JP3611619B2 - 外科用器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は外科用器具に関する。さらに詳細には、動力型関節鏡外科用器具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
典型的な動力型関節鏡外科用器具は硬質の静止型外側チューブを備え、外側チューブ内部で硬質の内側チューブがモータによって回転するものである。ブレードまたは摩削用バ などの切断具が内側チューブの遠位端に設けられている。組織または骨は外側チューブの遠位端における開口部を介して切断具にさらされ、回転するブレードまたはバーで切断された組織または骨切片は、外科用器具の近位端に加えられた吸引により内側チューブの内部を通って洗浄液と共に取り出される。このような外科用器具は米国特許第4,203,444号、第4,274,414号、第4,834,729号および第4,842,578号に記載されている。これらの特許は全てこの発明の譲渡人(assignee)に譲渡されている。
【0003】
関節鏡外科用器具には、線状、即ち近位端から遠位端までが直線状のものもある。切り取られる組織に対して切断具を配置し易くするために屈曲した形状にして、体内の穴から外科用器具を取り出し再度別の穴から器具を挿入する必要をなくしたものもある。屈曲型の器具では、内側チューブの領域は外側チューブによってできる曲げを受け入れるように柔軟で、モータによってブレードにかけられたねじれを伝える。いずれの場合も切断具の方向を変えるために使用者は器具を回さなければならない。
【0004】
この発明の目的は、上記した課題を解決するためのものであり、器具を回転することなく、生体組織内で切断具の方向をえることができる外科用器具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】
この発明の外科用器具によれば、基部の第1部位に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する硬質部材と、硬質部材と共軸の基部の第2部位から遠位に延びる外科用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲領域の遠位に外科用具を備えかつ外科用デバイスの近位端にかかる力を屈曲領域を介して伝え外科用具を操作するための比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域に有し、第1部位が第2部位に対して回転可能に取り付けられ、外科用具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変える。
【0006】
この発明の外科用器具によれば、基部の第1部位に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する外側硬質チューブと、外側チューブ内で共軸に配置された中間チューブと、中間チューブ内に共軸に配置された内側チューブとからなり、中間チューブは、基部の第2部位に取り付けられた近位端を有し、基部の第2部位が基部の第1部位に対して回転可能に取り付けられ、屈曲領域の遠位の外科用具の第1部分を備えかつ基部の第2部位に印加される力を屈曲領域を介して伝え外科用具の第1部分と屈曲領域の間の相対的な回転の方向を変えるための比較的柔軟な領域を少なくとも屈曲領域に有し、内側チューブは、屈曲領域の遠位に外科用具の第2部分を保持し、内側チューブの近位端に印加される力を屈曲領域を介して伝え外科用具の第1部分に対して外科用具の第2部分を動かすための比較的柔軟な領域を少なくとも屈曲領域に有する。
【0007】
この発明の一般的な観点において、この発明の外科用器具によれば、基部の第1部位に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する硬質部材と、硬質部材と共軸の基部の第2部位から遠位に延びる外科用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲領域の遠位に外科用具を備えかつ外科用デバイスの近位端にかかる力を屈曲領域を介して伝え外科用具を操作するための比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域に有し、第1部位が第2部位に対して回転可能に取り付けられ、外科用具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変える。
【0008】
この発明の外科用デバイスは、基部の第2部位に取り付けられた第1部材内と共軸に配置された第2部材を含む。この第2部材は第1部材に関して外科用デバイスの近位端に印加される力に応じて動く。第1部材は硬質の部材の中に共軸に配置され、または硬質の部材が第1部材の中に共軸に配置される。そして、第2部材は硬質の部材の中に配置される。好ましくは第1部材は中空であり、その近位端で吸引を受け入れるように設計されて、外科用具により切断された生体物質を器具を体内においたまま術部から遠くへ送り出すことを可能にする。
【0009】
第1部材および第2部材の双方は、比較的柔軟な領域において(例えば軸方向に間隔を置いて備えられた周囲に延びるスロットにより)一部切除されている。熱収縮チューブのような柔軟なさやは、第1および第2部材に渡ってスロットを覆うように配置される。この柔軟なさやにより、第1および第2部材の軸方向の圧縮性を小さくなり、第1、第2および硬質部材の間の吸引、組織、液体および他のリークは最小にされ、第1および第2部材が回転している間における柔軟な領域を過剰な摩耗から保護する。第2部材のスロット全体に設けられた柔軟なさやはさらに、第1部材のスロットが第2部材のスロットによって妨げられるのを防いでいる。
【0010】
外科用具は、好ましくは第1および第2部材の遠位領域に開口部を備える。この開口部は第1部材中の開口部端が第2部材中の開口部の端に向かって接近して通過するように配置され、例えばトルクがモータによって第1部材に印加されたとき、外科用具は開口部から入り組織を切断する。
基部の第1部位は、例えば、使用者の手動により第2部位に対して回転可能で、外科用具と屈曲領域の間の相対的回転方向を少なくとも360度の範囲で回転することが可能になる。ラチェットにより、基部の第1部位が第2部位に関して複数の連続部分へ選択可能に回転され、外科用具と屈曲領域の間の相対的回転方向を複数の連続で相対的な回転方向に対応して選択的に変えることができる。
好ましくは歯止め機構を提供するために、第2部位は複数の柔軟な張出状指部を備え、各々は連続部分に対応し、第1部位は複数の結合領域を備え、各々は1つの指部に係合する。この機構は外科用具の屈曲領域に対する不用意な回転を回避する。
【0011】
また、体内の突刺傷を介して関節外部から関節に、液体源から液体を入れる第1の管と、可視化装置と、基部の第1部位に搭載された近位領域と近位領域から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域とを有する硬質部材と、その硬質部材と共軸の基部の第2部位から遠位に延びる外科用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲領域の遠位に外科用具を備えかつ外科用デバイスの近位端にかかる力を屈曲領域を介して伝え外科用具を操作するための比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域に有し、第1部位が第2部位に対して回転可能に取り付けられ、外科用具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変える外科用器具とを挿入する行程と、液体を第1管から関節に流し込み、関節を膨張させて可視化装置を介して観察するための明瞭な領域をつくる行程と、視覚的観察に基づいて外科用具を関節隣部に配置し外科用機構の近位端に力を加え外科用具を操作して治療を要する関節の退化軟骨組織および滑液組織を開口部を通して切除する行程とからなる関節部位のための手術方法を用いることができる。
このとき、外科用具と屈曲領域の間の相対的な回転方向を変えるために第2部位に関して第1部位を回転させる工程をさらに含むことが好ましい。
【0012】
【実施例】
好ましい実施例は下記の特徴を有する。図1および図2は、この発明の外科用器具を示す。外科用器具210は、内部に外科用デバイスが共軸に配置された硬質の外側チューブ212(硬質部材)を有する。この外科用デバイスは遠位端で外科用具211を備え、部分的に柔軟な第1部材としての中間チューブ216と、このチューブ216内に共軸に配置された部分的に柔軟な回転型第2部材としての内側チューブ214からなる。このようにして、上述した実施態様(特開平6−269459号公報)では、硬質部材16が外科用デバイスを含む2つのチューブ12および14の間に挟まれていたが、外科用器具210を有する外科用デバイスは硬質の外側チューブ212内に共軸に配置されている。
【0013】
中間チューブ216の遠位端は開口部213を備える。この端部は鋭利なのこぎり状である。内側チューブ214が回転する際、この開口部213を介して、外科用具211の切断具215(内側チューブ214の遠位端の同様な開口部の鋭利なのこぎり状の先端によって形成されている)が周期的に露出する。外側チューブ212は、外側チューブ212の遠位端220のやや近位に配置された屈曲領域218を通じて湾曲しており、外科用具212を外科用器具210の全体の直線軸224から角度的に偏位させている
【0014】
チューブ212、214および216は、例えばポリカーボネートから形成された基部225によって近位部分で支持されている。以下に詳細に記載するように、外側チューブ212は基部225のノブ286に取り付けられ、中間チューブ216は基部225のハブ256に取り付けられている
内側チューブ214は、屈曲領域218によってできた湾曲を受け入れるため屈曲領域218内に配置されて切り欠かれた柔軟な領域226を有する。この内側チューブ214は、基部225に屈曲部218を介して印加されたトルク(および他の力)を開口部213から露出した組織または他の体内物質を切断するために伝え、十分な力で切断具215を回転させる。
【0015】
中間チューブ216もまた、屈曲領域218によってできた湾曲を受け入れるため屈曲領域218内に配置されて切り欠かれた柔軟な領域228を有する。(明確にするために、図2における内側チューブ214は中間チューブ216の隠れた切欠状の柔軟な領域228を開示していない。)柔軟な領域228によって、開口部213と屈曲領域218の間の相対的な回転方向は内側チューブ214が中間チューブ216内で回転する能力を妨げることなく変えることができる。以下に詳細に記載するように、この特徴によって、使用者は切断が行われる方向を回転させて変える間も屈曲領域218の偏位方向(屈曲方向)を変えることなく、外科用器具210を実質的に固定された位置に保持することができる。さらに、使用者は切断が行われる方向を変えることなく屈曲領域218の偏位方向を変えることができる。
【0016】
図3は、内側チューブ214が全体的に上述の実施態様の外側チューブ12および内側チューブ14と同じ構造からなることを示す。硬質の近位および遠位領域230および232は柔軟な領域226と接続している。柔軟な領域226チューブ214の壁236に設けられ軸方向に延びた一連の周方向スロット234により切除されてなる。この柔軟な領域226は、隣接して設けられた近位および遠位領域230および232とつながっている。各スロット234は幅およそ0.020インチ(0.508mm)、深さ約0.135インチ(3.429mm)である。柔軟な領域226の長さL1は、柔軟な領域226が屈曲領域218の長さ全体に及ぶのに十分な長さ(例えば、0.70インチつまり17.78mm)でなければならない。
【0017】
L1よりもやや長い柔軟な第1のさや243(例えば熱収縮チューブ製)が、屈曲領域218内の内側チューブ214を覆って設けられ、スロット234を覆っている(図2参照)。その他の利点として、柔軟なさや243は物質がスロット234内に留まるまたは通過することを防ぎ、さらにチューブ214および216が相互に回転する際、柔軟な領域226が柔軟な領域228の妨げにならないために具備される。
【0018】
内側チューブ214の遠位領域232は、切断具215(例えばステンレス鋼製で、溶接またはろう付けされてチューブ214に結合している)を支える。切断具215は、チューブ214内の遠位における開口部246ののこぎり状の鋭利な先端244まで延び、効果的切断ために中間チューブ216(図2および図4)の遠位の延長部274の内側表面に動作可能に密接に嵌合している。開口部246はチューブ214全体を貫く内側チューブの中央穴248の延長先である(図2参照)。切断具215を内側チューブ214に結合させた後、器具全体の外側表面を均一な外側径にまで磨く。任意ではあるが、内側チューブ214の外側表面を銀メッキして、内側チューブ214の面と中間チューブ216の面の間の摩擦を改善する場合もある。
【0019】
内側チューブ214の近位領域230は基部225内で回転する駆動シャフト250に搭載される。中央の穴248は駆動シャフト248内の吸引源開口部252まで延びる。駆動シャフト250の近位端253は、駆動シャフト250および内側チューブ214をチューブ212および216に対して回転させるためのモータ112を備えるハンドピース(handpiece)110内に嵌合する(図7)。開口部252は、切断された組織および洗浄液を術部から穴248を通して下記に詳細に記載する方法で移動させる操作の間、吸引源314(図7)に結合される。
【0020】
図4に示すように、中間チューブ216はその全長に渡って中空であり、内側チューブ214を受け入れる通路を提供する(図2)。中間チューブ216の近位端は、例えば超音波溶接によってしっかりと基部225のハブ256に搭載される。ハブ256の穴258は通路254につながり、駆動シャフト250を受け入れるような形状をしている。組立の間、内側チューブ214はハブ256から中間チューブ216に挿入される(屈曲領域218が外側チューブ212に形成される前に)。柔軟な嵌合部260駆動シャフト250をハブ256内に維持する。嵌合部260によって、基部225がハンドピース110(図7)に挿入される際に、液体の密閉性がさらに与えられる。
【0021】
中間チューブ216は本質的に内側チューブ214の大きな型のもので、柔軟な領域228によって集約的に結合された硬質の近位および遠位領域262、264を含む。柔軟な領域228は、上記した内側チューブ214と同様の目的で、軸方向に延びる一連の周方向スロット266で切除されてる。各スロット266は、幅およそ0.025インチ(0.635mm)、深さ約0.140インチ(3.556mm)である。柔軟な領域228の長さL2は、柔軟な領域228が屈曲領域218の長さ全体に及ぶのに十分な長さ(例えば、0.70インチまたは17.78mm)でなければならない。L2よりもやや長い柔軟な第2のさや273(例えば熱収縮チューブ製)は屈曲領域218内の中間チューブ216上に設けられ、スロット266を覆う(図2参照)。
【0022】
開口部213を提供するために、中間チューブ216と同じ外径を持つ中空の閉鎖端遠位延長部274を遠位端264で中間チューブ216に固定する。延長部274は、例えばステンレス鋼であり、例えばステンレス鋼からなる中間チューブ216に溶接またはろう付けされる。
開口部213は延長部274の遠位の先端280に設けられ、やや中間チューブ216寄りに面している。即ち、開口部213は、完全に延長部274の中心線282に対して全長に沿って延びている訳ではない(図2)。その結果、外科用具211がこの器具210の遠位端から開口部213に入る組織を切断する際、切断動作の多くは片側で行われる。さらに、先端280の内部表面により遠位が支持され、内側チューブ214が回転できるようになる。開口部213の端部284は鋭利なのこぎり状であり、切断具215の鋭利な端部244と共に作用する。
【0023】
図2に示すように、組み立てられた器具210は、内側チューブ214の外径と中間チューブ216の内径との間にわずかなギャップ283がある。このギャップ283は、柔軟な領域226を覆う柔軟なさや243の厚みを包含する。しかしながら延長部274は、中間チューブ216の残部に関して切断具215と延長部274の内径の間のクリアランスが小さくなるように内径が小さくなっている(例えば約0.002インチつまり0.051mm)。この調整によって端部244と端部284の間は、内側チューブ214を自由に回転させながら密接な嵌合が維持される。延長部274と内側チューブ214とは内径が本質的に同一であるため、切断具215が回転する間に、傷付たり動かなくなったりすることが防止される。
【0024】
図5は、硬質部材である外側チューブ212(屈曲領域が形成される前)を示す。これは金属のような(例えばステンレス鋼)硬質の材料で形成されている。外側チューブ212の近位領域285は、密閉された継手例えば超音波溶接などによりノブ286に堅く固定されている。ノブ286の近位端の内面における肩部289は、ハブ256の遠位端の外面における係合用肩部291に係合することで(図4参照)、ノブ286がハブ256に回転可能に取り付けられる(図2参照)。このようにして、ノブ286とハブ256の間における相対回転の方向を、ノブ286を握りハブ256を回転することにより、またはハブ256を握りノブ256を回転することにより変えることができる。ノブ286のハブ256に対する結合のメカニズムを以下に詳細に記載する。ノブ286は周方向に間隔を置いて設けられた刻み目を備え、使用者がノブ286を手動で操作できるようにされている。
【0025】
中央の通路288は外側チューブ212およびノブ286を貫いて延びており、外側チューブ212の開口の遠位端220から突き出る中間チューブ216と内側チューブ214を受け入れる。外側チューブ212の内径は中間チューブ216の外径よりも、柔軟な領域228を覆う柔軟なさや273を収容するために十分な寸法だけ(例えば、およそ0.005インチつまり0.128mmだけ大きい。これにより、使用者は中間チューブ216と外側チューブ212の間の相対回転方向を変えることができ、中間チューブ216と外側チューブ212の間の過剰な動きまたは傾きを避けることができる。中間チューブ216が外側チューブ212および内側チューブ214のに挿入された後、外側チューブ212は曲げられ、屈曲領域218形成される(図1参照)。
【0026】
ノブ286がしっかりと握られハブ256が回転されると、外側チューブ212の回転方向、即ち屈曲領域218の偏位方向は固定される。中間チューブ216の近位部分262はハブ256に搭載されるので、回転するハブ256もまた中間チューブ216を外側チューブ212内部で回転させる。中間チューブ216は、使用者が基部225で印加するトルクを屈曲領域218内に配置された柔軟な領域228を介して延長部274に伝える。このようにして、ハブ256がノブ286に対して回転するので、屈曲領域218の偏位方向は固定されるが、延長部274の開口部213は屈曲領域218に対して回転する。
【0027】
代わりに、ハブ256がしっかりと握られノブ286が回転すると、開口部213の方向は固定される(ハブ256もまた固定されるため)。そして、屈曲領域218の偏位方向が回転する(ノブ286および外側チューブ212が回転するため)。屈曲領域218の偏位方向が回転するため、柔軟な領域228は中間チューブ216の遠位領域264の偏位方向もまた回転させる。
【0028】
図4および6によると(明確にするために、図6はチューブ214および216の断面を示していない)、ノブ286の内側は、断面が八角形で、その内面は等しい幅の8つの平坦な表面290a−hからなる。同一の間隔で(例えば45度で)肩部289の周囲に配置された、遠位に突出する柔軟な8本の指部292a−hは、ハブ256の遠位端から片方だけが固定され他方が飛び出して形成されている。指部292a−hは中間チューブ216の長手軸282の周囲に備えられる。指部292a−hの各々の断面は、不規則な五角形をしており、ノブ286がハブ256組み合わされると、各指部292a−hの半径方向の最外側箇所294a−hは、隣接する平坦な表面290a−hの交差部によって形成される頂点上に位置する。
【0029】
指部292a−hおよび平坦面290a−hは、協働してノブ286とハブ256の間の相対回転方向を、ラチェットのように45度毎に不連続に変えることができる。相対的な回転方向が変わるので(即ち、ノブ286とハブ256が互いに回転するので)、最外側箇所294a−hは、初めは指部292a−hを放射状に内側に押しながら平坦な面290a−hを横切って動く。最外側箇所294a−hが面290a−hのそれぞれの中心点を通って動く際に、位置を変えた柔軟な指部292a−hに蓄積された弾性エネルギーによって指部は放射状に外側に押され、ノブ286とハブ256の間の相対回転方向が45度変わり、指部292a−hは隣接の頂点に位置する。このようにして、指部290a−hは最外側箇所294a−hを明確に動かして各々の頂点に合わされる。これにより、外科医は開口部213が回転した量に関する運動学的フィードバックを与えられ、外側チューブ212のハブ256に対する不用意な回転を防ぐことができる。
【0030】
図7は、操作時において外科用器具210ヨーロッパ特許第0609084号に記載された外科用器具10と同様に使用されることを示す。
上述のように、第の穿刺穴132を介して液体源134から導入された液体は、体内の関節を膨張させ、組織136(例えば滑液組織)動かし組織を浮かせて位置をずらしながら(水中の海草の動きに類似する)、その部位を洗浄する。但し、外側チューブ212の下に位置する滑液組織336に留意すべきである。ノブ286とハブ256の間の回転方向は、屈曲領域218と開口部213の間で所望する方向が得られるように選択される(図2および6)。屈曲領域218によって形成される湾曲により、外科用器具210は器具210を過度に操作することなくまたは組織336(組織336が直線的な軸の配置により器具によって容易に届くことのできない関節の位置にある場合でも)に到達するためにさらに穴を開けることなく容易に外科用具211を組織336に対して配置することができる。これは患者の不快感、感染の恐れおよび外科的に有害な他の結果を低減させる。
【0031】
外科医は、ハンドピース310を用いて(テレビジョン画面130を見ながら)外科用器具210を側部から側部へ軸方向に動かして滑液組織336を連続的に切断する。この治療中、外科医が滑液組織の他の領域から組織338を切断したい場合、この発明を用いれば単に外科用具開口部213と屈曲領域218の間における相対回転の方向を変えるだけで切断を行うことができる。
例えば、外科医が外側チューブ212の上方に位置する領域338から組織を取り除こうとする場合(例えば矢印340の方向)、外科医はノブ286を一方の手の指と親指とでつまみ、ハンドピース110を回して、ハブ256を回転させる。ハンドピース110にはハブ256におけるタブ342(図4参照)および外科用具211の開口部と同じ方向を示す個々の突起部(図示せず)が備えられている。したがって、外科医はノブ286を握ったまま、ハンドピース110の突起部によって開口部213が正しく方向付けられたと触覚により感じるまでハンドピース110を回す。外科医が与えた回転力は、屈曲領域218を介して柔軟な領域228まで伝えられ、これにより屈曲領域218に対して開口部213の回転方向を変えながら中間チューブ216の遠位の延長部274外側チューブ212に対して回転させる(この場合は180度だけ)ことができる。
【0032】
さらに、例えば外科医が開口部213の方向(つまり、外科用具211の切断方向)を変えることなく屈曲領域218の偏位の方向を変えようとする場合、例えば領域341から組織を取り除く場合は、外科医はハンドピース110を握り、ノブ286を一方の手の指と親指とで回転させる。屈曲領域218偏位の方向が所望の方向(この場合は180度回転したとき)であれば、外科医は開口部213が領域341に隣接するまで軸方向に器具全体を動かす。
【0033】
外科医は屈曲領域218と開口部213の間における相対回転の方向を随時変えることができる。例えば、外科医は開口部213を回転させる間、内側チューブ214をモータ112によって駆動または静止させることができる。遠位の延長部274は内側チューブ214を回転させるための一定の遠位支持(先端280において)を与えながら、静止した外側チューブ212に対して円滑に回転する。外科医は、(外科医が領域338から切断していた場合は、)固定されたノブ286を握ってハンドピース310をどちらかの方向に回転することにより、または、外科医が領域341から切断していた場合は固定されたハンドピース110を握ってどちらかの方向にノブ286を回転することにより、切断組織336に容易に随時戻ることができる。
外科用具211によって切断された組織切片および他の体内物質は、術部から洗浄液と共に内側チューブ214の中央の穴248を介して吸引源114によって吸い出されて取り出される(図2)。内側チューブ214を覆う柔軟なさや243は、組織切片、洗浄液および他の物質がスロット234を通り抜けないようにし、チャンバーを介するおよび外科用器具210から外への組織切片の輸送を促す。
【0034】
外科用器具210はハブ256におけるタブ342と同じ方向に並んだ開口部213を備えたものが図4に示されているが、他の並び方(例えば、右へまたは左へのような逆の方向、またはこれらの方向の間における任意の方向)もまた可能である、ということは自明である。実際、一連の外科用器具は各々異なる開口部213方向を有し、必要な外科手術に応じて最適な操作ができ使用者に最大の融通性を与えるように設計されている。さらに、外側チューブ212は所望の任意角度に屈曲することができる
【0035】
図面に示した切断具以外の外科用具も使用し得る。例えば、外科用具は中間チューブ216の遠位先端280にさらされた組織を切断するような形状であってよい。この端部切断の実施態様では、協働する切断端は、内側および中間の両チューブの遠位端に備えられ、軸ベアリングは各々の端部を精密な切断ができるように維持する。さらに、外科用具を操作するために、軸方向の力トルクに代わってまたはこれに加えて印加することができる。例えば、外科用具は、ハブ256にかかる軸方向の力によって操作される蝶番式パンチまたは顎状組立体であってよい。
この発明は関節鏡における外科用器具に関して記載されたが、この発明は他の種類の器具、例えば、他の内視鏡治療またはバイオプシー適応のために形成された器具と共に使用することができる。
【発明の効果】
【0036】
この発明によれば、使用者は、外科用具と屈曲領域の間における相対回転の方向を変えることができる。従って、器具を回転することなく、また屈曲領域の偏位方向を変えることなく、使用者は切断が施される方向を順々に変えることができる。さらに、使用者は器具を回転することなく、また切断を施す方向を変えることなく、屈曲領域の偏位方向を変えることができる。このように、器具の操作を最小限にして外科用具を配置し、所定の術部における種々の位置にある組織を切断することができる。
【0037】
器具全体を回転させる必要を排除したことは、屈曲した器具にとっては特に有意なことである。なぜなら、器具の遠位領域は器具の残部の軸と異なる軸上にあるからである。外科用具と屈曲領域との間の相対回転の方向が変わらないならば、器具全体は外科用具を回転させるために器具の遠位領域の軸に関して回動または振動されなければならなかった。
この発明の手術方法によれば、外科用具の回転方向が屈曲領域に対して変わる間、器具が固定位置に保持されので、外科的療法が促され、患者の外傷および外科副作用の危険性を減少させることができる。
【0038】
さらにこの発明によれば、第1部材の近位端で吸引を行えば、外科用具により切断された生体物質を器具を体内にいたまま術部から遠くへ送り出すことができる。
第1および第2部材に渡ってスロットを覆う柔軟なさやにより、第1および第2部材の軸方向の圧縮性小さくなり、第1、第2および硬質部材の間の吸引、組織、液体および他のリーク最小にされ、第1および第2部材が回転している間における柔軟な領域過剰な摩耗から保護される。第2部材のスロット全体に設けられた柔軟なさやはさらに、第1部材のスロットが第2部材のスロットによって妨げられるのを防いでいる。
【0039】
基部の第1部位が、例えば使用者の手動により第2部位に対して回転可能であるため、ラチェット等により、基部の第1部位が第2部位に関して複数の別々の位置へ選択可能に回転され、外科用具と屈曲領域の間における相対回転の方向を、複数の別々の相対回転の方向に対応して選択的に変えることができる。
第2部位が複数の柔軟な張出状指部を備え、第1部位複数の結合領域を備え各々は1つの指部に係合するので、外科用具の屈曲領域に対する不用意な回転が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の外科用器具の実施態様を示す。
【図2】図2は、先端および基部を示す図1の器具の部分的断面図である。
【図3】図3は、図1の外科用器具の内側チューブを示す。
【図4】図4は、図1の外科用器具の中間チューブを示す。
【図5】図5は、図1の外科用器具の外側チューブを示す。
【図6】図6は、図2の線6−6における外科用器具の断面図を示す。
【図7】図7は、使用中の図1の外科用器具を示す。
符号の説明】
210 外科用器具
211 外科用具
212 外側チューブ(硬質部材)
213 切断具(第2部分)
214 内側チューブ(第2部材)
215 切断具(第1部分)
216 中間チューブ(第1部材)
218 屈曲領域
225 基部
226、228 柔軟な領域
234 スロット
243 第1のさや
256 ハブ(第2部位)
266 スロット
273 第2のさや
286 ノブ(第1部位)

Claims (21)

  1. 基部(225)の第1部位(286)に取り付けられた近位領域とその近位領域から遠位領域に角度をなして派生する屈曲領域(218)とを有する硬質部材(212)と、
    硬質部材(212)と共軸の基部(225)の第2部位(256)から遠位に延びる外科用デバイスからなり、その外科用デバイスは、屈曲領域(218)の遠位に外科用具 (211)を備えかつ外科用デバイスの近位端に印加される力を屈曲領域(218)を介して伝え外科用具 (211)を操作するための比較的柔軟な領域を少なくとも前記屈曲領域(218)に有し、
    第1部位(286)第2部位(256)に対して回転可能に取り付けられ、外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における相対回転の方向を変えるとともに、
    外科用デバイスが、第1部材 (216) と第1部材 (216) の内部に共軸に配置された第2部材 (214) とを備え、第1部材 (216) が、基部 (225) の第2部位 (256) に搭載され、第2部材 (214) が、印加される力に応じて第1部材 (216) に対して回転可能である外科用器具。
  2. 第1部材(216)が、硬質部材(212)内に共軸に配置されている請求項に記載の外科用器具。
  3. 硬質部材(212)が、第1部材 (216)内に共軸に配置され、第2部材(214)硬質部材(212)内に共軸に配置されている請求項に記載の外科用器具。
  4. 部材(216)および第部材 (214)の双方が、前記の比較的柔軟な領域において一部切除されている請求項に記載の外科用器具。
  5. 第2部材(214)および第1部材(216)の双方、軸方向に間隔を置いて円周方向に延びる一連のスロット(234) (266)により一部切除されている請求項に記載の外科用器具。
  6. 外科用器具が、第2部材(214)のスロット(234)を覆うために設けられた柔軟な第1のさや(243)と、第1部材(216)のスロット(266)を覆うために設けられた柔軟な第2のさや(273)とをさらに含んでいる請求項に記載の外科用器具。
  7. 第2部材(214)中空であり、外科用具 (211)により切断された体内物質は、この器具がさらに切断をするために原位置に残る間に、近位端での吸引を受けて術部から遠ざかるように移送される請求項に記載の外科用器具。
  8. 外科用具 (211)第2部材(214)の遠位領域の第1開口部と第1部材(216)の遠位領域の第2開口部とを有し、第1開口部の端部は組織を切断して第1開口部および第2開口部に入れるために、前記の力に応じて、第2開口部の端部に向かって移動しかつ接近して通り過ぎるように構成されている請求項に記載の外科用器具。
  9. 前記のは、第2部材の近位端に結合されたモータが印加するトルクであり、前記の比較的柔軟な領域がこのトルクを屈曲領域(218)を介して伝え第2開口部に対して第1開口部の端部を移動させるように構成されている請求項に記載の外科用器具。
  10. 外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における相対回転の方向が、少なくとも360度の範囲にわたって変化する請求項1に記載の外科用器具。
  11. 外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における相対回転の方向、この器具の使用者の手動作によって変化させることができる請求項1に記載の外科用器具。
  12. 基部(225)の第1部位(286)が、基部(225)の第2部位(256)に対して複数の連続部分へ選択に回転することができ、それによって、外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における相対回転の方向を、不連続で相対的な複数の回転方向に対応して選択的に変化させることができる請求項1に記載の外科用器具。
  13. 第2部位(256)柔軟な複数の張出状指部(292a-h)をさらに含み、指部(292a-h)の各々が連続部分の1つに対応し、第1部位(286)が複数の係合部をさらに含み、これらの係合部の各々が指部(292a-h)1つに係合して外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における不連続な相対回転の方向を維持する請求項に記載の外科用器具。
  14. 基部(225)の第1部位(286)に取り付けられた近位領域とこの近位領域から遠位領域に角度的に偏位された屈曲領域(218)とを有する外側硬質チューブ(212)と、
    この外側チューブ(212)内で共軸に配置された中間チューブ(216)と、
    この中間チューブ(216)内に共軸に配置された内側チューブ(214)とからなり、
    前記中間チューブ(216)は、基部(225)の第2部位(256)に取り付けられた近位端を有し、基部(225)の第2部位(256)基部(225)の第1部位(286)に対して回転可能に取り付けられ、前記中間チューブ (216) はさらに、屈曲領域(218)の遠位の外科用具 (211)の第1部分(215)担持しかつ基部(225)の第2部位(256)に印加され力を屈曲領域(218)を介して伝え外科用具 (211)の第1部分(215)と屈曲領域(218)の間の相対的な回転の方向を変えるための比較的柔軟な領域を少なくとも屈曲領域(218)に有し、
    前記内側チューブ(214)は、屈曲領域(218)の遠位に外科用具 (211)の第2部分(214)を保持し、内側チューブ(214)の近位端に印加され力を屈曲領域(218)を介して伝え外科用具 (211)の第1部分(215)に対して外科用具 (211)の第2部分(214)移動させるための比較的柔軟な領域を少なくとも屈曲領域(218)に有している外科用器具。
  15. 内側チューブ(214)および中間チューブ(216)の双方が、前記の比較的柔軟な領域において一部切除されている請求項14に記載の外科用器具。
  16. 内側チューブ(214)および中間チューブ(216)の双方は、軸方向に間隔を置いて円周方向に延びる一連のスロット(234) (266)により一部切除されている請求項15に記載の外科用器具。
  17. 外科用器具が、内側チューブ(214)のスロット(234)を覆うために配置された柔軟な第1のさや(243)と、中間チューブ(216)のスロット(266)を覆うために配置された柔軟な第2のさや(273)とをさらに含んでいる請求項16に記載の外科用器具。
  18. 外科用具 (211) 第1部分(215)が中間チューブ(216)の遠位領域に第1開口部を、外科用具 (211)の第2部分(213)が内側チューブ(214)の遠位領域に第2開口部をそれぞれ有し、第2開口部の端部は、組織を切断して第1開口部および第2開口部に入れるために、内側チューブ(214)の近位端に印加される力に応じて、第2開口部の端部に向かって移動しかつ接近して通り過ぎるように構成されている請求項14に記載の外科用器具。
  19. 内側チューブ(214)中空であり、外科用具 (211)により切断された体内物質は、この器具がさらに切断をするために原位置に残る間に、近位端での吸引を受けて術部から遠ざかるように移送される請求項14に記載の外科用器具。
  20. 基部(225)の第1部位(286)が、基部(225)の第2部位(256)に対して複数の連続部分へ選択に回転することができ、それによって、外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における相対回転の方向を、不連続で相対的な複数の回転方向に対応して選択的に変化させることができる請求項14に記載の外科用器具。
  21. 第2部位(256)柔軟な複数の張出状指部(292a-h)をさらに含み、指部(292a-h)の各々が連続部分の1つに対応し、第1部位(286)が複数の係合部をさらに含み、これらの係合部の各々が指部(292a-h)1つに係合して外科用具 (211)と屈曲領域(218) の間における不連続な相対回転の方向を維持する請求項20に記載の外科用器具。
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