JPH07265325A - 外科用器具 - Google Patents

外科用器具

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JPH07265325A
JPH07265325A JP7035703A JP3570395A JPH07265325A JP H07265325 A JPH07265325 A JP H07265325A JP 7035703 A JP7035703 A JP 7035703A JP 3570395 A JP3570395 A JP 3570395A JP H07265325 A JPH07265325 A JP H07265325A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 器具を回転することなく生体組織内で切断具
の方向を可能にする。 【構成】 器具210は、ノブ286に取り付けた近位
領域とこの領域から遠位領域に角度をなして派生する屈
曲領域218とを有する外側硬質チューブ212と、ハ
ブ256に取り付けられた近位端を有し、ハブ256が
ノブ286に対して回転可能に取り付けられた中間チュ
ーブ216である。チューブ212内で共軸に配置さ
れ、領域218遠位の工具211の切断具215を備
え、柔軟な領域226を領域218に有し、ハブに印加
される力を領域218から伝えて切断具215と領域2
18の間の相対的な回転の方向を変える中間チューブ2
16と、チューブ216内に共軸に配置され領域218
遠位の切断具215を備え、領域226を領域218に
有して、内側チューブ214の近位端に印加される力を
領域218を介して伝えて切断具215を動かす内側チ
ューブ214とを備る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は外科用器具に関する。
さらに詳細には、動力型関節鏡外科用器具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】典型的
な動力型関節鏡外科用器具は硬質の静止型外側チューブ
を備え、外側チューブ内部で硬質の内側チューブがモー
タによって回転するものである。ブレードまたは研磨バ
リなどの切断具が内側チューブの遠位端に設けられてい
る。組織または骨は外側チューブの遠位端における開口
部を介して切断具にさらされ、回転するブレードまたは
バリで切断された組織または骨切片は内側チューブの内
部を介して器具の近位端を吸引することにより洗浄液と
共に取り出される。このような外科用器具は米国特許第
4,203,444号、第4,274,414号、第4,834,729号および第
4,842,578号に記載されている。これらの特許は全てこ
の発明の譲渡人(assignee)に譲渡されている。
【0003】関節鏡外科用器具には、線状、即ち近位端
から遠位端までが直線状のものもある。切り取られる組
織に対して切断具を配置し易くするために屈曲した形状
にして、体内の穴から外科用器具を取り出し再度別の穴
から器具を挿入する必要をなくしたものもある。屈曲型
の器具では、内側チューブの領域は外側チューブによっ
てできる曲げを受け入れるように柔軟で、モータによっ
てブレードにかけられたねじれを伝える。いずれの場合
も切断具の方向を変えるために使用者は器具を回さなけ
ればならない。
【0004】この発明の目的は、上記した課題を解決す
るためのものであり、器具を回転することはなく、生体
組織内で切断具の方向をかえることができる外科用器具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】この発明の
外科用器具によれば、基部の第1部位に取り付けられた
近位領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派
生する屈曲領域とを有する硬質部材と、硬質部材と共軸
の基部の第2部位から遠位に延びる外科用デバイスから
なり、その外科用デバイスは、屈曲領域の遠位に外科用
工具を備えかつ外科装置の近位端にかかる力を屈曲領域
を介して伝え外科用工具を操作するための比較的柔軟な
領域を少なくとも前記屈曲領域に有し、第1部位が第2
部位に対して回転可能に取り付けられ、外科用工具と屈
曲領域の間の相対的な回転方向を変える。
【0006】この発明の外科用器具によれば、基部の第
1部位に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠
位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する外側
硬質チューブと、外側チューブ内で共軸に配置された中
間チューブと、中間チューブ内に共軸に配置された内側
チューブとからなり、中間チューブは、基部の第2部位
に取り付けられた近位端を有し、基部の第2部位が基部
の第1部位に対して回転可能に取り付けられ、屈曲領域
の遠位の外科用工具の第1部分を備えかつ基部の第2部
位に印加される力を屈曲領域を介して伝え外科用工具の
第1部分と屈曲領域の間の相対的な回転の方向を変える
ための比較的柔軟な領域を少なくとも屈曲領域に有し、
内側チューブは、屈曲領域の遠位に外科用工具の第2部
分を保持し、内側チューブの近位端に印加される力を屈
曲領域を介して伝え外科用工具の第1部分に対して外科
用工具の第2部分を動かすための比較的柔軟な領域を少
なくとも屈曲領域に有する。
【0007】この発明の一般的な局面によると外科用器
具は、 この発明の外科用器具によれば、基部の第1部
位に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠位領
域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する硬質部材
と、硬質部材と共軸の基部の第2部位から遠位に延びる
外科用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲
領域の遠位に外科用工具を備えかつ外科装置の近位端に
かかる力を屈曲領域を介して伝え外科用工具を操作する
ための比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域に有
し、第1部位が第2部位に対して回転可能に取り付けら
れ、外科用工具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変
える。
【0008】この発明の外科用デバイスは、基部の第2
部位に取り付けられた第1部材内と共軸に配置された第
2部材を含む。この第2部材は第1部材に関して外科用
デバイスの近位端に印加される力に応じて動く。第1部
材は硬質の部材の中に共軸に配置され、または硬質の部
材が第1部材の中に共軸に配置される。そして、第2部
材は硬質の部材の中に配置される。好ましくは第1部材
は中空であり、その近位端で吸引を受け入れるように設
計されて、外科用工具により切断された生体物質を器具
を体内においたまま術部から遠くへ送り出すことを可能
にする。
【0009】第1部材および第2部材の双方は、比較的
柔軟な領域において(例えば軸方向に間隔を置いて備え
られた周囲に延びるスロットにより)応力を除去するた
めの逃げ(relieve)を備えている。熱収縮チューブのよ
うな柔軟なさやは、第1および第2部材に渡ってスロッ
トを覆うように配置される。この柔軟なさやにより、第
1および第2部材の軸方向の圧縮性を小さくなり、第
1、第2および硬質部材の間の吸引、組織、液体および
他のリークは最小にされ、第1および第2部材が回転し
ている間における柔軟な領域を過剰な摩耗から保護す
る。第2部材のスロット全体に設けられた柔軟なさやは
さらに、第1部材のスロットが第2部材のスロットによ
って妨げられるのを防いでいる。
【0010】外科用工具は、好ましくは第1および第2
部材の遠位領域に開口部を備える。この開口部は第1部
材中の開口部端が第2部材中の開口部の端に向かって接
近して通過するように配置され、例えばトルクがモータ
によって第1部材に印加されたとき、外科用工具は開口
部から入り組織を切断する。基部の第1部位は、例え
ば、使用者の手動により第2部位に対して回転可能で、
外科用工具と屈曲領域の間の相対的回転方向を少なくと
も360度の範囲で回転することが可能になる。つめ車
により、基部の第1部位が第2部位に関して複数の非連
続部分へ選択可能に回転され、外科用工具と屈曲領域の
間の相対的回転方向を複数の非連続で相対的な回転方向
に対応して選択的に変えることができる。好ましくは歯
止め機構を提供するために、第2部位は複数の柔軟な片
持ちされた指部を備え、各々は非連続部分に対応し、第
1部位は複数の結合領域を備え、各々はひとつの指部に
係合する。この機構は外科用工具の屈曲領域に対する不
用意な回転を回避する。
【0011】また、体内の突刺傷を介して関節外部から
関節に、液体源から液体を入れる第1の管と、可視化装
置と、基部の第1部位に搭載された近位領域と近位領域
から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有す
る硬質部材と、その硬質部材と共軸の基部の第2部位か
ら遠位に延びる外科用デバイスからなり、その外科用デ
バイスは、屈曲領域の遠位に外科用工具を備えかつ外科
装置の近位端にかかる力を屈曲領域を介して伝え外科用
工具を操作するための比較的柔軟な領域を少なくとも前
記屈曲領域に有し、第1部位が第2部位に対して回転可
能に取り付けられ、外科用工具と屈曲領域の間の相対的
な回転方向を変える外科用器具とを挿入する行程と、液
体を第1管から関節に流し込み、関節を膨張させて可視
化装置を介して観察するための明瞭な領域をつくる行程
と、視覚的観察に基づいて外科用工具を関節隣部に配置
し外科用機構の近位端に力を加え外科用工具を操作して
治療を要する関節の退化軟骨組織および滑液組織を開口
部を通して切除する行程とからなる関節部位のための手
術方法を用いることができる。このとき、外科用工具と
屈曲領域の間の相対的な回転方向を変えるために第2部
位に関して第1部位を回転させる工程をさらに含むこと
が好ましい。
【0012】
【実施例】好ましい実施例は下記の特徴を有する。図1
および図2は、この発明の外科用器具を示す。外科用器
具210は、内部に外科用デバイスが共軸に配置された
硬質の外側チューブ212(硬質部材)を有する。この
外科用デバイスは遠位端で外科用工具211を備え、部
分的に柔軟な第1部材としての中間チューブ216と、
このチューブ216内に共軸に配置された回転する部分
的に柔軟な第2部材としての内側チューブ214からな
る。このようにして、上述した実施態様(特開平6−2
69459号公報)では、硬質部材16が外科装置を含
む2つの管12および14の間に挟まれていたが、外科
用器具210を有する外科用デバイスは硬質の外側チュ
ーブ212内に共軸に配置されている。
【0013】中間チューブ216の遠位端は開口部21
3を備える。この端部は鋭利なのこぎり状である。内側
チューブ214が回転する際、この開口部213を介し
て、外科用工具211の切断具215(内側チューブ2
14の遠位端の同様な開口部の鋭利なのこぎり状の先端
によって形成されている)が周期的に露出する。外側チ
ューブ212は、外側チューブ212の遠位端220の
やや近位に配置された屈曲領域218を介して湾曲して
おり、外科用器具210の全体の直線軸224から外科
用工具212を角度をなして派生する。
【0014】管212、214および216は、例えば
ポリカーボネートから形成された基部225によって近
接して支持されている。以下に詳細に記載するように、
外側チューブ212は基部225のノブ286を搭載
し、中間チューブ216は基部225のハブ256を搭
載する。内側チューブ214は、屈曲領域218によっ
てできた屈曲を受け入れるための屈曲領域218内に配
置されスロットされた柔軟な領域226を有する。この
内側チューブ214は、基部225に屈曲部218を介
して印加されたトルク(および他の力)を開口部213
から露出した重篤な組織または他の体内の部位に伝え、
十分な力で切断具を回転させる。
【0015】中間チューブ216もまた、屈曲領域21
8によってできた屈曲を受け入れるための屈曲領域21
8内に配置されスロットされた柔軟な領域228を有す
る。(尚、図2における内側チューブ214は中間チュ
ーブ216の隠れたスロットされた柔軟な領域228を
開示していない。)柔軟な領域228によって、開口部
213と屈曲領域218の間の相対的な回転方向は内側
チューブ214が中間チューブ216内で回転する能力
を妨げることなく変えられる。以下に詳細に記載するよ
うに、この特徴によって、使用者は切断が行われる方向
を回転させて変える間も屈曲領域218のオフセット方
向(屈曲方向)を変えることなく、外科用器具210を
実質的に固定された位置に保持することができる。さら
に、使用者は切断が行われる方向を変えることなく屈曲
領域218のオフセット方向を変えることができる。
【0016】図3は、内側チューブ214が全体的に上
述の実施態様の外側チューブ12および内側チューブ1
4と同じ構造からなることを示す。硬質の近位および遠
位領域230および232は柔軟な領域226と接続し
ている。柔軟な領域226には、管214の壁236に
設けられ軸方向に延びた一連の円周方向のスロット23
4により応力を除去する逃げ面が形成されている。この
柔軟な領域226は、隣接して設けられた近位および遠
位領域230および232とつながっている。各スロッ
ト234は幅およそ0.020インチ(0.508m
m)、深さ約0.135インチ(3.429mm)であ
る。柔軟な領域226の長さL1は、柔軟な領域226
が屈曲領域218の長さ全体に及ぶのに十分な長さ(例
えば、0.70インチまたは17.78mm)でなけれ
ばならない。
【0017】L1よりもやや長い柔軟な第1のさや24
3(例えば熱収縮管製)は屈曲領域218内の内側チュ
ーブ214上に設けられ、スロット234を覆う(図2
参照)。その他の利点として、柔軟なさや243は物質
がスロット234内に留まる、または通過することを防
ぎ、さらに管214および216が相互に回転する際、
柔軟な領域226が柔軟な領域228の妨げにならない
ために具備される。
【0018】内側チューブ214の遠位領域232は、
切断具215(例えばステンレス鋼製で、溶接またはろ
う付けされて管214に結合している)を支える。切断
具215は、管214内の遠位の開口部246ののこぎ
り状の鋭利な先端244まで延び、効果的に切断するた
めに中間チューブ216(図2および図4)の遠位の延
長部274の内側表面に動作可能に密接に嵌合してい
る。開口部246は管214全体を貫く内側チューブの
中央穴248の延長先である(図2参照)。切断具21
5を内側チューブ214に結合させた後、器具全体の外
側表面を均一な外側径にみがく。任意に、内側チューブ
214の外側表面を銀メッキして、内側チューブ214
と中間チューブ216の面の間の摩擦を改善する場合も
ある。
【0019】内側チューブ214の近位領域230は基
部225内で回転する駆動シャフト250に搭載され
る。中央の穴248は駆動シャフト248内の吸引源開
口部252まで延びる。駆動シャフト250の近位端2
53は、駆動シャフト250および内側チューブ214
を管212および216に対して回転するためのモータ
112を備えるハンドピース(handpiece)110内に
嵌合する(図7)。開口部252は、重篤な組織および
洗浄液を術部から穴248を通して下記に詳細に記載す
る方法で移動させる操作の間、吸引源314(図7)に
結合される。
【0020】図4に示すように、中間チューブ216は
全体の長さに渡って中空で、内側チューブ214を受け
取る通路を提供する(図2)。中間チューブ216の近
位端は、例えば超音波溶接によってしっかりと基部22
5のハブ256に搭載される。ハブ256の穴258は
通路254につながり、駆動シャフト250を受け取る
ような形状をしている。組立の間、内側チューブ214
はハブ256から中間チューブ216に挿入される(屈
曲領域218が外側チューブ212に形成される前
に)。柔軟な嵌合部260は駆動シャフト250をハブ
256内に維持する。嵌合部260によって、基部22
5がハンドピース110(図7)に挿入される際に、液
体の密閉性がさらに与えられる。
【0021】中間チューブ216は本質的に内側チュー
ブ214の大きな型のもので、柔軟な領域228によっ
て集約的に結合された硬質の近位および遠位領域26
2、264を含む。柔軟な領域228には、軸方向に延
びる一連の円周方向に、上記した内側チューブ214と
同様の目的で、逃げ面を構成するスロット266が形成
されている。各スロット266は、幅およそ0.025
インチ(0.635mm)、深さ約0.140インチ
(3.556mm)である。柔軟な領域228の長さL
2は、柔軟な領域228が屈曲領域218の長さ全体に
及ぶのに十分な長さ(例えば、0.70インチまたは1
7.78mm)でなければならない。L2よりもやや長
い柔軟な第2のさや273(例えば熱収縮管製)は屈曲
領域218内の中間チューブ216上に設けられ、スロ
ット266を覆う(図2参照)。
【0022】開口部213を提供するために、中間チュ
ーブ216と同じ径を持つ中空の閉鎖端遠位の延長部2
74を遠位端264で中間チューブ216に固定する。
延長部274は、例えばステンレス鋼であり、例えばス
テンレス鋼からなる中間チューブ216に溶接またはろ
う付けされる。開口部213は延長部274の遠位の先
端280に設けられ、やや中間チューブ216寄りに面
している。即ち、開口部213は、完全に延長部274
の中心線282に対して全体の長さに沿って延びている
訳ではない(図2)。その結果、外科用器具211が器
具210の遠位端から開口部213に入る組織を切断す
る際、切断動作の多くは片側で行われる。さらに、先端
280の内部表面により遠位が支持され、内側チューブ
214が回転できるようになる。開口部213の端部2
84は鋭利なのこぎり状であり、切断具215の鋭い端
部244と共に作用する。
【0023】図2に示すように、組み立てられた器具2
10は、内側チューブ214の外径と中間チューブ21
6の内径との間にわずかなギャップ283がある。この
ギャップ283は、柔軟な領域226を覆う柔軟なさや
243の厚みを包含する。しかしながら延長部274
は、中間チューブ216の残部に関して切断具215と
延長部274の内径の間のクリアランスが小さくなるよ
うに内径が小さくなっている(例えば約0.002イン
チまたは0.051mm)。この調整によって端部24
4と284の間は、内側チューブ214を自由に回転さ
せながら密接な嵌合が維持される。延長部274と内側
チューブ214の内径が本質的に同一であるため、切断
具215が回転する間傷付けたり動かなくなったりする
ことが防止される。
【0024】図5は、硬質部材である外側チューブ21
2(屈曲領域が形成される前)を示す。これは金属のよ
うな(例えばステンレス鋼)硬質の材料で形成されてい
る。外側チューブ212の近位領域285は、密着され
た関節で例えば超音波溶接などによりノブ286に堅く
固定されている。ノブ286の近位端の内面上の肩部2
89は、ハブ256の遠位端の外側表面上の結合肩29
1に係合し(図4参照)、ノブ286が回転可能にハブ
256に搭載される(図2参照)。このようにして、ノ
ブ286とハブ256の間の相対的回転方向を、ノブ2
86を握りハブ256を回転することにより、またはハ
ブ256を握りノブ256を回転することにより変える
ことができる。ノブ286のハブ256に対する結合の
メカニズムを以下に詳細に記載する。ノブ286は周辺
に間隔を置いて設けられた刻み目を備え、使用者がノブ
286を手動で操作できるように促している。
【0025】中央の通路288は外側チューブ212お
よびノブ286を介して延びており、外側チューブ21
2の開口の遠位端220から突き出る中間チューブ21
6と内側チューブ214を受け入れる。外側チューブ2
12の内径は中間チューブ216の外径よりも、柔軟な
領域228を覆う柔軟なさや273を収容するために十
分な長さの分だけ大きい(例えば、およそ0.005イ
ンチまたは0.128mm)。これにより、使用者は中
間チューブ216と外側チューブ212の間の相対的回
転方向を変えることができ、中間チューブ216と外側
チューブ212の間の過剰な動きまたは傾きを避けるこ
とができる。中間チューブ216が外側チューブ212
および内側チューブ214の中に挿入された後、外側チ
ューブ212は曲げられ、屈曲領域218を形成する
(図1参照)。
【0026】ノブ286がしっかりと握られハブ256
が回転すると、外側チューブ212の相対方向、即ち屈
曲領域218のオフセット方向は固定される。中間チュ
ーブ216の近位部分262はハブ256に搭載される
ので、回転するハブ256もまた中間チューブ216を
外側チューブ212内部で回転させる。中間チューブ2
16は、使用者が基部225で印加するトルクを屈曲領
域218内に配置された柔軟な領域228を介して延長
部274に伝える。このようにして、ハブ256がノブ
286に対して回転するので、屈曲領域218のオフセ
ット方向は固定されるが、延長部274の開口部213
は屈曲領域218に対して回転する。
【0027】また、ハブ256がしっかりと握られノブ
286が回転すると、開口部213の方向は固定される
(ハブ256もまた固定されるため)。そして、屈曲領
域218のオフセット方向が回転する(ノブ286およ
び外側チューブ212が回転するため)。屈曲領域21
8のオフセットの領域が回転するため、柔軟な領域22
8は中間チューブ216の遠位領域264のオフセット
方向もまた回転する。
【0028】図4および6によると(図6は管214お
よび216の断面図を詳細に示していない)、ノブ28
6の内側は、断面が八角形で、その内面は同一の幅の8
つの平坦な表面290a―hからなる。同一の間隔で
(例えば45度で)肩部289の周囲に配置された8本
の遠位に突出する柔軟な指部292a―hは、ハブ25
6の遠位端から片方だけが固定され他方が飛び出して形
成されている。指部292a―hは中間チューブ216
の長手軸282の周囲に備えられる。指部292a―h
の各々の断面は、不規則な五角形をしており、ノブ28
6がハブ256の上に組み立てられると、各指部292
a―hの半径方向の最も外側の点294a―hは、隣接
する平坦な表面290a―hの交差部によって形成され
る頂点上に位置する。
【0029】指部292a―hおよび平坦面290a―
hは共動してノブ286とハブ256の間の相対的回転
方向を、つめ車様の形で45度毎に不連続で変えること
ができる。相対的な回転方向が変わるので(即ち、ノブ
286とハブ256が互いに回転するので)、最外郭の
点294a―hは始め指部292a―hを放射状に内側
に押しながら平坦な面290a―hを横切って動く。最
外郭の点294a―hが面290a―hのそれぞれの中
心点を通って動く際に、位置を変えた柔軟な指部292
a―hに蓄積された弾性エネルギーによって指部は放射
状に外側に押され、ノブ286とハブ256の間の相対
的回転方向が45度変わり、指部292a―hは隣接の
頂点に位置する。このようにして、指部290a―hは
最外郭点294a―hを明確に動かして各々の頂点に合
わされる。これにより、外科医は開口部213が回転し
た量に関する運動学的フィードバックを与えられ、外側
チューブ212のハブ256に対する不用意な回転を防
ぐことができる。
【0030】図7は、操作時において外科用器具210
はヨーロッパ特許第0609084号に記載の外科用器具10
と同様に使用されることを示す。上述のように、第三の
穿刺穴132を介して液体源134から導入された液体
は、体内の関節を膨張させ、組織136(例えば滑液組
織)動かし組織を浮かせて位置をずらしながら(水中の
海草の動きに類似する)、その組織を洗浄する。但し、
外側チューブ212の下に位置する滑液組織336に留
意すべきである。ノブ286とハブ256の間の回転方
向は、屈曲領域218と開口部213の間で所望する方
向が得られるように選択される(図2および6)。屈曲
領域218によって形成される屈曲により、外科用器具
210は器具210を過度に操作することなくまたは組
織336(組織336が直線的な軸の配置により器具に
よって容易に届くことのできない関節の位置にある場合
でも)に到達するためにさらに穴を開けることなく容易
に外科用工具211を組織336に対して配置すること
ができる。これは患者の不快感、感染の恐れおよび他の
外科的に有害な結果を低減させる。
【0031】外科医は外科用器具210を側部から側部
へ軸方向に動かしてハンドピース310を用いて(テレ
ビジョン画面130を見ながら)滑液組織336を漸次
取り除く。この治療中、外科医が滑液組織の他の領域か
ら組織338を切断したい場合、この発明を用いれば単
に外科用工具開口部213と屈曲領域218の間の相対
的回転方向を変えるだけで切断を行うことができる。例
えば、外科医が外側チューブ212上に位置する組織3
38から組織を取り除こうとする場合(例えば矢印34
0の方向)、外科医はノブ286を指と片手の親指でつ
まみ、ハンドピース110を回して、ハブ256を回転
させる。ハンドピース110にはハブ256上の栓34
2(図4参照)および外科用工具211の開口部と同じ
方向を示す個々の突起部(図示せず)が備えられてい
る。このようにして、外科医はノブ286を握ったま
ま、ハンドピース110の突起部によって開口部213
が正しく方向付けられたと触覚により感じるまでハンド
ピース110を回す。外科医が与えた回転力は、屈曲領
域218を介して柔軟な領域228まで伝えられ、これ
により屈曲領域218に対して開口部213の回転方向
を変えながら中間チューブ216の遠位の延長部274
は外側チューブ212に対して回転(この場合は180
度)することができる。
【0032】さらに、例えば外科医が開口部213の方
向(つまり、外科用工具211の切断方向)を変えるこ
となく屈曲領域218のオフセットの方向を変えようと
する場合、例えば領域341から組織を取り除く場合
は、外科医はハンドピース110を握り、ノブ286を
指と片手の親指で回転させる。屈曲領域のオフセットの
方向が所望の方向(この場合は180度回転したとき)
であれば、外科医は開口部213が領域341に隣接す
るまで軸方向に器具全体を動かす。
【0033】外科医は屈曲領域218と開口部213の
間の相対的回転方向を随時変えることができる。例え
ば、外科医は開口部213を回転させる間、内側チュー
ブ214をモータ112によって駆動または静止させる
ことができる。遠位の延長部274は内側チューブ21
4を回転するための一定の遠位の支持(先端280にお
いて)を与えながら、静止した外側チューブ212に対
して円滑に回転する。外科医は領域338から切断して
いた場合は、単に固定されたノブ286を握ってハンド
ピース310をどちらかの方向に回転することにより、
また領域341から切断していた場合は固定されたハン
ドピース110を握ってどちらかの方向にノブ286を
回転することにより、切断組織336に随時戻ることが
できる。外科用工具211によって切断された組織切片
および他の体内物質は、術部から洗浄液と共に内側チュ
ーブ214の中央の穴248を介して吸引源114によ
って吸い出されて取り出される(図2)。内側チューブ
214を覆う柔軟なさや243は、組織切片、洗浄液お
よび他の物質がスロット234を通り抜けないように
し、チャンバーを介するおよび外科用器具210から外
への組織切片の輸送を促す。
【0034】外科用器具210はハブ256上の栓34
2と同じ方向に並んだ開口部213を備えたものが図4
に示されるが、例えば逆の方向(右または左へ)または
これらの方向の間のいずれの方向などの他の並び方もま
た可能である。実際、一連の外科用器具は各々異なる開
口部213方向を有し、必要な外科手術に応じて最適な
操作ができ使用者に最大の融通性を与えるように設計さ
れている。さらに、外側チューブ212は所望の角度に
屈曲され得る。
【0035】図面に示した切断具以外の外科用工具も使
用し得る。例えば、外科用工具は中間チューブ216の
遠位先端280から突起した組織を切断するような形状
であり得る。この端部切断の実施態様では、共動する切
断端は内側および中間の両方のチューブの遠位端に備え
られ、軸ベアリングは各々の端部を精密な切断ができる
ように維持する。さらに、外科用工具を操作するため
に、軸方向の力がトルクに代わってまたはこれに加えて
印加されることができる。例えば、外科用工具は、ハブ
256にかかる軸方向の力によって組み合わされて操作
される蝶番式に動くパンチまたは顎状の噛み合わせ(ja
w)であり得る。この発明は関節鏡における外科用器具
に関して記載されたが、この発明は他の種類の器具、例
えば、他の内視鏡治療またはバイオプシー適応のために
形成された器具と共に使用することができる。
【発明の効果】
【0036】この発明によれば、使用者が外科用工具と
屈曲領域の間の相対的な回転方向を変えることができる
点である。従って、器具を回転することなく、および屈
曲領域のオフセット方向を変えることなく、使用者は切
断が施される方向を順々に変えることができる。さら
に、使用者は器具を回すことなく、および切断を施す方
向を変えることなく、屈曲領域のオフセット方向を変え
ることができる。このように、器具の操作を最小限にし
て外科用工具を配置し、所定の術部における種々の位置
にある組織を切断することができる。
【0037】器具全体を回転させる必要を排除したこと
は、屈曲した器具にとっては特に有意なことである。な
ぜなら、器具の遠位領域は器具の残部の軸と異なる軸上
にあるからである。外科用工具と屈曲領域との間の相対
的回転の方向が変わらないならば、器具全体は外科用工
具を回転させるために器具の遠位領域の軸に関して回動
または振動されなければならなかった。この発明の手術
方法によれば、外科用工具の回転方向が屈曲領域に対し
て変わる間、器具が固定された位置に保持されので、外
科的療法が促され、患者の外傷および外科副作用の危険
性を減少することができる。
【0038】さらにこの発明によれば、第1部材の近位
端で吸引を行えば、外科用工具により切断された生体物
質を器具を体内においたまま術部から遠くへ送り出すこ
とができる。第1および第2部材に渡ってスロットを覆
う柔軟なさやにより、第1および第2部材の軸方向の圧
縮性を小さくなり、第1、第2および硬質部材の間の吸
引、組織、液体および他のリークは最小にされ、第1お
よび第2部材が回転している間における柔軟な領域を過
剰な摩耗から保護する。第2部材のスロット全体に設け
られた柔軟なさやはさらに、第1部材のスロットが第2
部材のスロットによって妨げられるのを防いでいる。
【0039】基部の第1部位が、例えば使用者の手動に
より第2部位に対して回転可能であるため、つめ車等に
より、基部の第1部位が第2部位に関して複数の別々の
位置へ選択可能に回転され、外科用工具と屈曲領域の間
の相対的回転方向を複数の別々の相対的回転方向に対応
して選択的に変えることができる。第2部位が複数の柔
軟な片持ちされた指部を備え、第1部位は複数の結合領
域を備え各々はひとつの指部に係合するので、外科用工
具の屈曲領域に対する不用意な回転が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の外科用器具の実施態様を示
す。
【図2】図2は、先端および基部を示す図1の器具の部
分的断面図である。
【図3】図3は、図1の外科用器具の内側チューブを示
す。
【図4】図4は、図1の外科用器具の中間チューブを示
す。
【図5】図5は、図1の外科用器具の外側チューブを示
す。
【図6】図6は、図2の線6―6における外科用器具の
断面図を示す。
【図7】図7は、使用中の図1の外科用器具を示す。
【符合の説明】
210 外科用器具 211 外科用工具 212 外側チューブ(硬質部材) 213 切断具(第2部分) 214 内側チューブ(第2部材) 215 切断具(第1部分) 216 中間チューブ(第1部材) 218 屈曲領域 225 基部 226、228 柔軟な領域 234 スロット 243 さや 256 ハブ(第2部位) 286 ノブ(第1部位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター エム セザリーニ アメリカ合衆国、ニューハンプシャー 03053 ロンドンデリー オーバールック アベニュー 12

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部の第1部位に取り付けられた近位領
    域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生する
    屈曲領域とを有する硬質部材と、 硬質部材と共軸の基部の第2部位から遠位に延びる外科
    用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲領域
    の遠位に外科用工具を備えかつ外科装置の近位端にかか
    る力を屈曲領域を介して伝え外科用工具を操作するため
    の比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域に有し、 第1部位が第2部位に対して回転可能に取り付けられ、
    外科用工具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変える
    外科用器具。
  2. 【請求項2】 外科用デバイスが第1部材と第1部材の
    内部に共軸に配置された第2部材とを備え、第1部材が
    基部の第2部位に搭載され、第2部材が印加される力に
    応じて第1部材に対して回転可能である請求項1に記載
    の外科用器具。
  3. 【請求項3】 第1部材が、硬質部材内に共軸に配置さ
    れた請求項2に記載の外科用器具。
  4. 【請求項4】 硬質部材が第1部位内に共軸に配置さ
    れ、第2部材が硬質部材内に共軸に配置された請求項2
    に記載の外科用器具。
  5. 【請求項5】 第2部材および第1部材の双方が、比較
    的柔軟な領域において応力を除去する逃げ(relieve)を
    備えた請求項2に記載の外科用器具。
  6. 【請求項6】 第2部材および第1部材の双方は、軸方
    向に一連の間隔を置いて円周方向に延びるスロットによ
    り形成された、応力を除去する逃げ(relieve)を備えた
    請求項5に記載の外科用器具。
  7. 【請求項7】 外科用器具が、第2部材のスロットを覆
    うために設けられた柔軟な第1のさやと、第1部材のス
    ロットを覆うために設けられた柔軟な第2のさやとをさ
    らに含む請求項2に記載の外科用器具。
  8. 【請求項8】 第2部材が空洞であり、外科用工具によ
    り切断された体内物質は、器具が内部でさらに切断をす
    る間、近位端での吸引を受けて術部から遠ざけられる請
    求項2に記載の外科用器具。
  9. 【請求項9】 外科用工具が第2部材の遠位領域の第1
    開口部と第1部材の遠位領域の第2開口部とを有し、第
    1開口部の端部は組織を切断するために印荷される力に
    応じて第1および第2開口部の内部を通って第2開口部
    の端部に向かって第2開口部端部の近傍を通過して移動
    するように構成されている請求項2に記載の外科用器
    具。
  10. 【請求項10】 印加される力が第2部材の近位端に結
    合したモータが印加するトルクであり、比較的柔軟な領
    域がこのトルクを屈曲領域を介して伝え第2開口部に対
    して第1開口部の端部を動かすよう形成されている請求
    項9に記載の外科用器具。
  11. 【請求項11】 外科用工具と屈曲領域の間の相対的な
    回転の方向が、少なくとも360度の範囲を変化する請
    求項1に記載の外科用器具。
  12. 【請求項12】 外科用工具と屈曲領域の間の相対的な
    回転の方向が、器具の使用者の手動作によって変え得る
    請求項1に記載の外科用器具。
  13. 【請求項13】 基部の第1部位が、基部の第2部位に
    対して複数の非連続部分へ選択可能に回転し、それによ
    り外科用工具と屈曲領域の間の相対的な回転の方向が複
    数の非連続で相対的な回転方向に対応して選択的に変え
    得る請求項1に記載の外科用器具。
  14. 【請求項14】 第2部位が複数の柔軟な片持ちされた
    指部をさらに含み、指部の各々が非連続部分のひとつに
    対応し、第1部位が複数の結合部をさらに含み、接合部
    の各々が指部のひとつに係合して外科用工具と屈曲領域
    の間の非連続で相対的な回転の方向を維持する請求項3
    に記載の外科用器具。
  15. 【請求項15】 基部の第1部位に取り付けられた近位
    領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生す
    る屈曲領域とを有する外側硬質チューブと、 前記外側チューブ内で共軸に配置された中間チューブ
    と、 前記中間チューブ内に共軸に配置された内側チューブと
    からなり、 前記中間チューブは、基部の第2部位に取り付けられた
    近位端を有し、基部の第2部位が基部の第1部位に対し
    て回転可能に取り付けられ、屈曲領域の遠位の外科用工
    具の第1部分を備えかつ基部の第2部位に印加される力
    を屈曲領域を介して伝え外科用工具の第1部分と屈曲領
    域の間の相対的な回転の方向を変えるための比較的柔軟
    な領域を少なくとも屈曲領域に有し、 前記内側チューブは、屈曲領域の遠位に外科用工具の第
    2部分を保持し、内側チューブの近位端に印加される力
    を屈曲領域を介して伝え外科用工具の第1部分に対して
    外科用工具の第2部分を動かすための比較的柔軟な領域
    を少なくとも屈曲領域に有する外科用器具。
  16. 【請求項16】 内側チューブおよび中間チューブの双
    方が、比較的柔軟な領域において応力を除去するための
    逃げ(relieve)を備えた請求項15に記載の外科用器
    具。
  17. 【請求項17】 内側チューブおよび中間チューブの双
    方は、軸方向に一連の間隔を置いて円周方向に延びるス
    ロットにより形成された、応力を除去するための逃げ
    (relieve)を備えた請求項16に記載の外科用器具。
  18. 【請求項18】 外科用器具が、内側チューブのスロッ
    トを覆うために配置された柔軟な第1のさやと、中間チ
    ューブのスロットを覆うために配置された柔軟な第2の
    さやとをさらに含む請求項17に記載の外科用器具。
  19. 【請求項19】 外科用工具は、第1部分が中間チュー
    ブの遠位領域に第1開口部を、外科用工具の第2部分が
    内側チューブの遠位領域に第2開口部をそれぞれ有し、
    第2開口部の端部は、第1および第2開口部の中を通っ
    て切断された組織を入れるための第1開口部の端部に向
    かって、内側チューブの近位端に印加される力に応じ
    て、第1開口部端部の近傍を通過して移動するように構
    成されている請求項15に記載の外科用器具。
  20. 【請求項20】 内側チューブが空洞であり、外科用工
    具により切断された体内物質は、器具が内部でさらに切
    断をする間、近位端での吸引を受けて術部から遠ざけら
    れる請求項15に記載の外科用器具。
  21. 【請求項21】 基部の第1部位が、基部の第2部位に
    対して選択可能な複数の非連続部分へ回転し、それによ
    り外科用工具の第1部位と屈曲領域の間の相対的な回転
    の方向が複数の非連続で相対的な回転方向に対応して選
    択的に変え得る請求項15に記載の外科用器具。
  22. 【請求項22】 第2部位が、複数の柔軟な片持ちされ
    た指部をさらに含み、指部の各々が非連続部分のひとつ
    に対応し、第1部位が複数の結合部をさらに含み、接合
    部の各々が指部のひとつに係合して外科用工具の第1部
    位と屈曲領域の間の非連続で相対的な回転方向を維持す
    る請求項21に記載の外科用器具。
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