスの
浄化および空気汚染防止法に関する。
合物を使用してガス流から或る種のガスを選択的に除去
する方法を提供する。特に、本法はガス流から二酸化炭
素、酸化硫黄(SOx)および酸化窒素(NOx)のよ
うなガスを除去する、そしてガス混合体の分離、ガスの
浄化および空気汚染防止法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスの大気中への放出が有益な場合があ
ったとしても、それは一般に大気汚染問題を発生する。
「大気汚染」は、大気中にヒト、植物または動物の生
命、公的および私的財産または事業の経営に有害となる
ような量および期間の1種以上の汚染物質の存在と定義
される。本発明はガスまたはエーロゾルとして放出され
る汚染物質のみを取扱う。さらに本発明は、ガス流から
汚染物質ガスの分離に関し、他の媒体からのガスに関す
るものではない。汚染物質ガスの分離は、ガスの清浄化
ももたらす。
ったとしても、それは一般に大気汚染問題を発生する。
「大気汚染」は、大気中にヒト、植物または動物の生
命、公的および私的財産または事業の経営に有害となる
ような量および期間の1種以上の汚染物質の存在と定義
される。本発明はガスまたはエーロゾルとして放出され
る汚染物質のみを取扱う。さらに本発明は、ガス流から
汚染物質ガスの分離に関し、他の媒体からのガスに関す
るものではない。汚染物質ガスの分離は、ガスの清浄化
ももたらす。
【0003】主な空気汚染物質は(SOx)、CO、C
O2 、(NOx)、炭化水素、光化学オキシダント、微
粒子、アスベスト、水銀蒸気、鉛、多環式有機物質、フ
ッ化物化合物、クロロフルオロカーボン、臭気、等を含
む。一般に、二酸化炭素は汚染物質と考えない、実際に
二酸化炭素は地球環境において生命に必要な役割りをは
たしている。それは大気中の成分であって、それ自体動
物および植物のライフサイクルに必要な成分である。地
球の水における二酸化炭素の溶解度によって影響を受け
る動物と植物のライフサイクル間のバランスが大気中の
二酸化炭素含量約0.03体積%をもたらす。しかしな
がら、大気中の二酸化炭素含量は、化石燃料の燃焼量が
増大する程高くなると思われる。二酸化炭素の平均大気
中濃度は、1900年以前の290ppmから1950
年代の330ppmに増大した。大気の二酸化炭素によ
って極小量の可視太陽光線が吸収される。しかしなが
ら、二酸化炭素はある帯域の地球の長波長光線を通さな
い。従って、大気中の二酸化炭素の増加は、地球が宇宙
に失うエネルギー量を減少させ、その結果地球の表面温
度が高くなる。二酸化炭素の大気への放出速度は地球の
二酸化炭素吸収能力より大きいといういくつかの証拠が
ある。かかる二酸化炭素の増加は、太陽からの短熱波を
大気を透過させ、他方で地球から反射する長波を遮断す
ることによって地球表面の温度を上昇させる。地球の平
均温度が2、3度上昇すると、極地の氷帽の一部が融解
して海面を上げ、空気の循環パターンを変え、それによ
って雨のパターン/が変わって農地を砂漠化する。
O2 、(NOx)、炭化水素、光化学オキシダント、微
粒子、アスベスト、水銀蒸気、鉛、多環式有機物質、フ
ッ化物化合物、クロロフルオロカーボン、臭気、等を含
む。一般に、二酸化炭素は汚染物質と考えない、実際に
二酸化炭素は地球環境において生命に必要な役割りをは
たしている。それは大気中の成分であって、それ自体動
物および植物のライフサイクルに必要な成分である。地
球の水における二酸化炭素の溶解度によって影響を受け
る動物と植物のライフサイクル間のバランスが大気中の
二酸化炭素含量約0.03体積%をもたらす。しかしな
がら、大気中の二酸化炭素含量は、化石燃料の燃焼量が
増大する程高くなると思われる。二酸化炭素の平均大気
中濃度は、1900年以前の290ppmから1950
年代の330ppmに増大した。大気の二酸化炭素によ
って極小量の可視太陽光線が吸収される。しかしなが
ら、二酸化炭素はある帯域の地球の長波長光線を通さな
い。従って、大気中の二酸化炭素の増加は、地球が宇宙
に失うエネルギー量を減少させ、その結果地球の表面温
度が高くなる。二酸化炭素の大気への放出速度は地球の
二酸化炭素吸収能力より大きいといういくつかの証拠が
ある。かかる二酸化炭素の増加は、太陽からの短熱波を
大気を透過させ、他方で地球から反射する長波を遮断す
ることによって地球表面の温度を上昇させる。地球の平
均温度が2、3度上昇すると、極地の氷帽の一部が融解
して海面を上げ、空気の循環パターンを変え、それによ
って雨のパターン/が変わって農地を砂漠化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在の空気汚染防止法
は5つの技術的方法、すなわち吸収、吸着、凝縮、化学
反応および焼却を含む。本発明は化学反応法を扱うが、
最近用いられている分解の意味のものではなくて、むし
ろ本法は、有用な化学化合物の生成に関し、制御条件下
で処理して結合ガスを捨てる。ガス状汚染物質の化学反
応の適当な方法は、該汚染物質を容易に収集できるよう
にさせる、例えば窒素酸化物を触媒装置でN2 とO2 に
分解させることができる。多くの臭気および有機化合物
もKMnO4 、HNO3 および次亜塩素酸塩溶液のよう
な強いオキシダントによって分解できる。
は5つの技術的方法、すなわち吸収、吸着、凝縮、化学
反応および焼却を含む。本発明は化学反応法を扱うが、
最近用いられている分解の意味のものではなくて、むし
ろ本法は、有用な化学化合物の生成に関し、制御条件下
で処理して結合ガスを捨てる。ガス状汚染物質の化学反
応の適当な方法は、該汚染物質を容易に収集できるよう
にさせる、例えば窒素酸化物を触媒装置でN2 とO2 に
分解させることができる。多くの臭気および有機化合物
もKMnO4 、HNO3 および次亜塩素酸塩溶液のよう
な強いオキシダントによって分解できる。
【0005】工業的なプロセス流から二酸化炭素を除去
する別の技術がある。その主な技術は、Na2 CO3 ま
たはK2 CO3 の溶液を使用してそれぞれの重炭酸塩を
生成する、またはエタノールアミンを使用して炭酸アン
モニウムを生成する(Girbotol法)。これらの
方法は水溶液方式であるから、主な欠点はプロセス装置
の激しい腐食である。別の方法は二酸化炭素を部分的に
溶解する溶媒、例えばスルフィノール法のスルホラン、
レクチゾール法のメタノール、ブリゾール法のN−メチ
ル−2−ピロリドンおよびフルオア法の炭酸プロピレン
を使用する。本発明の非水性法であるから、加工装置の
腐食が減少する。さらに、プロセスを本質的に大気の条
件下で実施できるという利点がある。
する別の技術がある。その主な技術は、Na2 CO3 ま
たはK2 CO3 の溶液を使用してそれぞれの重炭酸塩を
生成する、またはエタノールアミンを使用して炭酸アン
モニウムを生成する(Girbotol法)。これらの
方法は水溶液方式であるから、主な欠点はプロセス装置
の激しい腐食である。別の方法は二酸化炭素を部分的に
溶解する溶媒、例えばスルフィノール法のスルホラン、
レクチゾール法のメタノール、ブリゾール法のN−メチ
ル−2−ピロリドンおよびフルオア法の炭酸プロピレン
を使用する。本発明の非水性法であるから、加工装置の
腐食が減少する。さらに、プロセスを本質的に大気の条
件下で実施できるという利点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は汚染ガスからあ
る種のガスを選択的に分離する方法を提供する。本法
は、汚染ガスを、(A)シラン;(B)シロキサン;
(C)(A)と(B)の混合体;(D)(A)と非反応
性有機流体の混合体;(E)(A)と非反応性シリコー
ン流体の混合体;(F)(B)と非反応性有機流体の混
合体;および(G)(B)と非反応性シリコーン流体の
混合体から選んだアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染ガ
ス中の汚染物質を減少させるのに十分温度で十分な時間
接触させることから成る。(A)は式 RaSiR′3−a (1) を有し、(B)は次式から選んだ式を有する
る種のガスを選択的に分離する方法を提供する。本法
は、汚染ガスを、(A)シラン;(B)シロキサン;
(C)(A)と(B)の混合体;(D)(A)と非反応
性有機流体の混合体;(E)(A)と非反応性シリコー
ン流体の混合体;(F)(B)と非反応性有機流体の混
合体;および(G)(B)と非反応性シリコーン流体の
混合体から選んだアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染ガ
ス中の汚染物質を減少させるのに十分温度で十分な時間
接触させることから成る。(A)は式 RaSiR′3−a (1) を有し、(B)は次式から選んだ式を有する
【化1】 および
【化2】 (式中、各Rは本質的に、式 −R″NH1−bQbR′′′NHQ′ (2) または−R″NHQから成る基から選んだ基である
(R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−
(式中zは2〜4の値を有する)、式 および から選ぶ);各R′は炭素原子が1〜6のアルキル基、
フエニル基および(CH3 )3 SiOから選び;aは少
なくとも1の値を有し;bは0または1の値を有し;各
QおよびQ′は水素原子または炭素原子が1〜6のアル
キル基から選び;各xは1〜500の値を有し;各yは
1〜20の値を有する、但しアミノ官能性ケイ素化合物
の粘度は、汚染ガスと接触する前に25℃で30,00
0センチストークス(mm2 /s)の粘度を有する〕。
この粘度は狭く決定的なものではなく、ポンプ輸送でき
る流体と規定される。
(R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−
(式中zは2〜4の値を有する)、式 および から選ぶ);各R′は炭素原子が1〜6のアルキル基、
フエニル基および(CH3 )3 SiOから選び;aは少
なくとも1の値を有し;bは0または1の値を有し;各
QおよびQ′は水素原子または炭素原子が1〜6のアル
キル基から選び;各xは1〜500の値を有し;各yは
1〜20の値を有する、但しアミノ官能性ケイ素化合物
の粘度は、汚染ガスと接触する前に25℃で30,00
0センチストークス(mm2 /s)の粘度を有する〕。
この粘度は狭く決定的なものではなく、ポンプ輸送でき
る流体と規定される。
【0007】また、本発明は、アミノ官能性ケイ素化合
物を処理して先に反応したガスを回収する方法を提供す
る。この発明の実施態様は、反応した形態のアミノ官能
性ケイ素化合物をある条件下で単純に熱処理する、その
処理は回収できる結合したガス状物質を放出する。本発
明は、この単純な処理のためにガスの浄化によく役立
つ。さらに、(A)と(B)成分の混合体の使用、
(A)または(B)成分の使用、またはそれらの混合体
と、非反応性重合体エーテルまたはトリメトキシシロキ
シ末端封鎖ポリジメチルシロキサン流体のような主とし
て希釈剤として非反応性流体との混合体の使用を意図し
ている。
物を処理して先に反応したガスを回収する方法を提供す
る。この発明の実施態様は、反応した形態のアミノ官能
性ケイ素化合物をある条件下で単純に熱処理する、その
処理は回収できる結合したガス状物質を放出する。本発
明は、この単純な処理のためにガスの浄化によく役立
つ。さらに、(A)と(B)成分の混合体の使用、
(A)または(B)成分の使用、またはそれらの混合体
と、非反応性重合体エーテルまたはトリメトキシシロキ
シ末端封鎖ポリジメチルシロキサン流体のような主とし
て希釈剤として非反応性流体との混合体の使用を意図し
ている。
【0008】従って、ガス状物質を取り扱って、それら
を他のガス状物質から分離し、それらをさらに別の用途
用に回収する方法が達成される。本法は、(I)汚染ガ
スを、(A)シラン;(B)シロキサン;(C)(A)
と(B)の混合体;(D)(A)と非反応性有機流体の
混合体;(E)(A)の非反応性シリコーン流体の混合
体;(F)(B)と非反応性有機流体の混合体;および
(G)(B)と非反応性シリコーン流体の混合体から選
んだアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染ガス中の汚染物
質を減少させるのに十分温度で十分な時間接触させる、
但し、(A)は式 RaSiR′3−a (1) を有し、(B)は次式から選んだ式を有する
を他のガス状物質から分離し、それらをさらに別の用途
用に回収する方法が達成される。本法は、(I)汚染ガ
スを、(A)シラン;(B)シロキサン;(C)(A)
と(B)の混合体;(D)(A)と非反応性有機流体の
混合体;(E)(A)の非反応性シリコーン流体の混合
体;(F)(B)と非反応性有機流体の混合体;および
(G)(B)と非反応性シリコーン流体の混合体から選
んだアミノ官能性ケイ素化合物と、汚染ガス中の汚染物
質を減少させるのに十分温度で十分な時間接触させる、
但し、(A)は式 RaSiR′3−a (1) を有し、(B)は次式から選んだ式を有する
【化3】 および
【化4】 〔式中、各Rは本質的に、式 −R″NH1−bQbR′′′NHQ′ (2) または−R″NHQから成る基から選んだ基である
(R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−
(式中zは2〜4の値を有する)、式 および から成る基から選んだ基である);各R′は炭素原子が
1〜6のアルキル基、フエニル基および(CH3 )3 S
iOから選び;aは少なくとも1の値を有し;bは0ま
たは1の値を有し;各QおよびQ′は水素原子または炭
素原子が1〜6のアルキル基から選び;各xは1〜50
0の値を有し;各yは1〜20の値を有する、但しアミ
ノ官能性ケイ素化合物の粘度は、汚染ガスと接触する前
に25℃で30,000センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有する〕;(II)しかる後に、反応した
ケイ素化合物を結合したガス状物質が解放されるのに十
分な温度で十分な時間加熱することから成る。必要なら
ば、さらに必要なガス状物質を回収する工程を実施す
る。
(R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−
(式中zは2〜4の値を有する)、式 および から成る基から選んだ基である);各R′は炭素原子が
1〜6のアルキル基、フエニル基および(CH3 )3 S
iOから選び;aは少なくとも1の値を有し;bは0ま
たは1の値を有し;各QおよびQ′は水素原子または炭
素原子が1〜6のアルキル基から選び;各xは1〜50
0の値を有し;各yは1〜20の値を有する、但しアミ
ノ官能性ケイ素化合物の粘度は、汚染ガスと接触する前
に25℃で30,000センチストークス(mm2 /
s)の粘度を有する〕;(II)しかる後に、反応した
ケイ素化合物を結合したガス状物質が解放されるのに十
分な温度で十分な時間加熱することから成る。必要なら
ば、さらに必要なガス状物質を回収する工程を実施す
る。
【0009】本発明の鍵は汚染ガス流中のある種のガス
と反応することによって汚染ガス流から該ある種のガス
を除去するアミノ官能性ケイ素化合物の使用にある。例
えば、二酸化炭素はアミノ官能性ケイ素化合物と反応し
てカルバメートを生成する、それによって二酸化炭素は
その分子に化学的に結合し、一方SO2 およびSO3の
ような硫黄酸化物(SOx)並びにNOおよびNO2 の
ような窒素酸化物(NOx)がアミノ官能性ケイ素化合
物のアミノ基と錯体を生成すると考えられる。
と反応することによって汚染ガス流から該ある種のガス
を除去するアミノ官能性ケイ素化合物の使用にある。例
えば、二酸化炭素はアミノ官能性ケイ素化合物と反応し
てカルバメートを生成する、それによって二酸化炭素は
その分子に化学的に結合し、一方SO2 およびSO3の
ような硫黄酸化物(SOx)並びにNOおよびNO2 の
ような窒素酸化物(NOx)がアミノ官能性ケイ素化合
物のアミノ基と錯体を生成すると考えられる。
【0010】
【作用】アミノ官能性ケイ素化合物を接触させる方法
は、接触時間が必所なガスを除去するのに十分な限り、
そしてその温度が必要な反応を進行させるのに十分であ
る限り決定的ではない。接触時間は1時間以下(15
分)から数時間(4時間)の範囲にできる。接触時間は
できる限り短く、しかも必要量のガスを十分に除去する
ことが望ましい。
は、接触時間が必所なガスを除去するのに十分な限り、
そしてその温度が必要な反応を進行させるのに十分であ
る限り決定的ではない。接触時間は1時間以下(15
分)から数時間(4時間)の範囲にできる。接触時間は
できる限り短く、しかも必要量のガスを十分に除去する
ことが望ましい。
【0011】本法の一実施態様は反応したケイ素化合物
から結合したガス状物質を回収することであり、この工
程は熱を用いて行なわれるから、ガス状物質を接触させ
る反応はおだやかな条件下で実施することが望ましい。
その反応は40℃以下で行ない、従って反応工程中にガ
ス状物質が放出するのを防止することが最適である。請
求項における用語「接触」は、処理されるガス流が我々
のアミノ官能性ケイ素化合物と接触することが必要なだ
けである。これは、ガス流をアミノ官能性ケイ素化合物
中に散布させる(我々の望ましい方法)ことによって達
成できる、しかしそれは、アミノ官能性ケイ素化合物を
ガス状物質に霧状にかけることも含む、そのガス状物質
はアミノ官能性ケイ素化合物のミスト中に吹き付ける、
またはアミノ官能性ケイ素化合物を被処理ガス状物質と
の混合前にガス状にすることができる。重要な点は、ガ
ス状物質とアミノ官能性ケイ素化合物が十分に接触する
こと、そしてアミノ官能性ケイ素化合物が低温で霧状に
できるタイプのものであることである。
から結合したガス状物質を回収することであり、この工
程は熱を用いて行なわれるから、ガス状物質を接触させ
る反応はおだやかな条件下で実施することが望ましい。
その反応は40℃以下で行ない、従って反応工程中にガ
ス状物質が放出するのを防止することが最適である。請
求項における用語「接触」は、処理されるガス流が我々
のアミノ官能性ケイ素化合物と接触することが必要なだ
けである。これは、ガス流をアミノ官能性ケイ素化合物
中に散布させる(我々の望ましい方法)ことによって達
成できる、しかしそれは、アミノ官能性ケイ素化合物を
ガス状物質に霧状にかけることも含む、そのガス状物質
はアミノ官能性ケイ素化合物のミスト中に吹き付ける、
またはアミノ官能性ケイ素化合物を被処理ガス状物質と
の混合前にガス状にすることができる。重要な点は、ガ
ス状物質とアミノ官能性ケイ素化合物が十分に接触する
こと、そしてアミノ官能性ケイ素化合物が低温で霧状に
できるタイプのものであることである。
【0012】本発明は連続法またはばら操作として行な
うことを意図している。材料の十分な接触に関して特定
の方法で主な問題点はないと思われる。実際のプロセス
装置およびプロセスのタイプは使用するアミノ官能性ケ
イ素が化合物の種類、プロセスのコストおよび最終製品
に左右される。
うことを意図している。材料の十分な接触に関して特定
の方法で主な問題点はないと思われる。実際のプロセス
装置およびプロセスのタイプは使用するアミノ官能性ケ
イ素が化合物の種類、プロセスのコストおよび最終製品
に左右される。
【0013】本発明の重要な特徴はアミノ官能性ケイ素
化合物の使用である。前記のように、そのアミノ官能性
ケイ素化合物は前記(A)と(B)の配合を有するもの
である。 本発明に適当なシラン(A)に関して、式 RaSiR′3−a (1) を有するシランを使用することができる。式中のRは本
質的に第一級または第二級アミノ置換有機基から成る基
から選択する基である。Rは本質的に、式 −R″NH1−bQbR′′′NHQ′ (2) または−R″NHQから成る基から選ぶ。本発明用の
R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−(式
中のzは2〜4の値を有し、イソブチレンまたはイソプ
ロピレンである)から選ぶ。さらにaの値は少なくとも
1、bの値は0または1である。R′は炭素原子数が1
〜6のアルキル基、フエニルおよび(CH3)3 SiO
から選ぶ、そして該シランの特定の例は、
化合物の使用である。前記のように、そのアミノ官能性
ケイ素化合物は前記(A)と(B)の配合を有するもの
である。 本発明に適当なシラン(A)に関して、式 RaSiR′3−a (1) を有するシランを使用することができる。式中のRは本
質的に第一級または第二級アミノ置換有機基から成る基
から選択する基である。Rは本質的に、式 −R″NH1−bQbR′′′NHQ′ (2) または−R″NHQから成る基から選ぶ。本発明用の
R″およびR′′′は、それぞれ−(CH2 )z−(式
中のzは2〜4の値を有し、イソブチレンまたはイソプ
ロピレンである)から選ぶ。さらにaの値は少なくとも
1、bの値は0または1である。R′は炭素原子数が1
〜6のアルキル基、フエニルおよび(CH3)3 SiO
から選ぶ、そして該シランの特定の例は、
【化5】 および 等である。
【0014】アミノ官能性基の窒素原子は水素原子、Q
およびQ′と置換できうる。本発明のために、QとQ′
は共に水素原子および分子中に第二級または第三級アミ
ノ基が存在するような炭素原子数が1〜6のアルキル基
から選ぶ。本発明には前記式(5)および(7)を有す
るシランが最適である。
およびQ′と置換できうる。本発明のために、QとQ′
は共に水素原子および分子中に第二級または第三級アミ
ノ基が存在するような炭素原子数が1〜6のアルキル基
から選ぶ。本発明には前記式(5)および(7)を有す
るシランが最適である。
【0015】本発明に有用なシロキサンBに関して、下
記の式から選んだ式を有するシロキサンを使用すること
ができる:
記の式から選んだ式を有するシロキサンを使用すること
ができる:
【化6】 および
【化7】 (式中のR、R″、R′′′、QおよびQ′は前に定義
したものである;xおよびyの値はそれぞれ1〜500
および1〜20である。但し汚染ガスとの接触前のシロ
キサンの粘度は25℃で30,000センチストークス
(mm2 /s)以下の粘度を有する。
したものである;xおよびyの値はそれぞれ1〜500
および1〜20である。但し汚染ガスとの接触前のシロ
キサンの粘度は25℃で30,000センチストークス
(mm2 /s)以下の粘度を有する。
【0016】従って、本発明のために、アミノ官能基の
シロキサン鎖に沿って配置、シロキサンの末端に配置ま
たは式(c)のシロキサンについて示したように同時に
分子の両方の場所に配置させることができる。さらに、
シロキサンは共重合体にすることができる。そして該共
重合体はアミノ官能性シロキサン単位の外に、ジメチル
シロキサン、メチルフエニルシロキサン、ジフエニルシ
ロキサン、フエニルジメチルシロキサン、等のような単
位を含有する。アミノ官能性シロキサンおよびジメチル
シロキサン以外のシロキサン単位が分子に存在するとき
には、それらは一般に10モル%以下存在する。
シロキサン鎖に沿って配置、シロキサンの末端に配置ま
たは式(c)のシロキサンについて示したように同時に
分子の両方の場所に配置させることができる。さらに、
シロキサンは共重合体にすることができる。そして該共
重合体はアミノ官能性シロキサン単位の外に、ジメチル
シロキサン、メチルフエニルシロキサン、ジフエニルシ
ロキサン、フエニルジメチルシロキサン、等のような単
位を含有する。アミノ官能性シロキサンおよびジメチル
シロキサン以外のシロキサン単位が分子に存在するとき
には、それらは一般に10モル%以下存在する。
【0017】本発明のシロキサンの調製法は当業者には
周知であるので、詳細な方法をここに示すのは不必要と
思われる。本発明のシロキサンは不飽和シロキサンのヒ
ドロシリル化によって調製することができる。この一般
的な反応は、触媒として白金を使用して次のようにシラ
ンの反応によって示される。
周知であるので、詳細な方法をここに示すのは不必要と
思われる。本発明のシロキサンは不飽和シロキサンのヒ
ドロシリル化によって調製することができる。この一般
的な反応は、触媒として白金を使用して次のようにシラ
ンの反応によって示される。
【0018】
【化8】 (8) これらのシロキサンは他のアルコキシシランとメチルジ
アルコキシ官能性アミノアルキル官能性シランとの共加
水分解によっても調製できる。
アルコキシ官能性アミノアルキル官能性シランとの共加
水分解によっても調製できる。
【0019】本発明の方法は、汚染ガスがガスから分離
している状態およびアミノ官能性シロキサンまたはシラ
ンが汚染ガスと優先的に反応する状態いずれにも使用で
きる。本発明における「汚染ガス」は、二酸化炭素、硫
黄酸化物、窒素酸化物または硫化水素の少なくとも1つ
を含有するガスの混合体を意味する。我々の周囲の空気
が汚染ガスの一例である。
している状態およびアミノ官能性シロキサンまたはシラ
ンが汚染ガスと優先的に反応する状態いずれにも使用で
きる。本発明における「汚染ガス」は、二酸化炭素、硫
黄酸化物、窒素酸化物または硫化水素の少なくとも1つ
を含有するガスの混合体を意味する。我々の周囲の空気
が汚染ガスの一例である。
【0020】本法は、特に空気や他のガスからの二酸化
炭素の除去に有効である。二酸化炭素は次式のようにア
ミンと反応してカルバメートを生成する:
炭素の除去に有効である。二酸化炭素は次式のようにア
ミンと反応してカルバメートを生成する:
【化9】 (9) 反応したケイ素化合物は次にこのように貯蔵するか、或
いは加熱してそのケイ素化合物から二酸化炭素を追い出
すことによって二酸化炭素を回収することができる。回
収した二酸化炭素は工業的グレードの二酸化炭素より純
粋な本質的に純粋な物質として再生することができる。
いは加熱してそのケイ素化合物から二酸化炭素を追い出
すことによって二酸化炭素を回収することができる。回
収した二酸化炭素は工業的グレードの二酸化炭素より純
粋な本質的に純粋な物質として再生することができる。
【0021】同様に、硫黄や窒素を含有するガスは、そ
れぞれ本法によって処理して種々の(SOx)および
(NOx)を含有する物質を回収することができる。あ
る条件下では、H2 S、Cl2 、COおよび他のガスも
回収することができる。
れぞれ本法によって処理して種々の(SOx)および
(NOx)を含有する物質を回収することができる。あ
る条件下では、H2 S、Cl2 、COおよび他のガスも
回収することができる。
【0022】空気から二酸化炭素の除去に関して、海水
の空気、有入宇宙船、および同様の閉じ込められた環境
から二酸化炭素を除去するのに有用であることがわかっ
た。さらに、本法は二酸化炭素、H2 S、SO2 の選択
的吸収に使用する、例えば燃焼する化石燃料からのガス
の処理用スクラッバー、廃水処理設備および他の工業的
プロセスに使用することができる。
の空気、有入宇宙船、および同様の閉じ込められた環境
から二酸化炭素を除去するのに有用であることがわかっ
た。さらに、本法は二酸化炭素、H2 S、SO2 の選択
的吸収に使用する、例えば燃焼する化石燃料からのガス
の処理用スクラッバー、廃水処理設備および他の工業的
プロセスに使用することができる。
【0023】
【実施例】実施例1 本例はアミノ官能性シロキサンを使用して、二酸化炭素
と空気の混合体から二酸化炭素の除去法を説明する。図
2は、スターラー、125ml添加漏斗、サンプリング
用セプタム・ポート、ベントポートおよびバブラーを備
えた3lの4首ガラスフラスコを示す。そのフラスコは
25℃に維持した一定温度の水浴に浸漬した。ハンドポ
ンプ800型(商品名Sensidyne Gaste
c)を使用して、二酸化炭素の濃度を測定した。そのポ
ンプは二酸化炭素を測定するのに特別な分析管(商品名
Gastec,NO.2H)を備えた。使用したシロキ
サンは(CH3 )3 SiO{(CH3 )2 SiO}96
(CH3 RSiO)2 Si(CH3 )3 〔式中のRは−
CH2 CH(CH3 )CH2 NHCH2 CH2 NH2 で
ある〕であって、25℃で130センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有した。空気を含有したガラスフラ
スコは25℃で平衡状態にさせた。そのフラスコに固体
の二酸化炭素(0.68g)を導入して昇華させ空気の
一部を置換させた。その系おける二酸化炭素の濃度を測
定したところ、添加量とよく一致した。計算した量は1
2.2体積%の二酸化炭素であった。次に添加漏斗に前
記アミノ官能性シロキサン107.4g(2.5×10
−2当量の−NHCH2 CH2 NH2 )を添加して室温
でかくはんした。直ちに流体の濃厚化が観察され、バブ
ラーは装置内の圧力低下を示した。平衡に達した後(3
0分)、二酸化炭素の濃度を測定したところ、1.2体
積%の二酸化炭素に低下した(90%以上の減少)。
と空気の混合体から二酸化炭素の除去法を説明する。図
2は、スターラー、125ml添加漏斗、サンプリング
用セプタム・ポート、ベントポートおよびバブラーを備
えた3lの4首ガラスフラスコを示す。そのフラスコは
25℃に維持した一定温度の水浴に浸漬した。ハンドポ
ンプ800型(商品名Sensidyne Gaste
c)を使用して、二酸化炭素の濃度を測定した。そのポ
ンプは二酸化炭素を測定するのに特別な分析管(商品名
Gastec,NO.2H)を備えた。使用したシロキ
サンは(CH3 )3 SiO{(CH3 )2 SiO}96
(CH3 RSiO)2 Si(CH3 )3 〔式中のRは−
CH2 CH(CH3 )CH2 NHCH2 CH2 NH2 で
ある〕であって、25℃で130センチストークス(m
m2 /s)の粘度を有した。空気を含有したガラスフラ
スコは25℃で平衡状態にさせた。そのフラスコに固体
の二酸化炭素(0.68g)を導入して昇華させ空気の
一部を置換させた。その系おける二酸化炭素の濃度を測
定したところ、添加量とよく一致した。計算した量は1
2.2体積%の二酸化炭素であった。次に添加漏斗に前
記アミノ官能性シロキサン107.4g(2.5×10
−2当量の−NHCH2 CH2 NH2 )を添加して室温
でかくはんした。直ちに流体の濃厚化が観察され、バブ
ラーは装置内の圧力低下を示した。平衡に達した後(3
0分)、二酸化炭素の濃度を測定したところ、1.2体
積%の二酸化炭素に低下した(90%以上の減少)。
【0024】比較例において、(CH3 )3 SiO
{(CH3 )2 SiO}70Si(CH3 )3 の試料を
使用して前記実施例におけるアミノ官能性流体に代え
た。この物質の粘度は25℃で100センチストークス
(mm2 /s)であった。計算した二酸化炭素の量は
9.0体積%であつた、そして処理後の測定二酸化炭素
の量は8.2体積%(<9%減少)であった。
{(CH3 )2 SiO}70Si(CH3 )3 の試料を
使用して前記実施例におけるアミノ官能性流体に代え
た。この物質の粘度は25℃で100センチストークス
(mm2 /s)であった。計算した二酸化炭素の量は
9.0体積%であつた、そして処理後の測定二酸化炭素
の量は8.2体積%(<9%減少)であった。
【0025】前記の実施例からの反応したアミノ官能性
シリコーンを二酸化炭素が分子から本質的に遊離するま
で125℃で加熱した、そしてこの再生した流体96.
1gを前記比較試料の内容物へ添加した。直ちに圧力低
下が観察されて、その材料の炭素濃度が1.2体積%
(>86%減少)に低下した。
シリコーンを二酸化炭素が分子から本質的に遊離するま
で125℃で加熱した、そしてこの再生した流体96.
1gを前記比較試料の内容物へ添加した。直ちに圧力低
下が観察されて、その材料の炭素濃度が1.2体積%
(>86%減少)に低下した。
【0026】実施例2 図1に示した連続ループ・スクラッパー1を組み立て
た。その装置はガラスビーズ3を充てんした30.5c
m(12in)のカラム2から成った。検定した空気/
CO2 の混合体4をカラム内に上向きに流がした。試験
流体5をガス混合体4に下向き向流として流がして二酸
化炭素と反応させた。二酸化炭素が富化された流体6を
ポンプで加熱したフラスコ7(連続的に窒素ガスを流が
した)へ送った。加熱したフラスコ7は熱交換器として
作用して結合した二酸化炭素を遊離した。次に再生され
た流体5は冷却してカラム2を通してリサイクルした。
二酸化炭素の除去効率は、カラム2の最上部のサンプル
ポート16を出る二酸化炭素の濃度を測定することによ
って決定した。各サンプル実験に700mlの試験流体
5を使用した。流体は, 少なくとも1つの理論的滞留時
間に対して再循環させた(表1を参照)。
た。その装置はガラスビーズ3を充てんした30.5c
m(12in)のカラム2から成った。検定した空気/
CO2 の混合体4をカラム内に上向きに流がした。試験
流体5をガス混合体4に下向き向流として流がして二酸
化炭素と反応させた。二酸化炭素が富化された流体6を
ポンプで加熱したフラスコ7(連続的に窒素ガスを流が
した)へ送った。加熱したフラスコ7は熱交換器として
作用して結合した二酸化炭素を遊離した。次に再生され
た流体5は冷却してカラム2を通してリサイクルした。
二酸化炭素の除去効率は、カラム2の最上部のサンプル
ポート16を出る二酸化炭素の濃度を測定することによ
って決定した。各サンプル実験に700mlの試験流体
5を使用した。流体は, 少なくとも1つの理論的滞留時
間に対して再循環させた(表1を参照)。
【0027】A.100センチストークスの(mm2 /
s)の(CH3 )3 SiO{(CH3 )2 SiO}70
Si(CH3 )3 の使用(比較例) CO2 /空気の混合体をカラムに126cm3 /分(1
1.6体積%CO2 )の全ガス流量で通した。流体をそ
のガスに対して15ml/分の向流で供給したとき、C
O2 の濃度は9.6体積%に減少した、熱交換器の温度
は100℃維持した(表1を参照)。
s)の(CH3 )3 SiO{(CH3 )2 SiO}70
Si(CH3 )3 の使用(比較例) CO2 /空気の混合体をカラムに126cm3 /分(1
1.6体積%CO2 )の全ガス流量で通した。流体をそ
のガスに対して15ml/分の向流で供給したとき、C
O2 の濃度は9.6体積%に減少した、熱交換器の温度
は100℃維持した(表1を参照)。
【0028】B.上記実施例2Aの100センチストー
クス(mm2 /s)流体と実施例1のアミノ官能性ケイ
素化合物の混合体の使用 400gのアミノ官能性ケイ素流体を400gの100
センチストークス(mm2 /s)流体と混合した。40
53g/当量のアミン当量を有するこの混合体700m
lを装置に導入した。ガス流量は121.6cm3 /分
(11.6体積%CO2 )に設定した。試験流体は装置
を14.6ml/分で循環させ、熱交換器の温度は10
0℃に設定した。15分の循環後、二酸化炭素濃度は
6.8体積%に、そして75分後に2.2体積%に低下
した(表1を参照)。120℃の熱交換器の温度におい
て、2.4〜2.6体積%の二酸化炭素濃度が測定され
た。 C.上記Bの実験を異なる流体流量での反復実験 25.2ml/分の流体流量で、二酸化炭素濃度は1
1.8から5.4体積%に低下した。流体流量を5.8
ml/分に下げたとき、二酸化炭素濃度は2.8体積%
に低下した(表1を参照)。試験流体の分析結果は次の
通りであった: 試験前のアミン中和当量 : 3936g/当量 試験後のアミン中和当量 : 4179g/当量
クス(mm2 /s)流体と実施例1のアミノ官能性ケイ
素化合物の混合体の使用 400gのアミノ官能性ケイ素流体を400gの100
センチストークス(mm2 /s)流体と混合した。40
53g/当量のアミン当量を有するこの混合体700m
lを装置に導入した。ガス流量は121.6cm3 /分
(11.6体積%CO2 )に設定した。試験流体は装置
を14.6ml/分で循環させ、熱交換器の温度は10
0℃に設定した。15分の循環後、二酸化炭素濃度は
6.8体積%に、そして75分後に2.2体積%に低下
した(表1を参照)。120℃の熱交換器の温度におい
て、2.4〜2.6体積%の二酸化炭素濃度が測定され
た。 C.上記Bの実験を異なる流体流量での反復実験 25.2ml/分の流体流量で、二酸化炭素濃度は1
1.8から5.4体積%に低下した。流体流量を5.8
ml/分に下げたとき、二酸化炭素濃度は2.8体積%
に低下した(表1を参照)。試験流体の分析結果は次の
通りであった: 試験前のアミン中和当量 : 3936g/当量 試験後のアミン中和当量 : 4179g/当量
【表1】
【図1】 本発明の方法の実施に使用する連続ループ・
スクラッバー・アセンブリである。
スクラッバー・アセンブリである。
【図2】 本発明の実施に使用する別の装置である。
1 連続ループ・スクラッバー 2 蒸留カラム 3 ガラスビーズ 4 空気/CO2 の混合体 5 試験流体 6 富化流体 7 加熱フラスコ 8 窒素ガス 9 流体充てんトラップ 10 石けん泡流量計 11 吸込管 12 ガス及び流体用配管 13 ポンプ 14 空気フローガス・ロタメーター 15 CO2 フローガス・ロタメーター 16 セプタム・ロタメーター付き試料口 17 水入口 18 水移送管 19 水出口 20 ヒート・マント 21 ガラスフラスコ 22 磁気かくはん装置 23 磁気かくはん棒 24 温度センサ/調節器 25 温度計 26 水凝縮器 27 定温浴槽 28 温度計 29 添加漏斗 30 フラスコ 31 パドル・スターラー/フラスコ 32 パドル・スターラー/浴 33 ベントポート 34 セプタム付き試料口 35 モータ用電圧調節器 36 モータ 37 温度センサ 38 ヒータ 39 支持板 40 バブラートラップ 41 浴用流体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/56 B01D 53/34 122 Z 129 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 汚染ガスを、下記のA〜Gから選択した
アミノ官能性ケイ素化合物と汚染ガス中の汚染物質を低
減させるのに十分な温度で十分な時間接触させることか
ら成ることを特徴とする汚染ガスから或る種のガスを選
択的に分離する方法: (A).シラン、 (B).シロキサン、 (C).(A)と(B)の混合体、 (D).(A)と非反応性有機流体、 (E).(A)と非反応性シリコーン流体、 (F).(B)と非反応性有機流体、および (G).(B)と非反応性シリコーン流体、但し、
(A)は式 RaSiR′3−a (1) を有し、(B)は、次のa〜dから選んだ式を有する。 および 式中、各Rは、本質的に、式 −R″NH1−bQbR′′′NHQ′ (2) および式R″NHQから選んだ基であり、式中のR″お
よびR′′′はそれぞれ−(CH2 )z〔式中のzは2
〜4の値を有する〕、式 および式 から選ぶ;各R′は炭素原子が1〜6のアルキル基、フ
エニル基および(CH3)3 SiOから選び;aは少な
くとも1の値を有し;bは0または1の値を有し;各Q
およびQ′は水素原子または炭素原子が1〜6のアルキ
ル基から選び;各xは1〜500の値を有し;各yは1
〜20の値を有する、但しアミノ官能性ケイ素化合物の
粘度は、汚染ガスと接触する前に25℃で30,000
センチストークス(mm2 /s)の粘度を有する〕。 - 【請求項2】 さらに、反応したケイ素化合物を、結合
したガス状物質が放出されるのに十分な温度で十分な時
間加熱することを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 さらに、結合が解除された後に結合した
ガス状物質を回収することから成ることを特徴とする請
求項2の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US22034594A | 1994-03-30 | 1994-03-30 | |
US08/220345 | 1994-03-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265662A true JPH07265662A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=22823184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7072174A Withdrawn JPH07265662A (ja) | 1994-03-30 | 1995-03-30 | アミノ官能性ケイ素化合物使用によるガスの選択的分離法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0674936B1 (ja) |
JP (1) | JPH07265662A (ja) |
CA (1) | CA2144678A1 (ja) |
DE (1) | DE69505868T2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012030223A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | General Electric Co <Ge> | 二酸化炭素捕獲システム及び二酸化炭素捕獲方法 |
JP2012030224A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | General Electric Co <Ge> | 二酸化炭素捕獲システム及び二酸化炭素捕獲方法 |
JP2013500333A (ja) * | 2009-07-30 | 2013-01-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 二酸化炭素吸収剤及び使用方法 |
US9956520B2 (en) | 2008-12-24 | 2018-05-01 | General Electric Company | Liquid carbon dioxide absorbents, methods of using the same, and related systems |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL3069778T3 (pl) * | 2008-07-18 | 2018-08-31 | Awi Licensing Llc | Kompozycja do usuwania aldehydu z powietrza |
US9440182B2 (en) * | 2008-12-24 | 2016-09-13 | General Electric Company | Liquid carbon dioxide absorbents, methods of using the same, and related systems |
US20100154431A1 (en) * | 2008-12-24 | 2010-06-24 | General Electric Company | Liquid carbon dioxide absorbent and methods of using the same |
US8747694B2 (en) | 2010-06-17 | 2014-06-10 | General Electric Company | Carbon dioxide absorbent and method of using the same |
US20130052109A1 (en) | 2011-08-25 | 2013-02-28 | General Electric Company | Compositions for absorbing carbon dioxide, and related processes and systems |
US20130323148A1 (en) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | Ravikumar Vipperla | Integrated co2 phase changing absorbent for co2 separation system |
US9427698B2 (en) | 2013-10-11 | 2016-08-30 | General Electric Company | Amino-siloxane composition and methods of using the same |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4142874A (en) * | 1978-03-27 | 1979-03-06 | Vaseen Vesper A | Separating gaseous nitrogen oxides from other gases by paramagnetic separation in a liquid media |
JPS55165109A (en) * | 1979-06-12 | 1980-12-23 | Nippon Sekiyu Seisei Kk | Antifoaming method of amine solution |
DE4208456C2 (de) * | 1992-03-17 | 1994-12-08 | Martin Kopp | Verfahren und Vorrichtung zur Reinigung der Abgase aus Verbrennungsmotoren |
-
1995
- 1995-03-15 CA CA002144678A patent/CA2144678A1/en not_active Abandoned
- 1995-03-27 DE DE69505868T patent/DE69505868T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-27 EP EP95302009A patent/EP0674936B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-30 JP JP7072174A patent/JPH07265662A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9956520B2 (en) | 2008-12-24 | 2018-05-01 | General Electric Company | Liquid carbon dioxide absorbents, methods of using the same, and related systems |
JP2013500333A (ja) * | 2009-07-30 | 2013-01-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 二酸化炭素吸収剤及び使用方法 |
JP2012030223A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | General Electric Co <Ge> | 二酸化炭素捕獲システム及び二酸化炭素捕獲方法 |
JP2012030224A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | General Electric Co <Ge> | 二酸化炭素捕獲システム及び二酸化炭素捕獲方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0674936B1 (en) | 1998-11-11 |
DE69505868T2 (de) | 1999-04-29 |
EP0674936A3 (en) | 1996-02-07 |
CA2144678A1 (en) | 1995-10-01 |
DE69505868D1 (de) | 1998-12-17 |
EP0674936A2 (en) | 1995-10-04 |
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